JP2014013420A - レンズ鏡筒および光学素子駆動装置 - Google Patents

レンズ鏡筒および光学素子駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】広角化および小型化を実現できるレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】本レンズ鏡筒3は、被写体の光学的な像を形成するレンズ鏡筒であって、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、本体枠70と、を備えている。第1レンズ群G1は、被写体の方から第1光軸A1に沿って進む光束を取り込むレンズ群であって、第1光軸A1に沿って入射した光束を第1光軸A1に交差する第2光軸A2に沿った方向に折り曲げるプリズムPRを有する。第2レンズ群G2は、第1レンズ群G1を透過した光束を取り込む。本体枠70は、第1レンズ群G1を支持する第1支持枠10と、第1支持枠10が固定され第2レンズ群G2を収容する部材であって、第1光軸A1に沿った方向から見たときに第1支持枠10の少なくとも一部と重なり合っている。
【選択図】図5

Description

本発明は、屈曲光学系を有するレンズ鏡筒に関する。
近年、撮像素子を用いたデジタルカメラが普及している。デジタルカメラにおいては、撮像素子の高画素化などだけでなく、撮像素子に光学像を結像させるレンズ鏡筒に対しても高性能化が求められている。具体的には、より高倍率なズームレンズ系を搭載したレンズ鏡筒が求められている。
一方、デジタルカメラの分野においては、携帯性能の向上のため、本体の小型化に対する要求がある。このため、本体の小型化に大きく貢献すると考えられる、レンズ鏡筒と撮像素子とを備える撮像装置の小型化が求められている。撮像装置を小型化するために、ズームレンズ系の途中で光路を折り曲げる、いわゆる屈曲光学系の提案が行われている(例えば、特許文献1〜4を参照)。
特許第3925457号公報 特開2007−17957号公報 特開2007−271649号公報 特開2005−351932号公報
通常、撮像光学系は複数のレンズ群を有している。被写体からの光を取り込む第1レンズ群の屈折力の正負は、レンズ鏡筒の小型化あるいは光学系の変倍比などに影響を及ぼす。
例えば、第1レンズ群が正の屈折力を有している場合(いわゆるプラスリードタイプの撮像光学系の場合)、大きな変倍比を実現しやすい反面、レンズの数量が多くなり、レンズ鏡筒の小型化には不利である。
一方、第1レンズ群が負の屈折力を有している場合(いわゆるマイナスリードタイプの撮像光学系の場合)、プラスリードタイプに比べて大きな変倍比は実現しにくいものの、レンズの数量を少なくできるためレンズ鏡筒の小型化には有利であり、さらに広角化にも向いている。
このように、第1レンズ群が負の屈折力を有している場合、レンズ鏡筒の小型化および広角化を実現しやすい。
しかしながら、マイナスリードタイプの撮像光学系では、第1レンズ群の後方に、正の屈折力を有する第2レンズ群および第3レンズ群を移動可能に設ける必要があるため、第2および第3レンズ群の駆動機構の配置によっては、レンズ鏡筒の小型化が妨げられる場合がある。
本発明の第1の課題は、広角化および小型化を実現できるレンズ鏡筒を提供することにある。
また、屈曲光学素子を含む第1レンズ群を固定する際、支持枠に第1レンズ群を固定し、支持枠をカメラの筐体やレンズ鏡筒の本体枠に固定することが考えられる。
しかし、例えば、この支持枠と本体枠との間に隙間が形成される場合があり、外部から撮像光学系へ光が漏れ込み、光学性能が低下するおそれがある。
本発明の第2の課題は、屈曲光学素子を有するレンズ鏡筒において、光学性能の低下を抑制することにある。
さらに、従来の撮像装置には、カメラ本体の動きにより生じる画像の振れを補正する像振れ補正装置が搭載されている場合がある。例えば、像振れ補正装置は、ベースプレートと、ベースプレートによりヨー方向に移動可能に支持されたヨー枠と、ヨー枠によりピッチ方向に移動可能に支持されたピッチ枠と、ピッチ枠を駆動する駆動装置と、を有している。ピッチ枠には、補正レンズと、電気基板と、が固定されている。駆動装置は、電気基板に設けられたコイルと、ベースプレートに固定されたヨークと、ヨークに固定された磁石と、を有している。
この像振れ補正装置では、電気基板がピッチ枠のヨー枠側(撮像素子側)に固定されているため、それに伴いヨークおよび磁石の位置が撮像装置側に移動し、駆動装置の配置の効率が低下する。この結果、補正レンズなどの光学素子を駆動する装置の小型化が妨げられる。
本発明の第3の課題は、小型化を実現できる光学素子駆動装置を提供することにある。
第1の発明に係るレンズ鏡筒は、被写体の光学的な像を形成するレンズ鏡筒であって、被写体の方から第1光軸に沿って進む光束を取り込むレンズ群であって、第1光軸に沿って入射した光束を第1光軸に交差する第2光軸に沿った方向に折り曲げる屈曲光学素子を有する第1レンズ群と、第1レンズ群を透過した光束を取り込む第2レンズ群と、第1レンズ群を支持する第1支持枠と、第1支持枠が固定され第2レンズ群を収容する部材であって、第1光軸に沿った方向から見たときに第1支持枠の少なくとも一部と重なり合っている本体枠と、を備えている。
このレンズ鏡筒では、第1光軸に沿った方向から見たとき、第1支持枠および本体枠の一部が重なり合っているため、第1支持枠と本体枠との間に形成された隙間から光が鏡筒の内部に漏れ込むのを抑制でき光学性能の低下を抑制できる。
第2の発明に係るレンズ鏡筒は、第1の発明に係るレンズ鏡筒において、第1支持枠は、第2光軸に沿った方向に突出する第1突出部を有している。第1光軸に沿った方向から見たとき、第1突出部は、本体枠と重なり合っている。
第3の発明に係る光学素子駆動装置は、光軸に直交する面内でレンズ群を駆動する光学素子駆動装置であって、レンズ群を支持する支持枠本体と、光軸に直交する面内で移動可能なように支持枠本体を支持する支持機構と、支持枠本体に固定され、光軸に沿った方向において支持枠本体の入射側に配置された被駆動部材と、被駆動部材に駆動力を与える駆動ユニットと、を備えている。
この光学素子駆動装置では、駆動ユニットで発生した駆動力を受ける被駆動部材が支持枠本体の第1レンズ群側に配置されているため、被駆動部材が支持枠本体の第1レンズ群側と反対側に配置されている場合に比べて、駆動ユニットの位置が第1レンズ群側に移動する。このため、この光学素子駆動装置では、駆動ユニットの位置が他の構成にさらに近くなり、配置の効率をより高めることができ、小型化を実現できる。
第4の発明に係るレンズ鏡筒は、被写体の光学的な像を形成するレンズ鏡筒であって、第1・第2・第3・第4レンズ群と、第1支持枠と、第1・第2・第3支持機構と、第1・第2・第3駆動ユニットと、を備えている。第1レンズ群は、被写体の方から第1光軸に沿って進む光束を取り込むレンズ群であって、第1光軸に沿って入射した光束を第1光軸に交差する第2光軸に沿った方向に屈曲させる屈曲光学素子を有し、全体として負の屈折力を持つ。第2レンズ群は、第1レンズ群を透過した光束を取り込む。第3レンズ群は、第2レンズ群を透過した光束を取り込む。第4レンズ群は、第3レンズ群を透過した光束を取り込む。第1支持枠は、第1レンズ群を支持する。第1支持機構は、第2光軸に沿った方向に第1レンズ群に対して移動可能なように第2レンズ群を支持する機構であって、第2レンズ群を支持する第2支持枠を有する。第2支持機構は、第2光軸に沿った方向に第1レンズ群に対して移動可能なように第3レンズ群を支持する機構であって、第3レンズ群を支持する第3支持枠を有する。第1駆動ユニットは、第2光軸に沿った方向に第2レンズ群が移動するように、第2支持枠に駆動力を与える。第2駆動ユニットは、第2光軸に沿った方向に第3レンズ群が移動するように、第3支持枠に駆動力を与える。第3支持機構は、第1レンズ群に対して第2光軸と直交する面上で移動可能なように第4レンズ群を支持する機構であって、第4レンズ群を支持する第4支持枠を有する。第3駆動ユニットは、第1レンズ群に対して第4レンズ群が移動可能なように第4支持枠に駆動力を与える。そして、第2支持枠が移動する領域の少なくとも一部は、第3支持枠が移動する領域と重なり合っている。第2光軸に沿った方向から見たとき、第1および第2駆動ユニットは、第2光軸を挟むように配置されている。第3駆動ユニットは、第4支持枠を挟み込むように第4支持枠の両側に配置されている。
本発明に係るレンズ鏡筒では、広角化および小型化を実現することができる。
また、本発明に係るレンズ鏡筒では、光学性能の低下を抑制することができる。
さらに、本発明に係る光学素子駆動装置では、小型化を実現できる。
デジタルカメラの概略斜視図 デジタルカメラの概略斜視図 レンズ鏡筒の概略斜視図 レンズ鏡筒の概略斜視図 レンズ鏡筒の正面図 レンズ鏡筒の背面図 レンズ鏡筒の側面図 レンズ鏡筒の側面図 撮像光学系の構成図 レンズ鏡筒の概略断面図 レンズ鏡筒の概略断面図 第1レンズ群およびその周辺の断面図 第2支持枠の斜視図 第2レンズ群および第2支持枠の断面図 絞りユニットの平面図 レンズ鏡筒の概略平面図 レンズ鏡筒の概略平面図 レンズ鏡筒の概略平面図 レンズ鏡筒の概略平面図 レンズ鏡筒の概略平面図 レンズ鏡筒の概略平面図
<デジタルカメラの概要>
図1および図2を用いて本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。図1および図2にデジタルカメラ1の概略斜視図を示す。
デジタルカメラ1は被写体の画像を取得するためのカメラであり、高倍率化および小型化のために屈曲光学系が採用されている。
なお、以下の説明では、デジタルカメラ1の6面を以下のように定義する。
デジタルカメラ1による撮影時に被写体側を向く面をカメラ本体2の前面、その反対側の面を背面とする。被写体の鉛直方向上下とデジタルカメラ1で撮像される長方形の像(一般には、アスペクト比(長辺対短辺の比)が3:2、4:3、16:9など)の短辺方向上下とが一致するように撮影を行う場合に、鉛直方向上側に向く面を上面、その反対側の面を下面とする。さらに、被写体の鉛直方向上下とデジタルカメラ1で撮像される長方形の像の短辺方向上下とが一致するように撮影を行う場合に、被写体側から見て左側にくる面を左側面、その反対側の面を右側面とする。なお、以上の定義は、デジタルカメラ1の使用姿勢を限定するものではない。
以上の定義によれば、図1は、前面、上面および右側面を示す斜視図ということになる。
なお、デジタルカメラ1の6面だけでなく、デジタルカメラ1に配置される各構成部材の6面も同様に定義する。すなわち、デジタルカメラ1に配置された状態の各構成部材の6面に対して、上述の定義が適用される。
また、図1に示すように、カメラ本体2の前面に垂直なY軸を有する3次元直交座標系を定義する。この定義によれば、背面側から前面側に向かう方向がY軸正方向であり、右側面側から左側面側に向かう方向がX軸正方向であり、X軸およびY軸に直交し底面側から上面側に向かう方向がZ軸正方向となる。
以下、それぞれの図面において、このXYZ座標系を基準として説明を行う。すなわち、それぞれの図面におけるX軸正方向、Y軸正方向、Z軸正方向は、それぞれ同じ方向を示している。
<デジタルカメラの全体構成>
図1および図2に示すように、デジタルカメラ1は主に、各ユニットを収容するカメラ本体2と、被写体の光学像を形成するレンズ鏡筒3と、撮像ユニット90と、を備えている。撮像ユニット90は、光学像を画像信号に変換する撮像素子91を有しており、撮像素子91としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−oxide Semiconductor)センサ等が挙げられる。
カメラ本体2の上面には、撮影者が撮像動作などの操作を行えるように、レリーズボタン4と、操作ダイアル5と、電源スイッチ6と、ズーム調節レバー7と、が設けられている。レリーズボタン4は撮影者が露光のタイミングを入力するためのボタンである。操作ダイアル5は撮影者が撮影動作に関する各種設定を行うためのダイアルである。電源スイッチ6は撮影者がデジタルカメラ1のONおよびOFFを操作するためのスイッチである。ズーム調節レバー7は、撮影者がズーム倍率を調節するためのレバーであり、レリーズボタン4を中心として所定の角度の範囲内で回転可能である。カメラ本体2の背面には、撮像素子91により取得された画像を表示する液晶モニタ8が設けられている。
<レンズ鏡筒の構成>
図3〜図21を用いて、レンズ鏡筒3の構成について説明する。図3および図4はレンズ鏡筒3の概略斜視図である。図5はレンズ鏡筒3の正面図である。図6はレンズ鏡筒3の背面図である。図7および図8はレンズ鏡筒3の側面図である。図5〜図8ではレンズ鏡筒3の内部構造が分かるように、本体枠70の一部が省略されている。
図9は撮像光学系Oの構成図である。図9は広角端の状態を示している。図10および図11はレンズ鏡筒3の概略断面図である。図10は広角端の状態を示しており、図11は望遠端の状態を示している。図12は第1レンズ群G1およびその周辺の断面図である。図13は第2支持枠20の斜視図である。図14(a)および(b)は第2レンズ群G2および第2支持枠20の断面図である。図14(a)では第7レンズL7が省略されている。図15(a)および(b)は絞りユニット22の平面図である。図15(a)は絞り状態を示しており、図15(b)は開放状態を示している。
さらに、図16〜図21は、Z軸方向から見たレンズ鏡筒3の概略平面図である。図16では本体枠70の一部が省略されている。図17では、さらに第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60が省略されている。図18では、さらに第2支持枠20が省略されている。図19では、さらにシャッタユニット29が省略されている。図20はレンズ駆動装置40の概略平面図である。図21では、第1ヨーク46および第2ヨーク47が省略されている。
図3〜図8に示すように、レンズ鏡筒3は、光路を折り曲げる屈曲光学系が採用された撮像光学系Oと、第1支持枠10と、第2支持枠20、第3支持枠30と、第1駆動ユニット50と、第2駆動ユニット60と、本体枠70と、絞りユニット22と、シャッタユニット29と、撮像光学系Oの第4レンズ群G4を支持するレンズ駆動装置40と、を有している。
(1)撮像光学系
図9に示すように、撮像光学系Oは、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、を有している。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有するレンズ群であり、被写体から第1光軸A1に沿って入射する光束を取り込むように設けられている。具体的には、第1レンズ群G1は、第1支持枠10により支持されており、第1レンズL1と、プリズムPR(屈曲光学素子の一例)と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、を有している。第1レンズL1は第1光軸A1を有しており、第2レンズL2および第3レンズL3は第1光軸A1と概ね直交する第2光軸A2を有している。プリズムPRは、例えば内部反射プリズムであり、第1光軸A1に沿って入射した光束を第2光軸A2に沿った方向に反射する反射面PR1を有している。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有するレンズ群であり、第1レンズ群G1により折り曲げられた光束を取り込む。具体的には、第2レンズ群G2は、第2支持枠20により支持されており、第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6と、第7レンズL7と、を有している。
第4〜第7レンズL4〜L7の光軸が第2光軸A2と概ね一致するように、第4〜第7レンズL4〜L7は第2支持枠20に支持されている。第2支持枠20が本体枠70に対して第2光軸A2に沿った方向に移動可能なように設けられており、第4〜第7レンズL4〜L7は広角端から望遠端にかけて第2光軸A2に沿った方向に一体となって移動する。このため、第2レンズ群G2は撮像光学系Oの変倍を行う変倍群として機能し得る。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2を透過した光束を取り込む第8レンズL8を有しており、正の屈折力を有している。第8レンズL8の光軸が第2光軸A2と一致するように、第8レンズL8は第3支持枠30により支持されている。第3支持枠30は、本体枠70に対して第2光軸A2に沿った方向に移動可能なように設けられており、第8レンズL8は広角端から望遠端にかけて第2光軸A2に沿った方向に移動する。このため、第8レンズL8はフォーカスレンズとして機能し得る。
第4レンズ群G4は、第3レンズ群G3を透過した光を取り込む第9レンズL9を有しており、像振れ補正レンズとして機能する。第9レンズL9は、後述するレンズ駆動装置40(第3駆動ユニットの一例)により、第2光軸A2に直交する面内で移動可能なように支持されている。第4レンズ群G4の光軸は第2光軸A2とほぼ同じ方向を向いている。第4レンズ群G4は第2光軸A2に沿った方向へは移動しない。
この撮像光学系Oの開口絞りは、第2レンズ群G2の第1レンズ群G1側に常に位置しているため、この開口絞りの位置は、広角端から望遠端にかけて第2レンズ群G2および第3レンズ群G3とともに第2光軸A2に沿って移動する。絞りユニット22(光量調節ユニット)は、この開口絞りの位置に配置されている。絞りユニット22は、第2支持枠20に固定されており、第2光軸A2に沿った方向に第2レンズ群G2とともに移動する。絞りユニット22の詳細については後述する。
(2)第1支持枠
以上に説明した撮像光学系Oは、各支持枠により支持されている。具体的には、図5〜図8に示すように、第1レンズ群G1は第1支持枠10に例えば接着により固定されている。第1支持枠10は本体枠70のZ軸方向正側端部に固定されている。第1支持枠10は、第1支持枠本体11と、前方部12と、を有している。図12に示すように、第1支持枠本体11には第1レンズ群G1のプリズムPR、第2レンズL2および第3レンズL3が固定されている。前方部12には第1レンズL1が固定されている。
図5に示すように、第1光軸A1に沿った方向から見たとき、第1支持枠10および本体枠70の一部は重なり合っている。具体的には図12に示すように、本体枠70は第2レンズ群G2および第3レンズ群G3のY軸方向正側に配置されZ軸方向に延びる前方プレート71を有しており、前方プレート71のZ軸方向正側には第1支持枠10の前方部12が配置されている。
前方部12は、第2光軸A2に沿った方向に突出する第1突出部12aと、第1光軸A1に沿った方向に突出する第2突出部12bと、を有している。第1突出部12aは前方プレート71のY軸方向負側に配置されている。前方プレート71はZ軸方向負側に窪んだ凹部71aを有している。凹部71aには第2突出部12bが挿入されている。
(3)第2支持枠
第2レンズ群G2は、第2支持枠20に例えば接着により固定されている。本体枠70には第1案内シャフト59および第2案内シャフト69が固定されている。これらの第1案内シャフト59および第2案内シャフト69により、第2支持枠20は第2光軸A2に沿って移動可能なように支持されている。
具体的には、第2支持枠20は、第2レンズ群G2が固定される第2支持枠本体21と、第1案内シャフト59と摺動する第1案内部23と、第2案内シャフト69と摺動する第2案内部24と、第1駆動ユニット50で発生した駆動力を受ける第1駆動部材25と、を有している。第2支持枠20、第1案内シャフト59および第2案内シャフト69により、第2レンズ群G2を移動可能に支持する第1支持機構S1が構成されている。第2支持枠20は、主に第1案内シャフト59により案内される。第2案内シャフト69は第2支持枠20が第1案内シャフト59回りに回転するのを防止している。
図13に示すように、第2支持枠本体21は、円筒形状を有しており、開口21aと、第5レンズL5を接着するための2つの第1接着溝21bと、第7レンズL7を接着するための2つの第2接着溝21cと、を有している。2つの第1接着溝21bは第2光軸A2を挟むように配置されている。2つの第2接着溝21cは第2光軸A2を挟むように配置されている。これらの第1接着溝21bおよび第2接着溝21cは円周方向に等ピッチで交互に配置されている。
第1接着溝21bは、第2接着溝21cよりも深く形成されおり、図14(a)に示すように第5レンズL5の外周側まで第2光軸A2に沿った方向に延びている。開口21aには第5レンズL5の外周面が嵌め込まれている。開口21aの第4レンズL4側には環状突起21eが形成されている。第5レンズL5は環状突起21eに当接しており、これにより、第2支持枠20に対して第5レンズL5の第2光軸A2に沿った方向の位置決めが行われている。第5レンズL5の第7レンズL7側には第6レンズL6が接合されている。また、第1接着溝21bには接着剤21fが充填されており、これにより第5レンズL5が第2支持枠20に固定されている。
一方、第2接着溝21cは、第2接着溝21cよりも浅く、図14(b)に示すように、第5レンズL5の外周側まで延びていない。第7レンズL7は環状面21dと当接しており、これにより、第2支持枠20に対して第7レンズL7の第2光軸A2に沿った方向の位置決めが行われる。また、第2接着溝21cには接着剤21gが充填されており、これにより第7レンズL7が第2支持枠20に固定されている。
(4)第1駆動ユニット
第2支持枠20は第1駆動ユニット50により駆動される。具体的には、第1駆動ユニット50は、第1駆動モータ51と、第1駆動モータ51により回転駆動される第1リードスクリュー52(第1駆動シャフトの一例)と、第1駆動モータ51および第1リードスクリュー52を支持する第1フレーム53と、を有している。
第1リードスクリュー52には第1駆動部材25が螺合している。第1駆動部材25は第2支持枠本体21により回転可能かつ軸方向に一体で移動するように支持されている。これらの構成により、第1リードスクリュー52が回転すると第2支持枠20が第2光軸A2に沿って移動する。
(5)絞りユニットおよびシャッタユニット
第2支持枠20には絞りユニット22およびシャッタユニット29が固定されている。絞りユニット22は第2支持枠20の第1レンズ群G1側に固定されており、シャッタユニット29は第2支持枠20の撮像ユニット90側(第1レンズ群G1側と反対側)に固定されている。
絞りユニット22は、第2光軸A2回りの回転力を利用して開度を調節可能な絞り機構22a(絞り部材の一例)と、絞り機構22aに回転力を伝達可能なように設けられた駆動レバー22bと、を有している。図10に示すように、第3レンズL3の凸面L3aの一部が絞り機構22aの開口内に配置されている。つまり、第1光軸A1に沿った方向から見たとき、第3レンズL3の一部は絞りユニット22の内部に入り込んでおり、第3レンズL3の一部が絞りユニット22と重なり合っている。
図4に示すように、本体枠70は、本体枠70に対する第2光軸A2に沿った方向への第2支持枠20の直進運動を、第2光軸A2回りの駆動レバー22bの回転運動に変換する案内部72を有している。より詳細には、図4、図15(a)および図15(b)に示すように、駆動レバー22bは絞り機構22aから第2光軸A2に直交する方向へ延びている。ここで、図15(a)は絞りユニット22が絞られている状態、図15(b)は絞りユニット22が開放されている状態、を示している。
案内部72は駆動レバー22bが挿入される案内溝72aを有している。案内溝72aは第2光軸A2に沿った方向に対して傾斜している。第2支持枠20が第2光軸A2に沿って移動すると、駆動レバー22bが案内溝72a内を移動し、駆動レバー22bが第2支持枠20に対して第2光軸A2回りに回転する。これにより、絞り機構22aの駆動を第1駆動ユニット50により行うことができる。
シャッタユニット29は、第2光軸A2に沿った光路を開放および遮断できるように設けられたシャッタ機構29aと、シャッタ機構29aを駆動するシャッタ駆動モータ27と、を有している。シャッタ駆動モータ27は、第2光軸A2に沿った方向においてシャッタ機構29aよりも第1レンズ群G1側に配置されている。
さらに、シャッタユニット29には、第2光軸A2に沿った光路上に挿入可能かつ光路から退避可能に設けられた減光フィルタ26(光学素子の一例、図18参照)と、減光フィルタ26を駆動するフィルタ駆動モータ28(素子駆動モータの一例)と、が設けられている。フィルタ駆動モータ28は、第2光軸A2に沿った方向において減光フィルタ26よりも第1レンズ群G1側に配置されている。
(6)第3支持枠
図5〜図11に示すように、第3レンズ群G3は、例えば接着により第3支持枠30に固定されている。第3支持枠30は第1案内シャフト59および第2案内シャフト69により第2光軸A2に沿って移動可能なように支持されている。具体的には、第3支持枠30は、第3レンズ群G3が固定される第3支持枠本体31と、第2案内シャフト69と摺動する第3案内部33と、第1案内シャフト59と摺動する第4案内部34と、第2駆動ユニット60で発生した駆動力を受ける第2駆動部材35と、を有している。
第3支持枠30、第1案内シャフト59および第2案内シャフト69により、第3レンズ群G3を移動可能に支持する第2支持機構S2が構成されている。第3支持枠30は、主に第2案内シャフト69により案内される。第1案内シャフト59は第3支持枠30が第2案内シャフト69回りに回転するのを防止している。
(7)第2駆動ユニット
第3支持枠30は第2駆動ユニット60により駆動される。具体的には、第2駆動ユニット60は、第2駆動モータ61と、第2駆動モータ61により回転駆動される第2リードスクリュー62(第2駆動シャフトの一例)と、第2駆動モータ61および第2リードスクリュー62を支持する第2フレーム63と、を有している。第2リードスクリュー62には第2駆動部材35が螺合している。第2駆動部材35は第3支持枠本体31により回転可能かつ軸方向に一体で移動するように支持されている。これらの構成により、第2リードスクリュー62が回転すると第3支持枠30が第2光軸A2に沿って移動する。
(8)レンズ駆動装置
本体枠70のZ軸方向負側には、レンズ駆動装置40が配置されており、このレンズ駆動装置40により、第4レンズ群G4が第2光軸A2に直交する面内で移動可能なように支持されている。具体的には、レンズ駆動装置40は、ベースプレート43と、ベースプレート43によりY軸方向に移動可能に支持された第5支持枠42と、第5支持枠42によりX軸方向に移動可能に支持された第4支持枠41と、第4支持枠41に固定された電気基板48と、を有している。ベースプレート43は、例えば、図示しない固定部材により本体枠70に固定されている。
さらに、レンズ駆動装置40は、第1コイルC11と、第2コイルC12と、第3コイルC20と、第1磁石44と、第2磁石45と、第1ヨーク46と、第2ヨーク47と、を有している。第1コイルC11および第2コイルC12は、第4支持枠41をピッチ方向(Y軸方向)に駆動するためのコイルであり、第2光軸A2を挟むように電気基板48のX軸方向両端にそれぞれ配置されている。第3コイルC20は、第4支持枠41をヨー方向(X軸方向)に駆動するためのコイルであり、第2コイルC12のY軸方向負側に配置されている。
第1ヨーク46および第2ヨーク47はベースプレート43に固定されている。第1磁石44は第1コイルC11とZ軸方向に対向するように第1ヨーク46に固定されており、第2磁石45は第2コイルC12および第3コイルC20とZ軸方向に対向するように第2ヨーク47に固定されている。
また、レンズ駆動装置40は、ピッチ位置センサD1と、ヨー位置センサD2と、を有している。ピッチ位置センサD1は第4支持枠41のピッチ方向の位置を検出するためのセンサである。ヨー位置センサD2は第4支持枠41のヨー方向の位置を検出するためのセンサである。ピッチ位置センサD1およびヨー位置センサD2により、第4支持枠41の位置を検出することができる。
図21に示すように、第1磁石44の第1コイルC11に対応する部分は、Y軸方向に並ぶように2極着磁されている。第1磁石44のヨー位置センサD2に対応する部分は、X軸方向に並ぶように2極着磁されている。第2磁石45の第2コイルC12およびピッチ位置センサD1に対応する部分は、Y軸方向に並ぶように2極着磁されている。第2磁石45の第3コイルC20に対応する部分は、X軸方向に並ぶように2極されている。
以上のように、第1コイルC11、第2コイルC12、第1磁石44、第2磁石45、第1ヨーク46および第2ヨーク47により、第4支持枠41をピッチ方向へ駆動するピッチ駆動ユニット81が構成されている。第3コイルC20、第2磁石45および第2ヨーク47により、第4支持枠41をヨー方向へ駆動するヨー駆動ユニット82が構成されている。
<第2および第3支持枠の移動領域>
ここで、第2支持枠20および第3支持枠30の移動領域について説明する。
図10に示すように、撮像光学系Oの広角端から望遠端まで、第2支持枠20は第1ストロークM23の範囲内で第2光軸A2に沿って移動する。図10では、第1駆動部材25を基準として第1ストロークM23を示している。第1駆動部材25の第2光軸A2に沿った方向の寸法を第1寸法M22とすると、広角端から望遠端までの範囲内で第1駆動部材25が占める領域は、第1移動領域M21となる。
一方、広角端から望遠端まで、第3支持枠30は第2ストロークM33の範囲内で第2光軸A2に沿って移動する。図10では、第2駆動部材35を基準として第2ストロークM33を示している。第2駆動部材35の第2光軸A2に沿った方向の寸法を第2寸法M32とすると、広角端から望遠端までの範囲内で第2駆動部材35が占める領域は、第2移動領域M31となる。
図10から分かるように、第1移動領域M21は、第2移動領域M31の一部と重なり合っている。さらに、第1ストロークM23は、第2ストロークM33の一部と重なり合っている。これにより、第2光軸A2に沿った方向のレンズ鏡筒3の寸法を短縮できる。
<配置の特徴>
さらに、レンズ鏡筒3は各構成の配置に特徴を有している。具体的には、第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60は、第2光軸A2を挟むように配置されている。より詳細には、図16〜図21に示すように、第2光軸A2と交差しY軸方向に延びる第1境界線E1を設定した場合、第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60は第1境界線E1を挟んで両側に配置されている。第1駆動ユニット50はレンズ鏡筒3のX軸方向正側の端部に配置されており、第2駆動ユニット60はレンズ鏡筒3のX軸方向負側の端部に配置されている。
また、第2光軸A2と交差しX軸方向に延びる第2境界線E2を設定した場合、第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60は第2境界線E2を挟んで両側に配置されている。より詳細には、第1駆動ユニット50の第1リードスクリュー52の第1回転中心R1は、第2光軸A2よりもY軸方向正側に配置されている。第2駆動ユニット60の第2リードスクリュー62の第2回転中心R2は、第2光軸A2よりもY軸方向負側に配置されている。第1回転中心R1および第2回転中心R2を結んだライン上またはその近傍に第2光軸A2が配置されている。第1案内シャフト59は第1駆動ユニット50の近くに配置されている。第2案内シャフト69は第2駆動ユニット60の近くに配置されている。
また、第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60のうち少なくとも一方は、レンズ駆動装置40と重なり合っている。より詳細には、第1駆動ユニット50はヨー駆動ユニット82と重なり合っており、第2駆動ユニット60はピッチ駆動ユニット81と重なり合っている。
さらに、図5および図6に示すように、第1駆動ユニット50の第2光軸と反対側の外側端(より詳細には、第1フレーム53の第1外側端面53a)は、ヨー駆動ユニット82の第2光軸A2と反対側の外側端(より詳細には、第2ヨーク47の第2外側端面47a)と実質的に同じ位置(X軸方向の位置)に配置されている。
第2駆動ユニット60の第2光軸A2と反対側の外側端(より詳細には、第2フレーム63の第3外側端面63aは、ピッチ駆動ユニット81の第2光軸A2と反対側の外側端(より詳細には、第1ヨーク46の第4外側端面46a)と実質的に同じ位置(X軸方向の位置)に配置されている。
また、図5および図6に示すように、第1駆動モータ51は、第2光軸A2に沿った方向において第2駆動モータ61よりも第1レンズ群G1の近くに配置されている。第1駆動モータ51は第2駆動モータ61よりもZ軸方向正側に配置されている。第1駆動モータ51は第1レンズ群G1および第1支持枠10のX軸方向の側方に配置されている。
図16〜図21に示すように、シャッタ駆動モータ27およびフィルタ駆動モータ28は、第2光軸A2を挟むように配置されている。具体的には、第1案内シャフト59および第2案内シャフト69は、第1境界線E1を挟んで両側に配置されており、第1境界線E1を挟んで両側に配置されている。第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第1案内シャフト59および第2案内シャフト69は、第2光軸A2を挟むように配置されている。第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第1案内シャフト59はフィルタ駆動モータ28の近くに配置されており、第2案内シャフト69はシャッタ駆動モータ27の近くに配置されている。
以上の配置をまとめると、第1駆動ユニット50、第1案内シャフト59およびフィルタ駆動モータ28は、第1境界線E1のX軸方向負側に配置されており、第2駆動ユニット60、第2案内シャフト69およびシャッタ駆動モータ27は第1境界線E1のX軸方向正側に配置されている。
また、第1駆動ユニット50、第1案内シャフト59およびシャッタ駆動モータ27は、第2境界線E2のY軸方向正側に配置されており、第2駆動ユニット60、第2案内シャフト69およびフィルタ駆動モータ28は、第2境界線E2のY軸方向負側に配置されている。
<デジタルカメラの動作>
デジタルカメラ1の動作について説明する。なお、デジタルカメラ1の基本動作は従来のカメラと変わらないため、基本動作の説明は省略する。
(1)撮影時のズーム動作
電源ON時において、例えば撮像光学系Oは広角端(図10に示す状態)に設定されている。ズーム調節レバー14が望遠側に操作されると、ズーム調節レバー14の回転角度および操作時間に応じて、第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60により第2支持枠20および第3支持枠30が第2光軸A2に沿った方向に駆動される。具体的には、第1駆動ユニット50の第1駆動モータ51により第1リードスクリュー52が回転駆動されると、第2支持枠20が第2光軸A2に沿って第1レンズ群G1側に移動する(例えば図11参照)。第2駆動ユニット60の第2駆動モータ61により第2リードスクリュー62が回転駆動されると、第3支持枠30が第2光軸A2に沿って第1レンズ群G1側に移動する(例えば図11参照)。広角端から望遠端にかけて、第2支持枠20はリニアに移動するが、第3支持枠30は途中から撮像ユニット90側へ折り返し、再度第1レンズ群G1側に移動する。
ズーム調節レバー14が広角側に操作されると、ズーム調節レバー14の回転角度および操作時間に応じて、第1駆動ユニット50により第2支持枠20が撮像ユニット90側に駆動され、第2駆動ユニット60により第3支持枠30が撮像ユニット90側に駆動される。
このように、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3が第2光軸A2に沿って移動することで、撮像光学系Oの変倍比が大きくなる。
(2)絞りユニットの動作
第2支持枠20に固定された絞りユニット22には駆動レバー22bが設けられており、本体枠70の案内部72に形成された案内溝72aに駆動レバー22bの端部が挿入されている。このため、第2支持枠20が第2光軸A2に沿って移動すると、図15(a)および図15(b)に示すように、駆動レバー22bが案内溝72aにより第2光軸A2回りに回転するように案内される。この結果、絞りユニット22は図15(a)に示す絞り状態から図15(b)に示す開放状態までの間で変化し、撮像光学系Oの絞りユニット22による光量の調節が行われる。
(3)レンズ駆動装置の動作
振れ検出センサにより検出されたピッチ方向およびヨー方向の振れ量に応じて、レンズ駆動装置40により第4レンズ群G4が駆動される。具体的には、振れ量および位置センサにより検出された位置情報に基づいて、制御ユニット(図示せず)により、第4レンズ群G4のピッチ方向およびヨー方向の駆動量が算出される。この駆動量に応じた電流が第1コイルC11、第2コイルC12および第3コイルC20に流れる。この結果、第4支持枠41がピッチ方向およびヨー方向に駆動され、第4レンズ群G4により画像の振れが生じないように光路が調節される。これにより、デジタルカメラ1の振れに応じて被写体の光学像の位置を調節することができ、画像の振れを補正できる。
<レンズ鏡筒の特徴>
レンズ鏡筒3の特徴は以下の通りである。
(1)
このレンズ鏡筒3では、第1レンズ群G1が全体として負の屈折力を有しているため、例えば正の屈折力を有している場合に比べて、広角化に有利である。
それに加えて、第2支持枠20が移動する第1移動領域M21の一部が、第3支持枠30が移動する第2移動領域M31と重なり合っているため、レンズ鏡筒3の第2光軸に沿った方向の寸法が短縮できる。
このように、このレンズ鏡筒3では、広角化および小型化を図ることができる。
(2)
第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60が第2光軸A2を挟むように配置されているため、第2光軸A2に沿った方向から見たときに、レンズ鏡筒3全体がX軸方向に長くなり、Y軸方向の寸法が短くなる。これにより、レンズ鏡筒3の薄型化を実現できる。
(3)
第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第1駆動ユニット50がヨー駆動ユニット82と重なりあっており、第2駆動ユニット60がピッチ駆動ユニット81と重なり合っている。このため、第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60が並んでいる方向とは異なる方向(例えば、Y軸方向)にピッチ駆動ユニット81およびヨー駆動ユニット82が突出するのを抑制できる。これにより、レンズ鏡筒3のY軸方向の寸法を短縮することができ、レンズ鏡筒3の薄型化を実現できる。
(4)
第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第1駆動ユニット50の第1フレーム53の第1外側端面53aがヨー駆動ユニット82の第2ヨーク47の第2外側端面47aと実質的に同じX軸方向位置に配置されている。このため、第1駆動ユニット50が配置されている側のレンズ鏡筒3の側方部分に無駄な空間が形成されにくくなる。これにより、各ユニットを効率よく配置することができ、レンズ鏡筒3をさらに小型化することができる。
特に、このレンズ鏡筒3では、第1駆動ユニット50およびヨー駆動ユニット82がカメラ本体2のX軸方向負側の端部に配置されているため、配置の効率がより高くなる。
また、ヨー駆動ユニット82周辺の空間に余裕があれば、より大型の駆動ユニットをヨー駆動ユニット82として採用することができ、レンズ鏡筒3の小型化を実現しつつ第4レンズ群G4の駆動状態をより安定させることができる。
ここで、「第1駆動ユニット50の第1外側端面53aがヨー駆動ユニット82の第2外側端面47aと実質的に同じ位置に配置されている」状態は、第1外側端面53aおよび第2外側端面47aが完全に同じ位置に配置されている状態の他に、レンズ鏡筒3の小型化を図ることができる程度に第1外側端面53aおよび第2外側端面47aがずれている状態も含んでいる。
(5)
また、第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第2駆動ユニット60の第2フレーム63の第3外側端面63aがピッチ駆動ユニット81の第1ヨーク46の第4外側端面46aと実質的に同じ位置に配置されている。このため、第2駆動ユニット60が配置されている側のレンズ鏡筒3の側方部分に無駄な空間が形成されにくくなる。これにより、各ユニットを効率よく配置することができ、レンズ鏡筒3をさらに小型化することができる。
また、ピッチ駆動ユニット81周辺の空間に余裕があれば、より大型の駆動ユニットをピッチ駆動ユニット81として採用することができ、レンズ鏡筒3の小型化を実現しつつ第4レンズ群G4の駆動状態をより安定させることができる。
ここで、「第2駆動ユニット60の第3外側端面63aがピッチ駆動ユニット81の第4外側端面46aと実質的に同じ位置に配置されている」状態は、第3外側端面63aおよび第4外側端面46aが完全に同じ位置に配置されている状態の他に、レンズ鏡筒3の小型化を図ることができる程度に第3外側端面63aおよび第4外側端面46aがずれている状態も含んでいる。
(6)
第1駆動モータ51が第2支持枠20の第1レンズ群G1側に配置されており第2駆動モータ61が第3支持枠30の第1レンズ群G1側に配置されている。このため、第1レンズ群G1周辺の空間を有効利用することができ、第2光軸A2に沿った方向のレンズ鏡筒3の小型化を実現できる。
特に、第3レンズ群G3の第1レンズ群G1側と反対側に別の第4レンズ群G4およびレンズ駆動装置40が配置されている場合、レンズ駆動装置40が第1駆動モータ51および第2駆動モータ61による磁界の変化の影響を受けにくくなり、レンズ駆動装置40の駆動が阻害されにくくなる。
(7)
第1駆動モータ51が第2駆動モータ61よりも第1レンズ群G1の近くに配置されているため、第1駆動モータ51により駆動される第2レンズ群G2を第1レンズ群G1にさらに近づけることができる。また、第2駆動モータ61のZ軸方向正側の空間を有効利用することができる。
(8)
第1光軸A1に沿った方向から見たとき、第1支持枠10および本体枠70の一部が重なり合っているため、第1光軸A1に沿った方向から第1レンズ群G1に入射する光の一部が、第1支持枠10と本体枠70との間に形成された隙間から内部に漏れ込むのを抑制できる。すなわち、このレンズ鏡筒3では、光学性能の低下を抑制できる。特に、前面から見たときに上記特徴を備えているため、前面側、すなわち被写体側から入射する光の一部が、第1支持枠10と本体枠70との間に形成された隙間から内部に漏れ込むのをさらに抑制できる。
また、第1支持枠10の第1突出部12aが本体枠70の案内部72のZ軸方向正側端部とY軸方向に重なり合っているため、簡単な構成により鏡筒内部への光の漏れ込みを抑制できる。
さらに、第1支持枠10の第2突出部12bが前方プレート71の凹部71aに挿入されているため、前方プレート71の端部を第2突出部12bにより覆うことができ、光の漏れ込みをさらに抑制できる。
(9)
レンズ駆動装置40において、被駆動部材として機能する電気基板48が第4支持枠41の第1レンズ群G1側に配置されているため、第1レンズ群G1側と反対側に配置されている場合に比べて、ピッチ駆動ユニット81およびヨー駆動ユニット82の位置が第1レンズ群G1側に移動する。このため、レンズ駆動装置40のZ軸方向負側であってX軸方向の両端に空間が確保できる。そして、レンズ鏡筒3をカメラ本体2に固定する際に、この空間を有効利用できる。例えば、この空間にビスなどの固定部材を配置できる。これにより、レンズ駆動装置40の配置の効率を高めることができる。
また、ピッチ駆動ユニット81およびヨー駆動ユニット82の位置が第3支持枠30にさらに近くなり、レンズ鏡筒3全体の配置の効率も高めることができる。
(10)
絞りユニット22およびシャッタユニット29が第2支持枠20に固定されているため、第2支持枠20、絞りユニット22およびシャッタユニット29で第1駆動ユニット50を共有することができ、絞りユニット22およびシャッタユニット29のために別の駆動ユニットを設ける必要がない。これにより、このレンズ鏡筒3では、構成の簡素化が可能となり、製造コストを低減することができる。
(11)
絞りユニット22が第2支持枠20の第1レンズ群G1側に配置されているため、第1レンズ群G1(特に、プリズムPR)を小さくでき、レンズ鏡筒3の小型化が可能となる。
(12)
シャッタユニット29が第2支持枠20の第1レンズ群G1側と反対側に配置されているため、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1の近くまで移動することができる。これにより、変倍比をかせぐことができ、レンズ鏡筒3の小型化および高倍率化を実現できる。
(13)
第2光軸A2に沿った方向においてシャッタ駆動モータ27がシャッタ機構29aよりも第1レンズ群G1側に配置されているため、シャッタ駆動モータ27がレンズ駆動装置40と干渉するのを防止できる。言い換えると、シャッタ機構29aの第1レンズ群G1側の空間を有効利用できる。これにより、レンズ鏡筒3の小型化を実現できる。
(14)
本体枠70が案内部72を有しているため、第2支持枠20が第2光軸に沿った方向に直進運動すると、案内部72の案内溝72aにより、駆動レバー22bが第2光軸A2回りに回転し、絞り機構22aに回転力が作用する。このため、第1駆動ユニット50を絞りユニット22の開閉駆動に利用することができ、絞りユニット22用の駆動ユニットを省略することができる。これにより、このレンズ鏡筒3では、構成の簡略化を実現でき、小型化あるいは製造コストの低減を図ることができる。
(15)
第4レンズL4の凸面L4aの少なくとも一部が絞りユニット22の開口内に配置されているため、絞りユニット22を第4レンズL4の近くに配置することができる。これにより、第4レンズL4および絞りユニット22の全長を短縮することができ、レンズ鏡筒3の小型化を実現できる。また、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1の近くまで移動することができる。これにより、変倍比をかせぐことができ、レンズ鏡筒3の小型化および高倍率化を実現できる。
(16)
第2光軸A2に沿った方向から見たとき、シャッタ駆動モータ27およびフィルタ駆動モータ28が第2光軸A2を挟むように配置されているため、シャッタユニット29がX軸方向に長くなり、シャッタユニット29がY軸方向に短くなる。これにより、レンズ鏡筒3の薄型化を実現できる。
(17)
第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第1案内シャフト59および第2案内シャフト69が第2光軸A2を挟むように配置されているため、レンズ鏡筒3のX軸方向の寸法が長くなり、レンズ鏡筒3のY軸方向の寸法が短くなる。これにより、レンズ鏡筒3の薄型化を実現できる。
(18)
第2光軸A2に沿った方向から見たとき、第1案内シャフト59がフィルタ駆動モータ28の近くに配置されており、第2案内シャフト69がシャッタ駆動モータ27の近くに配置されている。このため、レンズ鏡筒3のX軸方向の寸法が長くなり、レンズ鏡筒3のY軸方向の寸法が短くなる。これにより、レンズ鏡筒3の薄型化を実現できる。
(19)
シャッタ駆動モータ27と第2案内シャフト69とは、第1光軸A1および第2光軸A2を含む面に対して一方の側(X軸方向正側)に配置され、フィルタ駆動モータ28と第1案内シャフト59とは、第1光軸A1および第2光軸A2を含む面に対して他方の側(X軸方向負側)に配置されている。そして、第1光軸A1に沿った方向であってシャッタ駆動モータ27が第2案内シャフト69よりも手前に配置される側(Y軸方向正側)から見たとき、第1案内シャフト59はフィルタ駆動モータ28よりも手前(Y軸方向正側)に配置されている。このため、レンズ鏡筒3のY軸方向の寸法が短くなる。
さらに、レンズ鏡筒3のX軸方向の範囲内において第1案内シャフト59と第2案内シャフト69との間隔を大きくとることができる。これにより、レンズ鏡筒3の薄型化、小型化を実現することができる。また、第2支持枠20と第3支持枠30とを第2光軸A2に沿った方向に円滑に案内することができる。
(20)
従来のレンズの接着方法は、例えば支持枠と第1レンズとの間に第2レンズを挟み込み、第1レンズを支持枠に接着固定している。この場合、第2レンズが接着されていないため、第2レンズが完全に固定されず、支持枠に対して第2レンズが動くおそれがある。
しかし、図13、図14(a)および図14(b)に示すように、このレンズ鏡筒3では、第2支持枠20に2種類の第1接着溝21bおよび第2接着溝21cが形成されているため、第5レンズL5と第6レンズL6とを第2支持枠20に別々に接着固定することができる。これにより、第5レンズL5および第6レンズL6の相対位置がずれることがなく、簡素な構成により光学性能の低下を抑制できるレンズ保持構造を実現できる。
<他の実施形態>
本発明に係るレンズ鏡筒は、前述の実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の修正および変更が可能である。
(1)
前述のレンズ鏡筒3は、デジタルカメラだけでなく、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの撮像装置にも適用可能である。
(2)
前述の実施形態では、レンズ駆動装置40が異なる位置に配置されたピッチ駆動ユニット81およびヨー駆動ユニット82を有しているが、これらの駆動ユニットが一体となって配置されている場合も考えられる。この場合、第2光軸A2に沿った方向から見たときに、第1駆動ユニット50または第2駆動ユニット60がこの一体となった駆動ユニットと重なり合っていれば、レンズ鏡筒3の薄型化を実現できる。
また、ピッチ駆動ユニット81およびヨー駆動ユニット82が、さらに複数の駆動ユニットから構成されていてもよい。
(3)
第1駆動ユニット50および第2駆動ユニット60は、電磁アクチュエータなどの他の駆動ユニットであってもよい。
(4)
前述の実施形態では、第1案内シャフト59およびフィルタ駆動モータ28は第1境界線E1のX軸方向負側に配置されており、第2案内シャフト69およびシャッタ駆動モータ27は第1境界線E1のX軸方向正側に配置されているが、これらの配置をX軸方向に反転してもよい。すなわち、第1案内シャフト59およびフィルタ駆動モータ28が第1境界線E1のX軸方向正側に配置されており、第2案内シャフト69およびシャッタ駆動モータ27が第1境界線E1のX軸方向負側に配置されていてもよい。
また、第1案内シャフト59および第2案内シャフト69の配置をX軸方向に反転してもよい。すなわち、第2案内シャフト69およびフィルタ駆動モータ28が第1境界線E1の一方の側(X軸方向正側または負側)に配置されており、第1案内シャフト59およびシャッタ駆動モータ27が第1境界線E1の他方の側(第2案内シャフト69が配置される側と反対側)に配置されていてもよい。
(5)
また、前述の実施形態では、第1案内シャフト59およびシャッタ駆動モータ27は第2境界線E2のY軸方向正側に配置されており、第2案内シャフト69およびフィルタ駆動モータ28は第2境界線E2のY軸方向負側に配置されているが、これらの配置をY軸方向に反転してもよい。すなわち、第1案内シャフト59およびシャッタ駆動モータ27が第2境界線E2のY軸方向負側に配置されており、第2案内シャフト69およびフィルタ駆動モータ28が第2境界線E2のY軸方向正側に配置されていてもよい。
また、第1案内シャフト59および第2案内シャフト69を反転してもよい。すなわち、第2案内シャフト69およびシャッタ駆動モータ27が第2境界線E2の一方の側(Y軸方向正側または負側)に配置されており、第1案内シャフト59およびフィルタ駆動モータ28が第2境界線E2の他方の側(第2案内シャフト69が配置される側と反対側)に配置されていてもよい。
本発明に係るレンズ鏡筒および光学素子駆動機構では、広角化および小型化を図ることができるため、本発明はカメラの分野、およびカメラの機能を有する携帯電話等の分野において有用である。
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体
3 レンズ鏡筒
10 第1支持枠
12 前方部
12a 第1突出部
20 第2支持枠
21 第2支持枠本体
22 絞りユニット(光量調節ユニット)
22a 絞り機構(絞り部材)
23 第1案内部
24 第2案内部
25 第1駆動部材
26 減光フィルタ(光学素子)
27 シャッタ駆動モータ(遮断駆動モータ)
28 フィルタ駆動モータ(素子駆動モータ)
29 シャッタユニット(光路遮断ユニット)
30 第3支持枠
40 レンズ駆動装置(光学素子駆動装置)
41 第4支持枠
50 第1駆動ユニット
51 第1駆動モータ
52 第1リードスクリュー(第1駆動シャフト)
53 第1フレーム
60 第2駆動ユニット
61 第2駆動モータ
62 第2リードスクリュー(第2駆動シャフト)
63 第2フレーム
70 本体枠
71 前方プレート
72 案内部
72a 案内溝
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群

Claims (6)

  1. 被写体の光学的な像を形成するレンズ鏡筒であって、
    前記被写体の方から第1光軸に沿って進む光束を取り込むレンズ群であって、前記第1光軸に沿って入射した光束を前記第1光軸に交差する第2光軸に沿った方向に折り曲げる屈曲光学素子を有する第1レンズ群と、
    前記第1レンズ群を透過した光束を取り込む第2レンズ群と、
    前記第1レンズ群を支持する第1支持枠と、
    前記第1支持枠が固定され前記第2レンズ群を収容する部材であって、前記第1光軸に沿った方向から見たときに前記第1支持枠の少なくとも一部と重なり合っている本体枠と、
    を備えたレンズ鏡筒。
  2. 前記第1支持枠は、前記第2光軸に沿った方向に突出する第1突出部を有しており、
    前記第1光軸に沿った方向から見たとき、前記第1突出部は、前記本体枠と重なり合っている、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 光軸に直交する面内でレンズ群を駆動する光学素子駆動装置であって、
    前記レンズ群を支持する支持枠本体と、
    前記光軸に直交する面内で移動可能なように前記支持枠本体を支持する支持機構と、
    前記支持枠本体に固定され、前記光軸に沿った方向において前記支持枠本体の入射側に配置された被駆動部材と、
    前記被駆動部材に駆動力を与える駆動ユニットと、
    を備えた光学素子駆動装置。
  4. 被写体の光学的な像を形成するレンズ鏡筒であって、
    前記被写体の方から第1光軸に沿って進む光束を取り込むレンズ群であって、前記第1光軸に沿って入射した光束を前記第1光軸に交差する第2光軸に沿った方向に屈曲させる屈曲光学素子を有し、全体として負の屈折力を持つ第1レンズ群と、
    前記第1レンズ群を透過した光束を取り込む第2レンズ群と、
    前記第2レンズ群を透過した光束を取り込む第3レンズ群と、
    前記第1レンズ群を支持する第1支持枠と、
    前記第2光軸に沿った方向に前記第1レンズ群に対して移動可能なように前記第2レンズ群を支持する機構であって、前記第2レンズ群を支持する第2支持枠を有する、第1支持機構と、
    前記第2光軸に沿った方向に前記第1レンズ群に対して移動可能なように前記第3レンズ群を支持する機構であって、前記第3レンズ群を支持する第3支持枠を有する、第2支持機構と、
    前記第2光軸に沿った方向に前記第2レンズ群が移動するように、前記第2支持枠に駆動力を与える第1駆動ユニットと、
    前記第2光軸に沿った方向に前記第3レンズ群が移動するように、前記第3支持枠に駆動力を与える第2駆動ユニットと、
    前記第3レンズ群を透過した光束を取り込む第4レンズ群と、
    前記第1レンズ群に対して前記第2光軸と直交する面上で移動可能なように前記第4レンズ群を支持する機構であって、前記第4レンズ群を支持する第4支持枠を有する、第3支持機構と、
    前記第1レンズ群に対して前記第4レンズ群が移動可能なように前記第4支持枠に駆動力を与える第3駆動ユニットと、
    を備え、
    前記第2支持枠が移動する領域の少なくとも一部は、前記第3支持枠が移動する領域と重なり合っており、
    前記第2光軸に沿った方向から見たとき、前記第1および第2駆動ユニットは、前記第2光軸を挟むように配置されているとともに、
    前記第3駆動ユニットは、前記第4支持枠を挟み込むように前記第4支持枠の両側に配置されている、
    レンズ鏡筒。
  5. 前記第2光軸に沿った光路を開放・遮断するシャッタ機構と、前記シャッタ機構を駆動するシャッタ駆動モータと、を有するシャッタユニットを、さらに備えており、
    前記第2支持枠は、前記シャッタ駆動モータとともに前記第2光軸方向において移動する、
    請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記第1駆動ユニットは、前記第2支持枠に螺合する第1駆動シャフトと、前記第1駆動シャフトに回転力を与える第1駆動モータと、を有しており、
    前記第2駆動ユニットは、前記第3支持枠に螺合する第2駆動シャフトと、前記第2駆動シャフトに回転力を与える第2駆動モータと、を有しており、
    前記第1駆動モータは、前記第2支持枠の前記第1レンズ群側に配置されており、
    前記第2駆動モータは、前記第3支持枠の前記第1レンズ群側に配置されている、
    請求項4または5に記載のレンズ鏡筒。
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