JP2006113118A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Akio Nishizawa
彰夫 西澤
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Abstract

【課題】光軸が折り曲げられた2つの光学系を駆動するときに、消費電力が少なくて済み、制御が簡単で動作時間が速く、しかも低コストで小型化を実現する。
【解決手段】1群レンズ群L1と、1群レンズ群L1よりも像側にある3群レンズL3と、1群レンズ群L1と3群レンズL3の間に位置され、1群レンズ群L1の第1光軸O1と3群レンズL3の第2光軸O2を折り曲げ可能な反射プリズムPとを有し、1群レンズ群L1と3群レンズL3を、第1光軸方向O1と第2光軸O2方向にそれぞれ移動するレンズ鏡筒であって、固定筒11により支持され、1群レンズ群L1の光軸周りに回転する回転筒12によって、1群レンズ群L1を駆動する第1駆動部10と、3群レンズL3の光軸と略平行に配置された送りねじ24によって、3群レンズL3を駆動する第2駆動部20と、第1駆動部10と第2駆動部20を駆動する動力を供給する一つのズームモータ31とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ミラーやプリズムで光軸を折り曲げた折り曲げ光学系を備えたレンズ鏡筒に関するものである。
従来、この種のレンズ鏡筒は、カメラの奥行き方向を薄くするため、光軸を折り曲げる折り曲げ光学系を備えていた。
例えば、ズームレンズを使用するカメラの特に奥行き方向の寸法を小型化するために、複数のレンズ群より構成されるズームレンズ系において、ズーミングの際に移動するレンズ群とレンズ群の間に、光軸を折り曲げるミラーを配置したズームレンズ系を開示している(例えば、特許文献1,特許文献2)。
しかし、特許文献1は、ミラーにより折り曲げられた2つの光学系を駆動する具体的構造が開示されておらず、また、特許文献2は、略直交する光軸上に移動可能に配置された2つの光学系を、それぞれ駆動しなければならず、却って、小型化を阻害する可能があった。
また、対物側の光学系を収容する固定筒は、直交する像側の光学系があるため、開口部が必要となり、ギアによって回転する回転筒の回転角を大きくできない。つまり、回転筒を一定以上回転させると、折り曲げ後の光路内に進入してしまうからである。
さらに、2つの光学系を1つの動力源で駆動しようとする場合には、動力を分岐して駆動するときに、位相あわせの必要が生じる。
一方、個々に動力源を持って駆動しようとする場合には、同時に複数のモータを駆動するか、又は、交互に駆動することになる。しかし、前者の場合には、同時に消費する電力が大きくなり、電池寿命に影響が大きい。また、後者の場合には、ズームの動作に時間がかかったり、制御が複雑になったりする。
特開2000−187159号公報 特開平11-258678号広報
本発明の課題は、光軸が折り曲げられた2つの光学系を駆動するときに、消費電力が少なくて済み、制御が簡単で動作時間が速く、しかも、低コストで小型化を実現することができるレンズ鏡筒を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、第1レンズ群(L1)と、前記第1レンズ群よりも像側にある第2レンズ群(L3)と、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間に位置され、前記第1レンズ群の第1光軸と前記第2レンズ群の第2光軸を折り曲げ可能な光軸折曲部材(P)とを有し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群を、前記第1光軸方向と前記第2光軸方向にそれぞれ移動するレンズ鏡筒であって、固定筒(11)により支持され、前記第1レンズ群の光軸周りに回転する回転筒(12)によって、前記第1レンズ群を駆動する第1駆動部(10)と、前記第2レンズ群の光軸と略平行に配置された送りねじ(24)によって、前記第2レンズ群を駆動する第2駆動部(20)と、前記第1駆動部と前記第2駆動部を駆動する動力を供給する一つの動力源(30)と、を備えることを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記回転筒(12)は、回転しながら前記第1レンズ群を光軸方向に移動可能であり、前記第1駆動部からの動力を受けるギア部(12a)を有し、前記第1駆動部は、前記ギア部とかみ合う第1ギア(G16)を有し、前記第1ギア(G16)は、前記第1レンズ群の光軸を挟んで前記第2レンズ群と対向する側に配置されること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項3の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒において、前記第2駆動部(20)は、前記駆動源(30)からの動力を受け、前記送りねじ(24)と一体で回転する第2ギア(G23)を有し、前記第2ギア(G23)は、前記送りねじの前記第1レンズ群の光軸側の一端に配置されること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載のレンズ鏡筒において、前記光軸折曲部材(P)と前記第2レンズ群(L3)の間に第3レンズ群(L2)を有し、前記第2ギア(G23)は、前記第3レンズ群(L2)の外周近傍にあって、一部が前記固定筒(11)の内部にあること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項5の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒において、前記第1駆動部(10)は、前記駆動源(30)から発せられる駆動力を前記回転筒(12)に伝達する第1ギア列(G10)を有し、前記第2駆動部(20)は、前記送りねじ(24)に伝達し前記第1ギア列よりも減速比の小さい第2ギア列(G20)を有し、前記第2ギア(G23)は、前記第1レンズ群の光軸よりも前記第2レンズ群(L3)側にあって、前記第1ギア列と前記第2ギア列の分岐部(D)は、前記第1レンズ群の光軸よりも前記第2レンズ群(L3)側に配置したこと、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項6の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記第1駆動部(10)と前記第2駆動部(20)との間で、前記動力源(30)からの動力を接断するクラッチ部を備えること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項7の発明は、請求項6に記載のレンズ鏡筒において、前記第1駆動部(10)は、前記送りねじ(24)への動力をギア列(G20)によって伝達し、前記クラッチ部は、前記ギア列の少なくとも一部のギア(G23)を回転軸方向に移動させることによって、前記回転筒(12)との連動を接断すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
以上説明したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)第1駆動部は、光軸折曲部材よりも像側の第1レンズ群の駆動を、送りねじで行うので、光軸周りを回転するカムやヘリコイド等を有する回転筒で駆動する場合に比べて、小さなスペースで、大きな移動量を得ることができる。
また、本発明においては、一般の沈胴タイプのレンズ鏡筒と、動力源の数や種類を同じにすることができるために、同様の制御で駆動でき、制御ソフトの開発負荷も軽い。
さらに、個々に駆動する場合と比べて、モータなどの動力源が少なくて済み、コスト,消費電力が少なくて済む。
(2)回転筒に動力を伝達するギア部を、第1レンズ群に対して、第2レンズ群の反対側に配置するので、回転筒の回転角を大きくでき、第1駆動部(例えば、カムやヘリコイド等)で駆動する負荷を軽くすることができる。
(3)回転筒に動力を伝達するギア部を、第1レンズ群に対して、第2レンズ群の反対側に配置する場合に、送りねじの一端に設ける第2ギアを、第1レンズ群の光軸側に配置するので、第2駆動部(例えば、ギア列)のスペースを少なくすることができる。
(4)送りねじの一端に設ける第2ギアを、光軸屈曲部材の後の第3レンズ群の脇に配置するので、固定筒の内部空間を有効に活用でき、スペース効率を高めることができる。
(5)回転筒を回す第1ギアと送りねじと一体に回転する第2ギアが、第1レンズ群の光軸を挟んで対向して配置される場合に、送りねじと一体に回転する第2ギア側に分岐部を設けたので、ギア列の配置が効率的である。
(6)第1駆動部と第2駆動部の動力を接断するクラッチ部、具体的には、送りねじと連動しているギア列を、送りねじとの連動を保ち、回転筒との連動を断つクラッチ部を設けたので、ギアの回転により回転筒との位相調整が可能となる。
また、送りねじで駆動するレンズ群が広角端と望遠端の像面位置を揃える調整に適用可能な場合には、回転筒側と送りねじ側の位相あわせと同時に調整可能となる。
本発明は、消費電力が少なくて済み、制御が簡単で動作時間が速く、しかも、低コストで小型化を実現するという目的を、光軸を折り曲げる反射プリズムの反射面よりも物体側のレンズ群を光軸周りに回転する回転筒で駆動し、さらに、光軸を折り曲げた後のレンズ群の少なくとも1つを送りねじで駆動し、回転筒と送りねじとを同一の駆動源で同時に駆動することによって実現する。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1(a),(b)は、それぞれ本発明の実施例1であるカメラのレイアウトを示す正面及び平面図である。
図2及び図3は、図1(a)のA−A断面図であって、図2は、ワイド(W)状態を示す図、図3は、テレ(T)状態を示す図である。
図4は、実施例1のカメラの折り曲がった後の光軸付近の縦断面(図1(b)B−B断面図)である。
図5は、実施例1のカメラの第1駆動部のギア列を示す図である。
図6は、実施例1のカメラの折り曲がった後の光軸の3群レンズ付近を示す縦断面である。
(光学系)
本実施例のカメラは、図1〜図3に示すように、1群レンズL1〜4群レンズL4の4群構成の光学系を備えており、ズーミングは、1群レンズL1,3群レンズL3,4群レンズL4の移動により行われる。また、フォーカシングは、4群レンズL4の移動により行われる。
3群レンズL3は、3群レンズ室23で保持されており、3群レンズ室23には、シャッタSと、絞りEが設けられている(図2参照)。
反射プリズム(光軸折曲部材)Pは、2群レンズL2内にあって、1群レンズ(第1レンズ群)L1と3群レンズ(第2レンズ群)L3の間に位置され、対物側のレンズ群の第1光軸O1と像側のレンズ群の第2光軸O2とを略垂直に折り曲げている。そして、対物側のレンズ群(1群レンズL1)は、第1光軸O1方向に移動し、像側のレンズ群(3群レンズL3、4群レンズL4)は、第2光軸O2方向に移動する。
本実施例では、1群レンズL1は、回転筒11で駆動され、3群レンズL3は、送りねじ24で駆動され、4群レンズL4は、ステッビングモータ(図4)で駆動される。1群レンズL1及び3群レンズL3は、同一のズームモータ31で駆動され、同時に移動し、その後で、4群レンズL4が移動する。
また、図4、図6に示すように、3群レンズL3は、2本のガイド軸22A,22Bで支持されている。また、4群レンズL4も、共通のガイド軸22A,22Bで支持されている。
(カメラ全体の構成)
本実施例のカメラは、図1(a)に示すように、前カバー1a,後カバー1b(図2参照)からなるカメラ筐体1の正面には、上部略中央部にフラッシュ発光部2が設けられ、上部左側の内部には、フラッシュ用コンデンサ3が配置されている。また、図1(b)に示すように、フラッシュ用コンデンサ3の前側には、電池室5が形成され(図6参照)、電池室5には電池6は収容され、電池蓋5aで電池室5の開口部が開閉可能である。フラッシュ用コンデンサ3の後ろ側には、メイン基板7が配置されている。
このカメラは、図4に示すように、第1駆動部10と、第2駆動部20と、動力源30と、フォーカス駆動部40と、撮影部50等とを備えている。
第1駆動部10は、固定筒11と、回転筒12と、1群保持筒13、キーK1〜K3などを備え、固定筒11により支持され、光軸O1周りに回転する回転筒12によって、1群レンズ(第1レンズ群)L1を駆動する機構である(後で詳述する)。
第2駆動部20は、第2光軸O2と略平行に配置された送りねじ24によって、3群レンズ(第2レンズ群)L3を駆動する機構である(後で詳述する)。
動力源30は、第1駆動部10と第2駆動部20を駆動する動力を供給する一つの動力源であり、本実施例では、ズームモータ31とギア列の一部が含まれている。
ズームモータ31は、その出力軸に圧入されたウォーム32と、平歯車32の二段構成のギアが設けられており、図5に示すように、ウォーム32から連なるギア列G10(G11〜G16)で回転筒12を駆動し、平歯車33から連なるギア列G20(G21〜G23)で送りねじ21を駆動している。
本実施例においては、一般の沈胴タイプの鏡筒とモータ数・種類は同じであるために、同様の制御で行え、制御ソフトの開発負荷も軽い。
なお、ステッピングモータ31は、出力軸の反対側に、フォトインタラプタ(PI)用羽根34が設けられており、PI35によって、回転位置が検出されている。
フォーカス駆動部40は、4群レンズ(フォーカスレンズ)L4を保持する4群レンズ室41と、4群レンズ室41を単独で駆動するステッピングモータ(フォーカスモータ)42とを備えている(図4参照)。
撮像部50は、図3〜図5に示すように、4群レンズL4の光軸後方に配置されており、枠体51に、LPF(ローパスフィルタ)52、LPF押さえゴム53、CCD54、スペーサ55、CCD基板56の順で配置されている。
(第1駆動部10の詳細な説明)
回転筒12は、図5に示すように、回転しながら1群レンズL1を光軸方向O1に移動可能であり、第1駆動部10のギア列G11〜G16からの動力を受けるギア部12aを有している。第1駆動部10は、ギア部12aとかみ合うギア(第1ギア)G16を有しており、このギアG16は、1群レンズ(第1レンズ群)L1の光軸O1を挟んで、3群レンズ(第2レンズ群)L3と対向する側に配置されている。
このように、回転筒12に動力を伝達するギアG16を、光軸O1を折り曲げた側に対して反対側に配置したので、回転筒12の回転角を大きくでき、カムやヘリコイドで駆動する負荷を軽くすることができる。
(第2駆動部20の詳細な説明)
第2駆動部20は、図6に示すように、固定枠21と、固定枠21に取り付けされた2本のガイド軸22A,22Bと、3群レンズL3を保持しガイド軸22A,22Bに案内されて光軸O2方向に移動する3群レンズ室23と、ギア列G21〜G23の最終ギアG23が設けられた送りねじ24と、送りねじ24に螺合するナット25と、3群レンズ室23に設けられナット25と係合し、3群レンズ室23の回転を規制して、光軸O2方向に直進させる回転止めボス26と、3群レンズ室23を反射プリズムP側に付勢する付勢ばね27などとを備えている。
このように、反射プリズムPの反射面よりも像面側の可動群である3群レンズL3の駆動を送りねじ24で行うので、光軸周りを回転するカムやヘリコイド等を有する筒で駆動する場合に比べて、小さなスペースで大きな移動量を実現できる。
第2駆動部20は、ズームモータ(駆動源)31からの動力を受け、送りねじ24と一体で回転するギア(第2ギア)G23を有しており、このギアG23は、送りねじ24の1群レンズ(第1レンズ群)L1の光軸O1側の一端に配置されている。
上述したように、回転筒12に動力を伝達するギアG16を、光軸を折り曲げた側に対して反対側に配置する場合に、送りねじ24の一端に設けるギアG23を、1群レンズL1の光軸O1側に配置するので、ギア列G21〜G23のスペースを少なくすることができる。
また、本実施例では、反射プリズムPと3群レンズ(第2レンズ群)L3の間に、2群レンズ(第3レンズ群)L2を有し、ギア(第2ギア)G23は、2群レンズL2の外周近傍にあって、一部が固定筒11の内部にある。
このように、送りねじ24の一端に設けるギアG23を反射プリズムPの後の2群レンズL2の脇に配置したので、固定筒11の内部空間を有効に活用でき、スペース効率を高めることができる。
第1駆動部10は、ズームモータ31から発せられる駆動力を回転筒12に伝達するギア列(第1ギア列)G11〜G16を有し(図5)、第2駆動部20は、送りねじ24に伝達し、ギア列G11〜G16よりも減速比の小さいギア列(第2ギア列)G21〜G23を有している。ギア(第2ギア)G23は、1群レンズL1の光軸O1よりも3群レンズL3側にあって、ギア列G11〜G16とギア列G21〜G23の分岐部(図5の矢印D)は、1群レンズL1の光軸O1よりも3群レンズL3側に配置してあるので、ギア列の配置が効率的である。
ここで、小さな直径で大きな移動量を駆動するために、高速回転が要求される送りねじ24の減速比Aと、送りねじ24と比べて大きな直径で質量が重くなりがちな対物側のレンズをカムやヘリコイド等で駆動する回転筒12の減速比Bの関係は、A<Bとすることが好ましい。
また、回転筒12を回すギアG16と送りねじ24と一体に回転するギアG23が1群レンズL1の光軸O1を挟んで対向して配置される場合には、送りねじ24と一体に回転するギアG23側に分岐部Dを設けることが好ましい。
本実施例では、第1駆動部10と第2駆動部20との間で、ズームモータ31からの動力を接断するクラッチ部を備えている。第1駆動部10は、送りねじ24への動力をギア列G21〜G23によって伝達し、クラッチ部は、ギア列G21〜G23の少なくとも一部のギア(ここでは、ギアG23)を回転軸方向に移動させることによって、回転筒12との連動を接断することができる。
送りねじ24と連動しているギアG23は、送りねじ24との連動を保ち、回転筒12との連動を断つので、後述するように、ギアの回転により回転筒12との位相を調整することが可能となる。また、送りねじで駆動する3群レンズL3が広角端と望遠端の像面位置を揃える調整に適用可能な場合には、回転筒12側と送りねじ24側の位相あわせと同時に調整可能となる。
つまり、第2駆動部20は、送りねじ24による駆動力がナット25に伝達され、3群レンズ室23は、回転止めボス26により回転を規制されるため直進する。また、3群レンズ室23は、付勢ばね27によりブリズムP側に付勢されている。
したがって、3群レンズ室23は、ナット25がブリズムP方向へ移動すると追従して移動する。逆に、ナット25は、CCD側に移動するときは、付勢ばね27の付勢力に抗して駆動されることになる。
本実施例では、送りねじ24は、より細かな調整を行うために、軸受部材29によって送りねじ24が一体で回転するギアG23と一緒に光軸方向に移動可能とし、通常は、反射プリズム側へ3群レンズ室23を介して、付勢ばね27により付勢されているが、CCD側に寄せたとき、直前のギアG22とのかみ合いがはずれ、ギアG23を回転して再度組み立てを行うことで調整を行う。
このとき、図4に示すように、ナット25と3群レンズ室23の間に、厚みの異なるワッシャ28を入れることによって、回転筒12により駆動される1群レンズL1と送りねじ24により駆動される3群レンズL3の位相あわせや、広角端と望遠端の像面位置を揃える調整(振分調整)が可能となる。
送りねじ24は、リードの調整時に回転させるギアの歯数Zにより除した値L/Zを、広角端と望遠端の像面位置を揃える調整(振分調整)における許容ずれ量よりも小さくする。位相ずれや振分調整量が大きい場合(例えば、L/2より大きい)には、ギアの必要回転量が大きく、調整作業に時間がかかるため、ワッシャ28と併用する。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例では、ギア列G11〜G16で回転筒12を駆動し、ギア列G21〜G23で送りねじ21を駆動するというように、初めから分かれているが、途中まで共通のギア列でそこから分岐する構成でもよい。
(2)本実施例では、クラッチ部として、調整時に送りねじ24と一体のギアG23と、回転筒13とのギア連結をはずしたけれども、分岐後の送りねじ24までのギア列のどのギアで連結をはずしてもよい。
図1(a),(b)は、それぞれ本発明の実施例1であるカメラのレイアウトを示す正面及び平面図である。 図1(a)のA−A断面図であって、ワイド(W)状態を示す図である。 図1(a)のA−A断面図であって、テレ(T)状態を示す図である。 実施例1のカメラの折り曲がった後の光軸付近の縦断面(図1(b)B−B断面図)である。 実施例1のカメラの第1駆動部のギア列を示す図である。 実施例1のカメラの折り曲がった後の光軸の3群レンズ付近を示す縦断面である。
符号の説明
L1〜L4 1群レンズ〜4群レンズ
P 反射プリズム(光軸折曲部材)
G10(G11〜G16),G20(G21〜G23) ギア列
10 第1駆動部
11 固定筒
12 回転筒
13 1群保持筒
20 第2駆動部
21 固定枠
22A,22B ガイド軸
23 3群レンズ室
24 送りねじ
25 ナット
26 回転止めボス
27 付勢ばね
30 動力源
31 ズームモータ
40 フォーカス駆動部
41 4群レンズ室
42 ステッピングモータ
50 撮影部
51 枠体
52 LPF(ローパスフィルタ)
53 LPF押さえゴム
54 CCD
55 スペーサ
56 CCD基板

Claims (7)

  1. 第1レンズ群と、
    前記第1レンズ群よりも像側にある第2レンズ群と、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間に位置され、前記第1レンズ群の第1光軸と前記第2レンズ群の第2光軸を折り曲げ可能な光軸折曲部材とを有し、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群を、前記第1光軸方向と前記第2光軸方向にそれぞれ移動するレンズ鏡筒であって、
    固定筒により支持され、前記第1レンズ群の光軸周りに回転する回転筒によって、前記第1レンズ群を駆動する第1駆動部と、
    前記第2レンズ群の光軸と略平行に配置された送りねじによって、前記第2レンズ群を駆動する第2駆動部と、
    前記第1駆動部と前記第2駆動部を駆動する動力を供給する一つの動力源と、
    を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記回転筒は、回転しながら前記第1レンズ群を光軸方向に移動可能であり、前記第1駆動部からの動力を受けるギア部を有し、
    前記第1駆動部は、前記ギア部とかみ合う第1ギアを有し、
    前記第1ギアは、前記第1レンズ群の光軸を挟んで前記第2レンズ群と対向する側に配置されること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項2に記載のレンズ鏡筒において、

    前記第2駆動部は、前記駆動源からの動力を受け、前記送りねじと一体で回転する第2ギアを有し、
    前記第2ギアは、前記送りねじの前記第1レンズ群の光軸側の一端に配置されること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のレンズ鏡筒において、
    前記光軸折曲部材と前記第2レンズ群の間に第3レンズ群を有し、
    前記第2ギアは、前記第3レンズ群の外周近傍にあって、一部が前記固定筒の内部にあること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1駆動部は、前記駆動源から発せられる駆動力を前記回転筒に伝達する第1ギア列を有し、
    前記第2駆動部は、前記送りねじに伝達し前記第1ギア列よりも減速比の小さい第2ギア列を有し、
    前記第2ギアは、前記第1レンズ群の光軸よりも前記第2レンズ群側にあって、
    前記第1ギア列と前記第2ギア列の分岐部は、前記第1レンズ群の光軸よりも前記第2レンズ群側に配置したこと、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1駆動部と前記第2駆動部との間で、前記動力源からの動力を接断するクラッチ部を備えること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項6に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1駆動部は、前記送りねじへの動力をギア列によって伝達し、
    前記クラッチ部は、前記ギア列の少なくとも一部のギアを回転軸方向に移動させることによって、前記回転筒との連動を接断すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039884A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Konica Minolta Opto Inc レンズユニットおよび撮像装置
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