JP5169010B2 - カメラシステム、カメラ、被装着物 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラシステム、カメラ、及び、被装着物に関するものである。
カメラと、このカメラに着脱可能なレンズ鏡筒等の被装着物とから成るカメラシステムは、被装着物を光軸に垂直な平面内でスライドさせることによってカメラに装着せしめるマウント機構を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−115858号公報
しかし、特許文献1に記載のカメラシステムは、カメラと被装着物との双方向通信や、カメラから被装着物に対して電源の供給を行うことができない。
本発明の課題は、カメラと被装着物とを電気的に接続可能なカメラシステム、被装着物と電気的に接続可能なカメラ、及び、カメラと電気的に接続可能な装着物を提供することである。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、カメラと、該カメラに着脱可能な被装着物とから成るカメラシステムであって、前記カメラは、外観部材と、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記外観部材の一部と重なる位置に設けられた第1の電気接点部とを備え、前記被装着物は、前記カメラと係合可能な第2の取付部と、第2の電気接点部とを備え、前記被装着物を前記カメラに着脱する際には、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に垂直な平面内において、前記被装着物と前記カメラとを相対的に直進移動せしめ、前記外観部材と前記第2の取付部とのうちの少なくとも一方は、前記被装着物と前記カメラとの相対的な前記直進移動を案内する直進案内部を備えており、前記直進案内部は、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記第1の電気接点部と重ならない位置に設置され、前記第2の電気接点部は、前記被装着物を前記カメラに装着する際の前記直進移動方向側に設置され、前記直進案内部を介した直進移動によって前記被装着物が前記カメラに対して装着完了された装着完了位置に位置しているときに、前記被装着物と前記カメラとが、前記第1の電気接点部と前記第2の電気接点部とを介して導通することを特徴とするカメラシステムである。
本発明によれば、カメラと被装着物とを電気的に接続可能なカメラシステム、被装着物と電気的に接続可能なカメラ、及び、カメラと電気的に接続可能な装着物を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を適用したカメラシステムの実施形態について説明する。また、理解を容易にするため、各図面に適宜X軸−Y軸−Z軸から成る座標系を設定して説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のカメラシステムを示す斜視図である。
図2は、図1に示すカメラシステムを示す断面図である。
この図2において、(a)は、カメラシステムの通常位置(通常姿勢)における光軸を含む鉛直方向の断面(図1のY−Z面)図であり、(b)は、カメラシステムの通常位置(通常姿勢)における光軸を含む水平方向の断面(図1のX−Z面)図である。
図1に示すように、第1実施形態のカメラシステム1は、カメラ100と、このカメラ100に対して着脱可能に装着される被装着物であるレンズ鏡筒200とを備えている。また、カメラシステム1は、図2に示すように、レンズ鏡筒200をカメラ100に着脱可能に装着せしめるマウント機構300、及び、カメラ100とレンズ鏡筒200とを電気的に接続せしめる電気接続機構400を備えている。
この第1実施形態のカメラシステム1において、レンズ鏡筒200は、自身(レンズ鏡筒200)からカメラ100に進行する被写体光の光軸Oに垂直な平面(図1のX−Y平面)内で、カメラ100に対して直進移動(スライド)することによってカメラ100に装着されるようになっている。
この直進移動の方向は、カメラシステム1の通常位置において、略水平方向となっている。以下、レンズ鏡筒200のカメラ100に対する装着時の移動方向を、装着方向と称し、各図に符号Aを付して説明する。
また、本明細書において、カメラシステム1の通常位置(通常姿勢)とは、被写体光の光軸Oを水平にして、横長の画像を撮影する際のカメラシステム1の位置(姿勢)をさすものとする。以下、本明細書において、カメラシステム1及びカメラシステム1を構成する各要素の配置に関する説明は、この通常位置を基準に説明するものとし、上下方向、左右方向といった場合には、カメラシステム1を光軸方向に沿ってレンズ鏡筒200側からみた場合の方向をさすものとする。
次にカメラシステム1を形成する各要素について個別に説明する。
カメラ100は、カメラボディ110、カメラ側マウント部120、ファインダ部130、カメラ側電気接点部140を備えている。
カメラボディ110は、略直方体の箱型に形成されており、カメラ100の外観面を形成している。
図2に示すように、カメラボディ110の内部には、レンズ鏡筒200に備えられた撮影レンズ230から進行する被写体光を電気信号に変換する撮像部111、バッテリ112やフラッシュメモリ等の記録媒体113が着脱可能に装着されるスロット部、MPU等の演算装置が実装された電気回路基板114等が収容されている。また、カメラボディ110の背面部には、撮影済みの画像やメニュー画面等を表示可能な表示装置115が設けられている。
カメラ側マウント部120は、レンズ鏡筒200に設けられた鏡筒側マウント部220と協働してマウント機構300として機能するものである。カメラ側マウント部120は、カメラボディ110の前面部に設けられている。このカメラ側マウント部120の構造については、後に詳しく説明する。
ファインダ部130は、フレーミング時に撮影者が被写体像の観察を行う部分である。ファインダ部130は、図2(a)に示すように、カメラボディ110に収容され、カメラ側マウント部120や撮像部111に対して上方に設けられている。
本第1実施形態のファインダ部130は、フレーミング時の撮像部111の出力に基づく画像を略リアルタイムで表示する表示部を備えた公知のEVF(Electronic View Finder)装置を備えている。
カメラ側電気接点部140は、レンズ鏡筒200に設けられた鏡筒側電気接点部250と協働して電気接続機構400として機能する第1の電気接点部である。このカメラ側電気接点部140の構造については、後に詳しく説明する。
レンズ鏡筒200は、カメラ100に着脱可能に装着される交換レンズであり、図2(b)に示すように、レンズボディ210、鏡筒側マウント部220、撮影レンズ230、絞り部240、及び、鏡筒側電気接点部250を備えている。
レンズボディ210は、被写体光の光軸Oに直交する断面形状が略長方形である角筒状に形成されており、レンズ鏡筒200の外観面を形成している。
レンズボディ210の内部には、図2に示すように、MPU等の演算装置が実装された電気回路基板211や、後述する撮影レンズ230、絞り部240等が収容されている。
鏡筒側マウント部220は、カメラ100に設けられたカメラ側マウント部120と協働してマウント機構300として機能するものである。鏡筒側マウント部220は、レンズボディ210におけるカメラ100側の端部に設けられている。この鏡筒側マウント部220の構造については、後に詳しく説明する。
撮影レンズ230は、第1レンズ群231、第2レンズ群232、第3レンズ群233、及び、第4レンズ群234を備え、被写体光の進行方向に沿ってこの順番に配置されている。
第2レンズ群232は、ブレ補正レンズとしても機能し、レンズ鏡筒200に設けられたブレ補正アクチュエータ235によって、撮像部111に対して光軸Oに垂直な平面(X−Y平面)内で駆動される。カメラシステム1は、これによって、撮像部111に結像される被写体像の像ブレが補正されるようになっている。
第3レンズ群233は、フォーカスレンズとしても機能する。第3レンズ群233は、レンズ鏡筒200に設けられたフォーカスモータ236によって光軸方向に駆動され、カメラシステム1は、これによって、撮像部111に結像される被写体像の合焦を行うようになっている。
絞り部240は、撮影レンズ230を通過する被写体光の光量を調節する部分である。本第1実施形態の絞り部240は、絞りアクチュエータ241によって駆動される複数の絞り羽根を備えた公知の光彩絞りを備えている。
鏡筒側電気接点部250は、前述したカメラ側電気接点部140と協働して電気接続機構400として機能する第2の電気接点部である。この鏡筒側電気接点部250の構造については、後に詳しく説明する。
次に、マウント機構300(カメラ側マウント部120及び鏡筒側マウント部220)の構造について説明する。
図3は、図1に示すカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。
この図3において、(a)は、レンズ鏡筒(図中、二点鎖線で表示する)のカメラに対する装着前の状態を、(b)は、レンズ鏡筒(図中、二点鎖線で表示する)のカメラに対する装着が完了した状態をそれぞれ示している。
カメラ側マウント部120は、図1(a)及び図3に示すように、カメラボディ110の前面部であって、その右端部を含む領域に設けられている。カメラ側マウント部120は、それぞれが水平方向に延在する帯状の部分である第1マウント基部121と第2マウント基部122とを備えている。第1マウント基部121は、第2マウント基部122に対して上方に設けられている。
また、カメラ側マウント部120は、第1マウント基部121及び第2マウント基部122の左方の端部同士を接続する第3マウント基部123を備えている。これによって、カメラ側マウント部120は、全体的な形状がカメラボディ110の右端部に開口した略U字状(コの字状)に形成されている。第1〜3マウント基部121〜123は、例えば、金属材料によって一体的に形成されている。
カメラ側マウント部120は、第1マウント基部121の右端部から下方(−Y方向)に張り出して設けられた第1係合部124、及び、第2マウント基部122の右端部から上方(+Y方向)に張り出して設けられた第2係合部125を備えている。
第1係合部124は、レンズ鏡筒200のカメラ100に対する装着完了状態(以下、単に装着完了状態と称する)において、後述する鏡筒側マウント部220に備えられた第3爪部223cと機械的に係合する部分である。また、装着完了状態において、第2係合部125は、第4爪部223dと機械的に係合するようになっている(図3(b)参照)。
また、装着完了状態において、第3マウント基部123は、鏡筒側マウント部220に備えられた第1爪部223a及び第2爪部223bと機械的に係合するようになっており、第3マウント基部123、第1係合部124、及び、第2係合部125は、協働して第1の取付部(カメラ側取付部)として機能するようになっている。
カメラシステム1は、第1係合部124、第2係合部125、及び、第3マウント基部123が、第1〜第4爪部223a〜223dとそれぞれ機械的に係合した装着完了状態において、カメラ100とレンズ鏡筒200との光軸方向の移動が制限されるようになっている。
また、第1係合部124、第2係合部125、及び、第3マウント基部123は、第1〜第4爪部223a〜223dを光軸方向撮影者側(−Z方向)に付勢する図示しない板バネをそれぞれ備えている。これによってレンズ鏡筒200は、装着完了状態において、カメラ100に対する光軸方向のがたつきが防止されるようになっている。
カメラ側マウント部120は、ロックピン126(図1(a)参照)を備えている。
ロックピン126は、装着完了状態において後述する鏡筒側マウント部220に設けられたロック孔225(図1(b)参照)に挿入されるものである。レンズ鏡筒200とカメラ100とは、ロックピン126がロック孔225に挿入されることによって、装着方向Aの相対移動が制限される。カメラシステム1は、この装着完了状態において、レンズ鏡筒200から進行する被写体光の光軸Oと、撮像部111の中心とが概ね重なるようになっている。
ロックピン126は、第2係合部125に設けられており、レンズ鏡筒200側に突き出した突出位置(図1(a)参照)と、第2係合部125に収納された収容位置との間で移動可能になっている。カメラ側マウント部120は、ロックピン126を突出位置に付勢する図示しない付勢バネを備えている。ロックピン126は、カメラボディ110に備えられたロックピン解除レバー127(図1(a)参照)が−Z方向に操作されることによって、突出位置から収容位置に移動するようになっている。
次に鏡筒側マウント部220について説明する。
図1(b)に示すように、鏡筒側マウント部220は、ベース部221、レンズ保持枠222、係合爪223(223a〜223d)、位置決め突起224(224a〜224d)、及び、ロック孔225を備えている。
ベース部221は、レンズボディ210のカメラ100側の端部に設けられている。ベース部221は、光軸方向からみた平面形が略長方形の板状に形成されている。
レンズ保持枠222は、ベース部221からカメラ100側に突き出して設けられた円環状の部分であり、ベース部221に一体に形成されている。撮影レンズ230のうち最もカメラ側に配置された第4レンズ群234は、このレンズ保持枠222の内径側に固定されており、レンズ保持枠222は、被写体光を通過させる開口部を形成する開口形成部材として機能する。
ここで、開口形成部材222の機能について説明する。
図4(a)は光学系とその光線の一例を示す図であり、光軸を含む断面を示している。また、図4(b)は、撮像部の結像面を示している。これらの図4(a)及び(b)において、周辺光束は、片側(光軸を挟んで一方側の領域)のみ示している。
図4(a)に示す画角中央の中央光束による被写体像は、図4(b)に示す撮像部111の結像面111aの中央aに結像する。
また、図4(a)に示す画角周辺の周辺光束による被写体像は、図4(b)に示す撮像部111の結像面111aの周辺bに結像する。周辺bは、四角い画角の1つの角に相当する位置である。なお、図4(a)及び(b)は、被写体距離を無限遠として示しているが、有限距離であっても図4(a)及び(b)と同様である。
この図4(a)では、撮像部111の結像面に有効に結像する被写体像の光束は、レンズ保持枠222の開口部によって規定されている。つまり、この図4(a)に示す例のレンズ保持枠222は、被写体光を通過させる開口部を形成する開口形成部材としての機能を有していることになる。
図4(c)は、図4(a)に示すレンズ(光学)系の内部に絞りを備えている場合を示している。この図4(c)において、絞りは、最大に開いた状態を示している。
この図4(c)に示す場合、撮像部111の結像面に有効に結像される被写体像の光束は、絞りの開口径によって規定されることになる。そして、この絞りが最大に開いた状態であっても、図4(c)に示すように、被写体光束とレンズ保持枠222の開口部との間には、わずかな隙間δが形成されている。
つまり、この図4(c)に示すレンズ(光学)系の場合、レンズ保持枠222は、被写体光の通過開口としての機能を有するが、被写体光を通過させる開口部を形成する開口形成部材としての機能は具備していないことになる(この被写体光を通過させる開口部は、絞りによって規定されることになり、絞りが開口形成部材として機能する)。
なお、レンズ(光学)系のタイプによっては、レンズ234の位置で中央光束の径の方が周辺光束の径よりも大きい場合もあるが、この場合であっても上述した例と同様に考えることができる。
また、レンズ(光学)系のタイプによっては、レンズ保持枠222がレンズ234を保持せず、レンズ鏡筒200のベース部221には、光束を通過させる開口部のみ形成されている場合もある。さらに、レンズ234に変えて、平行平面板が配置されている場合もある。
係合爪223は、カメラ側マウント部120に設けられた第1係合部124、第2係合部125、第3マウント基部123に機械的に係合可能に設けられており、第2の取付部(被係合物側取付部)として機能する。係合爪223は、第1爪部223a、第2爪部223b、第3爪部223c、及び、第4爪部223dを備えている。
第1爪部223a及び第2爪部223bは、ベース部221の装着方向前部に設けられている。第1爪部223a及び第2爪部223bの先端部は、装着方向Aに平行に突き出して設けられており、第3マウント基部123と係合するようになっている。
第3爪部223c及び第4爪部223dは、ベース部221の装着方向後部に設けられている。第3爪部223c及び第4爪部223dの先端部は、それぞれ上方、下方に突き出して設けられており、第1係合部124、第2係合部125にそれぞれ係合するようになっている。
ここで、図3(b)に示すように、第1〜4爪部223a〜223dは、レンズ保持枠222の上端部分を通る水平面H1と、レンズ保持枠222の下端部分を通る水平面H2とに挟まれた領域内に設けられている。第1爪部223a及び第3爪部223cは、レンズ保持枠222を挟んでベース部221の水平面H1側に設けられ、第2爪部223b及び第4爪部223dは、レンズ保持枠222を挟んでベース部221の水平面H2側に設けられている。
これによって、係合爪223と、第1係合部124、第2係合部125、第3マウント基部123とは、それぞれ水平面H1と水平面H2との間の領域で係合するようになっている。
位置決め突起224は、レンズ鏡筒200がカメラ100に装着される際に、レンズ鏡筒200が装着方向Aに直進案内される部分である。
位置決め突起224は、ベース部221からカメラ100側に突き出して設けられた略直方体の部分である。位置決め突起224は、複数設けられており、本第1実施形態では、例えば、合計4つ(224a〜224d)設けられている。
4つの位置決め突起224a〜dのうち、ベース部221の上端部近傍に設けられた位置決め突起224a、224bは、それぞれ第1マウント基部121の下端面121Aに接触するようになっている。また、ベース部221の下端部近傍に設けられた他の2つの位置決め突起224c、224d(位置決め突起224dは図3参照)は、第2マウント基部122の上端面122Aにそれぞれ接触するようになっている。
つまり、これら位置決め突起224a〜224d(被案内部)に接触する第1マウント基部121の下端面121Aと第2マウント基部122の上端面122Aとが、レンズ鏡筒200をカメラ100に装着する際の案内部材の役割を果たす。
ロック孔225は、カメラ側マウント部120に設けられたロックピン126が挿入される孔部であり、第4爪部223dの近傍に配置されている。
次に、本第1実施形態のレンズ鏡筒200をカメラ100に装着する際の動作について説明する。
レンズ鏡筒200は、まず、光軸方向(図1(a)の矢印B方向)に移動されることによってカメラ100に接近し、鏡筒側マウント部220のカメラ100側の端面とカメラ側マウント部120のレンズ鏡筒200側の端面とが接触する。このカメラ100とレンズ鏡筒200との接触面は、光軸Oに垂直な第1の平面を形成する。
この接触状態において、カメラ100とレンズ鏡筒200とは、図3(a)に示すように、係合爪223がカメラ側マウント部120に接触しないように、撮影レンズ230の中心が、撮像部111の中心に対して右方にずれた位置とされる。以下、この図3(a)に示す状態を、装着前状態と称して説明する。
また、図3(a)に示す装着前状態において、位置決め突起224a、224bは、第1マウント基部121の下端面121Aに、位置決め突起224c、224dは、第2マウント基部122の上端面122Aにそれぞれ接触している。これによって、レンズ鏡筒200は、カメラ100に対して水平方向に直進移動のみができるようになり、これらは協働しての直進案内機構として機能する。
次いで、レンズ鏡筒200は、カメラ100に対して装着方向Aにスライドされる。これによって、図3(b)に示すように、第1爪部223a及び第2爪部223bが第3マウント基部123に、第3爪部223cが第1係合部124に、第4爪部223dが第2係合部125にそれぞれ引っ掛かって機械的に係合する。また、ロックピン126とロック孔225とは、撮影レンズ230の光軸Oが撮像部111の中心に重なる位置で互いの位置が重なる。これにより、ロックピン126は、突出位置に移動してロック孔225に挿入される(以下、この状態を装着完了状態と称する)。
次に、電気接続機構400(カメラ側電気接点部140及び鏡筒側電気接点部250)について説明する。
図1及び図3に示すように、カメラ側電気接点部140は、光軸方向からみて第3マウント基部123に重なる位置に設けられており、例えば、4つの第1電気接点である可動接点141を備えている。これらの可動接点141は、接点ベース部142に支持されており、その可動方向は、光軸方向(Z方向)に略平行となっている。この4つの可動接点は、それぞれバネ141a等の付勢手段によりZ方向に常時付勢されているものである(図5(a)参照)。
4つの可動接点141は、上下方向(装着方向Aに直交する方向(Y方向))に配列されており、上から順番に、電源供給用接点、接地(GND)用接点、第1通信用接点、第2通信用接点となっている。
ここで、本明細書において、可動接点とは、接点を支持する支持部材(本実施形態では接点ベース部142)に対して移動可能に設けられた接点を意味するものとする。
鏡筒側電気接点部250は、ベース部221の装着方向前部であって、第1爪部223aと第2爪部223bとの間に設けられている。鏡筒側電気接点部250は、例えば、4つの第2電気接点である固定接点251を備えている。4つの固定接点251は、可動接点141に対応して、上下方向(装着方向Aに直交する方向(Y方向))に配列されており、上から順番に、電源供給用接点、接地(GND)用接点、第1通信用接点、第2通信用接点となっている。
これらの固定接点251は、装着完了状態で上述した可動接点141に接触し、この状態で、カメラ100とレンズ鏡筒200とは、導通可能となっている。
4つの固定接点251は、それぞれ光軸Oに垂直な接触面を備えている。4つの固定接点251を支持する接点ベース部252は、装着方向前部の角部を傾斜させて形成された傾斜部252a(図5参照)を備えている。
ここで、レンズ鏡筒200に備えられたブレ補正アクチュエータ235やフォーカスモータ236等の各電動アクチュエータは、カメラ100に備えられたバッテリ112から、側電気接点部140及び鏡筒側電気接点部250の電源供給用接点を介して電源が供給されるようになっている。
また、カメラ100に備えられた電気回路基板114には、カメラ側通信部401が、レンズ鏡筒200に備えられた電気回路基板211には、被装着物側通信部である鏡筒側通信部402がそれぞれ設けられている(図2(b)参照)。カメラ側通信部401は、カメラ側電気接点部140に電気的に接続され、鏡筒側通信部402は、鏡筒側電気接点部250に電気的に接続されている。
カメラ側通信部401と鏡筒側通信部402とは、カメラ側電気接点部140及び鏡筒側電気接点部250の第1通信用接点及び第2通信用接点を介して互いに電気信号の送受信を行うことが可能になっており、カメラ100とレンズ鏡筒200とは、双方向通信を行うことができるようになっている。
次に、カメラ側電気接点部140と鏡筒側電気接点部250とが接触する際の動作を説明する。
図5は、図1に示すカメラシステムに備えられた電気接点部(カメラ側電気接点部140及び鏡筒側電気接点部250)を示す図である。
図5(a)は、図3(a)に示す装着前状態における固定接点251と可動接点141との位置を示している。
図5(a)に示す装着前状態からレンズ鏡筒200を装着方向Aにスライドさせると、接点ベース部252に設けられた傾斜部252aが可動接点141に接触し、可動接点141は、図5(b)に示すように、バネ141aの付勢力に抗して接点ベース部142に収容される方向に押し込まれる。
この後、レンズ鏡筒200がさらに装着方向Aに移動して、図5(c)に示す完了直前位置となると、固定接点251が可動接点141に接触する。このとき、例えば、4つが設けられた可動接点141のそれぞれは、対応する固定接点251に対して、略同時に接触する。
そして、この図5(c)に示す完了直前位置からさらにレンズ鏡筒200が装着方向Aに移動すると、これに応じて固定接点251と可動接点141とが摺動し、その両者間の摺動を経た後に図5(d)に示す装着完了位置となる。
ここで、本明細書において、完了直前位置(図5(c)参照)とは、装着完了位置(図5(d)参照)に至る手前の位置を意味し、例えば、各係合爪223が係合対象の第3マウント基部123、第1係合部124、第2係合部125に対して係合を開始した位置(すなわち、係合爪223が係合対象と全く係合していない場合は、完了直前に含まない)や、撮像部111とレンズ保持枠222とが光軸方向からみて重ならなくなる位置(すなわち、図3(a)に示す状態は完了直前に含まない)や、ロックピン126が光軸方向からみてロック孔225の一部と重り始める位置を意味するものとする。
次に、本第1実施形態のカメラシステムの効果を比較形態のカメラシステムと対比して説明する。
図6は、比較形態及び実施形態のマウント機構を示す図であり、図6(a)は、比較形態のマウント機構1300を、図6(b)は、第1実施形態のマウント機構300を示している。
この比較形態及び以下説明するその他の実施形態において、上述した第1実施形態と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
図6(a)に示す比較形態のマウント機構1300は、第1実施形態のカメラ側マウント部120に設けられた第1係合部124、第2係合部125に相当する部分を備えていない。
また、比較形態のマウント機構1300は、第1マウント基部1121、第2マウント基部1122にそれぞれ設けられた水平方向に延在する溝1121a、1122aに、レンズ鏡筒に設けられた係合爪(図示省略)が係合するようになっている。
この図6(a)において、カメラ側マウント部1120と鏡筒側マウント部の爪部とが係合する部分に符号C1を付して説明する。図6(a)に示すように、比較形態のマウント機構1300は、水平面H1と水平面H2とに挟まれる領域の外側でカメラ側マウント部1120と鏡筒側マウント部とが係合するようになっている。
これに対し、図6(b)に示す第1実施形態のカメラ側マウント部120は、前述のように、カメラ側マウント部120と鏡筒側マウント部220とが、水平面H1と水平面H2とに挟まれる領域内(図6(b)において符号C2を付した部分)で係合するように設けられている。
これによって、第1実施形態のカメラ側マウント部120は、第1マウント基部121及び第2マウント基部122の上下方向寸法を小さくすることができ、カメラ側マウント部120の上下方向の寸法(L2)を、比較形態のカメラ側マウント部1120の上下方向の寸法(L1)に比べて小さくできる(L2<L1)。
以上、説明したように、第1実施形態のカメラ側マウント部120は、上下方向の寸法を小さくすることができるので、カメラ100の高さ方向寸法を小さくできる。したがって、図2(a)に示すように、ファインダ部130をカメラ側マウント部120の上方に重なるように配置しても、カメラ100が大型化しない。
以上説明した効果に加え、本第1実施形態のカメラシステム1は、以下の効果を得ることができる。
(1)カメラ側通信部401と鏡筒側通信部402とが双方向通信を行うことができるので、カメラ100は、レンズ鏡筒200から、例えば、焦点距離や絞り値等のレンズ情報を取得でき、さらに、レンズ鏡筒200に備えられた各アクチュエータを制御することができる。これによって、カメラシステム1は、例えば、撮像部111の出力に基づいて、カメラ100側からレンズ鏡筒200に備えられた絞りアクチュエータ241やフォーカスモータ236の駆動制御を行うことができる。
(2)カメラ側電気接点部140に設けられた可動接点141と、鏡筒側電気接点部250の固定接点251とは、レンズ鏡筒200のカメラ100に対する装着動作に応じて摺動するので接触不良が防止される。
(3)カメラ100に対してレンズ鏡筒200係合させる爪部223は、レンズ鏡筒200のベース部221の四隅に設けられているので、装着完了状態におけるレンズ鏡筒200のカメラ100に対する位置が安定する。
(4)4つの可動接点141のそれぞれは、装着完了状態で接触する相手方の固定接点251のみと摺動するから、例えば、通信用接点と電源供給用接点とが接触して、通信回路に大電流が流れる等のトラブルを防止できる。ここで、公知のバヨネット式マウント機構に設けられた電気接点は、レンズ鏡筒の装着動作に伴って複数の接点同士が摺動するため、例えば、電源供給用接点と通信用接点とが摺動しないようにするなど、接点の配置を考慮して設計する必要がある。これに対し、本実施形態の電気接続機構400では、最終的に接触する接点同士が一対一の関係で摺動するので、接点の配置の自由度が向上する。
(5)カメラ100とレンズ鏡筒200とが装着完了位置に至る直前(図5(c)の完了直前位置)から、装着完了位置(図5(d))に至るまでの期間において、カメラ100側とレンズ鏡筒200側の両方の接点が摺動するように配置されているので、接点に異物がついて導通不良を起こすおそれがない。
[第2実施形態]
次に、本発明を適用したカメラシステムの第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態のカメラシステムを示す斜視図である。
第2実施形態のカメラシステム2は、第1実施形態のカメラシステム1に対し、マウント機構の構造が異なっている。
第2実施形態のカメラ側マウント部520は、図7に示すように、第1マウント基部521の右端部と第2マウント基部522の右端部とにわたして設けられ、第3マウント基部523に平行に延在する係合部528を備えている。これによって、カメラ側マウント部520は、カメラ500を光軸方向のレンズ鏡筒600側からみた形状が、略矩形状となっている。
また、鏡筒側マウント部620の爪部623は、第3マウント基部523に係合可能な第1爪部623a及び第2爪部623b、係合部528に係合可能な第3爪部623cを備えている。第3爪部623cは、第1爪部623a、第2爪部623bと同様に、その先端部が装着方向Aに突き出している。第3爪部623cは、その爪幅が第1爪部623a、第2爪部623bよりも広くなっている。
この第2実施形態のカメラシステム2も、第1実施形態のカメラシステム1と同様の装着手順でレンズ鏡筒600をカメラ500に装着するようになっている。
第2実施形態のカメラシステム2は、第1実施形態のカメラシステム1の効果に加え、第1マウント基部521の右端と第2マウント基部522の右端とを接続する柱状の部分である係合部528が設けられているので、カメラ500の上下方向の剛性が向上するという効果が得られる。
[第3実施形態]
次に、本発明を適用したカメラシステムの第3実施形態について説明する。
図8は、第3実施形態のカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。
第3実施形態のカメラシステム3は、第1実施形態のカメラシステム1に対して、電気接続機構700の構造が異なっている。
第3実施形態の電気接続機構700は、第1実施形態のカメラ側電気接点部140と同様に、カメラ側に、例えば、4つの第1電気接点である可動接点741(741a〜741d)を備えているが、可動接点741は、第1マウント基部721側に、例えば、2つ(第1可動接点741a、第2可動接点741b)が設けられるとともに、第2マウント基部722側に他の、例えば、2つが(第3可動接点741c、第4可動接点741d)設けられている。
また、各可動接点741は、Y方向に可動に構成されており、第1マウント基部721側の第1、第2可動接点741a、741bは、不図示の付勢部材により−Y方向に常時付勢されており、第2マウント基部722側の第3、第4可動接点741c、741dは、不図示の付勢部材により+Y方向に常時付勢されているものである。
これらの可動接点741a〜741dは、レンズ鏡筒の装着方向Aに沿ってそれぞれ離間して配置されている。第1マウント基部721側に設けられた可動接点741a、741bは、それぞれ下方に向けて突き出しており、第2マウント基部722側に設けられた可動接点741c、741dは、それぞれ上方に向けて突き出して設けられている。これらの可動接点の可動方向は、上下方向(±Y方向)となっている。
また、電気接続機構700は、レンズ鏡筒側に、例えば、4つの第2電気接点である固定接点751(第1〜第4固定接点751a〜751d)を備えている。これらの固定接点751a〜751dは、4つの可動接点741a〜742aに対して装着完了状態で対向する位置に設けられている。これらの固定接点751a〜751dの接触面は、それぞれ水平面(装着方向A)に平行となっている。
第3実施形態のカメラシステム3も第1実施形態のカメラシステム1と同様に、図8(a)に示す装着前状態では、第4レンズ群234の中心と撮像部111との中心とがずれた位置とされる。
ここで、図8(a)に示す装着前状態において、第1固定接点751aは、第1可動接点741aと第2可動接点741bとの間に配置され、第2固定接点751bは、第2可動接点741bの右方に配置される。また、第3固定接点751cは、第3可動接点741cと第4可動接点741dとの間に配置され、第4固定接点751dは、第4可動接点741dの右方に配置される。
このように、第3実施形態のカメラシステムは、図8(a)に示す装着前状態において、装着完了状態(図8(b)参照)で接触する一組の可動接点と固定接点との間には、他の可動接点、固定接点が配置されないようになっている。
この第3実施形態のカメラシステム3では、装着前状態(図8(a))からレンズ鏡筒を装着方向Aに移動させると、可動接点741と固定接点751とが摺動しながら図8(b)に示す、可動接点741と固定接点751とが接触した装着完了状態に移行する。
ここで、前述のように装着前状態において、装着完了時に接触する一組の接点間には、他の接点が配置されないので、可動接点741は、装着完了時に接触する相手の固定接点751のみと摺動する。具体的に説明すると、例えば、第1可動接点741aは、第1固定接点751aのみと摺動し、第2可動接点741bは、第2固定接点751bのみと摺動する。
以上説明した第3実施形態のカメラシステム3も第1実施形態のカメラシステム1と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明を適用したカメラシステムの第4実施形態について説明する。
図9は、第4実施形態のカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。
この第4実施形態のカメラシステム4も、第3実施形態のカメラシステム3と同様に、第1実施形態のカメラシステム1に対して、電気接続機構800の構造が異なっている。
第4実施形態のカメラシステム4に備えられた電気接続機構800は、第1マウント基部121と第3マウント基部123との接続部の近傍に、例えば、4つの第1電気接点である可動接点841aを備えるとともに、第2マウント基部と第3マウント基部123との接続部の近傍にも、例えば、4つの第1電気接点である可動接点841bが設けられている。
第1マウント基部121側に設けられた4つの可動接点841aは、装着方向Aに対して、例えば、45°の角度をなす方向に配列されており、それぞれ接点ベース部842aから不図示の付勢手段により右斜め下方に突き出すように常時付勢されているように設けられている。また、第2マウント基部122側に設けられた4つの可動接点841bは、装着方向Aに対して、例えば、−45°の角度をなして配列され、それぞれ接点ベース部842bから不図示の付勢手段により右斜め上方に突き出すように常時付勢されているように設けられている。
第2電気接点である固定接点851は、可動接点841に対応して、例えば、8つ設けられている。8つの固定接点851のうち、第1マウント基部851側に設けられた、例えば、4つの可動接点841aに接触する、例えば、4つの固定接点851aの接触面は、X−Z平面(装着方向Aに平行な水平面)に対して、例えば、45°の角度をなしている。
また、8つの固定接点851のうち、第2マウント基部122側に設けられた、例えば、4つの可動接点841bに接触する、例えば、4つの固定接点851bの接触面は、X−Z平面に対して、例えば、−45°の角度をなしている。
これによって、例えば、8つずつ設けられた各可動接点841、固定接点851のそれぞれは、装着前状態において、装着完了状態で接触する予定の相手に対し、装着方向Aに沿って対向して配置される。
第4実施形態のカメラシステム4は、図9(a)に示す装着前状態からレンズ鏡筒を装着方向Aに移動させると、固定接点851と可動接点841の先端部とが接触し、可動接点841が接点ベース部842に収容される方向に押圧される。
そして、可動接点841が接点ベース部842に収容される方向に移動すると、この動作に伴って、可動接点841の先端部と固定接点851とが摺動する。
以上説明した第4実施形態のカメラシステム4は、第1実施形態のカメラシステム1の効果に加え、より多くの接点を設けることができるという効果を得ることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明を適用したカメラシステムの第5実施形態について説明する。
図10は、第5実施形態のカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。
この第5実施形態のカメラシステム5も、第3実施形態のカメラシステム3と同様に、第1実施形態のカメラシステム1に対して、電気接続機構900の構造が異なっている。
電気接続機構900は、第1実施形態と同様の位置にカメラ側電気接点部940、及び、鏡筒側電気接点部950が設けられている。
カメラ側電気接点部940に備えられた第1電気接点である可動接点941は、実施形態1と同様に、例えば、4つ設けられ、上下方向(Y方向)に配列されている。ただし、これらの可動接点941の可動方向は、装着方向Aに平行となっている。また、各可動接点941は、それぞれ不図示の付勢手段により−A方向(図中右方向)に常時付勢されている。
また、鏡筒側電気接点部950に備えられた第2電気接点である固定接点951は、可動接点941に対応して、例えば、4つ設けられ、これらは、上下方向に配列されている。ただし、これらの固定接点951の接触面は、装着方向Aに垂直な面となっている。
第5実施形態のカメラシステム5は、上述した第1〜第4実施形態と異なり、レンズ鏡筒をカメラに装着する際に、固定接点951と可動接点941が摺動しないが、可動接点は、装着方向Aに平行に移動可能なので、接点同士を確実に接触させることができる。
[変形形態]
本発明のカメラシステム、カメラ、被装着物の構成は、以上説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が適宜可能であり、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。
(1)実施形態において、カメラに装着される被装着物は、撮影レンズを備えたレンズ鏡筒であったが、これに限らず、例えば、コンバータレンズや、規格の異なるマウント部を有するレンズ鏡筒の装着を可能にするアダプタ等であってもよい。
(2)カメラと被装着物との係合位置は、実施形態に記載した第2の平面(H1)と第3の平面(H2)との間の領域であれば、実施形態に記載した位置に限られない。
(3)被装着物の実施形態であるレンズ鏡筒は、カメラシステムの通常位置で水平方向にスライドしてカメラに装着されるものであったが、被装着物の装着方向は、これに限らず、例えば、鉛直方向であってもよい。この場合、カメラの幅方向寸法を小さくできる。
(4)電気接点の数は、実施形態に記載した数に限られない。また、固定接点をカメラ側に設け、可動接点を被装着物側に設けてもよい。
(5)実施形態のレンズ鏡筒は、角筒状であったが、これに限らず、例えば、円筒形状であってもよい。
(6)直進案内部の構成は、実施形態に記載したものに限らず、適宜変更が可能であり、カメラ側、又は、被装着物側のみに設けられた部材によって直進案内をしてもよい。例えば、実施形態において、直進案内部の一部を形成する位置決め突起224(図1(b)参照)は、直方体状であったが、この位置決め突起の形状がこれ以外(例えば、円柱状)であっても、カメラシステムは、第1マウント基部121、第2マウント基部122によって、装着時の直進案内を行うことができる。また、例えば、直進移動の前半部分をカメラ及び被装着物の一方側に設けられた部材(又は部分)によって案内し、後半部分を他方側に設けられた部材(又は部分)によって案内してもよい。
第1実施形態のカメラシステムを示す斜視図である。 図1に示すカメラシステムの断面図である。 図1に示すカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。 開口形成部材の機能について説明する図である。 図1に示すカメラシステムに備えられた電気接点機構を示す図である。 第1実施形態及び比較形態のマウント機構を示す図である。 第2実施形態のカメラシステムを示す斜視図である。 第3実施形態のカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。 第4実施形態のカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。 第5実施形態のカメラシステムに備えられたマウント機構を示す図である。
符号の説明
1 カメラシステム : 100 カメラ : 121 第1マウント基部 : 122 第2マウント基部 : 123 第3マウント基部 : 140 カメラ側電気接点部 : 200 レンズ鏡筒 : 222 レンズ保持枠 : 223 係合爪 : 250 鏡筒側電気接点部 : 300 マウント機構 : 400 電気接続機構

Claims (14)

  1. カメラと、該カメラに着脱可能な被装着物とから成るカメラシステムであって、
    前記カメラは、外観部材と、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記外観部材の一部と重なる位置に設けられた第1の電気接点部とを備え、
    前記被装着物は、前記カメラと係合可能な第2の取付部と、第2の電気接点部とを備え、
    前記被装着物を前記カメラに着脱する際には、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に垂直な平面内において、前記被装着物と前記カメラとを相対的に直進移動せしめ、
    前記外観部材と前記第2の取付部とのうちの少なくとも一方は、前記被装着物と前記カメラとの相対的な前記直進移動を案内する直進案内部を備えており、
    前記直進案内部は、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記第1の電気接点部と重ならない位置に設置され、
    前記第2の電気接点部は、前記被装着物を前記カメラに装着する際の前記直進移動方向側に設置され、
    前記直進案内部を介した直進移動によって前記被装着物が前記カメラに対して装着完了された装着完了位置に位置しているときに、前記被装着物と前記カメラとが、前記第1の電気接点部と前記第2の電気接点部とを介して導通すること
    を特徴とするカメラシステム。
  2. 前記被装着物は、被装着物側通信部を備え、
    前記カメラは、前記第1の電気接点部と前記第2の電気接点部との導通状態下において、前記被装着物側通信部に対して双方向通信を行なうカメラ側通信部を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 前記第1の電気接点部は、複数の第1電気接点を有し、
    前記第2の電気接点部は、前記複数の第1電気接点にそれぞれ対応する複数の第2電気接点を有し、
    前記複数の第1電気接点と、該第1電気接点の各々に対応する複数の第2電気接点の各々とは、前記直進移動に伴ってそれぞれほぼ同時に接触すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のカメラシステム。
  4. 前記第1の電気接点部と前記第2の電気接点部は、前記直進移動によって前記被装着物が前記装着完了位置に至る手前の位置である完了直前位置において接触を開始し、
    前記完了直前位置から前記装着完了位置に至るまでの前記被装着物と前記カメラとの間の相対的な直進移動に伴って、前記両電気接点部は互いに摺動すること
    を特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。
  5. 前記複数の第1電気接点と前記複数の第2電気接点は、それぞれ前記直進移動の方向に交差する方向に配列されるとともに、
    前記第1の電気接点部と前記第2の電気接点部はそれぞれ、前記直進移動の方向に垂直であり且つ前記装着時には互いに対向配置される接触面部を備えること
    を特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。
  6. 前記第1の電気接点部は、複数の第1電気接点を有し、
    前記第2の電気接点部は、前記複数の第1電気接点に対応する複数の第2電気接点を有し、
    前記複数の第1電気接点と前記複数の第2電気接点は、それぞれ前記直進移動の方向に交差する方向に配列されるとともに、前記第1、第2の電気接点部のうちの少なくとも一方の電気接点部が前記被写体光の光軸に垂直な接触面部を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のカメラシステム。
  7. 前記第1の電気接点部は、複数の第1電気接点を有し、
    前記第2の電気接点部は、前記複数の第1電気接点に対応する複数の第2の電気接点を有し、
    前記複数の第1電気接点と前記複数の第2電気接点は、それぞれ前記直進移動の方向に平行に配列されるとともに、前記第1、前記第2の電気接点部のうちの少なくとも一方の電気接点部が前記直進移動の方向に平行な接触面部を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のカメラシステム。
  8. 前記第1の電気接点部は、複数の第1電気接点を有し、
    前記第2の電気接点部は、前記複数の第1電気接点にそれぞれ対応する複数の第2電気接点を有し、
    前記複数の第1電気接点と前記複数の第2の電気接点は、一方が可動接点とされるとともに他方が固定接点とされ、
    前記固定接点の接触面は、前記直進移動の方向に対して傾斜して配置され、
    前記可動接点の可動方向と前記固定接点の接触面とが略垂直であること
    を特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のカメラシステム。
  9. 前記被装着物は、撮影レンズを備えたレンズ鏡筒であること
    を特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のカメラシステム。
  10. 前記カメラは、第1の取付部を備え、
    前記第1の電気接点部は、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において前記第1の取付部と重なる位置に設けられたこと
    を特徴とする請求項1から請求項9までの何れか1項に記載のカメラシステム。
  11. 被装着物側電気接点部と被装着物側取付部とを備えた被装着物が係合可能かつ着脱可能なカメラであって、
    前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記カメラの外観部材と重なる位置に設けられたカメラ側電気接点部を備え、
    前記被装着物を前記カメラに着脱する際には、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に垂直な平面内において、前記被装着物と前記カメラとを相対的に直進移動せしめ、
    前記カメラの外観部材は、前記被装着物と前記カメラとの相対的な前記直進移動を案内する直進案内部を備えており、
    前記直進案内部は、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記カメラ側電気接点部と重ならない位置に設置され、
    前記被装着物側電気接点部は、前記被装着物を前記カメラに装着する際の前記直進移動方向側に設置され、
    前記直進案内部を介した直進移動によって前記被装着物が前記カメラに対して装着完了された装着完了位置に位置しているときに、前記被装着物と前記カメラとが、前記被装着物側電気接点部と前記カメラ側電気接点部とを介して導通すること
    を特徴とするカメラ。
  12. 前記カメラは、カメラ側取付部を備え、
    前記カメラ側電気接点部は、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記カメラ側取付部に重なる位置に設けられたこと
    を特徴とする請求項11に記載のカメラ。
  13. 被装着物からカメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記カメラの外観部材と重なる位置に設けられたカメラ側電気接点部と、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記カメラ側電気接点部と重ならない位置に設けられ、前記被装着物を前記カメラに着脱する際に、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に垂直な平面内において、前記被装着物と前記カメラとを相対的に直進移動せしめる直進案内部とを備えたカメラに対して着脱可能な被装着物であって、
    被装着物側電気接点部と、
    前記カメラと係合可能な被装着物側取付部と、
    前記直進案内部によって、前記カメラに対する相対的な前記直進移動を案内される被直進案内部とを備え、
    前記被装着物を前記カメラに着脱する際には、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に垂直な平面内において、前記被装着物と前記カメラとを相対的に直進移動せしめ
    記被装着物側電気接点部は、前記被装着物を前記カメラに装着する際の前記直進移動方向側に設置され、
    前記直進案内部を介し直進移動せしめられた前記被装着物が前記カメラに対して装着完了された装着完了位置に位置しているときに、前記被装着物と前記カメラとが、前記カメラ側電気接点部と前記被装着物側電気接点部とを介して導通すること
    を特徴とする被装着物。
  14. 前記カメラは、カメラ側取付部を備え、
    前記カメラ側電気接点部は、前記被装着物から前記カメラに対して進行する被写体光の光軸に平行な方向において、前記カメラ側取付部に重なる位置に設けられたこと
    を特徴とする請求項13に記載の被装着物。
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