JP2000216870A - 電話機ホルダ― - Google Patents

電話機ホルダ―

Info

Publication number
JP2000216870A
JP2000216870A JP11014724A JP1472499A JP2000216870A JP 2000216870 A JP2000216870 A JP 2000216870A JP 11014724 A JP11014724 A JP 11014724A JP 1472499 A JP1472499 A JP 1472499A JP 2000216870 A JP2000216870 A JP 2000216870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
connector
case
telephone
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11014724A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Ryoji Tsuji
良次 辻
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yuichiro Tsutsumi
祐一郎 堤
Yoshito Sakai
義人 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP11014724A priority Critical patent/JP2000216870A/ja
Publication of JP2000216870A publication Critical patent/JP2000216870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機が若干傾斜した状態で挿入されて
もホルダーコネクタと結合できるようにし、これによっ
て携帯電話機の着脱操作を容易化する。 【解決手段】 一方向に開口し、当該開口から携帯電話
機Tがその長手方向に挿入されるホルダーケースを備え
る。このホルダーケースにおける前記携帯電話機挿入方
向の奥部に、当該携帯電話機Tと結合可能なホルダーコ
ネクタ23を前記携帯電話機挿入方向と略直交する方向
の軸回りに予め限られた範囲内で揺動可能となるように
支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に設置さ
れて携帯電話機を保持する電話機ホルダーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近来、携帯電話機の普及に伴い、自動車
内での携帯電話機の使用および保管を行うための車載用
電話機ホルダーの開発が進められている。このような電
話機ホルダーとしては、前記携帯電話機がその長手方向
に挿入可能なホルダーケースを備えるとともに、その挿
入方向の奥部にホルダーコネクタを設け、ホルダーケー
ス内に携帯電話機が挿入された状態で当該携帯電話機が
前記ホルダーコネクタに結合されるようにしたものが知
られている(例えば特開平10-129365号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記電話機ホルダーで
は、携帯電話機の挿入方向奥部にホルダーコネクタが設
けられており、しかも、携帯電話機がホルダーケースに
挿入されるに伴ってその挿入方向と平行な方向に携帯電
話機とホルダーコネクタとが結合される構成となってい
るので、ホルダーケースに挿入される携帯電話機が前記
結合方向に対して僅かに傾斜しているだけでも携帯電話
機とホルダーコネクタとの結合ができないおそれがあ
り、その着脱操作は必ずしも容易でない。また、前記の
ような傾斜状態のまま無理に携帯電話機を押し込むとコ
ネクタ同士にこじれ等が発生し、その寿命を縮めるおそ
れもある。
【0004】本発明は、前記の事情に鑑み、携帯電話機
が若干傾斜した状態で挿入されてもホルダーコネクタと
結合できるようにし、これによって携帯電話機の着脱操
作を容易化及び円滑化することができる電話機ホルダー
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、一方向に開口し、当該開口か
ら携帯電話機がその長手方向に挿入されるホルダーケー
スを備えるとともに、このホルダーケースにおける前記
携帯電話機挿入方向の奥部に、当該携帯電話機と結合可
能なホルダーコネクタを前記携帯電話機挿入方向と略直
交する方向の軸回りに予め限られた範囲内で揺動可能と
なるように支持したものである。
【0006】この構成によれば、携帯電話機が若干傾い
た状態でホルダーケース内に挿入されても、この携帯電
話機の傾斜角度に追従してホルダーコネクタが微小揺動
することにより、こじれ等を生ずることなくホルダーコ
ネクタと携帯電話機との結合ができる。
【0007】その揺動支持構造としては、例えば、前記
ホルダーコネクタと、このホルダーコネクタをホルダー
ケース側に支持するコネクタ支持部材とのうちの一方に
前記携帯電話機挿入方向と略直交する方向に突出する突
出部を設け、他方に当該突出部が隙間をもって当該突出
方向に嵌合される窓を設け、この窓と突出部との隙間分
だけホルダーコネクタが揺動できるように構成したもの
が、好適である。
【0008】この構成によれば、簡単な構造でホルダー
コネクタの揺動角度を適当な範囲内に定めることができ
る。
【0009】さらに、前記隙間分だけ前記ホルダーコネ
クタが前記突出部の突出方向と同方向の軸回り及び当該
突出方向と略直交する方向の軸回りに揺動できるように
構成することにより、一軸回りにのみホルダーコネクタ
が揺動可能であるものよりも当該ホルダーコネクタの向
きの自由度がさらに高まり、携帯電話機の着脱作業性が
さらに向上する。
【0010】また、前記突出部と窓との隙間に弾性体を
充填すれば、その弾性体の保形力によってホルダーコネ
クタの方向性をより安定させながら、弾性体の弾性変形
によってホルダーコネクタを適当な角度範囲内で揺動さ
せることができる。
【0011】前記ホルダーコネクタは、ホルダーケース
に直接支持するようにしてもよいが、このホルダーコネ
クタをコネクタケースに収納してコネクタモジュールを
構成し、これらホルダーコネクタ及びコネクタケースの
一方に前記突出部を設け、他方に前記窓を設けるととも
に、このコネクタモジュール全体を前記ホルダーケース
に組み込むようにすれば、ホルダーケースへのホルダー
コネクタの組付がより簡単になる。
【0012】ここで、前記ホルダーコネクタを、電話機
側コネクタとの結合状態をロックするためのロック部及
び外部から押圧操作を受ける被押圧部を有し、この被押
圧部の押圧操作によって前記ロック部がロック位置から
非ロック位置に切換えられるロック機能付コネクタで構
成する場合、前記被押圧部を押圧する位置と被押圧部を
解放する解放位置との間で移動可能な押圧部材と、携帯
電話機挿入方向と平行な方向に操作される被操作部材
と、この被操作部材が操作されるに従って前記押圧部材
が前記解放位置から押圧位置へ移動するようにこれら被
操作部材と押圧部材とを連動させる操作連動機構と、こ
れら被操作部材及び押圧部材を当該押圧部材が前記押圧
位置から解放位置に向かう方向に付勢する付勢手段とを
前記コネクタケースに設けるとともに、前記ホルダーケ
ースに前記被操作部材をケース外部から操作するための
操作部材を設ければ、操作部材を操作するだけで、電話
機保持部材による携帯電話機の保持を解除するのに加
え、前記ホルダーコネクタと電話機側コネクタとの結合
状態のロックも解除することができ、操作性はさらに高
まる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図18に基づいて説明する。
【0014】この実施の形態にかかる電話機ホルダー
は、図1に示すようなホルダーケース10、コネクタモ
ジュール20、携帯電話機保持部材30、及びスペーサ
40を備えている。
【0015】前記ホルダーケース10は、略角筒状の側
壁部材11と、この側壁部材11の下部開口を覆う底板
12とを備えている。側壁部材11の上端は携帯電話機
挿入口15とされる一方、ホルダーケース10の底部に
コネクタモジュール20が組み込まれている。
【0016】なお、図1等において13,13′は、携
帯電話機TにおけるボタンBt(図14等)と側壁部材
11との誤接触を避けるために当該側壁部材11に形成
された切欠である。
【0017】前記コネクタモジュール20の具体的な構
造を図3〜図9に示す。
【0018】コネクタモジュール20は、前側ケーシン
グ21及び後側ケーシング22からなるコネクタケース
を備えている。このコネクタケースの内側には、ホルダ
ーコネクタ23が組み込まれるとともに、コネクタ切離
し部材(押圧部材)24及び被操作部材26が昇降可能
に組み込まれている。
【0019】ホルダーコネクタ23は、略直方体状のコ
ネクタハウジング23aを備え、このコネクタハウジン
グ23a内に図略のコネクタ端子が配列されている。コ
ネクタハウジング23aは、ボディケース23b,23
cが重ねられてなるコネクタボディの上端に固定されて
おり、このコネクタハウジング23aと、携帯電話機T
の尾端(下端)に設けられた電話機側コネクタTC(図
7)とが嵌合することにより、この電話機側コネクタT
Cがホルダーコネクタ23さらには前記電線を介して外
部回路(例えば車両側回路)に接続されるようになって
いる。
【0020】前記ボディケース23c,23d内には、
図4及び図5に示すような左右一対の板ばね23jが設
けられている。これらの板ばね23jは、その下端部が
ボディケース23d側の突起23kに固定され、上端部
が自由端部とされており、当該自由端部に外向きのロッ
ク用爪23pが突設されている。これらのロック用爪2
3pは、図4に示すようにコネクタハウジング23aか
ら両外側に突出した状態で、電話機側コネクタTCの内
側面に形成された凹部Ch内に嵌まり込んでコネクタ結
合状態をロックする略三角形状に設定されている。ま
た、板ばね23jの上下方向中間部には、外向きに突出
する被押圧部23bが設けられ、この被押圧部23bの
外側下端部分には、下方に向かうに従って狭まるテーパ
ー面23nが形成されている。
【0021】なお、図3等において23eは、前記被押
圧部23bとボディケース23c,23dとの干渉を避
けるために当該ボディケース23c,23dに形成され
た左右方向の凹溝である。
【0022】前記板ばね23jは、その下端部が固定さ
れている突起23kとの接触個所を支点にコネクタ中央
側に撓み変形できるようになっている。そして、板ばね
23jが変形していない状態(図4の状態)では、被押
圧部23bがボディケース23c,23dの両外側に突
出し、かつ、両ロック用爪23pがコネクタハウジング
23aの両側面から側方に突出するのに対し、これらロ
ック用爪23pが内側に押されて板ばね23jが同方向
に撓み変形すると(図5の状態)、両ロック用爪23p
がコネクタハウジング23aに形成された切欠23g内
に没入するようになっている。
【0023】図3等に示すように、後側ケーシング21
は上方及び前方に開口する箱状をなし、前側ケーシング
22は後側ケーシング21の前側開口を塞ぐ形状をなし
ている。後側ケーシング21の底壁21a及び前記ホル
ダーケース10の底板12にはそれぞれ切欠21b,1
2aが形成され、これらの切欠21b,12aを通じ
て、前記ホルダーコネクタ23からホルダー外部に電線
が導出されるようになっている。
【0024】コネクタ切離し部材24は、左右側壁24
aと、これら側壁24aを水平方向に連結する連結板2
4bとを一体に有している。そして、この連結板24b
がホルダーコネクタ23の前方に位置する状態で、前記
両側壁24aがボディケース23c,23dの左右両側
面と後側ケーシング21の左右両側壁との間に昇降可能
に差し込まれている。
【0025】両側壁24aの上部は、その内側が切除さ
れて下部よりも薄肉の押出し部24cとなっている。こ
の押出し部24cとそれよりも下方の部分との間には、
両部分の内側面を連続的につなぐテーパー面24dが形
成されている。
【0026】そして、コネクタ切離し部材24が図6に
示すような最下位置(解放位置)まで降下している状態
では、図4に示すように両テーパー面24d,23nが
対向し、両被押圧部23bがボディケース23c,23
dから両外側に突出するのに対し、この位置からコネク
タ切離し部材24が図7に示す最上位置まで上昇する間
に、このコネクタ切離し部材24の前記テーパー面24
dよりも下方の内側面によって図5に示すように両被押
圧部23bが内側に押し込まれるようになっている(押
圧位置)。
【0027】なお、このような作用を得るためには、必
ずしも側壁24aと被押圧部23bとの双方にテーパー
面を形成しなくても良く、一方にのみテーパー面を形成
しても連動を行わせることが可能である。ただし、双方
にテーパー面を形成することにより、動きはより円滑に
なる。
【0028】連結板24bの中央部は、その前面が一段
後方に凹んだ薄板部24eとされ、この薄板部24eの
中央部に上下方向の貫通長孔24hが形成されている。
そして、この薄板部24eと連結板片側縁部(図6では
左側縁部)との段差面にラック24fが形成されてい
る。
【0029】前記ボディケース23dの前面には、前方
に突出する軸23fが形成され、この軸23fが前記貫
通長孔24hを突き抜けて薄肉部24eの前面よりも前
方に突出しており、この突出部分の周囲に平歯車25が
回転可能に遊嵌されている。すなわち、この平歯車25
の中心に前記軸23fよりも大径の貫通孔25aが設け
られ、この貫通孔25a内に軸23fの前端が嵌入され
ている。この平歯車25の厚み寸法は、薄肉部24eの
凹み深さ(すなわち薄肉部24eの前面と連結板24b
の前面との段差寸法)と略同等に設定され、当該平歯車
25が前記ラック24fに噛合されている。
【0030】被操作部材26は、上下に延びる基部26
aを有し、この基部26aが前記コネクタ切離し部材2
4の薄肉部24bと前側ケーシング22との間に昇降可
能に差し込まれている。基部26aには下方に開口する
縦長のばね挿入孔26bが形成され、このばね挿入孔2
6b内に挿入された圧縮コイルばね26cの弾発力によ
って被操作部材26が上向きに付勢されている。
【0031】基部26aの上端からは側方に被操作レバ
ー26dが延びている。この被操作レバー26dは、後
側ケーシング21に形成された上下方向の長孔21cを
通じてケース外に突出している。
【0032】基部26aの側面であって前記平歯車25
に対向する面には、上下方向のラック(原動ラック)2
6fが形成され、このラック26fが前記コネクタ切離
し部材24側のラック(従動ラック)24fと反対の側
から前記平歯車25に噛合されている。従って、この被
操作部材26の昇降に連動してコネクタ切離し部材24
が反対の向きに昇降するようになっている。
【0033】前記ホルダーケース10側には、前記被操
作部材26を操作するための操作部材16が設けられて
いる。この操作部材16は、図2等に示すように、上下
に延びる本体を有し、この本体がホルダーケース10側
の上下方向の溝14に差し込まれることにより、上下動
可能にホルダーケース10に取付けられている。操作部
材16の上端部は、ホルダーケース10の上面から上方
に突出する操作ボタン16bとされ、ホルダー外部から
押し下げ操作することが可能となっている。操作部材1
6の下端部からは側方に操作部16aが突出し、当該操
作部16aが前記コネクタモジュール20の被操作部2
6d上に当接している。
【0034】さらに、この電話機ホルダーの特徴とし
て、前記コネクタモジュール20内におけるホルダーコ
ネクタ23は、限られた範囲内で水平軸回りに揺動可能
となるようにコネクタケース内(すなわちケーシング2
1,22内)に支持されている。
【0035】詳しくは、ホルダーコネクタ23における
ボディケース23c,23dの外面と、これを囲むコネ
クタ切離し部材24及び後側ケーシング21の内面との
間に微小隙間が設けられている。さらに、ボディケース
23cの背面から後側(図8では手前側、図9では右
側)に略矩形状の突出部23qが突設される一方、後側
ケーシング21の側壁に前記突出部23qよりも一回り
大きい略矩形状の窓21qが開設されており、これら窓
21qと突出部23qとの間の隙間分だけホルダーコネ
クタ23が前後軸回り及び左右軸回りに揺動できるよう
になっている(図8に示す左右方向の傾き状態及び図9
に示す前後方向の傾き状態を参照)。
【0036】図1に示すように、ホルダーケース10の
上部(コネクタモジュール20よりも携帯電話機挿入方
向手前側の部分)においては、その前後側壁のうちの一
方の内側面を覆うように携帯電話機保持部材30が装着
され、他方の内側面を覆うようにスペーサ40が着脱可
能に装着されている。
【0037】携帯電話機保持部材30は、ゴム等の弾性
材からなり、全体が薄板状をなし、ホルダーケース10
の切欠13と合致する形状の切欠33を有している。こ
の携帯電話機保持部材30の下部内側面及び上端部内側
面には、当該内側面から内側に突出する撓み片31,3
2が一体に形成されている。これらの撓み片31,32
の突出寸法は、ケース内に挿入される携帯電話機Tの外
面と携帯電話機保持部材30の内側面との隙間寸法より
も大きく設定されている。
【0038】スペーサ40も、ゴム等の弾性材からな
り、全体が薄板状をなし、ホルダーケース10の切欠1
3′と合致する形状の切欠43を有している。その薄板
状の本体部分は、ホルダーケース10の内側に形成され
た溝17内に対して上から抜き差し可能に差し込まれる
ようになっている。
【0039】このスペーサ40の下部内側面及び上端部
内側面にも、当該内側面から内側に突出する撓み片4
1,42が一体に形成されている。これら撓み片41,
42の突出寸法は、スペーサ40がホルダーケース10
内に装着された状態で当該ケース内に比較的厚さ寸法の
小さい携帯電話機(図12に示す携帯電話機T)が挿入
されたときに当該携帯電話機Tと各撓み片41,42と
が接触できる程度に大きく設定されている。一方、この
スペーサ40をホルダーケース10内から抜き取った状
態では、図13に示すように比較的厚さ寸法の大きい携
帯電話機Tが挿入できるようになっている。
【0040】次に、この電話機ホルダーの作用を説明す
る。
【0041】まず、ホルダーケース10内に携帯電話機
Tを挿入する前の状態では、コネクタモジュール20に
おいて、圧縮コイルばね26cの弾発力で被操作部材2
6が図6に示すような位置まで押し上げられ、逆にコネ
クタ切離し部材24は最下位置まで沈んでおり、図4に
示すようにコネクタ切離し部材24側のテーパー面24
dと被押圧部23b側のテーパー面23nとが対向して
いる。すなわち、両被押圧部23bはそれぞれ外側の解
放位置に逃がされ、ホルダーコネクタ23の両ロック用
爪23pがコネクタハウジング23aの左右両側面から
両外側に突出した状態となっている。また、操作部材1
6は前記被操作部材26の被操作レバー26d上に載っ
た状態にあり(図1の状態)、その上端の操作ボタン1
6bはホルダーケース10の上面から上方に大きく突出
している。
【0042】この状態で、携帯電話機Tをその尾端側
(電話機側コネクタTCが設けられている端部側)から
ホルダーケース10内に挿入口15を通じて挿入する。
そして、その電話機側コネクタTCがコネクタモジュー
ル20の配設位置まで到達すると、まず、電話機側コネ
クタTCの後端面がロック用爪23pと当たることによ
り、このロック用爪23pを板ばね23jの弾発力に抗
してコネクタハウジング23a内に一時的に没入させ
る。そして、図4に示すようにコネクタハウジング23
aと電話機側コネクタTCとの嵌合が完了した段階で、
両ロック用爪23pが電話機側コネクタTC側の凹部C
h内に嵌まり込み、両コネクタ23,TCの結合状態を
ロックする。これにより、携帯電話機Tの装着が完了
し、この携帯電話機Tはコネクタ23,TC及び図略の
電線を介して車両側回路に接続された状態となる(図1
4の状態)。
【0043】ここで、前記ホルダーコネクタ23は、コ
ネクタケースであるケーシング21,22内に水平軸
(携帯電話機挿入方向と略直交する方向の軸)回りに揺
動可能に支持されているので、図15に示すように携帯
電話機Tが若干傾いた状態で挿入されても、これに追従
して図16に示すようにホルダーコネクタ23が同方向
に傾き、図17及び図18に示すように最終的に不都合
なくホルダーコネクタ23と電話機側コネクタTCとが
結合されることになる。
【0044】次に、この携帯電話機Tを電話機ホルダー
から抜き取りたい場合には、ホルダーケース10から上
方に突出する操作部材上端の操作ボタン16bを指等で
押圧操作して、当該操作部材16を降下させればよい。
【0045】このとき、当該操作部材16の操作部16
aが被操作部材26の被操作部26dを押し下げること
により、当該被操作部材26が圧縮コイルばね26cの
弾発力に抗して図7に示す最下位置まで下がる。このと
き、前記被操作部材26に操作連動機構(ラック26
f、平歯車25、及びラック24f)を介してつながっ
ているコネクタ切離し部材24が逆に上昇し、同図に示
す最上位置へ到達する。
【0046】このコネクタ切離し部材24の上昇途中、
図5に示すように、側壁24aの内側面のうちテーパー
面24dよりも下方の面が被押圧部23bの外側面と当
たるようになる。これによって、被押圧部23bが内側
に押し込まれ、ロック用爪23pがコネクタハウジング
23a内に没入する。この時点で、コネクタ23,TC
の結合状態のロックが解除される。さらにコネクタ切離
し部材24が上昇し、その両側壁上端の押出し部24c
が携帯電話機Tの尾端面を押し上げることにより、図5
に示すように両コネクタ23,TCは強制的に切り離さ
れることになる。従って、この状態で、携帯電話機Tを
そのままホルダーケース10から抜き取ることができ
る。
【0047】以上のような電話機ホルダーによれば、限
られた範囲内でのホルダーコネクタ23の揺動により、
その方向性はある程度安定させながら、携帯電話機Tの
挿入方向にホルダーコネクタ23をフレキシブルに追従
させることができる。従って、携帯電話機Tが若干傾斜
した状態で挿入されてもホルダーコネクタと結合でき、
携帯電話機の着脱操作を容易化及び円滑化することがで
きる。
【0048】さらに、第2の実施の形態として図19及
び図20に示すように、前記突出部23qの外周面と窓
21qの内周面との隙間を大きくし、この隙間内にゴム
等からなる弾性体27を充填するようにすれば、当該弾
性体27の保形力によってホルダーコネクタ23の方向
性をより安定させながら、当該弾性体27の弾性変形に
よってホルダーコネクタ23を揺動可能に保持すること
が可能になる。
【0049】なお、この場合、前記弾性体27は必ずし
も隙間全域に充填しなくてもよく、例えば複数の弾性体
を隙間周方向に沿って間欠的に配するようにしてもよ
い。
【0050】その他、本発明は次のような実施形態をと
ることが可能である。
【0051】・前記実施形態では、突出部23q及び窓
21qが略矩形状のものを示したが、本発明はこれに限
らず、これら突出部23q及び窓21qを円以外の変則
形状(例えば多角形や楕円)にすることにより、ホルダ
ーコネクタ23の揺動角度を適当な範囲内に制限するこ
とが可能である。
【0052】・本発明では、ホルダーコネクタ側に窓を
形成し、これを支持するコネクタ支持部材側に前記窓に
嵌まり込む突出部を形成するようにしてもよい。
【0053】・本発明では、窓が必ずしもコネクタ支持
部材(前記実施形態ではコネクタケース)あるいはホル
ダーコネクタを貫通するものでなくてもよく、有底の凹
部であってもよい。
【0054】・本発明では、コネクタモジュール20を
省略し、ホルダーコネクタを直接ホルダーケース10内
に組み込むことも可能である。この場合、ホルダーケー
スに突出部や窓を設ける等して、ケース側に直接ホルダ
ーコネクタを支持するようにすればよい。ただし、前記
実施形態のように予めコネクタケースに揺動可能にホル
ダーコネクタを支持しておき、これらコネクタケース及
びホルダーコネクタからなるコネクタモジュール20全
体を一度にホルダーケース10へ組み込むようにするこ
とにより、組立作業性が向上する。
【0055】・コネクタモジュール20を構成する場
合、前記コネクタ切離し部材24を省略し、操作部材1
6の操作によってロック解除のみが行われるようにして
もよい。例えば、被操作部材26に前記テーパー面24
dと同様のテーパー面を形成し、この被操作部材26と
被押圧部23bとを直接接触させる(すなわち被操作部
材26を押圧部材として兼用する)ようにしてもよい。
【0056】また、前記実施形態では、コネクタ切離し
部材24を押圧部材として兼用しているが、これらコネ
クタ切離し部材24と押圧部材とを別の部材にしてもよ
い。
【0057】・本発明にかかる電話機ホルダーの設置の
向きや設置の場所は適宜設定が可能である。例えば、ホ
ルダーケース10を車室前部のインストゥルメントパネ
ルやドアパネル等に設置する場合、図示のように縦向き
の状態で設置してもよいし、横向きに設置して携帯電話
機挿入口を手前側に開口させるようにしても良い。ま
た、車両シートのシートバックの側面にホルダーケース
10を固定してもよい。あるいは、携帯電話機Tの充電
等を目的に通常家屋の室内に設置することも可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明は、ホルダーケース
における携帯電話機挿入方向の奥部に、当該携帯電話機
と結合可能なホルダーコネクタを前記携帯電話機挿入方
向と略直交する方向の軸回りに予め限られた範囲内で揺
動可能となるように支持したものであるので、携帯電話
機が若干傾斜した状態で挿入されてもホルダーコネクタ
と結合できるようにして、携帯電話機の着脱操作を容易
化及び円滑化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話機ホル
ダーの一部断面斜視図である。
【図2】前記電話機ホルダーのコネクタモジュールを除
く部品を示す分解斜視図である。
【図3】前記コネクタモジュールの分解斜視図である。
【図4】前記コネクタモジュールにおいてコネクタ切離
し部材が最下位置にある状態を示す断面正面図である。
【図5】前記コネクタモジュールにおいてコネクタ切離
し部材が押圧位置まで上昇した状態を示す断面正面図で
ある。
【図6】前記電話機ホルダーのコネクタモジュールにお
いて被操作部材が操作される前の状態を示す一部断面斜
視図である。
【図7】前記電話機ホルダーのコネクタモジュールにお
いて被操作部材が最下位置まで操作された状態を示す一
部断面斜視図である。
【図8】前記コネクタモジュールにおけるホルダーコネ
クタの揺動支持構造を示す一部断面背面図である。
【図9】前記コネクタモジュールの断面側面図である。
【図10】前記電話機ホルダーの断面背面図である。
【図11】前記電話機ホルダーの断面側面図である。
【図12】前記電話機ホルダーにおいてそのホルダーケ
ース内にスペーサが挿入された状態で厚み寸法の小さい
携帯電話機が挿入された様子を示す断面正面図である。
【図13】前記電話機ホルダーにおいてそのホルダーケ
ース内からスペーサが抜き取られた状態で厚み寸法の大
きい携帯電話機が挿入された様子を示す断面正面図であ
る。
【図14】前記電話機ホルダーに携帯電話機が挿入され
た状態を示す一部断面斜視図である。
【図15】前記電話機ホルダーにおいて斜めに挿入され
た携帯電話機がホルダーコネクタに結合される直前の状
態を示す正面図である。
【図16】前記携帯電話機がホルダーコネクタに係合し
始めた状態を示す正面図である。
【図17】前記携帯電話機とホルダーコネクタとの結合
が完了する直前の状態を示す正面図である。
【図18】前記携帯電話機とホルダーコネクタとの結合
が完了した状態を示す正面図である。
【図19】(a)(b)は本発明の第2の実施の形態に
かかるコネクタモジュールの背面図である。
【図20】図19に示すコネクタモジュールの断面側面
図である。
【符号の説明】
10 ホルダーケース 15 携帯電話機挿入口 16 操作部材 20 コネクタモジュール 21 後側ケーシング(コネクタケースを構成) 21q 窓 23 ホルダーコネクタ 23a 嵌合部(結合部) 23q 突出部 24 コネクタ切離し部材 26 被操作部材(押圧部材を兼用) 27 弾性体 T 携帯電話機 TC 電話機側コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 辻 良次 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D020 BA07 BC03 BD02 BD14 5K023 AA07 AA09 BB11 KK04 NN06 RR09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に開口し、当該開口から携帯電話
    機がその長手方向に挿入されるホルダーケースを備える
    とともに、このホルダーケースにおける前記携帯電話機
    挿入方向の奥部に、当該携帯電話機と結合可能なホルダ
    ーコネクタを前記携帯電話機挿入方向と略直交する方向
    の軸回りに予め限られた範囲内で揺動可能となるように
    支持したことを特徴とする電話機ホルダー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話機ホルダーにおい
    て、前記ホルダーコネクタと、このホルダーコネクタを
    ホルダーケース側に支持するコネクタ支持部材とのうち
    の一方に前記携帯電話機挿入方向と略直交する方向に突
    出する突出部を設け、他方に当該突出部が隙間をもって
    当該突出方向に嵌合される窓を設け、この窓と突出部と
    の隙間分だけホルダーコネクタが揺動できるように構成
    したことを特徴とする電話機ホルダー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電話機ホルダーにおい
    て、前記隙間分だけ前記ホルダーコネクタが前記突出部
    の突出方向と同方向の軸回り及び当該突出方向と略直交
    する方向の軸回りに揺動できるように構成したことを特
    徴とする電話機ホルダー。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の電話機ホルダー
    において、前記突出部と窓との隙間に弾性体を充填した
    ことを特徴とする電話機ホルダー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電話機
    ホルダーにおいて、前記ホルダーコネクタをコネクタケ
    ースに収納してコネクタモジュールを構成し、これらホ
    ルダーコネクタ及びコネクタケースの一方に前記突出部
    を設け、他方に前記窓を設けるとともに、このコネクタ
    モジュール全体を前記ホルダーケースに組み込んだこと
    を特徴とする電話機ホルダー。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電話機ホルダーにおい
    て、前記ホルダーコネクタを、電話機側コネクタとの結
    合状態をロックするためのロック部及び外部から押圧操
    作を受ける被押圧部を有し、この被押圧部の押圧操作に
    よって前記ロック部がロック位置から非ロック位置に切
    換えられるロック機能付コネクタで構成するとともに、
    前記被押圧部を押圧する位置と被押圧部を解放する解放
    位置との間で移動可能な押圧部材と、携帯電話機挿入方
    向と平行な方向に操作される被操作部材と、この被操作
    部材が操作されるに従って前記押圧部材が前記解放位置
    から押圧位置へ移動するようにこれら被操作部材と押圧
    部材とを連動させる操作連動機構と、これら被操作部材
    及び押圧部材を当該押圧部材が前記押圧位置から解放位
    置に向かう方向に付勢する付勢手段とを前記コネクタケ
    ースに設けるとともに、前記ホルダーケースに前記被操
    作部材をケース外部から操作するための操作部材を設け
    たことを特徴とする電話機ホルダー。
JP11014724A 1999-01-22 1999-01-22 電話機ホルダ― Pending JP2000216870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11014724A JP2000216870A (ja) 1999-01-22 1999-01-22 電話機ホルダ―

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11014724A JP2000216870A (ja) 1999-01-22 1999-01-22 電話機ホルダ―

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000216870A true JP2000216870A (ja) 2000-08-04

Family

ID=11869089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11014724A Pending JP2000216870A (ja) 1999-01-22 1999-01-22 電話機ホルダ―

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000216870A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6435591B1 (ja) * 2018-04-11 2018-12-12 仏山常百楽机械設計有限公司 車載携帯支柱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6435591B1 (ja) * 2018-04-11 2018-12-12 仏山常百楽机械設計有限公司 車載携帯支柱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2658909B2 (ja) 携帯電話機ホルダ
JP3612632B2 (ja) 携帯電話機用車載アダプタ
JP3987737B2 (ja) レバー式コネクタ
CN106703563B (zh) 车辆用外把手装置
JP2000216870A (ja) 電話機ホルダ―
JP2000278380A (ja) 電話機ホルダー
JP2000253122A (ja) 電話機ホルダー
JP2000115315A (ja) 電話機ホルダー
JP3463856B2 (ja) コネクタ接続構造
JP2000216868A (ja) 電話機ホルダ―
WO2010053076A1 (ja) ドアハンドル装置
JPH11220520A (ja) 電話機ホルダー
JP2002042758A (ja) バッテリーパック保持構造及びバッテリーパック取付方法
JP7368711B2 (ja) 電子機器用充電ホルダ
JP3643252B2 (ja) コネクタ付電話機ホルダー
JP2000174870A (ja) 電話機ホルダー
JP2021057987A (ja) 電気接続箱ユニット
JP2004055466A (ja) コネクタ
CN114174621A (zh) 门锁装置
JP2000174871A (ja) 電話機ホルダー
JP2001119464A (ja) 電話機ホルダー
JPH11168538A (ja) 電話機ホルダー
JP2006157982A (ja) アダプタ
JP2013045669A (ja) スイッチボタン取付構造
JP3978399B2 (ja) 携帯電話機用アダプタ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301