JP2004055466A - コネクタ - Google Patents

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    • H01R43/22Hand tools

Abstract

【課題】可撓性係止腕による端子の保持力をより一段と向上させることができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタハウジング11に端子収容室14を設け、端子収容室14に後側から端子収容室14内に挿入されて収容された端子32の係合部32bを係止部18で係止する可撓性係止腕17を突設したコネクタ10に、端子収容室14ごとに1本の可撓性係止腕17を配設し、可撓性係止腕17の前端をコネクタハウジング11の前壁12側に支持すると共に、可撓性係止腕17の後端をコネクタハウジングの周壁13側に支持し、前端と後端の間に可撓部17cを設け、可撓部17cに係止部18を設けて可撓部17cを端子32の係合部32b側に撓み変形自在にして係止部18で端子収容室14内に収容された端子32の係合部32bを係止自在にする。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングの端子収容室に収容された端子を可撓性係止腕(所謂ランス)で係止して成る端子の係止構造を有したコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の端子の係止構造を有したコネクタとして、図8、図9に示す特開昭61−218081号公報に開示されたものがある。図8に示すように、このコネクタ1のコネクタハウジング2の中央より後側にかけて端子収容室3を形成してある。この端子収容室3内にはコネクタハウジング2の上壁部2aから斜め前方に延びる可撓性係止腕5を片持梁状に突設してある。
【0003】
そして、端子収容室3の後側の端子挿入用開口部4から該端子収容室3内に電線7を接続した端子8を挿入して収容すると、可撓性係止腕5の凹状の自由端6で端子8の段部9を係止し、端子8の後方への抜けを防止することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のコネクタ1では、可撓性係止腕5がその固定端側を上壁部2aに一体的に設けた片持ち支持構造のため、図9に示すように、可撓性係止腕5が座屈し易く、端子8の保持力が弱かった。特に、電線7を強く引っ張ると、端子8が可撓性係止腕5から外れて端子抜けが発生するおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、可撓性係止腕による端子の保持力をより一段と向上させることができるコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、コネクタハウジングに端子収容室を設け、この端子収容室に後側から該端子収容室内に挿入されて収容された端子の係合部を係止部で係止する可撓性係止腕を突設したコネクタにおいて、前記端子収容室ごとに1本の可撓性係止腕を配設し、この可撓性係止腕の前端を前記コネクタハウジングの前壁側に支持すると共に、該可撓性係止腕の後端を前記コネクタハウジングの周壁側に支持し、該前端と該後端の間に可撓部を設け、この可撓部に前記係止部を設けて可撓部を前記端子の係合部側に撓み変形自在にして該係止部で前記端子収容室内に収容された前記端子の係合部を係止自在にしたことを特徴とする。
【0007】
このような構成により、可撓性係止腕に突設された係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓性係止腕が座屈しにくくなって、係止部による端子の保持力が向上する。
【0008】
また、1本の可撓性係止腕で係止部による端子の保持力を十分に備えているため、コネクタの端子間ピッチを縮めることができ、コネクタを小型化することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のコネクタであって、前記可撓性係止腕の前端を前記端子収容室の対向する側壁部の一方の側壁部前端に支持するとともに、該可撓性係止腕の後端を該一方の側壁部後方に支持し、この可撓性係止腕に前記係止部を他方の側壁部に向かって突設したことを特徴とする。
【0010】
このような構成により、比較的単純な構造であることに加え、可撓性係止腕に突設された係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓性係止腕がより一層座屈しにくくなって、係止部による端子の保持力が向上する。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1、または請求項2に記載のコネクタであって、前記係止部後端が前記コネクタハウジングの周壁側に支持されていることを特徴とする。
【0012】
このような構成により、可撓性係止腕に突設された係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓性係止腕がより一層座屈しにくくなって、係止部による端子の保持力が向上する。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1、または請求項2に記載のコネクタであって、前記係止部の前方に前記端子の端子本体を収容する大きさの開口部を形成したことを特徴とする。
【0014】
このような構成により、係止部で端子の係合部を係止した際に、開口部内に端子の端子本体を保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きが簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載のコネクタであって、前記開口部を平面矩形に形成したことを特徴とする。
【0016】
このような構成により、係止部で端子の係合部を係止した際に、開口部内に端子の端子本体を確実に保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きがより簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1、または請求項2に記載のコネクタであって、前記端子収容室を覆う天井部を前記可撓性係止腕と前記係止部とに一体形成し、これら可撓性係止腕と天井部との間に前記端子の端子本体の上部側を収容自在にしたことを特徴とする。
【0018】
このような構成により、係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓部と天井部との間に端子の端子本体の上部側を保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きが簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項6に記載のコネクタであって、前記端子収容室の一部を覆い、且つ前記端子本体の上部に設けられた突起部を収容する前記天井部が設けられたことを特徴とする。
【0020】
このような構成により、係止部で端子の係合部を係止する際に、可撓部と天井部との間に端子の端子本体の上部側を確実に保持すると共に、天井部のスリット内に端子の端子本体の上部の突起部を確実に保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きがより簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のコネクタであって、前記可撓性係止腕の周辺部分に係合解除部と、前記コネクタハウジングの前壁側に該係合解除部に通じる前側開口部とを備え、この前側開口部から係合解除部に解除用治具の解除片を挿入することで、前記係止部と前記係合部との係合が解除されることを特徴とする。
【0022】
このような構成により、1箇所の係合解除部を操作することで、係止部と端子の係合部との係合を解除することができるので、係合を解除する作業が簡略化されるとともに、解除用治具に配設される解除片も各端子収容室につき1本で済むため、解除用治具の構造が簡素化され、製造コストを低減することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は本発明の第1の実施形態のコネクタの要部と電線端子を示す拡大斜視図、図2は電線端子をコネクタに装着した状態のコネクタの要部斜視図、図3はコネクタの様子を示す全体斜視図である。
【0025】
図1〜図3に示されるように、コネクタ10の合成樹脂製のコネクタハウジング11には、前端前壁12と周壁13を介して上下二段及び左右に複数の端子収容室14と加締部収容室15がそれぞれ設けられている。この各端子収容室14は略四角筒状に形成されていると共に、各加締部収容室15は略円筒状に形成されている。これら両収容室14,15は互いに連通していて電線30と圧着した雌型の端子32が後側の端子挿入用開口部16から挿入、収容されるようになっている。
【0026】
コネクタハウジング11の前端前壁12の各端子収容室14に対向する位置には、相手側コネクタ(不図示)の相手側端子を挿通させる端子挿通孔12aがそれぞれ形成されている。なお、各端子挿通孔12aは相手側端子を挿入し易くするために外向きに開いたテーパ状の角孔に形成されている。
【0027】
コネクタハウジング11の周壁13は、上壁部13aと仕切壁部13bと底壁部13c及び両側壁部13d、13d′が設けられ、これら各壁部13a〜13dによって各端子収容室14及び加締部収容室15がそれぞれ形成されている。
【0028】
コネクタハウジング11の各端子収容室14に対向する前端前壁12の前側開口部12bから周壁13の上壁部13a(下段側は仕切壁部13b)の端子収容室14と加締部収容室15との境界部分には、各端子収容室14の上部に平面矩形形状に形成された開口部14aに収容された端子32の係合部32bを係止部18で係止する可撓性係止腕17が前側から後側に延びるようにそれぞれ一体突出形成されている。
【0029】
すなわち、可撓性係止腕17は、各端子収容室14に1本ずつ設けられ、各可撓性係止腕17の前端17aは、一方の側壁部としての側壁部13dの前端に位置する前端前壁12の前側開口部12bに一体形成されているとともに、後端17bは、側壁部13dの後方に位置する端子収容室14と加締部収容室15との境界部分に一体形成されている。また、可撓性係止腕17には、後述する端子32の係合部32bを係止する係止部18が、側壁部13dと対向する他方の側壁部としての側壁部13d′に向かって突設され、さらに、係止部18後端の上方が、コネクタハウジング11の後方に位置する端子収容室14と加締部収容室15との境界部分に一体形成されている。
【0030】
可撓性係止腕17に一体形成された係止部18の後端には、端子32を端子収容室14内に挿入し易くするために、下側が上方に向かって傾斜する下側斜面18aが設けられている。また、可撓性係止腕17の係止部18の前面が端子挿入方向Yと直交する係止面18bとなっている。
【0031】
そして、可撓性係止腕17の下側には、可撓許容空間となる水平凹溝状の切欠13eが形成されている。これにより、可撓性係止腕17の可撓部17cが端子挿入方向Yと直交する方向の端子32の係合部32b側に自由に撓むようになっていて、係止部18の係止面18bで端子収容室14内に収容された端子32の係合部32bが係止される。また、各端子収容室14の両側の切欠13e、13eは、端子32の端子本体32aの両側の各凸部32c、32cを案内している。
【0032】
可撓性係止腕17と係止部18との境界部分には、係合解除部18dが設けられており、この係合解除部18dの前端には、解除用治具40の解除片41を挿入し易くするために、下側が上方に向かって傾斜する下側斜面が設けられている。また、コネクタハウジング11の前壁側には、係合解除部18dに通じる前側開口部12cが設けられ、この前側開口部12cから係合解除部18dに解除用治具40の解除片41を挿入すると、解除片41の先端が下側斜面を押し上げ、係止部18と係合部32bとの係合が解除される。
【0033】
以上第1の実施形態のコネクタ10によれば、電線30を圧着した端子32がコネクタハウジング11の後側の端子挿入用開口部16から加締部収容室15を介して端子収容室14に挿入されると、端子収容室14内の前側より後側上方に突出した両持ち支持の可撓性係止腕17の係止部18の下側斜面18aに端子32の端子本体32aの上片前縁が当たる。これにより、可撓性係止腕17の可撓部17cが上方に撓み、可撓性係止腕17の係止部18が端子32の端子本体32a上に乗り上げる。
【0034】
さらに、端子32が挿入されると、可撓性係止腕17が元の位置に戻って係止部18の係止面18bで端子収容室14内に収容された端子32の端子本体32aの係合部32bが係止される。
【0035】
これにより、可撓性係止腕17が座屈しにくくなって可撓性係止腕17の係止部18による端子32の保持力をより一段と向上させることができる。この際、電線30を後方に強く引っ張っても端子32の係合部32bが可撓性係止腕17の係止部18の係止面18bに当たって係止されるため、端子32が可撓性係止腕17の係止部18から外れて抜けることがない。
【0036】
また、端子32をコネクタハウジング11から取外す場合には、解除用治具40を使用して、1箇所の係合解除部18dを操作することで、係止部18と端子32の係合部32bとの係合を解除することができるので、係合を解除する作業が簡略化されるとともに、解除用治具40に配設される解除片41も各端子収容室につき1本で済むため、解除用治具40の構造が簡素化され、製造コストを低減することができる。
【0037】
図6は本発明の第2の実施形態のコネクタの要部を示す断面図で、図2中A−A線に相当する線に沿う断面図である。
【0038】
この第2の実施形態のコネクタ10′では、図6に示されるように、可撓性係止腕17′上端に端子収容室14を覆う天井部17d′が一体形成されている。そして、可撓性係止腕17′と天井部17d′との間に形成される端子収容空間内に端子32の端子本体32aの上部側を収容自在にしてある。なお、他の構成は前記第1の実施形態のコネクタ10と同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0039】
以上第2の実施形態のコネクタ10′によれば、可撓性係止腕17′と天井部17d′との間に形成される端子収容空間内に端子32の端子本体32aの上部側を収容自在にしたので、可撓性係止腕17′の係止部18の係止面18bにより端子32の係合部32bを係止した際に、可撓性係止腕17′と天井部17d′との間の端子収容空間内に端子32の端子本体32aの上部側を完全に収容して確実に保持することができる。
【0040】
これにより、端子収容室14内に対する端子32のガタ付きを簡単かつ確実に抑えることができ、端子32と相手側端子(不図示)との接続信頼性をより一段と向上させることができる。
【0041】
図7は本発明の第3の実施形態のコネクタの要部を示す断面図で、図2中A−A線に相当する線に沿う断面図である。
【0042】
この第3の実施形態のコネクタ10″では、図7に示されるように、可撓性係止腕17″上端に端子収容室14の一部を覆う天井部17d″が一体形成されている。そして、可撓性係止腕17″と天井部17d″との間に形成される端子収容空間内に端子32の端子本体32aの上部側を収容自在にしてある。また、天井部17d″によって端子収容室14全体が覆われていないことにより、端子本体32aの上部に折り曲げ等により突設された突起部32eが収容自在になっている。また、他の構成は前記第1、第2の実施形態のコネクタ10、10′と同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0043】
以上第3の実施形態のコネクタ10″によれば、可撓性係止腕17″に天井部17d″を形成して、端子本体32aの上部に突設された突起部32eを収容自在にしたので、可撓性係止腕17″の係止部18の係止面18bで端子32の係合部32bを係止した際に、可撓性係止腕17″と天井部17d″との間の端子収容空間内に端子32の端子本体32aの上部側を完全に収容して確実に保持することができる。
【0044】
これにより、端子収容室14内に対する端子32のガタ付きをより簡単かつ確実に抑えることができ、端子32と相手側端子との接続信頼性をより一段と向上させることができる。
【0045】
なお、前記各実施形態によれば、雌型の端子を収容するコネクタについて説明したが、雄型の端子を収容するコネクタに前記各実施形態を適用できることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、可撓性係止腕に突設された係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓性係止腕が座屈しにくくなって、係止部による端子の保持力が向上する。また、1本の可撓性係止腕で係止部による端子の保持力を十分に備えているため、コネクタの端子間ピッチを縮めることができ、コネクタを小型化することができる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、比較的単純な構造であることで製造コストの増大を防止しつつ、可撓性係止腕に突設された係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓性係止腕がより一層座屈しにくくなって、係止部による端子の保持力が向上する。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、可撓性係止腕に突設された係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓性係止腕がより一層座屈しにくくなって、係止部による端子の保持力が向上する。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、係止部で端子の係合部を係止した際に、開口部内に端子の端子本体を保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きが簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、係止部で端子の係合部を係止した際に、開口部内に端子の端子本体を確実に保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きがより簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、係止部で端子の係合部を係止した際に、可撓部と天井部との間に端子の端子本体の上部側を保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きが簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、係止部で端子の係合部を係止する際に、可撓部と天井部との間に端子の端子本体の上部側を確実に保持すると共に、天井部のスリット内に端子の端子本体の上部の突起部を確実に保持して端子収容室内に対する端子のガタ付きがより簡単かつ確実に抑えられ、端子と相手側端子との接続信頼性がより一段と向上する。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、1箇所の係合解除部を操作することで、係止部と端子の係合部との係合を解除することができるので、係合を解除する作業が簡略化されるとともに、解除用治具に配設される解除片も各端子収容室につき1本で済むため、解除用治具の構造が簡素化され、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のコネクタの要部と電線を示す部分斜視図である。
【図2】第1実施形態の電線をコネクタに組付けた状態を示す部分斜視図である。
【図3】第1実施形態で解除用治具を用いて端子を取外す様子を示した部分斜視図である。
【図4】第1実施形態のコネクタを示す全体斜視図である。
【図5】図2のA−A線に沿った要部断面図である。
【図6】第2実施形態の図2のA−A線に相当する位置に沿った要部断面図である。
【図7】第3実施形態の図2のA−A線に相当する位置に沿った要部断面図である。
【図8】従来のコネクタの要部断面図である。
【図9】上記従来のコネクタの可撓性係止腕の座屈状態を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
10  コネクタ
11  コネクタハウジング
12  前端前壁(前端)
13d 一方の側壁部
13d′他方の側壁部
14  端子収容室
17  可撓性係止腕
17a 可撓性係止腕の前端
17b 可撓性係止腕の後端
18  係止部
32  端子
32b 係合部

Claims (8)

  1. コネクタハウジングに端子収容室を設け、この端子収容室に後側から該端子収容室内に挿入されて収容された端子の係合部を係止部で係止する可撓性係止腕を突設したコネクタにおいて、
    前記端子収容室ごとに1本の可撓性係止腕を配設し、
    この可撓性係止腕の前端を前記コネクタハウジングの前壁側に支持すると共に、該可撓性係止腕の後端を前記コネクタハウジングの周壁側に支持し、
    該前端と該後端の間に可撓部を設け、この可撓部に前記係止部を設けて可撓部を前記端子の係合部側に撓み変形自在にして該係止部で前記端子収容室内に収容された前記端子の係合部を係止自在にしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記可撓性係止腕の前端を前記端子収容室の対向する側壁部の一方の側壁部前端に支持するとともに、該可撓性係止腕の後端を該一方の側壁部後方に支持し、この可撓性係止腕に前記係止部を他方の側壁部に向かって突設したことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1、または請求項2に記載のコネクタであって、
    前記係止部後端が前記コネクタハウジングの周壁側に支持されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1、または請求項2に記載のコネクタであって、
    前記端子収容室の上部に前記端子の端子本体を収容する大きさの開口部を形成したことを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項4に記載のコネクタであって、
    前記開口部を平面矩形に形成したことを特徴とするコネクタ。
  6. 請求項1、または請求項2に記載のコネクタであって、
    前記端子収容室を覆う天井部を前記可撓性係止腕と前記係止部とに一体形成し、これら可撓性係止腕と天井部との間に前記端子の端子本体の上部側を収容自在にしたことを特徴とするコネクタ。
  7. 請求項6に記載のコネクタであって、
    前記端子収容室の一部を覆い、且つ前記端子本体の上部に設けられた突起部を収容する前記天井部が設けられたことを特徴とするコネクタ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記可撓性係止腕の周辺部分に係合解除部と、
    前記コネクタハウジングの前壁側に該係合解除部に通じる前側開口部とを備え、
    この前側開口部から係合解除部に解除用治具の解除片を挿入することで、前記係止部と前記係合部との係合が解除されることを特徴とするコネクタ。
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