JP4755940B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、フロントホルダを用いてコネクタハウジングに端子を二重係止するようにしたコネクタに関する。
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されたものが知られている。
図8、図9はその一例を示している。図8、図9に示すものは、互いに嵌合する一対のコネクタのうちの一方のコネクタ(雄コネクタ)であり、このコネクタ101のハウジング101Aは、端子130を収容する筒状部111およびその外周側に配されたフード部112を有するハウジング本体110と、前記筒状部111の外周部前側に前方から嵌合されるフロントホルダ120とで構成されている。
筒状部111の内部には端子収容室113が形成され、各端子収容室113の周壁の一部に、ハウジング本体110の後方から挿入された端子(雌端子)130を抜け止め係止する可撓ランス114が設けられている。可撓ランス114の外側には、端子130の挿入に伴って可撓ランス114が撓むための撓み許容空間115が確保されている。
フロントホルダ120は、ハウジング本体110に対し手前側の仮係止位置(図8の位置)から奥側の本係止位置(図9の位置)に押し込み可能とされ、ハウジング本体110とフロントホルダ120の間には、いずれも図示しないが、フロントホルダ120を仮係止位置に仮係止する仮係止手段と、フロントホルダ120を本係止位置に本係止する本係止手段とが設けられている。
前記可撓ランス114は、フロントホルダ120が仮係止位置にあるとき、撓み許容空間115内に撓むことができて、ハウジング本体110の後方より挿入された端子130を抜け止め係止することができる。
フロントホルダ120には、端子130を可撓ランス114により抜け止め係止した状態で、図9に示すように、フロントホルダ120を仮係止位置から本係止位置に押し込んだとき、可撓ランス114の撓み許容空間115内に侵入して可撓ランス114の撓みを禁止し、それにより端子を二重係止するランス押さえ部121が設けられている。
また、フロントホルダ120の押し込み方向の後端壁122には、相手コネクタの端子(雄端子)を挿入するための端子挿入孔123が設けられている。
このコネクタ101を組み立てる場合には、図8に示すように、まずフロントホルダ120を、ハウジング本体110の筒状部111の前端部に嵌合して仮係止手段により仮係止させる。この状態で、フロントホルダ120は、それ以上の押し込みが防止され、仮係止位置に保持されている。
次に、ハウジング本体110の後方より筒状部111の各端子収容室113内に電線の付いた端子130を挿入して、可撓ランス114で筒状部111内に端子130を一次係止する。そしてその状態から、図9に示すように、フロントホルダ120を本係止位置まで押し込む。そうすると、フロントホルダ120のランス押さえ部121が各可撓ランス114の撓み許容空間115内に侵入し、フロントホルダ120が本係止手段によりハウジング本体110に本係止される。これにより、各可撓ランス114の撓み変形が規制されて、各端子130が二重係止される。
特開平9−106847号公報 特開2004−241155号公報
ところで、上記のコネクタ101は、図8に示すように、フロントホルダ120をハウジング本体110に仮係止したアッセンブリ状態で取り扱われることが多いが、仮係止した状態においては、フロントホルダ120がハウジング本体110の前端110aよりも飛び出しているため、例えば、端子取り付け前の輸送時などに、何か他の物品に当たったり落としたりすることにより、誤ってフロントホルダ120が仮係止位置から本係止位置まで押し込まれた状態になってしまうことがあった。いったんフロントホルダ120が本係止位置(図9の位置)まで押し込まれてしまうと、端子130の挿入作業ができなくなるため、再度、何らかの手段を講じて、本係止を解除して仮係止位置までフロントホルダ120を戻さなくてはならず、極めて面倒である。
そこで、次のような対策が検討されている。
一つは、ハウジング本体のフード部の前端を延長して、フード部でフロントホルダを隠すというものである(特許文献2の例)。しかし、フード部を延長すると、それだけコネクタが大型化するという問題が出てくる。また、フード部でフロントホルダの押し込みを防止する場合、フード部の開口を大きくすると効果がなくなるので、フード部の開口を狭くせざるを得ず、そのため多極化には不適である。
また、もう一つは、フロントホルダの仮係止の保持力を高く設定するというものである。しかし、仮係止の保持力を高く設定すると、端子挿入後の本係止への移動に大きな力が必要になり、作業性が悪くなる。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、小型化・多極化への対応が容易であり、しかも、本係止のための作業が容易であるという条件を満たしながら、仮係止位置にあるフロントホルダが、簡単に本係止位置まで押し込まれないようにしたコネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、後方から端子が挿入されるハウジング本体と、該ハウジング本体に前方から嵌合されるフロントホルダとでコネクタハウジングが構成され、前記フロントホルダは、ハウジング本体に対し手前側の仮係止位置から奥側の本係止位置に押し込み可能とされ、前記ハウジング本体とフロントホルダの間には、フロントホルダを仮係止位置に仮係止する仮係止手段と、フロントホルダを本係止位置に本係止する本係止手段とが設けられ、前記ハウジング本体とフロントホルダの一方には、フロントホルダが前記仮係止位置にある状態で、ハウジング本体の後方より挿入された端子を抜け止め係止する可撓ランスが設けられ、前記ハウジング本体とフロントホルダの他方には、端子を前記可撓ランスにより抜け止め係止した状態でフロントホルダを仮係止位置から本係止位置に押し込んだとき、可撓ランスの撓み許容空間内に侵入して可撓ランスの撓みを禁止し、それにより端子を二重係止するランス押さえ部が設けられたコネクタにおいて、前記フロントホルダに、該フロントホルダの押し込み方向に貫通する貫通孔が設けられる一方、前記ハウジング本体の前端部に、前記フロントホルダが仮係止位置に保持されたとき、前記フロントホルダに設けられた貫通孔に進入して、自身の前端が、前記フロントホルダの押し込み方向の後端面と一致して該フロントホルダの押し込み方向の無用な外力を受け止めるリブが突設されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコネクタであって、前記リブと貫通孔に、前記フロントホルダを仮係止位置から本係止位置まで押し込む際に、互いに摺接することでフロントホルダの押し込み動作を案内するガイド面が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のコネクタであって、前記ハウジング本体の外周部に、相手コネクタを誘導するフード部が設けられており、そのフード部の前端よりも前記リブがハウジング本体の前方に突出していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタであって、前記ハウジング本体に、互いに系統の異なる端子収容部が複数設けられており、それら互いに異なる系統の端子収容部の境界部に前記リブが配置されることにより、該リブによって、異なる系統の端子収容部が物理的に仕切られていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ハウジング本体の前端に、仮係止したときにフロントホルダの貫通孔に進入するリブを突設し、そのリブの長さを、フロントホルダの押し込み方向の後端面と面一になる寸法に設定してあるので、仮係止状態において、例えばフロントホルダの押し込み方向の後端面に何らかの物品が当たって押し込み力が作用した場合にも、ハウジング本体に突設したリブの前端でその圧力を受け止めることができる。従って、誤ってフロントホルダが仮係止位置から本係止位置まで押し込まれるのを防止することができる。
この場合、構成的には、単にハウジング本体側にフロントホルダの貫通孔に挿入し得る適当な長さのリブを突設するだけであり、リブのスペースを確保するだけでよいから、フード部の前端を延長する等の対策は不要であり、コネクタの小型化に寄与することができる。また、フード部のようにハウジング本体の外周部において物品の当たりを受け止めるのと違い、ハウジング本体の中央部で物品の当たりを受け止めることができるので、フロントホルダへの物品の当たりを防ぐためにフード部の開口を小さくするような配慮が必要なく、フード部の開口を自由に広げることができ、多極化にも容易に対応できる。また、多極化が可能となることにより、電源端子と信号端子を一緒に搭載したハイブリッド型コネクタの実現にも貢献することができる。また、仮係止の保持力を特に高めに設定する必要もないので、本係止位置への押し込み作業もたやすくでき、作業性を悪化させることもない。
請求項2の発明によれば、前記リブと貫通孔に、フロントホルダを仮係止位置から本係止位置まで押し込む際に、互いに摺接することでフロントホルダの押し込み動作を案内するガイド面を設けたので、フロントホルダを本係止位置まで嵌合する際の作業性が向上する。また、ガイド面同士が安定接触することにより、フロントホルダとハウジング本体のがたつき防止を図ることもできる。
請求項3の発明によれば、ハウジング本体の外周部に相手コネクタを誘導するフード部が設けられており、そのフード部の前端よりもリブをハウジング本体の前方に突出させているので、フード部の長さを短くすることができ、コネクタの小型化に貢献できる。
請求項4の発明によれば、ハウジング本体に、互いに系統の異なる端子収容部を複数設け、それら互いに異なる系統の端子収容部の境界部にリブを配置し、そのリブによって、異なる系統の端子収容部を物理的に仕切っているので、両系統の端子間のリーク防止に役立つ。例えば、リブを、電源系統の端子と信号系統の端子との間に配置することで、コネクタ嵌合時において、電源系の端子と信号系の端子間のリークを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実施形態のコネクタ(雄コネクタ)の分解斜視図、図2はフロントホルダを仮係止位置まで嵌めた同コネクタの斜視図、図3は図2の仮係止状態での断面図、図4はフロントホルダを本係止位置まで嵌めた同コネクタの斜視図、図5は図4の本係止状態での断面図である。また、図6は相手側の雌コネクタの正面図、図7は図6のVII−VII矢視断面図である。
図1〜図5に示すように、このコネクタ1は、互いに嵌合する一対のコネクタのうちの一方のコネクタ(雄コネクタ)であり、このコネクタ1のハウジング1Aは、端子(図示略)を収容する筒状部11およびその外周側に配されたフード部12を有するハウジング本体10と、前記筒状部11の外周部前側に前方から嵌合されるフロントホルダ20とで構成されている。
ハウジング本体10の筒状部11の内部には端子収容室(図示略)が形成され、各端子収容室の周壁の一部には、ハウジング本体の後方から挿入された端子(雌端子)を抜け止め係止する可撓ランス(図示略)が設けられている。また、可撓ランスの外側には、端子の挿入に伴って可撓ランスが撓むための撓み許容空間が確保されている。
フロントホルダ20は、ハウジング本体10に対し手前側の仮係止位置(図2、図3の位置)から奥側の本係止位置(図4、図5の位置)に押し込み可能とされ、ハウジング本体10とフロントホルダ20の間には、いずれも図示しないが、フロントホルダ20を仮係止位置に仮係止する仮係止手段と、フロントホルダ20を本係止位置に本係止する本係止手段とが設けられている。
前記可撓ランスは、フロントホルダ20が仮係止位置にあるとき、撓み許容空間内に撓むことができて、ハウジング本体10の後方より挿入された端子を抜け止め係止することができるようになっている。一方、フロントホルダ20には、端子を可撓ランスにより抜け止め係止した状態で、図4、図5に示すように、フロントホルダ20を仮係止位置から本係止位置に押し込んだとき、可撓ランスの撓み許容空間内に侵入して可撓ランスの撓みを禁止し、それにより端子を二重係止するランス押さえ部(図示略)が設けられている。
ここでは、端子、端子収容室、可撓ランス、撓み空間、ランス押さえ部などを図示省略しているが、図8、図9に示したものと類似のものである。また、仮係止手段と本係止手段も、この種のフロントホルダ付きのコネクタにおいては周知の構成であるので、図示を省略してある。
本コネクタにおける特徴的なことは、フロントホルダ20に、フロントホルダ20の押し込み方向に貫通する貫通孔40を設けたことと、ハウジング本体10の前端部に、フロントホルダ20が仮係止位置に保持されたときに、フロントホルダ20の貫通孔40に進入して、自身の前端30aが、フロントホルダ20の押し込み方向の後端面20aと一致するリブ30を突設したこと、である。なお、リブ30は、ハウジング本体10の外周部のフード部12の前端よりも突出している。
この場合のリブ30は矩形平板状のものであり、リブ30の広幅の外側面(ガイド面)30bと、スリット状の貫通孔40の広幅の内側面(ガイド面)40bとが、フロントホルダ20を仮係止位置から本係止位置まで押し込む際に互いに摺接し、これらの摺接面(ガイド面)によるガイド作用により、フロントホルダ20の押し込み動作が案内されるようになっている。
また、ハウジング本体10には、互いに系統の異なる電源端子用の端子収容部15Aと、信号端子用の端子収容部15Bとが設けられており、その境界部にリブ30が配置されている。また、フロントホルダ20にも、電源端子用の端子収容部15Aと信号端子用の端子収容部15Bとにそれぞれ対応する部分25A、25Bが設けられており、その境界部に貫通孔40が設けられている。そして、境界部に板状のリブ30が配置されていることにより、異なる系統の端子収容部15A、15Bが物理的に仕切られている。
このコネクタを組み立てる場合には、まず、図2、図3に示すように、ハウジング本体10にフロントホルダ20を嵌合して、フロントホルダ20を仮係止手段によって仮係止位置に仮係止する。この仮係止の状態において、フロントホルダ20の押し込み方向の後端面20aに何らかの物品が当たり押し込み力が働いた場合、該後端面20aと面一になっているハウジング本体10側のリブ30の前端30aに物品が当たることにより、リブ30が押し込み力を受けることになる。従って、フロントホルダ20に対し押し込み力が作用するのを防止することができ、運搬や移動に際し、間違ってフロントホルダ20が仮係止位置から本係止位置まで押し込まれるようなことがなくなる。
次に、この仮係止の状態で、コネクタハウジング1Aの後方より端子を挿入して、可撓ランスにより端子を抜け止め係止する。次いで、リブ30以外の場所を手で押すなどして、フロントホルダ20を仮係止位置から本係止位置に押し込む。そうすると、ランス押さえ部が可撓ランスの撓み許容空間内に侵入して可撓ランスの撓みを禁止する。その動作と共にフロントホルダが本係止手段によりハウジング本体に本係止され、これにより、端子が二重係止されたコネクタが出来上がる。
この本係止状態では、図4および図5に示すように、リブ30の前端30aがフロントホルダ20より突出する。従って、図6および図7に示すように、相手側の雌コネクタ70のハウジング70Aの嵌合凹部72の内底面72aに、リブ30の突出部分を受け入れる凹部73が設けられている。
ここで、図中71で示す周壁部は、雄側のコネクタ1と嵌合した際に、図5に示すフード部12とフロントホルダ20の間の隙間に誘導され、フロントホルダ20の更に奥部に嵌合されたゴムシール90の外周リップに密着する。従って、それにより、雄雌コネクタの嵌合状態での防水機能が保持される。
また、雌コネクタ70の嵌合凹部72内には、電源用や信号用の複数の雄端子77、78がグループ分けして配置されている。電源用端子のグループ75Aは、相手コネクタ1の電源用端子の端子収容部15Aに嵌合される部分、信号用端子のグループ75Bは、相手コネクタ1の信号用端子の端子収容部15Bに嵌合される部分であり、雄雌コネクタを嵌合したとき、電源系と信号系の電気接続部をリブ30によって仕切ることができるようになっている。
以上の説明のように、図1〜図5に示した本実施形態のコネクタ1は、ハウジング本体10の前端に、仮係止したときにフロントホルダ20の貫通孔40に進入するリブ30を突設し、そのリブ30の長さを、フロントホルダ20の押し込み方向の後端面20aと面一になる寸法に設定してあるので、仮係止状態において、例えばフロントホルダ20の押し込み方向の後端面20aに何らかの物品が当たって押し込み力が作用した場合にも、ハウジング本体10側のリブ30の前端30aでその圧力を受け止めることができる。従って、誤ってフロントホルダ20が仮係止位置から本係止位置まで押し込まれるのを防止することができる。
この場合、構成的には、単にハウジング本体10側にフロントホルダ20の貫通孔40に挿入し得る適当な長さのリブ30を突設するだけであり、リブ30のスペースを確保するだけでよいから、フード部12の前端を延長する等の対策は不要であり、コネクタ1の小型化に寄与することができる。
また、フード部12のようにハウジング本体10の外周部において物品の当たりを受け止めるのと違い、ハウジング本体10の中央部のリブ30で物品の当たりを受け止めることができるので、フロントホルダ20への物品の当たりを防ぐためにフード部12の開口を小さくするような配慮が必要なく、フード部12の開口を自由に広げることができ、多極化にも容易に対応できる。
また、多極化が可能となることにより、本実施形態のように、電源用端子と信号用端子を一緒に搭載したハイブリッド型コネクタの実現も無理なく可能となる。
また、仮係止の保持力を特に高めに設定する必要もないので、本係止位置への押し込み作業もたやすくでき、作業性を悪化させることもない。
また、リブ30と貫通孔40に、フロントホルダ20を仮係止位置から本係止位置まで押し込む際に、互いに摺接することでフロントホルダ20の押し込み動作を案内するガイド面(リブ30の外側面30bと貫通孔40の内側面40b)を設けたので、フロントホルダ20を本係止位置まで嵌合する際の作業性が向上する。
また、本係止状態において、ガイド面(リブ30の外側面30bと貫通孔40の内側面40b)同士が安定的に接触することになるため、フロントホルダ20とハウジング本体10のがたつき防止を図ることもできる。
また、リブ30をフード部12の前端よりも突出させていることにより、フード部12の長さを短くすることができて、コネクタ1の小型化に貢献できる。
また、ハウジング本体10に、互いに系統の異なる(電源系および信号系の)端子収容部15A、15Bを複数設け、それら互いに異なる系統の端子収容部15A、15Bの境界部にリブ30を配置し、そのリブ30によって、異なる系統の端子収容部15A、15Bを物理的に仕切っているので、両系統の端子間のリーク防止を図ることができる。
なお、上記実施形態では、可撓ランスがハウジング本体10側に備わり、ランス押さえ部がフロントホルダ20側に備わっている場合を説明したが、逆についている場合でも同様である。
また、上記実施形態では、リブ30の数について特に言及しなかったが、リブ30の数は1個でも複数でもよい。要するに、外力が加わりそうな位置にリブ30が配置されていれば、押し込み方向の無用な外力をリブによって有効に受け止めることができる。
本発明の実施形態のコネクタ(雄コネクタ)の分解斜視図である。 フロントホルダを仮係止位置まで嵌めた同コネクタの斜視図である。 図2の仮係止状態での断面図である。 フロントホルダを本係止位置まで嵌めた同コネクタの斜視図である。 図4の本係止状態での断面図である。 相手側の雌コネクタの正面図である。 図6のVII−VII矢視断面図である。 フロントホルダを仮係止位置に保持した状態の従来のコネクタの構成を示す側断面図である。 フロントホルダを本係止位置まで押し込んだ状態の従来のコネクタの構成を示す側断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
1A コネクタハウジング
10 ハウジング本体
12 フード部
15A 電源系の端子収容部
15B 信号系の端子収容部
20 フロントホルダ
20a 後端面
30 リブ
30a 前端
30b 外側面(ガイド面)
40 貫通孔
40b 内側面(ガイド面)

Claims (4)

  1. 後方から端子が挿入されるハウジング本体と、該ハウジング本体に前方から嵌合されるフロントホルダとでコネクタハウジングが構成され、前記フロントホルダは、ハウジング本体に対し手前側の仮係止位置から奥側の本係止位置に押し込み可能とされ、前記ハウジング本体とフロントホルダの間には、フロントホルダを仮係止位置に仮係止する仮係止手段と、フロントホルダを本係止位置に本係止する本係止手段とが設けられ、前記ハウジング本体とフロントホルダの一方には、フロントホルダが前記仮係止位置にある状態で、ハウジング本体の後方より挿入された端子を抜け止め係止する可撓ランスが設けられ、前記ハウジング本体とフロントホルダの他方には、端子を前記可撓ランスにより抜け止め係止した状態でフロントホルダを仮係止位置から本係止位置に押し込んだとき、可撓ランスの撓み許容空間内に侵入して可撓ランスの撓みを禁止し、それにより端子を二重係止するランス押さえ部が設けられたコネクタにおいて、
    前記フロントホルダに、該フロントホルダの押し込み方向に貫通する貫通孔が設けられる一方、前記ハウジング本体の前端部に、前記フロントホルダが仮係止位置に保持されたとき、前記フロントホルダに設けられた貫通孔に進入して、自身の前端が、前記フロントホルダの押し込み方向の後端面と一致して該フロントホルダの押し込み方向の無用な外力を受け止めるリブが突設されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記リブと貫通孔に、前記フロントホルダを仮係止位置から本係止位置まで押し込む際に、互いに摺接することでフロントホルダの押し込み動作を案内するガイド面が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1または2に記載のコネクタであって、
    前記ハウジング本体の外周部に、相手コネクタを誘導するフード部が設けられており、そのフード部の前端よりも前記リブがハウジング本体の前方に突出していることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記コネクタ本体に、互いに系統の異なる端子収容部が複数設けられており、それら互いに異なる系統の端子収容部の境界部に前記リブが配置されることにより、該リブによって、異なる系統の端子収容部が物理的に仕切られていることを特徴とするコネクタ。
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