JP2002042758A - バッテリーパック保持構造及びバッテリーパック取付方法 - Google Patents

バッテリーパック保持構造及びバッテリーパック取付方法

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JP2002042758A
JP2002042758A JP2000230943A JP2000230943A JP2002042758A JP 2002042758 A JP2002042758 A JP 2002042758A JP 2000230943 A JP2000230943 A JP 2000230943A JP 2000230943 A JP2000230943 A JP 2000230943A JP 2002042758 A JP2002042758 A JP 2002042758A
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JP
Japan
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battery pack
recess
hole
concave portion
insertion claw
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JP2000230943A
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English (en)
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Masahiro Kasatani
昌弘 笠谷
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーパックを簡単に着脱可能とし、安
定して保持する。 【解決手段】 バッテリーパック101を凹部13に収
容する際には、まず、端面20aに突設された挿入爪3
0を、貫通口15の周縁の一部に当接させて噛み合わ
せ、バッテリーパック101の収容位置を規定する。こ
ののち、バッテリーパック101と背面ケース11との
当接部分を支点として、バッテリーパック101を回転
させる。こうして、係止片14aを係止穴31に係合さ
せることで、バッテリーパック101を凹部13に収容
して固定することができる。貫通口15は、凹部13の
底面を形成する面13cから、端面20aに突設された
挿入爪30の上端に対応する位置まで延出しており、バ
ッテリーパック101が凹部13に収容されると、周縁
の一部を挿入爪30に当接させた状態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動電話装置等
の電子機器に、例えば二次電池等のバッテリーを内蔵し
たバッテリーパックを取り付けて保持するためのバッテ
リーパック保持構造に係り、特に、バッテリーパックを
簡単に着脱可能で、安定して保持することができるバッ
テリーパック保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機やPHS(Personal Handy-p
hone System)といった移動電話装置には、例えばケー
シングの背面部分に、二次電池等のバッテリーを内蔵し
たバッテリーパックを着脱可能に搭載する部位を備えて
いるものがある。こうした移動電話装置にバッテリーパ
ックを固定するためには、例えば図11(a)に示すよ
うなバッテリーパック201の端面201aに嵌合溝2
03を設ける。また、図11(b)に示すようなケーシ
ング200の背面部分にてバッテリーパック201を収
容するための凹部202を形成する側面202aに、リ
ブ204を設ける。このような構造を有するバッテリー
パック201をケーシング200の凹部202に収容す
る際には、嵌合溝203にリブ204を嵌め込むことに
より固定し、係止片を用いて係止させるなどして着脱可
能に保持する。
【0003】ここで、ケーシング200の背面部分に
は、バッテリーパック201の取り付けや取り外しの際
にバッテリーパック201の逃げを確保するため、傾斜
部205が設けられている。これにより、バッテリーパ
ック201を着脱する際、例えば図12に示すように、
嵌合溝203にリブ204を正しく嵌め込んで位置決め
を行うことができる。
【0004】また、図12に示すように、嵌合溝203
には、リブ204を斜め方向から嵌め込む必要があるこ
とから、嵌合溝203の幅は、リブ204の幅よりも若
干広く形成され、バッテリーパック201を着脱する際
の逃げを設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、ケーシング200の背面部分に設けた傾斜部20
5が、ケーシング200の表面に露出し、バッテリーパ
ック201との間に隙間を生じていた。このため、移動
電話装置のケーシング内部にチリ・ホコリ等が侵入しや
すく、故障の原因となることがあった。
【0006】また、嵌合溝203の幅がリブ204の幅
よりも広いことから、バッテリーパック201を収納し
たのちにも、がたつきが生じていた。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、バッテリーパックを簡単に着脱可能で、安定
して保持することができるバッテリーパック保持構造を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係るバッテリーパック保持
構造は、バッテリーを内蔵したバッテリーパックを、電
子機器用ケーシングに設けられた凹部に収容して保持す
る構造であって、前記バッテリーパックは、一方の端面
に設けられた係止穴と、前記係止穴が設けられた一方の
端面の反対側にあたる他方の端面に突設された挿入爪と
を備え、前記電子機器用ケーシングは、前記凹部を形成
する一方の側面に設けられて前記係止穴と係合する係止
片と、前記係止片が設けられた側面に対向して前記凹部
を形成する他方の側面にて、前記凹部の底面に到達する
だけの寸法を有して穿設された貫通口とを備え、前記挿
入爪を前記貫通口に挿入すると共に、前記係止片を前記
係止穴に係合することにより、前記バッテリーパックを
前記凹部に収容して固定する、ことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、凹部を形成する側面に
設けられた貫通口が凹部の底面に到達するだけの寸法を
有し、バッテリーパックを着脱する際に、挿入爪の逃げ
として機能しうる。これにより、バッテリーパックを簡
単に着脱可能とし、安定して保持することができる。
【0010】前記バッテリーパックを前記凹部に収容す
る際に、前記挿入爪を前記貫通口の周縁の一部に当接し
て噛み合わせることにより、前記バッテリーパックの収
容位置を規定することが望ましい。これにより、バッテ
リーパックを凹部に簡単に取り付けることができる。
【0011】前記貫通口は、前記バッテリーパックが前
記凹部に収容されると、前記挿入爪を周縁の一部に当接
させた状態で保持することが望ましい。これにより、バ
ッテリーパックが凹部に収容された状態でのがたつきを
防止し、バッテリーパックを安定して保持することがで
きる。
【0012】この発明の第2の観点に係るバッテリーパ
ック保持構造は、バッテリーを内蔵したバッテリーパッ
クを、電子機器用ケーシングに設けられた凹部に収容し
て保持する構造であって、前記バッテリーパックは、一
方の端面に設けられた係止穴と、前記係止穴が設けられ
た一方の端面の反対側にあたる他方の端面に突設された
挿入爪とを備え、前記電子機器用ケーシングは、前記凹
部を形成する一方の側面に設けられて前記係止穴と係合
する係止片と、前記係止片が設けられた側面に対向して
前記凹部を形成する他方の側面にて、前記凹部の底面に
到達するだけの寸法を有して形成された凹形状とを備
え、前記挿入爪を前記凹形状の内部に挿入すると共に、
前記係止片を前記係止穴に係合することにより、前記バ
ッテリーパックを前記凹部に収容して固定する、ことを
特徴とする。
【0013】この発明によれば、凹部を形成する側面に
形成された凹形状が凹部の底面に到達するだけの寸法を
有し、バッテリーパックを着脱する際に、挿入爪の逃げ
として機能しうる。これにより、バッテリーパックを簡
単に着脱可能とし、安定して保持することができる。
【0014】前記バッテリーパックを前記凹部に収容す
る際に、前記挿入爪を前記凹形状の周縁の一部に当接し
て噛み合わせることにより、前記バッテリーパックの収
容位置を規定することが望ましい。これにより、バッテ
リーパックを凹部に簡単に取り付けることができる。
【0015】この発明の第3の観点に係るバッテリーパ
ック取付方法は、バッテリーを内蔵したバッテリーパッ
クを収容して保持する凹部を備える電子機器用ケーシン
グに、バッテリーパックを取り付けるための方法であっ
て、前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿
入爪を、前記凹部の側面を形成する一方の面に穿設され
た貫通口の周縁の一部に当接して前記バッテリーパック
の収容位置を規定し、前記バッテリーパックの一方の端
面の反対側にあたる他方の端面を、前記凹部を形成する
一方の面に対向する他方の面に近付けるべく、前記バッ
テリーパックを回転させ、前記挿入爪を前記貫通口に挿
入すると共に、前記凹部を形成する他方の面に設けられ
た係止片を前記バッテリーパックの他方の端面に設けら
れた係止穴に係合することにより、前記バッテリーパッ
クを前記凹部に収容して固定する、ことを特徴とする。
【0016】前記凹部を形成する一方の面に穿設された
貫通口は、前記凹部の底面に到達するだけの寸法を有
し、前記バッテリーパックを前記凹部に収容する際に、
前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿入爪
の逃げとして機能することが望ましい。これにより、バ
ッテリーパックの着脱が容易となる。
【0017】この発明の第4の観点に係るバッテリーパ
ック取付方法は、バッテリーを内蔵したバッテリーパッ
クを収容して保持する凹部を備える電子機器用ケーシン
グに、バッテリーパックを取り付けるための方法であっ
て、前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿
入爪を、前記凹部の側面を形成する一方の面に形成され
た凹形状の周縁の一部に当接して前記バッテリーパック
の収容位置を規定し、前記バッテリーパックの一方の端
面の反対側にあたる他方の端面を、前記凹部を形成する
一方の面に対向する他方の面に近付けるべく、前記バッ
テリーパックを回転させ、前記挿入爪を前記凹形状の内
部に挿入すると共に、前記凹部を形成する他方の面に設
けられた係止片を前記バッテリーパックの他方の端面に
設けられた係止穴に係合することにより、前記バッテリ
ーパックを前記凹部に収容して固定する、ことを特徴と
する。
【0018】前記凹部を形成する一方の面に形成された
凹形状は、前記凹部の底面に到達するだけの寸法を有
し、前記バッテリーパックを前記凹部に収容する際に、
前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿入爪
の逃げとして機能することが望ましい。これにより、バ
ッテリーパックの着脱が容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係るバッテリー保持構造を、移動電話
装置100とバッテリーパック101に適用した場合に
ついて詳細に説明する。
【0020】図1は、この発明の実施の形態に係る移動
電話装置100の裏面を示す斜視図である。この移動電
話装置100は、例えば、入力キーや表示パネルを備え
た前面ケース10と、背面ケース11とを組み合わせる
ことにより構成したケーシング12を有している。
【0021】背面ケース11には、バッテリーパック1
01を収容して保持するための凹部13が設けられてい
る。凹部13は、例えば3つの面13a〜13cにより
形成されている。
【0022】面13a、13bは、互いに対向して凹部
13の側壁を形成している。また、面13cは、凹部1
3の底面を形成している。面13aには、バッテリーパ
ック101を凹部13に固定するための固定ツマミ14
が設けられている。面13aに対向する面13bには、
図2に示すように、例えば2つの貫通口15が設けられ
ている。
【0023】固定ツマミ14は、係止片14aを、内蔵
されたバネ(図示せず)等によりバッテリーパック10
1に設けられた係止穴31に付勢して、バッテリーパッ
ク101を凹部13に固定するためのものである。
【0024】貫通口15は、バッテリーパック101に
設けられた挿入爪30を挿入可能に穿設した挿入孔であ
り、面13bにて挿入爪30を挿入してバッテリーパッ
ク101を固定する。ここで、貫通口15は、面13c
に到達するだけの寸法を有している。
【0025】図3(a)、(b)は、上記構成を有する
移動電話装置100が備える凹部13に収納可能なバッ
テリーパック101の外観を示す斜視図である。バッテ
リーパック101は、例えばリチウムイオン二次電池と
いった二次電池等のバッテリーを内蔵し、図3(a)に
示すように、一方の端面20aに、例えば2つの挿入爪
30を備えている。
【0026】挿入爪30は、凹部13を形成する面13
bに穿設された貫通口15に挿入されることにより、バ
ッテリーパック101を凹部13に固定するためのもの
である。
【0027】また、バッテリーパック101は、図3
(b)に示すように、端面20aの反対側にある端面2
0bに、固定ツマミ14が備える係止片14aを係合さ
せるための係止穴31を備えている。
【0028】さらに、例えば端面20bには、背面ケー
ス11の凹部13に露設されたバッテリー端子(図示せ
ず)と接触して電力を供給するための端子32が設けら
れ、バッテリーパック101が凹部13に収容された状
態で、電力の供給を可能とする。
【0029】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
電話装置100にバッテリーパック101を取り付ける
際の動作について説明する。
【0030】このバッテリー保持構造は、背面ケース1
1の凹部13を形成する面13bに穿設された貫通口1
5に、バッテリーパック101の端面20aに突設され
た挿入爪30を挿入し、係止片14aを係止穴31に付
勢することにより、バッテリーパック101を凹部13
に固定する。
【0031】すなわち、バッテリーパック101を凹部
13に収容する際には、まず、図4に示すように、端面
20aに突設された挿入爪30を、貫通口15の周縁の
一部に当接させて噛み合わせ、バッテリーパック101
の収容位置を規定する。こののち、バッテリーパック1
01を凹部13に収容するべく、バッテリーパック10
1と背面ケース11との当接部分を支点として、図4に
示す矢印Aの方向にバッテリーパック101を回転させ
る。これにより、バッテリーパック101は、端面20
bが背面ケース11に近付く方向に回転し、係止片14
aを端面20bに設けられた係止穴31に係合させる。
【0032】貫通口15は、凹部13の底面を形成する
面13cから、端面20aに突設された挿入爪30の上
端に対応する位置まで延出しており、バッテリーパック
101が凹部13に収容されると、周縁の一部を挿入爪
30に当接させた状態で保持する。これにより、バッテ
リーパック101を凹部13に収容したのち、がたつき
を防止して固定し、バッテリーパック101を安定して
保持することができる。
【0033】次に、バッテリーパック101を凹部13
から取り外す際には、固定ツマミ14を操作して係止片
14aを係止穴31から外し、端面20bを凹部13か
ら引き離すように、バッテリーパック101を回転させ
る。この際、貫通口15の周縁の一部が挿入爪30と当
接して、バッテリーパック101が回転する際の支点と
なり、貫通口15は、挿入爪30の逃げとして機能す
る。これにより、係止穴31から係止片14aが外され
たバッテリーパック101を回転させて簡単に取り外す
ことができる。
【0034】ここで、バッテリーパック101の端面2
0aに設ける挿入爪30を小型化し、凹部13を形成す
る面13bに、図5に示すような貫通口16を設けるこ
とが考えられる。しかし、挿入爪30を小型化すると、
バッテリーパック101を凹部13に収容する際、挿入
爪30を貫通口16に当接させるためには、バッテリー
パック101と凹部13の底面を形成する面13cとの
間を接近させて平行に近付けなければならない。このた
め、バッテリーパック101の取付位置を規定すること
が難しくなり、取り付けが困難となる。また、挿入爪3
0を小型化すると、バッテリーパック101を凹部13
に収容したのちに、背面ケース11のねじれ等により外
れやすくなる。
【0035】さらに、図5に示すような貫通口16を成
形する際には、図6に示すような金型40a〜40cを
組み合わせ、合成樹脂の射出成形等を行う。こののち、
金型40aを矢印Bの方向に引き抜いてから、金型40
b、40cを、それぞれ矢印C、Dの方向に引き抜くこ
とで、背面ケース11を取り出すことができる。
【0036】一方、図2に示すように凹部13の底面と
なる面13cに到達するだけの寸法を有する貫通口15
を成形する際には、図7に示すような金型40d、40
eを、それぞれ矢印E、Fの方向に引き抜くだけで、背
面ケース11を取り出すことができる。すなわち、貫通
口15を形成する際の製造工程を簡略化することができ
る。
【0037】また、挿入爪30は、貫通口15が逃げと
して機能しうる程度に大きく形成することで、バッテリ
ーパック101を凹部13に収容する際の位置決めが容
易となり、背面ケース11のねじれ等によっても外れに
くくなる。
【0038】以上説明したように、この発明によれば、
凹部13を形成する面13bに、凹部13の底面を形成
する面13cに到達するまで延出した貫通口15を設
け、バッテリーパック101に突設した挿入爪30を挿
入して固定することができる。これにより、バッテリー
パック101を凹部13に容易に収容して取り付けるこ
とができ、取り付けたのちも安定して保持することがで
きる。
【0039】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、バッテリーパック101の端面20aに
は、2つの挿入爪30が突設され、凹部13を形成する
面13bに穿設された2つの貫通口15に挿入して固定
するものとして説明したが、これに限定されない。すな
わち、例えば、図8(a)に示すように、挿入爪30を
1つだけとし、貫通口15もこれに合わせて1つだけ穿
設するようにしてもよい。また、図8(b)に示すよう
に、バッテリーパック101に3つの挿入爪30を設
け、貫通口15もこれに合わせて3つ穿設するようにし
てもよい。すなわち、挿入爪30及び貫通口15の数は
任意に変更可能であり、バッテリーパック101を凹部
13に収容して固定できればよい。
【0040】また、凹部13を形成する面13bの肉厚
が厚い場合には、貫通口15を面13bの裏側(ケーシ
ング12の内壁側)まで貫通させる必要はなく、図9に
示すように、面13bに凹形状17を形成するようにし
てもよい。この場合、背面ケース11は、図10に示す
ような金型40f、40gを用いて成形し、金型40
f、40gを、それぞれ矢印G、Hの方向に引き抜くこ
とで取り出すことができる。このような構成において、
挿入爪30を凹形状17の内部に挿入し、係止片14a
を係止穴31に係合させることで、バッテリーパック1
01を凹部13に収容して固定することができる。ま
た、バッテリーパック101を凹部13に収容する際に
は、図9に示すように、挿入爪30を凹形状17の周縁
の一部に当接させて噛み合わせることにより、バッテリ
ーパック101の収容位置を規定することができる。
【0041】この発明は、移動電話装置に限定されず、
バッテリーパックを収容して保持する任意の電子機器に
適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、ケーシングに形成された凹部の底面に到達するだけ
の寸法を有する貫通口に挿入爪を挿入し、バッテリーパ
ックを収容して固定することができる。これにより、バ
ッテリーパックを移動電話装置等の電子機器に対して簡
単に着脱可能となり、安定して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るバッテリー保持構
造を適用した移動電話装置の裏面を示す斜視図である。
【図2】貫通口を示す図である。
【図3】移動電話装置に収容可能なバッテリーパックの
外観を示す斜視図である。
【図4】バッテリーパックを取り付ける際の動作につい
て説明するための図である。
【図5】挿入爪を小型化した場合に考えられる貫通口を
示す図である。
【図6】図5に示す貫通口を成形する際の動作について
説明するための図である。
【図7】図2に示す貫通口を成形する際の動作について
説明するための図である。
【図8】挿入爪の数を変更した変形例を示す図である。
【図9】貫通口に代えて凹形状を形成した変形例を示す
図である。
【図10】図9に示す凹形状を成形する際の動作につい
て説明するための図である。
【図11】従来の移動電話装置にてバッテリーパックを
搭載するための構成を示す図である。
【図12】従来の移動電話装置に対してバッテリーパッ
クを着脱する際の動作について説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 前面ケース 11 背面ケース 12、200 ケーシング 13、202 凹部 13a〜13c 面 14 固定ツマミ 14a 係止片 15、16 貫通口 17 凹形状 20a、20b、201a 端面 30 挿入爪 31 係止穴 32 端子 40a〜40g 金型 100 移動電話装置 101、201 バッテリーパック 202a 側面 203 嵌合溝 204 リブ 205 傾斜部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリーを内蔵したバッテリーパック
    を、電子機器用ケーシングに設けられた凹部に収容して
    保持するバッテリーパック保持構造であって、 前記バッテリーパックは、 一方の端面に設けられた係止穴と、 前記係止穴が設けられた一方の端面の反対側にあたる他
    方の端面に突設された挿入爪とを備え、 前記電子機器用ケーシングは、 前記凹部を形成する一方の側面に設けられて前記係止穴
    と係合する係止片と、 前記係止片が設けられた側面に対向して前記凹部を形成
    する他方の側面にて、前記凹部の底面に到達するだけの
    寸法を有して穿設された貫通口とを備え、 前記挿入爪を前記貫通口に挿入すると共に、前記係止片
    を前記係止穴に係合することにより、前記バッテリーパ
    ックを前記凹部に収容して固定する、 ことを特徴とするバッテリーパック保持構造。
  2. 【請求項2】前記バッテリーパックを前記凹部に収容す
    る際に、前記挿入爪を前記貫通口の周縁の一部に当接し
    て噛み合わせることにより、前記バッテリーパックの収
    容位置を規定する、 ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック保
    持構造。
  3. 【請求項3】前記貫通口は、前記バッテリーパックが前
    記凹部に収容されると、前記挿入爪を周縁の一部に当接
    させた状態で保持する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリーパ
    ック保持構造。
  4. 【請求項4】バッテリーを内蔵したバッテリーパック
    を、電子機器用ケーシングに設けられた凹部に収容して
    保持するバッテリーパック保持構造であって、 前記バッテリーパックは、 一方の端面に設けられた係止穴と、 前記係止穴が設けられた一方の端面の反対側にあたる他
    方の端面に突設された挿入爪とを備え、 前記電子機器用ケーシングは、 前記凹部を形成する一方の側面に設けられて前記係止穴
    と係合する係止片と、 前記係止片が設けられた側面に対向して前記凹部を形成
    する他方の側面にて、前記凹部の底面に到達するだけの
    寸法を有して形成された凹形状とを備え、 前記挿入爪を前記凹形状の内部に挿入すると共に、前記
    係止片を前記係止穴に係合することにより、前記バッテ
    リーパックを前記凹部に収容して固定する、 ことを特徴とするバッテリーパック保持構造。
  5. 【請求項5】前記バッテリーパックを前記凹部に収容す
    る際に、前記挿入爪を前記凹形状の周縁の一部に当接し
    て噛み合わせることにより、前記バッテリーパックの収
    容位置を規定する、 ことを特徴とする請求項4に記載のバッテリーパック保
    持構造。
  6. 【請求項6】バッテリーを内蔵したバッテリーパックを
    収容して保持する凹部を備える電子機器用ケーシング
    に、バッテリーパックを取り付けるためのバッテリーパ
    ック取付方法であって、 前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿入爪
    を、前記凹部の側面を形成する一方の面に穿設された貫
    通口の周縁の一部に当接して前記バッテリーパックの収
    容位置を規定し、前記バッテリーパックの一方の端面の
    反対側にあたる他方の端面を、前記凹部を形成する一方
    の面に対向する他方の面に近付けるべく、前記バッテリ
    ーパックを回転させ、前記挿入爪を前記貫通口に挿入す
    ると共に、前記凹部を形成する他方の面に設けられた係
    止片を前記バッテリーパックの他方の端面に設けられた
    係止穴に係合することにより、前記バッテリーパックを
    前記凹部に収容して固定する、 ことを特徴とするバッテリーパック取付方法。
  7. 【請求項7】前記凹部を形成する一方の面に穿設された
    貫通口は、前記凹部の底面に到達するだけの寸法を有
    し、前記バッテリーパックを前記凹部に収容する際に、
    前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿入爪
    の逃げとして機能する、 ことを特徴とする請求項6に記載のバッテリーパック取
    付方法。
  8. 【請求項8】バッテリーを内蔵したバッテリーパックを
    収容して保持する凹部を備える電子機器用ケーシング
    に、バッテリーパックを取り付けるためのバッテリーパ
    ック取付方法であって、 前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿入爪
    を、前記凹部の側面を形成する一方の面に形成された凹
    形状の周縁の一部に当接して前記バッテリーパックの収
    容位置を規定し、前記バッテリーパックの一方の端面の
    反対側にあたる他方の端面を、前記凹部を形成する一方
    の面に対向する他方の面に近付けるべく、前記バッテリ
    ーパックを回転させ、前記挿入爪を前記凹形状の内部に
    挿入すると共に、前記凹部を形成する他方の面に設けら
    れた係止片を前記バッテリーパックの他方の端面に設け
    られた係止穴に係合することにより、前記バッテリーパ
    ックを前記凹部に収容して固定する、 ことを特徴とするバッテリーパック取付方法。
  9. 【請求項9】前記凹部を形成する一方の面に形成された
    凹形状は、前記凹部の底面に到達するだけの寸法を有
    し、前記バッテリーパックを前記凹部に収容する際に、
    前記バッテリーパックの一方の端面に設けられた挿入爪
    の逃げとして機能する、 ことを特徴とする請求項8に記載のバッテリーパック取
    付方法。
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