JP4927026B2 - リッド開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、グローブボックス等のリッドを車両の凹所から開閉するための、リッド開閉装置に関する。
例えば、車両の助手席側にはグローブボックスが開閉可能に設けられているが、この種のグローブボックス等のリッドを、車両側に設けた凹所に対して開閉ロックするためのものとして、下記特許文献1には、インストルメントパネル側に取付けられ、プッシュ式のノブを備えた操作部と、リッドの左右両側からラックピニオン機構により連動して出没可能とされた一対のロック部とを有する、グローブボックス用開閉ロック装置が開示されている。また、前記操作部には、ノブの押し込み方向に直交する方向に移動する操作片が設けられている。そして、ノブを押し込むと、それに直交して前記操作片が移動して、ロック部がリッド内方に押し込まれ、その結果、リッドが自重によって凹所から開くようになっている。
しかしながら、上記グローブボックス用開閉ロック装置では、リッドが歪んだり反り返ったり等して、車両側の凹所周縁との間に摩擦力が作用した場合、ロック部をリッド内方に引込ませて、ロックを解除したとしても、リッドが自重で開かないことがあった。
そこで、下記特許文献2には、図15に示す構造をなしたグローブボックスが開示されている。すなわち、インストルメントパネル側に取付けられた、押し込み可能な操作ボタン1と、リッド2の左右両側からラックピニオン機構により連動して出没可能とされた一対の係合部材3とを有する、グローブボックス用開閉ロック装置が開示されている。また、操作ボタン1の側方には、操作ボタン1の押し込み方向に直交する方向に移動する押出しピン4が配設されている。更に、操作ボタン1の先端には第1傾斜面1aが形成され、これが押出しピン4の一側面に形成された第2傾斜面4aに当接しており、更に押出しピン4の他側面にはテーパ面4bが形成されている。そして、操作ボタン1を押し込むと、第1傾斜面1aを介して、第2傾斜面4aに押し込み力が伝達されて、押出しピン4が前記操作ボタン1とは直交する方向に移動し、係合部材3の先端部を押圧してリッド2内方に引込ませると共に、押出しピン4のテーパ面4bがボックス5の角部5aに当接して、これを押圧してリッド2を押し開くようになっている。
特開2005−104192号公報 特開2006−327332号公報
しかしながら、上記特許文献2の場合では、操作ボタン1からの押し込み力を、押出しピン4を介して上記押し込み方向とは直角な方向の押し込み力に変え、この押出しピン4によって係合部材3を引き込ませると共に、ボックス5の角部5aに、押出しピン4のテーパ面4bが当接してリッド2を押し開くようになっているが、テーパ面4bを介して押し込んでいるので、操作ボタン1を押してから、その押し込み力がリッド2に伝わるまでに、2箇所のテーパ面を介することになり、リッド2を開かせる方向に作用する力が弱くなってしまい、操作ボタン1の押し込み力をリッド2を開かせる力に効果的に作用させにくいという問題があった。
したがって、本発明の目的は、操作者からの押し込み力を効果的にロックピンに作用させて、リッドを車体の凹所から確実に開かせることができる、リッド開閉装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、車両側に設けられた凹所に開閉可能に取付けられたリッドと、このリッドの閉状態をロックするロック装置と、車両側に設けられて、前記ロック装置による前記リッドのロック状態を解除するロック解除装置とを備え、前記ロック装置は、前記リッド側に設けられて、前記リッドの周縁から出没し、常時は該周縁から突出するように付勢され、前記リッドを閉じたときに前記凹所内周に設けられた係合孔に係合するロックピンを有し、前記ロック解除装置は、車両の前記凹所の前記リッドと対向する側の面上に設けられたプッシュボタンと、該プッシュボタンを押し込むと、それに連動してプッシュボタンの押し込み方向とは反対方向に移動する押圧子とを有しており、前記押圧子は、前記プッシュボタンの操作によって移動するとき、前記ロックピン又はそれに連動する部分に当接し、この当接面の少なくとも一方に設けられた傾斜面によって、前記ロックピンを前記リッド側に引き込めてロック状態が解除されるように構成されていることを特徴とするリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、プッシュボタンを押し込むと、それに連動して押圧子がプッシュボタンの押し込み方向とは反対方向に移動して、ロックピン又はそれに連動する部分に当接し、この当接面の少なくとも一方に設けられた傾斜面によって、ロックピンがリッド側に引き込むように押されるので、ロック状態が解除され、リッドを開くことができる。
このとき、押圧子は、上記当接面の少なくとも一方に設けられた傾斜面によって、ロックピンをリッド側に引き込める方向に押圧すると共に、リッドを開く方向にも押圧することになるので、凹所内周に設けられた係合孔からロックピンが抜き出されると、リッドを開く方向の力が作用して、リッドをスムーズに開くことができる。したがって、リッドと凹所との間に摩擦力等が作用して、リッドが自重では開きにくくなっているような状態でも、リッドを確実に開かせることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記プッシュボタンの操作により、前記押圧子が前記プッシュボタンの押し込み方向と反対方向に移動し、前記ロックピン又はそれに連動する部分に当接して、前記ロックピンをリッド側に押し込んでロック状態が解除されるとき、前記押圧子が前記リッドの一部に当接してリッドを開く方向に押圧力を与えるように構成されている請求項1記載のリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、押圧子によってロックピンがリッド側に押し込まれ、ロック状態が解除されるとき、押圧子は、リッドの一部にも当接して、リッドを開く方向に押圧力を与えるので、リッドをより確実に開くことができる。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記プッシュボタンに連動して前記押圧子を移動させる機構が、ラックピニオン機構又はリンクレバー機構であるリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、プッシュボタンに連動して押圧子をそれとは反対方向に移動させる機構を、比較的簡単な機構でかつ省スペースで実現することができできる。
本発明の第4は、前記第1〜3のいずれか1つの発明において、前記ロックピンは、前記リッドの両側周縁からそれぞれ出没可能とされている一対のものからなり、更に、前記凹所内周の両側に、前記一対のロックピンが係合する一対の係合孔がそれぞれ設けられており、前記一対のロックピンは、互いに連動して前記リッドの両側周縁部から出没動作するように構成されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、リッドの両側周縁から出没可能とされた一対のロックピンが、リッドを閉じたときに、凹所両側の係合孔にそれぞれ係合するので、リッドに例えば多少の反りが発生したり、リッドと車両の凹所との間で多少の寸法誤差が生じても、リッドをガタ付きなく閉じた状態に保持させることができる。
本発明の第5は、前記第1〜4のいずれか1つの発明において、前記押圧子が、前記ロックピンの前記係合孔に係合する部分とは別の部分を押圧して、前記ロックピンを前記リッド側に引き込めるように構成されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、押圧子がロックピンの係合孔に係合する部分とは別の部分を押圧して、ロックピンをリッド側に引き込めるように構成されているので、係合孔に係合する部分の形状を維持しながら、別の部分と押圧子とが当接する傾斜面のロックピン長さ方向の一側面に対する角度を自由に設定できる。このため、上記傾斜面の角度を適宜変更することにより、例えばロックピンの係合孔に係合する部分を直接押圧する場合に比べて、少ないストロークでロックピンをリッド側に引き込ませることができる。また、急角度で傾斜面を設定した場合は、ロックピンの係合状態を維持しながら、ボタン操作力の軽減を図ることができる。
本発明の第6は、前記第1〜4のいずれか1つの発明において、前記凹所内周に設けられた係合孔内周は、前記リッドに近い方の縁部が、前記リッドから離れた方の縁部に比べて、前記ロックピンの突出方向に向けてより外側に位置しており、前記押圧子が、前記係合孔の前記リッドから離れた方の縁部から、前記リッドに近い方の縁部に向けて移動することにより、前記ロックピンの前記係合孔に係合する部分を押し込むように構成されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、押圧子が、係合孔のリッドから離れた方の縁部から、リッドに近い方の縁部に向けて移動することにより、ロックピンをリッド内部に押し込ませることができ、押圧子が係合孔のリッドに近い縁部に当接又は近接した位置では、係合孔のリッドに近い方の縁部よりも内側にロックピンを確実に引き込ませることができるので、ロックピンの係合解除をより確実に行わせることができる。
本発明の第7は、前記第6の発明において、前記ロックピンの先端部には、前記リッドを閉じるときに、前記凹所の周縁部に当接して前記リッドを引き込ませるためのピン傾斜面と、このピン傾斜面に隣接して前記押圧子が当接して前記ロックピンを押し込むための押圧子傾斜面とが設けられ、ロックピンの長さ方向の一側面に対して、前記ピン傾斜面の方が前記押圧子傾斜面よりも急傾斜に形成され、前記押圧子傾斜面は前記ピン傾斜面よりも低くなるように形成されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、押圧子傾斜面は、ピン傾斜面よりも、ロックピンの長さ方向の一側面に対して緩やかな傾斜角度で形成されているので、プッシュボタンに連動して押圧子が移動して押圧子傾斜面を押圧したときに、押圧子の移動量に対してロックピンをより大きく移動させることができる。一方、ピン傾斜面は、ロックピンの長さ方向の一側面に対して、より急な傾斜角度で形成されているので、リッドを閉じるときに、ピン傾斜面が凹所周縁に当接して、ロックピンをリッド内方へスムーズに引き込ませることができる。
本発明のリッド開閉装置によれば、プッシュボタンを押し込むと、それに連動して押圧子がプッシュボタンの押し込み方向とは反対方向に移動して、ロックピン又はそれに連動する部分に当接し、この当接面の少なくとも一方に設けられた傾斜面によって、ロックピンがリッド側に引き込むように押されるので、ロック状態が解除され、リッドを開くことができる。
このとき、押圧子は、当接面の少なくとも一方に設けられた傾斜面によって、ロックピンをリッド側に引き込める方向に押圧すると共に、リッドを開く方向にも押圧することになるので、凹所内周に設けられた係合孔からロックピンが抜き出されると、リッドを開く方向の力が作用し、その結果、リッドと凹所との間に摩擦力等が作用して、リッドが自重では開きにくくなっているような状態でも、リッドを確実に開かせることができる。
以下、図面を参照して本発明のリッド開閉装置の一実施形態について説明する。図1〜11には、本発明のリッド開閉装置の第1の実施形態が示されている。
図1に示すように、このリッド開閉装置は、車両に形成された凹所13に開閉可能に取付けられたリッド20と、このリッド20の閉状態をロックするロック装置30と、ロック装置30によるリッド20のロック状態を解除するロック解除装置60とを備えている。この実施形態の場合では、前記凹所13は、車両のインストルメントパネルに固設された箱形をなすグローブボックス10に形成されたものである。なお、凹所13としては、車両室内の側壁や底壁等に設けられたものでもよく、特に限定されない。
図1に示すように、凹所13は横長形状をなしており、その左右両側には、後述する一対のロックピン40,50が係合する一対の係合孔15,15が設けられている。凹所13の内周であって、図中左側の係合孔15の下方には、グローブボックス10の奥方に向かって所定長さで凹溝16が形成されており、リッド20を閉じるときに、リッド20の側壁24から突出する押圧子受け部43(後述する)が挿入される部分となる。この凹溝16の更に奥方には長孔17が形成されており、ロック解除装置60の押圧ピン88(後述する)が、グローブボックス10の前後方向(奥行方向)に移動可能となっている。更に、グローブボックス10の左上角部は矩形状にカットされて取付凹部18が形成されており、これにロック解除装置60が取付けられて、同ロック解除装置60を構成する押圧ピン88が前記長孔17を通して、凹所13内に突出するようになっている。
上記凹所13に開閉可能に取付けられるリッド20は、グローブボックス10の形状に対応して左上角部がカットされ横長形状をなす表板21と、この表板21の裏面側に取付けられ、前記凹所13の開口幅にほぼ適合する幅で形成された横長箱形状のハウジング23とからなっている。このリッド20は、その下方両側に図示しない支軸等が突設しており、これがグローブボックス10の凹所13の下方両側に設けた図示しない軸孔等に挿入されて、凹所13に対してリッド20が開閉可能に取付けられている。
ハウジング23の両側壁24,24からは、一対のピン挿出孔25,25が形成されている。また、前記表板21の裏面側に上記ロック装置30が取付けられ、ロック装置30は更にハウジング23により覆われている。更に、ハウジング23の両側壁24,24からは、一対のピン挿出孔25,25が形成されており、ロック装置30の各ロックピン40,50の先端部が出没するようになっている。
図1に示すように、ハウジング23の図中左側の側壁24であって、前記ピン挿出孔25の下方には、ロックピンに連動する部分である押圧子受け部43を、出没可能とする受部挿出孔26が形成されている。更に、同図1に示すように、ハウジング23の左側の側壁24であって、前記受部挿出孔26に隣接した表板21寄りの位置からは、押出し用凸部27が所定高さで突設している。この押出し用凸部27は、図9に示すように、ロック解除装置60の押圧ピン88がロックピンに連動する押圧子受け部43に当接して、これをリッド20内方に引込ませた後、同押圧ピン88が当接する部分となっており、リッド20を開く方向に押圧力が付与されるようになっている。
なお、以上説明したリッド20は、車両側に形成されたグローブボックス10の凹所13を開閉するものであるが、リッド自体が箱形をなし、内部に収納凹部を設けたグローブボックスに適用してもよい。
上記リッド20には、凹所13に対して押し込んで、該凹所13を閉じたときに、その閉状態をロックするためのロック装置30が取付けられている。このロック装置30は、第1ロックピン40,第2ロックピン50からなる一対のロックピンを有していると共に、各ロックピン40,50どうしを連動させて前記ピン挿出孔25,25から出没可能にさせるラックピニオン機構が設けられており、更に、各ロックピン40,50どうしを常時はピン挿出孔25,25から突出するように付勢するコイルバネ58を有している。
図2に示すように、各ロックピン40,50は、リッド20の表板21の裏面側に固定された、略長板状をなすベース部31にスライド可能に支持されている。このベース部31裏面側の長さ方向中央には、ピニオンギヤ57を回動可能に支持する支軸33が設けられている。図3を併せて参照すると、この支軸33は、ベース部31裏面から立設した有底の円筒部33aと、この円筒部33aから立設した柱部33bと、この柱部33bの先端部に設けられた球状部33cとからなっている。一方、これに回動支持されるピニオンギヤ57は、各ロックピン40,50の各ラック溝44,54(後述する)に歯合するネジ溝が螺刻された有底筒状の本体部57aと、この本体部57aの中央から突出した突起部57bとからなり、更に突起部57bの内側には球状凹部57cが形成されている。そして、本体部57a内周に円筒部33aを挿入し、その先端の球状部33cを球状凹部57cに嵌入することにより、支軸33にピニオンギヤ57が抜け止め状態で回動可能に支持される。
再び図2を参照すると、ベース部31の裏面側の上下周縁からは、所定高さで立設すると共に、それらの端部が互いに近接するように、それぞれ直角に折り返されてなる上側ガイド壁34及び下側ガイド壁35が設けられており、更に両ガイド壁34,35の中間であって、前記支軸33の両側部には、断面T字状をなす中間ガイド壁36が設けられている。また、上側ガイド壁34及び下側ガイド壁35の斜め方向に対向した位置には、スリット37aを介して撓み可能とされた抜け止め爪37,37がそれぞれ形成されている。更に、図2に示すように、ベース部31裏面側の左右方向一側部であって、上側ガイド壁34及び中間ガイド壁36の間には、コイルバネ58の一端部を支持するバネ受部38が突設している。
上記ベース部31にスライド可能に装着される一対のロックピン40,50について説明すると、第1ロックピン40は、略角柱状をなして所定長さで伸びており、その先端部には、ロックすべきリッド20の正面側から背面側に向かって次第に肉薄形状となるピン傾斜面41が設けられている。この先端部が、前記グローブボックス10の係合孔15に係脱する部分となり、前記ピン傾斜面41はリッド20を閉じるときに、グローブボックス10の凹所13周縁部に徐々に当接して、第1ロックピン40をリッド20内方へスムーズに引き込ませる役割をなしている。
また、第1ロックピン40の軸方向途中であって、先端部よりもやや手前側の下方側面には連結部42が突設しており、この連結部42を介して二股状をなすように、前記先端部に対して平行に伸びる押圧子受け部43が設けられている。この押圧子受け部43にも、第1ロックピン40の先端部と同様に、リッド20の正面側から背面側に向かって次第に肉薄形状となる受け部傾斜面43aが設けられている。
第1ロックピン40の基端部側の下方側面にはラック溝44が形成され、同基端部の上下両側からガイドリブ45,45が突設しており、更に、ラック溝44とは反対側の上方側面には抜け止め凹部46が設けられている。また、第1ロックピン40の基端面には、コイルバネ58の他端部を挿入支持するバネ受孔47が設けられている。
一方、第2ロックピン50は、前記第1ロックピン40と相似的な形状をなしている。すなわち、この第2ロックピン50は角柱状に伸び、その先端部にリッド20の正面側から背面側に向かって次第に肉薄形状をなすピン傾斜面51が設けられている。第2ロックピン50の先端部は、前記第1ロックピン40の先端部と同様に、グローブボックス10の係合孔15に係脱する部分で、ピン傾斜面51は第2ロックピン40をリッド20内方へスムーズに引き込ませる部分である。また、第2ロックピン50の軸方向途中が下方に向かって直角に屈曲して、そのまま先端部に対して同軸的に伸びて基端部をなしており、この基端部の上方側面にラック溝54が形成され、同基端部の上下両側からガイドリブ55,55が突設し、更に、基端部の下方側面に抜け止め凹部56が設けられている。
そして、第1ロックピン40のバネ受孔47にコイルバネ58の他端部を挿入した状態で、同第1ロックピン40のガイドリブ45,45を、上側ガイド壁34及び中間ガイド壁36に整合させて、ベース部31の左右方向の一側部から第1ロックピン40を押し込むことにより、コイルバネ58の一端部がバネ受部38に当接すると共に、抜け止め爪37が抜け止め凹部46に係合して、コイルバネ58が圧縮された状態で、ベース部31に第1ロックピン40が抜け止め支持される。同様に、第2ロックピン50も、そのガイドリブ55,55を、下側ガイド壁35及び中間ガイド壁36に整合させ、ベース部31の左右方向の他側部から押し込むことにより、抜け止め爪37が抜け止め凹部56に係合して、ベース部31に第2ロックピン50が抜け止め支持される。なお、撓み可能とされた各抜け止め爪37,37は、各ロックピン40,50がリッド20内方に引き込まれる場合には、各抜け止め凹部46,56から抜け出て、各ロックピン40,50をスライド可能としている。
上記状態で、ピニオンギヤ57の本体部57a内周に、支軸33の円筒部33aを挿入し、その先端の球状部33cを球状凹部57cに嵌入することにより、支軸33にピニオンギヤ57が抜け止めされた状態で、回動可能に支持されると共に(図3参照)、第1ロックピン40及び第2ロックピン50の各ラック溝44,54にピニオンギヤ57が歯合して、ラックピニオン機構を介して各ロックピン40,50が連動してスライドするように組み付けられるようになっている。このように組み付けられたロック装置30は、ベース部31の上下周縁に設けた取付片39,39を介して、リッド20の表板21の所定箇所にネジ止め固定され、ロック装置30を覆うようにハウジング23が表板21の裏側に固着される。こうして、リッド20にロック装置30が装着されて、各ロックピン40,50がリッド20の両側周縁からそれぞれ出没可能となる。すなわち、第1ロックピン40及び押圧子受け部43が、ハウジング23の左側の側壁24のピン挿出孔25及び受部挿出孔26から出没可能となると共に、第2ロックピン50を右側の側壁24のピン挿出孔25から出没可能となる(図1参照)。なお、このロック装置30は、上記のラックピニオン機構により、一方のロックピンがスライドすると、それに連動して他方のロックピンがスライドするようになっている(図10,11参照)。また、圧縮状態とされたコイルバネ58によって第1ロックピン40が常時リッド20周縁の側壁24のピン挿出孔25から突出するように付勢されているので、それに伴って他の第2ロックピン50も反対側の側壁24のピン挿出孔25から突出するように付勢されている。
次に、図4〜9を併せて参照して、ロック装置30によるリッド20のロック状態を解除するロック解除装置60について説明する。この実施形態におけるロック解除装置60は、上述したグローブボックス10の取付凹部18に対応して、縦長の箱形状をなしたケース本体61と、このケース本体61に押し込み可能に装着されるプッシュボタン70と、前記一対のロックピン40,50と同じく、ラックピニオン機構を介して、該プッシュボタン70の押し込み操作に連動して、それとは反対方向に移動する押圧子80とを有している。
なお、本発明において、プッシュボタンは、車両の凹所のリッドと対向する面上に設けられている。ここで、「車両の凹所のリッドと対向する面」とは、車両の凹所13の、リッド20が開閉する部分の周囲にあって、リッド20とほぼ平行な面を意味する。この実施形態の場合、例えば符号Tで示す面などがそれに該当し、この実施形態では、上記面T上に、プッシュボタン70が設けられている。
ケース本体61は、下部ケース63と、該下部ケース63の上方に設けられ、下部ケース63の前端面よりも突出した上部ケース90とを有している。まず、下部ケース63について説明する。この下部ケース63は、前方の左半分が矩形状に開口して、後方の右半分が同じく開口すると共に(図4,7参照)、前後方向に長く伸びた箱形状をなしている。図4に示すように、この下部ケース63の一方の側壁64には、長孔状のスライド溝64aが形成されており、更に、図6に示すように、下部ケース63の内周には、複数のガイド溝63aがケース本体61の前後方向に沿って設けられている。また、図7に示すように、下部ケース63の前壁65の内面側には、コイルバネ69の一端部を支持するための支持突起65aが突設されている。
そして、後述する押圧子80の複数のガイドリブ82が各ガイド溝63aにそれぞれ嵌入され、スライド溝64aを通してケース本体61外方に押圧子80の押圧ピン88が突出した状態で、同押圧子80がケース本体61の前後方向に沿ってスライド可能に支持されると共に、同様にして後述するプッシュボタン70の複数のガイドリブ77も各ガイド溝63aにそれぞれ嵌入されて、同プッシュボタン70がケース本体61の前後方向にスライド可能に支持されるようになっている。
図5に示すように、下部ケース63の底壁66の後端部寄りの部分には、円形状の軸挿入孔66aが設けられている。これに関連して、軸挿入孔66aに挿入される支軸67について、図4を参照して説明すると、この支軸67は、円形蓋67aと、この円形蓋67aから立設してピニオンギヤ68の内周に挿入される柱部67bと、この柱部67bから二股状に伸びてその先端部に突設された一対の係合爪67c,67cとからなっている。
そして、プッシュボタン70のラック溝76及び押圧子80のラック溝86を、外周に設けたピニオンギヤ68を、柱部67bに外装した状態で、軸挿入孔66aから支軸67を挿入することにより、図5に示すように、下部ケース63上方の係合孔63b周縁に、前記一対の係合爪67c,67cがそれぞれ係合して、ピニオンギヤ68を所定箇所に配設可能となっている。また、図5に示すように、底壁66の前端部寄りの部分には、開口部66bが設けられており、この開口部66b周縁にプッシュボタン70の係止爪75bが係合して、プッシュボタン70のケース本体61からの抜け外れが防止されるようになっている。
以上説明した下部ケース63内には、プッシュボタン70と、それに連動する押圧子80とが配設される。プッシュボタン70は、ボタン本体71と、このボタン本体71の前面に装着されるボタンカバー79とを有している。ボタン本体71は、四角枠状の枠体73と、この枠体73の後端面から所定長さで延出する帯状部材74とを有している。帯状部材74の上下周縁であって、左右方向の一側面からは立壁75,75が所定高さで立設しており、また、帯状部材74の先端部一側面には、前記ピニオンギヤ68に歯合するラック溝76が形成されている。
また、各立壁75,75には、コ字状スリット75aを介して係止爪75bが形成され、下部ケース63の上壁に突設された段部63b及び底壁66の開口部66b周縁に係合するようになっている。更に帯状部材74の上下両端面及び左右方向の他側面からは、前記下部ケース63のガイド溝63aに嵌入されるガイドリブ77がそれぞれ突出している(図4,6参照)。また、枠体73の外周には、同じく枠状をなしたボタンカバー79が装着されるようになっている。
一方、押圧子80は、一方向に長く伸びるスライド体81と、このスライド体81の後端部(長さ方向の一端部)の一側面から突設した押圧ピン88とを有している。スライド体81の上下両端面からは、下部ケース63のガイド溝63aに嵌入するガイドリブ82が設けられている。また、同スライド体81の前端面には、コイルバネ69の他端部が挿入支持されるバネ受孔83が所定深さで形成されており(図7参照)、このバネ受孔83の周縁からは更にバネ外周に沿って湾曲したバネ抑え壁85,85が立設していて、コイルバネ69の安定支持が図られている(図6,7参照)。更に、スライド体81の前記押圧ピン88が突設した側面とは反対側の他側面には、ピニオンギヤ68に歯合するラック溝86が形成されている。
前記押圧ピン88は、この実施形態の場合、第1ロックピン40に連動してスライドする部分である、押圧子受け部43に当接する部分で、その先端部の正面側の角部88aが丸みを帯びたR形状をなしており、同先端部の背面側が、正面側から背面側に向かって次第に肉薄形状をなすように傾斜するテーパ面88bが形成されている(図7参照)。
そして、プッシュボタン70のガイドリブ77を、対応するガイド溝63aに整合させて下部ケース63の前方開口部から押し込むことにより、一対の係止爪75b,75bが段部63c及び開口部66b周縁に係合して、プッシュボタン70が下部ケース63に装着される(図5参照)。更に、コイルバネ69の他端部をバネ受孔83に支持させた状態で、押圧子80の押圧ピン88をスライド溝64aから外方に突出させ、同押圧子80のガイドリブ82を対応するガイド溝63aに整合させて、下部ケース63の後方開口部から押し込むことにより、コイルバネ69の一端部が支持突起65aに支持されて、コイルバネ69が圧縮された状態で、下部ケース63に押圧子80が装着される。
その状態で、ピニオンギヤ68を柱部67bに外装した支軸68を、下部ケース63下方の軸挿入孔66aから挿入することにより、図5に示すように、係合孔63b周縁に各係合爪67cが係合して、下部ケース63にピニオンギヤ68が装着されると共に、プッシュボタン70及び押圧子80の各ラック溝76,86にピニオンギヤ68が歯合して、ラックピニオン機構を介してプッシュボタン70及び押圧子80が下部ケース63に組み付けられるようになっている。その結果、プッシュボタン70を押し込むと、それに連動してプッシュボタン70の押し込み方向とは反対方向に押圧子80が移動して、押圧ピン88がスライド溝64aの前後方向に移動するようになっている(図7〜9参照)。また、コイルバネ69によって、押圧子80が常時は下部ケース63の前壁65から離れる方向に付勢されているので、それに伴ってプッシュボタン70が下部ケース63の前壁65から離れる方向に付勢され(図7参照)、前壁65に対してプッシュボタン70の枠体73が所定長さ離れるようになっており、この長さ分だけプッシュボタン70を押し込み可能となっている。
以上説明した下部ケース63の上方に形成された上部ケース90は、前述したように下部ケース63の前端面よりもやや長く突出した形状をなしており、キーシリンダ93を収容するための円形状の収容孔91を有している。これに関連して説明すると、キーシリンダ93は、概略円柱状をなすと共に、その前面側にキー差込孔93aが形成され、後面側に移動突起93bが設けられ、前記収容孔91内に回動可能に挿入されるようになっている。
上部ケース90の上壁面からは、前記収容孔91に連通する切欠溝95が形成され、この切欠溝95には上下方向に沿って複数のガイド溝95aが形成されており、図4に示すキータンブラ97の周縁に形成された複数のガイドリブ97aが前記複数のガイド溝95aに嵌入されて、同キータンブラ97が上下スライド可能に収容されるようになっている。このキータンブラ97の前面には、平行な溝とその端部から下方に向かって直角に屈曲した溝とからなり、前記キーシリンダ93の移動突起93bが挿入される、突起移動溝97bが形成され、その後面側の下端部からはキー突起97cが延設されている(図5参照)。更に、上部ケース90の前方には、丸孔98aを有するキーカバー98が装着されるようになっている。
そして、キー差込孔93aに図示しないキーを差し込んでキーシリンダ93を回動させると、その移動突起93bが突起移動溝97b内を移動して(図6中、想像線参照)キータンブラ97を下方に押し下げると共に、キー突起97cが図示しないプッシュボタン70の嵌合溝に嵌合して、プッシュボタン70がスライド移動しないようにロックするようになっている。
以上の構成よりなるロック解除装置60は、グローブボックス10の取付け凹部18に図示しない固定手段により取付けられて、凹溝16奥方の長孔17から、押圧子80の押圧ピン88が凹所13内に突出するようになっている。
次に、上記構成からなるリッド開閉装置の使用方法について説明する。
すなわち、グローブボックス10の凹所13を閉じるべく、リッド20を閉じる方向に回動させると、押圧子受け部43が凹溝16内に入り込んで、押圧ピン88の手前側に至る位置まで移動する(図7参照)。それと共に、凹所13の周縁部が、ピン挿出孔25,25から突出した各ロックピン40,50のピン傾斜面41,51にそれぞれ当接して、これをコイルバネ58の付勢力に抗して押圧し、各ロックピン40,50がリッド20内方へ引き込まれる。更に、各ロックピン40,50の先端部が一対の係合孔15,15に至ると、各ロックピン40,50が弾性復帰して各先端部が係合孔15,15にそれぞれ係合し、更にグローブボックス10の端面が、リッド20の表板21の裏面側に突き当たって支持されて、凹所13に対してリッド20を閉じた状態にロックすることができる(図7,10参照)。
このように一対の各ロックピン40,50の先端部が、凹所13内周に設けた一対の係合孔15,15にそれぞれ係合するようになっているので、リッド20に例えば多少の反りが発生したり、リッド20と車両の凹所13との間で多少の寸法誤差が生じたりしても、リッド20をガタ付きなく閉じた状態に保持させることができる。
次に、上記リッド20のロック状態を解除して、リッド20を開くときの操作について説明する。すなわち、この操作はロック解除装置60のプッシュボタン70を押し込むことによってなされる。図7〜9には、このときのプッシュボタン70及び押圧子80の作動状態と、押圧子80によって押圧される押圧子受け部43の状態が示されており、更に、それに連動してスライド動作する第1ロックピン40の状態が併記されている。図7には、プッシュボタン70を押し込む前の状態が示されているが、この状態ではプッシュボタン70の前端面はリッド20の前端面とほぼ同じ位置にあり、更に押圧子80の押圧ピン88の角部88aが、第1ロックピン40に連動する押圧子受け部43の受け部傾斜面43aに当接又は近接した状態となっている。第1ロックピン40の先端部は、係合孔15に係合している。
上記状態から図8に示すように、コイルバネ69の付勢力に抗してプッシュボタン70を押し込むと、ラックピニオン機構を介して、それに連動してプッシュボタン70の押し込み方向とは反対方向に、押圧子80の押圧ピン88が移動する。このとき、押圧子受け部43には、受け部傾斜面43aが形成されているので、この受け部傾斜面43aに当接した前記押圧ピン88の角部88aからの押し込み力が、図8の矢印F1に示すように、第1ロックピン40をリッド20内方へ引き込む方向に作用すると共に、同図8の矢印F2に示すように、リッド20を開く方向にも作用するようになっている。また、これに連動して、第1ロックピン40の先端部も、係合孔15から図中矢印方向にスライドする。
上記状態から更にプッシュボタン70を押し込むと、押圧子受け部43がリッド20内方へ更に引き込まれると共に(図9参照)、それに連動して第1ロックピン40の先端部が、凹所13内周の係合孔15から抜き出されて、更に第1ロックピン40のスライド動作に連動して、第2ロックピン50の先端部も係合孔15から抜き出され、図11に示されるように、リッド20の凹所13に対するロック状態が解除される。
以上のように、このリッド開閉装置によれば、プッシュボタン70を押し込むと、それに連動して押圧子80がプッシュボタン70の押し込み方向とは反対方向に移動して、第1ロックピン40に連設された押圧子受け部43に当接し、この当接面に設けられた受け部傾斜面43aによって、各ロックピン40,50がリッド20側に引き込むように押されるので、ロック状態が解除され、リッド20を開くことができる。
このとき、押圧子80は、受け部傾斜面43aによって、その押圧力が図8の矢印F1,F2に示す方向に分割されて、各ロックピン40,50をリッド20側に引き込める方向に押圧すると共に、リッド20を開く方向にも押圧することになる。そのため、凹所13内周の一対の係合孔15,15から各ロックピン40,50の先端部が抜き出されると、リッド20を開く方向の力が作用して、リッド20を凹所13からスムーズに開くことができる。したがって、リッド20と凹所13との間に摩擦力等が作用して、リッド20が自重では開きにくくなっているような状態でも、リッド20を確実に開かせることができる。
また、押圧子80はラックピニオン機構を介して、プッシュボタン70の押し込み方向に対して、その反対方向に移動してロックピンを押し込むようになっているので、図15に示すような、ボタン1に直交移動するピン4を介して係合部材3(ロックピン)を引き込ませるものと比べて、プッシュボタン70からの押し込み力を、ロックピンに効率的に作用させることができ、リッド20を開きやすくすることができる。
また、この実施形態では、リッド20側に押出し用凸部27を設けたので、図9に示すように、押圧子80によって各ロックピン40,50がリッド20側に押し込まれ、ロック状態が解除されて、押圧子受け部43をリッド20内方へ引込ませた後に、押圧ピン88が押出し用凸部27に当接し、リッド20に対して、直接的に開く方向に押圧力を作用させることができるようになっているので、リッド20をより確実に開くことができる。
更に、この実施形態では、押圧子80の押圧ピン88は、係合孔15に係合するロックピンの先端部ではなく、それとは別の押圧子受け部43を押圧して、各ロックピン40,50の先端部をリッド20側に引き込めるように構成されているので、係合孔15に係合する各ロックピン40,50の形状を維持しながら、押圧子受け部43と押圧子80とが当接する傾斜面43aのロックピン長さ方向の一側面に対する角度を自由に設定できる。このため、上記傾斜面43aの角度を適宜変更することにより、例えばロックピン40の係合孔15に係合する部分を直接押圧する場合に比べて、少ないストロークでロックピンをリッド側に引き込ませることができる。また、急角度で傾斜面43aを設定した場合は、ロックピンの係合状態を維持しながら、ボタン操作力の軽減を図ることができる。
また、この実施形態では、プッシュボタン70に連動して押圧子80を移動させる機構として、ラックピニオン機構を採用したので、同機構を比較的簡単な機構でかつ省スペースで実現することができる。
図12には、本発明によるリッド開閉装置の第2の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
すなわち、プッシュボタンに連動して押圧子を移動させる機構が、前記実施形態ではラックピニオン機構であったのに対し、この実施形態では、リンクレバー機構である点が異なっている。
図12に示すように、この実施形態のロック解除装置60aは、プッシュボタン70aが図示しないスライドガイドを介して、ケース本体61aに対してスライド可能に装着されていると共に、その後端部とケース本体61の後壁との間にコイルバネ69aが介装され、同プッシュボタン70aがケース本体61前面から離れる方向に付勢されている。また、押圧子80aも図示しないスライドガイドを介して、ケース本体61aに対してスライド可能に装着されている。更に、ケース本体61a中央に設けられた支軸105に、両端に長孔101,101を設けた回動レバー100が回動可能に軸支されており、前記長孔101、101に前記プッシュボタン70a及び押圧子80aがピン107,107を介して揺動可能に連結されている。
そして、プッシュボタン70aを押し込むと、回動レバー100を介して、押圧子80aがプッシュボタン70aの押し込み方向とは反対方向に移動するようになっており、前記実施形態と同じく、プッシュボタン70に連動して押圧子80を移動させる機構を、比較的簡単な機構でかつ省スペースで実現することができる。
図13には、本発明によるリッド開閉装置の第3の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
前記実施形態では、押圧子80は押圧子受け部43を押圧していたが、この実施形態では、凹所13内周の係合孔15に係合するロックピンの先端部を直接押圧するようになっている。
また、この実施形態では、グローブボックス10の周壁が前記実施形態と異なっている。すなわち、正面側の壁面には挿通孔10aが形成されており、係合孔15aの両側周縁の前後壁11,12は、後壁12(リッドから離れた方の縁部)が前壁11(リッドに近い方の縁部)よりもリッド20内方に設けられている。その結果、押圧ピン89が移動して(想像線参照)、第1ロックピン40を押し込んだときに、同第1ロックピン40の先端部が係合孔15a周縁に引っ掛かるのを防止している。また、押圧ピン89の正面中央からは、所定高さで押圧リブ89aが立設しており、同押圧ピン89が移動したときに、前記挿通孔10aを通ってリッド20の裏面側に直接当接して、リッド20を押し開くようになっている。
そして、この実施形態においては、図示しないプッシュボタンを押し込んで、押圧ピン89が移動すると、第1ロックピン40を直接リッド20内方へ引き込んで、係合孔15aから抜き外すと共に、押圧リブ89aが挿通孔10aを通してリッド20の裏面側に突き当たって、リッド20を開く方向に押圧力を与えるようになっているので、リッド20を確実に開くことができる。
図14には、本発明によるリッド開閉装置の第4の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の場合も、図13に示す第3の実施形態と同様に、凹所13内周の係合孔15に係合するロックピンの先端部を押圧子80により直接押圧するようになっている。そして、この実施形態では、第1ロックピン40の先端部に設けられたピン傾斜面41の中央部に、所定深さで、かつ、ピン傾斜面41とは異なる傾斜角度で形成された、押圧子傾斜面41aが設けられている。具体的には、押圧子傾斜面41aは、ピン傾斜面41aよりも、第1ロックピン40の長さ方向の一側面に対して緩やかな傾斜角度で形成されており、プッシュボタン70に連動して押圧子80が移動して押圧子傾斜面41aを押圧したときに、押圧子80の移動量に対して第1ロックピン40をより大きく移動させることができるようにしている。一方、ピン傾斜面41は、上記第1ロックピン40の長さ方向の一側面に対して、より急な傾斜角度で形成されており、リッド20を閉じるときに、凹所13周縁に当接して、第1ロックピン40をリッド20内方へスムーズに引き込ませるようにしている。
図16には、本発明によるリッド開閉装置の第5の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態は、図12に示した第2実施形態を更に改良したものとなっている。すなわち、プッシュボタン70bが、下部ケース63に対して出没可能に装着されており、スプリング69により、常時は外方に突出するように付勢されている。このプッシュボタン70bの内面には、プッシャ77が突設されている。
一方、下部ケース63内には、回動レバー108が支軸105を介して回動可能に取付けられている。回動レバー108の一端108aは、前記プッシャ77の先端に当接可能に配置されている。
また、前記各実施形態と同様に、リッド20の側壁22にピン挿出孔25が形成され、このピン挿出孔25から第1ロックピン40の先端部が突出し、凹所13の内側壁14に形成された係合孔15に嵌入するようになっている。そして、回動レバー108の他端108bは、第1ロックピン40の先端の傾斜面41に当接可能に配置されている。
したがって、プッシュボタン70bを押すことにより、回動レバー108の一端108aがプッシャ77によって押されて回動レバー108が回動し、回動レバー108の他端108bが第1ロックピン40の傾斜面41を押圧する。その結果、第1ロックピン40がピン挿出孔25内に引き込み、係合孔15から抜き出されて係合が解除されると共に、回動レバー108の他端108bによって、第1ロックピン40を介して、リッド20が開放側に押されるため、リッド20がスムーズに開くようになっている。
この実施形態では、プッシュボタン70bのプッシャ77によって、回動レバー108の一端108aが直接押されると共に、回動レバー108の他端108bが、第1ロックピン40の傾斜面41を直接押すようになっているので、図12に示した第2実施形態よりも、更に構造を簡素化することができる。
図17には、本発明によるリッド開閉装置の第6実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態は、図13に示した第3実施形態を更に改良したものとなっている。すなわち、図13における第3実施形態では、凹所13の内側壁が前壁11と後壁12とに分かれているが、この実施形態では、上記前後壁11,12が、リッド20から離れるにしたがってリッド20の内方へ傾斜する同一面上の壁14で構成されている。
この実施形態の場合も、図示しないプッシュボタンを押すことにより、押圧ピン40がリッド前面側に移動して、係合孔15bに挿入された第1ロックピン40の傾斜面41に押圧されるので、第1ロックピン40をリッド20の内方に引き込ませて、係合孔15bとの係合を解除させることができる。
本発明のリッド開閉装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 同リッド開閉装置のロック装置の分解斜視図である。 同ロック装置の要部断面図である。 本発明のリッド開閉装置のロック解除装置の分解斜視図である。 同ロック解除装置を組み付けた場合における、図4のA−A矢視線における断面図である。 同ロック解除装置を組み付けた場合における、図4のB−B矢視線における断面図である。 同ロック解除装置の第1作動状態を示す断面図である。 同ロック解除装置の第2作動状態を示す断面図である。 同ロック解除装置の第3作動状態を示す断面図である。 本発明のリッド開閉装置によるリッドを閉じた状態における説明図である。 同リッド開閉装置によるリッドを開いた状態における説明図である。 本発明のリッド開閉装置の第2の実施形態を示す要部断面図である。 本発明のリッド開閉装置の第3の実施形態を示す説明図である。 本発明のリッド開閉装置の第4の実施形態を示す斜視図である。 従来技術を示す説明図である。 本発明のリッド開閉装置の第5実施形態を示す要部断面図である。 本発明のリッド開閉装置の第6実施形態を示す要部断面図である。
符号の説明
13 凹所
15 係合孔
20 リッド
30 ロック装置
40 第1ロックピン
41 ピン傾斜面
43 押圧子受け部
43a 受け部傾斜面
50 第2ロックピン
51 ピン傾斜面
60 ロック解除装置
70 プッシュボタン
80 押圧子

Claims (7)

  1. 車両側に設けられた凹所に開閉可能に取付けられたリッドと、
    このリッドの閉状態をロックするロック装置と、
    車両側に設けられて、前記ロック装置による前記リッドのロック状態を解除するロック解除装置とを備え、
    前記ロック装置は、前記リッド側に設けられて、前記リッドの周縁から出没し、常時は該周縁から突出するように付勢され、前記リッドを閉じたときに前記凹所内周に設けられた係合孔に係合するロックピンを有し、
    前記ロック解除装置は、車両の前記凹所の前記リッドと対向する側の面上に設けられたプッシュボタンと、該プッシュボタンを押し込むと、それに連動してプッシュボタンの押し込み方向とは反対方向に移動する押圧子とを有しており、
    前記押圧子は、前記プッシュボタンの操作によって移動するとき、前記ロックピン又はそれに連動する部分に当接し、この当接面の少なくとも一方に設けられた傾斜面によって、前記ロックピンを前記リッド側に引き込めてロック状態が解除されるように構成されていることを特徴とするリッド開閉装置。
  2. 前記プッシュボタンの操作により、前記押圧子が前記プッシュボタンの押し込み方向と反対方向に移動し、前記ロックピン又はそれに連動する部分に当接して、前記ロックピンをリッド側に押し込んでロック状態が解除されるとき、前記押圧子が前記リッドの一部に当接してリッドを開く方向に押圧力を与えるように構成されている請求項1記載のリッド開閉装置。
  3. 前記プッシュボタンに連動して前記押圧子を移動させる機構が、ラックピニオン機構又はリンクレバー機構である請求項1又は2に記載のリッド開閉装置。
  4. 前記ロックピンは、前記リッドの両側周縁からそれぞれ出没可能とされている一対のものからなり、更に、前記凹所内周の両側に、前記一対のロックピンが係合する一対の係合孔がそれぞれ設けられており、前記一対のロックピンは、互いに連動して前記リッドの両側周縁部から出没動作するように構成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のリッド開閉装置。
  5. 前記押圧子が、前記ロックピンの前記係合孔に係合する部分とは別の部分を押圧して、前記ロックピンを前記リッド側に引き込めるように構成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のリッド開閉装置。
  6. 前記凹所内周に設けられた係合孔内周は、前記リッドに近い方の縁部が、前記リッドから離れた方の縁部に比べて、前記ロックピンの突出方向に向けてより外側に位置しており、前記押圧子は、前記プッシュボタンの操作によって、前記係合孔の前記リッドから離れた方の縁部から、前記リッドに近い方の縁部に向けて移動し、前記ロックピンの前記係合孔に係合する部分に当接して、該ロックピンを押し込むように構成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のリッド開閉装置。
  7. 前記ロックピンの先端部には、前記リッドを閉じるときに、前記凹所の周縁部に当接して前記リッドを引き込ませるためのピン傾斜面と、このピン傾斜面に隣接して前記押圧子が当接して前記ロックピンを押し込むための押圧子傾斜面とが設けられ、ロックピンの長さ方向の一側面に対して、前記ピン傾斜面の方が前記押圧子傾斜面よりも急傾斜に形成され、前記押圧子傾斜面は前記ピン傾斜面よりも低くなるように形成されている請求項6記載のリッド開閉装置。
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