JP5367281B2 - 開閉ロック装置 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車のインストルメントパネルなどに設けられた凹所に、開閉可能に取付けられる、例えばグローブボックスなどのリッドの開閉ロック装置に関する。
このような開閉ロック装置として、リッドの両側から出没可能に突出し、凹所の両側内面に設けた係止孔に嵌入されるロッドを有し、リッドの前面に取付けられた操作ノブの回動動作によって、上記ロッドを引き込ませてロックを解除できるようにした、いわゆるサイドロックと呼ばれるロック装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、縦断面において長寸下部と屈曲してこれに連続する短寸上部とを有するリッドを開閉するサイドロック装置であって、該リッドの短寸上部の裏面側に固定されるハウジングと、該ハウジングに回転可能に軸支される円盤状のロータと、該ロータの回転と連動して進退動作する左右一対のロッドとを備え、ハウジングは、リッドの短寸上部に沿って縦方向に設けられたロータの軸受部と、該軸受部とは空間を画して対向する第一壁・第二壁とを有し、ロータは、その円盤形状をリッドの短寸上部の壁厚方向と水平となるように上記軸受部に軸支され、左右一対のロッドは、上記空間を画成する第一壁と第二壁の間に互いに逆方向へスライド可能に支持される一方、ハウジングは、ロータの円盤状外周面を摺接支持する円筒部を更に有することを特徴とするサイドロック装置が開示されている。また、前記ロータは円盤状に成形され、この円盤状の部分がハウジングの上面中央に形成された丸穴状の円筒部に収納されている。
特開2007−170031号公報
上記特許文献1のサイドロック装置においては、ロータの円盤状の部分が、ハウジング上面の丸穴状の円筒部に収納され、ロータ上面が外部に露出した状態となっている。
そのため、ロック装置の搬送中や取扱い中に、ロータに他の部材が衝突する可能性があり、それにより、ロータが破損や欠損した場合に、ロータの回転動作の作動不良が起こる可能性があった。
また、ロック装置をリッドに取付ける際に、作業者の手がロータに接触して、作業者の軍手の糸くず等がロータに付着したり、ロータ外周と円筒部内周との間に入り込んだりする可能性があり、この場合もロータの作動不良の原因となる。
更に、ロータには、その回転動作をスムーズにするために、グリス等の潤滑部材が塗布される場合が多い。このようにロータにグリス等が塗布された場合には、作業者が上記取付け作業中に触れたり、又は、使用者がリッド開閉操作中に触れたりした場合、グリスが手に付着してしまうという問題が生じる。
したがって、本発明の目的は、ロータ等の回転体を介して一対の摺動部材をスムーズに動作させることができると共に、他部材や作業者等がロータに接触することを防止できる、開閉ロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
前記本体ハウジングの前面の両側から前面側に立設された一対の突片を介して、上下に回動可能にかつ着脱可能に取付けられ、上方に回動させることにより前記摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
前記一対の突片は、前記回転体よりも前面側に突出するように立設されていることを特徴とする開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、左右一対の摺動部材が回転体を介して連動するので、操作ノブを操作する際に、一対の摺動部材をスムーズに動かすことができる。
また、回転体が本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されているので、開閉ロック装置の搬送又は取扱い中に、回転体に他の部材が衝突する等して、作動不良が起こることを未然に防止することができる。また、同ロック装置をリッドに取付ける際にも、作業者の回転体への接触が防止されるので、作業者の軍手の糸くず等が付着し、回転摺動部に入り込んだりして、作動不良が起ることを防止できる。
更に、回転体にはグリス等の潤滑部材が塗布される場合が多いが、回転体が本体ハウジングの前面に取付けられ、操作ノブに覆われた位置にあるので、取付け作業者や使用者の指が回転体に触れにくくなり、グリス等が手に付着することを防止できる。
本発明の第2は、凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
前記本体ハウジングの前面の両側から前面側に立設された一対の突片を介して、上下に回動可能にかつ着脱可能に取付けられ、上方に回動させることにより前記摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
前記操作ノブの左右中央部にキーシリンダが取付けられており、前記回転体は、前面側から見て、前記キーシリンダの左右いずれかに配置されていて、
前記キーシリンダの後面からは押圧突起が突設され、前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材にはカム面が設けられており、前記押圧突起が、前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材に設けられたカム面に当接して、両摺動部材を本体ハウジング内に引き込ませることを特徴とする開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、キーシリンダが操作ノブの左右中央部に配置されているので、右ハンドル車、左ハンドル車のいずれの場合でも、デザイン的な違和感がなく、操作ノブに指を挿入したときの状態や、キーシリンダの開閉を行う場合の距離も同じになるため、右ハンドル車、左ハンドル車の両者に、開閉ロック装置を共用することができる。
また、キーシリンダの押圧突起が、摺動部材のカム面を押圧する突起をなしているので、摺動部材のカム面を押圧する突起を別途設ける必要がなく、開閉ロック装置の構造を簡略化することができる。また、キーシリンダの押圧突起を回動させることにより、押圧突起がカム面に当接しない位置になるようにして、操作ノブを回動させても第1摺動部材及び第2摺動部材を本体ハウジング内に引き込ませることができない、ロック状態にすることができる。
本発明の第3は、上記第2の発明において、前記回転体を取付ける収容部と、前記キーシリンダが入り込む収容部とが、前記本体ハウジングの前面に開口するように形成されている開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、回転体を取付ける収容部と、キーシリンダが入り込む収容部とが、本体ハウジングの前面に開口するように形成されているので、両収容部を同一の抜型方向で成形することができ、型構造が簡単となる。
本発明の第は、上記第2又は第3の発明において、前記本体ハウジングと、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材との摺接面には、いずれか一方に形成された突条と、他方に形成された凹溝とからなるスライドガイドが設けられている開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、本体ハウジングと両摺動部材との摺接面に、突条と凹溝とからなるスライドガイドが設けられているので、両摺動部材の出没動作を、ガタ付きを少なくしてスムーズに行わせることができる。
本発明の第は、凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
前記本体ハウジングの前面の両側から前面側に立設された一対の突片を介して、上下に回動可能にかつ着脱可能に取付けられ、上方に回動させることにより前記摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
前記回転体は、前記本体ハウジングの一側部に近接した位置に配置されており、
前記本体ハウジングの前記回転体側の一側部から出没する、前記第1摺動部材及び第2摺動部材の一方は、その軸方向途中の部分で前記回転体外周の対向する1箇所に連結又は当接して前記回転体に連動すると共に、該回転体を通り越して更に延出された先端部に前記突起が当接可能なカム面が形成されており、
前記本体ハウジングの他側部から出没する、前記第1摺動部材及び第2摺動部材の他方は、その先端部が前記回転体外周の対向するもう1箇所に連結又は当接して前記回転体に連動し、
前記突起が、前記カム面に当接して、両摺動部材を本体ハウジング内に引き込ませるように構成されていることを特徴とする開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、上記のようにして各摺動部材の本体ハウジングに挿入された部分を長くして、本体ハウジングによるガイド長さを長く確保することができるので、各摺動部材の出没動作が安定してなされる。
本発明の第は、凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
前記本体ハウジングの前面に着脱可能に取付けられ、前記本体ハウジングに対する相対移動により、該摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
前記操作ノブは、前記本体ハウジングの前面に回動可能に取付けられており、前記操作ノブの裏面と、前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材との間には、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材を通常の可動範囲を超えて、前記本体ハウジングの更に内側に押し込んだ位置で、前記操作ノブを回動させることにより、互いに係合して、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材の前記本体ハウジングから突出する方向への移動を制止する係合面が設けられていることを特徴とする開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、本体ハウジング内に第1摺動部材又は第2摺動部材が没した状態に保持できるので、リッドの凹部に本体ハウジングを取付ける際に、第1摺動部材又は第2摺動部材が凹部内周に引っ掛かることなく、本体ハウジングをスムーズに挿入することができる。また、操作ノブと本体ハウジングとの隙間から、係合状態を確認できるので、作業性がよい。更に、面どうしで係合させることにより、係合部の強度が高くなり、破損しにくくなる。
本発明の第は、上記第の発明において、前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材に設けられた係合面は、該摺動部材に挿入凹部を介して配置された板の内側面で構成され、該板は前記挿入凹部に配置された柱又はリブにより該摺動部材の本体部に連結されており、前記操作ノブの裏面に設けられた係合面は、前記挿入凹部に挿入されるように前記操作ノブの裏面から突設された係合片の片面からなり、該係合片には、前記柱又はリブを受け入れる凹溝が形成されている開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、操作ノブを回動させると、操作ノブの係合片が、第1摺動部材又は第2摺動部材に設けられた挿入凹部に挿入され、係合片の凹溝に挿入凹部に配置された柱又はリブが入り込み、係合片の片面と、板の内側面とが係合して、該摺動部材の前記本体ハウジングから突出する方向への移動が制止される。そして、板が柱又はリブで摺動部材の本体部に連結されているので、比較的薄くても十分な強度が得られ、摺動部材を短くできると共に、係合片の凹溝に柱又はリブを入り込ませることによって確実に係合させることができる。
本発明の第は、上記第の発明において、前記操作ノブの係合片の凹溝内周は、前記操作ノブの回動によって移動するとき、前記摺動部材の柱又はリブと一部が干渉して、前記柱又はリブがクリック感を伴って前記凹溝に嵌入するように構成されている開閉ロック装置を提供するものである。
上記発明によれば、操作ノブを回動させて、操作ノブの係合片を摺動部材の挿入凹部に挿入するとき、係合片の凹溝に挿入溝に配置された柱又はリブが嵌入するので、クリック感を伴って係合させることができ、係合の確認がしやすくなると共に、自動車組立工場などへの配送中に、両者の係合状態が解除されて前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材が前記本体ハウジングから突出しまうことを防止できる。その結果、自動車組立工場などで開閉ロック装置をそのままリッドの凹所に挿入して取付けることが可能となり、作業性を向上させることができる。
本発明の開閉ロック装置によれば、左右一対の摺動部材が回転体を介して連動するので、操作ノブを操作することにより、一対の摺動部材をスムーズに動かすことができる。また、回転体が本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て操作ノブに覆われる位置に配置されているので、開閉ロック装置の搬送又は取扱い中に、回転体に他の部材が衝突する等して、作動不良が起こることを防止できる。また、同ロック装置をリッドに取付ける際にも、作業者の回転体への接触が防止されるので、作業者の軍手の糸くず等が付着し、回転摺動部に入りこんだりして、作動不良が起ることを防止できる。更に、回転体にはグリス等の潤滑部材が塗布された場合でも、使用者等の指が回転体に触れにくく、グリス等が手に付着することを防止できる。
以下、図1〜13を参照して、本発明による開閉ロック装置の一実施形態について説明する。
図1〜4に示すように、この開閉ロック装置1は、本体ハウジング10と、本体ハウジング10の両側部に出没可能に挿入される第1摺動部材40及び第2摺動部材50と、これらの第1,第2摺動部材40,50を連動させ、同期させて出没動作させる、本発明における回転体に相当するロータ70と、第1,第2摺動部材40,50を突出方向に付勢する第1スプリング80と、本体ハウジング10の前面に回動可能に取付けられ、第1,第2摺動部材40,50を引き込ませる操作ノブ90とを備えている。また、操作ノブ90にはキーシリンダ97が装着され、第1,第2摺動部材40,50には、それぞれロッド47が連結されるようになっている。
以下、各部材について詳細に説明する。まず、本体ハウジング10について説明する。この本体ハウジング10は、前後に配置された前壁12及び後壁13と、これら前壁12及び後壁13の上下端部どうしにそれぞれ連結された天壁14及び底壁15と、左右の側面16,16とで構成された、全体として直方体状をなしている。
前壁12は、左右に分かれて形成されており、その中央部に、キーシリンダ97が入り込むシリンダ収容部20が設けられている。左右に分かれた一方の前壁12の内側端部には、中間側壁18が連結されている。また、底壁15のシリンダ収容部20に相当する部分は、前方部分が切欠かれて、後述するキーシリンダ97が収容される筒部93の下部が、下方に突出できる空間となっている。更に、本体ハウジング10の両側面16の前面側からは突片21,21が立設し、各突片21,21の外側面から支軸21a,21aがそれぞれ突設されている。
一方の側面16には、第1摺動部材40が挿入される第1挿入孔23が形成され、他方の側面16には、第2摺動部材50が挿入される第2挿入孔24が形成されている。また、図7に示すように、底壁15の第1挿入孔23に近接した位置には、嵌合凹部25が所定長さで形成されている。そして、第1挿入孔23から第1摺動部材40を挿入し、後述する第1抜け止め片43の爪部が、前記嵌合凹部25内に嵌入することにより、本体ハウジング10の側面16から、第1摺動部材40が所定長さ出没可能な状態で抜け止め保持される(図7(a)参照)。
一方、前壁12の第2挿入孔24に近接した位置には、図5(a),図6に示すように、長孔26が所定長さで設けられている。そして、第2挿入孔24から第2摺動部材50を挿入し、後述する第2抜け止め片55が長孔26に嵌入することにより、第2摺動部材50が他方の側面16から所定長さ出没可能な状態で抜け止め保持される(図6参照)。
また、後壁13の内側面には、天壁14寄りの位置に、第2突条29が長手方向に沿って形成され、底壁15寄りの位置に、第1突条28が長手方向に沿って形成されている。第1突条28は、第1摺動部材40の凹溝44(図2参照)に嵌入し、第2突条29は、第2摺動部材50の凹溝57に嵌入する。その結果、第1,第2摺動部材40,50の摺動動作が、ガタ付きなく、スムーズになされるようになっている。
図1に示すように、前壁12の第1挿入孔23側の位置には、後述するロータ70の円盤状の本体71が入り込む、丸穴状に開口したロータ収容部30が形成されている。また、図5(a),(b)に示すように、このロータ収容部30の内周奥方には、左右方向に横切るようにして支持片32が設けられている。支持片32の中央には挿通孔32aが形成され、この挿通孔32aの周縁からは、後壁13側に向かって、撓み可能なロータ抜け止め片34が延出している。このロータ抜け止め片34の爪部が、後述するロータ70の回転軸73の頭部73a(図1参照)に係合し、ロータ70が抜け止め保持されるようになっている。また、後壁13の、前記挿通孔32aに整合した位置には、上記回転軸73の先端部が嵌合する支持孔33が形成されている。
上記のように、ロータ70を取付けるロータ収容部30と、キーシリンダ97が入り込むシリンダ収容部20とが、本体ハウジング10の前壁12に対して、同一の開口向きで形成されていることにより、本体ハウジング10の成形時に、両収容部30,20を同一の抜型方向で形成することができ、型構造を簡単にすることができる。
本体ハウジング10の前壁12と、天壁14と、中間側壁18とが交わる角部には、操作ノブ90の背面上部に突設された係合片94(後述)が挿入される、第3挿入孔35が形成されている。また、図2に示すように、後壁13の下部両側には、後述するリッドに固定するための取付孔36が形成されている。更に、中間側壁18の、シリンダ収容部20とは反対側の側面からは、バネ支持ピン37(図6参照)が第2挿入孔24側に向けて突設しており、これが第2摺動部材50に一端が支持された第1スプリング80の他端を支持する部分となっている。なお、この第1スプリング80が本発明における付勢手段をなしている。
図5(a),(b)に示すように、前壁12に形成されたシリンダ収容部20の開口部の、ロータ収容部30側の内周縁からは、バネ支持片38が突設し、該バネ支持片38から開口部外方に向けてバネ支持ピン38aが突設している。そして、図9(a),(b)に示すように、第2スプリング82の一端が、操作ノブ90背面のバネ支持ピン95により支持され、他端が前記バネ支持ピン37により支持された状態で、操作ノブ90が本体ハウジング10前面に装着される。その結果、第2スプリング82が圧縮状態で保持されて、操作ノブ90を下方に回動する方向に付勢するようになっている。
これに関連して、前壁12の両側下方には、ラバー等からなる弾性部材84,84が付着されており(図1参照)、第2スプリング82により下方に回動付勢された操作ノブ90が、本体ハウジング10前面に勢いよく当たっても、その衝撃を吸収して、打音が抑制されるようになっている。
次に、ロータ70について説明する。図1,2に示すように、このロータ70は、円盤状の本体71と、この本体71の背面中央から突設された回転軸73と、本体71の背面の周方向に対向する部分から突設された一対のピン74,74とを有している。前記回転軸73の先端部外周には、同回転軸73よりも拡径した頭部73aが形成されている。また、本体71の外周には環状溝71aが形成されており、この環状溝71aにOリング72が嵌着されるようになっている。
上記ロータ70は、回転軸73を本体ハウジング10の前後方向に向け、本体71をロータ収容部30に挿入すると共に、図5(a),(b)に示すように、回転軸73を挿通孔32aに挿入し、その先端部を支持孔33に挿入して、頭部73aを抜け止め片34の爪部に係合させることにより、回転軸73を中心に回動可能に本体ハウジング10に装着される。このとき、環状溝71aに装着されたOリング72が、ロータ収容部30の内周に圧接され、ロータ70の回転に適度な制動力を付与するようになっている。
次に、第1摺動部材40について説明する。この第1摺動部材40は、全体として直線状の角柱部材で構成されており、その先端部の後面側には、ロッド連結部41が形成されている。図1に示すように、ロッド47は、その基端部に丸軸をなす柄部48と、柄部48に対して直交する方向に伸びる軸状の頭部49とを有している。そして、この柄部48及び頭部49が、第1,第2摺動部材40,50の各ロッド連結部41,53(後述)にそれぞれ嵌入され、各摺動部材の先端部にロッド47が連結されるようになっている。
また、第1摺動部材40の前面側には、上下に切欠かれた係合凹部42が形成されており、この係合凹部42にピン74が嵌入されて、ロータ70に第1摺動部材40が枢着されるようになっている。また、第1摺動部材40の下面側には、前述した嵌合凹部25(図7(a),(b)参照)に嵌入する、第1抜け止め片43が切欠きを介して撓み可能に形成され、後面側には、第1突条28(図5(a)参照)に嵌入する凹溝44が軸方向に沿って形成されている。
更に、第1摺動部材40の基端部には、上面及び前面が切欠かれて、キーシリンダ97後面から突設した押圧突起100(後述する)が挿入される、挿入凹部45が設けられている。この挿入凹部45の基端側には、押圧突起100が当接するカム面46が形成されている。このカム面46は、基端側に向けて次第に高くなる傾斜面をなしている。そして、押圧突起100を上方から圧接させると、第1スプリング80の付勢力に抗して、第1摺動部材40が本体ハウジング10内に引き込むようになっている。
次に、第2摺動部材50について説明する。この第2摺動部材50は、第1摺動部材40と同軸的に配置される同軸部51と、第1摺動部材40に対して偏心して配置される角柱状の偏心部52とが、連結した形状をなしている。同軸部51の先端部の後面側には、ロッド47の柄部48及び頭部49が、前述した態様で嵌入されて連結される、ロッド連結部53が形成されている。同軸部51の板状の前面には、前壁12の長孔26(図5(a),図6参照)に嵌合する第2抜け止め片55(図7,8参照)が、コ字状の切欠きを介して撓み可能に形成されている。また、同軸部51の基端面は、第1スプリング80の一端を受けるバネ受け部54をなしている。
一方、偏心部52の基端側前面には、上下に切欠かれた係合凹部56が形成され、これにピン74が嵌入されて、ロータ70に第2摺動部材50が枢着される。また、偏心部52の後面側には、第2突条29(図5(a)参照)に嵌入する凹溝57(図2参照)が軸方向に沿って形成されている。更に、偏心部52の下面側には、突起逃げ溝59が、軸方向に沿って所定形状で切欠かれて形成されている。この突起逃げ溝59により、キーシリンダ97の押圧突起100が、第1摺動部材40のカム面46上部に配置された位置(図8(a)参照)から、第2摺動部材50側へと回転移動できるようになっている(図8(b)参照)。
そして、偏心部52の先端部前面及び同軸部51の基端部前面には、所定高さで突部58(本発明における「摺動部材の本体部」に相当する)が突設されており、該突部58の隣接した位置には挿入凹部61を介して板62が配置されている。この板62の内側面(本発明における「摺動部材に設けられた係合面」に相当する)と、それに対向する前記突部58の内側面との間に、柱63が連結されている。そして、操作ノブ90を上方に回動させたとき、操作ノブ90の係合片94が、第3挿入孔35を通って挿入凹部61に挿入され、係合片94に設けた凹溝94a(図3参照)に柱63が嵌入するようになっている。このとき、係合片94の凹溝94aの一部が柱63に干渉するようになっているので、係合片94は柱63に擦られながら、クリック感を伴って嵌入する。
次に、本体ハウジング10の前面に回動可能に取付けられる操作ノブ90及びそれに装着されるキーシリンダ97について説明する。図1,2に示すように、操作ノブ90は、左右方向に長く伸びる略長方形状の前壁91と、該前壁91の両側部に連結され、上部に軸孔92aを有する側壁92,92とを有している。前壁91の左右中央部には、円形状の差込孔91aが形成され、同差込孔91aの裏面(後面)側周縁からは円筒状の筒部93が延出している。また、前壁91の裏面側であって、前記第3挿入孔35に整合する位置には、柱63を受け入れる凹溝94aを先端部に設けた係合片94が突設されている。
一方、キーシリンダ97は、ケース98と、該ケース98内に回動可能に配置され、鍵穴99aを有する回転部99と、該回転部99の後面から突設した押圧突起100(本発明における「突起」に相当する)とを備えている。そして、前記差込孔91aを通して、キーシリンダ97が筒部93に挿入され、前記ケース98が筒部93に所定角度で固定されることにより、操作ノブ90の左右中央部にキーシリンダ97が取付けられるようになっている。
その結果、キーシリンダ97の左右いずれかにロータ70が配置されるようになっている。この実施形態では、キーシリンダ97に左側にロータ70が配置されている。このように、キーシリンダ97が操作ノブ90の左右中央部に配置されているので、右ハンドル車、左ハンドル車のいずれの場合でも、デザイン的な違和感がなく、操作ノブ90に指を挿入したときの状態や、キーシリンダ97の開閉を行う場合の距離も同じになるため、右ハンドル車、左ハンドル車の両者に、開閉ロック装置1を共用することができる。
そして、上記のように、キーシリンダ97を取付けた操作ノブ90は、本体ハウジング10両側の支軸21a,21aを、各側壁92の軸孔92a,92aにそれぞれ嵌入させることにより、本体ハウジング10の前面側に、操作ノブ90が上下に回動可能に装着されるようになっている。
このとき、ロータ70は、その回転軸73が本体ハウジング10内の前後方向に挿入支持され、円盤状の本体71が前壁12のロータ収容部30に入り込み、ロータ70が本体ハウジング10の前面に取付けられた状態となっている。すなわち、ロータ70は、開閉ロック装置1を前面側から見たときに、操作ノブ90に覆われる位置に配置されているので、開閉ロック装置1の搬送又は取扱い中に、ロータ70に他の部材が衝突する等して、作動不良が起こることを未然に防止することができる。また、開閉ロック装置1をリッド等に取付ける際にも、作業者の指がロータ70に接触することが防止されるので、作業者の軍手の糸くず等が付着し、回転摺動部に入り込んだりして、作動不良が起ることを防止できる。
次に、図6〜8を参照して、第1摺動部材40と、第2摺動部材50と、第1スプリング80と、ロータ70との連結構造について説明する。
すなわち、本体ハウジング10に回転可能に支持されたロータ70の一つのピン74に、第1摺動部材40の係合凹部42が嵌合して、そのピン74を中心に第1摺動部材40は、ロータ70に対して回動可能に連結されている。同様に、第2摺動部材50の係合凹部56に、他方のピン74が嵌合して、第2摺動部材50は、そのピン74を中心にして、ロータ70に対して回動可能に連結されている。そして、第1スプリング80は、その一端が第2摺動部材50のバネ受け部54(図2参照)に支持され、他端が本体ハウジング10のバネ支持ピン37に支持されて、第2摺動部材50を常時外側方向(本体ハウジング10の両側から突出する方向)に付勢し、また、ロータ70を介して、第1摺動部材40も同じく常時外側方向に付勢している。
ただし、本発明においては、スプリング等の付勢手段を各摺動部材40,50毎に直接設けても良いし、あるいは付勢手段をロータ70に設けて、2つの摺動部材40,50をロータ70を介して共に間接的に付勢して良い。
第1摺動部材40及び第2摺動部材50の間に介装され、両摺動部材を常時外側方向(本体ハウジング10の両側から突出する方向)に向けて付勢している。
図7(a)は、操作ノブ90を下方に位置させた状態を示している。この状態では、第1スプリング80の付勢力により、第2摺動部材50が第2挿入孔24から突出し、ロータ70を介して、第1摺動部材40も第1挿入孔23から突出するようになっている。このとき、第2スプリング82の付勢力により、操作ノブ90は、下方に回動付勢されており、その押圧突起100が第1摺動部材40のカム面46の上方に離れた位置に配置されている。
図7(b)は、図7(a)に示す状態から、第2スプリング82の付勢力に抗して、操作ノブ90を上方に回動させた状態を示している。この状態では、押圧突起100がカム面46を押圧し、第1スプリング80の付勢力に抗して、第1摺動部材40を本体ハウジング10内に引き込むと共に、ロータ70を介して第2摺動部材50が本体ハウジング10内に引き込む。このように、第1摺動部材40と第2摺動部材50とは、ロータ70を介して同期して、本体ハウジング10の側面16,16からの出没動作が行われる。
ここで、図7,8を参照して、この実施形態でのロータ70、及び、それに連結される第1,第2摺動部材40,50の位置関係について説明する。すなわち、開閉ロック装置1を前面側から見たとき、ロータ70は、本体ハウジング10の第1挿入孔23側に近接した位置に配置されている。
そして、第1挿入孔23から挿入される第1摺動部材40は、ロータ70の下方側に位置し、その軸方向途中に形成された係合凹部42に、ロータ70の一方のピン74が嵌入することにより、ロータ70に連結されている。この第1摺動部材40は、ロータ70を通り越して更に伸び、その先端のカム面46が、キーシリンダ97の押圧突起100に至る位置まで伸びている。一方、第2挿入孔24から挿入される第2摺動部材50は、ロータ70の上方側に位置し、その基端部に形成された係合凹部56に、ロータ70の他方のピン74が嵌入して、ロータ70に連結されている。
このように、ロータ70を本体ハウジング10のいずれか一方の側部に近接した位置に配置すると共に、ロータ70に近い位置の摺動部材を、ロータ70を通り越して伸ばし、その軸方向途中にてロータ70の一方のピン74に連結させると共に、ロータ70に遠い位置の摺動部材を、ロータ70の他方にピン74に連結させることにより、各摺動部材40,50の本体ハウジング10に挿入された部分を長くして、本体ハウジング10によるガイド長さを長く確保することができるので、各摺動部材40,50の出没動作が安定してなされる。
次に、図8を参照して、キーシリンダ97の動作について説明する。このキーシリンダ97は、鍵穴99aに図示しない鍵を挿入し、鍵を回動させることによって、ケース98に対して回転部99が回転し、それと一緒に押圧突起100が回転する。図8(a)は施錠していない状態での、押圧突起100の位置を示しており、この状態では、押圧突起100は、第1摺動部材40のカム面46の上方に位置している。
そして、鍵穴99aに鍵を差し込んで、回転部99を時計方向に回転させることより、押圧突起100が、第2摺動部材50の突起逃げ溝59を通って、第1摺動部材40の基端面の側方に位置するように移動して施錠状態となる。この状態では、操作ノブ90を引き上げたとしても、キーシリンダ97の押圧突起100が第1摺動部材40のカム面46に当接しないため、第1摺動部材40及び第2摺動部材50を本体ハウジング10内に引き込ませることができず、ロックを解除できなくなる。
次に、操作ノブ90の係合片94と、第2摺動部材50の板62との係合動作について、図10を参照して説明する。すなわち、図10(a)に示すように、本体ハウジング10内に、第1摺動部材40及び第2摺動部材50を、通常の動作範囲より更に深く本体ハウジング10内に挿入し、その状態で操作ノブ90を上方に引き上げると、操作ノブ90の係合片94が、本体ハウジング10の第3挿入孔35を通って、第2摺動部材50の挿入凹部61に挿入される。このとき、図10(b)に示すように、係合片94の凹溝94aの下端部が柱63に干渉するように移動し、柱63に擦られながら柱63を凹溝94aに嵌入する。その結果、クリック感を伴って、係合片94を柱63に嵌合させることができる。
次いで、第1摺動部材40及び第2摺動部材50の、本体ハウジング10への押し込みを止めて手を離すと、第1スプリング80の付勢力によって、第1摺動部材40及び第2摺動部材50が、本体ハウジング10の両側面16,16から突出しようとする。しかしながら、このとき、操作ノブ90の係合片94が、第2摺動部材50の板62に係合し、第2摺動部材50の移動が制止される。こうして、第2摺動部材50の移動が制止されると、ロータ70を介して第1摺動部材40の移動も制止され、両摺動部材40,50が本体ハウジング10内に引き込んだ状態に保持されることになる(図10(a)参照)。
次に、この開閉ロック装置1を、自動車のインストルメントパネルに装着された開閉ロック装置に適用した例を、図11〜13を参照して説明する。
図13に示すように、インストルメントパネル3には凹所4が形成され、この凹所4にグローブボックス5が開閉可能に取付けられている。グローブボックス5の前面の上縁中央には、開閉ロック装置1を装着するための凹部5aが形成されている。なお、この実施形態では、グローブボックス5の前面パネルが、本発明における「リッド」を構成している。ただし、本発明における「リッド」としては、凹所に対して蓋だけが開閉可能に取付けられたものであってもよい。
そして、開閉ロック装置1は、図10に示したように、第1摺動部材40及び第2摺動部材50を、本体ハウジング10内に引き込めた状態に保持させることができるので、その状態で凹部5aにスムーズに挿入でき、取付孔36(図2参照)を通してネジ止めすることにより、グローブボックス5に容易に装着することができるようになっている。
また、グローブボックス5の両側壁には、左右一対のロッド47を挿通させるための挿通孔6がそれぞれ形成されている。そして、グローブボックス5に装着した開閉ロック装置1の操作ノブ90が下方に回動した通常状態では、操作ノブ90の係合片94と、第2摺動部材50の板62との係合が解除され、第1摺動部材40及び第2摺動部材50が第1スプリング80の付勢力によって、本体ハウジング10の両側面16,16から突出する。その状態で、図1に示すように、前述したように、第1,第2摺動部材40,50にロッド47,47がそれぞれ連結されるようになっている。
各ロッド47には、その先端に係止爪47aが形成され、この係止爪47aは、グローブボックス5の両側の挿通孔6を通して、両側に突出する。一方、インストルメントパネル3の凹所4の両側内壁には、ロッド47の係止爪47aが嵌入する係止孔7がそれぞれ形成されている。
図11に示すように、ロッド47の各係止爪47aには、インストルメントパネル3側に向けてテーパ面47bが形成されている。このため、図13に示すグローブボックス5を開いた状態から、グローブボックス5を凹所4に向けて押し込むと、テーパ面47bが凹所4の縁部に当たって、第1スプリング80の付勢力に抗して、一対のロッド47,47が内方に押し込まれる。そして、係止爪47aが凹所4の係止孔7に整合する位置まで、グローブボックス5が押し込まれると、第1スプリング80の付勢力により、各摺動部材40,50を介して、一対のロッド47,47が再び外方に押し出されて、係止爪47aが係止孔7に嵌入し(図11参照)、グローブボックス5が閉じた状態に保持される。
グローブボックス5を開く場合には、図9(a)に示すように、開閉ロック装置1の操作ノブ90の下縁部に手を挿入し、操作ノブ90を上方に引き上げる。このとき、この開閉ロック装置1においては、ロータ70が操作ノブ90に覆われているので、例えば、ロータ70にグリス等の潤滑部材が塗布されている場合に、使用者の指がロータ70に触れにくくなり、グリス等が手に付着することを防止できるようになっている。
そして、引き上げられた操作ノブ90の押圧突起100が、第1摺動部材40のカム面46を押圧し、ロータ70を介して第1,第2摺動部材40,50が、第1スプリング80の付勢力に抗して、本体ハウジング10内に引き込まれる。その結果、両摺動部材40,50に連結された左右のロッド47が、グローブボックス5内に引き込まれ、図12に示すように、係止爪47aが凹所4の係止孔7から抜き出されて係合が解除され、グローブボックス5を開くことができる。
また、グローブボックス5を閉じた状態で、キーシリンダ97の鍵穴99aに図示しない鍵を挿入して時計方向に回転させることにより、回転部99を回転させ、押圧突起100を図8(b)に示す位置に移動させることにより施錠される。これにより前述したように、第1摺動部材40の本体ハウジング10内への移動が制止され、ロータ70を介して第2摺動部材50の本体ハウジング10内への移動も制止され、グローブボックス5を閉じた状態にロックできる。
一方、上記ロック状態を解除する場合には、鍵穴99aに鍵を挿入し、前記とは反対方向に回転部99を回転させ、押圧突起100を図8の(a)に示す位置に移動させることにより解錠されて、ロック状態が解除される。この状態では第1摺動部材40の本体ハウジング10内への引き込みが可能となり、操作ノブ90の引き上げ動作によって、前述したようにグローブボックス5を開くことができる。
なお、上記実施形態においては、第1摺動部材40と第2摺動部材50とを、ロータ70を介して、本体ハウジング10の両側から同期して出没動作させるように構成したが、ロータ70の代わりにピニオンギヤを用い、第1摺動部材40と第2摺動部材50とに、該ピニオンギヤに歯合するラックを形成して、いわゆるラックアンドピニオンギヤによって、第1摺動部材40と第2摺動部材50とを本体ハウジング10の両側から同期して出没動作させるように構成してもよい。
本発明による開閉ロック装置の一実施形態を示しており、正面の斜め上方から見た分解斜視図である。 同開閉ロック装置を、背面の斜め下方からみ見た分解斜視図である。 同開閉ロック装置の正面斜め上方から見た斜視図である。 同開閉ロック装置の背面斜め下方から見た斜視図である。 同開閉ロック装置の本体ハウジングを示しており、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A矢視線における断面図である。 同開閉ロック装置において、本体ハウジング及び操作ノブの下部側を取り除いて見た場合の、組み付け状態での説明図である。 同開閉ロック装置のロータの動作を示しており、(a)は操作ノブが下方に配置された状態での説明図、(b)は操作ノブを上方に引き上げた状態での説明図である。 同開閉ロック装置のキーシリンダの動作を示しており、(a)は施錠が解除された状態での説明図、(b)は施錠した状態での説明図である。 (a)は開閉ロック装置の操作ノブを引き上げる状態を示す斜視図、(b)は(a)のB−B矢視線における概略断面図である。 本発明の開閉ロック装置において、操作ノブの係合片と、第2摺動部材の挿入凹部との係合により、第1摺動部材及び第2摺動部材を本体ハウジング内に引き込んだ状態に保持させた状態を示し、(a)は正面斜め上方から見た斜視図、(b)は係合片の凹溝に挿入凹部の柱を嵌合させる状態を示す説明図である。 同開閉ロック装置を適用したグローブボックスの閉じた状態を示す説明図である。 同開閉ロック装置を開くため、操作ノブを引き上げた状態を示す説明図である。 同グローブボックスの斜視図である。
符号の説明
1 開閉ロック装置
4 凹所
10 本体ハウジング
12 前壁
28 第1突条
29 第2突条
30 ロータ収容部
40 第1摺動部材
44 凹溝
46 カム面
47 ロッド
50 第2摺動部材
57 凹溝
61 挿入凹部
62 板
63 柱
70 ロータ(回転体に相当)
80 第1スプリング
90 操作ノブ
97 キーシリンダ
100 押圧突起

Claims (8)

  1. 凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
    前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
    前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
    前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記本体ハウジングの前面の両側から前面側に立設された一対の突片を介して、上下に回動可能にかつ着脱可能に取付けられ、上方に回動させることにより前記摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
    前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
    前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に露出するように取付けられ、前記回転体の露出部が、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
    前記一対の突片は、前記回転体の露出部よりも前面側に突出するように立設されていることを特徴とする開閉ロック装置。
  2. 凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
    前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
    前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
    前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記本体ハウジングの前面の両側から前面側に立設された一対の突片を介して、上下に回動可能にかつ着脱可能に取付けられ、上方に回動させることにより前記摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
    前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
    前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
    前記操作ノブの左右中央部にキーシリンダが取付けられており、前記回転体は、前面側から見て、前記キーシリンダの左右いずれかに配置されていて、
    前記キーシリンダの後面からは押圧突起が突設され、前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材にはカム面が設けられており、前記押圧突起が、前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材に設けられたカム面に当接して、両摺動部材を本体ハウジング内に引き込ませることを特徴とする開閉ロック装置。
  3. 前記回転体を取付ける収容部と、前記キーシリンダが入り込む収容部とが、前記本体ハウジングの前面に開口するように形成されている請求項2記載の開閉ロック装置。
  4. 前記本体ハウジングと、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材との摺接面には、いずれか一方に形成された突条と、他方に形成された凹溝とからなるスライドガイドが設けられている請求項2又は3に記載の開閉ロック装置。
  5. 凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
    前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
    前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
    前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記本体ハウジングの前面の両側から前面側に立設された一対の突片を介して、上下に回動可能にかつ着脱可能に取付けられ、上方に回動させることにより前記摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
    前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
    前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
    前記回転体は、前記本体ハウジングの一側部に近接した位置に配置されており、
    前記本体ハウジングの前記回転体側の一側部から出没する、前記第1摺動部材及び第2摺動部材の一方は、その軸方向途中の部分で前記回転体外周の対向する1箇所に連結又は当接して前記回転体に連動すると共に、該回転体を通り越して更に延出された先端部に前記突起が当接可能なカム面が形成されており、
    前記本体ハウジングの他側部から出没する、前記第1摺動部材及び第2摺動部材の他方は、その先端部が前記回転体外周の対向するもう1箇所に連結又は当接して前記回転体に連動し、
    前記突起が、前記カム面に当接して、両摺動部材を本体ハウジング内に引き込ませるように構成されていることを特徴とする開閉ロック装置。
  6. 凹所に対して開閉可能に取付けられるリッドの開閉ロック装置において、
    前記リッド前面の凹部に取付けられる本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの両側から所定長さ出没可能に取付けられる第1摺動部材及び第2摺動部材と、
    前記本体ハウジングに回転可能に取付けられ、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材と連動し、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材とを同期して前記本体ハウジングの両側から出没動作させる回転体と、
    前記第1摺動部材と前記第2摺動部材を前記本体ハウジングから突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記本体ハウジングの前面に着脱可能に取付けられ、前記本体ハウジングに対する相対移動により、該摺動部材を本体ハウジングの内側に向かって引き込ませる突起を有する操作ノブと、
    前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材にそれぞれ連結され、前記リッドの両側から出没動作して、前記凹所の内側壁に形成された係止孔に係脱可能に挿入されるロッドとを備え、
    前記回転体は、前記本体ハウジングの前面に取付けられ、前面側から見て前記操作ノブに覆われる位置に配置されており、
    前記操作ノブは、前記本体ハウジングの前面に回動可能に取付けられており、前記操作ノブの裏面と、前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材との間には、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材を通常の可動範囲を超えて、前記本体ハウジングの更に内側に押し込んだ位置で、前記操作ノブを回動させることにより、互いに係合して、前記第1摺動部材及び前記第2摺動部材の前記本体ハウジングから突出する方向への移動を制止する係合面が設けられていることを特徴とする開閉ロック装置。
  7. 前記第1摺動部材又は前記第2摺動部材に設けられた係合面は、該摺動部材に挿入凹部を介して配置された板の内側面で構成され、該板は前記挿入凹部に配置された柱又はリブにより該摺動部材の本体部に連結されており、前記操作ノブの裏面に設けられた係合面は、前記挿入凹部に挿入されるように前記操作ノブの裏面から突設された係合片の片面からなり、該係合片には、前記柱又はリブを受け入れる凹溝が形成されている請求項記載の開閉ロック装置。
  8. 前記操作ノブの係合片の凹溝内周は、前記操作ノブの回動によって移動するとき、前記摺動部材の柱又はリブと一部が干渉して、前記柱又はリブがクリック感を伴って前記凹溝に嵌入するように構成されている請求項記載の開閉ロック装置。
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