JP5681832B2 - 開閉体のロック装置 - Google Patents
開閉体のロック装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5681832B2 JP5681832B2 JP2014502116A JP2014502116A JP5681832B2 JP 5681832 B2 JP5681832 B2 JP 5681832B2 JP 2014502116 A JP2014502116 A JP 2014502116A JP 2014502116 A JP2014502116 A JP 2014502116A JP 5681832 B2 JP5681832 B2 JP 5681832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing body
- lock
- hook
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 claims description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 21
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 9
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B83/00—Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
- E05B83/28—Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like
- E05B83/30—Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like for glove compartments
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B1/00—Knobs or handles for wings; Knobs, handles, or press buttons for locks or latches on wings
- E05B1/0038—Sliding handles, e.g. push buttons
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B63/00—Locks or fastenings with special structural characteristics
- E05B63/0052—Locks mounted on the "frame" cooperating with means on the "wing"
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B63/00—Locks or fastenings with special structural characteristics
- E05B63/18—Locks or fastenings with special structural characteristics with arrangements independent of the locking mechanism for retaining the bolt or latch in the retracted position
- E05B63/20—Locks or fastenings with special structural characteristics with arrangements independent of the locking mechanism for retaining the bolt or latch in the retracted position released automatically when the wing is closed
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B63/00—Locks or fastenings with special structural characteristics
- E05B63/24—Arrangements in which the fastening members which engage one another are mounted respectively on the wing and the frame and are both movable, e.g. for release by moving either of them
- E05B63/248—Arrangements in which the fastening members which engage one another are mounted respectively on the wing and the frame and are both movable, e.g. for release by moving either of them the striker being movable for latching, and pushed back by a member on the wing for unlatching, or vice versa
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C9/00—Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing
- E05C9/04—Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing with two sliding bars moved in opposite directions when fastening or unfastening
- E05C9/047—Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing with two sliding bars moved in opposite directions when fastening or unfastening comprising key-operated locks, e.g. a lock cylinder to drive auxiliary deadbolts or latch bolts
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C9/00—Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing
- E05C9/04—Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing with two sliding bars moved in opposite directions when fastening or unfastening
- E05C9/043—Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing with two sliding bars moved in opposite directions when fastening or unfastening with crank pins and connecting rods
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T292/00—Closure fasteners
- Y10T292/08—Bolts
- Y10T292/0911—Hooked end
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体を閉じた状態にロックするための、開閉体のロック装置に関する。
例えば、自動車のグローブボックス等の固定体に形成された開口部には、リッド等の開閉体が開閉可能に取付けられている。そして、開口部をリッド等で閉じた状態にロックすると共に、開口部からリッド等を開いた状態とするためのロック装置が設けられている。
この種のロック装置としては、例えば、開口部に開閉可能に取付けられるリッドと、該リッドにスライド可能に取付けられるロッドと、該ロッドの先端部を、開口部内面の凹部に向けて突出する方向に付勢するリターンスプリングとを備えたものが知られている。しかし、このロック装置では、ロッド先端部の裏面側がテーパ部をなしていて、リッドを閉じるとき、上記テーパ部が開口部周縁に衝突し摺接して、ロッドが一時的に引き込んでリッドが閉じた後、再び突出して凹部に嵌合するようになっているので、ロッドと開口部周縁との衝突音が問題となることがあった。
上記問題点を解消するため、下記特許文献1には、開閉部材と、内装部材に設けられる凹部と、該凹部に出入りするロッドと、該ロッドを前記凹部に嵌る方向に付勢するリターンスプリングとを備え、ロッドがリターンスプリングの付勢力に抗し凹部から押し出されて、開閉部材が開位置側に移動したときに、ロッドが凹部に嵌っていた状態に戻ることを防止する一本のピンと、該ピンを開閉部材に対してロッドの移動軌跡内に入る方向に付勢するピン付勢バネとを有する車両用収納装置が記載されている。
上記車両用収納装置では、内装部材を開閉部材で閉じた状態で、ピンがピン付勢バネにより付勢されて内装部材に弾性的に当接すると共に、ロッド先端部が内装部材の凹部に嵌合し、開閉部材が閉じた状態にロックされる。この状態で操作部を操作すると、リターンスプリングの付勢力に抗してロッド先端部が凹部から引き込まれて、内装部材から開閉部材が開くようになっている。このとき、リターンスプリングの付勢力によりロッドが外方に押し出されるが、ロッドに設けられた凸部がピン基端側の円筒部に係合して、ロッドの外方への突出量が規制され、開閉部材を閉じるときの、ロッド先端部と内装部材内面とのラップ代が低減され、その摺接音が低減される。
しかしながら、上記特許文献1の車両用収納装置では、開閉部材を開いた状態で、ロッド先端部の全部を、内装部材内面に当接しない位置まで引きこむことはできないので、打音を皆無とすることはできない。
また、上述した一般的なロック装置においては、ロッド先端部は凹部内に入り込んで係合するようなっているが、寸法精度等によってはロッド先端部と凹部との間にガタ付きが生じる場合がある。この点、上記特許文献1の車両用収納装置では、内装部材を開閉部材で閉じた状態で、ピン付勢バネが介装された一本のピンが内装部材に弾性的に当接し、開閉部材を開く方向に付勢しているが、一本のピンで開閉部材をピンポイントで付勢しているので、開閉部材がふらつき、ロッドの係合部においてガタ付きが生じる可能性があった。
したがって、本発明の目的は、固定体の開口部を閉じるときの音を軽減すると共に、一対のロック部と、それに係合するフック部とのガタ付きを低減することができる、開閉体のロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられ、先端にそれぞれ形成されたフック部が前記ロック部に係脱するように、互いに連動してスライド動作する一対のリンクロッドと、該リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合する方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合しない方向にスライドさせる操作部材と、前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側に配設されると共に、前記フック部が前記ロック部に係合し、前記開口部が前記開閉体により閉じた状態で、該開閉体を開く方向に押圧する押圧部材と、前記操作部材により前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合しない方向にスライドさせると、前記付勢手段の付勢力に抗して前記フック部を前記ロック部に係合しない状態に保持すると共に、前記開閉体を閉じると、前記フック部の保持を解除して前記フック部を前記ロック部に係合させる保持手段とを備えていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記フック部が前記ロック部に係合して、前記固定体の開口部を前記開閉体で閉じた状態で、前記フック部と前記押圧部材とは、前記ロック部を挟んで対向した位置に配置されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記開閉体にピン状をなす前記ロック部が設けられ、前記固定体に前記ロック部を受け入れる凹部が形成され、前記固定体に前記押圧部材が配置されており、前記リンクロッドは、前記固定体に設けられて、前記フック部が互いに近づくように内方に付勢され、前記開閉体が閉じられたとき、前記フック部が前記凹部を閉じて、前記ロック部を抜け止めするように構成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記ロック部は前記固定体の開口部両側に設けられ、前記一対のリンクロッドは前記開閉体に取付けられ、前記付勢手段によって、前記各フック部が外方に突出するように付勢されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記保持手段は、前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側に配設された押圧部材のうち、少なくとも一側部に設けられた前記押圧部材に連動して、前記操作部材により前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合しない方向にスライドさせると、前記押圧部材の付勢力によって移動して前記リンクロッドに係合し、前記フック部を前記ロック部に係合しない状態に保持すると共に、前記開閉体を閉じて前記押圧部材が押圧されると、前記リンクロッドとの係合が解除されて前記フック部の保持を解除するように構成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記保持手段は、前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側に配設された、それぞれの押圧部材に連動するように、同じく前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側に設けられていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記開閉体に前記操作部材が押し込み可能に配設されると共に、同開閉体に一対のリンクロッドがスライド可能に取付けられており、前記操作部材を押すことで、前記付勢手段の付勢力に抗して、各フック部が前記ロック部から外れる方向に一対のリンクロッドがスライドするように構成され、前記保持手段は、少なくとも一方のリンクロッドに係脱する保持部材を有し、該保持部材は、前記押圧部材に一体又は連動するように設けられており、前記操作部材を押すことにより、前記開閉体が閉じる方向に押圧されると共に、前記押圧部材が押圧されて、前記保持部材が前記リンクロッドに係合しない方向に移動するように構成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記開閉体に支軸を介して回動可能にレバーが取付けられており、このレバーの一端部に前記押圧部材が設けられ、同レバーの他端部に、前記保持手段をなす保持部材が、少なくとも一方のリンクロッドに係脱可能に設けられていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記保持手段の保持部は、弾性変形可能に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、固定体の開口部を開閉体で閉じて、一対のリンクロッドの各フック部が、開閉体両側又は固定体の開口部両側の各ロック部に係合した状態で、固定体の開口部両側又は開閉体両側に配設された押圧部材によって、開閉体が開く方向に押圧されるので、開閉体両側及び固定体の開口部両側に位置する両フック部と両ロック部とをバランスよく均等に且つガタ付きなく当接させることができ、車両の振動等によって異音が発生することを防止できる。
また、開閉体が閉じてフック部がロック部に係合した状態で、操作部材を操作して付勢手段の付勢力に抗してリンクロッドの各フック部をロック部に係合しない方向にスライドさせることにより、フック部とロック部との係合が解除されて開閉体を開かせることができる。このとき、保持手段により、フック部がロック部に係合しない状態に保持される。
そして、再び開閉体を閉じると、保持手段によるフック部の保持が解除され、一対のリンクロッドがスライドして、フック部がロック部に係合し、開閉体が閉じた状態に保持されることになる。
このように、この開閉体のロック装置においては、開閉体を閉じると、保持手段が解除されて、フック部がロック部に係合する構造をなすので、フック部先端のテーパ部がロック部に当接して摺動しながらスライドしてロックされる従来のロック装置に比べて、開閉体をスムーズに閉じることができると共に、開閉体を閉じるときの打音を軽減することができる。
以下、図1〜15を参照して、本発明に係る開閉体のロック装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、この実施形態における開閉体のロック装置10(以下、「ロック装置10」という)は、車両のインストルメントパネルに設けられたグローブボックス1(本発明における「固定体」)の開口部2に、開閉可能に取付けられるリッド5(本発明における「開閉体」)を開閉ロックするために用いられるものである。
前記グローブボックス1の両側上方には、取付凹部2a,2bがそれぞれ形成されている。一方、グローブボックス1の取付凹部2aに対応して、リッド5の一側部上方には、切欠き5bが形成されていると共に、両側部上方には、内方に膨出した壁部6bを介してピン状のロック部6,6がリッド外方に向けてそれぞれ突設されている。
この実施形態のロック装置10は、ロータ40を介して連動してスライド動作する一対のリンクロッド20,30と、両リンクロッド20,30を前記ロック部6,6に係合する方向に付勢するトーションバネ43(本発明の「付勢手段」)とを有している。
リンクロッド20は、先端部側がL字状に屈曲した形状をなし、その先端に板状のフック部23が内側に突出するように形成されている。フック部23は、先端外側面がテーパ状をなすと共に、両側部にガイドリブ23b,23bが設けられている。また、リンクロッド20の基部側には、ロータ40との連結用の連結凹部24が設けられている。
一方、リンクロッド30は、ロッド31と、その先端に連結されるスライダ33とから構成されている。ロッド31は、軸方向途中が屈曲すると共に先端側が基部側と平行に伸びた形状をなし、基部側にロータ40との連結用の連結凹部31aが形成され、先端に連結ピン31bが突設されている。
図2に示すようにスライダ33は、角柱状の基部34と、該基部34の先端側面から内側に向けてL字状に延出した延出部35と、該延出部35の先端から基部34の軸心に対して直交して形成された板状のフック部36とから構成されている。フック部36は、先端外面がテーパ状をなすと共に、両側部にガイドリブ36b,36bが設けられている。また、延出部35の一側面には、斜面37aを有する保持突部37が突設されている。更に基部34の基端側面には連結凹部34aが形成され、これにロッド31の連結ピン31bが係合して、ロッド31にスライダ33が連結されて、リンクロッド30が構成されるようになっている(図1参照)。また、基部34の先端寄りの上下両側面には、斜面38aを有する受け部38,38がそれぞれ突設されている。
上記リンクロッド20,30は、図3に示すロータ40に連結されるようになっている。このロータ40は、その両端部に連結ピン41,41が突設され、それらがリンクロッド20,30の連結凹部24,31aに脱着可能にそれぞれ嵌合して、ロータ40の対称位置にリンクロッド20,30の基部側が枢着されるようになっている(図9参照)。ロータ40には、トーションバネ43が装着されると共に、押え部材45を介してビス45a(図1参照)によりグローブボックス1の上方外側面に取付けられており、このロータ40によって、リンクロッド20,30がグローブボックス1の上面側において、同グローブボックス1の幅方向(横長の開口部2の幅方向)に沿ってスライド可能に保持されるようになっている。そして、トーションバネ43によりロータ40が回動付勢され、リンクロッド20,30のフック部23,36が、リッド両側のロック部6,6に係合する方向、すなわち、フック部23,36が互いに近づくようにグローブボックス内方に向けて付勢されるようになっている(図9の矢印A参照)。
図1に示すように、グローブボックス1の取付凹部2bには、ベゼル50が取付けられるようになっている。図4に示すように、このベゼル50は、前方及び両側が開口し、グローブボックス1の開口部2をリッド5で閉じたときに、リッド5のピン状のロック部6を受け入れる凹部51と、該凹部51に連通した枠状の保持部53とを有している。また、前記凹部51の前方開口側の内面には、リンクロッド20のフック部23のガイドリブ23bをガイドするガイド溝51a,51aが形成されており、フック部23をスライド可能に保持する部分となっている。
前記保持部53には、押圧ピン56とコイルスプリング59とからなる押圧部材55が保持されるようになっている。押圧ピン56は、前面にゴムやスポンジ等からなる弾性部材57aが固設された基部57と、該基部57の後面から伸びる柱状部58とからなる。そして、凹部51内に基部57が配置され、保持部53内に柱状部58が配置された状態で、柱状部58外周にコイルスプリング59が介装され、押圧ピン56がベゼル前方に向けて押し出し付勢されており、リンクロッド20のフック部23がロック部6に係合し、グローブボックス1の開口部2がリッド5で閉じた状態で、リッド5のロック部6を開く方向に押圧するようになっている(図9の矢印B参照)。この状態でフック部23と押圧部材55とは、ロック部6を挟んで対向した位置に配置されるようになっている。
一方、グローブボックス1の取付凹部2aには、複数の構成部材からなるロックアッセンブリ15が取付けられている(図1参照)。図5及び図8に示すように、このロックアッセンブリ15は、ハウジング60と、キーシリンダ70と、カバー71と、ストライカ73と、プッシャ75と、ホルダ80と、リンクロッド30の一部である前述のスライダ33と、押圧部材55とから主として構成されている。
図6を併せて参照すると、ハウジング60は、キーシリンダ70及びストライカ73が収容される箱状のキー配置部61と、該キー配置部61の上方に連設され、プッシャ75及びスライダ33が保持される枠状のスライダ保持部62とから主として構成されている。
前記キー配置部61には、上下方向にストライカ通路63が形成され、ストライカ73が上下スライド可能に配置されていると共に、その前面からキー収容筒64が突設されて、キーシリンダ70が回転可能に収容されている。キー収容筒64の外周には、カバー71(図5参照)が装着されている。そして、キーシリンダ70のキー溝に図示しないキーを差し込んで回転させると、キーシリンダ70の後方から突設した図示しないピンが、ストライカ73の摺動凹部73a(図5参照)を摺動し、ストライカ73を上下にスライドさせて、スライダ33の下面に係脱するように構成されており、スライダ33のスライド動作がロック又はロック解除がなされるようになっている。
また、スライダ保持部62は、両側部及び後方が開口したコ字枠状をなしており、その内周にスライダ33がグローブボックス1の幅方向に沿ってスライド可能に保持されるようになっている。このスライダ保持部62の前面からはスプリング保持筒65が突設され、その上下に一対のスリット66,66がコ字枠状の内部に連通して形成されている。また、スライダ保持部62の上方中央にはクッション取付孔67が形成され、下記プッシャ75に接離するゴム等からなるクッション69(図5参照)が取付けられている。
そして、スライダ33のスライド方向に直交する方向に押し込み可能となるように、スライダ保持部62の前方にプッシャ75(本発明の「操作部材」)が抜け止め保持されている。このプッシャ75の裏面側からは、前記スリット66,66に挿通される板状の押圧リブ77,77が突設されている。各押圧リブ77の先端には、スライダ33の受け部38の斜面38a(図2参照)に摺接する斜面77aがそれぞれ形成されている。また、コイルスプリング78の一端が前記スプリング保持筒65に保持され、他端がプッシャ75の裏面側に保持され、プッシャ75がスライダ保持部62の前面から離れる方向に付勢されている。
そして、コイルスプリング78の付勢力に抗してプッシャ75を押すと、各押圧リブ77の斜面77aがスライダ33の各受け部38の斜面38a上を摺接し、トーションバネ43の付勢力に抗してリンクロッド30をスライドさせると共に、ロータ40を介してリンクロッド20をスライドさせて、それらのフック部23,36をリッド5のロック部6,6に係合しない方向、すなわち、フック部23,36が互いに遠ざかるようにグローブボックス外方に向けてスライドさせるようになっている(図9及び図10参照)。
上記ハウジング60の側方には、ホルダ80が取付けられている。図7に示すように、このホルダ80は、前方及び両側が開口し、グローブボックス1の開口部2をリッド5で閉じたときに、リッド5のピン状のロック部6を受け入れる凹部81と、該凹部81に連通した枠状の保持部83と、ハウジング60への取付用の取付部85とから構成されている。凹部81の前方開口側の内面には、リンクロッド30のフック部36のガイドリブ36bをガイドするガイド溝81a,81aが形成され、フック部36をスライド可能に保持する部分となる。また、ホルダ80の側方には、図示しないクッション取付孔が形成され、前記スライダ33に接離するクッション69(図5参照)が取付けられている。
上記保持部83には、前述したベゼル50の保持部53と同様に押圧部材55が保持されるようになっており、この押圧部材55によって、リンクロッド30のフック部36がロック部6に係合し、グローブボックス1の開口部2がリッド5で閉じた状態で、リッド5のロック部6を開く方向に押圧するようになっている(図9の矢印B参照)。この状態でフック部36と押圧部材55とは、ロック部6を挟んで対向した位置に配置されるようになっている。
また、ホルダ80には保持レバー87が配設されるようになっている(図5参照)。この保持レバー87は、基端側がカギ溝状をなし、押圧部材55を構成する押圧ピン56の柱状部58に対して直交する方向に取付けられていると共に(図12及び図13参照)、その先端部88が前記スライダ33の保持突部37に接離する部分をなしている(図9〜11参照)。図13に示すように、保持レバー87の先端部88の一側面からは、斜面89aを有する突部89が突設されている。更に保持レバー87は、リンクロッド30のフック部36がロック部6に係合する方向に付勢されている状態で、スライダ33の保持突部37の斜面37a上方に、先端部88が位置するように配置されている(図9及び図12参照)。
なお、フック部36をロック部6に係合しない方向にスライドさせるべくプッシャ75が押され、保持レバー87をスライダ33の保持突部37を乗り越えるとき、保持レバー87は、図12の二点鎖線に示すように、基端側を支点として、先端部88が保持突部37から離れる方向に揺動するように構成されている。
そして、図9に示すように、リンクロッド20,30のフック部23,36がリッド5のロック部6,6に係合した状態で、プッシャ75を押してフック部23,36をロック部6,6に係合しない方向にスライドさせると、図12に示すように、リンクロッド30のスライダ33の保持突部37が、保持レバー87の突部89をコイルスプリング59の付勢力に抗して押込んで、保持レバー87を揺動させつつ、その外側に移動していき、保持突部37が保持レバー87の突部89を乗り越えると、保持レバー87の先端部88の端面に係合する(図13参照)。その結果、フック部36の内側への移動が制止され、トーションバネ43の付勢力によって内側に付勢された一対のリンクロッド20、30の内側へのスライドが制止されて、フック部23,36がロック部6,6に係合しない状態に保持される。
この状態でリッド5を閉じると、図14に示すように、ロック部6,6が押圧部材55,55をそれぞれ押圧して、保持レバー87と保持突部37とを係合解除し、フック部23,36の保持状態が解除され、トーションバネ43の付勢力によって、ベゼル50の凹部51及びホルダ80の凹部81の開口を閉じるように、フック部23,36がスライドして(図15(a),(b)参照)、ロック部6,6に再係合する(図9参照)。
すなわち、押圧部材55に取付けられた保持レバー87と、リンクロッド30のスライダ33に設けられた保持突部37とが本発明における「保持手段」をなしている。なお、便宜上、図15(a),(b)においては、ロックアッセンブリ15のハウジング60やプッシャ75等が省略されている。
次に、上記構成部材からなるロック装置10の作用効果について説明する。
まず、この実施形態では、図5に示すように、ハウジング60と、キーシリンダ70と、カバー71と、ストライカ73と、プッシャ75と、ホルダ80と、リンクロッド30のスライダ33と、押圧部材55とが組付けられて、ロックアッセンブリ15として一体化しているので、これをグローブボックス1の取付凹部2a(図1参照)に取付けるだけで、複数の構成部材をグローブボックス1に容易に取付けることができ、取付作業性を向上させることができる。
そして、このロック装置10においては、図9に示すように、リンクロッド20,30のフック部23,36がリッド5のピン状のロック部6,6にそれぞれ係合して、グローブボックス1の開口部2がリッド5で閉塞された状態では、各押圧部材55の押圧ピン56,56がリッド5のロック部6,6をそれぞれ押圧して、リッド5を開く方向に付勢するようになっているので、フック部23,36とロック部6,6とが常にガタ付きなく当接して、車両の振動等によって異音が発生することを効果的に防止することができる。
上記状態でグローブボックス1の開口部2を開く場合には、コイルスプリング78(図5参照)の付勢力に抗してプッシャ75を押す。すると、各押圧リブ77の斜面77aがスライダ33の各受け部38の斜面38a上を摺接し、トーションバネ43(図1参照)の付勢力に抗してリンクロッド30がスライドすると共に、ロータ40を介してリンクロッド20をスライドさせ、フック部23,36をロック部6,6に係合しない方向にスライドするので、グローブボックス1の開口部2からリッド5を移動させて、開口部2を開くことができる(図11参照)。
上記のようにフック部23,36がロック部6,6に係合しない方向にスライドすると、図12に示すように、リンクロッド30のスライダ33の保持突部37が、保持レバー87の突部89をコイルスプリング59の付勢力に抗して押込んで、保持レバー87を揺動させつつ、その外側に移動していき(図10参照)、保持突部37が保持レバー87の突部89を乗り越えると、保持レバー87の先端部88の端面に係合する(図13参照)。その結果、フック部36の内側への移動が制止され、トーションバネ43の付勢力によって内側に付勢された一対のリンクロッド20、30の内側へのスライドが制止されて、フック部23,36がロック部6,6に係合しない状態に保持される(図11参照)。
そして、グローブボックス1の開口部2を閉じる方向にリッド5を移動させると、開口部両側に配置されたベゼル50の凹部51(図4参照)、及び、ロックアッセンブリ15を構成するホルダ80の凹部81(図7参照)に、リッド5のロック部6,6がそれぞれ入り込み、同ロック部6,6が、コイルスプリング59の付勢力に抗して押圧ピン56,56をそれぞれ押圧する(図14参照)。すると、保持レバー87の先端部88がリンクロッド30のスライダ33の保持突部37から離れて、保持レバー87と保持突部37との係合状態が解除されるので、フック部23,36の保持状態が解除される。その結果、トーションバネ43の付勢力により、リンクロッド20,30のフック部23,36が互いに近づく方向に移動し、ベゼル50の凹部51を閉塞するようにフック部23がスライドすると共に、ホルダ80の凹部81を閉塞するようにフック部36がスライドして、フック部23,36がロック部6,6を抜け止めするようにそれぞれ係合して、グローブボックス1の開口部2をリッド5で閉じた状態にロックすることができる(図9及び図15(b)参照)。
このように、このロック装置10においては、保持レバー87とスライダ33の保持突部37とからなる保持手段によって、開口部2からリッド5を開いたときに、フック部23,36がロック部6,6に係合しない状態に保持することができると共に、開口部2をリッド5で閉じたとき、保持手段が解除されて、フック部23,36がロック部6,6に係合する構造となっているので、リッド5を抵抗なくスムーズに閉じることができ、かつ、リッド5を閉じるときの打音を低減することができる。
また、この実施形態では、フック部23,36がリッド5のロック部6,6にそれぞれ係合して、グローブボックス1の開口部2をリッド5で閉じたとき、フック部23,36と押圧部材55,55とは、ロック部6,6を挟んで対向した位置に配置され、フック部23,36と押圧部材55,55との間にロック部6,6が挟み込まれることとなり、押圧部材55の押圧力がロック部6,6に作用しやすくるなるので、フック部23,36とロック部6,6とを、よりガタ付きなくしっかりと係合させることができる。
更に本実施形態では、リッド5にピン状のロック部6,6が設けられ、グローブボックス1にリンクロッド20,30、押圧部材55,55、及び、ロック部6,6を受け入れる凹部51,81がそれぞれ設けられており、開口部2をリッド5で閉じると、ベゼル50の凹部51及びホルダ80の凹部81にロック部6,6がそれぞれ入り込んだ後、保持手段が解除されて、凹部51,81の前方開口を閉じるように板状のフック部23,36がそれぞれスライドして抜け止めするように構成されている(図15(a),(b)参照)。この態様によれば、グローブボックス1側にリンクロッド20,30と押圧部材55,55とが設けられ、リッド5側にはピン状をなすロック部6,6を設けるだけでよいので、リッド5を薄型化して収容空間を広くできると共に、リッド5を開いたときの見栄えを良好にすることができる。
また、本実施形態では、リンクロッド30側の押圧部材55の押圧ピン56に、保持手段を構成する保持レバー87が取付けられ、押圧部材55の動作に保持手段が連動するように構成されているので、押圧部材55と保持手段の部材を共通化でき、部品点数を減らして構造の簡素化を図ることができる。
図16には、本発明に係る開閉体のロック装置の第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図16に示す要部拡大説明図のように、この実施形態の開閉体のロック装置10a(以下、「ロック装置10a」)は、第1実施形態に対してプッシャ75の位置が異なっている。
この実施形態のリッド5aは、プッシャ取付孔7aが形成されたパネル7と、その裏面側に固設されると共に、側部に挿出孔8aが形成されたボックス8とからなり、プッシャ取付孔7aにプッシャ75が押し込み可能に抜け止め保持されている。また、リッド5aの内部空間には、一端面が斜面90aをなすと共に他端面から押圧ロッド90bが突設されたスライダ90が、リッド5aの幅方向に沿ってスライド可能に配置されている。
そして、グローブボックス1の開口部2がリッド5aで閉じた状態で、プッシャ75を押し込むと、図示しない付勢手段の付勢力に抗して、斜面77a,90aを介してスライダ90がスライドし、挿出孔8aから突出した押圧ロッド90bがリンクロッド30のフック部36を外方に押し込んで、ロック部6との係合が解除されるようになっている。
図17及び図18には、本発明に係る開閉体のロック装置の第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図17に示す要部拡大説明図のように、この実施形態の開閉体のロック装置10b(以下、「ロック装置10b」)は、ロック部が固定体側に形成されている点で、前記実施形態と異なっている。すなわち、グローブボックス1の開口部2の両側部内面に、凹状のロック部6aがそれぞれ形成されている。
また、この実施形態のリッド5bは、プッシャ取付孔7aが形成されたパネル7と、その裏面側に固設されたボックス8と、該ボックス8の側部に形成され、リンクロッド30aのフック部36aが挿出する挿出孔8aと、ボックス8の側部のパネル側に形成され、押圧部材の先端部が配置される配置孔8bとから構成されている。
上記リッド5bのプッシャ取付孔7aにプッシャ75(本発明の「操作部材」)が押し込み可能に抜け止め保持されていると共に、リッド5bの内部空間には、互いに連動して外方又は内方にスライド動作する一対のリンクロッド(図17,18は部分拡大図であるため、一方のリンクロッド30aのみが示され、他方のリンクロッドは示されていない)が取付けられている。また、図示しない付勢手段によって、リンクロッド30aは、そのフック部36aがリッド外方に向けて付勢されるようになっている(図17の矢印C参照)。更に、リンクロッド30aの軸方向途中には斜面39が形成され、リンクロッド30aの先端側一側面には、保持突部91が突設されている。
そして、リッド5bに対してプッシャ75を押し込むことで(矢印G参照)、図示しない付勢手段の付勢力に抗して、フック部36aがロック部6aから外れる方向にリンクロッド30aがスライドすると共に、これに連動して図示しないリンクロッドも、そのフック部がロック部6aから外れる方向にスライドするように構成されている。
また、リッド5bの内部空間には、支軸93aを介して押圧アーム93が、その先端部を前記配置孔8bに配置した状態で回動可能に保持されていると共に、トーションバネ94により、押圧アーム93の先端部がリッド後方側に向けて付勢されており、これらの押圧アーム93及びトーションバネ94が押圧部材92を構成している。
更に、挿通孔96aを有する棒状のロックバー96が、挿通孔96aにリンクロッド30aの先端部を挿通させて配設されている。このロックバー96は、その一端が押圧アーム93の基端部に支軸96bを介して回動可能に連結され、押圧アーム93の回動に伴ってリンクロッド30aとほぼ直交する方向にスライド動作し、リンクロッド30aの保持突部91に係脱するようになっている(図17及び図18参照)。このロックバー96及びリンクロッド30aの保持突部91が、本発明における「保持手段」をなし、更にロックバー96が、本発明における「保持部材」をなしている。更にこのロックバー96は、上述したように押圧部材92の押圧アーム93に対して回動可能に連結されているので、ロックバー96と押圧アーム93とが連動するようになっている。
また、リンクロッド30aのフック部36aが、グローブボックス1の開口部2の凹状のロック部6aに係合し、開口部2がリッド5aで閉塞された状態で、押圧アーム93の先端部が開口部2の前方開口部周縁に圧接され、リッド5aを開く方向に付勢することにより、フック部36aがロック部6aの内周面に押し付けられて、ガタ付きが防止されるようになっている(図17の矢印D参照)。
そして、グローブボックス1の開口部2がリッド5aで閉じた状態で、リッド5aに対してプッシャ75を押し込むと、図示しない付勢手段の付勢力に抗して、斜面77a,39を介してリンクロッド30aがリッド内方に向けてスライドし、ロックバー96が保持突部91を乗り越えて、保持突部91がロックバー96の挿通孔96a周縁に係合すると、リンクロッド30aが挿出孔8aからリッド内方に引き込まれて、フック部36aが凹状のロック部6aに係合しない状態に保持されるようになっている(図18参照)。この状態でリッド5aを閉じると、押圧アーム93の先端部が、グローブボックス1の開口部2の前方開口部周縁に当接して、押圧アーム93が回動すると共にロックバー96がスライドして保持突部91から外れ、図示しない付勢手段によってリンクロッド30aがリッド外方に付勢されて、フック部36aがロック部6aに再係合するようになっている(図17参照)。
更にこの実施形態においては、リッド5bに対してプッシャ75を押すことにより(矢印G参照)、リッド5bがグローブボックス1の開口部2を閉じる方向に押圧されると共に、押圧アーム93の先端部が押されて支軸93aを介して回動し、これに連動してロックバー96が、その挿通孔96aの周縁にリンクロッド30aの保持突部91が係合しない方向となるようにスライドするように構成されている(図17の二点鎖線参照)。
したがって、リッド5bが閉じた状態、すなわち、リンクロッド30aのフック部36aがロック部6aに係合し、図示しないリンクロッドのフック部もロック部6aに係合して、ロックバー96がリンクロッド30aに係合していない状態で、矢印Gに示すようにプッシャ75を押すと、それに伴ってリッド5bが矢印H方向に押圧され、それと共に押圧アーム93が開口部2の前方開口部周縁に押圧され、更にロックバー96がリンクロッド30aに係合しない方向に移動する(図17の二点鎖線参照)。
その結果、ロックバー96がリンクロッド30aに係合することを防止して、フック部36aがロック部6aから外れる方向に、リンクロッド30aをスムーズに移動させることができ、これに連動させて図示しない他方のリンクロッドもロック部6aから外れる方向に移動させることができる。
また、一方のリンクロッド30a及び他方のリンクロッドが、ロック部6aから外れる方向にスライドすると、前述したように、リンクロッド30aの保持突部91がロックバー96の挿通孔96a周縁に係合するので、フック部36aが凹状のロック部6aに係合しない状態に保持される。このため、そのまま手を離せば、リッド5bは、その自重等によって開くこととなり、リッド5bの前面に、押込可能な操作部材であるプッシャ75を設けても、リッド5bの開閉動作をスムーズに行わせることができる。
図19には、本発明に係る開閉体のロック装置の第4実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図19に示す要部拡大説明図のように、この実施形態の開閉体のロック装置10c(以下、「ロック装置10c」)は、リッド内に一対のリンクロッドが配設された第3実施形態と基本的に同様の構造をなしており、プッシャ75がグローブボックス1側に配設されている点が異なっている。
すなわち、グローブボックス1の開口部2の開口周縁に、プッシャ75が押し込み可能に抜け止め保持されている。また、このプッシャ75に隣接した位置に、斜面97aを有すると共に押圧ロッド97bが突設されたスライダ97が、グローブボックス1の開口部2の幅方向に沿ってスライド可能で、その押圧ロッド97bが凹状のロック部6aに出没可能となるように設置されている。
そして、グローブボックス1の開口部2がリッド5aで閉じた状態で、プッシャ75を押し込むと、図示しない付勢手段の付勢力に抗して、斜面77a,97aを介してスライダ97がスライドし、リンクロッド30aのフック部36aをリッド内方に押し込んで、凹状のロック部6aとの係合が解除されるようになっている。
図20〜22には、本発明に係る開閉体のロック装置の第5実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の開閉ロック装置10d(以下、「ロック装置10d」)は、押圧部材と保持手段とを一体的に設けたレバー100を備える点で、前記実施形態と異なっている。
また、この実施形態のリッド5cは、第3実施形態のリッド5b(図17及び図18参照)とほぼ同様の構造をなし、操作部材としてのプッシャ75が、リッド5cの前面に押し込み可能に抜け止め保持されている。リッド5cの内部には、一対のリンクロッド(図20〜22にはそのうちの一方のリンクロッド30bのみが図示されている)が支持部材9を介してスライド可能に取付けられている。
支持部材9は、リッド5cの内面から立設された一対の脚部9aと、脚部9a,9aどうしを連結する板部9bと、この板部9bに形成された、リンクロッド30bが挿通される支持孔9cとを有している。支持孔9cの内周には、弾性爪111を有するガイド部材110が取付けられており、弾性爪111がリンクロッド30bの外周に弾性的に当接して、リンクロッド30bをガタ付きなくスライドガイドするようになっている。
リンクロッド30bのフック部36aの、先端からやや離れた位置のパネル7側の一側面からは、板状体32が延設されており、この板状体32の先端部の幅方向両側からは、四角柱状の係合突起32a,32aがそれぞれ突設されている。
また、支持部材9の一対の脚部9aの内側面には、支軸102を介して、レバー100が揺動可能に支持されている。レバー100は、支軸102を介して脚部9cに揺動可能に装着された、所定の屈曲形状をなす本体部101と、該本体部101の一端から延出した押圧アーム103と、前記本体部101の他端両側から弾性変形可能に突設され、前記リンクロッド30bの係合突起32aに対して係脱する一対の保持爪105,105とを有している。
そして、本体部101にトーションバネ107が装着され、押圧アーム103の先端部がリッド後方側に向けて付勢されており、これらのトーションバネ107及び押圧アーム103が本発明における「押圧部材」をなしている。また、保持爪105とリンクロッド30bの係合突起32aとが本発明における「保持手段」をなし、更に保持爪105が本発明における「保持部材」をなしている。
また、本体部101の屈曲部分のパネル7側の側面には、回動ストッパ101aが突設されており、これが前記支持部材9の脚部9aの内側に設置されたブロック9eの角部に当接することで、レバー100の回動角度が規制されるようになっている(図22参照)。
各保持爪105は、基部側が薄肉で撓み可能とされていると共に、先端側には、次第に厚肉とされたテーパ面を有する係合部105aが設けられている。また、図21に示すように、グローブボックス1の開口部2がリッド5cで閉じた状態で、前記保持爪105は、リンクロッド30bの係合突起32aに隣接して配置され、その係合部105aが、係合突起32aよりもリンクロッド30bの基部側に位置している。
そして、グローブボックス1の開口部2がリッド5cで閉じられた状態で、リッド5cに対してプッシャ75を押し込むと(矢印G参照)、図示しない付勢手段の付勢力に抗して、斜面77a,39を介してリンクロッド30bがリッド内方に向けてスライドし、その係合突起32aが保持爪105の係合部105aに当接して、保持爪105を弾性変形させながら移動し、係合突起32aが保持爪105の係合部105aを乗り越えると、係合部105aが係合突起32aのフック部先端側の端面に係合して、リンクロッド30bのフック部36aが凹状のロック部6aに係合しない状態に保持されるようになっている(図22参照)。
この状態でリッド5cを閉じると、レバー100の先端部が、グローブボックス1の開口部2の前方開口部周縁に当接して、レバー100が支軸102を介して回動し、保持爪105の係合部105aが係合突起32aから外れ、それにより図示しない付勢手段によってリンクロッド30bがリッド外方に付勢されて、フック部36aがロック部6aに再係合するようになっている(図21参照)。
この実施形態では、保持手段の保持部材として、弾性変形可能とされた保持爪105を採用したので、リンクロッド30bのフック部36aを、グローブボックス1のロック部6aに係合しない状態に移動させる際に、保持爪105を弾性変形させることで、リンクロッド30bの係合突起32aを、保持爪105を越えて移動させて、ロックが解除された状態で係合突起32aを保持爪105に係合させることができるので(図22参照)、リンクロッド30bのスライド移動をスムーズに行わせて、プッシャ75によるロック解除を迅速に行うことができる。
また、この実施形態では、リッド5cに取付けられたレバー100の一端部に押圧部材を構成する押圧アーム103を設け、他端部に保持手段の保持部材をなす保持爪105を設けたので、リッド5cに押圧部材及び保持手段を容易に取付けることができ、また、押圧部材と保持手段とを一体化することができるので、リッド5cの厚みをなるべく薄くして、省スペース化を図ることができる。
更にこの実施形態では、前記第3実施形態と同様に、リッド5cに対してプッシャ75を押すことにより(矢印G参照)、リッド5cがグローブボックス1の開口部2を閉じる方向に押圧されると共に(矢印H参照)、レバー100の先端部が押されて支軸102を介して回動し、これに連動して保持爪105がリンクロッド30bから係合しない方向に移動、すなわち、保持爪105がリンクロッド30bの係合突起32aからやや離れる方向に回動するようになっている。
そのため、リンクロッド30bの係合突起32aが、レバー100の保持爪105を乗り越えやすくさせて、リンクロッド30bをスムーズに移動させることができる。また、リンクロッド30bの係合突起32aが、レバー100の保持爪105を乗り越えると、係合部105aが係合突起32aのフック部先端側の端面に係合して、リンクロッド30bのフック部36aが凹状のロック部6aに係合しない状態に保持されるので、その状態で手を離すことにより、例えばリッド5cの自重等によって、リッド5cを開かせることができる。
図23及び図24には、本発明に係る開閉体のロック装置の第6実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の開閉ロック装置10e(以下、「ロック装置10e」)は、前記第5実施形態のロック装置10dに対して操作部材が異なっている。
すなわち、このロック装置10eの操作部材76は、箱状のハウジング76aと、該ハウジング76aの前面に回動可能に装着されたハンドル76bとから構成されており、リッド5cのハンドル取付孔7bにハンドル76bを押し引き可能となるように取付けられている。また、ハンドル76bの上方の幅方向両側部が、ハウジング76aに回動支持され、更にハンドル76bの背面からは、図示しない押圧突起が突出している。
そして、グローブボックス1の開口部2がリッド5cで閉じた状態で(図23参照)、ハンドル76bを上方に引き上げると、その押圧突起が、リンクロッド30bの図示しないカム面を押圧して、付勢手段の付勢力に抗してリンクロッド30bをリッド内方にスライドさせ、保持爪105の係合部105aが係合突起32aに係合することで、リンクロッド30bのフック部36aが凹状のロック部6aに係合しない状態に保持されるようになっている(図24参照)。
なお、上記のような、ハンドルを引き上げることにより、カム面を介してリンクロッドを引き込む構造としては、例えば、特開2009−180028号公報に記載されたような構造を採用することができ、既に公知であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、以上の実施形態では、開閉体のロック装置を、グローブボックス1の開口部2にリッド5,5a,5b,5cが開閉可能に取付けられた構造に適用したが、これに限定されず、例えば、インストルメントパネルの開口部にグローブボックスが回動可能に取付けられた構造や(インストルメントパネルが「固定体」、グローブボックスが「開閉体」をなす)、インストルメントパネルの開口部にリッドが開閉可能に取付けられた構造(インストルメントパネルが「固定体」、リッドが「開閉体」をなす)等に適用してもよく、固定体の開口部を開閉する各種の開閉体に広く用いることができる。
また、上記各実施形態においては、プッシャを押し込むことにより、一方のリンクロッドを直接的に又は間接的にスライドさせ、それに連動させて他方のリンクロッドをスライドさせる構造となっているが、この構造に限定されるものではなく、例えば、図23及び図24の第6実施形態に示されるように、ハンドル76bを回動したり押し引きしたりして、一対のリンクロッドをスライドさせる構造としてもよい。また、一対のリンクロッドはロータを介して連動するようになっているが、これに限定されるものではない。例えば、ロータの代わりにピニオンギヤを採用し、一対のリンクロッドにラック溝をそれぞれ形成してピニオンギヤに歯合させ、一方のリンクロッドをスライドさせることで、ピニオンギヤを介して他方のリンクロッドをスライドさせるようにしてもよい。
更に上記各実施形態では、グローブボックスの開口部両側又はリッドの両側に押圧部材がそれぞれ設けられ、グローブボックスの開口部の一側部又はリッドの一側部に保持手段が設けられているが、この保持手段を、両押圧部材のそれぞれに連動するように、グローブボックスの開口部両側又はリッドの両側部にそれぞれ設けるようにしてもよい。この態様によれば、保持手段がグローブボックスの開口部両側又はリッドの両側部にそれぞれ設けられているので、開閉体を閉じたとき、両側部の押圧部材が押され、それに連動して両側部の保持手段がリンクロッドとの係合を解除し、リンクロッドが付勢手段によってスライドしてフック部がロック部に係合するので、一方のリンクロッドのフック部のみがロック部に係合する事態(いわゆる片掛り)を防止して、一対のリンクロッドの各フック部を両ロック部に確実に係合させることができる。
1 グローブボックス(固定体)
2 開口部
2a,2b 取付凹部
5,5a,5b,5c リッド(開閉体)
6,6a ロック部
10,10a,10b,10c,10d,10e ロック装置
20 リンクロッド
23 フック部
30,30a,30b リンクロッド
33 スライダ
36,36a フック部
37 保持突部
40 ロータ
43 トーションバネ
50 ベゼル
51 凹部
55 押圧部材
60 ハウジング
70 キーシリンダ
71 カバー
73 ストライカ
75 プッシャ
76 操作部材
80 ホルダ
81 凹部
87 保持レバー
96 ロックバー
100 レバー
103 押圧アーム
105 保持爪
2 開口部
2a,2b 取付凹部
5,5a,5b,5c リッド(開閉体)
6,6a ロック部
10,10a,10b,10c,10d,10e ロック装置
20 リンクロッド
23 フック部
30,30a,30b リンクロッド
33 スライダ
36,36a フック部
37 保持突部
40 ロータ
43 トーションバネ
50 ベゼル
51 凹部
55 押圧部材
60 ハウジング
70 キーシリンダ
71 カバー
73 ストライカ
75 プッシャ
76 操作部材
80 ホルダ
81 凹部
87 保持レバー
96 ロックバー
100 レバー
103 押圧アーム
105 保持爪
Claims (9)
- 固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、
前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、
前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられ、先端にそれぞれ形成されたフック部が前記ロック部に係脱するように、互いに連動してスライド動作する一対のリンクロッドと、
該リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合する方向に付勢する付勢手段と、
該付勢手段の付勢力に抗して前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合しない方向にスライドさせる操作部材と、
前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側に配設されると共に、前記フック部が前記ロック部に係合し、前記開口部が前記開閉体により閉じた状態で、該開閉体を開く方向に押圧する押圧部材と、
前記操作部材により前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合しない方向にスライドさせると、前記付勢手段の付勢力に抗して前記フック部を前記ロック部に係合しない状態に保持すると共に、前記開閉体を閉じると、前記フック部の保持を解除して前記フック部を前記ロック部に係合させる保持手段とを備えていることを特徴とする開閉体のロック装置。 - 前記フック部が前記ロック部に係合して、前記固定体の開口部を前記開閉体で閉じた状態で、前記フック部と前記押圧部材とは、前記ロック部を挟んで対向した位置に配置されている請求項1記載の開閉体のロック装置。
- 前記開閉体にピン状をなす前記ロック部が設けられ、前記固定体に前記ロック部を受け入れる凹部が形成され、前記固定体に前記押圧部材が配置されており、前記リンクロッドは、前記固定体に設けられて、前記フック部が互いに近づくように内方に付勢され、前記開閉体が閉じられたとき、前記フック部が前記凹部を閉じて、前記ロック部を抜け止めするように構成されている請求項1又は2記載の開閉体のロック装置。
- 前記ロック部は前記固定体の開口部両側に設けられ、前記一対のリンクロッドは前記開閉体に取付けられ、前記付勢手段によって、前記各フック部が外方に突出するように付勢されている請求項1又は2記載の開閉体のロック装置。
- 前記保持手段は、前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側に配設された押圧部材のうち、少なくとも一側部に設けられた前記押圧部材に連動して、前記操作部材により前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合しない方向にスライドさせると、前記押圧部材の付勢力によって移動して前記リンクロッドに係合し、前記フック部を前記ロック部に係合しない状態に保持すると共に、前記開閉体を閉じて前記押圧部材が押圧されると、前記リンクロッドとの係合が解除されて前記フック部の保持を解除するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
- 前記保持手段は、前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側に配設された、それぞれの押圧部材に連動するように、同じく前記固定体の開口部両側又は前記開閉体の両側にに設けられている請求項5記載の開閉体のロック装置。
- 前記開閉体に前記操作部材が押し込み可能に配設されると共に、同開閉体に一対のリンクロッドがスライド可能に取付けられており、前記操作部材を押すことで、前記付勢手段の付勢力に抗して、各フック部が前記ロック部から外れる方向に一対のリンクロッドがスライドするように構成され、
前記保持手段は、少なくとも一方のリンクロッドに係脱する保持部材を有し、該保持部材は、前記押圧部材に一体又は連動するように設けられており、
前記操作部材を押すことにより、前記開閉体が閉じる方向に押圧されると共に、前記押圧部材が押圧されて、前記保持部材が前記リンクロッドに係合しない方向に移動するように構成されている請求項1〜6のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。 - 前記開閉体に支軸を介して回動可能にレバーが取付けられており、このレバーの一端部に前記押圧部材が設けられ、同レバーの他端部に、前記保持手段をなす保持部材が、少なくとも一方のリンクロッドに係脱可能に設けられている請求項1〜7のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
- 前記保持手段の保持部は、弾性変形可能に形成されている請求項8記載の開閉体のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014502116A JP5681832B2 (ja) | 2012-03-02 | 2013-02-13 | 開閉体のロック装置 |
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012046986 | 2012-03-02 | ||
JP2012046986 | 2012-03-02 | ||
JP2012121668 | 2012-05-29 | ||
JP2012121668 | 2012-05-29 | ||
JP2014502116A JP5681832B2 (ja) | 2012-03-02 | 2013-02-13 | 開閉体のロック装置 |
PCT/JP2013/053332 WO2013129100A1 (ja) | 2012-03-02 | 2013-02-13 | 開閉体のロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5681832B2 true JP5681832B2 (ja) | 2015-03-11 |
JPWO2013129100A1 JPWO2013129100A1 (ja) | 2015-07-30 |
Family
ID=49082302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014502116A Active JP5681832B2 (ja) | 2012-03-02 | 2013-02-13 | 開閉体のロック装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US10132108B2 (ja) |
JP (1) | JP5681832B2 (ja) |
KR (2) | KR102108269B1 (ja) |
CN (1) | CN104145071B (ja) |
DE (1) | DE112013001253B4 (ja) |
WO (1) | WO2013129100A1 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6169487B2 (ja) * | 2013-12-10 | 2017-07-26 | 小島プレス工業株式会社 | ドア用ロック機構 |
JP6364124B2 (ja) * | 2015-04-07 | 2018-07-25 | 株式会社パイオラックス | 開閉体のロック装置 |
US9810003B2 (en) * | 2015-11-19 | 2017-11-07 | Ford Global Technologies, Llc | Impact resistant door retainer for vehicle glove box |
GB2559300B (en) * | 2015-11-27 | 2021-03-10 | Piolax Inc | Locking device for opening/closing body |
JP6628627B2 (ja) * | 2016-02-12 | 2020-01-15 | 株式会社パイオラックス | ロック構造 |
WO2018008597A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 株式会社パイオラックス | ロック装置 |
CN106988627A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-07-28 | 北京汽车股份有限公司 | 手套箱旋钮锁系统 |
DE102017116544B3 (de) | 2017-07-21 | 2019-01-17 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Handschuhkasten |
CN109838160A (zh) * | 2017-11-24 | 2019-06-04 | 东莞市祥昱实业有限公司 | 一种联动式锁芯机构 |
BR112020020087A2 (pt) | 2018-04-03 | 2021-01-05 | Southco, Inc. | Trava para porta-luvas de veículo |
EP3611316A1 (en) * | 2018-08-13 | 2020-02-19 | Montajes Electronicos Dorcas, S.L. | Lock device |
KR20210075094A (ko) * | 2018-10-18 | 2021-06-22 | 가부시키가이샤 파이오락꾸스 | 개폐체의 잠금 장치 |
CN109209069A (zh) * | 2018-11-08 | 2019-01-15 | 芜湖宇创汽车科技有限公司 | 解锁按钮机构 |
DE102018128485B4 (de) | 2018-11-14 | 2022-05-05 | Rheinmetall Waffe Munition Gmbh | Elektronische Zündereinheit für einen Irritationskörper und Irritationskörper |
CN113389447B (zh) * | 2020-03-12 | 2022-04-26 | 丰田合成株式会社 | 双开式控制台箱 |
JP7365508B2 (ja) * | 2020-06-24 | 2023-10-19 | 株式会社パイオラックス | ロック装置 |
WO2022004532A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | 株式会社パイオラックス | ロック装置 |
FR3114120A1 (fr) * | 2020-09-16 | 2022-03-18 | Faurecia Interieur Industrie | Dispositif de verrouillage comprenant un élément à mémoire de forme |
KR102447127B1 (ko) * | 2020-09-28 | 2022-09-26 | 주식회사 서연이화 | 내부격실문 열림 방지 구조로 형성된 차량용 글로브 박스 |
US20220259902A1 (en) * | 2021-02-16 | 2022-08-18 | Lear Corporation | Modular attachment mechanism and method |
JP7372424B1 (ja) | 2022-10-14 | 2023-10-31 | 小島プレス工業株式会社 | グローブボックス |
KR102666796B1 (ko) | 2023-09-13 | 2024-05-16 | 주식회사 서연이화 | 콘솔 장치 |
KR102614115B1 (ko) | 2023-09-13 | 2023-12-15 | 주식회사 서연이화 | 콘솔 장치 |
Family Cites Families (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3123387A (en) * | 1964-03-03 | Panic exit lock | ||
US2481459A (en) * | 1949-09-06 | Uooe locking mechanism | ||
US712078A (en) * | 1902-05-26 | 1902-10-28 | Conrad Kuebler | Lock. |
US1391005A (en) * | 1919-03-26 | 1921-09-20 | Charles G Palmer | Door-lock |
US1330693A (en) * | 1919-04-01 | 1920-02-10 | Fisher Joseph Earl | Door-lock |
US1378447A (en) * | 1920-08-12 | 1921-05-17 | Asfag Ag | Automatic locking device |
US1585343A (en) * | 1924-10-24 | 1926-05-18 | Good Hardman Allgood | Latch |
US1652616A (en) * | 1925-04-28 | 1927-12-13 | Drouin Joseph Arthur | Automobile door latch |
US1662450A (en) * | 1925-10-08 | 1928-03-13 | Clarence G Anderson | Vehicle door latch |
GB398283A (en) * | 1932-04-27 | 1933-09-14 | Newman William & Sons Ltd | Improvements relating to sliding bolts for doors |
US2162929A (en) * | 1936-02-28 | 1939-06-20 | Armstrong Fullerton Geo Gordon | Door lock |
US2293363A (en) * | 1940-09-19 | 1942-08-18 | Charles J Schell | Lock structure |
US2298598A (en) * | 1940-12-03 | 1942-10-13 | Evan L Sitter | Motor vehicle door latch |
US2344451A (en) * | 1941-10-10 | 1944-03-14 | Pankhurst Charles Trumbo | Door latch |
US2597056A (en) * | 1949-06-08 | 1952-05-20 | Irwin F Mills Associates | Window lock |
US2710216A (en) * | 1952-11-10 | 1955-06-07 | Vonnegut Hardware Company | Latch mechanism |
US2910857A (en) * | 1955-07-29 | 1959-11-03 | Kawanee Company | Emergency exit lock |
IT1223255B (it) * | 1987-12-10 | 1990-09-19 | C G V Spa | Perfezionamenti nelle serrature a combinazione in particolare per valigie, borse e simili |
IT1252294B (it) * | 1991-11-15 | 1995-06-08 | Corbin Co | Dispositivo per il bloccaggio dell'asta di chiusura di porte di sicurezza |
CA2123171C (en) * | 1993-10-04 | 2000-03-14 | Leo Raskevicius | Ratcheting latch mechanism for a vertical rod door exit device |
CN2534322Y (zh) | 2002-04-24 | 2003-02-05 | 成都市永亨一立金属制品有限公司 | 一种文件柜柜门机械按钮式开关盒 |
JP4148883B2 (ja) | 2002-12-18 | 2008-09-10 | 株式会社パイオラックス | グローブボックス用リッドロック装置 |
JP4245528B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2009-03-25 | 小島プレス工業株式会社 | 車両用収納装置 |
US7475929B2 (en) * | 2004-09-15 | 2009-01-13 | Piolax Onc. | Lid open-close apparatus |
JP4412234B2 (ja) | 2005-05-24 | 2010-02-10 | 豊田合成株式会社 | グローブボックス |
JP4699160B2 (ja) * | 2005-10-03 | 2011-06-08 | 株式会社パイオラックス | サイドロック装置 |
JP4927026B2 (ja) | 2007-05-22 | 2012-05-09 | 株式会社パイオラックス | リッド開閉装置 |
JP5164592B2 (ja) | 2008-01-31 | 2013-03-21 | 株式会社パイオラックス | 開閉ロック装置 |
JP5460478B2 (ja) | 2010-06-18 | 2014-04-02 | 株式会社パイオラックス | ロック装置 |
-
2013
- 2013-02-13 CN CN201380012253.4A patent/CN104145071B/zh active Active
- 2013-02-13 DE DE112013001253.7T patent/DE112013001253B4/de active Active
- 2013-02-13 WO PCT/JP2013/053332 patent/WO2013129100A1/ja active Application Filing
- 2013-02-13 US US14/382,208 patent/US10132108B2/en active Active
- 2013-02-13 KR KR1020147024693A patent/KR102108269B1/ko active Application Filing
- 2013-02-13 KR KR1020207012040A patent/KR102228984B1/ko active IP Right Grant
- 2013-02-13 JP JP2014502116A patent/JP5681832B2/ja active Active
-
2018
- 2018-10-17 US US16/162,493 patent/US11293206B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE112013001253T5 (de) | 2014-12-11 |
JPWO2013129100A1 (ja) | 2015-07-30 |
US20190048626A1 (en) | 2019-02-14 |
KR20140139492A (ko) | 2014-12-05 |
US10132108B2 (en) | 2018-11-20 |
US20150028602A1 (en) | 2015-01-29 |
KR102108269B1 (ko) | 2020-05-11 |
DE112013001253B4 (de) | 2024-02-29 |
CN104145071A (zh) | 2014-11-12 |
WO2013129100A1 (ja) | 2013-09-06 |
KR102228984B1 (ko) | 2021-03-17 |
US11293206B2 (en) | 2022-04-05 |
KR20200047754A (ko) | 2020-05-07 |
CN104145071B (zh) | 2016-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5681832B2 (ja) | 開閉体のロック装置 | |
US7766409B2 (en) | Lid opening and closing system | |
US8353549B2 (en) | Push button mechanism for opening and closing a storage compartment for a vehicle | |
JP6031523B2 (ja) | 開閉体のロック装置 | |
JP2011247084A (ja) | リッド開閉装置 | |
JP6079885B2 (ja) | グラブボックス | |
US11066855B2 (en) | Glove compartment | |
JP6204564B2 (ja) | 開閉体のロック装置 | |
JP6406183B2 (ja) | リッド用ロック装置 | |
JP6301148B2 (ja) | ロック装置 | |
JP6094429B2 (ja) | 収納装置 | |
JP5949685B2 (ja) | サイドロック装置 | |
JP3896028B2 (ja) | 開閉ロック装置 | |
JP4518900B2 (ja) | リッド開閉装置 | |
JP6025385B2 (ja) | 把手装置 | |
JP3987969B2 (ja) | 車両用収納装置 | |
JP4738991B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JP2013096055A (ja) | ロック装置 | |
JP5948225B2 (ja) | 開閉体のロック装置 | |
JP2013043624A (ja) | コンソールボックス装置 | |
JP5097762B2 (ja) | 遮蔽カバーの開閉機構 | |
JP5062024B2 (ja) | グラブボックス | |
JP3845229B2 (ja) | グローブボックス用リッドロック装置 | |
JPWO2016163365A1 (ja) | 開閉体のロック装置 | |
JP2008302896A (ja) | 車両用収納装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5681832 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |