JP6364124B2 - 開閉体のロック装置 - Google Patents
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Description
本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体を、閉じた状態にロックするための、開閉体のロック装置に関する。
例えば、自動車のグローブボックス等の固定体に形成された開口部には、リッド等の開閉体が開閉可能に取付けられている。そして、開口部をリッド等で閉じた状態にロックすると共に、開口部からリッド等を開いた状態とするためのロック装置が設けられている。
従来のこの種のロック装置として、下記特許文献1には、車両に形成された開口部の開閉用とされた開閉体のサイドロックに用いられ、開閉体にスライド可能に設けられ、開閉体の側方側へ付勢されたロックロッドと、開口部の内側に設けられ、ロックロッドの先端部が出入するロック孔(挿入部)とを有しており、前記ロックロッドの先端部の、車両の開口部側の面が、テーパ状の先端傾斜面部となっており、前記ロック孔の開口部奥方には、同ロック孔の開口幅を次第に狭くした傾斜部を設けた、車両用サイドロック装置が形成されている。また、開閉体と、車両の開口部の周縁との間には、クッションゴムが配置されている。
そして、開口部に対して開閉体を押し込んでいくと、クッションゴムをやや潰しながら、開閉体が閉じていき、ロックロッドの先端部がロック孔に至ると、先端傾斜面部がロック孔の傾斜部に当接して、ロックロッドの先端部がロック孔に係合するので、開閉体が閉じた状態にロックされる。
上記特許文献1の車両用サイドロック装置においては、経年劣化によりクッションゴムがへたると、開口部を閉じた状態で、開閉体に押し込み力が作用する際に、ロックロッドの先端傾斜面がロック孔の傾斜部に押圧されて、ロックロッドが引き込まれる方向にスライドして、更に開閉体を押し込むことができることとなり、その結果、開閉体のぶかつき(開閉体を所定の閉じ位置から更に押し込むことができること)が生じて、剛性感が低下するおそれがあった。
したがって、本発明の目的は、開閉体を所定の閉じ位置から、それ以上押し込まれることを規制して、開閉体のぶかつきを抑制でき剛性感を高めることができる、開閉体のロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体又は前記固定体の開口部のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に配置され、その先端部が前記ロック部に係脱するロック片と、前記ロック片の先端部を、前記ロック部に係合する方向に付勢する付勢手段と、前記ロック部は、前記開閉体を開くときに、前記ロック片の先端部に係合して開き止めをなす第1面と、該第1面に対して所定間隔をあけて配置された第2面とを有しており、前記ロック片の先端部には、前記第1面側の、前記ロック片と前記ロック部との係合しろの方が、前記第2面側の、前記ロック片と前記ロック部との係合しろよりも長くなるように、テーパ面が設けられていると共に、前記ロック片の第2面側には直線部が設けられており、前記開閉体を閉じる際に、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合していない状態では、前記ロック部の第2面に前記ロック片のテーパ面が対向して配置され、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合した状態では、前記直線部が前記ロック部の第2面に対向して配置されるように構成されていることを特徴とする。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記固定体の開口部内面に、前記ロック部が設けられており、同内面は、前記ロック部の第1面に隣接する内面に対して、前記ロック部の第2面に隣接する内面が、前記開口部内側に寄るように位置ずれして形成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記開閉体の、前記固定体の開口部に挿入される部分の外面に、前記ロック部が設けられており、同外面は、前記ロック部の第1面に隣接する外面に対して、前記ロック部の第2面に隣接する外面が、前記開閉体外側に寄るように位置ずれして形成されていることが好ましい。
本発明のもう1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体又は前記固定体の開口部のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に配置され、その先端部が前記ロック部に係脱するロック片と、前記ロック片の先端部を、前記ロック部に係合する方向に付勢する付勢手段と、前記ロック部は、前記開閉体を開くときに、前記ロック片の先端部に係合して開き止めをなす第1面と、該第1面に対して所定間隔をあけて配置された第2面とを有しており、前記第1面に隣接した面であって、前記第2面から離れる方向に伸びる面には、前記開閉体を閉じるとき、前記ロック片の先端部が当接して、前記ロック片を押し込む方向に案内するガイド面が形成され、前記第2面に隣接した面であって、前記第1面から離れる方向に伸びる面には、前記第2面から離れながら、前記ロック片の係合解除方向へ伸びるテーパ面が形成されており、前記ロック片の前記第2面側の面には、前記第1面側の面と平行に伸びる直線部が設けられており、前記開閉体を閉じる際に、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合していない状態では、前記ロック部のテーパ面に前記ロック片の先端部が対向して配置され、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合した状態では、前記ロック部の前記第2面に前記ロック片の直線部が対向して配置されるように構成されていることを特徴とする。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記固定体と前記開閉体の間に配置されるように、前記固定体又は前記開閉体の取付面に、所定長さ突出して取付けられたクッション部材を有しており、該クッション部材は、前記開閉体を閉じたときに押圧されて、前記開閉体を開き方向に付勢していると共に、前記開閉体を閉じた状態から、更に前記開閉体が押圧されたときに、前記取付面からの突出長さが所定長さ減少するように構成され、その減少範囲内で前記ロック片の直線部が前記ロック部の第2面に当接することが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記クッション部材は、前記開閉体又は前記固定体のどちらか一方に固定されるケースと、該ケースにスライド可能に支持され、先端にクッション部を設けた軸部と、該軸部のクッション部を前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に向けて付勢するバネとからなることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記開閉体を閉じた際の、前記クッション部材の、前記取付面からの突出長さを1としたとき、前記開閉体を閉じた状態から更に前記開閉体が押圧され、前記クッション部材の、前記取付面からの突出長さが所定長さ減少する際に、前記取付面からの突出長さが1/3となるまでの間に、前記ロック片の直線部が前記ロック部の第2面に当接するように構成されていることが好ましい。
本発明の1つによれば、開閉体を閉じるときには、ロック片のテーパ面が固定体の縁部又は開閉体の縁部に当接して、ロック片が付勢手段に抗して押し込まれ、ロック片の先端部が固定体のロック部に至ると、付勢手段によってロック片の先端部がロック部に向けて押し出されるので、ロック片がロック部に係合する。その際、ロック片がロック部に完全に係合する前に、ロック片のテーパ面がロック部の第2面に当接し、ロック片が付勢手段によって押し出されることにより、テーパ面をガイドにして開閉体が開口部方向に戻りつつ、ロック片がロック部に完全に係合する。そして、ロック片がロック部に完全に係合すると、ロック片の直線部がロック部の第2面に対向するので、その状態で、ロック片の直線部がロック部の第2面に係合して、開閉体がそれ以上押し込まれることが規制され、開閉体のぶかつきを抑制して、剛性感を高めることができる。
本発明のもう1つによれば、開閉体を閉じるときには、ロック片の先端部がロック部のガイド面に当接して、ロック片が付勢手段に抗して押し込まれ、ロック片の先端部が固定体のロック部に至ると、付勢手段によってロック片の先端部がロック部に向けて押し出されるので、ロック片がロック部に係合する。その際、ロック片がロック部に完全に係合する前に、ロック片の先端部がロック部のテーパ面に当接し、ロック片が付勢手段によって押し出されることにより、テーパ面をガイドにして開閉体が開口部方向に戻りつつ、ロック片がロック部に完全に係合する。そして、ロック片がロック部に完全に係合すると、ロック片の直線部がロック部の第2面に対向するので、その状態で、開閉体を更に押し込もうとしても、ロック片の直線部がロック部の第2面に係合するので、開閉体がそれ以上押し込まれることが規制され、開閉体のぶかつきを抑制して、剛性感を高めることができる。
以下、図1〜5、図14及び図15を参照して、本発明に係る開閉体のロック装置の、第1実施形態について説明する。
図5に示すように、この実施形態における開閉体のロック装置10(以下、「ロック装置10」という)は、車両のインストルメントパネルに設けられたグローブボックス等の、固定体1の開口部2に、開閉可能に取付けられる開閉体30を、開閉ロックするために用いられるものである。
なお、開閉体のロック装置としては、例えば、インストルメントパネルの開口部に箱状のグローブボックスが回動可能に取付けられた構造に適用したり(この場合、インストルメントパネルが「固定体」、グローブボックスが「開閉体」をなす)、或いは、インストルメントパネルの開口部にリッドが開閉可能に取付けられた構造(この場合、インストルメントパネルが「固定体」、リッドが「開閉体」をなす)に適用したりしてもよく、固定体の開口部を開閉する各種の開閉体に広く用いることができる。
図5に示すように、この実施形態では、固定体1の開口部2の内面にロック部20,20が設けられている。また、固定体1の開口部2の両側周縁から広がる前壁4,4には、取付孔4a,4aが形成されており、各取付孔4aにクッション部材80が、クッション部85を開閉体30側に向けてそれぞれ取付けられている。各クッション部材80は、筒状をなし前記取付孔4aに挿入されて固定されるケース81と、該ケース81内に、軸方向に沿ってスライド可能に支持され、先端部にクッション部85が設けられた軸部83と、該クッション部85を、固定体1側に向けて付勢するバネ87とから構成されている。なお、この実施形態のクッション部材は、バネ入りのクッション部材であるが、これに限定されず、単なるゴムやラバーや、フェルト、金属板バネ等の、いくらかの弾性を有するものであれば何でもよい。
一方、開閉体30の、固定体1の開口部2に挿入される部分は、箱状をなしており、この内部に後述する、取付ベース40や回転体50が配置されると共に、ロック片70,71がスライド可能に配置されている。また、開閉体30の箱状部分の両側壁31,31には、ロック片70,71のスライド動作を支持するための、支持孔31a,31aが形成されている(図5参照)。
また、図1に示すように、この実施形態のロック装置10は、開閉体30に取付けられる取付ベース40と、該取付ベース40に回動可能に取付けられた回転体50と、前記開閉体30の左右方向に回動可能となるように、前記取付ベース40に取付けられた操作部材60と、前記回転体50に取付けられ、先端部75がロック部20に係脱する一対のロック片70,71と、ロック片70の先端部75を、ロック部20に係合する方向に付勢する、ねじりコイルバネ90(本発明における「付勢手段」をなす)とを有している。
図1に示すように、前記取付ベース40には、その両側部の所定箇所に、突片を介して取付軸41,41が設けられており、これらが操作部材60の両側の取付孔61,61に挿入されて、取付ベース40に対して操作部材60が左右方向に回動可能に取付けられている(図2参照)。
また、取付ベース40の、前記取付軸41,41の間には、移動孔43が取付ベース40を貫通して形成されており、該移動孔43に操作部材60の回動端部側に突設された押圧突起63が移動可能に挿入される。更に取付ベース40の所定位置からは支軸45が突設されており、これが回転体50の中央に設けた支持孔51に挿入されて、回転体50が回転可能に取付けられている(図2参照)。
一方、回転体50は、前記支持孔51の周縁から筒部53が突設され、その外周にねじりコイルバネ90が装着されている。図2に示すように、ねじりコイルバネ90は、その一端が取付ベース40の突起46に係止され、他端が回転体50の外周に係止されて、回転体50を図3の矢印A方向に回動付勢する。
また、回転体50の、取付ベース40側の面には、前記移動孔43内に配置される受け部55が突設されている。したがって、操作部材60を取付ベース40から離れる方向に回動させると、その押圧突起63が前記受け部55を押圧して、ねじりコイルバネ90の回動付勢力に抗して、回転体50を回動付勢方向とは反対方向に回動させる。更に、回転体50の周方向に対向する箇所からは、嵌合突起57,57が突設されている。
図1に示すように、この実施形態におけるロック片70,71は、ロック片70の方が、ロック片71よりも短く形成された略角棒状をなしている。各ロック片70,71の基端部73は、回転体50側が開口した凹状をなし、回転体50の嵌合突起57,57を嵌合させることで、回転体50の周方向対向位置に、ロック片70,71の基端部73,73が枢支される。また、回転体50が、ねじりコイルバネ90で回動付勢されているため、同回転体50に連結されたロック片70,71の先端部75,75が、図5(b)の矢印Aに示すように、ロック部20,20に係合する方向に付勢されている。なお、ロック片70,71は共に、その基端部73が回転体50に連結されているため、一方のロック片のスライド動作に連動して、他方のロック片がスライド動作する。
また、ロック片70,71の先端部75の付勢構造としては、例えば、引張りばね等を用いて、ロック片70,71の一方又は両方をスライド付勢することで行ってもよく、特に限定はない。この場合、引張りばねが本発明における「付勢手段」をなす。
ところで、この実施形態では、上述したように固定体1側にロック部20が設けられている。すなわち、図5に示すように、固定体1の開口部2の内側壁3,3に、角孔状のロック部20,20が設けられている。
図5に示すように、固定体1の開口部2を平面方向に沿った断面(水平断面)で見たときに、ロック部20は、前記ロック片70,71の先端部75が挿入され、図5(a)の矢印Bに示すように、固定体1の開口部2に対して開閉体30を開くときに、前記先端部75が係合して開閉体30の開き止めをなす第1面21と、該第1面21に対して所定間隔をあけて平行に配置された第2面22とを有している。
更に図5(a)に示すように、固定体1の開口部2の内側壁3の内面は、前記ロック部20の第1面21に隣接する第1内面5に対して、ロック部20の第2面22に隣接する第2内面6が、開口部2の内側(すなわち、ロック片70,71の基端部73側)に寄るように位置ずれして形成されており、第1内面5と第2内面6との間に段差が設けられている。また、開口部2の、開閉体30側の両縁部8,8は、丸みを帯びた形状をなしており、開閉体30を閉じるときに、ロック片70,71の先端部75が当接して、該先端部75を押し込む部分となる。なお、ロック部20の第2面22と、ロック部20に挿入された状態のロック片70,71の先端部75とのクリアランスは、少なくとも0〜2mmであることが好ましく、0.2〜0.5mmであることがより好ましい。
再び、ロック片70,71の説明に戻ると、図5に示すように、ロック片70,71の先端部75には、ロック部20の第1面21側の、ロック片とロック部との係合しろの方が、第2面22側の、ロック片とロック部との係合しろよりも長くなるように(ロック部20の第1面21側が長く第2面側22側が短くなるように)、テーパ面77が設けられている。なお、ロック片とロック部との係合しろとは、ロック部が設けられる、固定体の開口部の側壁、又は、開閉体の側壁に、ロック片の先端部が係合し得る長さをいう。また、ロック片70,71の、ロック部20の第2面22側には、前記テーパ面77に連続してロック部20の第1面21側の面78と平行に伸びる、直線部79が設けられている。更に、ロック部20の第2面22に対するロック片とロック部の係合しろは、ロック部20の第2面22に、ロック片70,71の直線部79が係合し得る長さとなる。なお、図5に示すように、この実施形態におけるロック片70,71のテーパ面77は、緩やかな曲面状をなしている。
そして、このロック装置10においては、ロック片70,71の先端部75がロック部20に係合する方向に突出した状態で、開閉体30を閉じる際には、テーパ面77が固定体1の開口部2の縁部8に当接して、ロック片70,71をねじりコイルバネ90の付勢力に抗して押し込められるように構成されている。また、図5(b)に示すように、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されておらず係合していない状態では、ロック部20の第2面22にロック片70,71のテーパ面77が対向して配置され、図5(a)に示すように、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20の第2面22に対向するように構成されている。
なお、本発明において、「ロック片の先端部とロック部とが係合した状態」とは、ロック片がロック部に完全に挿入されて、開閉体を固定体に対して開き止めし得る状態、すなわち、ロック部の第1面に、ロック片の先端部が対向して配置され、開閉体を開いたときに、ロック片の先端部がロック部に係合して、開閉体が開かない状態をいう。
更に、このロック装置10においては、クッション部材80との関係で、次のような構成をなしている。
図14には、開閉体の押し込み時の、クッション部材の構造が、模式的に示されているが、(a)に示すように、開閉体を閉じてない状態では、クッション部材80の、取付面4bからの突出長さが最大となっており、(b)に示すように、開閉体30を閉じてクッション部材80に当接すると、クッション部材80が押圧されて、取付面4bからの突出長さが減少し、更に開閉体30を閉じると、(c)に示すように、クッション部材80が押圧されて突出長さが減少する。
すなわち、クッション部材80は、開閉体30を閉じたときに押圧されて、開閉体30を開き方向に付勢していると共に、開閉体30を閉じた状態から、更に開閉体30が押圧されたときに、固定体1の取付面4bからの突出長さが所定長さ減少するように構成されており(図14(c)参照)、その減少範囲内で、図5に示すように、ロック片70,71の直線部79が、ロック部20の第2面22に当接するようになっている。
また、図15には、ゴムクッション及びバネ内臓クッション(クッション部材80に相当)の、荷重に対するクッションストローク量(弾性変形量)が記載されている。図14を併せて説明すると、図15の「リッド閉じ状態」及び図14(b)に示すように、開閉体30を閉じた際の、クッション部材80の、取付面4bからの突出長さを1とする。そして、図14(b)の開閉体30を閉じた状態から更に開閉体30が押圧されて、クッション部材80の、取付面4bからの突出長さが所定長さ減少する際に、クッション部材80がフルストロークして図15の「最大押し込み範囲」に至る前の、図14(c)に示される取付面4bからの突出長さが1/3となるまでの間に、ロック片70,71の直線部79がロック部20の第2面22に当接して(図5参照)、それ以上の押し込みが規制されるように構成されている。
次に、上記構造からなるロック装置10の作用効果について説明する。
すなわち、固定体1の開口部2を閉じるべく、開閉体30を押し込むと、ロック片70,71の先端部75のテーパ面77が、開口部2の両側周縁の縁部8に当接して、ねじりコイルバネ90の付勢力に抗して、ロック片70,71が押し込められ、その先端部75がロック部20に至ると、ねじりコイルバネ90の付勢力によって、回転体50を介してロック片70,71の先端部75がロック部20に向けて押し出される。
そして、ロック片70,71がスムーズにロック部20に完全に挿入されて係合した場合には、ロック片70,71がロック部20の第1面21に係合して開き止めがなされ、開閉体30を更に押し込んでも、ロック片70,71の直線部79がロック部20の第2面22に係合するので、開閉体30のそれ以上の押し込みが規制される。
また、ロック片70,71がロック部20に完全に挿入されずに係合しないまま、開閉体30が更に押し込まれて、ロック片70,71のテーパ面77が、ロック部20の第2面22に当接した場合には、ねじりコイルバネ90の付勢力によって、ロック片70のテーパ面77が、ロック部20の第2面22に当接しながら、開閉体30が開き方向に戻りつつ、ロック片70がロック部20側に向けて押し出されていき(図5(b)の破線参照)、先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合する(図5(b)の二点鎖線参照)。
また、図5(b)に示すように、寸法バラツキによって、固定体1の開口部2の内面両側に設けたロック部20,20の位置が整合しておらず、開口部2に対して開閉体30を押し込んでいっても、一対のロック片70,71の先端部75がロック部20,20に挿入されず、一方のロック片70の先端部75のみが、一方のロック部20に部分的に挿入される、いわゆる片掛かり状態が生じた場合であっても、クッション部材80の弾性変形範囲内において、開閉体30を通常の閉じ位置よりも更に押し込むこと、すなわち、開閉体30をオーバーストロークさせる方向に押し込むことによって、上述したように、ロック片70のテーパ面77及びロック部20の第2面22を介して、一方のロック片70の先端部75を一方のロック部20に完全に挿入できるので、それに連動して他方のロック片70の先端部75も、他方のロック部20に完全に挿入されて、その直線部79をロック部20の第2面22に係合させることができる(図5(b)の二点鎖線参照)。
上記のように、一対のロック片70,71の先端部75,75が、ロック部20,20に完全に挿入されると、開閉体30の両側部裏側が、クッション部材80,80のクッション部85,85に当接して、開閉体30がクッション部材80,80によって、図5(a)の矢印Bに示す開き方向に付勢され、ロック片70,71の先端部75が、ロック部20,20の第1面21,21に押圧されて係合するので、開閉体30をガタ付きなく閉じた状態にロックすることができる(図3及び図5(a)参照)。
そして、開閉体30をクッション部材80の付勢力に抗して更に押し込もうとすると、ロック片70,71の直線部79,79が、ロック部20,20の第2面22,22に係合するので、開閉体30がそれ以上押し込まれることが規制されて、開閉体30のぶかつきを抑制して、剛性感を高めることができる。
また、この実施形態においては、図5(a)に示すように、開口部2の内面は、ロック部20の第1面21に隣接する第1内面5に対して、ロック部20の第2面22に隣接する第2内面6が、開口部2の内側に寄るように位置ずれして形成されているので、ロック片70,71の先端部75が、ロック部20に挿入されて係合するときに、ロック片70,71の各直線部79を、ロック部20の第2面22に係合させやすくすることができる。
更に、この実施形態においては、クッション部材80は、バネ87を有する構造をなしているので、全体がゴム等の弾性材料で形成されたクッション部材に比べて、へたりにくく経年劣化しにくくすることができる。
また、この実施形態においては、開閉体30を閉じた状態から、更に開閉体30が押圧されたときに、クッション部材80の、固定体1の取付面4bからの突出長さが所定長さ減少するように構成され(図14(c)参照)、その減少範囲内で、図5に示すように、ロック片70,71の直線部79が、ロック部20の第2面22に当接するようになってる。
そのため、開閉体30が押されて、クッション部材80が最大限圧縮されて、これ以上突出長さが減少しない状態(弾性変形しない状態)に至る前に、つまりクッション部材80がフルストロークに達する前に、確実にロック片70,71の直線部79をロック部20の第2面22に当接させることができ、開閉体30のぶかつきを、より効果的に抑制することができる。
更にこの実施形態においては、クッション部材80の取付面4bからの突出長さを1としたとき、開閉体30を閉じた状態から更に開閉体30が押圧されて、クッション部材80の、取付面4bからの突出長さが所定長さ減少する際に、図14(c)に示すように、取付面4bからの突出長さが1/3となるまでの間に、ロック片70,71の直線部79がロック部20の第2面22に当接するので、クッション部材80がフルストロークに達する以前に、より確実にロック片70,71の直線部79をロック部20の第2面22に当接させることができ、開閉体30のぶかつきを、より一層効果的に抑制することができる。
なお、固定体1の開口部2から開閉体30を開く場合には、操作部材60を開閉体30の表面から離れる方向に回動させることで、ねじりコイルバネ90の回動付勢力に抗して、図4に示すように、一対のロック片70,71の先端部75,75が、ロック部20,20から離れる方向にスライドするので、開閉体30を開くことができる。
また、この実施形態における操作部材60は、左右方向に回動可能な構造としたが、例えば、取付ベース40に対して上下方向に回動可能なレバー状にして、回転体50を回動させたり、回転体50を直接的に回動させる回転ノブ状としたり、或いは、取付ベース40に対して押し込み可能なボタン状にして、回転体50を回動させたりしてもよく、特に限定はされない。更に、この実施形態では、スライド可能な左右一対のロック片70,71を有する、いわゆるサイドロック構造をなしているが、ロック片を1本としたり、3本以上にしたりしてもよく、特に限定はない。また、一対のロック片をスライド動作させる構造としては、回転体のみならず、例えば、ピニオンギヤを採用すると共に、一対のロック片にラック溝をそれぞれ形成しておき、このラック溝に前記ピニオンギヤに歯合させて、一方のロック片をスライドさせることで、ピニオンギヤを介して他方のロック片をスライドさせるようにしてもよく、特に限定はされない。
図6には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態の開閉体のロック装置10A(以下、「ロック装置10A」)は、ロック部20の構造が前記第1実施形態と異なっている。なお、その他の部分は、前記実施形態と概ね同様であり、固定体1の開口部2側にロック部20が設けられ、開閉体30側にロック片70,71がスライド可能に配置された構造となっている。
この第2実施形態では、開口部2の内面の第1内面5及び第2内面6が、段差がなく位置ずれのないほぼ面一状態となっていると共に、第1内面6に隣接した開口部周縁の手前側の縁部8が、直線状のテーパ面となっている。また、ロック片70,71の先端部75のテーパ面77も直線状をなしている。
そして、この第2実施形態では、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20の第2面22にロック片70,71のテーパ面77が対向して配置され、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20の第2面22に対向して配置されるように構成されている。したがって、ロック部20の第2面22にロック片70,71のテーパ面77が当接した場合には、テーパ面77に沿ってロック片70、71が押し出されることによって、ロック片70,71を完全に挿入して係合させることができる。また、ロック片70,71がロック部20に完全に挿入されて係合した状態では、開閉体30を更に押し込むと、直線部79が第2面22に係合して、それ以上の押し込みを規制するので、開閉体30のぶかつきを抑制することができる。
図7には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、第3実施形態の開閉体のロック装置10B(以下、「ロック装置10B」)は、ロック部20の構造が前記第1,第2実施形態と異なっている。なお、固定体1の開口部2側にロック部20が設けられ、開閉体30側にロック片70,71がスライド可能に配置されている点では、前記第1,第2実施形態と同様である。
図7(b)に示すように、この第3実施形態では、開口部2の内側壁3,3の内面であって、ロック部20の第2面22側の幅方向中央部周縁から、開口部2内方に向かってリブ23が突設されており、その結果、図7(a)に示すように、開口部2の第1内面5に対して、第2内面6のリブ形成部分が、開口部2の内側(ロック片70,71の基端部73側)に寄って位置ずれして形成されている。
そして、この第3実施形態においても、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20の第2面22にロック片70,71のテーパ面77が対向して配置され、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20の第2面22に対向して配置されるように構成されている。それによって、ロック片70,71がロック部20に完全に挿入された状態で、開閉体30を更に押し込むと、直線部79が第2面22に係合して、それ以上の押し込みを規制するので、開閉体30のぶかつきを抑制することができる。
図8には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第4実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、この第4実施形態の開閉体のロック装置10C(以下、「ロック装置10C」)は、ロック部20Aの構造が、前記第1〜第3実施と異なっている。なお、固定体1の開口部2側にロック部20Aが設けられ、開閉体30側にロック片70A,71Aがスライド可能に配置されている点では、前記第1〜第3実施形態と同様である。
この第4実施形態では、開口部2の開閉体30側の両縁部、すなわち、ロック部20Aの、開き止めをなす第1面21に隣接した面であって、第2面22から離れる方向に伸びる面には、開閉体30を閉じるとき、ロック片70A,71Aの先端部75が当接して、ロック片70A,71Aを押し込む方向に案内するガイド面24,24がそれぞれ形成されている。
そして、ロック部20Aの第2面22に隣接した面であって、第1面21から離れる方向に伸びる面には、第2面22から離れながら、ロック片70,71の係合解除方向へ伸びる(第2面22から離れるほど、ロック片70A,71Aの基端部73側に近づく)テーパ面25が形成されている。
一方、ロック片70A,71Aは、その先端部75にテーパ面のない角棒状をなしており、同ロック片70A,71Aの、ロック部20Aの第2面22側の面に、第1面21側の面と平行に伸びる直線部79が設けられている。
そして、この第4実施形態においては、ロック片70A,71Aの先端部75がロック部20Aに係合する方向に突出した状態で、開閉体30を閉じる際には、ガイド面24,24がロック片70A,71Aの先端部75に当接して、ロック片70A,71Aをねじりコイルバネ90の付勢力に抗して押し込められるように構成されている。更に図8(b)に示すように、ロック片70A,71Aの先端部75がロック部20Aに完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20Aのテーパ面25に、ロック片70A,71Aの先端部75が対向して配置され、図8(a)に示すように、ロック片70A,71Aの先端部75がロック部20Aに完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20Aの第2面22に対向して配置されるように構成されている。
このため、例えば、一方のロック片70Aの先端部75が、ロック部20Aに完全に挿入されずに係合しない状態となった場合には、ロック部20Aのテーパ面25に、ロック片70Aの先端部75が当接するので、ねじりコイルバネ90で付勢されているロック片70Aが、ロック部20Aのテーパ面25に沿って向けて押し出されていき(図8(b)の破線参照)、開閉体30が開き方向に戻りつつ、先端部75がロック部20Aに完全に挿入され、回転体50を介してロック片71Aも連動して、その先端部75がロック部20Aに完全に挿入されて、それらの直線部79がロック部20Aの第2面22に係合する(図8(b)の二点鎖線参照)。
その結果、開閉体30をクッション部材80の付勢力に抗して更に押し込もうとしても、ロック片70A,71Aの直線部79,79が、ロック部20A,20Aの第2面22,22に係合して、開閉体30がそれ以上押し込まれることが規制されて、開閉体30のぶかつきを抑制して、剛性感を高めることができる。
図9には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第5実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、この第5実施形態の開閉体のロック装置10D(以下、「ロック装置10D」)は、前記第1〜第4実施形態に対して、ロック部20が開閉体30側に設けられ、ロック片70,71が固定体1の開口部2側にスライド可能に配置されている点が異なっており、概ね、前記第1実施形態のロック装置10に対して、ロック部20及びロック片70,71を反対側に設けたような構造となっている。
図9に示すように、開閉体30の、固定体1の開口部2に挿入される箱状部分の両側壁31,31の外面に、ロック部20,20が設けられている。この第5実施形態のロック部20の、図9(a)の矢印Bに示す方向に開閉体30を開くときに、ロック片70,71の先端部75が係合して開閉体30の開き止めをなす、第1面21は、前記第1〜第4実施形態のロック部20の第1面21とは反対方向(開口部2の奥方向)に配置されている。
また、図9に示すように、開閉体30の箱状部分の両側壁31,31の外面は、ロック部20の第1面21に隣接する第1外面36に対して、ロック部20の第2面22に隣接する第2外面37が、開閉体30の外側(ロック片70,71の基端部73側)に寄るように位置ずれして形成されており、第1外面36と第2外面37との間に段差が設けられている。
なお、開閉体30の箱状部分の奥壁32には取付孔32a,32aが形成されており、クッション部85を固定体1の開口部2の底面に向けて、クッション部材80,80が取付けられている。また、開閉体30の箱状部分の、先端側の両縁部33,33は、丸みを帯びた形状をなし、開閉体30を閉じるときに、ロック片70,71の先端部75が当接して、該先端部75を押し込む部分となる。
また、クッション部材80は、開閉体30の奥壁32の取付面32bから所定長さ突出して取付けられており、上述した第1実施形態と同様に、開閉体30を閉じたときに押圧されて、開閉体30を開き方向に付勢していると共に、開閉体30を閉じた状態から、更に開閉体30が押圧されたときに、開閉体30の取付面32bからの突出長さが所定長さ減少するように構成され、その減少範囲内で、ロック片70,71の直線部79が、ロック部20の第2面22に当接するようになっている(図14参照)。
一方、固定体1の開口部2の内面には、ロック片70,71をスライド支持する支持孔9,9が形成されている。また、ロック片70,71は、前記第1〜第4実施形態とは、そのテーパ面77を反対向きにして配置されており、図9(b)に示すように、テーパ面77がロック部20の第2面22に対向して配置されている(図10に示す第6実施形態、図11に示す第7実施形態においても同様)。更に図9(b)の矢印Cに示すように、図示しない付勢手段により付勢されるロック片の付勢方向は、開閉体の側壁に向けた方向となっており、前記第1〜第4とは反対方向となっている。
そして、固定体1の開口部2を閉じるべく、開閉体30を押し込むと、開閉体30の両縁部33,33が、ロック片70,71の先端部75のテーパ面77に当接して、ロック片70,71が押し込められて、その先端部75がロック部20に完全に挿入されると、ロック片70,71がロック部20の第1面21に係合して、開閉体30を閉じた状態にロックすることができる。
この第5実施形態においても、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20の第2面22にロック片70,71のテーパ面77が対向して配置され(図9(b)参照)、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20の第2面22に対向して配置される(図9(a)参照)ように構成されている。
このため、例えば、一方のロック片70が、ロック部20に完全に挿入されずに係合していない状態となった場合には、ロック片70のテーパ面75がロック部20の第2面に当接し、ねじりコイルバネ90で付勢されているロック片70が、テーパ面75に沿って押し出されていき(図9(b)の破線参照)、開閉体30が開き方向に戻りつつ、ロック片70がロック部20に完全に挿入され、回転体50を介してロック片71も連動して、ロック部20に完全に挿入されて、それらの直線部79がロック部20の第2面22に係合する(図9(b)の二点鎖線参照)。
そして、ロック片70,71がロック部20に完全に挿入されて係合すると、開閉体30をそれ以上押し込んでも、ロック片70,71の直線部79がロック部20の第2面22に係合して、それ以上の押し込みを規制するので、開閉体30のぶかつきを抑制することができる。
図10には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第6実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、この第6実施形態の開閉体のロック装置10E(以下、「ロック装置10E」)は、ロック部20が開閉体30側に設けられ、ロック片70,71が固定体1の開口部2側にスライド可能に配置され、概ね、前記第2実施形態のロック装置10A(図6参照)に対して、ロック部20及びロック片70,71を反対側に設けたような構造となっている。
また、この第6実施形態では、開閉体30の箱状部分の両側壁31,31の外面の、第1外面36及び第2外面37が、段差がなく位置ずれのないほぼ面一状態となっている。
そして、この第6実施形態では、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20の第2面22にロック片70,71のテーパ面77が対向して配置され、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合した状態で、直線部79がロック部20の第2面22に対向して配置されるように構成されているので、前記実施形態と同様に、開閉体30のぶかつきを抑制することができる。
図11には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第7実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、この第7実施形態の開閉体のロック装置10F(以下、「ロック装置10F」)は、ロック部20が開閉体30側に設けられ、ロック片70,71が固定体1の開口部2側にスライド可能に配置され、概ね、前記第3実施形態のロック装置10B(図7参照)に対して、ロック部20及びロック片70,71を反対側に設けたような構造となっている。
図11(b)に示すように、この第7実施形態では、開閉体30の両側壁31,31の外面であって、ロック部20の第2面22側の幅方向中央部周縁から、開口部2内方に向かってリブ23が突設されており、その結果、図11(a)に示すように、開閉体30の第1外面36に対して、第2外面37のリブ形成部分が、開閉体30の外側(ロック片70,71の基端部73側)に寄って位置ずれして形成されている。
そして、この第7実施形態では、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20の第2面22にロック片70,71のテーパ面77が対向して配置され、ロック片70,71の先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20の第2面22に対向して配置されるように構成されているので、前記実施形態と同様に、開閉体30のぶかつきを抑制することができる。
図12には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第8実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、この第8実施形態の開閉体のロック装置10G(以下、「ロック装置10G」)は、ロック部20が開閉体30側に設けられ、ロック片70,71が固定体1の開口部2側にスライド可能に配置され、概ね、前記第4実施形態のロック装置10C(図8参照)に対して、ロック部20A及びロック片70A,71Aを反対側に設けたような構造となっている。
この第8実施形態では、開閉体30の箱状部分の先端側両縁部、すなわち、ロック部20、開き止めをなす第1面21に隣接した面であって、第2面22から離れる方向に伸びる面に、開閉体30を閉じるとき、ロック片70A,71Aの先端部75が当接して、ロック片70A,71Aを押し込む方向に案内するガイド面24,24が形成されている。また、開閉体30の両側壁31,31の外面であって、ロック部20Aの第2面22に隣接した面に、第2面22から離れるほど、ロック片70A,71Aの基端部73側に近づくテーパ面25が形成されている。
そして、この第8実施形態では、ロック片70A,71Aの先端部75がロック部20Aに完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20Aのテーパ面25に、ロック片70A,71Aの先端部75が対向して配置され(図12(b)参照)、ロック片70A,71Aの先端部75がロック部20Aに完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20Aの第2面22に対向して配置されるように構成されているので(図12(a)参照)、前記実施形態と同様に、開閉体30のぶかつきを抑制することができる。
図13には、本発明に係る開閉体のロック装置の、第9実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この第9実施形態の開閉体のロック装置10H(以下、「ロック装置10H」)は、開閉体30の上方壁部に、ロック片70Bがスライド可能に配置されている点で、前記第1〜第8の実施形態と異なっている。また、固定体1の開口部2側にロック部20が設けられ、開閉体30側にロック片70Bがスライド可能に配置されている点は、前記第1〜第4実施形態と同様である。
図13に示すように、この第9実施形態では、固定体1の開口部2の上部内面に、第1面21及び第2面22を有するロック部20が設けられている。
一方、開閉体30の上方には凹部34が形成され、該凹部34内に取付ベース40Aが取付けられている。この取付ベース40Aには、付勢手段であるコイルスプリング91を介して、ロック片70Bが先端部75を上向きにしてスライド可能に配置されており、常時は先端部75が前記ロック部20に挿入する方向に付勢されている。また、取付ベース40Aには、操作部材60Aが引き上げ動作可能に取付けられている。したがって、操作部材60Aを引き上げると、その裏側に設けた押圧突起63Aが、ロック片70Bに設けた受け部72を押圧し、コイルスプリング91の付勢力に抗して、ロック片70Bの先端部75を、ロック部20から離れるようにスライドさせる。
そして、この第9実施形態では、ロック片70Bの先端部75がロック部20に完全に挿入されずに係合していない状態では、ロック部20の第2面22にロック片70Bのテーパ面77が対向して配置され、ロック片70Bの先端部75がロック部20に完全に挿入されて係合した状態では、直線部79がロック部20の第2面22に対向して配置されるように構成されているので、前記実施形態と同様に、開閉体30のぶかつきを抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
1 固定体
2 開口部
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H 開閉体のロック装置(ロック装置)
20,20A ロック部
21 第1面
22 第2面
24 ガイド面
25 テーパ面
30 開閉体
40,40A 取付ベース
50 回転体
60,60A 操作部材
70,70A,70B,71,71A ロック片
73 基端部
75 先端部
77,77A テーパ面
79 直線部
80 クッション部材
85 クッション部
90 コイルバネ(付勢手段)
91 コイルスプリング(付勢手段)
2 開口部
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H 開閉体のロック装置(ロック装置)
20,20A ロック部
21 第1面
22 第2面
24 ガイド面
25 テーパ面
30 開閉体
40,40A 取付ベース
50 回転体
60,60A 操作部材
70,70A,70B,71,71A ロック片
73 基端部
75 先端部
77,77A テーパ面
79 直線部
80 クッション部材
85 クッション部
90 コイルバネ(付勢手段)
91 コイルスプリング(付勢手段)
Claims (7)
- 固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、
前記開閉体又は前記固定体の開口部のどちらか一方に設けられたロック部と、
前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に配置され、その先端部が前記ロック部に係脱するロック片と、
前記ロック片の先端部を、前記ロック部に係合する方向に付勢する付勢手段と、
前記ロック部は、前記開閉体を開くときに、前記ロック片の先端部に係合して開き止めをなす第1面と、該第1面に対して所定間隔をあけて配置された第2面とを有しており、
前記ロック片の先端部には、前記第1面側の、前記ロック片と前記ロック部との係合しろの方が、前記第2面側の、前記ロック片と前記ロック部との係合しろよりも長くなるように、テーパ面が設けられていると共に、前記ロック片の第2面側には直線部が設けられており、
前記開閉体を閉じる際に、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合していない状態では、前記ロック部の第2面に前記ロック片のテーパ面が対向して配置され、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合した状態では、前記直線部が前記ロック部の第2面に対向して配置されるように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置。 - 前記固定体の開口部内面に、前記ロック部が設けられており、同内面は、前記ロック部の第1面に隣接する内面に対して、前記ロック部の第2面に隣接する内面が、前記開口部内側に寄るように位置ずれして形成されている請求項1記載の開閉体のロック装置。
- 前記開閉体の、前記固定体の開口部に挿入される部分の外面に、前記ロック部が設けられており、同外面は、前記ロック部の第1面に隣接する外面に対して、前記ロック部の第2面に隣接する外面が、前記開閉体外側に寄るように位置ずれして形成されている請求項1記載の開閉体のロック装置。
- 固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、
前記開閉体又は前記固定体の開口部のどちらか一方に設けられたロック部と、
前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に配置され、その先端部が前記ロック部に係脱するロック片と、
前記ロック片の先端部を、前記ロック部に係合する方向に付勢する付勢手段と、
前記ロック部は、前記開閉体を開くときに、前記ロック片の先端部に係合して開き止めをなす第1面と、該第1面に対して所定間隔をあけて配置された第2面とを有しており、
前記第1面に隣接した面であって、前記第2面から離れる方向に伸びる面には、前記開閉体を閉じるとき、前記ロック片の先端部が当接して、前記ロック片を押し込む方向に案内するガイド面が形成され、
前記第2面に隣接した面であって、前記第1面から離れる方向に伸びる面には、前記第2面から離れながら、前記ロック片の係合解除方向へ伸びるテーパ面が形成されており、
前記ロック片の前記第2面側の面には、前記第1面側の面と平行に伸びる直線部が設けられており、
前記開閉体を閉じる際に、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合していない状態では、前記ロック部のテーパ面に前記ロック片の先端部が対向して配置され、前記ロック片の先端部が前記ロック部に係合した状態では、前記ロック部の前記第2面に前記ロック片の直線部が対向して配置されるように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置。 - 前記固定体と前記開閉体の間に配置されるように、前記固定体又は前記開閉体の取付面に、所定長さ突出して取付けられたクッション部材を有しており、
該クッション部材は、前記開閉体を閉じたときに押圧されて、前記開閉体を開き方向に付勢していると共に、前記開閉体を閉じた状態から、更に前記開閉体が押圧されたときに、前記取付面からの突出長さが所定長さ減少するように構成され、その減少範囲内で前記ロック片の直線部が前記ロック部の第2面に当接する請求項1〜4のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。 - 前記クッション部材は、前記開閉体又は前記固定体のどちらか一方に固定されるケースと、該ケースにスライド可能に支持され、先端にクッション部を設けた軸部と、該軸部のクッション部を前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に向けて付勢するバネとからなる請求項5記載の開閉体のロック装置。
- 前記開閉体を閉じた際の、前記クッション部材の、前記取付面からの突出長さを1としたとき、
前記開閉体を閉じた状態から更に前記開閉体が押圧され、前記クッション部材の、前記取付面からの突出長さが所定長さ減少する際に、前記取付面からの突出長さが1/3となるまでの間に、前記ロック片の直線部が前記ロック部の第2面に当接するように構成されている請求項5又は6記載の開閉体のロック装置。
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