JP2008037147A - 車両用引出装置 - Google Patents

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Etsuo Ichimura
悦男 市村
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Abstract

【課題】ガタ付きによる異音発生を防止し得るようにする。
【解決手段】アウタケース2の手前側部分から突設された固定側手前用突起部22と、引出部3から突設されて、固定側手前用突起部22と閉時に当接する可動側閉時手前用凸部23および開時に当接する可動側開時手前用凸部24とを備えると共に、引出部3の奥側部分から突設された可動側奥用凸部25と、アウタケース2から突設されて、可動側奥用凸部25と閉時に当接する固定側閉時奥用突起部26および開時に当接する固定側開時奥用突起部27とを備え、固定側手前用突起部22の突出量31が、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32よりも大きくなるように設定されると共に、可動側奥用凸部25の突出量33が、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34よりも大きくなるように設定されるようにしている。
【選択図】図6

Description

この発明は、車両用引出装置に関するものである。
自動車などの車両には、車室内にカップホルダーや小物入れなどの各種の収納装置が設けられている。これらの収納装置のなかには、引出式のもの(引出装置)が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−230571号公報
しかしながら、上記した引出装置は、アウタケースと引出部との間に所要の隙間がないと、引出部を感触良く動かすことができないため、引出部に上記隙間によるガタ付きが生じるので、引出部の開時や閉時などに、車両の振動で異音を発生するおそれがあった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、アウタケースと、該アウタケースに対して出入自在に取付けられた引出部とを備えると共に、アウタケースと引出部との間にほぼ一定間隔のスライド用隙間部を有する車両用引出装置において、前記スライド用隙間部に、引出部のガタ付きを防止可能なガタ付防止構造部が設けられ、該ガタ付防止構造部が、アウタケースの手前側部分から突設された固定側手前用突起部と、引出部から突設されて、前記固定側手前用突起部と閉時に当接する可動側閉時手前用凸部および開時に当接する可動側開時手前用凸部とを備えると共に、引出部の奥側部分から突設された可動側奥用凸部と、アウタケースから突設されて、前記可動側奥用凸部と閉時に当接する固定側閉時奥用突起部および開時に当接する固定側開時奥用突起部とを備え、前記固定側手前用突起部の突出量が、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量よりも大きくなるように設定されると共に、前記可動側奥用凸部の突出量が、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量よりも大きくなるように設定された車両用引出装置を特徴としている。
請求項2に記載された発明では、前記固定側手前用突起部の突出量と、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔とほぼ等しくなるように設定され、前記可動側奥用凸部の突出量と、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔とほぼ等しくなるように設定された車両用引出装置を特徴としている。
請求項3に記載された発明では、前記固定側手前用突起部の突出量と、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔よりも若干大きくなるように設定され、前記可動側奥用凸部の突出量と、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔よりも若干大きくなるように設定された車両用引出装置を特徴としている。
請求項1の発明によれば、アウタケースと引出部とのスライド用隙間部に、引出部のガタ付きを防止可能なガタ付防止構造部が設けられ、該ガタ付防止構造部が、アウタケースの手前側部分から突設された固定側手前用突起部と、引出部から突設されて、前記固定側手前用突起部と閉時に当接する可動側閉時手前用凸部および開時に当接する可動側開時手前用凸部とを備えると共に、引出部の奥側部分から突設された可動側奥用凸部と、アウタケースから突設されて、前記可動側奥用凸部と閉時に当接する固定側閉時奥用突起部および開時に当接する固定側開時奥用突起部とを備え、前記固定側手前用突起部の突出量が、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量よりも大きくなるように設定されると共に、前記可動側奥用凸部の突出量が、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量よりも大きくなるように設定されるようにしたことにより、閉時には、固定側手前用突起部と可動側閉時手前用凸部とが当接されると共に、可動側奥用凸部と固定側閉時奥用突起部とが当接され、また、開時には、固定側手前用突起部と可動側開時手前用凸部とが当接されると共に、可動側奥用凸部と固定側開時奥用突起部とが当接されるので、閉時および開時の両方において、引出部が2点支持されるようになるため、引出部のガタ付きが防止され、異音の発生をなくすことができる。
請求項2の発明によれば、前記固定側手前用突起部の突出量と、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔とほぼ等しくなるように設定され、前記可動側奥用凸部の突出量と、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔とほぼ等しくなるように設定されたことにより、各突起部と対応する凸部との間の当りがいわゆる0タッチとなるため、突起部や凸部の存在を感じさせないものとすることができる。
請求項3の発明によれば、前記固定側手前用突起部の突出量と、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔よりも若干大きくなるように設定され、前記可動側奥用凸部の突出量と、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔よりも若干大きくなるように設定されたことにより、各突起部と対応する凸部との間の当りに所要の節度感を持たせることができる。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図6は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成について説明する。自動車などの車両には、車室内にカップホルダーや小物入れなどの各種の収納装置が設けられている。これらの収納装置のなかには、引出式のもの(引出装置)が存在する。図1に示すように、このような引出装置1は、通常、アウタケース2と、このアウタケース2に対して出入自在に取付けられた引出部3とを備えている。通常、アウタケース2は、手前側に開口部を有する箱状とされており、引出部3は、上面が開口する箱状(或いは皿状)とされている。引出部3の手前側の面は、インストルメントパネルなどの内装パネルと共通の意匠面とされている(なお、引出部3の作動については、図3〜図5参照のこと)。
そして、これらの引出装置1には、手動式のものと自動式のものとが存在している。自動式の引出装置1は、例えば、アウタケース2と引出部3との間に、引出部3を引出方向へ付勢する付勢手段4が介装されている。この場合、付勢手段4は、アウタケース2の奥壁内面と引出部3の奥壁外面との間に、その両端部をそれぞれ係止されたトーションスプリングなどとされている。また、自動式の引出装置1は、例えば、アウタケース2と引出部3との間に、引出部3を収納状態で固定するロック機構5が介装されている。この場合、ロック機構5は、アウタケース2の奥壁内面に取付けられたラッチ装置6と、引出部3の奥壁外面に取付けられた爪部7とで構成されている。このラッチ装置6は、押圧によって、爪部7に対する把持・解放動作を交互に繰返すように構成されたものである。
そして、図2に示すように、アウタケース2と引出部3との間に対し、引出部3を感触良く動かし得るようにするために、ほぼ一定間隔のスライド用隙間部11を設定する。なお、アウタケース2と引出部3との側面間や上下面間などにも隙間は普通に生じるが、この場合には、引出部3のスライドを高い精度で管理し得るようにするために、特に、アウタケース2の内面(ここでは側壁内面とされている)に、引出部3の出入方向へ延びて所要の間隔を有する平行な上下の固定ガイドレール12,13を設けると共に、引出部3の対応する外面(ここでは側壁外面とされている)に、上下の固定ガイドレール12,13と平行で、且つ、これらの間を移動可能な可動レール14を設けることによりガイド機構15を構成し、このガイド機構15における上側の固定ガイドレール12の下面と可動レール14の上面との間を、上記したスライド用隙間部11に設定している。
ここで、上側の固定ガイドレール12の下面と可動レール14の上面とは、引出装置1の幅方向で且つ引出部3の出入方向へ向いた、互いに平行な面を有するものとする。即ち、アウタケース2の上壁内面とほぼ平行な面を有するものとする。また、下側の固定ガイドレール13に対して可動レール14は、摺動されるように配置されている。
なお、図3〜図5(特に図5)に示すように、アウタケース2の内面(側壁内面)には、開時(最大開時)に可動レール14の手前側端部、または、引出部3に適宜設けられた図示しない突当部などが突当てられるストッパ部16が設けられている。
なお、以上の構成は、以下の各実施例において共通する引出装置1の基本構成である。
そして、以上のような引出装置1に対し、この実施例のものでは、図6に示すように、スライド用隙間部11に、引出部3のガタ付きを防止可能なガタ付防止構造部21を設ける。なお、このガタ付防止構造部21は、アウタケース2と引出部3との間に生じる隙間に対して設けることもできるが、精度管理上は、スライド用隙間部11に設けるのが最も好ましい。
このガタ付防止構造部21は、アウタケース2の手前側部分から突設された固定側手前用突起部22と、引出部3から突設されて、固定側手前用突起部22と閉時に当接する可動側閉時手前用凸部23および開時に当接する可動側開時手前用凸部24とを備えている。
この場合、固定側手前用突起部22は、上側の固定ガイドレール12下面の手前側端部から下方(可動レール14の上面側、以下同じ)へ向けて突設されている。また、可動側閉時手前用凸部23は、可動レール14の上面の手前側端部から上方(固定ガイドレール12下面側、以下同じ)へ向けて突設されている。そして、可動側開時手前用凸部24は、可動レール14の上面の奥側端部に対して引出部3の支持に必要な距離だけ手前に寄った部分から、上方へ向けて突設されている。なお、固定側手前用突起部22と、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24との側面形状は、ここでは、それぞれ先細りの逆台形状、台形状などとされている。
そして、ガタ付防止構造部21は、引出部3の奥側部分から突設された可動側奥用凸部25と、アウタケース2から突設されて、可動側奥用凸部25と閉時に当接する固定側閉時奥用突起部26および開時に当接する固定側開時奥用突起部27とを備えている。
この場合、可動側奥用凸部25は、可動レール14上面の奥側端部から上方へ向けて突設されている。また、固定側閉時奥用突起部26は、上側の固定ガイドレール12の下面の奥側端部から下方へ向けて突設されている。そして、固定側開時奥用突起部27は、上側の固定ガイドレール12の下面の手前側端部に対して引出部3の支持に必要な距離だけ奥前に寄った部分から、下方へ向けて突設されている。なお、固定側手前用突起部22と固定側開時奥用突起部27との間の距離と、可動側開時手前用凸部24と可動側奥用凸部25との間の距離とは、ほぼ等しくなるように設定されている。また、可動側奥用凸部25と、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27との側面形状は、ここでは、それぞれ先細りの逆台形状、台形状などとされている。
そして、固定側手前用突起部22の突出量31が、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32よりも大きくなるように設定すると共に、可動側奥用凸部25の突出量33が、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34よりも大きくなるように設定する。
なお、以上の構成は、以下の各実施例において共通するガタ付防止構造部21の構成である。
更に、この実施例では、固定側手前用突起部22の突出量31と、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34との和が、スライド用隙間部11の間隔とほぼ等しくなるように設定すると共に、可動側奥用凸部25の突出量33と、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32との和が、スライド用隙間部11の間隔とほぼ等しくなるように設定する。
なお、この場合においては、固定側手前用突起部22の当接面と、可動側閉時手前用凸部23または可動側開時手前用凸部24の当接面とを、上側の固定ガイドレール12の下面や可動レール14の上面と平行な平坦面とすると共に、可動側奥用凸部25の当接面と、固定側閉時奥用突起部26または固定側開時奥用突起部27の当接面とを、上側の固定ガイドレール12の下面や可動レール14の上面と平行な平坦面とする。
次に、この実施例の作用について説明する。
図1、図2の引出装置1では、図3に示すような、引出部3が閉じてロック機構5によるロックがかかった状態で、引出部3の表面を軽く奥側へ押込むと、ロック機構5を構成するラッチ装置6が爪部7を解放することでロックが解除されるので、付勢手段4の付勢力によって、図4、図5に順に示すように、押出されるようにして引出部3が開き、引出部3は可動レール14の手前側端部がストッパ部16に突当たることによって停止する。これにより、引出部3に物を収納することが可能となる。
反対に、図5に示すような、引出部3が開いた状態から、図4、図3に示すように、付勢手段4の付勢力に抗して引出部3の表面を奥側へ押込み、更に、ロック機構5を構成する爪部7でラッチ装置6を押させるようにすると、ラッチ装置6が爪部7を把持することでロックがかかり、引出部3がアウタケース2内へ引込められて閉じた状態となる。これにより、引出部3の中から物を取り出せないようにすることが可能となる。
以上が、自動式の引出装置1の作動である。なお、手動式の場合には、引出部3の出入りは手で行う。
この引出部3の出入りの際には、アウタケース2と引出部3との間に設けられたガイド機構15によるガイドが行われる。即ち、下側の固定ガイドレール13に沿って可動レール14が摺動される。
そして、図6(a)に示すように、引出部3が閉じている時には、固定側手前用突起部22と可動側閉時手前用凸部23とが当接されると共に、可動側奥用凸部25と固定側閉時奥用突起部26とが当接されることにより、ガタのない状態となっている。
図6(b)に示すように、引出部3を引出している途中、可動側開時手前用凸部24は、固定側開時奥用突起部27とすれ違うことができる。
また、図6(c)に示すように、引出部3が開いている時には、固定側手前用突起部22と可動側開時手前用凸部24とが当接されると共に、可動側奥用凸部25と固定側開時奥用突起部27とが当接されることにより、ガタのない状態となっている。
このように、この実施例によれば、アウタケース2と引出部3とのスライド用隙間部11に、引出部3のガタ付きを防止可能なガタ付防止構造部21が設けられ、ガタ付防止構造部21が、アウタケース2の手前側部分から突設された固定側手前用突起部22と、引出部3から突設されて、固定側手前用突起部22と閉時に当接する可動側閉時手前用凸部23および開時に当接する可動側開時手前用凸部24とを備えると共に、引出部3の奥側部分から突設された可動側奥用凸部25と、アウタケース2から突設されて、可動側奥用凸部25と閉時に当接する固定側閉時奥用突起部26および開時に当接する固定側開時奥用突起部27とを備え、固定側手前用突起部22の突出量31が、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32よりも大きくなるように設定されると共に、可動側奥用凸部25の突出量33が、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34よりも大きくなるように設定されるようにしたことにより、閉時には、固定側手前用突起部22と可動側閉時手前用凸部23とが当接されると共に、可動側奥用凸部25と固定側閉時奥用突起部26とが当接され、また、開時には、固定側手前用突起部22と可動側開時手前用凸部24とが当接されると共に、可動側奥用凸部25と固定側開時奥用突起部27とが当接されるので、閉時および開時の両方において、引出部3が2点支持されるようになるため、引出部3のガタ付きが防止され、異音の発生をなくすことができる。
また、固定側手前用突起部22の突出量31と、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34との和が、スライド用隙間部11の間隔とほぼ等しくなるように設定され、可動側奥用凸部25の突出量33と、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32との和が、スライド用隙間部11の間隔とほぼ等しくなるように設定されたことにより、各突起部と対応する凸部との間の当りがいわゆる0タッチとなるため、突起部や凸部の存在を感じさせないものとすることができる。
図7、図8は、この発明を具体化した実施例2を示すものである。なお、上記実施例1にて既に説明した、引出装置1の基本構成、および、ガタ付防止構造部21の共通の構成については、説明を省略するものとし、必要な場合には、上記実施例1の記載を以て、この実施例の記載とすることができる。また、それ以外であっても、先行する各実施例と同一の符号を付してある構成については、先行する各実施例と同一または均等なものとして取り扱うものとし、その説明を以てこの実施例の記載とすることができる。
この実施例2のものでは、固定側手前用突起部22の突出量31と、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34との和が、スライド用隙間部11の間隔よりも若干大きくなる(即ち、互いに干渉し合う)ように設定されると共に、可動側奥用凸部25の突出量33と、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32との和が、スライド用隙間部11の間隔よりも若干大きくなる(即ち、互いに干渉し合う)ように設定される。
例えば、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34と、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32とを実施例1と同じにして、固定側手前用突起部22の突出量31と、可動側奥用凸部25の突出量33とを、実施例1のものよりも若干大きくすることにより、固定側手前用突起部22と、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24との間、可動側奥用凸部25と、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27との間を干渉させるようにする。但し、図7(b)に示すように、可動側開時手前用凸部24と固定側開時奥用突起部27とがすれ違える範囲までが限度となる。
また、上記したように干渉させる場合において、図8に示すように、固定側手前用突起部22を球面状または軸線を幅方向へ向けた円筒状などの曲面部41などとし、これと対応する可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24のいずれかを、迎え角を有するテーパ面を有するテーパ状部42などとすることもできる。
同様に、可動側奥用凸部25を球面状または軸線を幅方向へ向けた円筒状などの曲面部43などとし、これと対応する固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27とのいずれかを、迎え角を有するテーパ面を有するテーパ状部44などとすることもできる。
なお、上記以外の構成については、実施例1とほぼ同様なので、共通の部分については、上記実施例1の記載を以てこの実施例2の記載とすることができる。
次に、この実施例2の作用について説明する。
この実施例によれば、固定側手前用突起部22の突出量31と、可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24の突出量34との和が、スライド用隙間部11の間隔よりも若干大きくなるように設定され、可動側奥用凸部25の突出量33と、固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27の突出量32との和が、スライド用隙間部11の間隔よりも若干大きくなるように設定されたことにより、各突起部と対応する凸部との間の当りに所要の節度感を持たせることができる。
上記したように干渉させる場合において、図8に示すように、固定側手前用突起部22を球面状または軸線を幅方向へ向けた円筒状などの曲面部41などとし、これと対応する可動側閉時手前用凸部23および可動側開時手前用凸部24のいずれかを、迎え角を有するテーパ面を有するテーパ状部42などとすることにより、楔効果を利用して干渉させることができるので、寸法精度が低くても有効に機能させることが可能となり、設計・製造を容易化することができる。
同様に、可動側奥用凸部25を球面状または軸線を幅方向へ向けた円筒状などの曲面部43などとし、これと対応する固定側閉時奥用突起部26および固定側開時奥用突起部27とのいずれかを、迎え角を有するテーパ面を有するテーパ状部44などとすることにより、楔効果を利用して干渉させることができるので、寸法精度が低くても有効に機能させることが可能となり、設計・製造を容易化することができる。
なお、上記以外の作用・効果については、実施例1とほぼ同様なので、共通の部分については、上記実施例1の記載を以てこの実施例2の記載とすることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、これらの可能な組合せが含まれることは勿論である。
本発明の実施例1にかかる車両用引出装置の一部破断した斜視図である。 図1の側部の部分的な縦断面図である。 図1のガイド機構を示す断面図である。 図3と同様の開き途中の断面図である。 図3と同様の開き状態の断面図である。 (a)は図3のガイド機構部分の拡大図、(b)は図4のガイド機構部分の拡大図、(c)は図5のガイド機構部分の拡大図である。 (a)は本発明の実施例2にかかる図6(a)と同様のガイド機構部分の拡大図、(b)は図6(b)と同様の開き途中のガイド機構部分の拡大図、図6(c)と同様の開き状態のガイド機構部分の拡大図である。 実施例2の変形例にかかる図9と同様のガイド機構部分の拡大図である。
符号の説明
2 アウタケース
3 引出部
11 スライド用隙間部
21 ガタ付防止構造部
22 固定側手前用突起部
23 可動側閉時手前用凸部
24 可動側開時手前用凸部
25 可動側奥用凸部
26 固定側閉時奥用突起部
27 固定側開時奥用突起部
31 突出量
32 突出量
33 突出量
34 突出量

Claims (3)

  1. アウタケースと、該アウタケースに対して出入自在に取付けられた引出部とを備えると共に、アウタケースと引出部との間にほぼ一定間隔のスライド用隙間部を有する車両用引出装置において、
    前記スライド用隙間部に、引出部のガタ付きを防止可能なガタ付防止構造部が設けられ、
    該ガタ付防止構造部が、
    アウタケースの手前側部分から突設された固定側手前用突起部と、引出部から突設されて、前記固定側手前用突起部と閉時に当接する可動側閉時手前用凸部および開時に当接する可動側開時手前用凸部とを備えると共に、
    引出部の奥側部分から突設された可動側奥用凸部と、アウタケースから突設されて、前記可動側奥用凸部と閉時に当接する固定側閉時奥用突起部および開時に当接する固定側開時奥用突起部とを備え、
    前記固定側手前用突起部の突出量が、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量よりも大きくなるように設定されると共に、前記可動側奥用凸部の突出量が、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量よりも大きくなるように設定されたことを特徴とする車両用引出装置。
  2. 前記固定側手前用突起部の突出量と、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔とほぼ等しくなるように設定され、
    前記可動側奥用凸部の突出量と、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔とほぼ等しくなるように設定されたことを特徴とする請求項1記載の車両用引出装置。
  3. 前記固定側手前用突起部の突出量と、可動側閉時手前用凸部および可動側開時手前用凸部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔よりも若干大きくなるように設定され、
    前記可動側奥用凸部の突出量と、固定側閉時奥用突起部および固定側開時奥用突起部の突出量との和が、前記スライド用隙間部の間隔よりも若干大きくなるように設定されたことを特徴とする請求項1記載の車両用引出装置。
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