JP2006307512A - リッド開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
自動車のグローブボックスなどのリッドを閉じるときの衝撃音をやわらげて、開閉動作を静かに行うことができるようにしたリッド開閉装置を提供する。
【解決手段】
このリッド開閉装置10は、凹所81と、リッド70と、係合孔83と、ロック部61と、バネ23と、操作子40とを備える。ロック部61をリッド側に引き込ませた状態でかつリッド70が開いた状態では、ロック部61に係合して引き込ませた状態に維持し、リッド70を閉じた状態では、ロック部61から離れ係合を解除するロック部材保持手段30が設けられている。リッド70を閉じるとき、リッド70が凹所81内周に挿入されてからロック部61が押出されて係合孔83に嵌入するので、リッド70を閉じてロックする際の衝撃音が著しく軽減され、リッド70を静かに閉じてロックできる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば自動車のグローブボックスなどの開閉ロックを行うリッド開閉装置に関する。
自動車のインストルメントパネルには、例えば助手席側にグローブボックスが取付けられている。このグローブボックスは、インストルメントパネルに設けられた凹所に開閉可能に取付けられ、閉じたときに凹所内周に係合するロック部材と、このロック部材を引っ込めて係合を解除させる操作子とを有している。ロック部材や操作子の機構としては、各種のものが知られている。
下記特許文献1には、左右一対のロッドをリッドの両側壁から出没可能に保持し、これらのロッドをリッドの両側壁から突出する方向に弾性付勢して、操作ハンドルの揺動動作でロッドを弾性付勢に抗して引き込めるようにしたサイドロック装置であって、操作ハンドル側に円筒部を形成し、円筒部内に操作ハンドルの揺動によって上記ロッドを出没動作させるカム機構を設けたものが開示されている。
特開2004−250938号公報
しかしながら、上記のようなリッド開閉装置においては、リッドを閉じるとき、ロック部材であるロッド先端の斜面が、凹所内周に衝突して音を立て、ロッドが凹所内周に押されてリッド内に引き込んだ後、凹所内周に形成されたロック孔に嵌入するときに再び音を立てるため、リッドを閉じるときの衝撃音が耳障りであるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、リッドを閉じるときの衝撃音をやわらげて、開閉動作を静かに行うことができるようにしたリッド開閉装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1は、被取付面に設けられた凹所と、この凹所に開閉可能に取付けられたリッドと、前記凹所の内周に設けられた係合孔と、前記リッドから出没して前記係合孔に挿脱されるロック部材と、前記ロック部材を突出方向に付勢する弾性手段と、前記ロック部材を前記リッド側に引き込ませてロックを解除する操作子とを備えたリッド開閉装置において、
前記ロック部材を前記操作子により前記リッド側に引き込ませた状態で、かつ、前記リッドが開いた状態にあるとき、前記ロック部材に係合して該ロック部材を引き込ませた状態に維持し、前記リッドを閉じた状態では、前記ロック部材から離れて前記係合を解除するロック部材保持手段が設けられていることを特徴とするリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、操作子によりロック部材をリッド側に引き込ませて、リッドを開くと、ロック部材がロック部材保持手段に係合して、リッド側に引き込んだ状態に維持される。また、リッドを閉じると、ロック部材保持手段がロック部材から離れて係合が解除され、ロック部材が凹所内周の係合孔に嵌入する。このため、リッドを閉じるときには、ロック部材がリッド側に引き込んでいて、リッドが凹所内周に挿入されてからロック部材が押出されて係合孔に嵌入するので、リッドを閉じてロックする際の衝撃音が著しく軽減され、リッドを静かに閉じてロックさせることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記ロック部材は、前記リッドの上縁に近接して配置され、前記リッドの左右側壁から出没する一対のロッドで構成され、各ロッドの先端には前記係合孔に挿入されるロック部が設けられ、各ロッドの基端側には、前記リッド側に引き込ませた状態で前記ロック部材保持手段に係合する係合部が設けられているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、ロック部材保持手段に左右一対のロッドが係合したとき、左右のロッドにかかる弾性手段の付勢力がバランスし、ロッドを引き込んだ状態に安定して保持することができる。また、上記弾性手段の付勢力がバランスするため、ロック部材保持手段に無理な応力がかからず、その移動、動作に支障が生じることがない。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記操作子及び前記ロック部材保持手段は、ロック本体部を介して前記リッドに取付けられており、前記ロック部材保持手段は、前記ロック本体部に対してスライドして、前記ロック部材に係合可能な位置と、係合が解除される位置とに移動可能とされ、前記リッドを閉じた状態においては、前記凹所周縁に当接して係合が解除される位置に移動するように構成されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、ロック本体部に操作子及びロック部材保持手段を取付けたことにより、これらの装置をコンパクトにして、リッド内部の収容スペースを狭めてしまうことを防止できる。
本発明の第4は、前記第3の発明において、前記ロック部材は、分岐部を有し、この分岐部の先端に係合部が形成され、前記ロック部材保持手段は、前記係合部に係合可能な位置に弾性付勢されており、前記係合部と前記ロック部材保持手段との少なくとも一方には、互いに当接した際に係合状態にガイドする傾斜面が形成されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、操作子によってロック部材をリッド側に引き込んだ状態にし、リッドを開くと、ロック部材保持手段が弾性付勢力によってロック部材の係合部に当接し、傾斜面によってガイドされて互いに係合するので、ロック部材を確実に引き込んだ状態に保持することができる。
本発明の第5は、前記第3又は第4の発明において、前記ロック部材保持手段は、所定距離をおいた2箇所で前記ロック本体部にスライド可能に支持されており、前記係合部と係合する部分が、前記2箇所の支持部の間に配置されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、ロック部材保持手段の移動を安定させて行うことができるので、ロック部材との係合・解除をスムーズかつ確実に行わせることができる。
本発明の第6は、前記第4の発明において、前記分岐部の前記リッドの外側方向には、前記分岐部が同方向に移動するのを阻止する第1ガイドが配置されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、ロック部材保持手段によりロック部材を引き込めた状態に維持してリッドを閉じると、ロック部材保持手段が凹所周縁に押されてリッドの外側方向へ移動してロック部材との係合を解除しようとするが、このときロック部材が第1ガイドに規制されてロック部材保持手段と一緒に外側方向へ振れるのを防止するので、上記係合解除を確実かつスムーズに行わせることができる。
本発明の第7は、前記第4又は第6の発明において、前記分岐部の前記リッドの内側方向には、前記分岐部が同方向に移動するのを阻止する第2ガイドが配置されているリッド開閉装置を提供するものである。
上記発明によれば、操作子によりロック部材をリッド側に引き込んだ状態にして、リッドを開くとき、ロック部材保持手段が分岐部の係合部に当接して係合しようとするが、分岐部が第2ガイドに規制されてリッドの内側方向に振れることを防止されるので、上記係合を確実かつスムーズに行わせることができる。
本発明によれば、リッドを閉じるときには、ロック部材がリッド側に引き込んでいて、リッドが凹所内周に挿入されてからロック部材が押出されて係合孔に嵌入するので、リッドを閉じてロックする際の衝撃音が著しく軽減され、リッドを静かに閉じてロックさせることができる。
以下、本発明によるリッド開閉装置による一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明が適用されるリッドは、例えば、自動車のインストルメントパネルや室内の側壁等に設けられた凹所に開閉自在に取付けられるものである。
この場合、インストルメントパネルや側壁等の被取付け面に、物品を収容する凹所が形成されており、リッドはこの凹所に対して開閉可能に取付けられた蓋体であってもよいが、例えば、グローブボックスのように、リッド自体が箱形をなし、内部に収納凹部を有しているものであってもよい。
図1及び図2に示すように、リッド70は、外板71と、内板72と、両側壁73とで構成されている。
そして、本発明のリッド開閉装置10は、リッド70の上縁部において、外板71と内板72との間の内部空間に配設されている。すなわち、リッド開閉装置10は、内板72の裏面側に、図示しないネジ等によって固定されるロック本体部11を有している。
ロック本体部11は、リッド70の外板71側に突出する両側壁12を有している。そして、この側壁12には、角孔13が形成されている。また、ロック本体部11の背面側には、リッド70の内板72側から挿入される、図示しないネジを螺着するための複数の取付け孔14が設けられている。ロック本体部11の上辺部中央には、支持板15が外板71方向に向かって延出されており、この支持板15の先端部には、上方に垂設されて左右方向に伸びるガイドアーム16が一体に形成されている。
そして、ガイドアーム16の両端部には、内板72方向に突出する第1ガイド17が設けられている。また、ガイドアーム16の中央には、内板72方向に向けて枠体18が突設されている。枠体18の上下辺部中央には、両側のスリットによって弾性片状をなし、先端部内側に係合爪が形成された一対の抜け止め片19が設けられている。また、ロック本体部11の上辺中央部には、後述するロック部材保持手段30をガイドするためのガイド溝20が形成されている。このガイド溝20は、背面側から見たとき、ほぼT字状をなす溝形状をなしている。
ロック部材保持手段30は、ロック本体部11の背面側にスライド可能に装着される。すなわち、ロック部材保持手段30は、前記ガイドアーム16の枠体18内に挿入される差込み部33を有している。そして、左右方向に伸びる全体として細長い直方体状の本体部31の上下面中央部に係合溝34が形成されており、前記差込み部33を枠体18に挿入したとき、前記抜け止め片19の爪部が上記係合溝34に係合して、ロック部材保持手段30が、ロック本体部11に対して所定の範囲でスライド可能で、かつ、抜け止め可能に支持されるようになっている。
図8を併せて参照すると、本体部31の背面側中央には、更に背面側に突設される柱状突起35が形成され、この柱状突起35の先端には、円盤状の頭部36が一体に形成されている。更に、柱状突起35の下部には、下方に延出されたガイド脚37が設けられている。このガイド脚37は、背面側から見たとき前記ガイド溝20に適合するT字形をなしており、このガイド脚37を前記ガイド溝20に挿入することにより、ロック部材保持手段30は、前記枠体18と前記差込み部33との摺動ガイドと、前記ガイド溝20と前記ガイド脚37との摺動ガイドとの、2箇所でガイドされるようになっている。
本体部31の左右両端部背面側には、保持凹部32が形成されている。この保持凹部32の開口部周縁は、先端側に向かって本体部31の厚さが薄くなるようなテーパ状をなしている。
ロック本体部11の上面には、その左右両端部に一対の第2ガイド21が上方に突設されている。そして、ガイドアーム16の前記第1ガイド17と、ロック本体部11上面の前記第2ガイド21との間に、後述する一対のロッド60に取付けられる分岐部67が配置されるようになっている。
また、ロック本体部11の上面一箇所には、ねじりコイルバネ23を装着するためのバネ座22が設けられている。ねじりコイルバネ23の一端23aは、後述する操作子40のバネ受け51に係合し、他端23bは、ロック部材保持手段30の前記ガイド脚37に係合して、ロック部材保持手段30を常時背面側に向けて弾性付勢している。
ロック本体部11には、操作子40が回動可能に取付けられるようになっている。操作子40は、下縁部が指の引き掛け部をなすほぼ板状のハンドル41と、このハンドル41の裏面側両側に一体形成された一対の筒部42とを有している。
各筒部42の受け孔42a内には、本発明におけるロック部材の弾性手段を構成するコイルバネ43がそれぞれ挿入されている。更に、受け孔42aには、カム部材44がそれぞれ挿入されている。カム部材44は、円筒部45と角筒部47とを連結した形状をなしており、円筒部45の外周にカム46が形成されている。角筒部47には、挿入孔48が設けられており、かつ、角筒部47の一対の対向する面には、係合孔49が形成されている。
ハンドル41の筒部42には、一対のピン50が内方に向けてそれぞれ突設されており、このピン50が円筒部45のカム46の溝に挿入されて、カム部材44を抜け止め保持する。上記カム部材44の挿入孔48には、ロッド60の基端部に形成されたバネ部64が挿入され、バネ部64に設けられた突起65が、前記挿入孔48に係合することによって、ロッド60がカム部材44に固着されるようになっている。
ロッド60は、左右のカム部材44にそれぞれ固着された左右一対のものからなり、それらの先端部は、ロック部61をなし、図2に示すリッド70の側壁73の開口74から突出するようになっている。ロック部61の背面側は、テーパ部62をなしている。ロッド60の基部上面には、孔66がそれぞれ形成されている。
この孔66に全体としてL字状をなす分岐部67の脚部68が嵌入して、分岐部67がロッド60に取付けられるようになっている。各ロッド60からL字状をなして、延出された分岐部67の先端部には、外板71側に向けて突出する爪状の係合部69が形成されている。なお、分岐部67はロッド60と一体に形成されていてもよい。
図3には、操作子40の駆動機構が示されている。
図中、41はハンドル、42は筒部である。前述したように、左右一対の筒部42には、コイルバネ43を介してカム部材44が挿入されている。そして、カム部材44のカム46には、筒部42内壁から突設されたピン50が当接している。なお、ハンドル41は手前側が前面をなし、その左右の一部を切り欠いて筒部42内を断面として表している。
この状態で、ハンドル41の下辺部に指を引き掛け、手前側に引くと、ハンドル41及び筒部42は図中矢印Aで示す方向に回動する。一方、カム部材44は、その端部にある角筒部47が図1に示したロック本体部11の角孔13に挿入されており、この角孔13に保持されて回動することができない。その結果、カム部材44のカム46に当接する筒部42のピン50が、図中矢印A方向に回動しカム46を押圧するため、カム部材44は、図中矢印Bで示すように、コイルバネ43を圧縮させて内方に移動する。その結果、それぞれのカム部材44に固着された一対のロッド60は、図2に示したリッド70の側壁73に設けた開口74内に引き込むようにスライドする。
なお、ハンドル41から手を離せば、コイルバネ43の付勢力によって、カム部材44が再び押出されるため、ロッド60は、前記開口74から突出する方向に付勢される。
図4は、自動車のインストルメントパネル80に形成された凹所81に、リッド70を開閉可能に取付け、リッド70を閉じた状態を示している。凹所81の内壁には、ロッド60のロック部61が挿入される係合孔83が設けられている。リッド70を閉じた状態においては、左右一対のロッド60の先端にあるロック部61が係合孔83に嵌入し、リッド70が閉じた状態に維持されている。
このとき、ロック部材保持手段30の頭部36が、凹所81の開口部周縁から突設された後述する突起84に当接し、ロック部材保持手段30はハンドル41に近接する方向に移動している。そして、一対のロッド60に連結された分岐部67の係合部69は、ロック部材保持手段30の保持凹部32から離れた位置にある。
次に、このリッド開閉装置10の作用について説明する。
図5(a)、(b)は、前記図4と同様に、リッド70を閉じて、ロッド60のロック部61を凹所81の係合孔83内に嵌入し、ロックした状態を示している。同図(b)に示すように、インストルメントパネル80の凹所81の開口部上壁から突起84が突設されており、リッド70を閉じたとき、この凹所81がリッド70の内板72に形成された図示しない開口を通して、ロック部材保持手段30の頭部36に押圧され、ロック部材保持手段30はハンドル41側に移動した状態となっている。
図6(a)、(b)は、ハンドル41の下辺部に指を引き掛けて、ハンドル41を手前に引いた状態を示している。前記図3において説明したように、ハンドル41を手前に引くと、一対のロッド60がリッド70内に引き込まれ、ロッド60に取付けられた分岐部67の係合部69がそれぞれ内側方向に移動する。その結果、分岐部67の係合部69は、ロック部材保持手段30の本体部31の保持凹部32に近接する。
この状態で、ハンドル41を手前に引いたまま、リッド70を回動させて開くと、ねじりコイルバネ23によって付勢されたロック部材保持手段30が、リッド70の内板72方向に移動する。その結果、分岐部67の係合部69にロック部材保持手段30の保持凹部32が係合し、一対のロッド60は、ロック部材保持手段30によってリッド70内に引き込んだ状態に保持される。
このため、図7(a)、(b)に示すように、ハンドル41から手を離しても、ロッド60の分岐部67の係合部69がロック部材保持手段30の保持凹部32に係合しているため、ロッド60はリッド70の両側壁73内に引き込んだ状態に維持される。
また、ねじりコイルバネ23の一端23aが操作子40のハンドル41のバネ受け51に当接しているため、ハンドル41は、下方に回動した状態に弾性付勢され、振動等によってがたついたりすることが防止される。
また、リッド70を閉じるときには、一対のロッド60がリッド70内に引き込まれた状態にあるため、ロッド60先端のロック部61がインストルメントパネル80の凹所81の開口部周縁に当接することなく、リッド70は静かに凹所81の開口部内周に挿入される。
すると、前述した凹所81の開口部上辺部に突設された突起84が、ロック部材保持手段30の頭部36を押し、ロック部材保持手段30をハンドル41方向に移動させる。その結果、ロック部材保持手段30が図7(a)の矢印C方向に移動し、分岐部67の係合部69とロック部材保持手段30の保持凹部32との係合が外れる。このとき、分岐部67の係合部69は、ロック部材保持手段30の保持凹部32に圧接されているため、ロック部材保持手段30と一緒に矢印C方向に移動しようとする。しかしながら、この実施形態の場合、前述したガイドアーム16の第1ガイド17が分岐部67の移動を阻止するため、両者の係合解除が確実かつ速やかになされる。こうして、分岐部67の係合部69とロック部材保持手段30の保持凹部32との係合が解除されると、前述したコイルバネ43の付勢力によってロッド60が、リッド70の側壁73の開口74から外方に突出する。
その結果、ロッド60のロック部61が凹所81内壁に形成された前記係合孔83に嵌入し、リッド70は閉じた状態にロックされる。このように、リッド70を閉じるとき、ロッド60のロック部61が凹所81の周壁に衝突することがなく、リッド70を完全に閉じた状態で、ロック部材保持手段30とロッド60との係合が解除されて、ロッド60がリッド70の両側壁73から突出し係合孔83に嵌入するため、リッド70のロック操作における衝撃音は、ほとんど生じることがなく、リッド70を静かに閉じることができる。
なお、前記実施形態においては、ロック部材として、左右一対のロッド60が用いられたサイドロック構造をなしているが、本発明は、例えば、ロック部材がリッドの上辺に対して出没可能に1個の部材で形成されたようなロック構造も適用することができる。
本発明は、例えば自動車のグローブボックスなどのリッドを閉じるときの衝撃音をやわらげて、開閉動作を静かに行うことができるようにしたリッド開閉装置として利用することができる。
本発明によるリッド開閉装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 同リッド開閉装置におけるリッドを内側から見た一部切欠き斜視図である。 同リッド開閉装置におけるロッドの駆動機構を示す説明図である。 同リッド開閉装置におけるリッド閉状態の平面図である。 同リッド開閉装置におけるリッドを閉じた状態を示し、(a)はロック本体部の平面図、(b)はロック本体部の側面図である。 同リッド開閉装置におけるリッドを開く途中の状態を示し、(a)はロック本体部の平面図、(b)はロック本体部の側面図である。同操作子の取付け状態を背面側から見た斜視図である。 同リッド開閉装置におけるリッドを開いた状態を示し、(a)はロック本体部の平面図、(b)はロック本体部の側面図である。 同リッド開閉装置におけるロック部材保持手段の取付構造を示す斜視図である。
符号の説明
10 リッド開閉装置
11 ロック本体部
12 側壁
13 角孔
14 取付孔
15 支持板
16 ガイドアーム
17 第1ガイド
18 枠体
19 抜け止め片
20 ガイド溝
21 第2ガイド
22 バネ座
23 ねじりコイルバネ
23a 一端
23b 他端
30 ロック部材保持手段
31 本体部
32 保持凹部
33 差込み部
34 係合溝
35 柱状突起
36 頭部
37 ガイド脚
40 操作子
41 ハンドル
42 筒部
43 コイルバネ
44 カム部材
45 円筒部
46 カム
47 角筒部
48 挿入孔
49 係合孔
50 ピン
51 バネ受け
60 ロッド
61 ロック部
62 テーパ部
64 バネ部
65 突起
66 孔
67 分岐部
68 脚部
69 係合部
70 リッド
71 外板
72 内板
73 側壁
74 開口
80 インストルメントパネル
81 凹所
83 係合孔
84 突起

Claims (7)

  1. 被取付面に設けられた凹所と、この凹所に開閉可能に取付けられたリッドと、前記凹所の内周に設けられた係合孔と、前記リッドから出没して前記係合孔に挿脱されるロック部材と、前記ロック部材を突出方向に付勢する弾性手段と、前記ロック部材を前記リッド側に引き込ませてロックを解除する操作子とを備えたリッド開閉装置において、
    前記ロック部材を前記操作子により前記リッド側に引き込ませた状態で、かつ、前記リッドが開いた状態にあるとき、前記ロック部材に係合して該ロック部材を引き込ませた状態に維持し、前記リッドを閉じた状態では、前記ロック部材から離れて前記係合を解除するロック部材保持手段が設けられていることを特徴とするリッド開閉装置。
  2. 前記ロック部材は、前記リッドの上縁に近接して配置され、前記リッドの左右側壁から出没する一対のロッドで構成され、各ロッドの先端には前記係合孔に挿入されるロック部が設けられ、各ロッドの基端側には、前記リッド側に引き込ませた状態で前記ロック部材保持手段に係合する係合部が設けられている請求項1記載のリッド開閉装置。
  3. 前記操作子及び前記ロック部材保持手段は、ロック本体部を介して前記リッドに取付けられており、前記ロック部材保持手段は、前記ロック本体部に対してスライドして、前記ロック部材に係合可能な位置と、係合が解除される位置とに移動可能とされ、前記リッドを閉じた状態においては、前記凹所周縁に当接して係合が解除される位置に移動するように構成されている請求項1又は2記載のリッド開閉装置。
  4. 前記ロック部材は、分岐部を有し、この分岐部の先端に係合部が形成され、前記ロック部材保持手段は、前記係合部に係合可能な位置に弾性付勢されており、前記係合部と前記ロック部材保持手段との少なくとも一方には、互いに当接した際に係合状態にガイドする傾斜面が形成されている請求項3記載のリッド開閉装置。
  5. 前記ロック部材保持手段は、所定距離をおいた2箇所で前記ロック本体部にスライド可能に支持されており、前記係合部と係合する部分が、前記2箇所の支持部の間に配置されている請求項3又は4に記載のリッド開閉装置。
  6. 前記分岐部の前記リッドの外側方向には、前記分岐部が同方向に移動するのを阻止する第1ガイドが配置されている請求項4記載のリッド開閉装置。
  7. 前記分岐部の前記リッドの内側方向には、前記分岐部が同方向に移動するのを阻止する第2ガイドが配置されている請求項4又は6記載のリッド開閉装置。
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