JP2007083928A - カップホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝部材などを用いることなく、収納時の異音の発生を防止する。
【解決手段】ケース2はトレイ3の出入方向に延在するケース側ガイド部21を、
トレイ3にサポート4の回動中心を中心として弧状に延在するトレイ側ガイド部32を、
サポート4にトレイ側ガイド部21及びケース側ガイド部32に係合しトレイ出入時におけるサポート4の回動を制御する被ガイド部41を、それぞれ形成し、収納位置において、トレイ側ガイド部32は被ガイド部41の移動を規制するとともにサポート4の回動端とトレイ3又はケース2とが当接するように構成した。
収納位置においてサポート4の回動が両方向で規制されるので、がたつきや衝撃による異音の発生を防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明はカップホルダに関し、より詳しくは、引き出し時にケースからトレイとサポートとが上下に分かれて展開する展開式のカップホルダに関する。
展開式のカップホルダとして、実開平06−059132号公報には、ばね部材の付勢力によりサポートを保持するカップホルダが紹介されている。このカップホルダによれば、サポートとトレイとがばね部材により連結され、ばね部材の付勢力によってサポートは展開方向へ付勢されている。そしてトレイをケースから引き出すと、トレイからサポートが下方へ回動して展開し、その後ばね部材の付勢力によりサポートの上端がケースの上壁内面に押しつけられる。したがってカップホルダ使用時においては、ばね部材の付勢力により、サポートが下降位置で保持される。
しかしながら上記カップホルダによると、サポートの保持のため、ばね部材が必要不可欠であり部品点数が多く機構が複雑であった。そのため製造コストが高いという問題があった。また、ばね部材の付勢力によりサポートを保持するという機構のため、サポートに若干のがたつきがあった。
そこで特開2004−149062号公報には、ばね部材を用いずにがたつきを防止し、かつ使用時の飲料のこぼれやホルダの破損を防止したカップホルダが記載されている。このカップホルダは、ケースはトレイの出入方向に延在するケース側ガイド部を持ち、トレイはサポートの回動中心を中心として弧状に延在するトレイ側ガイド部を持ち、サポートはトレイ側ガイド部およびケース側ガイド部に係合し、トレイ出入時におけるサポートの回動を制御する被ガイド部を持ち、引出位置において、サポートに設定値未満の荷重が加わった場合は、被ガイド部の移動を抑制することによりサポートの誤回動を抑制し、サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、被ガイド部の移動を許容することによりサポートの誤回動を許容する制動手段を持つことを特徴とするものである。
このカップホルダによれば、部品点数が少なく機構が単純であり、製造コストが低く、サポート保持性が高いという効果が発現される。
実開平06−059132号 特開2004−149062号
ところが特許文献2に記載のカップホルダにおいては、トレイの収納時にトレイ又はケースとサポートとが衝突して異音が発生するという不具合があった。衝突部分にフェルト、スポンジなどの緩衝部材を配置すればこの問題は回避できるが、部品点数及び工数の増大によってコストが上昇するという別の問題が発生してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、特許文献2に記載のカップホルダをさらに改良して、緩衝部材などを用いることなく収納時の異音の発生を防止することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明のカップホルダの特徴は、ケースと、ケースに対し出入可能なトレイと、トレイに対し回動可能であって、トレイがケースから引き出された引出位置においてトレイの上方又は下方の展開方向に展開された状態でトレイに係止されるサポートと、を備えてなるカップホルダであって、
ケースは、トレイの出入方向に延在するケース側ガイド部をもち、
トレイは、サポートの回動中心を中心として弧状に延在するトレイ側ガイド部をもち、
サポートは、トレイ側ガイド部及びケース側ガイド部に係合し、トレイ出入時におけるサポートの回動を制御する被ガイド部をもち、
トレイがケース内に収納された収納位置において、トレイ側ガイド部は被ガイド部の移動を規制する規制手段をもち、サポートにおける展開方向の回動端とトレイ又はケースとが当接することにある。
本発明のカップホルダによれば、トレイがケース内に収納された収納位置において、トレイ側ガイド部は被ガイド部の移動を規制する規制手段をもち、サポートにおける展開方向の回動端とトレイ又はケースとが当接する。したがってサポートは、収納位置において回動の両方向の移動が規制されているので、がたつきが防止されている。
また、従来のカップホルダにおける収納時の異音は、展開方向とは反対方向の回動によってサポートがトレイ又はケースに衝突する時に生じる。しかし本発明のカップホルダによれば、収納時には規制手段によって被ガイド部の移動が規制されサポートは展開方向と反対方向の回動が規制されるため、衝突を回避することができ異音の発生を防止することができる。
本発明のカップホルダは、ケースとトレイとサポートと制動手段とを備えるものである。ケースには、ケース側ガイド部が配置されている。トレイにはトレイ側ガイド部が配置されている。サポートには被ガイド部が配置されている。そして被ガイド部がケース側ガイド部およびトレイ側ガイド部と係合することにより、サポートの回動が制御される。このため特許文献1に記載のようなばね部材は不要であるので、部品点数が少なく機構も単純であり製造コストも低い。
そして本発明のカップホルダでは、トレイがケース内に収納された収納位置において、トレイ側ガイド部は被ガイド部の移動を規制する規制手段をもち、サポートにおける展開方向の回動端とトレイ又はケースとが当接する。したがってサポートは、収納位置において回動の両方向の移動が規制されているので、がたつきが防止される。そして収納時には、規制手段によって被ガイド部の移動が規制されサポートは展開方向と反対方向の回動が規制されるため、サポートがトレイ又はケースと衝突するのを回避することができ、異音の発生を防止することができる。
規制手段は、トレイ側ガイド部の端部と被ガイド部が当接する当接手段とすることができる。この場合、収納時にはトレイ側ガイド部の端部と被ガイド部とがゼロ当たりで当接することによって、サポートは展開方向と反対方向の回動が規制される。したがってサポートがトレイ又はケースと衝突するのを回避することができる。
この場合、被ガイド部はケース側ガイド部の表面とも当接していることが望ましい。このように構成することで、被ガイド部はケース側ガイド部とトレイ側ガイド部とで挟持された状態となるので、サポートの回動をさらに強固に規制することができる。
また規制手段は、被ガイド部の移動抵抗を徐々に増大させる抵抗増大手段とすることもできる。例えばトレイ側ガイド部がガイド溝であり、被ガイド部がガイド溝内を移動する突起であれば、ガイド溝内に弾性変形部を形成して被ガイド部の移動抵抗を徐々に増大させるように構成する。このようにすれば、収納時に被ガイド部の移動抵抗が徐々に増大するので、サポートの回動が緩やかになり異音の発生をさらに防止することができる。
トレイがケース内に収納された収納位置において、サポートにおける展開方向の回動端とトレイ又はケースとが当接するように構成するには、サポートにおける展開方向の回動端のみが当接するようにしてもよいし、サポートの一面全部がトレイ又はケースと当接するように構成してもよい。
また本発明のカップホルダは、特許文献2に記載のカップホルダと同様に制動手段を備えることが望ましい。この制動手段は、カップ使用位置つまり引出位置においてサポートに加わる荷重に応じて、サポートの誤回動を抑制したり許容したりする。
サポートに加わる荷重が設定値未満の場合、被ガイド部の移動は抑制される。つまり、サポートの誤回動は抑制される。仮に、小さな荷重が加わった場合サポートが簡単に誤回動すると、カップが揺動し内容物がこぼれるおそれがある。この点、本発明のカップホルダは設定値未満の小さな荷重が加わってもサポートが誤回動しない。すなわち、サポートががたつかない。このため、カップの揺動を抑制することができる。また、サポートは、被ガイド部がケース側ガイド部およびトレイ側ガイド部に係止されていることにより、引出位置に保持されている。このため、特許文献1に記載のばね部材によるサポート保持と比較して、保持性が高い。
一方、サポートに加わる荷重が設定値以上の場合、被ガイド部の移動は許容される。つまり、サポートの誤回動は許容される。仮に、大きな荷重が加わった場合サポートが誤回動しないと、荷重を逃がすことができなくなる。このため、カップホルダが破損するおそれがある。この点、制動手段をもつカップホルダは、設定値以上の大きな荷重が加わるとサポートが誤回動する。このため、カップホルダの破損を抑制することができる。
このように、本発明のカップホルダが制動手段を備えていれば、サポートに設定値未満の荷重が加わった場合は、サポートのがたつきを抑制することができる。また、サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、カップホルダの破損を抑制することができる。
制動手段は、ケース側ガイド部に対し上方または下方に湾曲して接続され、引出方向端に面取り部を持つ第一制動ガイド部であり、引出位置において、被ガイド部は面取り部に係止され、サポートに設定値以上の荷重が加わった場合は、被ガイド部を面取り部から第一制動ガイド部中央方向に移動させサポートの誤回動を許容する構成とする方がよい。第一制動ガイド部は、ケース側ガイド部の端部あるいは途中に配置することができる。
引出位置において、被ガイド部は面取り部に係止されている。サポートに設定値未満の荷重が加わった場合、被ガイド部は面取り部に係止されたままである。このため、サポートのがたつきを抑制することができる。一方、サポートに設定値以上の荷重が加わった場合、被ガイド部は面取り部から第一制動ガイド部中央方向に簡単に移動することができる。このため、カップホルダの破損を抑制することができる。このように比較的単純な機構により、サポートのがたつきおよびカップホルダの破損を抑制することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
図1〜図6に、本実施例のカップホルダを示す。図1に示すように、カップホルダ1は、ケース2とトレイ3とサポート4とを備えている。
ケース2は、樹脂製であって直方体箱状を呈している。ケース2は、車室のインストルメントパネル(図略)に埋設されている。ケース2は、開口20とケース側ガイド溝21とを備えている。開口20は、矩形状であってケース2の車室方向端に開設されている。ケース側ガイド溝21は、ケース2の両側壁内面に合計二つ凹設されている。ケース側ガイド溝21は、車室内−外方向つまりトレイ3の出入方向に延在している。
ケース側ガイド溝21の車室方向端つまり引出方向端には、第一制動ガイド溝22が接続されている。第一制動ガイド溝22は、ケース側ガイド溝21の引出方向端から上方に湾曲して延在している。第一制動ガイド溝22の引出方向端には、引出方向に湾曲する弧状の面取り部23が配置されている。
トレイ3は、樹脂製であって下方に開口する引き出し状を呈している。トレイ3は、ケース2に対し、車室内−外方向に出入可能である。トレイ3は、カップ挿入口30とサポート回動孔31とトレイ側ガイド溝32とを備えている。カップ挿入口30は、円状を呈している。カップ挿入口30は、トレイ3の上底壁に開設されている。サポート回動孔31は、トレイ3の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝32も、サポート回動孔31と同様に、トレイ3の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝32は、サポート回動孔31を中心とする三日月弧状を呈している。そしてトレイ側ガイド溝32の端部には、トレイ側ガイド溝32内に向かって突出するリブ33が形成されている。
サポート4は、樹脂製であって角筒状を呈している。サポート4は、トレイ3から下方に展開可能に配置されている。サポート4は、サポート回動軸40と被ガイド突起41とを備えている。サポート回動軸40は、サポート4の両側壁上端部に合計二つ突設されている。サポート回動軸40は、図中一点鎖線で示すように、サポート回動孔31に挿入される。したがって、サポート4はサポート回動軸40を中心に回動可能である。被ガイド突起41も、サポート回動軸40と同様に、サポート4の両側壁上端部に合計二つ突設されている。被ガイド突起41は、図中一点鎖線で示すように、トレイ側ガイド溝32を貫通し、ケース側ガイド溝21および第一制動ガイド溝22に係合し、これらの溝と摺接している。
なおケース2とトレイ3との間には、図示しない公知のプッシュ・ロック・オープン装置が介在され、トレイ3の先端を手指で押圧するだけでトレイ3を引き出すことができ、またトレイ3を収納位置でロックすることができるように構成されている。
図2〜図4に示す引出位置では、カップ 100はトレイ3のカップ挿入口30に外周壁外面を支持され、かつサポート4の底壁42上面に底壁下面を支持されることにより、カップホルダ1に保持される。この引出位置において、サポート4はトレイ3の下方に展開され係止されている。図4に、本実施例のカップホルダの引出位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図を示す。図に示すように、被ガイド突起41は、面取り部23とトレイ側ガイド溝32上端との重複部分に係止されている。
引出位置におけるトレイ3の引出方向端部を車室外方向つまりケース方向に押圧すると、トレイ3がケース2内部に入り始める。これと並行して、サポート4は、上方に回動し始める。トレイ3をケース2方向に押圧すると、被ガイド突起41が面取り部23から第一制動ガイド溝22中央方向に摺動する。これと同時に、被ガイド突起41は、トレイ側ガイド溝32内を下方に移動する。このため、サポート4は、サポート回動軸40を中心に上方に回動する。被ガイド突起41が第一制動ガイド溝22を通り過ぎると、サポート4は回動を終了して略水平状態となり、被ガイド突起41がケース側ガイド溝21内を移動することでサポート4はトレイ3と共にケース2内に収納される。
本実施例のカップホルダの収納位置における断面図を図5に、サポート回動軸付近の拡大透過図を図6に示す。ちなみに被ガイド突起41は断面φ6mmの真円形状であり、ケース側ガイド溝21の溝幅は7mmであり、トレイ側ガイド溝32の溝幅は8mmである。
図に示すように、サポート4は、トレイ3内部に収納されている。この時、被ガイド突起41はトレイ側ガイド溝32のリブ33にゼロ当たりで当接するとともに、ケース側ガイド溝21の上面にゼロ当たりで当接している。これにより、サポート4のさらなる上方への回動(図5のA方向)が規制されている。したがってトレイ3を速い速度でケース2に収納した場合でも、サポート4の回動端がトレイ3の上底面に衝突することがなく、衝突による異音の発生が防止されている。
また収納位置では、サポート4の回動端の下面はケース2の下底面と当接している。したがってサポート4は下方への回動(図5のB方向)が規制されている。すなわちサポートは、図5のA,B両方向の回動が規制されているので、収納状態でがたつくことがなく、がたつきによる異音の発生もない。
一方、引出位置において、本実施例のカップホルダにサポート下方から加わる荷重が設定値未満の場合、被ガイド突起41の移動は抑制される。すなわち、被ガイド突起41は前出の図4に示すように、面取り部23とトレイ側ガイド溝32上端との重複部分に係止されたままである。このため、サポート4は誤回動せず、サポートのがたつきを抑制することができる。
またサポート4に加わる荷重が設定値以上の場合、被ガイド突起41の係止が解除され、被ガイド突起41が動く。すなわち、被ガイド突起41は、前出の図4に示す状態の面取り部23から第一制動ガイド溝22中央方向に移動する。これと同時に、被ガイド突起41は、トレイ側ガイド溝32内を下方に移動する。このため、サポート4は誤回動しカップホルダの破損を抑制することができる。
(実施例2)
本実施例は、トレイ側ガイド溝32の形状が異なること、リブ33をもたないこと以外は実施例1と同様である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
トレイ側ガイド溝32は、図7に示すように、下端部に弾性変形可能な弾性変形部34を有し、弾性変形部34はトレイ側ガイド溝32の溝幅を狭めるように突出している。
したがって本実施例のカップホルダによれば、収納時にサポート4が上方へ回動し被ガイド突起41がトレイ側ガイド溝32内を下方へ移動すると、弾性変形部34が溝幅を拡げるように弾性変形して被ガイド突起41の移動を許容する。弾性変形部34の変形量が大きくなるにつれて抵抗が高まり、ついにはトレイ側ガイド溝32端部に当接することで被ガイド突起41が停止する。その状態ではサポート4の回動端はトレイ3の上底面に当接しておらず、ケース2の下底面に当接しているので、衝突音の発生が防止されるとともに、がたつきが防止されている。
(実施例3)
本実施例と実施例1との相違点は、サポートがトレイの上方に展開する点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
まず、構成上の相違点について説明する。図8〜図10に本実施例のカップホルダを示す。なお、実施例1と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、第一制動ガイド溝22は、ケース側ガイド溝21の引出方向端から下方に湾曲して延在している。第一制動ガイド溝22の引出方向端には、水平方向に湾曲する弧状の面取り部23が配置されている。
トレイ3は、上方に開口する引出状を呈している。トレイ3は、サポート回動孔31とトレイ側ガイド溝32とを備えている。サポート回動孔31は、トレイ3の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝32も、サポート回動孔31と同様に、トレイ3の両側壁に合計二つ穿設されている。トレイ側ガイド溝32は、サポート回動孔31を中心とする三日月弧状を呈している。またトレイ側ガイド溝32の上端部には、トレイ側ガイド溝32内に向かって突出するリブ33が形成されている。
サポート4は、トレイ3から上方に展開可能に配置されている。サポート4は、カップ挿入口43とサポート回動軸40と被ガイド突起41とを備えている。カップ挿入口43は、円状であって上底壁44に開設されている。サポート回動軸40は、サポート4の両側壁上端部に合計二つ突設されている。サポート回動軸40は、図中一点鎖線で示すように、サポート回動孔31に挿入される。したがって、サポート4はサポート回動軸40を中心に回動可能である。被ガイド突起41も、サポート回動軸40と同様に、サポート4の両側壁上端部に合計二つ突設されている。被ガイド突起41は、図中一点鎖線で示すように、トレイ側ガイド溝32を貫通し、ケース側ガイド溝21および第一制動ガイド溝22に係合して、これらの溝と摺接している。
飲み物などのカップ(図略)は、サポート4のカップ挿入口43に外周壁外面を支持され、かつトレイ3の底壁上面に底壁下面を支持されることにより保持される。
次に、トレイ収納時における動きの相違点について説明する。図9に、本実施形態のカップホルダの引出位置における斜視図を示す。図に示すように、引出位置において、サポート4はトレイ3の上方に展開され係止されている。
引出位置におけるトレイ3の引出方向端部を車室外方向つまりケース方向に押圧すると、トレイ3がケース2内部に入り始める。これと並行して、サポート4が下方に回動し始め、被ガイド突起41が面取り部23から第一制動ガイド溝22中央方向に摺動する。これと同時に、被ガイド突起41は、トレイ側ガイド溝32内を上方に移動する。このため、サポート4は、サポート回動軸40を中心に下方に回動する。被ガイド突起41が第一制動ガイド溝22を通り過ぎると、サポート4の回動が終了する。
図10に、本実施例のカップホルダの収納位置における透過図を示す。収納位置では、被ガイド突起41はトレイ側ガイド溝32のリブ33とケース側ガイド溝21の下面とにゼロ当たりで当接し、サポート4のさらなる下方への回動(図10のB方向)が規制されている。したがってトレイ3を速い速度でケース2に収納した場合でも、サポート4の回動端がトレイ3の下底面に衝突することがなく、衝突による異音の発生が防止されている。また収納位置では、サポート4の回動端の上面はケース2の上底面と当接している。したがってサポート4は上方への回動(図10のA方向)が規制されている。すなわちサポートは、図10のA,B両方向の回動が規制されているので、収納状態でがたつくことがなく、がたつきによる異音の発生もない。
(他の実施形態)
以上、本発明のカップホルダの実施例について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、カップ挿入口30、43の形状は特に限定しない。円状ではなく例えばC字状であってもよい。また、上記実施例においては、インストルメントパネル(図略)にケース2を埋設したが、例えばドアパネルなどに埋設してもよい。また、上記実施例においては、サポート4の回動中心として、サポート4にサポート回動軸40を、トレイ3にサポート回動孔31を、それぞれ配置したが、この配置は逆であってもよい。すなわち、サポート4に回動孔を、トレイ3に回動軸を、それぞれ配置してもよい。また、第一制動ガイド溝22は、ケース側ガイド溝21の端部ではなく途中に配置してもよい。
本発明のカップホルダは、自動車ばかりでなく、航空機、列車、船舶などの各種交通機関あるいはオフイス家具などにも利用することができる。
第一実施例のカップホルダの分解図である。 第一実施例のカップホルダの引出位置における斜視図である。 第一実施例のカップホルダの引出位置における断面図である。 第一実施例のカップホルダの引出位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。 第一実施例のカップホルダの収納位置における断面図である。 第一実施例のカップホルダの収納位置におけるサポート回動軸付近の拡大透過図である。 第二実施例のカップホルダのサポート回動軸付近の拡大説明図である。 第三実施例のカップホルダの分解図である。 第三実施例のカップホルダの引出位置における斜視図である。 第三実施例のカップホルダの収納位置における透過図である。
符号の説明
1:カップホルダ 2:ケース
21:ケース側ガイド溝(ケース側ガイド部)
22:第一制動ガイド溝(第一制動ガイド部)
23:面取り部 3:トレイ
30:カップ挿入口 31:サポート回動孔
32:トレイ側ガイド溝(トレイ側ガイド部)
33:リブ(規制手段) 4:サポート
40:サポート回動軸 41:被ガイド突起(被ガイド部)

Claims (2)

  1. ケースと、該ケースに対し出入可能なトレイと、該トレイに対し回動可能であって、該トレイが該ケースから引き出された引出位置において該トレイの上方又は下方の展開方向に展開された状態で該トレイに係止されるサポートと、を備えてなるカップホルダであって、
    該ケースは、該トレイの出入方向に延在するケース側ガイド部をもち、
    該トレイは、該サポートの回動中心を中心として弧状に延在するトレイ側ガイド部をもち、
    該サポートは、該トレイ側ガイド部及び該ケース側ガイド部に係合し、該トレイ出入時における該サポートの回動を制御する被ガイド部をもち、
    該トレイが該ケース内に収納された収納位置において、該トレイ側ガイド部は該被ガイド部の移動を規制する規制手段をもち、該サポートにおける該展開方向の回動端と該トレイ又は該ケースとが当接することを特徴とするカップホルダ。
  2. 前記規制手段は、前記トレイ側ガイド部の端部と前記被ガイド部が当接する当接手段である請求項1に記載のカップホルダ。
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