JP2007261564A - 車室内収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てをより容易に行うことが可能な車室内収納ケースを得る。
【解決手段】車両車室内に配置される開閉リッド1付の収納ケースであって、開閉リッド1は、回動中心軸Oを中心として回動するものであり、当該開閉リッド1の重心Gは、閉状態で回動中心軸Oに対して回動奥側に位置している。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両車室内に配置される開閉リッド付の収納ケースに関する。
車両車室内には、小物などを収納するものやカップホルダとして利用される収納ケースが設けられることが多い。これらの収納ケースの中には、開閉可能なリッド(蓋)を持つものもある。このようなリッド付きの収納ケースでは、リッドを少し開くと全開状態となるタイプや、プッシュオープンタイプのものがある(下記[特許文献1]参照)。
特開2004−224114号公報
上述したようなリッドの開閉には、リッドを開方向に付勢するバネが用いられるが、開閉全域においてリッドを付勢するバネは弾性反発力が強くなり、組み付けにくくなるという問題があった。そこで、本発明は、組み立てをより容易に行うことが可能な車室内収納ケースを得ることを目的とする。
本発明は、車両車室内に配置される開閉リッド付の収納ケースであって、前記開閉リッドは、回動中心軸を中心として回動するものであり、当該開閉リッドの重心は、閉状態で前記回動中心軸に対して回動奥側に位置していることを最も主要な特徴としている。
本発明の車室内収納ケースによれば、開閉リッドの重心が、閉状態で回動中心軸に対して回動奥側に位置しているため、開閉リッドの自重によって、開閉リッドに開方向への回転モーメントを与えることができる。したがって、開方向へ回動付勢する付勢手段の弾性反発力を弱くしたり、あるいは付勢手段自体を省略したりすることが可能となり、以て、組み立てをより容易に行うことが可能な車室内収納ケースを得ることができる。
以下、本発明の車室内収納ケースの具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかる車室内収納ケースの開閉リッドが閉じた状態における外観斜視図、図2は、車室内収納ケースの開閉リッドが開いた状態における外観斜視図、図3は、車室内収納ケースの開閉リッドが開いた状態における分解斜視図、図4は、車室内収納ケースの側面図(縦断面図)であって、開閉リッドが閉じた状態を示す図、図5は、車室内収納ケースの側面図(一部縦断面図)であって、付勢手段によって開閉リッドに開方向の付勢力が与えられる限界位置を示す図、図6は、車室内収納ケースの側面図(一部縦断面図)であって、開閉リッドが緩衝部材に当接した状態とストッパに当接した状態(全開状態)とを示す図、図7は、車室内収納ケースの付勢手段を設けた部分を拡大した斜視図、図8は、車室内収納ケースのケース部に形成される開口部およびアームに設けられる閉塞片部の拡大斜視図である。
本実施形態における車室内収納ケースは、車両車室内のセンタコンソール下部(フロアシフトレバーの前方)に配設されるものである。この収納ケースは、カップホルダとしても利用可能なものである。
開閉リッド1は、その両端に一対のアーム2L,2Rを有している。なお、図1〜図3中には一方のアーム2Rのみが図示されているが、図中奥側にももう一つのアーム2Lがある(図5〜図7参照)。
アーム2Rは、後述するロック爪2aおよび閉塞片部2bを備えているが、もう一方のアーム2Lはこれらロック爪2aおよび閉塞片部2b、さらにはロック爪2aに伸びる腕部分を備えていない。また、図7等に示されるように、アーム2L側には開閉リッド1を開方向に付勢する付勢手段としてのスプリング5が設けられているが、図1等に示されるように、アーム2R側にはスプリングは設けられていない。
各アーム2L,2Rは、ケース部3に、回動中心軸O(図4)を中心として回動可能に取り付けられている。なお、アーム2Rの一部は、設計レイアウトの関係上、開状態でもケース部3の内部に露出している。
開閉リッド1(開閉リッド1が有している一対のアーム2L,2Rを含む)の重心Gは、図4に示されるように、開閉リッド1の閉状態時に回動中心軸Oに対して回動奥側(図中矢印方向)かつ上側に位置している。
また、この開閉リッド1の厚みは、図4に示されるように、閉状態で回動中心軸Oに対して回動奥側の上記重心G近傍の領域Tで、それ以外の領域よりも厚くしてある。さらに、この領域Tを中心として、開閉リッド1の内部(上側シェルの裏側)には、図1にも示されているように、補強部材として多数のリブ1aが形成されている。このような開閉リッド1の厚みの設定、ならびにリブ1aの設置は、重心Gを回動中心軸Oに対して回動奥側かつ上側に設定するのに寄与している。
また、開閉リッド1の厚みを厚くし、かつその内部にリブ1aを設けた上記領域Tは、二つのアーム2L,2Rの根元部間の領域に相当するが、本実施形態では、開閉リッド1はこれら二つのアーム2L,2Rを介して両端支持される構造となっているため、この領域Tを補強することは、開閉リッド1の剛性および強度を効果的に向上させるのにも資することになる。
一方、ケース部3は、図3に示すように、閉状態の開閉リッド1の下方となる位置に収納凹部3aを有しており、この収納凹部3a内に、薄肉でかつ有底筒状のインナホルダ4が収容されるようになっている。このインナホルダ4は、飲料缶やボトルを保持するカップホルダとして利用するのに好適な形状となっているが、小物入れとして利用してもよい。
そして、図2に示すように、ケース部3の開閉リッド1の先端部分と当接する位置には、ゴム状突起3bが取り付けられている。このゴム状突起3bは、開閉リッド1が閉じられたときに弾性変形することで、開閉リッド1の閉(ロック)状態におけるがたつきを解消する。
また、ケース部3の外側面には、ケース部3を車室内に固定するための四つの固定部3cが形成されている。また、図1中、ケース部3の手前側外側面下方には、開閉リッド1全閉時に、アーム2Rのロック爪2aと係合するロック受部3dが設けられている。ロック爪2aとロック受部3dとが係合状態にある状態は図1に示されている。ロック爪2aがロック受部3dに押し込まれるとロック状態となり、この状態からさらにもう一度押し込まれるとロック解除状態となる。
開閉リッド1は、付勢手段としてのスプリング5によって開方向に付勢されている。図7等に示されるように、このスプリング5は、アーム2Lの支持軸2dに巻回されるとともに、その一端5aはケース部3の側壁に突設された略円筒状の突起3gに巻回されて係止され、他端5bはアーム2Lに設けた係合孔2eに挿入されて係止されている。
このスプリング5は、ケース部3に対して開閉リッド1を開方向(図5で反時計回り方向)に付勢するように設置されているが、本実施形態では、このスプリング5による付勢力が、開閉リッド1の全閉位置P1(図4)から、全開位置P4へ向けて回動する際に当該全開位置P4よりも手前となる所定位置P2(スプリング5が自由状態となる位置,図5)まで、開方向(図5中円弧状矢印の方向)に作用するようになっている。ちなみに、この位置P2より回動奥側においては、スプリング5によって開閉リッド1を閉方向(図5で時計回り方向;上記円弧状矢印の反対方向)に付勢する付勢力が作用するようになっている。
そして、図6に示されるように、ケース部3の開閉リッド収容部3hの縦壁3iには、開閉リッド1を全開位置P4で支持するゴム等の弾性素材からなるストッパ6を設けるとともに、開閉リッド1が開動作時に全開位置P4に到達する前、当該全開位置P4より回動手前側の位置P3で当該開閉リッド1に干渉して全開位置P4への回動を緩衝する緩衝部材として発泡体7が設けてある。なお、この発泡体7は、例えばウレタン素材のスポンジを直方体状に形成したものとして構成することができ、図2と図3とを比較参照すれば明らかとなるように、本実施形態では、ケース部3のインナホルダ4によって隠される位置に接着等によって固定されている。
そして、図8に示されるように、ケース部3のアーム2Rの近傍には、開閉リッド1の開閉時にアーム2Rとの干渉を回避するための開口部3fが形成されている。この開口部3fは、開閉リッド1の開閉時に図2,図3中に示したX部が通過する部分である。一対のアーム2L,2Rは、開閉リッド1の回動中心軸Oに対して直角であるが、ケース部3の側壁は湾曲しており、このように開口部3fを設けなければアーム2Rとケース部3の側壁とが干渉して開閉リッド1の開閉ができなくなってしまう。そこで、開口部3fを設けて、開閉リッド1がケース部3と干渉することなく円滑に開閉できるようになっている。
しかし、ケース部3にこのような開口部3fを設けると、開閉リッド1の開状態時に、ケース部3の内側を見るとこの開口部3fのみ穴が出現した状態となって視覚上違和感を与える上、この開口部3fを介してケース部3の裏側が見えて見栄えが良くない。また、当該開口部3fからケース部3の裏面側に小物が落下したり、塵芥等が侵入したりする虞もある。そこで、本実施形態では、アーム2Rに、図1にも示されるように、閉塞片部2bを形成し、図8に示されるように、開閉リッド1の全開位置(P4;図6)でこの閉塞片部2bによって開口部3fを閉塞するようにしている。なお、閉塞片部2bは、アーム2Rの板厚よりも薄く形成されている。また、開閉リッド1の回動に伴ってケース部3と干渉することはない。
ここで、上記車室内収納ケースの開閉リッド1の開操作について説明する。図1および図4に示される閉状態から、開閉リッド1の先端部分を下方に押すと、ゴム状突起3b(図2参照)が潰れてロック爪2aがロック受部3dに押し込まれ、閉状態でのロックが解除される。そうすると、スプリング5による開方向の付勢力と自重により開閉リッド1に作用する開方向の回転モーメントとによって、開閉リッド1が回動して開き始める。なお、このとき、ゴム状突起3bの弾性復元力も開閉リッド1を開く方向に動かすのを補助する。
スプリング5による開方向の付勢力は、図5の位置(開方向の付勢力が作用する限界位置)P2で無くなるが、開閉リッド1は自重によってスプリング5による閉方向の付勢力に抗して図6の全開位置P4まで回動し続ける。
この際、図6に実線で示される位置P3に到達した時点からは発泡体7による緩衝作用を受けて開閉リッド1の回動速度が低くなる。図6に二点鎖線で示される全開位置P4はストッパ6との当接によって定まる。なお、全開位置P4において、発泡体7は押し潰された状態で開閉リッド1に当接することになる。
図6に示す全開位置P4において、開閉リッド1の重心Gは、回動中心Oより下方に位置することになる。したがって、重力により、開閉リッド1の全開状態がより安定的に維持されることになる。
開閉リッド1を閉める場合は、開閉リッド1の先端を倒して開閉リッド1を閉め、開閉リッド1の先端をゴム状突起3bに押しつけるようにすると、ロック爪2aがロック受部3dに押し込まれ、閉状態でロックされる。ゴム状突起3bはやや潰れた状態となり、閉状態時の開閉リッド1のがたつきが抑止される。
また、上述したように、ケース部3が、アーム2Rが回動する際にこのアーム2Rとの接触を回避するための開口部3fを有しており、アーム2Rが、開閉リッド1の全開時に開口部3fを塞ぐ閉塞片部2bを有している。このため、開閉リッド1の開閉動が阻害されず、かつ、開閉リッド1全開時にケース部3において開口部3fのみに穴が出現するのを防止して美観を損なわずに済む。
以上の本実施形態によれば、開閉リッド1の重心Gが、閉状態で回動中心軸Oに対して回動奥側に位置しているため、閉状態で開閉リッド1に自重による開方向の回転モーメントを作用させることができ、開閉リッド1を開方向へ回動付勢する付勢手段(例えばスプリング5)をより小さくしたり、あるいは付勢手段自体を省略したりすることが可能となり、以て、組み立てをより容易に行うことが可能な車室内収納ケースを得ることができる。
また、本実施形態によれば、開閉リッド1の重心Gを、閉状態で回動中心軸Oに対して上側に配置した分、開閉リッド1(の重心G)の全閉位置P1から全開位置P4までの自重による回動ストロークをより大きくとることができるようになる。そして、これにより、開閉リッド1を開方向へ回動付勢する付勢手段をより小さくしたり、付勢手段自体を省略したりすることが可能となる。
また、本実施形態では、開閉リッド1の、閉状態で回動中心軸Oに対して回動奥側となる領域Tの内部に、補強構造としてのリブ1aを設けたため、開閉リッド1の剛性および強度を高めるとともに、リブ1aによって質量を増大させた分、自重による開方向の回転モーメントを大きくすることができ、以て、開閉リッド1を開方向へ回動付勢する付勢手段をより一層小さくしたり、付勢手段自体を省略したりすることが可能となる。また、当該補強構造をリブ1aとして設けたため、その設置間隔(ピッチ)や厚み、数等により、より容易にかつより精度良く質量(自重)や重心位置を調整することが可能となる。
特に、本実施形態では、開閉リッド1のうち領域Tの内部のみにリブ1aを設けることで、全域に亘ってリブを設けた場合に比べて余分な重量増を抑制して効果的な重心位置の調整ならびに剛性向上を可能としている。
また、本実施形態では、開閉リッド1の閉状態で回動中心軸Oに対して回動奥側の重心G近傍の領域Tでの厚みを、他の部分での厚みよりも厚くしたため、自重による開方向の回転モーメントを大きくすることができ、以て、開閉リッド1を開方向へ回動付勢する付勢手段をより一層小さくしたり、付勢手段自体を省略したりすることが可能となる。また、この部分で開閉リッド1の厚みを厚くした分、上述した開方向への回転モーメント増大に寄与する補強構造としてのリブ1aを、開閉リッド1内に配置しやすくなるという利点もある。
また、本実施形態によれば、開閉リッド1を全開位置P4で支持する弾性体からなるストッパ6と、開閉リッド1が開動作時に全開位置P4より回動手前側の位置P3で当該開閉リッド1に干渉して当該全開位置P4への回動を緩衝する緩衝部材としての発泡体7を設けたため、開閉リッド1が開く際のストッパ6への衝撃をやわらげることができ、打音の発生を抑制するとともに、空気圧や油圧式のダンパ機構に比べて、極めて簡素な構成のダンパ機構を得ることができ、以て、車室内収納ケースの小型化や製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、開閉リッド1を開方向に付勢する付勢手段としてのスプリング5を設けたため、車両が坂道上に位置する場合等に車室内収納ケースが傾斜して、開閉リッド1の自重による回転モーメントが非傾斜時に比べて小さくなるような場合においても、開閉リッド1をより確実に開くことができるようになる。
また、本実施形態では、付勢手段としてのスプリング5が、開閉リッド1に対して、全閉位置P1から全開位置P4より回動手前側の所定位置P2まで開方向の付勢力を与えるようにしたため、全閉位置P1から全開位置P4までの全域で開方向の付勢力を与える場合に比べてスプリング5をより小型に形成できるとともに、開閉リッド1が開く際の全開位置P4における勢いを弱めて、ケース部3との衝突の際の打音をより小さくすることが可能となる。
また、本実施形態では、ケース部3が、アーム2Rが回動する際に該アーム2Rとの接触を回避するための開口部3fを有し、当該アーム2Rが、開閉リッド1の全開時に開口部3fを塞ぐ閉塞片部2bを有しているため、開閉リッド1の開閉動が阻害されず、かつ、開閉リッド1全開時にケース部3において開口部3fのみに穴が出現するのを防止して美観を損なわずに済む。
(第2実施形態)図9は、本実施形態にかかる車室内収納ケースのアームに設けられる突起部およびケース部に設けられる舌片部分の拡大斜視図、図10は、車室内収納ケースを図7と同じ視線で(側方かつ下方から)見た拡大斜視図である。なお、本実施形態にかかる車室内収納ケースは、上記第1実施形態にかかる車室内収納ケースと同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる車室内収納ケースでは、ケース部3Aのロック受部3dの上部に、図9に示されるように、垂直に立設された舌片3eが設けられており、この点以外は、上記第1実施形態と全く同様の構成となっている。ケース部3Aは合成樹脂によって成形されており、この舌片3eは可撓性を有している。この舌片3eは、開閉リッド1が全開状態となるときに、アーム2Rの突起部2cと当接する部分である。開閉リッド1の開動作において、突起部2cと舌片3eが当接した後、舌片3eが撓み、突起部2cが舌片3eの先端を乗り越えて図9に示される状態となる。この状態では、突起部2cと舌片3eとによって全開状態の開閉リッド1がロックされる。
かかる動作の際、舌片3eが撓むことで、当接の衝撃が緩和される。これにより、開閉リッド1が全開位置に到達した際における開閉リッド1(アーム2R)とケース部3Aとの打音を小さくできる上、全開時の開閉リッド1の止まり方に節度感が生まれる。また、上述したように、開閉リッド1は全開状態でロックされた状態となるため、車両走行の振動等による開閉リッド1のがたつきひいては異音が抑制される。
上述したように、本実施形態では、開閉リッドが、収納凹部を有するケース部3の両側に回動可能に支持される二つのアーム2L,2Rを備え、二つのアーム2L,2Rのうち少なくとも一方(本実施形態では2R)が、開閉リッド全開時にケース部3と当接する突起部2cを有し、ケース部3Aが、開閉リッド全開時に突起部2cと当接する部分に弾性的に撓む舌片3eを有している。よって、開閉リッド1の全開時に開閉リッド1とケース部3との打音を緩和することができるとともに、開閉リッド1の全開時の止まり方に節度感を持たせることができる。
そして、本実施形態では、図10と図7とを比較すると明らかとなるように、開閉リッド1を付勢する付勢手段としてのスプリングを省略している。こうすることで、車室内収納ケースの組み立てをより一層容易に行うことが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず種々の変形が可能である。
本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースの開閉リッドが閉じた状態における外観斜視図である。 本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースの開閉リッドが開いた状態における外観斜視図である。 本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースの開閉リッドが開いた状態における分解斜視図である。 本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースの側面図(一部断面図)であって、開閉リッドが閉じた状態を示す図である。 本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースの側面図(一部断面図)であって、付勢手段によって開閉リッドに開方向の付勢力が与えられる限界位置を示す図である。 本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースの側面図(一部断面図)であって、開閉リッドが緩衝部材に当接した状態とストッパに当接した状態(開状態)とを示す図である。 本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースの付勢手段を設けた部分を拡大した斜視図である。 本発明の第一実施形態にかかる車室内収納ケースのケース部に形成される開口部およびアームに設けられる閉塞片部の拡大斜視図である。 本発明の第二実施形態にかかる車室内収納ケースのアームに設けられる突起部およびケース部に設けられる舌片部分の拡大斜視図である。 本発明の第二実施形態にかかる車室内収納ケースを図7と同じ視線で(側方かつ下方から)見た拡大斜視図である。
符号の説明
1 開閉リッド
1a リブ(補強部材)
2L,2R アーム
2a ロック爪
2b 閉塞片部
2c 突起部
3,3A ケース部
3d ロック受部
3e 舌片
3f 開口部
5 スプリング(付勢手段)
6 ストッパ
7 発泡体(緩衝部材)
O 回動中心軸
P1 全閉位置
P4 全開位置
G 重心
T 閉状態で回動中心軸Oに対して回動奥側の(重心G近傍の)領域

Claims (11)

  1. 車両車室内に配置される開閉リッド付の収納ケースであって、
    前記開閉リッドは、回動中心軸を中心として回動するものであり、当該開閉リッドの重心は、閉状態で前記回動中心軸に対して回動奥側に位置していることを特徴とする車室内収納ケース。
  2. 前記開閉リッドの重心は、閉状態で前記回動中心軸に対して上側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の車室内収納ケース。
  3. 前記開閉リッドの、閉状態で前記回動中心軸に対して回動奥側となる領域の内部に、補強構造を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の車室内収納ケース。
  4. 前記補強構造はリブであることを特徴とする請求項3に記載の車室内収納ケース。
  5. 前記開閉リッドの前記重心の近傍での厚みを、他の部分より厚くしたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の車室内収納ケース。
  6. 前記開閉リッドを全開位置で支持する弾性体からなるストッパと、
    前記開閉リッドの開動作時に前記全開位置より回動手前側で当該開閉リッドに干渉して当該全開位置への回動を緩衝する緩衝部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つに記載の車室内収納ケース。
  7. 前記緩衝部材は発泡体であることを特徴とする請求項6に記載の車室内収納ケース。
  8. 前記開閉リッドを開方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一つに記載の車室内収納ケース。
  9. 前記付勢手段は、前記開閉リッドに対し、全閉位置から、全開位置へ回動する際に当該全開位置より手前となる所定位置まで、開方向の付勢力を与えることを特徴とする請求項8に記載の車室内収納ケース。
  10. 前記開閉リッドが、収納凹部を有するケース部に回動可能に支持されるアームを備え、
    前記ケース部が、前記アームが回動する際に該アームとの接触を回避するための開口部を有しており、
    前記アームが、前記開閉リッドの全開時に前記開口部を塞ぐ閉塞片部を有していることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか一つに記載の車室内収納ケース。
  11. 前記開閉リッドが、収納凹部を有するケース部に回動可能に支持されるアームを備え、
    前記アームが、前記開閉リッド全開時に前記ケース部と当接する突起部を有し、
    前記ケース部が、前記開閉リッド全開時に前記突起部と当接する部分に弾性的に撓む舌片を有していることを特徴とする請求項1に記載の車室内収納ケース。
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