JP4762447B2 - 容器ホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器を保持する箱体に対して、箱体の開口を閉じる蓋体が開閉可能に取り付けられた容器ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のセンターコンソールに設けられた容器ホルダーは、図9に示すように、本体106と蓋体100とで構成されている。本体106の外側面には、ガイド部108が設けられており、このガイド部108はガイド領域110とガイド領域112とで構成されている。一方、蓋体100の両端部からは、鉤状の軸板114が延出しており、この軸板114には、ボス116、118が内側へ向かって突設している。
【0003】
また、軸板114にはトーションバネ120が設けられており、トーションバネ120による付勢力によって蓋体100を自動的に開放或いは閉止させるようにしている。これにより、本体106の外側からボス116、118をガイド部108に係合させると、ボス116がガイド領域110内を移動し、ボス118がガイド領域112内を移動して、蓋体100が開放或いは閉止する。
【0004】
ここで、ガイド領域110、112内には、ボス116、118がそれぞれ係合するが、本体106の寸法のバラツキにより、図10に示すように、ガイド領域110、112とボス116、118との間に隙間が生じる場合がある(なお、ガイド領域112とボス118との関係については、ガイド領域110とボス116と略同一であるため図示を省略する)。
【0005】
この場合、蓋体100を開放或いは閉止させると、蓋体100がガタツキ、スムーズな動作を得ることができない恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、蓋体のスムーズな動作が得られる容器ホルダーを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、容器を保持する箱体と、前記箱体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、を備えた容器ホルダーであって、前記蓋体の両端部に設けられた軸部と、前記箱体に形成され、前記軸部を案内して前記蓋体を開閉させるガイド部と、前記ガイド部又は前記軸部に設けられ、前記蓋体の開閉時に摺動抵抗を与える緩衝部材と、を備え、前記緩衝部材が、前記軸部に設けられた可撓性部材であって、前記可撓性部材の軸方向端部と摺動する突壁を前記ガイド部の底面に延設している。
請求項1に記載の発明では、容器を保持する箱体に開口を閉じる蓋体が開閉可能に取り付けられている。この蓋体の両端部には軸部が設けられている。この軸部は箱体に形成されたガイド部によって案内され、これにより、蓋体が開閉する。
【0008】
ここで、ガイド部又は軸部には緩衝部材を設けており、蓋体の開閉時に摺動抵抗を与えるようにしている。このため、蓋体が開閉するときのエネルギーが減衰され、蓋体が本体に当接するときの衝撃を緩和させることができる。
【0009】
具体的には、軸部の端部に緩衝部材を設け、ガイド部内を摺動させて蓋体の開閉時に摺動抵抗を与えるようにしても良いし、また、ガイド部内にシボ、コーティング等を施し、ガイド部内の表面摩擦係数を上げることで、蓋体の開閉時に摺動抵抗を与えても良い。
また、緩衝部材が、軸部に設けられた可撓性部材であって、可撓性部材の軸方向端部と摺動する突壁をガイド部の底面に延設しているため、軸部又はガイド部の寸法のバラツキにより、軸部とガイド部との間に隙間が生じたとしても、ガイド部又は軸部に設けられた緩衝部材によって該バラツキを吸収することができるので、蓋体が開放或いは閉止する際に、蓋体がガタつくことがなく、スムーズな動作を得ることができる。また、ガイド部の底面だけでなく、側壁にも緩衝部材が摺動するため、緩衝部材による摺動抵抗を安定させることができる。
一方、ガイド部の底面から側壁の全面に渡って可撓性部材を摺動させると、摺動力が強すぎてしまい、蓋体の開放或いは閉止時に却って不都合が生じる場合もある。このため、ガイド部の底面に可撓性部材の軸方向端部と摺動する突壁を延設して、可撓性部材をガイド部の側壁及び突壁に摺動させることによって、適度な摺動力を得ることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、容器を保持する箱体と、前記箱体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、を備えた容器ホルダーであって、前記箱体の両端部に設けられた軸部と、前記蓋体に形成され、前記軸部に沿って前記蓋体を開閉させるガイド部と、前記ガイド部又は前記軸部に設けられ、前記蓋体の開閉時に摺動抵抗を与える緩衝部材と、を備え、前記緩衝部材が、前記軸部に設けられた可撓性部材であって、前記可撓性部材の軸方向端部と摺動する突壁を前記ガイド部の底面に延設している
請求項2に記載の発明では、箱体の両端部に軸部を設けており、この軸部に沿って蓋体に形成されたガイド部が案内され、これにより、蓋体が開閉する。ここで、ガイド部又は軸部には緩衝部材を設け、蓋体の開閉時に摺動抵抗を与えるようにしている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の容器ホルダーにおいて、前記可撓性部材の幅を前記ガイド部の内幅よりも大きくしている。
【0012】
請求項3に記載の発明では、軸部に設けられた可撓性部材の幅をガイド部の内幅よりも大きくしているため、軸部又はガイド部の寸法のバラツキにより、軸部とガイド部との間に隙間が生じたとしても、ガイド部又は軸部に設けられた緩衝部材によって該バラツキを吸収することができるので、蓋体が開放或いは閉止する際に、蓋体がガタつくことがなく、スムーズな動作を得ることができる。また、ガイド部の底面だけでなく、側壁にも緩衝部材が摺動するため、緩衝部材による摺動抵抗を安定させることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の容器ホルダーにおいて、前記蓋体を回転させるモーメントを発生させる付勢手段を設け、前記ガイド部に前記付勢手段によって発生するモーメントの向きを変える変曲部を設けている
請求項に記載の発明では、付勢手段によって、蓋体を回転させるモーメントが発生する。一方、ガイド部には付勢手段によって発生するモーメントの向きを変える変曲部を設けている。このため、軸部が変曲部を通過するとき、付勢手段による付勢力によって蓋体が自動的に開放或いは閉止する。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本形態に係る容器ホルダーの概要について説明する。
【0017】
図1、図2及び図5には、本形態に係る容器ホルダー10が示されている。容器ホルダー10は車両の運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソール18に配置されており、センターコンソール18に凹設された取付凹部20内に収納可能となっている。
【0018】
この取付凹部20には、段部22が設けられており、段部22には位置決め穴22Aが形成され、容器ホルダー10を構成する本体12のフランジ部24に設けられた突起部26が挿入して本体12の位置決めを行う。
【0019】
また、図4に示すように、取付凹部20の両側部には被係合部20Aが設けられており、本体12の両側部に設けられた爪部28が係合可能となっている。この爪部28が被係合部20Aに係合された状態で、容器ホルダー10が取付凹部20に固定される。
【0020】
ここで、図2及び図3に示すように、容器ホルダー10は、本体12と、蓋体16とで構成されており、蓋体16は本体12に開閉可能に取り付けられている。一方、本体12には蓋体16によって開閉される保持部14が設けられており、ペットボトル等外径寸法の大きい容器を保持可能となっている。
【0021】
また、本体12の内側面の長手方向中央には、内側へ向かって山形形状の受け部30、32が対向して設けられており、この受け部30、32によって、保持部14内で保持された容器が横転しないように支持される。
【0022】
さらに、本体12の内側面の幅方向には、受け部32の高さに合わせて載置台60が設けられており、蓋体16側に回動可能に取り付けられた押え板58を倒すと押え板58が載置され、この状態で押え板58は本体12の底面と平行となり、保持部14に保持された容器の側面が支持部59によって支持される。
【0023】
この支持部59は受け部32よりも内側へ張り出しており、ペットボトルなど、外径寸法の大きい容器の場合、受け部30、32によって支持し、外径寸法の小さい容器の場合は、押え板58を倒した状態で、受け部30と支持部59によって支持する。
【0024】
一方、図5に示すように、本体12の外側面には、ガイド部34が設けられている。このガイド部34は略く字状を成しており、縁部36Aから屈曲部37までのガイド領域36と、屈曲部37から縁部38Aまでのガイド領域38と、に大別される。
【0025】
また、蓋体16の両端部からは、鉤状の軸板40が延出している。この軸板40の先端部40A及び屈曲部40Bには、それぞれボス42、44が内側へ向かって突設している。このボス42、44の先端部には、可撓性部材によって成形された緩衝部材72を嵌め込んでいる。
【0026】
この緩衝部材72の幅をガイド部34の幅よりも大きくしており、軸板40を本体12の外側に配置させ、図8に示すように、ボス42をガイド領域36内に挿入させると(なお、ボス44についてはボス42と略同一であるため図示を省略する)、ボス42の先端部に嵌め込まれた緩衝部材72は周縁部が撓んだ状態でガイド領域36内に収容される(後述する)。
【0027】
これにより、緩衝部材72が嵌め込まれたボス42、44はガイド部34に沿って移動可能となり、ボス42がガイド領域36内を移動し、ボス44がガイド領域38内を移動することで、蓋体16が開閉可能となり、保持部14を開閉させることができる。
【0028】
具体的には、図6の実線で示すように、蓋体16の閉止状態では、ボス42がガイド領域36のP点に位置しており、蓋体16を開放させるとき、ボス42を中心としてボス44がガイド領域38に沿ってQ点からR点へ移動し、これにより、蓋体16の後方を本体12の下方側へ引き下げる(点線で示す)。
【0029】
このように、蓋体16が所定角度開放すると、ボス42はガイド領域36に沿ってP点からQ点へ向かって移動する。このボス42の移動と共に、ボス44はガイド領域38に沿ってR点からS点へ移動する。
【0030】
これにより、一点鎖線で示すように、蓋体16が本体12の背面に収められる。このように、蓋体16を所定角度開放させた後で軸板40の回転中心を変え、蓋体16を本体12の背面に収めることができるため、開放された蓋体16が邪魔になることはない。
【0031】
また、ボス42、44がそれぞれ異なるガイド領域36、38を移動することによって、回転中心を徐々に変えていくことが可能となり、蓋体16の動きをスムーズにすることができる。
【0032】
ここで、ガイド領域38は途中で円弧の中心が反転する緩やかな凹凸となっており、頂部となる部分が変曲部46である。ボス44がこの変曲部46を乗り越えると、後述するトーションバネ48が軸板40を押圧することで発生する蓋体16を回転させるためのモーメントの向きが変わる。このため、ボス44が変曲部46を通過するとき、トーションバネ48による付勢力によって蓋体16が自動的に開放或いは閉止する。
【0033】
ここで、図3に示すように、本体12の外側面には、ボス50が突設されており、トーションバネ48の一端部が係止可能となっている。このトーションバネ48の一端部には、ボス50の外径寸法よりも若干大きい内径寸法の環状部48Aが形成されている。一方、ボス50の先端部には、保持片50Aが張り出しており、この保持片50Aに環状部48Aを引っ掛けてボス50に挿入すると環状部48Aがボス50に係止される。
【0034】
また、トーションバネ48の他端部には、鉤部48Bが形成されており、軸板40の先端部40Aと屈曲部40Bの間に形成されたスリット52に係止可能となっている。ここで、鉤部48Bはトーションバネ48の付勢力によってスリット52の奥方へ押し付けられ、スリット52から外れないようになっている。
【0035】
以上のような構成により、トーションバネ48の一端部を本体12に取り付け、トーションバネ48の他端部を軸板40に取り付け、トーションバネ48が軸板40を押圧することで、蓋体16を回転させるためのモーメントが得られる。
【0036】
ところで、本体12の前方側は切り下げられており、これに伴って、フランジ部24の前方側が切り下げられている。フランジ部24の後方側はガイド領域36の形状に沿って緩やかな曲線を描いており、切り下げられた部分が当接面68となっている。
【0037】
一方、蓋体16の軸支部56は蓋体16の後方から前方へ架けて緩やかな傾斜面70となっており、蓋体16を閉止したときに、傾斜面70が当接面68に当接することで、蓋体16が閉止した状態で蓋体16のズレがないようにしている。
【0038】
また、図1及び図4に示すように、蓋体16の天面には、長手方向の中央部に緩やかな凸部16Aが設けられており、外周壁の長さが長くなっている。この外周壁には掛かり部17が凹設されており、指が掛かり、閉止された蓋体16を開放しやすく易くなっている。
【0039】
一方、図2に示すように、本体12のフランジ部24には、クッション材収納部63が突設されており、このクッション材収納部63には、クッション材64が収納されている。このクッション材64はトーションバネ48によって発生するモーメントによって蓋体16が閉止するとき、蓋体16の内周壁に当接して蓋体16を閉止させた状態で蓋体16がズレないようにしている。
【0040】
次に、本形態に係る容器ホルダー10の要部について説明する。
【0041】
図7及び図8に示すように、緩衝部材72は略傘形状を成しており、傘部74と柄部76とで構成されている。傘部74は略円錐台に形成されており、底面には環状の凹部72Aが凹設されている。これにより、傘部74の周縁部は肉薄となり、可撓し易くしている。また、底面の中心部からは柄部76が垂下しており、柄部76には環状の係合部76Aが凸設している。
【0042】
一方、軸板40に設けられたボス42(なお、ボス44についてはボス42と略同一であるため図示を省略する)には中空部78が設けられており、軸方向の中央部付近には、縮径部80が形成されている。この縮径部80を最小径としてボス42の軸方向では、テーパ面80A、80Bが形成されている。
【0043】
これにより、緩衝部材72の柄部76をボス42の中空部78内へ押し込み、柄部76に凸設された係合部76Aを可撓させて縮径部80を通過させると、係合部76Aは縮径部80によって係合され、緩衝部材72がボス42、44に装着される。このように、緩衝部材72をボス42、44内へ押し込むだけで、簡単に緩衝部材72をボス42、44に装着させることができる。
【0044】
ところで、ボス42の先端部には小径の段部82が形成されいる。この段部82の先端部は、傘部74に設けられた凹部72A内に収容可能となっており、傘部74の周縁部はボス42の外周面からはみ出した状態で先端部に当接する。
【0045】
ここで、段部82の幅は凹部72Aの幅よりも小さくなっており、段部82と凹部72Aとの間には隙間が設けられる。これにより、傘部74の周縁部を押圧すると、周縁部は容易に縮径可能となる。
【0046】
一方、本体12に形成されたガイド領域36及びガイド領域38(なお、ガイド領域38についてはガイド領域36と略同一であるため図示を省略する)の底面からは、ガイド領域36の幅方向の中央部にガイド領域36の長手方向に沿って突部84が突設されている。この突部84には、ガイド領域36内に収容されるボス42に嵌め込まれた緩衝部材72の傘部74の頂部が当接可能となっている。
【0047】
このため、蓋体16の開閉動作と共に、緩衝部材72の傘部74の頂部が突部84を摺動し、これにより、蓋体16の開閉時に摺動抵抗が与えられる。従って、トーションバネ48によって発生するモーメントによって蓋体16が開閉するとき、その運動エネルギーが減衰されるため、蓋体16が本体12と当接するときの衝撃が緩和される。
【0048】
また、ボス42とガイド領域36との間に隙間が生じたとしても、ボス42、44に嵌め込まれた緩衝部材72の傘部74の周縁部によって該隙間を埋めることができるため、蓋体16が開放或いは閉止する際に、蓋体16がガタつくことはなく、スムーズな動作を得ることができる。
【0049】
一方、緩衝部材72の傘部74の幅をガイド領域36の幅よりも大きくすることで、ガイド領域36内に傘部74を収納するとき、傘部74の周縁部を縮径させ、傘部74をガイド領域36の側壁に当接させる。これにより、ガイド領域36の突部84だけでなく、側壁にも緩衝部材72を摺動させるため、緩衝部材72による摺動抵抗を安定させることができる。
【0050】
また、ガイド部34の底面から側壁の全面に渡って緩衝部材72を摺動させると、摺動力が強すぎてしまい、蓋体16の開閉時に却って不都合が生じる場合もあるため、緩衝部材72でガイド部34の側壁及び突部84を摺動させることによって、適度な摺動力を得ることができる。
【0051】
なお、本形態では、緩衝部材72をボス42、44の先端部に嵌め込んだが、これに限るものではなく、ボス42、44に緩衝部材72を一体成形しても良い。また、蓋体16の開閉時に摺動抵抗を与えることができれば良いため、例えば、ガイド部34内にシボ、コーティング等を施し、ガイド部34内の表面摩擦係数を上げることで、ボス42、44が移動するときに摺動抵抗を与えるようにしても良い。
【0052】
また、蓋体16側にボス42、44を設け、本体12側にガイド部34を設けたが、これに限るものではなく、蓋体側にガイド部を設け、本体側にボス設けても良い。
【0053】
さらに、本形態では、軸板40にボス42、44を設け、それぞれガイド領域36とガイド領域38とに沿って移動可能としたが、ボスは一つでも良い。また、ガイド領域36とガイド領域38とを連設させたが、蓋体16を開放させるときに、軸板40の回転中心を変えて蓋体16が邪魔にならないようにできれば良いため、ガイド領域36とガイド領域38とを必ずしも連設させる必要はない。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、上記構成としたので、請求項1及び請求項2に記載の発明では、蓋体が開閉するときのエネルギーが減衰され、蓋体が本体に当接するときの衝撃を緩和させることができる。また、軸部又はガイド部の寸法のバラツキにより、軸部とガイド部との間に隙間が生じたとしても、ガイド部又は軸部に設けられた緩衝部材によって該バラツキを吸収することができるため、蓋体が開放或いは閉止する際に、蓋体がガタつくことがなく、スムーズな動作を得ることができる。さらに、ガイド部の底面だけでなく、側壁にも緩衝部材を摺動させるため、緩衝部材による摺動抵抗を安定させることができる。また、緩衝部材でガイド部の側壁及び突壁を摺動させることによって、適度な摺動力を得ることができる。
【0055】
請求項3に記載の発明では、軸部又はガイド部の寸法のバラツキにより、軸部とガイド部との間に隙間が生じたとしても、ガイド部又は軸部に設けられた緩衝部材によって該バラツキを吸収することができるため、蓋体が開放或いは閉止する際に、蓋体がガタつくことがなく、スムーズな動作を得ることができる。また、ガイド部の底面だけでなく、側壁にも緩衝部材を摺動させるため、緩衝部材による摺動抵抗を安定させることができる。
【0057】
請求項に記載の発明では、軸部が変曲部を通過するとき、付勢手段による付勢力によって蓋体が自動的に開放或いは閉止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る容器ホルダーをセンターコンソールに配設した状態を示す斜視図である。
【図2】本形態に係る容器ホルダーに設けられた押え板を起立させた状態を示す斜視図である。
【図3】本形態に係る容器ホルダーに設けられた押え板を倒した状態を示す斜視図である。
【図4】本形態に係る容器ホルダーをセンターコンソールの取付凹部に固定した状態を示す正面図である。
【図5】本形態に係る容器ホルダーの蓋体を開放又は閉止させるときの移動状態を示す側面図である。
【図6】本形態に係る容器ホルダーの蓋体を開放又は閉止させるときの移動状態を示す側面図である。
【図7】本形態に係る容器ホルダーの蓋体の軸部に設けられたボス及び緩衝部材を示す分解斜視図である。
【図8】本形態に係る容器ホルダーの本体に設けられたガイド部内に蓋体のボスに嵌め込まれた緩衝部材が係合している状態を示す断面図である。
【図9】従来の容器ホルダーの蓋体を開放又は閉止させるときの移動状態を示す側面図である。
【図10】従来の容器ホルダーの本体に設けられたガイド部内に蓋体のボスが係合している状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 容器ホルダー
12 本体(箱体)
16 蓋体
34 ガイド部
36 ガイド領域(ガイド部)
38 ガイド領域(ガイド部)
40 軸板(軸部)
42 ボス(軸部)
44 ボス(軸部)
46 変曲部
48 トーションバネ(付勢手段)
72 緩衝部材(可撓性部材)
84 突部(突壁)

Claims (4)

  1. 容器を保持する箱体と、前記箱体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、を備えた容器ホルダーであって、
    前記蓋体の両端部に設けられた軸部と、
    前記箱体に形成され、前記軸部を案内して前記蓋体を開閉させるガイド部と、
    前記ガイド部又は前記軸部に設けられ、前記蓋体の開閉時に摺動抵抗を与える緩衝部材と、
    を備え、
    前記緩衝部材が、前記軸部に設けられた可撓性部材であって、前記可撓性部材の軸方向端部と摺動する突壁を前記ガイド部の底面に延設したことを特徴とする容器ホルダー。
  2. 容器を保持する箱体と、前記箱体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、を備えた容器ホルダーであって、
    前記箱体の両端部に設けられた軸部と、
    前記蓋体に形成され、前記軸部に沿って前記蓋体を開閉させるガイド部と、
    前記ガイド部又は前記軸部に設けられ、前記蓋体の開閉時に摺動抵抗を与える緩衝部材と、
    を備え、
    前記緩衝部材が、前記軸部に設けられた可撓性部材であって、前記可撓性部材の軸方向端部と摺動する突壁を前記ガイド部の底面に延設したことを特徴とする容器ホルダー。
  3. 記可撓性部材の幅を前記ガイド部の内幅よりも大きくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器ホルダー。
  4. 前記蓋体を回転させるモーメントを発生させる付勢手段を設け、前記ガイド部に前記付勢手段によって発生するモーメントの向きを変える変曲部を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の容器ホルダー。
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