JP4375891B2 - 容器ホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器を保持する箱体に対して、箱体の開口を閉じる蓋体が開閉可能に取り付けられた容器ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のセンターコンソールに設けられた容器ホルダーは、図8に示すように、本体106と蓋体100とで構成されている。蓋体100の両側には、一対の軸支部100Aが設けられており、軸支部100Aには所定間隔を置いて金属シャフト102、104がそれぞれ固着されている。
【0003】
一方、本体106には、容器を保持するための保持部108が設けられており、蓋体100が保持部108を開閉可能となっている。また、本体106の内側面には、ガイド孔110(窪みの場合又は貫通する場合)が設けられており、金属シャフト102、104はこのガイド孔110を挿通してガイド孔110に沿って移動可能となっている。
【0004】
金属シャフト102、104の端部には、アーム部材112が取付可能となっており、本体106の外側に配置される。アーム部材112には、金属シャフト102が挿通可能な切欠き部112Aと、金属シャフト104を軸支する軸支部112Bと、アーム部材112の回転中心となる中心軸部112Cと、が設けられている。このため、蓋体100を開放させると、金属シャフト102、104は中心軸部112Cを中心にガイド孔110に沿って移動する。
【0005】
ここで、ガイド孔110にはガイド孔110から円弧状に分岐孔110Aが形成されており、蓋体100が閉止された状態では、金属シャフト104がガイド孔110の縁部に位置し、金属シャフト102が分岐孔110Aの縁部に位置している。
【0006】
蓋体100を開放するとき、金属シャフト104を中心に、金属シャフト102がアーム部材112の切欠き部112Aに沿って移動しながら分岐孔110Aに沿って回転して、ガイド孔110に到達する。次に、中心軸部112Cを中心に金属シャフト102が、金属シャフト104と共にガイド孔110に沿って移動する。
【0007】
このように、蓋体100を開放するときの回転中心を途中で変えることによって、蓋体100を本体106の背面に収めることができ、蓋体100を開放したとき蓋体100が邪魔にならないようにした。
【0008】
しかし、本体106の保持部108には、ガイド孔110及び金属シャフト102、104が露出しており、美観が損なわれてしまう。また、ガイド孔110を摺動する金属シャフト102、104の摺動性を向上させるため、ガイド孔110にはグリースを塗布するが、グリースが本体106の内側面に付着して汚れる場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、本体の内側面にガイド孔を設けなくても本体に蓋体が開閉可能に取り付けられる容器ホルダーを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、容器を保持する箱体と、前記箱体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、を備えた容器ホルダーであって、前記箱体の外側面に設けられた凹部と、前記蓋体の両端部から延出した軸板と、前記軸板から内側へ向かって突設され、前記箱体の外側から前記凹部に回動可能に係合する係合突起と、を備え、前記係合突起が、前記軸板に所定の間隔を置いて設けられた2つのピンであって、前記凹部は屈曲されてく字状とされ、屈曲部から閉止された蓋体の自由端側の上方へ延びる第1ガイド部と、前記屈曲部から閉止された蓋体の自由端側の下方へ延びる第2ガイド部と、を備え、前記蓋体が閉止状態のとき、前記第1ガイド部の終端へ一方のピンが係合して、前記屈曲部へ他方のピンが係合しており、前記蓋体を所定角度回転させると、前記一方のピンを中心に前記他方のピンが前記屈曲部から前記第2ガイド部へ移動し、さらに前記蓋体を回転させると、前記一方のピンが前記第1ガイド部に沿って前記屈曲部へ移動すると共に、前記他方のピンが前記第2ガイド部に沿って第2ガイド部の終端へ移動して前記蓋体を前記箱体の背面に収めることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、容器を保持する箱体には、開口を閉じる蓋体が開閉可能に取り付けられている。この蓋体の両端部からは軸板が延出しており、この軸板からは係合突起が内側へ向かって突設している。一方、箱体の外側面には凹部が設けられており、箱体の外側から係合突起を凹部に回動可能に係合させる。
【0011】
このように、箱体の外側面に凹部を設け、箱体の外側から係合突起を凹部に係合させることによって、従来のように、本体の内側面にガイド孔を設けなくてもよいので、美観が損なわれることはない。また、凹部内に係合突起の摺動性を向上させるためのグリースを塗布しても箱体の内側面が汚れることはない。
【0012】
ここで、係合突起は、軸板に所定の間隔を置いて設けられた2つのピンである。一方、凹部をく字状に屈曲させている。凹部には、屈曲部から閉止された蓋体の自由端側の上方へ延びる第1ガイド部と、前記屈曲部から閉止された蓋体の自由端側の下方へ延びる第2ガイド部と、を備えており、第1ガイド部には一方のピンが係合し、第2ガイド部には他方のピンが係合する。前記蓋体が閉止状態のとき、第1ガイド部の終端へ一方のピンが係合して、屈曲部へ他方のピンが係合しており、蓋体を所定角度回転させると、一方のピン回りに他方のピンが屈曲部から第2ガイド部へ移動する。
【0013】
そして、さらに蓋体を回転させると、一方のピンが第1ガイド部に沿って屈曲部へ移動すると共に、他方のピンが第2ガイド部に沿って第2ガイド部の終端へ移動して蓋体を箱体の背面に収める。
【0014】
このように、蓋体を所定角度開放させた後で軸板の回転中心を変え、蓋体を箱体の背面に収めることができるため、開放された蓋体が邪魔になることはない。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の容器ホルダーにおいて、前記軸板を押圧して前記蓋体を回転させるモーメントを発生させる付勢手段と、前記第2ガイド部に設けられ、前記他方のピンが頂部を乗り越えると前記付勢手段によって発生するモーメントの向きを変える変曲部と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、付勢手段によって軸板が押圧されることで、蓋体を回転させるモーメントを発生する。一方、第2ガイド部には変曲部が設けられており、他方のピンが頂部を乗り越えると付勢手段によって発生するモーメントの向きが変わる。
【0016】
このため、他方のピンが変曲部を通過するとき、付勢手段によるモーメントによって蓋体が自動的に開放或いは閉止する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の容器ホルダーにおいて、前記付勢手段が、トーションバネであって、前記トーションバネの一端部が前記箱体の外側面に固定され、他端部が前記軸板に形成された被係止部に係止されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、付勢手段がトーションバネであって、このトーションバネの一端部は、箱体の外側面に固定されており、他端部は軸板に形成されたスリットに係止されている。このように、トーションバネの他端側をスリットに係止させるだけなので、取付が容易である。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の容器ホルダーにおいて、前記軸板と前記係合突起とが一体成形されたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、軸板と係合突起とを一体成形している。このため、従来と比較すると、部品点数が少なく、コストダウンを図ることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の容器ホルダーにおいて、前記蓋体の裏面に回動可能に取り付けられ、倒したときに前記箱体に保持された容器の側面を支持する押え板と、起立して頂部を乗り越えた前記押え板を前記蓋体の裏面に当接した状態で固定する収納突起と、を有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、蓋体の裏面には押え板が回動可能に取り付けられており、この押え板を倒すと箱体に保持された容器の側面が支持される。また、押え板は起立すると収納突起の頂部を乗り越え、蓋体の裏面に当接した状態で固定される。
【0020】
このように、押え板は収納突起によって、使用しないときは蓋体の裏面に当接した状態で固定できるため、車両の振動によって押え板が振動することはない。また、押え板を固定するための固定部材などを必要としないため、部品点数の削減が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1及び図5には、本形態に係る容器ホルダー10が示されている。容器ホルダー10は車両の運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソール18に配置されており、センターコンソール18に凹設された取付凹部20内に収納可能となっている。
【0022】
この取付凹部20には、段部22が設けられており、段部22には位置決め穴22Aが形成され、容器ホルダー10を構成する本体12のフランジ部24に設けられた突起部26が挿入して本体12の位置決めを行う。
【0023】
また、図4に示すように、取付凹部20の両側部には被係合部20Aが設けられており、本体12の両側部に設けられた爪部28が係合可能となっている。この爪部28が被係合部20Aに係合された状態で、容器ホルダー10が取付凹部20に固定される。
【0024】
ここで、図2に示すように、容器ホルダー10は、本体12と、蓋体16とで構成されており、本体12には保持部14が設けられ、ペットボトル等外径寸法の大きい容器が保持可能となっている。この本体12に蓋体16が取り付けられ、保持部14を開閉可能としている。
【0025】
本体12の内側面の長手方向中央には、内側へ向かって山形形状の受け部30、32が対向して設けられており、この受け部30、32によって、保持された容器が横転しないように支持される。
【0026】
一方、図5に示すように、本体12の外側面には、ガイド凹部34が設けられている。このガイド凹部34は略く字状を成しており、縁部36Aから屈曲部37までのガイド部36と、屈曲部37から縁部38Aまでのガイド部38と、に大別される。
【0027】
また、蓋体16の両端部からは、鉤状の軸板40が延出している。この軸板40の先端部40A及び屈曲部40Bには、それぞれピン42、44が内側へ向かって突設している。
【0028】
このため、軸板40を撓ませ、本体12の外側からピン42、44をガイド凹部34に係合させる。これにより、ピン42、44はガイド凹部34に沿って移動可能となり、ピン42はガイド部36内を移動し、ピン44はガイド部38内を移動することで、蓋体16が保持部14を開閉させる。
【0029】
このように、本体12の外側面にガイド凹部34を設け、本体12の外側からピン42、44をガイド凹部34に係合させることによって、従来のように、本体の内側面にガイド孔を設けなくてもよいので、美観が損なわれることはない。
【0030】
また、ガイド凹部34内にピン42、44の摺動性を向上させるためのグリースを塗布しても本体12の内側面が汚れることはない。さらに、軸板40とピン42、44とを一体成形することで、従来と比較すると、部品点数が少なく、コストダウンを図ることができる。
【0031】
一方、図6の実線で示すように、蓋体16の閉止状態では、ピン42がガイド部36のP点に位置しており、蓋体16を開放させるとき、ピン42を中心としてピン44がガイド部38に沿ってQ点からR点へ移動し、これにより、蓋体16の後方を本体12の下方側へ引き下げる(点線で示す)。
【0032】
このように、蓋体16が所定角度開放すると、ピン42はガイド部36に沿ってP点からQ点へ向かって移動する。このピン42の移動と共に、ピン44はガイド部38に沿ってR点からS点へ移動する。
【0033】
これにより、一点鎖線で示すように、蓋体16が本体12の背面に収められる。このように、蓋体16を所定角度開放させた後で軸板40の回転中心を変え、蓋体16を本体12の背面に収めることができるため、開放された蓋体16が邪魔になることはない。
【0034】
また、ピン42、44がそれぞれ異なるガイド部36、38を移動することによって、回転中心を徐々に変えていくことが可能となり、蓋体16の動きが従来よりもスムーズになる。
【0035】
ここで、ガイド部38は途中で円弧の中心が反転する緩やかな凹凸となっており、頂部となる部分が変曲部46である。ピン44がこの変曲部46を乗り越えると、後述する付勢手段としてのトーションバネ48が軸板40を押圧することで発生する蓋体16を回転させるためのモーメントの向きが変わる。このため、ピン44が変曲部46を通過するとき、トーションバネ48による付勢力によって蓋体16が自動的に開放或いは閉止する。
【0036】
ところで、図3に示すように、本体12の外側面には、ボス50が突設されており、トーションバネ48の一端部が係止可能となっている。このトーションバネ48の一端部には、ボス50の外径寸法よりも若干大きい内径寸法の環状部48Aが形成されている。
【0037】
一方、ボス50の先端部には、保持片50Aが張り出しており、この保持片50Aに環状部48Aを引っ掛けてボス50に挿入するだけで、環状部48Aがボス50に係止される。
【0038】
また、トーションバネ48の他端部には、鉤部48Bが形成されており、軸板40の先端部40Aと屈曲部40Bの間に形成されたスリット52(被係止部)に係止可能となっている。このとき、トーションバネ48の付勢力によって、鉤部48Bはスリット52の奥方へ押し付けられ、スリット52から外れないようにしている。
【0039】
以上のような構成により、保持片50Aに環状部48Aを引っ掛けてボス50に挿入して係止させた後、鉤部48Bをスリット52の形状に沿ってスライドさせるだけで鉤部48Bが係止され、トーションバネ48が軸板40と本体12とに取り付けられるため、トーションバネ48の取付が容易である。
【0040】
ここで、本体12の外側面には、ガイド凹部34のR地点(図6参照)からボス50へ向かって、リブ54が立設しており、軸板40の移動によって伸縮するトーションバネ48の鉤部48Bがスリット52から外れないように防止している。
【0041】
また、トーションバネ48をスリット52に係止させた状態で、リブ54の先端部とトーションバネ48との間には隙間が設けられており、軸板40の移動でトーションバネ48がリブ54を摺動して異音を発生させることがないようにしている。
【0042】
一方、図2、図3及び図7(A)、(B)に示すように、蓋体16の裏面には、長手方向に一対の軸支部56が設けられている。この軸支部56には押え板58の両端から突出したピン58Aが軸支されており、押え板58が回動可能に取り付けられている。この押え板58の自由端側には、2つの円弧状の支持部59が形成されている。
【0043】
ここで、前述したように、受け部30、32によって、保持された容器が横転しないように支持されるが、受け部32の高さは、受け部30よりも低くなっている。この受け部32の高さに合わせて、本体12の内側面の幅方向には、載置台60が設けられている。
【0044】
この受け部32及び載置台60によって、押え板58を倒すと押え板58が載置され、この状態で押え板58は本体12の底面と平行となり、保持部14に保持された容器の側面が支持部59によって支持される。
【0045】
この支持部59は受け部32よりも内側へ張り出しており、ペットボトルなど、外径寸法の大きい容器の場合、受け部30、32によって支持されるが、外径寸法の小さい容器の場合は、押え板58を倒した状態で、受け部30と支持部59によって支持される。
【0046】
一方、軸支部56には山形形状の収納突起62が対向して形成されている。収納突起62の頂部62A同士の離間距離は、押え板58の長さよりも若干短くなっている。
【0047】
また、押え板58の両端の裏面には、面取り部58Bが形成されており、押え板58が収納突起62の頂部62Aを乗り越えたとき、面取り部58Bが収納突起62の傾斜面62Bに当接する。
【0048】
このため、押え板58を蓋体16の裏面に当接させる(起立させる)とき、押え板58の側面が収納突起62を摺動して、頂部62Aを通過するとき軸支部56を押し広げ、頂部62Aを乗り越える。
【0049】
このとき、押し広げられた軸支部56が復元して押え板58を挟持すると共に、収納突起62によって押え板58は蓋体16の裏面に当接した状態で固定される(図7(B)参照)。
【0050】
このため、押え板58を使用しないときは、収納突起62によって押え板58は蓋体16の裏面に当接した状態で固定できるため、車両の振動によって押え板58が振動することはない。また、押え板58を固定するための固定部材などを必要としないため、部品点数の削減が図れる。
【0051】
また、押え板58が収納突起62の頂部62Aを乗り越える前の状態では、押え板58は収納突起62によって倒れる方向へ付勢される。このため、容器の外径寸法が、受け部30、32で支持可能な大きさと支持部59と受け部30とで支持可能な大きさの間の大きさでも押え板58の縁部を容器に当接させ、容器を支持することができる。このため、支持可能な容器の許容範囲が広い。
【0052】
ところで、図1及び図4に示すように、蓋体16の天面には、長手方向の中央部に緩やかな凸部16Aが設けられており、外周壁の長さが長くなっている。この外周壁には掛かり部17が凹設されており、指が掛かり、閉止された蓋体16を開放しやすく易くなっている。
【0053】
一方、図2に示すように、本体12のフランジ部24には、クッション材収納部63が突設されており、このクッション材収納部63には、クッション材64が収納されている。
【0054】
このクッション材64はトーションバネ48によって発生するモーメントによって蓋体16が閉止するとき、蓋体16の裏面が本体12に当接するときの衝撃を吸収すると共に、蓋体16の内周壁に当接して蓋体16を閉止させた状態で蓋体16がズレないようにしている。
【0055】
また、軸板40の屈曲部40Bには、スポンジ材66が貼着されており、蓋体16が閉止するときに、このスポンジ材66がフランジ部24に当接して蓋体16が閉止するときの衝撃が吸収される。
【0056】
このように、スポンジ材66を介して軸板40がフランジ部24に当接することによって、蓋体16が閉止するときにピン44がQ地点でガイド部38の側壁に衝突するときの衝撃を緩和している。
【0057】
さらに、本体12の背面にもスポンジ材(図示省略)が貼着されている。このスポンジ材によって、蓋体16が開放して蓋体16が本体12の背面に当接するときの衝撃が吸収される。
【0058】
このように、スポンジ材66及びクッション材64を設けることによって、本体12と蓋体16或いは、軸板40と本体12とが当接するときの衝撃音も吸収される。
【0059】
ここで、本体12の前方側は切り下げられており、これに伴って、フランジ部24の前方側が切り下げられている。フランジ部24の後方側はガイド部36の形状に沿って緩やかな曲線を描いており、切り下げられた部分が当接面68となっている。
【0060】
一方、蓋体16の軸支部56は蓋体16の後方から前方へ架けて緩やかな傾斜面70となっており、蓋体16を閉止したときに、図6に示すように、傾斜面70が当接面68に当接する。これにより、蓋体16が閉止した状態で蓋体16のズレがないようにしている。
【0061】
なお、本形態では、軸板40にピン42、44を設け、それぞれガイド部36とガイド部38とに沿って移動可能としたが、本体の外側面を貫通するガイド孔を設けない構成であれば良いため、必ずしもピンがガイドに沿ってスライド可能である必要はなく、このため、ピンは一つでも良く、また、このピンが本体の外側面に設けられた凹部に回転可能に係合される構成でも良い。
【0062】
また、本形態では、ガイド部36とガイド部38とを連設させたが、蓋体16を開放させるときに、軸板40の回転中心を変えて蓋体16が邪魔にならないようにできれば良いため、ガイド部36とガイド部38とを必ずしも連設させる必要はない。
【0063】
さらに、被係止部として軸板40の先端部40Aと屈曲部40Bの間にスリット52を形成したが、トーションバネ48の取り付けが容易であれば良いため、これに限るものではない。
【0064】
例えば、スリット52の変わりに軸板に孔部を形成しても良い。また、軸板にピン等を設けて、トーションバネを引っ掛けるようにしても良い。但し、この場合、鉤部の形状も引っ掛かり易いように変える必要が生じる。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、従来のように、容器を保持する保持部にガイド孔を設けなくてもよいので、美観が損なわれることはない。また、凹部内に係合突起の摺動性を向上させるためのグリースを塗布しても箱体の内側面が汚れることはない。
【0066】
また、蓋体を所定角度開放させた後で軸板の回転中心を変えながら、蓋体を箱体の背面に収めることができるため、開放された蓋体が邪魔になることはない。
【0067】
請求項2に記載の発明では、他方のピンが変曲部を通過するとき、付勢手段によるモーメントによって蓋体が自動的に開放或いは閉止する。請求項3に記載の発明では、トーションバネの他端側を軸板の被係止部に係止させるだけなので、取付が容易である。請求項4に記載の発明では、部品点数が少なく、コストダウンを図ることができる。
【0068】
請求項5に記載の発明では、押え板は収納突起によって、使用しないときは蓋体の裏面に当接した状態で固定できるため、車両の振動によって押え板が振動することはない。また、押え板を固定するための固定部材などを必要としないため、部品点数の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る容器ホルダーをセンターコンソールに配設した状態を示す斜視図である。
【図2】本形態に係る容器ホルダーに設けられた押え板を起立させた状態を示す斜視図である。
【図3】本形態に係る容器ホルダーに設けられた押え板を倒した状態を示す斜視図である。
【図4】本形態に係る容器ホルダーをセンターコンソールの取付凹部に固定した状態を示す説明図である。
【図5】本形態に係る容器ホルダーの蓋体を開放又は閉止させるときの移動状態を示す説明図である。
【図6】本形態に係る容器ホルダーの蓋体を開放又は閉止させるときの移動状態を示す説明図である。
【図7】本形態に係る容器ホルダーの蓋体に設けられた押え板を示す概略平面図であり、(A)は、押え板を倒した状態を示し、(B)は押え板を起立させた状態を示している。
【図8】従来の容器ホルダーを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 容器ホルダー
12 本体(箱体)
16 蓋体
34 ガイド凹部(凹部)
36 ガイド部(第1ガイド部)
38 ガイド部(第2ガイド部)
40 軸板
42 ピン(係合突起)
44 ピン(係合突起)
46 変曲部
48 トーションバネ(付勢手段)
52 スリット(被係止部)
58 押え板
62 収納突起
Claims (5)
- 容器を保持する箱体と、前記箱体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、を備えた容器ホルダーであって、
前記箱体の外側面に設けられた凹部と、
前記蓋体の両端部から延出した軸板と、
前記軸板から内側へ向かって突設され、前記箱体の外側から前記凹部に回動可能に係合する係合突起と、
を備え、
前記係合突起が、前記軸板に所定の間隔を置いて設けられた2つのピンであって、
前記凹部は屈曲されてく字状とされ、屈曲部から閉止された蓋体の自由端側の上方へ延びる第1ガイド部と、前記屈曲部から閉止された蓋体の自由端側の下方へ延びる第2ガイド部と、を備え、
前記蓋体が閉止状態のとき、前記第1ガイド部の終端へ一方のピンが係合して、前記屈曲部へ他方のピンが係合しており、
前記蓋体を所定角度回転させると、前記一方のピンを中心に前記他方のピンが前記屈曲部から前記第2ガイド部へ移動し、
さらに前記蓋体を回転させると、前記一方のピンが前記第1ガイド部に沿って前記屈曲部へ移動すると共に、前記他方のピンが前記第2ガイド部に沿って第2ガイド部の終端へ移動して前記蓋体を前記箱体の背面に収めることを特徴とする容器ホルダー。 - 前記軸板を押圧して前記蓋体を回転させるモーメントを発生させる付勢手段と、
前記第2ガイド部に設けられ、前記他方のピンが頂部を乗り越えると前記付勢手段によって発生するモーメントの向きを変える変曲部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の容器ホルダー。 - 前記付勢手段が、トーションバネであって、
前記トーションバネの一端部が前記箱体の外側面に固定され、他端部が前記軸板に形成された被係止部に係止されることを特徴とする請求項2に記載の容器ホルダー。 - 前記軸板と前記係合突起とが一体成形されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の容器ホルダー。
- 前記蓋体の裏面に回動可能に取り付けられ、倒したときに前記箱体に保持された容器の側面を支持する押え板と、
起立して頂部を乗り越えた前記押え板を前記蓋体の裏面に当接した状態で固定する収納突起と、
を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の容器ホルダー。
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