JP3646542B2 - 乗物用カップホルダ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗物用カップホルダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の乗物用カップホルダ装置としては、例えば、自動車の左右フロントシートの間に設置されたコンソールボックスの後面部に、後席乗員用として、後側へ引き出し自在に取付けられたものがある。具体的には、コンソールボックスの後面部内に、開口を後側に臨ませた状態のケースを固定し、該ケース内に、ケース奥の格納位置からケース開口側の使用位置まで引き出し自在なトレイを設け、該トレイに左右一対のホルダを設けた構造になっている。このホルダは、アームの先端に容器の側面を支持するリング部が形成された形状で、アームの基端は、トレイの上部に左右回動自在に支持されている。従って、ケース内の格納位置では、コンパクトに収納するために両方のリング部同士が上下で重合した状態となり、ケース外の使用位置では、付勢手段によりリング部が左右へ開いた状態となる。従って、缶、瓶、コップなどの容器を、リング部内に上から入れれば、該リング部により容器の側面が支持され、底面がトレイにより支持されるため、2本の容器を同時に保持できる。また、リング部により容器の側面のなるべく高い位置を保持するために、ホルダのアームを上向き回動可能なベースに軸支し、トレイをケースから引き出した際に、ホルダのリング部をベースごと斜めに持ち上げた状態にすることが考えられる(類似技術として、特開平6ー115392号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造にした場合、ホルダとベースとが、ケース内で引出方向及び格納方向へ移動するため、ホルダとベースとの間の段差部が、ケース内の一部に引っ掛かり、ホルダ及びベースのケース内における円滑な移動性能が阻害されるおそれがある。
【0004】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ホルダをベースごと斜めに持ち上げ自在な構造にしても、ホルダ及びベースがケース内で良好に移動することができる乗物用カップホルダ装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、開口を乗員室内側へ臨ませた状態で乗物に固定されたケースと、該ケース内にケース奥の格納位置からケース開口側の使用位置まで引き出し自在に設けられ且つ容器の底面を支持するトレイと、トレイの上面に設置され、付勢手段により引出方向側の端部が持ち上げ自在に支持されたベースと、アームの先端に容器の側面を支持するリング部が形成され且つ該アームの基端がベースの引出方向側に左右に回動自在に軸支され、格納位置では、ケース内でリング部同士が上下重合状態となり、使用位置では、付勢手段によりリング部がケース外で左右へ互いに開いた状態となる左右一対のホルダを備えた乗物用カップホルダ装置であって、前記ベースの上面とホルダの上面とが略同一面状に形成されていることを特徴とする。
【0006】
ここで、「乗物」とは、自動車、鉄道車両、船舶、飛行機その他でも良い。そして、「乗物に固定された」とは、乗物自体(自動車であれば車体)に固定される場合と、乗物に組付けられている装備品(自動車であればコンソールボックス、インストルメントパネル、シートなど)に固定される場合の、両方を意味している。更に、「容器」とは、缶、瓶、コップ、その他の容器を含む、広概念を意味している。
【0007】
請求項2記載の発明は、ベースを持ち上げる付勢手段と、ホルダを左右へ開く付勢手段とが、ベース内に収納されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、格納位置における各リング部は、互いに重合した重合部と、重合していない一般部とを有し、各リング部の重合部の上下寸法が、一般部よりも小さくなっていることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、各リング部の互いに重合する重合部の上下寸法が一般部の略半分であることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、リング部の一般部に、該一般部に沿った湾曲状態で取付けられると共に内側へ湾曲して反転状態となるスプリング板が取付けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、トレイにベースよりも上側へ突出するロック爪を上向き状態で形成すると共に、ケースの上面部の開口付近にトレイの引出方向側及び格納方向側に各々傾斜面を有する下向きの凸部を形成し且つ該凸部の下端に使用位置まで引き出されたトレイのロック爪と係合するロック孔を形成してなることを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、トレイの下面に下向きの係合部を形成すると共に、ケースの下面部に格納位置まで押し込まれたトレイの係合部と係合する被係合部を形成してなることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ベースの上面とホルダの上面とが略同一面状に形成されているため、ベース及びホルダのケース内における引っ掛かりが防止され、ベース及びホルダをケース内において格納方向及び引出方向へ確実に移動させることができる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、ベースを持ち上げる付勢手段と、ホルダを左右へ開く付勢手段が、ベース内に収納されているため、これらが外部に露呈せず、見映えが良い。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、各リング部の互いに重合する重合部の上下寸法が一般部よりも小さくなっているため、両方のリング部同士を上下重合状態にした際に、その上下寸法が2つのリング部の上下寸法を足した分よりも小さくなり、ケース内におけるベース及びホルダの円滑な移動性能が更に向上する。また、上下重合状態にしたリング部の上下寸法が小さくなれば、ホルダ等を収納するケースの上下寸法も小さくなり、利用できるスペースが限られる乗物への設置に好適である。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、各リング部の互いに重合する重合部の上下寸法が一般部の略半分であるため、両方のリング部同士を上下重合状態にした際に、一方の重合部と他方の一般部とが同一面となり、ケース内におけるベース及びホルダの円滑な移動性能が更に向上する。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、リング部の一般部に内側へ湾曲して反転状態となるスプリング板が設けられているため、リング部の内径よりも小径の容器も確実に保持できる。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、ロック爪とロック孔の係合により、トレイの使用位置まで引き出された状態が前記ロック爪とロック孔との係合力より維持される。また、ロック孔が立体的な下向き凸部の下端に形成されているため、ロック孔周辺の剛性が高くなり、該ロック孔とロック爪の係合力が向上する。更に、凸部の移動方向前後位置に傾斜面が形成されているため、引出方向側の傾斜面がガイド面となって、トレイを最初にケースの開口へ挿入する際の作業が容易になり、格納方向の傾斜面がガイド面となって、トレイを引き出す際におけるロック爪のロック孔への係合が確実になる。
【0019】
請求項7記載の発明によれば、トレイの下面に形成された係合部と、ケースの下面部に形成された被係合部との係合により、トレイの格納位置まで押し込まれた状態が前記係合部と被係合部との係合力より維持される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施例を図1〜図10に基づいて説明する。尚、以下の説明では、図1中の、Aを「前側」、Bを「後側」として説明する。
【0021】
符号1はケースで、図示していないが、自動車における左右のフロントシートの間に設置されたコンソールボックの後面部に、後席乗員用として設けられている。このケース1は、概略角筒形状をしており、後端に乗員室内側に臨まされた開口2を有すると共に、上下に上面部3及び下面部4を備え、左右両側に側面部5を備えている。側面部5の内面側には、2本のリブにより形成されたガイド溝6が前後方向に沿ってそれぞれ形成されている。
【0022】
上面部3の後側中央には、下向きの凸部7が形成されている。この凸部7の前後には、各々傾斜面7a、7bが形成されており、該凸部7の下端には、ロック孔8が形成されている。上面部3における凸部7よりも前側領域9は、dだけ一段低く形成されており(図7)、この前側領域9の中央部には、前後方向に沿う切除部10が形成されている。ケース1の下面部4は、前側へ向けて前記上向きに傾斜した状態となっており、その中央部には、「被係合部」としての弾性爪11が上向き状態で形成されている。
【0023】
符号12は、トレイで、前記ケース1内に、ケース1の奥の格納位置から、ケース1の開口2側の使用位置まで引き出し自在に設けられている。このトレイ12の前側には、左右両側にフランジ13が立設され、該フランジ13の外面に前後方向に沿うガイドリブ14が形成されている。このガイドリブ14を、前記ケース1のガイド溝6内へ挿入することにより、トレイ12がケース1内に対して移動自在に支持されている。トレイ12の後端には、格納位置でケース1の開口2を塞ぐためのリッド15が設けられている。また、トレイ12の前側部分には、左右両側に、保持する容器の底面を支持する概略半円状の凹部16が各々形成されている。
【0024】
トレイ12の前端部には、後述するベース17よりも上方へ突出するロック爪18が形成されている。このロック爪18は、前記ケース1の上面部3に形成されたロック孔8に係合して、ケース1を後側へ引き出した使用位置を維持するためのものである。特に、この実施形態では、ロック孔8が立体的な下向き凸部7の下端に形成されているため、ロック孔8周辺の剛性が高く、該ロック孔8とロック爪18の係合力が向上する。
【0025】
更に、凸部7の前後に傾斜面7a、7bが形成されているため、ケース1にトレイ12を組み付ける時、トレイ12をケース1の開口2内へ挿入する際には、後側の傾斜面7bがガイド面となって、トレイ12を開口2へ挿入する際の作業が容易になる。また、凸部7の前側の傾斜面7aがガイド面となって、トレイ12を使用位置へ引き出す際におけるロック爪18のロック孔8への係合が確実になる。
【0026】
また、トレイ12の下面には、「係合部」としての突片19が下向きに形成されている。突片19は、前記ケース1の下面部4に形成された弾性爪11に係合して、ケース1を前側へ押し込んだ格納位置を維持するためのものである。
【0027】
トレイ12の左右のフランジ13の間に設けられているのが、ベース17で、後端に開口を備えた概略角筒形状をしている。このベース17は、前端がヒンジ20によりフランジ13に対して軸支されている。また、ベース17の内部前端には、「付勢手段」としてのスプリング21が内蔵されている。このスプリング21の一端は、図示せぬ切欠からベース17外へ出て、トレイ12の上面に当接しており、他方は、ベース17の上面部に下側から当接している。従って、トレイ12の使用状態ではスプリング21により、ベース17は、ヒンジ20を中心に後側を上側へ持ち上げた傾斜状態となる。ベース17の前端には、トレイ12の上面に当接して、ベース17の上向き角度を一定に保持する左右一対のストッパ22が形成されている。
【0028】
そして、符号23は、ホルダで、アーム24の前端に容器の側面を支持するリング部25が形成された形状で、左右に一対設けられている。このホルダ23のアーム24は、前記ベース17の開口内に挿入された状態で、各々ヒンジ26を中心にベース17に対して左右へ回動自在に支持されている。このホルダ23のリング部25は、トレイ12がケース1の格納位置に押し込まれた際に、それらの一部が互いに上下方向で重合した状態となり、ケース1の左右方向での寸法をコンパクト化している。トレイ12を使用位置まで引き出すと、ケース1内の左右アーム24間に内蔵された「付勢手段」としてのスプリング27により、ホルダ23は互いに左右方向へ開いた状態となる。従って、このリング部25内に容器C1、C2を上から入れることにより、リング部25でこれらの容器C1、C2の側面を支持し、トレイ12の凹部16で容器C1、C2の底面を支持することができる。
【0029】
特に、この実施形態では、トレイ12をケース1から引き出すことにより、ホルダ23がベース17ごと上向き傾斜状態となるため、容器C1、C2の側面におけるこのホルダ23で支持される位置が高くなり、容器C1、C2の保持がより確実になる。尚、ホルダ23を左右に開くスプリング27、及び、ベース17を上向きに状態状態にするスプリング21は、各々ベース17内に内蔵された状態で、外部に露呈しないため、見映えの点でも優れている。
【0030】
左右のリング部25における互いに重合する重合部28の上下寸法hは、その他の一般部29の上下寸法Hのちょうど半分にされている。また、一方のリング部25の重合部28は、リング部25の上下方向の上半分のみしかなく、他のリング部25の重合部28は、リング部25の上下方向の下半分のみしかない。従って、両方のリング部25同士を上下重合状態にしても、その上下寸法は、2つのリング部25(一般部29)の上下寸法を足した分よりも小さくなる。そのため、ホルダ23等を収納するケース1の上下寸法も小さくでき、利用できるスペースが限られる自動車への設置に好適である。
【0031】
また、ベース17の上面と、リング部25の上面とは、略同一面状に形成されている(図7参照)。従って、ベース17及びホルダ23のケース1内での引っ掛かりが防止され、ベース17及びホルダ23をケース1内において前後へ確実に移動させることができる。特に、この実施形態では、リング部25の互いに重合する重合部28の上下寸法hが一般部29の半分であるため、両方のリング部25同士を上下重合状態にした際に、両ホルダ23の上下寸法が一方の一般部29と同じ程度に低くなり、且つ、一方の重合部28と他方の一般部29の上面同士が同一面となるため、この点においても、ケース1内で引っ掛かりが防止される。
【0032】
更に、リング部25における一般部29には、スプリング板30が設けられている。このスプリング板30は、合成樹脂製で、両端部に下向きのピン31が形成されている。一般部29におけるスプリング板30に対応する部分には、上端から所定長さの切欠部32が形成されており、該切欠部32における底面の両端部に、前記スプリング板30の両端のピン31を挿入するための孔33が各々形成されている。スプリング板30の両端のピン31を切欠部32の両端の孔33に挿入することにより、スプリング板30は、一般部29に沿った湾曲状態となり、リング部25の内面の一部を形成する。そして、他の内面と共に、リング部25に相応する太い径の容器C1の側面を支持する(図6参照)。このスプリング板30は、切欠部32から指で内側へ押すことにより、内側へ湾曲して反転状態となり、細い容器C2の側面を支持することもできる。
【0033】
そして、このリング部25には、スプリング板30の両端部を外側から当接支持する壁部34が一体的に形成されている。この壁部34によりスプリング板30の端部が外側から支えられるため、スプリング板30による太い容器C1の保持強度が高まると共に、この壁部34を、スプリング板30をリング部25に取付ける際のガイドとして利用することができる。また、孔33の近くに壁部34を形成したことにより、孔33の周りが壁部34により補強され、孔33を形成したことによるリング部25の強度低下が防止される。
【0034】
そして、リング部25の切欠部32における底面の両端部には、リング部25の半径方向に沿う微小高さe(図10参照)のリブ35が各々形成されている。このリブ34の内側角部には、面取り部35aが形成されており、外側端部は、前記壁部34に連結されている。リブ35の外側端部を壁部34に連結したため、リブ35により壁部34を補強することができる。更に、切欠部32の底面における内側角部にも面取り部32aが形成されている。
【0035】
切欠部32の底面に、このようなリブ35を形成したため、図10に示すように、スプリング板30の下端とリング部25との接触面積が小さくなり、スプリング板30を反転状態から元の状態に戻す際の引っ掛かりが防止される。スプリング板30が反転状態から戻る際、その中央部よりも両端部の方が、移動する距離が短い分、戻る力は、大きい。従って、この実施形態のように、スプリング板30の両端部に対応する部分にリブ35を形成することにより、戻る際のスプリング板30は、確実にリブ35の上に乗り上げ、引っ掛かりが防止される。しかも、リブ35の内側角部に面取り部35aが形成されているため、スプリング板30を戻す際の引っ掛かりが更に確実に防止される。加えて、切欠部32の底面における内側角部にも面取り部32aが形成されているため、戻る際のスプリング板30の中央部が下側に撓んでも、リング部25の底面における内側角部に引っ掛かることは、ない。
【0036】
また、反転状態にした一方のスプリング板30は、リング部25を重合状態にする際に、他方のリング部25の重合部28により外側へ押されて湾曲状態に戻るようになっている。しかも、他方のリング部25の重合部28が、スプリング板30の中心Sからオフセットした点Pを押すようになっている。
【0037】
反転状態のスプリング板30が、他方のリング部25に押されて自動的に元の状態に戻るため、わざわざスプリング板30を手で戻す必要がなく便利である。また、他方のリング部25の重合部28が、スプリング板30の中心Sからオフセットした点Pを押すようになっているため、反転状態のスプリング板30は、一度に勢い良く元の状態に戻るのではなく、中心Sからオフセットした点Pを押されることにより、徐々にS字形に変形しながら元の状態に戻る(図9参照)。従って、他方のリング部25により押す力も小さくて済み、スプリング板30が元に戻る際の発生音も小さくなる。なお、この様な機能を持たせるために、リング部25を互いに重合状態とした際、一方のリング部25の重合部28が、他方のリング部25の反転状態となったスプリング板30に当接する高さに重合部28が形成されている。
【0038】
そして、最初に述べたように、ケース1の上面部3における凸部7よりも前側領域9をだけ一段低く形成したため(図7参照)、ケース1の上方に隣接して設置される装備品(例えば、コンソールボックの内部ボックス36)のためのスペースを大きく確保することができる。また、このようにケース1の上面部3における前側領域9を下げても、上面部3にロック爪18との干渉を回避するための切除部10が形成されているため、ケース1内におけるトレイ12の円滑な移動性能は、保たれる。更に、ケース1の下面部4を前側へ向けて漸次上向きに傾斜させたため、ケース1の下方に隣接して設置される装備品(例えば、パーキングブレーキケーブル37)のためのスペースも大きく確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るケースとトレイとを別々に示した平面図。
【図2】図1のトレイ及びホルダを示す斜視図。
【図3】図1のトレイをケース内に格納した状態を示す平面図。
【図4】図3の底面図。
【図5】図1のケースからトレイを引き出した状態を示す平面図。
【図6】図5中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図7】トレイを格納した状態を示す図6相当の断面図。
【図8】図2のリング部の切欠部周辺構造を示す拡大斜視図。
【図9】図8のリング部の切欠部周辺構造を示す拡大平面図。
【図10】図8中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 ケース
2 開口
3 上面部
4 下面部
7 凸部
7a、7b 傾斜面
8 ロック孔
9 前側領域
10 切除部
11 弾性爪(被係合部)
12 トレイ
17 ベース
18 ロック爪
19 突片(係合部)
21 スプリング(付勢手段)
23 ホルダ
24 アーム
25 リング部
27 スプリング(付勢手段)
28 重合部
29 一般部
30 スプリング板
31 ピン
32 切欠部
32a 面取り部
33 孔
34 壁部
35 リブ
A 前側(格納方向)
B 後側(引出方向)
C1 太い容器
C2 細い容器
d 段差
e 微小高さ
h、H 上下寸法
P オフセットした点
S 中心

Claims (7)

  1. 開口を乗員室内側へ臨ませた状態で乗物に固定されたケースと、
    該ケース内にケース奥の格納位置からケース開口側の使用位置まで引き出し自在に設けられ且つ容器の底面を支持するトレイと、
    トレイの上面に設置され、付勢手段により引出方向側の端部が持ち上げ自在に支持されたベースと、
    アームの先端に容器の側面を支持するリング部が形成され且つ該アームの基端がベースの引出方向側に左右に回動自在に軸支され、格納位置では、ケース内でリング部同士が上下重合状態となり、使用位置では、付勢手段によりリング部がケース外で左右へ互いに開いた状態となる左右一対のホルダを備えた乗物用カップホルダ装置であって、
    前記ベースの上面と前記ホルダの上面とが略同一面状に形成されていることを特徴とする乗物用カップホルダ装置。
  2. 請求項1記載の乗物用カップホルダ装置であって、
    前記ベースを持ち上げる付勢手段と、前記ホルダを左右へ開く付勢手段とが、ベース内に収納されていることを特徴とする乗物用カップホルダ装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の乗物用カップホルダ装置であって、
    格納位置における各リング部は、互いに重合した重合部と、重合していない一般部とを有し、
    各リング部の重合部の上下寸法が、一般部よりも小さくなっていることを特徴とする乗物用カップホルダ装置。
  4. 請求項3記載の乗物用カップホルダ装置であって、
    各リング部の互いに重合する重合部の上下寸法が、一般部の略半分であることを特徴とする乗物用カップホルダ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗物用カップホルダ装置であって、
    リング部の一般部に、該一般部に沿った湾曲状態で取付けられると共に内側へ湾曲して反転状態となるスプリング板が取付けられていることを特徴とする乗物用カップホルダ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗物用カップホルダ装置であって、
    前記トレイにベースよりも上側へ突出するロック爪を上向き状態で形成すると共に、ケースの上面部の開口付近にトレイの引出方向側及び格納方向側に各々傾斜面を有する下向きの凸部を形成し且つ該凸部の下端に使用位置まで引き出されたトレイのロック爪と係合するロック孔を形成してなることを特徴とする乗物用カップホルダ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の乗物用カップホルダ装置であって、
    トレイの下面に下向きの係合部を形成すると共に、ケースの下面部に格納位置まで押し込まれたトレイの係合部と係合する被係合部を形成してなることを特徴とする乗物用カップホルダ装置。
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