JP2953483B2 - 乗物用カップホルダ装置 - Google Patents

乗物用カップホルダ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は乗物用カップホルダ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗物用カップホルダ装置として
は、図3及び図4に示されるようなものがある(実開平
2−109740号公報参照)。
【0003】センタコンソール1にはシフトレバー2が
備えられており、その前方には小物入れ用の凹部3が設
けられている。また、センタコンソール1の前側は立上
がり部4となっており、この立上がり部4の車室内(乗
員室内)R側の面には、上から順に、小物入れ5、カッ
プホルダ装置6、灰皿7が備えられている。カップホル
ダ装置6は、開口8を車室内R側へ臨ませた状態で立上
がり部4内に形成された収納部9と、この収納部9内に
前後スライド自在に収納された断面上向きコ字形状のホ
ルダベース10と、このホルダベース10に基端部11
aを中心にして各々左右へ開き回動自在に取付けられた
左右一対のホルダ本体11と、から主に構成されてい
る。各ホルダ本体11の各基端部11aの周縁は互いに
噛み合い状態となったギア歯となっており、各ホルダ本
体11が左右両側へ同じ角度で開くようになっている。
更に、一方のホルダ本体11とホルダベース10との間
には、各ホルダ本体11を外側方向へ付勢するためのス
プリング12が設けられている。前記のように、各基端
部11aは噛み合い状態となっているため、このスプリ
ング12の付勢力は他方のホルダ本体11へも及ぶよう
になっている。
【0004】ホルダ本体11の先端には不使用時の外観
性を考慮して前面フランジ13が形成してある。すなわ
ち、不使用時、ホルダ本体11を収納部9内へ収納した
時に、この前面フランジ13が収納部9の開口8を覆う
ようになっている。
【0005】使用時に、ホルダベース10を手前の車室
内R側へ引出すと、スプリング12の付勢力により、両
ホルダ本体11が左右へ拡開して上から見てV字状にな
り、ホルダ本体11の先端にある受部14が、収納部9
の開口8よりも外側にそれぞれ位置する。そして、この
受部14に缶等の容器Cを載せ、カップホルダとして利
用する。そのように、各ホルダ本体11を上から見てV
字状に拡開し、両ホルダ本体11の間に空きスペースを
確保したのは、シフトレバー2との干渉を回避するため
と、カップホルダ装置6の真下にある灰皿7の使用を可
能にするためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカップホルダ装置6にあっては、使用位置に
引き出すと同時に、ホルダ本体11を必ず左右両側へ拡
開させないと、シフトレバー2との干渉問題等を起こす
おそれがあるため、ホルダ本体11を左右へ拡開させる
ためのギヤ歯付き基端部11aやスプリング12等の構
造がどうしても不可欠となり、装置自体の全体的構造が
どうしても複雑化せざるを得ない。
【0007】また、ホルダ本体11のホルダベース10
に対する付け根部分である基端部11aが、回動支点と
なっているため、両方のホルダ本体11のホルダベース
10に対する取付強度が低く、容器Cの保持が不安定に
なるおそれもある。
【0008】従って、ホルダ11を縦に2分割し、少な
くとも内側部分はホルダベース10に固定し、外側部分
だけ外側へ開かせる構造にしたいが、そうすると、今度
は外側へ変位した容器Cの底部を支持できなくなる。
【0009】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、構造が簡単で且つ容器の保持剛
性が高く、且つ外側へ変位して保持された容器の底部も
確実に支持することができる乗物用カップホルダ装置を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗物用カ
ップホルダ装置は、上記の目的を達成するために、開口
を乗員室内側へ臨ませた状態で乗物に固定され且つ内部
空間を車両前後方向に沿って分割する内部壁を備えたケ
ースと、ケース奥の格納位置からケース開口側の使用位
置まで移動可能な状態で前記ケース内の内部壁に沿って
各々設けられた左右一対のホルダベースと、使用位置で
ケース開口から乗員室内側に突出し且つ外側端に容器の
側面の一部を支持する第1湾曲縁が形成され、各ホルダ
ベースの開口側端部で互いに左右外側へ離間した位置に
各々ホルダベースと一体的に取付けられた左右の第1ホ
ルダ片と、左右の第1ホルダ片に各々設定した回動支点
に一端が水平回動自在に取付けられ且つ少なくとも最大
保持可能容器の側面の略半円周分を支持する長さの第2
湾曲縁が形成され、使用位置ではケース開口よりも各々
左右外側へ拡開した状態となり、格納位置ではケース開
口内部で前記第1ホルダ片と上下方向で重合状態となる
左右の第2ホルダ片と、使用位置で下方倒動可能で且つ
保持される容器よりも内側に位置する傾斜部の先端に、
各々左右外側へ向けて延設され且つ下方倒動時に容器の
底部を支持すべく水平状態となる受面部を形成した左右
の底部支持片と、格納位置にあるホルダベースを常時ケ
ース開口部側へ付勢する押出手段と、該押出手段より強
い力で前記ホルダベースのケース開口側への移動を阻止
すると共に解除手段により該阻止を解除し得るロック手
段と、より構成されて成るものである。
【0011】ここで、「乗物」とは、自動車、鉄道車
両、船舶、飛行機その他でも良い。そして、「乗物に固
定された」とは、乗物自体(自動車であれば車体)に固
定される場合と、乗物に組付けられている装備品(自動
車であればインストルメントパネルやシートなど)に固
定される場合の、両方を意味している。更に、「容器」
とは、缶、瓶、コップ、その他の容器を含む、広概念を
意味している。
【0012】
【作用】この発明の乗物用カップホルダ装置によれば、
第1ホルダ片が各ホルダベースの開口側端部で互いに左
右外側へ離間した位置に各々一体的に取付けられている
ため、ホルダベースを使用位置まで移動させて、該第1
ホルダ片を乗員室内側へ突出させた時点で、この第1ホ
ルダ片はすでにシフトレバー等と干渉し得ない外側位置
にオフセットした状態となっている。つまり、左右の第
1ホルダ片の両方を乗員室内側へ突出させても、その両
第1ホルダ片の間には前記離間させた長さに相応する空
きスペースが必ず確保されることとなるため、従来のよ
うにホルダ片を使用位置に引き出すと同時に必ず左右両
側へ開き回動させる必要がない。従って、従来のよう
に、ギア歯による噛み合わせ機構やスプリング機構を必
須構造として備える必要がなくなるため、構造が簡単に
なる。
【0013】ホルダベースを使用位置まで移動させる
と、底部支持片が自重により下方倒動するため、後は第
2ホルダ片を外側へ開いて、第1ホルダ片及び第2ホル
ダ片の各湾曲縁間に容器を入れれば良い。そうすると、
容器の側面が各湾曲縁にて支持されると共に、容器の底
部が底部支持片の受面部にて支持されるため、容器の確
実な保持状態が得られる。この保持状態においては、底
部支持片の傾斜部が容器よりも内側に位置しているた
め、容器の後端を受面部の後縁よりも後方へ位置させる
ことができ、容器がケースの近接位置で保持されること
となる。
【0014】更に、第1・第2ホルダ片のうち、第1ホ
ルダ片はホルダベースに一体的に固定されているため、
ホルダベースに対する取付強度が高く、容器の安定した
保持が可能となる。また、第2ホルダ片は第1ホルダ片
に対して一端のみが回動自在に支持された片持ち状態に
なっているが、第1ホルダ片及び第2ホルダ片を上下で
重合させているため、第2ホルダ片の剛性は保たれてい
る。加えて、第2ホルダ片側の第2湾曲縁が少なくとも
最大保持可能容器の側面の略半円周分に相当する長さま
で延長されているため、容器の保持が確実である。
【0015】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。尚、以下の説明では、Xを左右
方向、Yを前後方向として説明する。
【0016】15がケースで、自動車のセンタコンソー
ルの立上がり部15a内に取付けられている。この立上
がり部15aは若干フロントウィンドウパネル側へ傾斜
したスラント状態となっており、ケース15は図2に示
す如く、全体が前後方向に沿って下方を中心点とした湾
曲形状を呈している。このケース15は、左右一対の開
口16を車室内R側へ臨ませた状態で、左右方向中央部
には内部空間を左右に2分割する「内部壁」としてのガ
イドレール26が設けられている。ケース15の開口1
6の周囲には上下及び左右方向へ若干張り出した状態の
フランジ17が形成されている。
【0017】そして、このケース15の左右両開口16
内には、中央のガイドレール26と、このガイドレール
26と対向する側壁との間でそれぞれに前後方向に移動
可能な、第1ホルダ片18付きのホルダベース19及び
第2ホルダ片20が設けられている。第1ホルダ片18
は、ホルダベース19の前端部(開口側端部)41で、
ホルダベース19の内側端部23から長さDだけ離間
(オフセット)した位置に設けられている。また、この
第1ホルダ片18の外側には第1湾曲縁21が形成され
ており、第2ホルダ片20の内側には第2湾曲縁22が
形成されている。第2湾曲縁22は、缶状の容器C1
2 のうち、「最大保持可能容器」である容器C2 の略
半円周分に相当する長さを有している。
【0018】ホルダベース19の左右両側には凹部24
が形成されており、この左右の各凹部24が、側壁のガ
イド凸部25ならびに中央のガイドレール26に係合し
た状態で、ホルダベース19は前後に移動できるように
なっている。ケース15の奥には左右対称形状をした
「押出手段」としての板バネ27の中央部分が、ケース
15の中央の主ピン28と左右の副ピン29との間に挟
まれた状態で取付けられており、格納状態において、こ
の板バネ27の両端でホルダベース19の後面を後押し
するようになっている。
【0019】また、このケース15とホルダベース19
との間には、ハートカム機構を利用したロック手段30
が設けてある。このロック手段30は、解除手段を同時
に兼ね備えた所謂プッシュ−プッシュ式構造のものであ
り、ホルダベース19の奥側へ押し込み操作を行うごと
に、ロックと解除を繰り返すようになっている。
【0020】また、第1ホルダ片18とホルダベース1
9との付け根部分には、湾曲状の段下がり部31が形成
されており、その中央に形成された回動支点としてのピ
ン32に第2ホルダ片20の基端部が回動自体に取付け
られている。すなわち、第1ホルダ片18及び第2ホル
ダ片20は上下で重合され、且つ前記ピン32で回動自
在に支持されている。そして、前記段下がり部31にお
ける外側の側壁は内側の側壁よりも一段深く形成されて
おり、その境には段部33が形成してある。また、外側
の側壁で段部33付近の位置には、2つの突起34a、
34bが形成してある。一方、第2ホルダ片20の基端
部の側端には、前記突起34a、34bに対応する1つ
の突起35が形成してある。
【0021】更に、ホルダベース19の前側部分の下面
には、左右一対の取付片36が下向き形成してある。そ
して、この取付片36に、底部支持片37の基端ピン3
8が回動自在に挿入されている。この底部支持片37
は、保持される容器C1 、C2よりも平面視で内側に位
置する傾斜部39と、この傾斜部39の先端から外側へ
向けてL字状に延設された受面部40とから成ってい
る。底部支持片37の傾斜部39は、ホルダベース29
の使用位置において自重で下方倒動し、傾斜部39が下
方倒動した時点で、先端の受面部40は水平状態になる
ようになっている。また、この受面部40の前側の角部
40aは、第2ホルダ片30を外側へ拡開させて350
ccの容器C2 を実質的にケース15の開口16よりも
外側のへ変位位置で保持する際に、ちょうどその容器C
2 における底部中心Sに位置するように設定されてい
る。
【0022】次に、この実施例に係るカップホルダ装置
の使用方法を説明する。まず、格納位置でロック手段3
0にてロックされている第2ホルダ片20を押し、ロッ
ク状態を解除する。ロック状態が解除されると、板バネ
27の付勢力にて、ホルダベース19が開口16側へ移
動し、第2ホルダ片20が一定量だけ開口16から車室
内R側へ飛び出す。従って、後はこの飛び出した部分の
第2ホルダ片20を手でもって手前側へ引出し、第1ホ
ルダ片18を車室内R側へ突出させると共に、底部支持
片37を自重により下方倒動せしめる。この底部支持片
37が下方倒動し、開口16の下辺に当たることによ
り、ホルダベース19の後方への戻りは規制される。ケ
ース15及びホルダベース19等が全体的に湾曲した状
態となっているため、立上がり部15aが傾斜したスラ
ント状態になっていても、手前に引出した第1ホルダ片
18等は略水平状態となる。
【0023】また、この使用位置における状態におい
て、第1ホルダ片18がホルダベース19の内側端部2
3から長さDだけ離間(オフセット)した位置に形成さ
れているため、両方のホルダベース19を前側へ移動さ
せると、この左右両第1ホルダ片18の間には長さDの
2倍に相当する長さの空きスペースが必ず形成されるこ
ととなり、シフトレバー等との干渉問題を起こすおそれ
がなく、ケース15の下方位置に通常備えられている灰
皿(図示せず)の使用も可能となる。従って、この第1
ホルダ片18を従来のように前側への移動と同時に強制
的に外側へ拡開させる必要がなく、構造が大変簡単にな
る。
【0024】そして、ホルダベース19を開口16側へ
引き出しただけでは、第2ホルダ片20が未だ外側へ十
分に開いた状態となっていないため、手でこの第2ホル
ダ片20を外側へ回動させる。第2ホルダ片20を外側
へ回動させていくと、第2ホルダ片20の基端部に設け
られている突起35が、段下がり部31における側壁の
外側の方の突起34aにまず当たるが、第2ホルダ片2
0を更に回動させてその突起34aを乗り越えさせ、第
2ホルダ片20側の突起35を2つの突起34a、34
bの間に入れる。このときの第2ホルダ片35の外側へ
の拡開角度は、第1ホルダ片18と共働して、ちょうど
250ccサイズの容器C1 を保持できる状態となって
いる。
【0025】従って、この第1ホルダ片18及び第2ホ
ルダ片20の各湾曲縁21、22間に、250ccの容
器C1 を入れ、その容器C1 の底部を底部支持片37の
受面部40上に載せれば、保持が完了する。この際、そ
の容器C1 における底部の中心S付近が受面部40の角
部40aにて支持されるため、保持が安定する。しか
も、この実施例では、第1ホルダ片18がホルダベース
19に一体的に形成されているため、この第1ホルダ片
18のホルダベース19に対する取付強度は大変高く、
結果として、容器C1 の安定した保持が可能となる。ま
た、第2ホルダ片20は第1ホルダ片18に対して一端
のみが回動自在に支持された片持ち状態になっている
が、第1ホルダ片18及び第2ホルダ片20を上下で重
合させているため、第2ホルダ片20の剛性は保たれ、
この点でも、容器C1 の保持を確実にしている。更に、
傾斜部39が容器C1 に対し平面視で内側にオフセット
してあるため、保持状態において、容器C1 の後端Hを
受面部40の後縁よりも後方に位置させて、容器C1
ケース15の近い位置で保持することが可能である。つ
まり、傾斜部39が容器C1 に対し、平面視で内側にオ
フセットしてあるため、容器C1 をケース15の近い位
置で保持しても、容器C1 と傾斜部39とが干渉するこ
とはない。加えて、第2ホルダ片20側の第2湾曲縁2
2が、大きい方の容器C2 の側面の略半円周分に相当す
る長さを有しているため、第1ホルダ片18の第1湾曲
縁21が短くても、小さい方の容器C1 を確実に保持す
ることができる。
【0026】そして次に、350ccサイズの容器C2
を保持する場合は、第2ホルダ片20を更に外側へ回動
させ、その基端部の突起35を内側の突起34bと段部
33との間に入れる。このときの第2ホルダ片20の外
側への拡開角度は、第1ホルダ片18と共働して、ちょ
うど350ccサイズの容器C2 を保持可能なものであ
る。この時の底部支持片37による容器C2 の底部支持
状態は先の250ccの容器C1 の場合と同様である
が、この350ccの容器C2 の場合は、特に受面部4
0における角部40aが、ちょうどこの容器C2 の底部
中心Sに合致するようになっている。
【0027】前述のように、第2ホルダ片20側の第2
湾曲縁22が、この大きい容器C2の側面の略半円周分
に相当する長さを有しているため、該容器C2 の保持が
確実である。
【0028】
【発明の効果】この発明に係る乗物用カップホルダ装置
は、以上説明してきた如き内容のものであって、第1ホ
ルダ片が各ホルダベースの開口側端部でホルダベースの
内側端部から離間した位置に各々一体的に取付けられて
いるため、ホルダベースを使用位置まで移動させて、該
第1ホルダ片を乗員室内側へ突出させた時点で、この第
1ホルダ片はすでにシフトレバー等と干渉し得ない外側
位置にオフセットした状態となっている。つまり、左右
の第1ホルダ片の両方を乗員室内側へ突出させただけ
で、この左右両第1ホルダ片の間には空きスペースが必
ず確保されることとなるため、従来のようなホルダ片を
強制的に外側へ拡開させるための構造を要せず、構造が
大変簡単になる。
【0029】また、底部支持片の傾斜部が容器よりも内
側に位置しているため、容器の後端を受面部の後縁より
も後方へ位置させることができ、容器の底部中心部を支
持したものでありながら、その容器をケースの近接位置
に保持できる。
【0030】更に、両ホルダ片のうち、第1ホルダ片は
ホルダベースに一体的に固定されているため、ホルダベ
ースに対する取付強度が高く、容器の安定した保持が可
能となる。また、第2ホルダ片は第1ホルダ片に対して
一端のみが回動自在に支持された片持ち状態になってい
るが、第1ホルダ片及び第2ホルダ片を上下で重合させ
ているため、第2ホルダ片の剛性は保たれている。加え
て、第2ホルダ片側の第2湾曲縁が少なくとも最大保持
可能容器の側面の略半円周分に相当する長さまで延長さ
れているため、容器の保持が確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るカップホルダ装置を
示す平面図である。
【図2】図1中DA方向から見た側面図である。
【図3】従来のカップホルダ装置の格納状態を示す斜視
図である。
【図4】従来のカップホルダ装置の使用状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
15 ケース 16 開口 18 第1ホルダ片 19 ホルダベース 20 第2ホルダ片 21 第1湾曲縁 22 第2湾曲縁 23 ホルダベースの内側端部 26 ガイドレール(内部壁) 27 板バネ(押出手段) 30 ロック手段 32 ピン(回動支点) 37 底部支持片 39 傾斜部 40 受面部 41 前端部(開口側端部) C 容器 C1 250ccの容器 C2 350ccの容器(最大保持可能容器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を乗員室内側へ臨ませた状態で乗物
    に固定され且つ内部空間を車両前後方向に沿って分割す
    る内部壁を備えたケースと、 ケース奥の格納位置からケース開口側の使用位置まで移
    動可能な状態で前記ケース内の内部壁に沿って各々設け
    られた左右一対のホルダベースと、 使用位置でケース開口から乗員室内側に突出し且つ外側
    端に容器の側面の一部を支持する第1湾曲縁が形成さ
    れ、各ホルダベースの開口側端部で互いに左右外側へ
    間した位置に各々ホルダベースと一体的に取付けられた
    左右の第1ホルダ片と、左右の第1ホルダ片に 各々設定した回動支点に一端が
    平回動自在に取付けられ且つ少なくとも最大保持可能容
    器の側面の略半円周分を支持する長さの第2湾曲縁が形
    成され、使用位置ではケース開口よりも各々左右外側へ
    拡開した状態となり、格納位置ではケース開口内部で前
    記第1ホルダ片と上下方向で重合状態となる左右の第2
    ホルダ片と、 使用位置で下方倒動可能で且つ保持される容器よりも内
    側に位置する傾斜部の先端に、各々左右外側へ向けて延
    設され且つ下方倒動時に容器の底部を支持すべく水平状
    態となる受面部を形成した左右の底部支持片と、 格納位置にあるホルダベースを常時ケース開口部側へ付
    勢する押出手段と、 該押出手段より強い力で前記ホルダベースのケース開口
    側への移動を阻止すると共に解除手段により該阻止を解
    除し得るロック手段と、 より構成されて成ることを特徴とする乗物用カップホル
    ダ装置。
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