JP3652876B2 - 容器保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の室内などに設けられて、かかる自動車の室内などにおいて飲料などの容器を起立状態に保持するように用いられる容器保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の室内などにおいて飲料などの容器を起立状態に保持するように用いられる容器保持装置として、自動車の内装パネルなどの内部などに内蔵状態に取り付けられるケース状の本体と、この本体内に引き出し可能に収められるスライド体とを有し、このスライド体に、このスライド体の引き出し状態において前記容器を起立状態に保持させる保持部を設けさせたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、この種の容器保持装置にあっては、第一に、前記スライド体が自動車などに加わる振動などにより前記本体内から簡単に抜け出さないようにしておくことが要請される。(収納状態でのスライド体の仮留めの要請)
【0004】
また、第二に、前記本体内に前記スライド体をガタツキなく収納させることが要請される。(収納状態でのガタツキ防止の要請)
【0005】
また、第三に、前記本体内への前記スライド体の完全収納位置を当該スライド体の押し込み操作にあたって認識できるような節度感をもたせることが要請される。(節度感付与の要請)
【0006】
また、第四に、前記保持部において、外径の異なる種々の容器をそれぞれ安定に保持することが要請される。(異形容器安定保持の要請)
【0007】
これらの各要請は、前記本体内に引き出し可能に収められる前記スライド体を有する従前の容器保持装置において、それぞれ様々な手法により確保されてきたものであるが、本出願人が今般検討するに至った、本体から引き出されるスライド体を有し、このスライド体に、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段を設けさせた容器保持装置においては、前記各要請を確保する具体的な手法の提供はなされていない。
【0008】
そこで、この発明は、本体内からのスライド体の引き出しに伴って、横方向に開き出すように付勢された一対のホルダー体を有する容器保持装置において、前記各要請を、構造の複雑化を招くことなく、十分に満足させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、容器保持装置を、本体と、この本体内に引き出し方向に移動可能に収められるスライド体とを有しており、前記スライド体には、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段が設けられており、前記ホルダー体におけるホルダー部と、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該ホルダー体のホルダー部に接する当該本体の縦向きにある内面とには、前記付勢手段の付勢により相互に掛合し合う掛合手段が設けてあり、該掛合手段が、前記本体に設けられる窓穴と、前記ホルダー体のホルダー部に設けられ、前記窓穴に入り込む掛合突部とよりなる構成のものとした。
【0010】
かかる構成によれば、前記本体への前記スライド体の収納状態において、前記付勢手段による前記本体の縦向きにある内面への前記ホルダー体のホルダー部の押し付けを利用して、前記掛合手段を掛合させることができ、容器保持装置の構造を複雑にすることなく、前記収納状態でのスライド体の仮留め、すなわち、当該収納状態の維持をすることができる。
【0011】
また、前記スライド体の前記本体内への完全収納位置を、前記掛合手段の掛合により認識させることができ、当該スライド体の移動操作に所望の節度感を付与させることができる。
【0012】
また、前記目的を達成するために、請求項2記載の発明にあっては、容器保持装置を、本体と、この本体内に引き出し方向に移動可能に収められるスライド体とを有しており、前記スライド体には、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段が設けられており、前記ホルダー体におけるホルダー部と、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該ホルダー体のホルダー部に接する当該本体の縦向きにある内面とには、前記付勢手段の付勢により相互に掛合し合う掛合手段が設けてあり、しかも、前記ホルダー体のホルダー部には、一端側又は両端側において回動可能に組み付けられ、かつ、当該ホルダー部の内側に少なくとも一部が突き出されるように倒伏向きに回動される補助ホルダー片が設けてある構成のものとした。
【0013】
かかる構成によれば、前記本体への前記スライド体の収納状態において、前記付勢手段による前記本体の縦向きにある内面への前記ホルダー体のホルダー部の押し付けを利用して、前記掛合手段を掛合させることができ、容器保持装置の構造を複雑にすることなく、前記収納状態でのスライド体の仮留め、すなわち、当該収納状態の維持をすることができる。
【0014】
また、前記スライド体の前記本体内への完全収納位置を、前記掛合手段の掛合により認識させることができ、当該スライド体の移動操作に所望の節度感を付与させることができる。
【0015】
さらに、前記スライド体の前記本体からの引き出し状態において、前記補助ホルダー片をホルダー部の内側に突き出させる倒伏向きに回動させて、このホルダー部に収められる容器の径がやや小さくても、この補助ホルダー片の一部をかかる容器の外面に当接させることにより、容器の保持状態を損なわないようにすることができる。
【0016】
前記掛合手段としては、前記付勢手段の付勢により、前記スライド体の押し込みに伴って所定の位置で掛合され、また、前記スライド体の引き出しにともなって掛合を解かせる、凹部と当該凹部に入り込む突部、穴と当該穴に入り込む突部、突部と当該突部を乗り越え可能な突部などを用いることができる。
【0017】
さらに、前記目的を達成するために、請求項3記載の発明にあっては、容器保持装置を、本体と、この本体内に引き出し方向に移動可能に収められるスライド体とを有しており、前記スライド体には、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段が設けられており、しかも、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該本体の横向きにある内面側にある前記ホルダー体のホルダー部には、当該本体の内面に接して弾性変形される弾性接触手段が設けてある構成のものとした。
【0018】
かかる構成によれば、前記本体への前記スライド体の収納状態において、前記付勢手段による前記本体の横向きにある内面への前記弾性接触手段の押し付けを利用して、前記収納状態でのスライド体の仮留め、すなわち、当該収納状態の維持をすることができる。
【0019】
また、かかる弾性接触手段を弾性変形させた状態での、この弾性接触手段の前記本体の横向きにある内面への押し当たりにより、前記スライド体を前記本体の上下方向に押し付ける力、前記ホルダー体を上下方向において当該スライド体に押し付ける力などを作用させることができ、前記スライド体の収納状態における当該スライド体ならびに一対のホルダー体のガタツキを防止することができる。
【0020】
前記弾性接触手段は、前記ホルダー体のホルダー部における前記本体の横向きにある内面に向き合う側に、バネ、弾性変形可能なプラスチック片、ゴム片などを設けることにより、構成することができる。
【0021】
また、かかる弾性接触手段を、前記ホルダー部に対し、このホルダー部における前記本体の横向きにある内面に向き合う側から中央部を突き出す向きから、この中央部を当該ホルダー部の内側に突き出させる向きまで、回動させることができるように、両端部を回動可能に組み付けた湾曲されたバネ状体として構成してあることもある。
【0022】
このように構成した場合、前記スライド体の前記本体からの引き出し状態において、前記バネ状体の中央部をホルダー部の内側に突き出させる向きまで回動させて、このホルダー部に収められる容器の径がやや小さくても、このバネ状体の中央部をかかる容器の外面に当接させることにより、容器の保持状態を損なわないようにすることができる。
【0023】
また、容器保持装置を、本体と、この本体内に引き出し方向に移動可能に収められるスライド体とを有しており、前記スライド体には、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段が設けられており、前記ホルダー体におけるホルダー部と、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該ホルダー体のホルダー部に接する縦向きにある内面とには、前記付勢手段の付勢により相互に掛合し合う掛合手段が設けてあると共に、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該本体の横向きにある内面側にある前記ホルダー体のホルダー部には、当該本体の内面に接して弾性変形される弾性接触手段が設けてある構成のものとしてあることもある。
【0024】
かかる構成とした場合、前記本体内への前記スライド体の収納状態の維持、スライド体の押し込み操作にあたっての節度感の付与、収納状態でのガタツキ防止の各機能を、容器保持装置の構造を複雑にすることなく、得ることができる。
【0025】
また、請求項4記載の発明にあっては、さらに、請求項3記載の容器保持装置におけるホルダー体のホルダー部に、一端側又は両端側において回動可能に組み付けられ、かつ、当該ホルダー部の内側に少なくとも一部が突き出されるように倒伏向きに回動される補助ホルダー片が設けてある構成とした。
【0026】
かかる構成によれば、前記スライド体の前記本体からの引き出し状態において、前記補助ホルダー片をホルダー部の内側に突き出させる倒伏向きに回動させて、このホルダー部に収められる容器の径がやや小さくても、この補助ホルダー片の一部をかかる容器の外面に当接させることにより、容器の保持状態を損なわないようにすることができる。
【0027】
なお、前記弾性接触手段とされるバネ状体を、かかる補助ホルダー片として構成してあることもある。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の典型的な実施の形態の一つを、図1ないし図11に基づいて説明する。
【0029】
なお、ここで図1は、この実施の形態にかかる容器保持装置を構成する各部品を分離して斜視の状態として示している。また、図2は、本体1からスライド体2を引き出した状態を側方から見て、また、図3は、この引き出した状態を上方から見て、それぞれ示している。また、図4は、本体1内にスライド体2を収納した状態を側方から見て、また、図5は、この収納状態を上方から見て、また、図6および図7は、かかる収納状態において、容器保持装置を縦断面にして、それぞれ示している。
【0030】
また、図8は、容器保持装置を構成する一対のホルダー体3、3が相互にその一部を重ね合わせた状態を、当該一対のホルダー体3、3とこの一対のホルダー体3、3をスライド体2に組み付ける連結部材4とを斜視の状態で示して表しており、また、図9は、これらを分離して斜視の状態で示している。また、図10は、容器保持装置を構成する一対のホルダー体3、3が互いに離れ出した状態を、当該一対のホルダー体3、3とこの一対のホルダー体3、3をスライド体2に組み付ける連結部材4とを、連結部材4の上板体40側から見て、また、図11は、下板体41側から見て、それぞれ示している。
【0031】
この実施の形態にかかる容器保持装置は、本体1と、この本体1内に前後方向に移動操作可能に収められるスライド体2とを備えている。本体1の前側には、かかるスライド体2の引き出し開口10が形成されている。また、かかるスライド体2の上面20側には、このスライド体2の引き出し前方側にある一端側に円形枠状をなすホルダー部30を有する一対のホルダー体3、3がそれぞれ、その他端側で当該スライド体2に対して横方向に回動可能に組み付けられている。かかる一対のホルダー体3、3は、ホルダー部30を横向きに配し、かつ、前記スライド体2の左右側に並び設けられている。そして、この実施の形態にあっては、かかる一対のホルダー体3、3間に、当該一対のホルダー体3、3のホルダー部30側を互いに離し出す向きに付勢する付勢手段5が備えられており、前記スライド体2を本体1内に収めた状態(以下、スライド体2の収納状態Sという。)において、前記一対のホルダー体3、3における前記ホルダー部30がそれぞれ、前記本体1の縦向きにある内面13aに接し、互いのホルダー部30の一部を上下に重ね合わせた状態(以下、ホルダー部30の重ね合わせ状態Jという。)に保持されると共に、前記スライド体2を本体1内から引き出した状態(以下、スライド体2の引き出し状態Hという。)において、前記一対のホルダー体3、3における前記ホルダー部30がそれぞれ、前記付勢手段5の付勢により、互いのホルダー部30を重ね合わせないように横向きに離れ出し(以下、ホルダー部30の離れ出し状態Fという。)、この離れ出し状態Fにおいてそれぞれホルダー部30の内側に上方より飲料などの容器Yを起立状態に収め、保持するように用いられる。この実施の形態にあっては、かかる離れ出し状態Fにあるホルダー部30の下方には前記スライド体2の上面20が位置され、このように保持された容器Yの底面Yaはかかるスライド体2の上面20により支持される。
【0032】
したがって、この実施の形態にかかる容器保持装置は、例えば、自動車の室内におけるインストルメントパネル内や、センターコンソール内などに、前記本体1を前記引き出し開口10を外方に臨ませた状態で設置させ、必要に応じて前記収納状態Sにあるスライド体2を前記引き出し状態Hとして、前記離れ出し状態Fにあるホルダー部30により、かかる自動車の室内などにおいて、缶、瓶、カップ、紙パックなどの前記容器Yを起立状態に保持するように用いることができる。
【0033】
そこで先ず、前記本体1およびスライド体2について説明する。
【0034】
この実施の形態にあっては、かかる本体1は、横向きに長い長方形状の輪郭を有する前記引き出し開口10における上縁に続く横向きの上板部11と、この引き出し開口10の下縁に続く横向きの下板部12と、この引き出し開口10の左右両縁にそれぞれ続く縦向きの側板部13とを備えている。
【0035】
一方、前記スライド体2は、前記本体1の一対の側板部13、13内面間に収まる大きさのトレイ部21と、このトレイ部21における引き出し前方側にあって前記収納状態Sにおいて前記本体1の引き出し開口10を覆う前板部22とを有している。本体1内へのかかるスライド体2の前記収納状態Sから当該スライド体2を引き出すにあたっては、かかる前板部22の上縁部22aに指などを引っ掛けて、この引き出しをなせるようにしてある。また、かかるトレイ部21の引き出し奥側にある引き出し方向に沿った両側部には、前記本体1の側板部13に対向する案内板部23が縦向きに起立、形成されている。
【0036】
前記本体1の両側板部13には、スライド体2の引き出し方向に沿った一対のリブ14a、14aが間隔を開けてそれぞれ形成され、これによりかかる両側板部13、13にそれぞれ案内溝14が形成されている。一方、前記スライド体2における前記案内板部23における外側と、このスライド体2の前端側にある側部とには、このスライド体2の両側においてそれぞれ、前記本体1の案内溝14に嵌り込むリブ24が形成されている。この結果、この実施の形態にあっては、かかる本体1の案内溝14にスライド体2のリブ24を嵌め入れて、当該本体1内から引き出し操作可能に当該本体1とスライド体2とを組み合わせることができるものとされ、かかる引き出し操作または押し込み操作を規則的に行わせることができると共に、本体1の上下方向に向けたスライド体2のガタつきを防止することができる。
【0037】
また、前記本体1の上板部11には、前記引き出し開口10における上縁との間に間隔を開けて、この上板部11を左右に区分するように、当該本体1の前後方向に延びる割溝15が形成してある。一方、前記スライド体2のおける引き出し奥側には、前記一対の案内板部23、23間において上方に向けて奥側板部25が突き出し状に形成されており、この奥側板部25の突き出し端に前記割溝15に入り込む幅を備え、かつ、この突き出し端から当該スライド体2の引き出し前方側に向けて一体に突き出す抜け止め片26が設けてあり、この抜け止め片26は前記奥側板部25との連接位置を中心に上下に弾性変形可能に構成してある。この結果、この実施の形態にあっては、前記本体1の引き出し開口10から前記スライド体2を前記奥側板部25の側から差し込むことに伴って、前記抜け止め片26上面を本体1の引き出し開口10の上縁に突き当てて当該抜け止め片26を下方に撓め込ませ、この後、前記割溝15にこの抜け止め片26が入り込む位置で当該抜け止め片26を弾性復帰させて当該抜け止め片26が前記割溝15から外方に突き出されるようにすることができ、その後は、この抜け止め片26が当該割溝15における前記引き出し開口10側にある溝端15aに引っ掛かる位置より先に前記スライド体2が引き出されないように、当該スライド体2と本体1とをワンタッチで組み付けることができる。
【0038】
なお、本体1の引き出し開口10における上縁部の略中央から前記割溝15に至るまでの間には、この本体1への前記スライド体2の組み付けにあたり、前記スライド体2の抜け止め片26を通り抜けさせ易いように、上板部11内面に凹所16が形成してある。
【0039】
次いで、前記一対のホルダー体3、3について説明する。
【0040】
この実施の形態にあっては、かかる一対のホルダー体3、3は、いずれも略同じ大きさの円形枠状をなすホルダー部30を一端側に有すると共に、このホルダー部30の外側から一体に突き出し設けられる腕部31を有し、この腕部31における先端部に前記スライド体2側への回動組み付け部32を有している。
【0041】
この実施の形態にあっては、前記スライド体2の上面20側であって、当該スライド体2の奥側において、前記一対の案内板部23間に上下方向に向けて回動可能に組み付けられる、前記一対のホルダー体3、3の連結部材4が設けられている。かかる連結部材4は、前記ホルダー体3の腕部31を収める間隔を開けて配された上下板体40、41と、前記スライド体2の案内板部23に向き合う左右側板体42、42とを備えている。そして、この左右側板体42、42における奥端部外側に軸突部43をそれぞれ有しており、前記スライド体2の案内板部23に設けた軸穴23aにこの軸突部43を収めて、前端部側を上下動可能するように当該スライド体2に組み付けられている。
【0042】
また、かかる連結部材4の下板体41の奥側には、この下板体41の奥側側端において開放された欠切部44が形成してある。この欠切部44を挟んだ前記連結部材4の前後方向に沿った両側部にはそれぞれ、連結部材4の上下方向に亙る仕切壁45が形成されていると共に、この一対の仕切壁間45、45には、この一対の仕切壁間45、45の向き合った側に設けた突部45aを両端側から差し入れて、ねじりコイルバネ6が組み付けられている。このねじりコイルバネ6の一端は、前記スライド体2の上面20に当接され、かつ、その他端は前記連結部材4の上板体40内面に当接されており、この当接状態においてかかるねじりコイルバネ6は上板体40に当接されている他端側を上方に持ち上げる向きに付勢力を作用させるように弾性変形されている。
【0043】
一方、前記一対のホルダー体3、3は、この一対のホルダー体3、3における前記ホルダー部30を左右方向において並設させるように、前記連結部材4における前側から前記腕部31を当該連結体を構成する上下板体40、41間にそれぞれ差し入れられた状態で、前記回動組み付け部32をもって当該連結部材4に横方向に向けて回動可能に組み付けられている。この実施の形態にあっては、かかる回動組み付け部32を、前記腕部31に上下方向に向けて透設された軸穴32aと、前記連結部材4の前記上下板体40、41間にそれぞれ設けられ、しかも、当該腕部31の軸穴32aに連通される軸穴32cと、これら各軸穴32a、32cに通される軸体32bとにより構成して、前記ホルダー体3の回動状態での組み付けをなしている。
【0044】
また、この実施の形態にあっては、前記連結部材4における上下板体40、41間に、前記一対のホルダー体3、3をそのホルダー部30を互いに離れ出す向きに回動させるように付勢させる付勢手段5を備えさせてある。
【0045】
すなわち、この実施の形態にあっては、前記欠切部44における前記連結部材4の左右方向に沿った縁部の略中程に下板体41から上板体40の側に向けて突き出す突部46が形成されており、この突部46を巻回部内に差し込んで、当該連結部材4に固定されたねじりコイルバネ50により前記付勢手段5を構成している。かかるねじりコイルバネ50は、前記一対のホルダー体3、3の離れ出し状態Fにおいても、その一端側を前記一対のホルダー体3、3の一方の腕部31における他方の腕部31に向き合った端部31aに当接させると共に、その他端側を前記一対のホルダー体3、3の他方の腕部31における一方の腕部31に向き合った端部31aに当接させた状態で、両端を開き出す向きに弾性変形されるように組み付けられている。なお、かかる一対のホルダー体3、3の離れ出し状態Fにおいては、当該ホルダー体3の腕部31における外側端部が、この外側端部に向き合う前記連結部材4の左側板体42又は右側板体42の内面に突き当たって、この突き当たり位置より先への前記ねじりコイルバネ50による離れ出しを阻止される構成としてある。
【0046】
そして、この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記引き出し状態Hにおいて、かかる付勢手段5とされるねじりコイルバネ50により前記一対のホルダー体3、3が前記離れ出し状態Fとされる一方、この引き出し状態Hから前記スライド体2を収納状態Sとなる向きに押し込み操作することに伴って、前記一対のホルダー体3、3のホルダー部30における外側端面30aを前記本体1の引き出し開口10縁およびこれに続く縦向きの側板部13の内面に突き当てさせて、前記離れ出し状態Fにある一対のホルダー体3、3を前記付勢手段5の付勢に抗して前記重ね合わせ状態Jに移行させ、前記スライド体2共々、本体1内に収納させる構成としてある。
【0047】
この実施の形態にあっては、前記重ね合わせ状態Jにおいて上下に重ね合わされるホルダー体3のホルダー部30の重合部33に、凹所33aを形成し、かかる重ね合わせ状態Jへの移行過程において、双方のホルダー部30、30が突き当たり合わないようにしてある。より具体的には、この実施の形態にあっては、図10における下側に位置されるホルダー体3のホルダー部30の前記重合部33に当該ホルダー部30の上側から下側に向けた前記凹所33aが形成してあり、また、図10における上側に位置されるホルダー体3のホルダー部30の前記重合部33に当該ホルダー部30の下側から上側に向けた前記凹所33aが形成してある。かかる凹所33aは前記ホルダー部30の上下方向の厚さ寸法の略半分の深さに構成してあり、前記重ね合わせ状態Jにおいて、双方のホルダー体3、3のホルダー部30の凹所面33bが向き合うように構成してある。(図8)
【0048】
また、この実施の形態にあっては、前記スライド体2に備えられた前記連結部材4が、前記バネ6により、上方に付勢された状態で組み付けられていることから、当該スライド体2の前記収納状態Sにあっては、前記一対のホルダー体3、3における当該スライド体2の引き出し前方側にある上側端面30bが前記本体1の上板部11内面に向けて押し上げられた状態とされる。
【0049】
一方、この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記引き出し状態Hにあっては、前記連結部材4の上板体40の外面が前記本体1の引き出し開口10の上縁に突き当たる位置まで当該連結部材4が前記ねじりコイルバネ6の付勢により上方に向けて傾動される構成としてある。(図2)この結果、この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記引き出し状態Hにおいて、前記のように傾動される連結部材4により前記離れ出し状態Fにある一対のホルダー体3、3も上方に向けて傾動される。これにより、この実施の形態にあっては、前記スライド体2の引き出し前方に向かうに連れて前記ホルダー部30が次第に当該スライド体2の上面20から離れ出すようにすることができ、前記スライド体2の収納状態Sにおいて当該スライド体2の上面20とホルダー体3におけるホルダー部30の下端部とが接し合うようにしておいても、当該スライド体2の引き出し状態Hにおいて当該スライド体2の上面20から離れた位置での起立状態に保持される容器Yの上下方向にある外面の支持をなすことができる。すなわち、この実施の形態にかかる容器保持装置によれば、前記スライド体2の収納状態Sでの上下方向の寸法を最小限に設定しながら、(図4)高さのある容器Yの起立状態での保持を安定的になすことができる。(図2)
【0050】
なお、この実施の形態にあっては、前記スライド体2に、当該スライド体2の前記引き出し状態Hにおいて、前記のように上方に傾動され、かつ、前記離れ出し状態Fとなる一対のホルダー体3、3のホルダー部30の直下位置それぞれに、保持される容器Yの底部Yaが収まる凹所27が形成してある。
【0051】
また、この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記収納状態Sにおいて、この収納状態Sから特に当該スライド体2を引き出し操作しない限り、前記本体1内からの当該スライド体2の引き出し方向への移動を生じさせないようにする掛合手段が、前記一対のホルダー体3、3におけるホルダー部30と前記本体1における縦向きの内面13aとに設けてある。
【0052】
この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記収納状態Sにおいて、前記本体1の縦向きにある両側板部13と、この収納状態Sにおいて前記重ね合わせ状態Jとされる前記一対のホルダー体3、3のホルダー部30における当該側板部13に向けられた外側端面30aとに、かかる掛合手段が設けてある。
【0053】
より具体的には、この実施の形態にあっては、前記本体1の縦向きにある両側板部13における当該本体1の引き出し開口10側にそれぞれ、方形状をなす窓穴17を開設すると共に、前記スライド体2の前記収納状態Sにおいて当該窓穴17位置に位置される前記ホルダー体3のホルダー部30の外側端面30aに当該窓穴17に入り込み、かつ、当該窓穴17における前記引き出し開口10側にある穴縁17aに引っ掛かる掛合面34aを備えた掛合突部34を形成させて、前記掛合手段を構成している。かかるホルダー体3のホルダー部30に形成された掛合突部34は、頂部34bを挟んで、当該ホルダー部30の前端側に前記掛合面34aを傾斜させて有すると共に、この頂部34bを挟んだ当該掛合面34aと反対の側に、案内面34cを傾斜状に備えている。
【0054】
この結果、この実施の形態にあっては、前記スライド体2を前記引き出し状態Hから収納状態Sとなるように前記本体1に対し押し込み操作することに伴って、前記一対のホルダー体3、3においてそれぞれ、そのホルダー部30の特に前記掛合突部34を当該本体1の縦向きにある側板部13内面に突き当てさせて、前記付勢手段の付勢に抗して前記離れ出し状態Fから前記重ね合わせ状態Jに移行させることができ、この後、かかる掛合突部34が前記窓穴17に入り込む位置までスライド体2が押し込まれた段階で、前記付勢手段5の付勢により当該掛合突部34を窓穴17に入り込ませ、当該掛合突部34と窓穴17とを掛合させてスライド体2の引き出し方向への移動を規制させることができる。
【0055】
また、このように引き出し方向への移動が規制された状態で前記収納状態Sとされる前記スライド体2を再び引き出し操作した場合には、前記窓穴17における引き出し開口10側にある穴縁17aに前記掛合突部34の掛合面34aを突き当てて、この突き当てにより前記付勢手段5の付勢に抗して前記一対のホルダー体3、3をそのホルダー部30を内向きにやや移動させるように回動させ、さらに引き出し操作することにより、前記窓穴17から前記掛合突部34を抜き出させて、掛合を解き、前記スライド体2を前記引き出し状態Hまで移動させることができる。かかる掛合突部34における掛合面34aは前記のように傾斜されていることから、かかるスライド体2の引き出し操作に伴う前記窓穴17からのかかる掛合突部34の抜け出しはスムースになされる。
【0056】
また、この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記収納状態Sにおいて、この収納状態Sの維持と、この収納状態Sにおける前記ホルダー体3ならびにスライド体2の前記本体1内でのガタツキを防止する弾性接触手段7が、前記一対のホルダー体3、3におけるホルダー部30に設けてある。
【0057】
この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記収納状態Sにおいて、この収納状態Sにおいて前記重ね合わせ状態Jとされる前記一対のホルダー体3、3のホルダー部30における、前記本体1の横向きにある上板部11に向けられた上端側にそれぞれ、かかる弾性接触手段7が設けてある。
【0058】
より具体的には、この実施の形態にあっては、前記重ね合わせ状態Jにおける前記一対のホルダー体3、3の重ね合わされない部分、この実施の形態にあっては、このホルダー体3のホルダー部30における前記凹所33aに隣り合い、かつ、他方のホルダー体3のホルダー部30に向き合わない側に凹欠部35を設けると共に、この凹欠部35により形成される一対の段差面35a、35aにそれぞれ開設させた小孔35bに端部71を差し入れ組み付けられると共に、中央部72を上方に突き出させるように湾曲された金属製の線状バネ体70により、かかる弾性接触手段7を構成させている。
【0059】
かかる線状バネ体70は、その上方に突き出された中央部72の少なくとも一部を、前記凹欠部35の両側にある前記ホルダー部30の上側端面30bよりも上方に位置させるように構成されている。
【0060】
この結果、この実施の形態にあっては、前記スライド体2を前記引き出し状態Hから収納状態Sとなるように前記本体1に対し押し込み操作することに伴って、前記一対のホルダー体3、3においてそれぞれ、そのホルダー部30の特に前記線状バネ体70の中央部72をかかる押し込み操作の過程で当該本体1の横向きにある内面11a、すなわち、上板部11内面に突き当てさせて、かかる一対のホルダー体3、3を上方に向けて移動させる向きに付勢させる前記連結部材4に組み付けられた前記ねじりコイルバネ6の付勢に抗して、当該一対のホルダー体3、3を下方に押し下げると共に、前記スライド体2の少なくとも収納状態Sにおいて前記線状バネ体70の中央部72を弾性変形させた状態で前記本体1の上板部11内面に押し当てさせて、この収納状態Sからの前記スライド体2の引き出し方向への移動を規制させることができる。
【0061】
また、かかる線状バネ体70の中央部を弾性変形させた状態での前記本体1の上板部11への押し当たりにより、前記スライド体2を前記本体1の下板部12側に押し付ける力、前記ホルダー体3の腕部31を前記連結部材4の下板体41内面に押し当てる力などを作用させることができ、前記スライド体2の収納状態Sにおける当該スライド体2ならびに一対のホルダー体3、3のガタツキを防止することができる。
【0062】
この実施の形態においては特に、前記線状バネ体70により前記一対のホルダー体3、3に前記本体1の下板部12側へ押し込む向きの力が作用されるようにしてあることに加えて、当該一対のホルダー体3、3に、前記連結部材4を上方に付勢させる前記ねじりコイルバネ6により、前記収納状態Sにおいて前記本体1の上板部11内面に向けて押し付ける向きの力が作用されるようにしてあることから、かかる一対のホルダー体3、3およびスライド体2のガタツキの防止効果がより高められている。
【0063】
また、この実施の形態にあっては、前記線状バネ体70が、前記ホルダー部30の凹欠部35により形成された段差面35aに設けられた小孔35bを中心として、上方に湾曲状に突き出された中央部72をかかるホルダー部30の内側に突き出させる向きに回動させることができるようにしてある。(図3、図10)
【0064】
この結果、この実施の形態にあっては、前記スライド体2の前記引き出し状態Hにおいて離れ出し状態Fとされる一対のホルダー体3、3のホルダー部30に収められる容器Yの径がやや小さくても、前記のように回動される線状バネ体70の中央部をかかる容器Yの外面に当接させて、容器Yの保持状態を損なわないようにすることができる。すなわち、この実施の形態にあっては、かかる線状バネ体70が、径の異なる容器をそれぞれ安定的に保持し得る補助ホルダー片としても機能される構成としてある。
【0065】
【発明の効果】
この発明によれば、本体内からのスライド体の引き出しに伴って、横方向に開き出すように付勢された一対のホルダー体を有する容器保持装置において、スライド体の本体内への収納状態の維持、収納状態でのガタツキ防止、および、当該スライド体の移動操作における節度感付与の各要請を、容器保持装置の構造の複雑化を招くことなく、十分に満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 容器保持装置の分解斜視図
【図2】 スライド体2の引き出し状態Hにおける側面図
【図3】 スライド体2の引き出し状態Hにおける平面図
【図4】 スライド体2の収納状態Sにおける側面図
【図5】 スライド体2の収納状態Sにおける平面図
【図6】 図4におけるA−A線断面図
【図7】 図4におけるB−B線断面図
【図8】 重ね合わせ状態Jにある一対のホルダー体3、3と連結部材4の斜視図
【図9】 一対のホルダー体3、3と連結部材4の分解斜視図
【図10】 離れ出し状態Fにある一対のホルダー体3、3と連結部材4の平面図
【図11】 離れ出し状態Fにある一対のホルダー体3、3と連結部材4の底面図
【符号の説明】
1 本体
11a 横向きにある内面
13a 縦向きにある内面
2 スライド体
3 ホルダー体
30 ホルダー部
5 付勢手段
Y 容器
Claims (4)
- 本体と、この本体内に引き出し方向に移動可能に収められるスライド体とを有しており、
前記スライド体には、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、
前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段が設けられており、
前記ホルダー体におけるホルダー部と、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該ホルダー体のホルダー部に接する当該本体の縦向きにある内面とには、前記付勢手段の付勢により相互に掛合し合う掛合手段が設けてあり、
この掛合手段が、前記本体に設けられる窓穴と、前記ホルダー体のホルダー部に設けられ、前記窓穴に入り込む掛合突部とよりなることを特徴とする容器保持装置。 - 本体と、この本体内に引き出し方向に移動可能に収められるスライド体とを有しており、
前記スライド体には、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、
前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段が設けられており、
前記ホルダー体におけるホルダー部と、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該ホルダー体のホルダー部に接する当該本体の縦向きにある内面とには、前記付勢手段の付勢により相互に掛合し合う掛合手段が設けてあり、
しかも、前記ホルダー体のホルダー部には、一端側又は両端側において回動可能に組み付けられ、かつ、当該ホルダー部の内側に少なくとも一部が突き出されるように倒伏向きに回動される補助ホルダー片が設けてあることを特徴とする容器保持装置。 - 本体と、この本体内に引き出し方向に移動可能に収められるスライド体とを有しており、
前記スライド体には、飲料等の容器を起立状態に内側に収めるホルダー部を当該スライド体の引き出し前方側にある一端側に備え、かつ、他端側で当該スライド体に横方向に回動可能に組み付けられた一対のホルダー体が備えられていると共に、
前記一対のホルダー体を、前記本体からの前記スライド体の引き出し方向への移動操作に伴って、この一対のホルダー体における前記ホルダー部が設けられている側を互いに離し出す向きに当該一対のホルダー体を回動させるように付勢する付勢手段が設けられており、
しかも、前記本体への前記スライド体の収納状態において当該本体の横向きにある内面側にある前記ホルダー体のホルダー部には、当該本体の内面に接して弾性変形される弾性接触手段が設けてあることを特徴とする容器保持装置。 - ホルダー体のホルダー部に、一端側又は両端側において回動可能に組み付けられ、かつ、当該ホルダー部の内側に少なくとも一部が突き出されるように倒伏向きに回動される補助ホルダー片が設けてあることを特徴とする請求項3記載の容器保持装置。
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