JP4222002B2 - 乗物用カップホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数種類の異径のカップや飲み物容器を保持することができる乗物用カップホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載用のカップホルダーとしては、ハウジングを兼用するコンソールボックスに車室内に開口する収納空間を形成し、この収納空間にホルダー本体を出し入れ可能に配設し、ホルダー本体の左右の部分に側方に開放する円弧状の保持凹部を形成し、水平に回動して保持凹部に対し接近離反する保持アームをホルダー本体に設けて、この保持アームと保持凹部との間に形成された上方に開放するカップ保持空間に紙コップ,ジュースの缶,飲み物のビン等のカップ(容器)を保持させるようにしたものがある。
【0003】
この種のカップホルダーには、カップ保持空間に保持されるカップの径の大小に応じて、カップ保持空間のおおよその径を拡径又は縮径させるために、保持アームの基端部をホルダー本体に水平回動可能に保持させ、この保持アームの回動軸を中心に円弧状に設けられ且つ周方向に凹凸形状を呈する円弧状の切替壁を保持アームの基端部に近接させてホルダー本体に設けると共に、保持アームの基端部に切替壁に係合する弾性爪を設けたものが知られている(特許文献1参照)。
【0004】
このカップホルダーでは、弾性爪の切替壁への係合位置を変えることで、保持アームと保持凹部との距離を変化させて、カップ保持空間の径を保持させるカップの径の大小に応じて変化させるようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−16140号公報(段落番号13,14,20,21等参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したカップホルダーでは、凹凸形状を有する切替壁に弾性爪を係合させたラッチ機構が複雑な形状を有していたため、コスト高になるという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は、構成が簡単で部品点数が少なく、コストの低減を図ることができる乗物用カップホルダーを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、乗物に設けられたホルダー収納室と、前記ホルダー収納室に出し入れ可能に装着され且つ側方及び上方に開放する保持凹部が設けられたホルダー本体と、前記保持凹部に対して側方から接近・離反するように前記ホルダー本体に回動可能に保持されて前記保持凹部との間に上方に開放するカップ保持空間を形成する保持アームと、前記保持アームに上下方向に向けて突設された被ガイド部材と、前記ホルダー収納室に前記ホルダー本体の出し入れ方向に向けて形成されると共に前記被ガイド部材が係合させられたアームガイドを備えると共に、前記アームガイド及び被ガイド部材は前記ホルダー本体の前記ホルダー収納室に対する出し入れに伴い前記保持アームを前記保持凹部に対して離反・接近させる乗物用カップホルダーであって、前記ホルダー本体には前記保持凹部及び外側方に開放するアーム取付溝が形成され、前記アーム取付溝を形成する下壁及び上壁には互いに上下に位置する取付孔が形成され、前記保持アームの前記アーム取付溝内に配設された基部の下端及び上端には可撓性の支持片がそれぞれ突設され、前記各支持片には前記下壁及び上壁の取付孔にそれぞれ嵌合され且つ前記保持アームを前記ホルダー本体に可動可能に保持する支持軸が形成されていると共に、前記被ガイド部材は可撓性のある弾性部材から形成されていて、前記ホルダー本体を前記ホルダー収納室から引き出した状態で前記保持アームが前記保持凹部から離反する方向に前記保持アームに外力を作用させたときに、前記被ガイド部材が撓んで前記保持アームと前記保持凹部との間隔が広がって前記カップ保持空間が大きくなるように設定されている乗物用カップホルダーとしたことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、構成が簡単で少ない部品点数で径の異なるカップ又は容器を容易に保持させることができ、カップ等の保持のためのカップホルダーのコストの低減を図ることができる。
【0010】
また、請求項2の発明は、前記保持アームは前記保持凹部から離反する方向に付勢手段で回動付勢されていることを特徴とする。この構成によれば、ホルダー本体を引き出すことにより、保持アームを付勢手段の付勢力により保持凹部から離反させて、カップ保持空間を自動的に形成できる。
【0011】
更に、請求項3の発明は、前記ホルダー収納室の内面には、前記被ガイド部材が前記アームガイドから外れたときに前記被ガイド部材を係止させる段差が設けられていることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、ホルダー本体をホルダー収納室から引き出した状態で保持アームを保持凹部から離反する方向に外力を作用させることにより、被ガイド部材を撓ませて保持アームと保持凹部との間隔を広げたときに、前記被ガイド部材が前記アームガイドから外れたとしても、前記被ガイド部材が段差に係止されて、前記保持アームが保持凹部から離反する方向に回動するのを阻止することになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1において、1は車両である自動車(乗物)の車室、2は車室1内のフロアコンソールの前端部に設けられた起立部、3は起立部2に設けられた開口、4は開口3に取り付けられたホルダーケースである。このホルダーケース4は、フロアコンソールの起立部2に一体に形成されていても良い。
【0015】
このホルダーケース4内には、車室1に開口すると共に、車両の前後方向に延びるホルダー収納室5が形成されている。このホルダー収納室5には、ホルダー本体6が前後に出し入れ可能に挿入されている。
【0016】
このホルダー本体6は、図2に示したように車室内側の端部にリッド7を有する。また、ホルダー本体6の左右の部分には、リッド7に隣接する保持凹部8,8が設けられている。この各保持凹部8,8は、平面視形状が略半円弧状に形成されていると共に、左右の外側方に向けてそれぞれ開放させられている。しかも、各保持凹部8,8は、上端が上方に向けて開放させられている。
【0017】
この各保持凹部8の下端には、保持凹部8の曲率中心を含み且つリッド7との間に空間9aを形成可能な支持壁(底壁)9が形成されている。尚、支持壁9は、図2に示したように保持凹部8の曲率中心を中心とする円の略1/4以上の面積を有する。しかも、リッド7の保持凹部8側の面には、保持凹部8に連なる面10aを有する突部10が形成されている。
【0018】
更に、ホルダー本体6の中間部の両側部には、前後に延び且つ保持凹部8,8及び外側方に開放するアーム取付溝(アーム取付凹部)11,11がそれぞれ形成されている。これにより、アーム取付溝11の保持凹部8とは反対側の端部、即ちアーム取付溝11の前端には端壁12が形成されている。
【0019】
このアーム取付溝11は、ホルダーケース4の側部の下壁13と上壁14との間に形成されている。そして、下壁13の端壁12近傍の部分には、側方に向けて延びると共に、側縁に開放するガイド凹部15が形成されている。しかも、下壁13にはガイド凹部15の開放端とは反対側の端部に位置させて取付孔13aが形成され、上壁14には取付孔13aの上方に位置させて取付孔14aが形成されている(図4参照)。この上壁14には保持凹部8側に位置させて取付孔14aの中心を中心とする円弧状のガイドスリット(ガイド孔)16が形成されている。
【0020】
また、17はカップ保持用の保持アームである。この保持アーム17は、図1,図4から明らかなようにアーム取付溝11内に配設された基部17aと、基部17aに連設され且つ保持凹部8に対向させられたカップ保持部17bを有する。このカップ保持部17bは、保持凹部8とは反対側に円弧状に膨出して、保持凹部8との間に略円形のカップ保持空間(カップ配設空間)18を形成するようになっている。
【0021】
また、基部17aの端壁12側の端部の下端及び上端には、薄肉で可撓性の支持片19,20が突設されている。この支持片19には下方に向けて突出する可撓性の支持軸21が形成され、支持片20には上方に向けて突出する支持軸22が形成されている。
【0022】
この支持軸21,22は取付孔13a,14aに回転自在に嵌合されている。これにより、保持アーム17のカップ保持部17bは、保持凹部8に対して側方から接近・離反するようにホルダー本体6に回動可能に保持されている。尚、支持軸21,22の取付孔13a,14aへの取り付けに際しては、支持軸22を取付孔14aに斜めから挿入した後、支持片19を撓めながら支持軸21をガイド凹部15に沿って取付孔13a側に移動させて、支持軸21を取付孔13aに嵌合させると良い。
【0023】
また、基部17aの上面には、被ガイド部材としての被ガイド軸23が支持片19に近接して一体に設けられている。この被ガイド軸23は、ガイドスリット16に挿通されて、上端部が上壁14の上方に突出させられている。
【0024】
この被ガイド軸23は、保持アーム17と同じ材料で基部17aに一体に形成しても良い。この場合には、保持アーム17及び被ガイド軸23の材料としては、例えばポリプロピレン等の可撓性のある材料を用いることができる。この場合、被ガイド軸23は、ある程度の強度を有すると共に、後述するカップ保持力より多少大きい外力で撓むことができるように直径や長さが設定されている。
【0025】
また、被ガイド軸23は、保持アーム17とは異なる材料から形成して、基部17aに取り付けるようにしても良い。この場合にも、被ガイド軸23は、ある程度の強度を有すると共に、後述するカップ保持力より多少大きい外力で撓むことができるように直径や長さが設定されている。しかも、この場合には、保持アーム17には比較的硬質で撓みにくい材料を用いることで、カップ保持部17bによるカップ保持状態を安定させることができる。
【0026】
更に、保持アーム17の基部17aと端壁12aとの間には、支持軸22に捲回したネジリコイルバネ24が介装されている。尚、ネジリコイルバネ24の基部17aの支持部は図示を省略したが、基部17aに上面に開口する係止穴(図示せず)を形成して、この係止穴に係合する折曲端部をネジリコイルバネ24の一端部に設けると良い。このネジリコイルバネ24は、カップ保持部17bが保持凹部8から離反する方向に保持アーム17を回動付勢している。
【0027】
また、ホルダーケース4は上壁4aを有する。この上壁4aの下面の側部には、その側縁に沿って延びる(実施例では前後に延びる)カム面(ガイド面)25が保持アーム17のガイドとして形成されている。このカム面25は、ホルダー収納室5の開口端側に位置する第1の支持面25aと、この第1の支持面25aの前端から前側に向けて延設され且つホルダーケース4の左右方向の内側に傾斜するガイド面(傾斜ガイド面)25bと、ガイド面25bの前端から前側に向けて延設された第2の支持面25cを有する。
【0028】
この第1,第2の支持面25a,25cは互いに平行に設けられている。しかも、カム面25には、被ガイド軸23の上端部がネジリコイルバネ24のバネ力により係合させられている。
【0029】
そして、ホルダー本体6がホルダー収納室5から図1,図3,図5の如く引き出されて、被ガイド軸23が第1の支持面25aに係合している状態では、保持アーム17のカップ保持部17bと保持凹部8との間に形成されるカップ保持空間18が略円形に形成される様になっている。
【0030】
また、ホルダー本体6がホルダー収納室5内に図6の如く移動させられて、被ガイド軸23が第2の支持面25cに係合している状態では、保持アーム17のカップ保持部17bが保持凹部8側に接近して、カップ保持部17bがホルダーケース4の内側面に当たらないようになっている。
【0031】
更に、上壁4aの下面の側部には、カム面25より一段低く且つカム面25より外側に位置する段差面(段差)26が形成されている。この段差面26は、被ガイド部材である被ガイド軸23の上端部がアームガイドであるカム面25から外れたとき、被ガイド軸23の上端部を係止して、保持アーム17が保持凹部から離反する方向に回動するのを阻止する様になっている。
【0032】
次に、この様な構成の乗物用カップホルダーの作用を説明する。
【0033】
この様な構成において乗物用カップホルダーを使用する場合は、ホルダー本体6がホルダー収納室5内に収納された状態から、図1,図3,図5の如く保持凹部8及びカップ保持部17bがホルダーケース4から車室1内に露出する状態まで、ホルダー本体6をホルダー収納室5から引き出す。この引き出しに際して、被ガイド軸23の上端部が第2の支持面25cから傾斜するガイド面25bに沿って外側の第1の支持面25a側に移動させられ、保持アーム17がネジリコイルバネ24のバネ力で保持凹部8から離反する方向に支持軸21,22を中心に回動させられる。
【0034】
そして、図1,図3,図5の如く保持凹部8及びカップ保持部17bがホルダーケース4から車室1内に露出した位置では、被ガイド軸23が第1の支持面25aに係合していて、保持アーム17のカップ保持部17bと保持凹部8との間に形成されるカップ保持空間18が略円形に形成される様になっている。
【0035】
従って、この状態で通常は缶ジュースや紙コップ等の比較的に小径のカップ(容器)27を図7(a)の如くカップ保持空間18内に挿入して、保持凹部8とカップ保持部17bとの間で保持することができる。また、この位置において被ガイド軸23は、撓むことなく上下方向に延びていて、上端部が第1の支持面25aに係合している。
【0036】
また、カップ27よりも径の大きい缶類やビン,カップ等の容器28を保持させる場合には、容器28の下端部側でカップ保持部17bが保持凹部8から離反する方向にカップ保持部17bに外力を加えて、被ガイド軸23を図8(b)の如く撓ませることにより、カップ保持部17bを保持凹部8から離反する方向に僅かに回動させることができる。
【0037】
これにより、保持凹部8及びカップ保持部17bがホルダーケース4から車室1内に露出する状態まで、ホルダー本体6をホルダー収納室5から引き出した状態で、カップ保持空間18を図7(a)より広げて、カップ27よりも径の大きい容器28を保持凹部8とカップ保持部17bとの間で保持させることができる。
【0038】
尚、カップ保持部17bを保持凹部8から離反する方向に広げる際、被ガイド軸23の上端部が第1の支持面25aから外れたとしても、被ガイド軸23の上端部が段差面26に当接して、側方に外れるのが防止される。
【0039】
一方、乗物用カップホルダーを使用しない場合には、図1,図3,図5の状態からホルダー本体6をホルダー収納室5内に移動させて収納させる。この収納に際して、被ガイド軸23の上端部が第1の支持面25aから傾斜するガイド面25bに沿って内側の第2の支持面25b側に移動させられ、保持アーム17がネジリコイルバネ24のバネ力に抗して保持凹部8に接近する方向に支持軸21,22を中心に回動させられる。
【0040】
この被ガイド軸23の上端部が傾斜するガイド面25bに沿って内側の第2の支持面25b側に移動させられる際、保持アーム17のカップ保持部17bが保持凹部8側に接近して、カップ保持部17bがホルダーケース4の内側面に当たらないようになっている。
【0041】
図6は、ホルダー本体6がホルダー収納室5内に収納される途中の状態であって、被ガイド軸23の上端部が第2の支持面25cに係合している状態を示し、この状態からリッド7がホルダー収納室5の開口端に係合するまで、ホルダー本体6をホルダー収納室5内に移動させることで、ホルダー本体6がホルダー収納室5内に収納させられる。
【0042】
以上説明した発明の実施の形態の乗物用カップホルダーは、乗物(車両)に設けられたホルダー収納室5と、前記ホルダー収納室5に出し入れ可能に装着され且つ側方及び上方に開放する保持凹部8が設けられたホルダー本体6と、前記保持凹部8に対して側方から接近・離反するように前記ホルダー本体6に回動可能に保持されて前記保持凹部8との間に上方に開放するカップ保持空間18を形成する保持アーム17を有する。また、乗物用カップホルダーは、前記保持アーム17に上下方向に向けて突設された被ガイド部材(被ガイド軸23)と、前記ホルダー収納室5に前記ホルダー本体6の出し入れ方向に向けて形成されると共に前記被ガイド部材が係合させられたアームガイド(カム面25)を備えている。しかも、前記アームガイド(カム面25)及び被ガイド部材(被ガイド軸23)は前記ホルダー本体6の前記ホルダー収納室5に対する出し入れに伴い前記保持アーム17を前記保持凹部8に対して離反・接近させる様になっている。更に、前記被ガイド部材(被ガイド軸23)は可撓性のある弾性部材から形成されていて、前記ホルダー本体6を前記ホルダー収納室5から引き出した状態で前記保持アーム17が前記保持凹部8から離反する方向に前記保持アーム17に外力を作用させたときに、前記被ガイド部材(被ガイド軸23)が撓んで前記保持アーム17と前記保持凹部8との間隔が広がって前記カップ保持空間18が大きくなるように設定されている。
【0043】
この構成によれば、構成が簡単で少ない部品点数で径の異なるカップ又は容器を容易に保持させることができ、カップ等の保持のためのカップホルダーのコストの低減を図ることができる。
【0044】
また、この発明の実施の形態の乗物用カップホルダーでは、前記保持アーム17が前記保持凹部8から離反する方向に方向に付勢手段(ネジリコイルバネ24)で回動付勢されている。この構成によれば、ホルダー本体6を引き出すことにより、保持アーム17を付勢手段(ネジリコイルバネ24)の付勢力により保持アーム17が保持凹部8から離反させて、カップ保持空間18を形成できる。
【0045】
更に、この発明の実施の形態の乗物用カップホルダーは、前記ホルダー収納室5の内面に、前記被ガイド部材(被ガイド軸23)が前記アームガイド(カム面25)から外れたときに前記被ガイド部材(被ガイド軸23)を係止させる段差(段差面26)が設けられている構成としている。
【0046】
この構成によれば、ホルダー本体6をホルダー収納室5から引き出した状態で保持アーム17を保持凹部8から離反する方向に外力を作用させることにより、被ガイド部材(被ガイド軸23)を撓ませて保持アーム17と保持凹部8との間隔を広げたときに、前記被ガイド部材(被ガイド軸23)が前記アームガイド(カム面25)から外れたとしても、前記被ガイド部材(被ガイド軸23)が段差(段差面26)に係止されて、前記保持アーム17が保持凹部8から離反する方向に回動するのを阻止することになる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明は、以上説明したように構成したので、構成が簡単で少ない部品点数で径の異なるカップ又は容器を容易に保持させることができ、カップ等の保持のためのカップホルダーのコストの低減を図ることができる。
【0048】
また、請求項2の発明によれば、ホルダー本体を引き出すことにより、保持アームを付勢手段の付勢力により保持凹部から離反させて、カップ保持空間を自動的に形成できる。
【0049】
さらに、請求項3の発明は、ホルダー本体をホルダー収納室から引き出した状態で保持アームを保持凹部から離反する方向に外力を作用させることにより、被ガイド部材を撓ませて保持アームと保持凹部との間隔を広げたときに、前記被ガイド部材が前記アームガイドから外れたとしても、前記被ガイド部材が段差に係止されて、前記保持アームが保持凹部から離反する方向に回動するのを阻止することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る乗物用カップホルダーの部分斜視図である。
【図2】図1に示した乗物用カップホルダーの分解斜視図である。
【図3】図1の乗物用カップホルダーの部分平面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図3の本体ケースを想像線で示すと共にホルダー本体の一部を破断して示した説明図である。
【図6】図5のホルダー本体をホルダー収納室内に収納する途中の状態の作用説明図である。
【図7】(a)は乗物用カップホルダーの作用説明図、(b)は(a)のA1−A1線に沿う概略断面図である。
【図8】(a)は乗物用カップホルダーの作用説明図、(b)は(a)のA2−A2線に沿う概略断面図である。
【符号の説明】
5・・・ホルダー収納室
6・・・ホルダー本体
8・・・保持凹部
17・・・保持アーム
18・・・カップ保持空間
23・・・被ガイド軸(被ガイド部材)
24・・・付勢手段(ネジリコイルバネ)
25・・・カム面(アームガイド)
26・・・段差面(段差)
Claims (3)
- 乗物に設けられたホルダー収納室と、前記ホルダー収納室に出し入れ可能に装着され且つ側方及び上方に開放する保持凹部が設けられたホルダー本体と、前記保持凹部に対して側方から接近・離反するように前記ホルダー本体に回動可能に保持されて前記保持凹部との間に上方に開放するカップ保持空間を形成する保持アームと、前記保持アームに上下方向に向けて突設された被ガイド部材と、前記ホルダー収納室に前記ホルダー本体の出し入れ方向に向けて形成されると共に前記被ガイド部材が係合させられたアームガイドを備えると共に、前記アームガイド及び被ガイド部材は前記ホルダー本体の前記ホルダー収納室に対する出し入れに伴い前記保持アームを前記保持凹部に対して離反・接近させる乗物用カップホルダーであって、
前記ホルダー本体には前記保持凹部及び外側方に開放するアーム取付溝が形成され、前記アーム取付溝を形成する下壁及び上壁には互いに上下に位置する取付孔が形成され、前記保持アームの前記アーム取付溝内に配設された基部の下端及び上端には可撓性の支持片がそれぞれ突設され、前記各支持片には前記下壁及び上壁の取付孔にそれぞれ嵌合され且つ前記保持アームを前記ホルダー本体に可動可能に保持する支持軸が形成されていると共に、
前記被ガイド部材は可撓性のある弾性部材から形成されていて、前記ホルダー本体を前記ホルダー収納室から引き出した状態で前記保持アームが前記保持凹部から離反する方向に前記保持アームに外力を作用させたときに、前記被ガイド部材が撓んで前記保持アームと前記保持凹部との間隔が広がって前記カップ保持空間が大きくなるように設定されていることを特徴とする乗物用カップホルダー。 - 前記保持アームは前記保持凹部から離反する方向に付勢手段で回動付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用カップホルダー。
- 前記ホルダー収納室の内面には、前記被ガイド部材が前記アームガイドから外れたときに前記被ガイド部材を係止させる段差が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用カップホルダー。
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