JP4338262B2 - 車両用カップホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料水類を入れた缶、コップ、紙パック等の飲料容器(以下、これらを総称して「カップ類」と言う)を倒れないように保持しておくための車両用カップホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用カップホルダーには各種の構造のものが提供されているが、高級車等では、見栄えやスペース等を重視した折り畳みや引き出しタイプが採用される。このうち、本発明は、特開平9−48273号や特開平8−192669号等に例示される引き出しタイプを対象としている。
【0003】
図6(a),(b)は特開平8−192669号のカップホルダーを収納態様と使用態様で示している。このカップホルダーは、前面を開口50aしたケース50と、ケース50内に入れた同図(a)の収納態様とケース50内より引き出した同図(b)の使用態様に切り換えられるホルダー51と、カップ類kの下面を受け止めるトレイ52とを備えている。ケース50は、前面開口50aからホルダー51を内部に押し入れるもので、例えば、車室内のインストルメントパネル側に一体的に取り付けられる。ホルダー51は、前面の操作部51aの手前側に位置して、カップ類kを挿入して周囲を拘束する保持穴51bを形成している。トレイ52は、後端側がホルダー51に回転可能に枢支されて、ホルダー51と一体的にケース50内に収納されると共に、使用態様で後端側を支点としてホルダー51より垂れ下がって保持穴51bに差し入れられたカップ類kの下面を受け止めるものである。すなわち、この構造では、大小のカップ類k2,k1がホルダー51の保持穴51bに上から挿入されると、ホルダー51の真下に垂れ下げられたトレイ52の載置部52aで支えられると共に、上部が保持穴51bの内周面で拘束されて転倒が防止される。このため、カップ類kとしては、保持穴51bの内径寸法以下で、かつトレイ52の載置部52aに受け止められる大きさのものであれば一応保持されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のカップホルダーでは、カップ類kをホルダーに垂れ下げられるトレイ52の載置部52aで受け止める構成であるため、カップ類kをより安定に受け止めるには線材よりも板材を用いると言うように載置部52aの幅寸法L0を大きく確保することが好ましい。そのような観点から、従来はトレイ52を板材で構成し、載置部52aが支持アーム部52bの先端側に位置するように形成されている。また、従来構造では、傾斜した支持アーム部52bに大きな開口52cを載置部52aと接近して設けることにより、載置部52a上に載せられるカップ類kに対する安定したラップ代を確保するよう工夫している。これは、トレイ52がホルダー51と共にケース50内に挿入されるため、載置部52aの幅寸法L0を大きくすると、ケース50の開口50aもそれに比例して高さを大きく確保しなくてはならず、全体が厚くなることを避けることにある。この背景には、この種のカップホルダーのうち、例えば、インストルメントパネルに組み込むものは設置スペースがオーデオ等の他の機器類との取り合いとなり、小型であって、特に厚さを薄くしたいという事情がある。
【0005】
ところが、従来の如く、開口52cを設けることによりカップ類kに対する載置部52aの安定性を確保する手法では、載置部52aの板幅寸法を広くするものではないので、例えば、大きなカップ類k2の場合は比較的安定に保持できるが、小さなカップ類k1の場合は重心が偏って安定した保持が得られなくなる。また、載置部52aに接近して設けられた開口52cを通じて、カップ類kの水滴が直に落下し易くなり、下側に設置されているオーデオ等の他の機器類等に悪影響を及ぼすという問題もある。
【0006】
本発明は上記した問題を解消するものであり、その目的は全体の厚さを抑えて、大小のカップ類をより安定して保持可能にし、しかも従来の如くカップ類の水滴が落下し難くした車両用カップホルダーを提供することにある。他の目的は以下の内容説明と共に明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、図面に例示される如く、前面を開口したケース1と、該ケース1内に入れる収納態様とケース前面開口1aより引き出す使用態様とに切換可能であると共にカップ類kを挿入して周囲を拘束する保持穴2bを形成しているホルダー2と、前記ホルダー2に後端側を回転可能に枢支してホルダー2と一体的にケース1内に収納され、かつ前記使用態様で後端側を支点としてホルダー2より垂れ下がって前記カップ類kの下面を受け止めるトレイ3とを備えている車両用カップホルダーにおいて、前記トレイ3は、内側を開口4cし、かつ前側に前記カップ類kの下前側部分を受け止める第1載置部4aを形成している外トレイ4と、前記外トレイ4の開口4c内に収容された状態で前記カップ類kの下後側部分を受け止める第2載置部5aを形成している内トレイ5とからなり、前記外トレイ4及び前記内トレイ5は枢軸7aを介し相対的に回動自在に組み付けられており、前記ホルダーの使用態様では前記外トレイ4の開口4cに前記内トレイ5の第2載置部5aを収容した状態で前記第1載置部及び前記第2載置部が略平面上に接近し、前記ホルダーが前記ケース内に押し入れられる過程では前記内トレイ5の第2載置部5aが前記外トレイ4の開口4cの上へ移動し、前記ホルダーの収納態様では前記外トレイ4の第1載置部4aが前側に位置し、前記内トレイ5の第2載置部5aがその後方に配置されるよう構成したものである。
【0008】
以上の構造の手法は、トレイ3が外トレイ4及び内トレイ5により構成されることに加え、外トレイ4の開口4cに内トレイ5の第2載置部5aを受け入れ可能にすることにより、両第1,第2載置部4a,5aが収納態様で離間した状態になってケース内にコンパクトな状態で収まり、同時に、使用態様で略平面上に接近して両者の幅寸法L1+L2=Lを一体的にし幅の広い載置面を得るようにしたものである。したがって、この構造では、ケース1の高さを大きくすることなく、トレイ3の載置部3aを構造的に広く確保できることから、特に、全体の厚さを薄くしたい用途、例えば、より多くの機器類を設置したいインストルメントパネル用として最適なものとなり、同時に、以下のような展開ないしは利点が容易に実現される。
【0009】
第1に、前記ホルダーの使用態様で、前記内トレイ5の第2載置部5aが前記外トレイ4の内側開口4cをほぼ塞ぐよう形成されている構成である。この場合は、開口4cを通じて、カップ類kの水滴が直に落下し難くなり、例えば、下側に設置されているオーデオ等の他の機器類等に悪影響を及ぼすと言うような品質悪化を防ぐことができる。
第2に、前記ホルダー2は、ホルダー下面側に枢軸9を介し組み付けられ、該枢軸9を支点として略水平に回動されることにより前記保持穴2bの内側へ突出するサブホルダー6を有している構成である。この場合は、サブホルダー6により保持穴2bの内径を小さく規制し、相対的に小さなカップ類k1であっても、簡単かつ容易に安定保持可能となる。つまり、本発明は上記載置部3aを広く確保可能にしたものであるが、このサブホルダー6を追加することで本発明の利点が更に効果的に発揮されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。この形態は、本発明の好適な例であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を制約するものではない。
【0011】
図1から図5は本発明に係る車両用カップホルダーの形態例を示している。このうち、図1は図3のB−B線に沿った概略縦断面図で、カップホルダーの収納態様を示している。図2(a),(b)はカップホルダーの収納態様での側面及び図3のA−A線に沿った使用態様での概略縦断面図である。図3はカップホルダーを収納態様と使用態様で示す模式上面図、図4はカップホルダーの主要部を構成しているトレイを収納態様と使用態様で示す概略斜視図、図5は前記トレイを分解した概略斜視図である。なお、各断面図において、トレイのうち内トレイは作図上、断面のハッチングを省略し、外トレイと区別し易くした。
【0012】
図に示す車両用カップホルダーは、主な部材がケース1と、ホルダー2と、外トレイ4及び内トレイ5を組としたトレイ3と、サブホルダー6とから構成されており、全て樹脂成形品である。但し、材質的には樹脂以外であってもよい。また、この形態のカップホルダーは、自動車のセンターコンソールの前方に位置するインストルメントパネルP(図3参照)に組み込むことを前提として開発されたが、例えば、車室内に設けられる各種のコンソールや座席側等に組み込むことも可能である。
【0013】
ここで、ケース1とホルダー2は、従来と同じくホルダー2がケース1に対し押し入れられた収納態様と、引き出した使用態様とに切り換え可能に配置される関係であればよい。したがって、ケース1は、前面が開口1aし、ホルダー2を引き出し可能に収納する大きさの容器である。この例では、図3の如く上面11、下面12、後面13、両側面14により区画されている。上面11は、後側が大きく欠如されており、その後端面に前向きの凹所11aを左右に形成している。後面13の外側には、インストメントパネルPの取付凹所内に位置決めする突起部15が略中間に突設されている。後面13の内側には凸部16が左右に対に設けられている。両側面14には、外前側に取付片17が突設されると共に、内側にあって前後方向にガイド部18が設けられ、また、図2(a)及び図3に示される如く取付穴14aが貫通して設けられ、そこに板バネ19が付設されている。
【0014】
ホルダー2は、前面が操作部2aで、その手前にカップ類kを上から挿入する保持穴2bを有し、ケース1に収納された状態で前面操作部2aが外に張り出した状態となる点で従来と同じ。保持穴2bは、2つ設けられているが、左右の保持穴2bの大きさや穴形状を変えたり、1つの保持穴だけで構成されることもある。また、この例では、本体21が幅方向の断面で、略コ形に形成されている。この本体21は、操作部2aを前方に一体化し、その手前に穴径Rの保持穴2bを対に形成している。そして、上後側に突起22を有し、収納態様で突起22が凹所11aと係合する。断面コ形の内側、つまり本体21の下面には図2(b)の如くトレイ用の取付部25が略中間部に2個下向きに突設され、後面23には前記凸部16と係脱する凹部26が設けられ、側面24には前記ガイド部18に沿ってスライドするガイド部28が設けられている。
【0015】
また、ホルダー2には、サブホルダー6が各保持穴2bに対応して設けられている。すなわち、このサブホルダー6は、図1に示す如く本体21の下面前側にあって、操作部2aに一番近い保持穴2bの半筒状縁部29に取り付けられている。形状的には先端を丸めた片状のものである。そして、サブホルダー6は、縁部29に設けられた取付溝に対し、枢軸9により略90度だけ回動自在に枢支されると共に、図面上、省略しているが、枢軸9に軸装された状態に組み付けられた反転バネにより保持穴2b内に突出する水平使用位置と下向きに倒れた非使用位置の2位置に反転されるようになっている。このようなサブホルダー6は、枢軸9を支点として略水平使用位置へ回動されることにより保持穴2b内に突出し、その突出量に応じて保持穴2bの内径を小さくする。これにより、保持穴2bは差し込まれるカップ類kが相対的に小さくても、サブホルダー6の突出量によりその小さなカップ類k1の周囲を規制してがたつきを抑えることができる。
【0016】
なお、ここまでの構造において、ホルダー2は、ケース1に対し前面開口1aから板バネ19に抗し少しだけ押し込められると、その後は板バネ19の定圧力を受けながらガイド部18,28の案内に沿って収納態様と使用態様との間で引き出されたり、押し入れられる。収納態様では凹部26内に凸部16が当たり、使用態様では突起22が凹所11aに当たって、位置規制される。ホルダー2は、板バネ19によりがたつきなく良好にスライド操作されると共に、ケース1内から不用意に抜けないようなっている。但し、ホルダー2としては、特開平8−192669号等に記載されている如く使用態様の方向へ常に付勢して、ロックを解除することでその付勢力で自動的に収納態様から使用態様へ切り換えられるようにしたり、前記ロックとしてプッシュ・プッシュ係止機構つまりホルダー2を一度押すとロックし、再び押すとロックを解除する構造等が必要に応じて追加されるものである。
【0017】
トレイ3は、本発明の主要部を構成しており、外観的には外トレイ4と内トレイ5とを相対的に移動自在に組み付けたものである。要は、ホルダー2に一体的に回動自在に組み付けられる点、ケース1内にホルダー2と共に収納され、かつ使用態様でホルダー2より垂れ下がって保持穴2bに入れられたカップ類kの下面を受け止める点で従来と同じ。異なる構成は、外トレイ4及び内トレイ5により、トレイ3としての載置部3aをコンパクト化に反することなく大きく形成可能にした点にある。すなわち、外トレイ4は、図4及び図5に示される如く先端に片状の載置部4a(第1載置部4aに相当する)を有し、その手前又は内側が大きく欠如した開口4cに形成されている。したがって、開口4cは、先端の載置部4aと、後側の後片部4b及び両側の側片部4dとにより区画される。両側片部4dの後端側には軸穴4eが同軸線上に設けられている。載置部4aの後端側は、図2(b)に示される如く段差4fに形成されている。
【0018】
これに対し、内トレイ5は、全体が外トレイ4の両側片部4dの間に配置される板幅に形成されると共に、前側が開口4c内に収容され、後側が後片部4bに載せられるようになっている。つまり、前側は、断面が略L形をなし、L形の水平辺が載置部5a(第2載置部5aに相当する)として、垂直辺がカップ類kの下部周囲を規制する部分5bとして用いられる。また、載置部5a及び部分5bで区画されるL形の内側には、両側と中間に略直角三角形の壁5cが一体に形成されている。壁5cのうち、中間の壁5cは載置部3aに載せられる左右のカップ類kが不用意にぶつかることを防ぐ。両側の壁5cはカップ類kの水滴がここから外へ漏れないように防ぐ。一方、後側は、中間が切り欠されて開口5dされている。後端部には、幅方向に軸穴5eが両側を貫通して設けられている。
【0019】
以上の外トレイ4及び内トレイ5は上記したホルダー2に設けられた2つの取付部25に対しアーム10を介在した状態で回動可能に取り付けられる。この要領は、例えば、図5に示す如く内トレイ5の軸穴5eに枢軸7を軸装する際に、開口5d内を通る枢軸7の部分にアーム10の下端側に設けられた下穴10aを共通に軸装する。その後、外トレイ4は、内トレイ5を下から受けるよう配置され、両側の軸穴4eに枢軸7の対応端部7aを嵌合すべく操作される。これにより、両トレイ4,5は枢軸7を介し相対的に回動自在に組み付けられる。そして、両トレイ4,5は、例えば、両取付部25の間にアーム10の上端側を配置した状態から、枢軸37を用いて、該枢軸37が両取付部25の取付穴25a及びアーム10の上端側に設けられた軸穴10bを共通に軸装されことにより、ホルダー2に対し回動可能に取り付けられる。この場合、取付部25の取付穴25aは、図2(b)の如く長穴に形成されており、トレイ3がアーム10の揺動を伴って図1の収納態様と図2(b)の使用態様とにスムースに回動切り換えられるよう処理されている。更に、トレイ3は、枢軸7の軸回りに介装された不図示のスプリングにより付勢された状態となっている。このスプリングは、一端がホルダー2の下面に係止され、他端がトレイ3側に係止されており、トレイ3がホルダー2の下方へ回動されるよう常に付勢している。そして、ホルダー2を収納態様にする過程ではトレイ3がスプリングの付勢圧に抗しホルダー2下面側に接近され、収納態様ではトレイ3がスプリングで不用意に揺動しないように規制される。
【0020】
次に、以上の車両用カップホルダーの作動について説明するが、カップホルダー自体の使い方等は従来と同じくしていることから、本願発明の特有の作動について専ら詳述する。この構造では、ホルダー2の使用態様において、ホルダー2の下方へ垂れ下がったトレイ3が次のようような状態になっている。すなわち、この構造のトレイ3では、図4(b)の如く外トレイ4の開口4cに内トレイ5の載置部5aを収容した状態になり、両載置部4a,5aが略平面上に接近し、図2(b)の如く載置部4aの後端である段差4fに載置部5aの先端が面一に重なっている。このため、トレイ3の載置部3aは、図2(b)の如くその概略的な幅寸法Lが載置部4aの幅寸法L1と、載置部5aの幅寸法L2とを加えた広さになっている。ところが、ホルダー2の収納態様では、図4(a)の如くホルダー2がケース1内に押し入れられる過程で内トレイ5の載置部5aが外トレイ4の開口4cの上に移動し、最終的には図1の如く載置部4aが前側に位置し、載置部5aがその後方に配置される。このため、この構造では、ケース1の高さつまり開口1aの高さ寸法を大きくすることなく、トレイ3の載置部3aを構造的に広く確保できることになる。この点は、図1の右側に比較例として図示したように、従来構造により載置部52aをこの形態と同じ幅寸法Lに確保する場合、開口1aの高さもそれに相当する大きさにしなくてはならないことから明白である。したがって、この構造では、カップホルダーの厚さを極力薄くしたいような用途、例えば、自動車のインストルメントパネルに組み込む場合等にも、充分満足したものを提供することができる。
【0021】
また、この構造では、両載置部4a,5aが上記した段差4fの存在にて使用態様で前後に隙間なく配置され、同時に、壁5c等の存在により、この上に載せられたカップ類kから水滴が漏れても開口4cを通じ直に落下し難くなる。更に、この構造では、載置部3が幅広く確保されることに加え、サブホルダー6を有効に利用することにより、保持穴2bの内径よりも小さなカップ類k1の場合、そのカップ類k1をより安定して保持することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明の車両用カップホルダーによれば、ホルダーの収納態様では第1,第2載置部が離間した状態になってケース内にコンパクトな状態で収まり、同時に、使用態様では第1,第2載置部が略平面上に接近して両者の幅寸法を足した広い載置面を得ることができる。したがって、本発明品は、ケースの高さを大きくしなくても、トレイの載置部を広くして、カップ類をより的確かつ安定した状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明形態の車両用カップホルダーを示す図3のB−B線に沿う縦断側面図である。
【図2】上記カップホルダーの収納態様での側面、及び使用態様での図3のA−A線に沿う縦断側面図である。
【図3】上記カップホルダーを異なる態様で示す上面図である。
【図4】上記カップホルダーのトレイを異なる態様で示す概略斜視図である。
【図5】上記トレイを分解した概略斜視図である。
【図6】従来車両用カップホルダーを収納と使用時での縦断側面図である。
【符号の説明】
1はケース
1aはケース前面の開口
2はホルダー
2bは保持穴
3はトレイ
3aは載置部
4は外トレイ
4aは載置部(第1載置部)
4cは開口
5は内トレイ
5aは載置部(第2載置部)
6はサブホルダー
7,9は枢軸
k,k1,k2はカップ類
Claims (3)
- 前面を開口したケースと、該ケース内に入れる収納態様とケース前面開口より引き出す使用態様とに切換可能であると共にカップ類を挿入して周囲を拘束する保持穴を形成しているホルダーと、前記ホルダーに後端側を回転可能に枢支してホルダーと一体的にケース内に収納され、かつ前記使用態様で後端側を支点としてホルダーより垂れ下がって前記カップ類の下面を受け止めるトレイとを備えている車両用カップホルダーにおいて、
前記トレイは、内側を開口し、かつ前側に前記カップ類の下前側部分を受け止める第1載置部を形成している外トレイと、前記外トレイの開口内に収容された状態で前記カップ類の下後側部分を受け止める第2載置部を形成している内トレイとからなり、
前記外トレイ及び前記内トレイは枢軸を介し相対的に回動自在に組み付けられており、
前記ホルダーの使用態様では前記外トレイの開口に前記内トレイの第2載置部を収容した状態で前記第1載置部及び前記第2載置部が略平面上に接近し、
前記ホルダーが前記ケース内に押し入れられる過程では前記内トレイの第2載置部が前記外トレイの開口の上へ移動し、
前記ホルダーの収納態様では前記外トレイの第1載置部が前側に位置し、前記内トレイの第2載置部がその後方に配置されることを特徴とする車両用カップホルダー。 - 前記ホルダーの使用態様で、前記内トレイの第2載置部が前記外トレイの内側開口をほぼ塞ぐよう形成されている請求項1に記載の車両用カップホルダー。
- 前記ホルダーは、ホルダー下面側に枢軸を介し組み付けられ、該枢軸を支点として略水平に回動されることにより前記保持穴の内側へ突出するサブホルダーを有している請求項1又は2に記載の車両用カップホルダー。
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