JPH08142761A - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー

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Publication number
JPH08142761A
JPH08142761A JP28184194A JP28184194A JPH08142761A JP H08142761 A JPH08142761 A JP H08142761A JP 28184194 A JP28184194 A JP 28184194A JP 28184194 A JP28184194 A JP 28184194A JP H08142761 A JPH08142761 A JP H08142761A
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JP
Japan
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cup holder
lid
console
cup
lids
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JP28184194A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Hiraki
和良 平木
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Daikyo Inc
Original Assignee
Daikyo Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観性を特に損なうことなく、前席および後
席で共用することができるようにしたカップホルダーを
提供する。 【構成】 コンソールボックス1の収納部の上方を開閉
可能に覆うコンソールリッド2に配設されてなるカップ
ホルダー10F,10Rであって、上記コンソールリッ
ドの上面には互いに背中合わせに開動作し得る前後のカ
ップホルダーリッド6F,6Rが設けられており、不使
用時においてはこれら各カップホルダーリッドの裏面側
に折り畳み状態で格納される一方、使用時、上記カップ
ホルダーリッドが開かれた際には、この開動作に連動し
て展開されて所定の使用状態に保持されることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カップ類を保持する
ためのカップホルダー、特に、コンソールボックスの収
納部の上方を開閉可能に覆うコンソールリッドに配設さ
れてなるカップホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車等の車両に装備さ
れるカップホルダーとして、運転席と助手席との間に位
置するコンソールボックス(センタコンソール)の収納部
の上方を開閉可能に覆うリッド(コンソールリッド)に配
設され、不使用時においては該コンソールリッドの裏面
側に折り畳み状態で格納される一方、使用時には、上記
コンソールリッドを開くことにより、この開動作に連動
して展開されて所定の使用状態に保持されるようにした
ものが知られている。
【0003】例えば、実開平3−99649号公報(以
下、これを従来技術1という。)では、上記コンソール
リッドを、その後側を枢着部として略90度程度の開度
まで開くことにより、コンソールボックス収納部の上方
において前後に並んだ複数のカップホルダーを使用でき
るようにしたものが開示されている。また、例えば、特
開平5−139199号公報(以下、これを従来技術2
という。)では、コンソールリッドを、その後側を枢着
部として略180度程度の開度まで開くことにより、コ
ンソールボックス収納部の上方に並んだカップホルダー
とコンソールリッド裏面側に並んだカップホルダーとを
使用できるようにしたものが開示されている。更に、セ
ンタコンソールに設けることを特に意識したものではな
いが、例えば、実開昭63−126145号公報(以
下、これを従来技術3という。)では、携帯用のコンソ
ールボックスにおいて、コンソールリッドに物入れを形
成してこの物入れ内にカップホルダーを設けるととも
に、コンソールリッド上面に、上記物入れの上方を覆う
コンソール外蓋を設け、該コンソール外蓋を、コンソー
ルリッドの表面に重なるまで(略180度の開度まで)開
いてカップホルダーを使用可能状態とするようにしたも
のが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にセンタコンソールにカップホルダーを設ける場合、カ
ップホルダーを複数設け、前席乗員と後席乗員の両方が
使用することができるようにすれば、後席乗員専用のカ
ップホルダーを別途に設ける必要がなくなり、非常に好
都合である。
【0005】この点に関して、上記従来技術1の場合に
は、カップホルダーは確かに複数設けられるものの、こ
れらは、あくまでフロント側の運転者と助手席乗員のた
めのものであり、後席乗員が利用しようとした場合に
は、コンソールリッドが略90度に開いているので、後
方から手を伸ばして利用するには非常に不便であり、後
席乗員の使用に供するには、実際上、無理がある。ま
た、上記従来技術2の場合には、カップホルダーがコン
ソールボックス収納部の上方とコンソールリッド裏面側
とに並べられており、しかも、コンソールリッドが略1
80度に開かれるので、後席乗員にとっても利用し易い
ものとなっているが、開かれたコンソールリッドが大き
く後方に向かって張り出すこととなり、見映えが良くな
いという外観上の難点がある。更に、従来技術3の場合
には、かかる構造のものを車室前部のセンタコンソール
に設けようとすると、車室内スペースの制約上、コンソ
ール全体の幅はコンソール外蓋の幅と略同じか若干広い
程度にしか確保できないので、コンソール外蓋を略18
0度の開度まで開くと該外蓋がコンソール外方に大きく
張り出すこととなり、やはり見映えの問題が生じる。そ
の上、カップホルダーが設けられる物入れの深さはコン
ソールリッドの厚さで制限される関係上、カップ保持具
の上下位置を物入れの底から余り高く設定することがで
きず、カップを安定保持するに足る高さを確保すること
がなかなか難しいという問題もあった。
【0006】この発明は、上記諸問題に鑑みてなされた
もので、外観性を特に損なうことなく、前席および後席
で共用することができるようにしたカップホルダーを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
コンソールボックスの収納部の上方を開閉可能に覆うコ
ンソールリッドに配設されてなるカップホルダーであっ
て、上記コンソールリッドの上面には互いに背中合わせ
に開動作し得る前後のカップホルダーリッドが設けられ
ており、不使用時においてはこれら各カップホルダーリ
ッドの裏面側に折り畳み状態で格納される一方、使用
時、上記カップホルダーリッドが開かれた際には、この
開動作に連動して展開されて所定の使用状態に保持され
ることを特徴としたものである。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、コンソールリッドの
上面に設けられた互いに背中合わせに開動作し得る前後
のカップホルダーリッドをそれぞれ開くことにより、前
後のカップホルダーを各々所定の使用状態に展開させる
ことができる。すなわち、カップホルダーリッドは互い
に背中合わせに開かれるので、前席と後席から共に支障
なくカップホルダーを利用することができる。この場合
において、コンソールリッド自体は開く必要なしに、カ
ップホルダーリッドのみを背中合わせに開いてカップホ
ルダーを利用できるので、カップホルダー使用時にリッ
ドがコンソールボックスの外方に張り出すことはなく、
外観性が特に損なわれることはない。また、各カップホ
ルダーはカップホルダーリッドの開動作に連動して展開
されて所定の使用状態に保持されるので、良好な操作性
を確保することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自動車の
車室前部に配設されたコンソールボックス1の斜視図で
あるが、この図に示すように、上記コンソールボックス
1では、その収納部の上方を開閉可能に覆うコンソール
リッド2は、コンソールボックス1の上面の周縁の左右
方向または前後方向における一側(例えば左側)に取り付
けられた前後一対のヒンジ4により、コンソールボック
ス1の上面の左側縁に左右方向について開閉可能に枢着
されている。つまり、上記コンソールリッド2は、その
収納部を利用する際には、図2に示すように、上記ヒン
ジ4,4を中心に左側へ横開きにして収納部3の上方が
開放される。
【0010】本実施例では、上記コンソールリッド2の
上面部分が前後に分割されており、この分割された前後
の部分に、該コンソールリッド2の更に外蓋として、後
で詳しく説明するように、その裏面側にカップホルダー
を折り畳み状態で格納した前後のカップホルダーリッド
6F,6Rが設けられており、前側カップホルダーリッ
ド6Fの前端部および後側カップホルダーリッド6Rの
後端部には、各カップホルダーリッド6F,6Rをそれ
ぞれワンタッチで開動作させるためのプッシュボタン7
F,7Rが設けられている。上記カップホルダーリッド
6F,6Rは、カップホルダーを使用しない通常時には
閉じられており、収納部3を利用する際には、上記コン
ソールリッド2は、両カップホルダーリッド6F,6R
が閉じられた状態で全体として開閉される(図2参照)。
【0011】カップホルダーリッド6F,6Rは、図3
に示すように、前側カップホルダーリッド6Fがその後
端側を中心に後方へ回動して開かれ、後側カップホルダ
ーリッド6Rはその前端側を中心に前方へ回動して開か
れることにより、互いに背中合わせに開動作するように
なっている。略矩形枠状のホルダプレート11F,11
R及び該ホルダプレート11F,11Rを支持する支持
アーム12F,12R等を主要部とする前後のカップホ
ルダー10F,10Rは、不使用時においてはカップホ
ルダーリッド6F,6Rの裏面側にそれぞれ折り畳み状
態で格納されており、使用時、上記カップホルダーリッ
ド6F,6Rが開かれた際には、この開動作に連動して
展開され、図3に示す使用状態に自動的にセットされ
る。図4は、カップホルダー10F,10Rの使用状態
を、カップホルダーリッド6F,6Rの図示を省略して
示した平面説明図であるが、この図に示されるように、
保持されるべき例えばジュース,コーヒ等の飲料入りの
缶類Wj,Wjは、上記ホルダプレート11F,11Rの内
側に上方から挿入され、該ホルダプレート11F,11
Rによってその外周部が保持される。
【0012】次に、上記カップホルダーリッド6F,6
Rの開閉機構およびカップホルダー10F,10Rの展
開機構について、前側カップホルダーリッド6F及び前
側カップホルダー10Fを例にとって説明する。図5は
前側カップホルダーリッド6Fの開閉機構および前側カ
ップホルダー10Fの展開機構を示す分解斜視図、ま
た、図6および図7は、前側カップホルダーリッド6
F,前側カップホルダー10Fの図1のA−A線および
B−B線方向における縦断面説明図である。尚、以下の
説明において、前側と後側とを特に区別する必要がない
場合には構成部品の名称のみを記載し、前側あるいは後
側の表示は省略する。図5から良く分かるように、カッ
プホルダーリッド6Fの後端の裏面側には、左右一対の
ブラケット21が固定され、該ブラケット21,21に
は幅方向に延びる枢支軸22が回動自在に保持されてい
る。
【0013】また、コンソールリッド2の上面には平面
視で略矩形の枠状のベース23が一体的に設けられ、該
ベース23の後端部には後方へ向かって突出する左右の
突出部24が形成されており、上記枢支軸22は、その
左右両端側がこの突出部24,24に設けられた穴部2
4h,24hに挿通されて回転自在に支持されている。上
記枢支軸22には、固定ブラケット21,21の内側位
置に左右一対または1個のスプリング25が取り付けら
れており、カップホルダーリッド6Fは、このスプリン
グ25,25によって開き方向に付勢されている。
【0014】一方、コンソールリッド2の前端側におけ
る幅方向の略中央部分には、上部に係止フック26を有
する上記プッシュボタン7Fがコンソールリッド2の上
面に沿って前後摺動可能に配設されている。上記プッシ
ュボタン7Fの内側には、コンソールリッド2の上面に
固定された固定片27に前方へ向かって突設された軸部
材28によって支持された圧縮コイルバネ29が配設さ
れており、プッシュボタン7Fはこの圧縮コイルバネ2
9によって前方に付勢されている。上記カップホルダー
リッド6Fの前端側における幅方向の略中央部分には、
上記係止フック26と組み合わされて係合し得る係止部
6aが内側に折り曲げるようにして形成されており、カ
ップホルダー10Fの不使用時、カップホルダーリッド
6Fが閉じられた状態では、上記係止部6aが係止フッ
ク26に係合されてカップホルダーリッド6Fの閉状態
が保持されるようになっている。尚、このプッシュボタ
ン7Fの構造およびその係止機構並びに取付構造等は、
従来から良く知られているものと同様のものである。
【0015】そして、カップホルダーリッド6Fを開く
際には、上記プッシュボタン7Fを押し操作することに
より、圧縮コイルバネ29の付勢力に抗してプッシュボ
タン7Fが後方へ移動させられ、カップホルダーリッド
6Fの係止部6aと上記係止フック26との係合状態が
解除される。その結果、カップホルダーリッド6Fは、
スプリング25の付勢力によって枢支軸22を中心にし
て後方へ向かって回動され、略90度の開度まで開かれ
る。この開状態では、プッシュボタン7Fは、圧縮コイ
ルバネ29の付勢力によって前方へ所定量だけ突き出て
いる。逆に、カップホルダーリッド6Fを閉じる際に
は、該カップホルダーリッド6Fを手で押さえながら前
方へ回動させれば良い。そして、カップホルダーリッド
6Fの係止部6aが、上記係止フック26の前面の傾斜
状の曲面に沿って下方に押圧されることにより、プッシ
ュボタン7Fが圧縮コイルバネ29の付勢力に抗して後
方へ移動させられ、カップホルダーリッド6Fの係止部
6aと上記係止フック26との係合させられるようにな
っている。
【0016】一方、上記ホルダプレート11Fの後端側
には、左右外方へ突出する一対の軸部14が一体的に設
けられており、これら軸部14,14は、上記カップホ
ルダーリッド6Fの後部裏面の左右内側面に設けられた
上方に延びるガイド溝31に摺動自在に嵌合している。
また、上記ホルダプレート11Fの前側下面の左右部分
には、2枚1組のブラケット32,32が固定されてお
り、上記支持アーム12F,12Fの各前端部は、この
ブラケット32に回動自在に係止されている。各支持ア
ーム12Fの後端の筒部12aは、カップホルダーリッ
ド6Fの枢支軸22の左右端部が挿通されることによ
り、該枢支軸22に回動自在に支持されている。
【0017】上記ホルダプレート11F及び支持アーム
12Fは、カップホルダーリッド6Fが閉じられた状態
では、図6および図7において実線および破線で示され
るように、該カップホルダーリッド6Fの裏面側に折り
畳み状態で格納されている。この格納状態では、上記ホ
ルダプレート11Fの左右の軸部14は、カップホルダ
ーリッド6Fの上記ガイド溝31の始端部側(つまり、
カップホルダーリッド6Fの枢支軸22に近い側)に位
置している。この閉状態からカップホルダーリッド6F
が開かれると、その開動作に伴うガイド溝31,31の
回動により、各ガイド溝31に摺動自在に嵌合された上
記軸部14がガイド溝31に沿って移動し、ホルダプレ
ート11Fの後端側が上方へ押し上げられる。これに伴
って、該ホルダプレート11Fの前端側も支持アーム1
2Fで支持されながら上方へ移動する。
【0018】上記ガイド溝31,31の終端部側は、図
6から良く分かるように、カップホルダーリッド6Fが
開いた状態において前方へ向かって滑らかに曲折してお
り、カップホルダーリッド6Fが略90度開いた時点で
は、ホルダプレート11Fの各軸部14はこのガイド溝
31の曲折した終端部にはまり込むようになっており、
これにより、ホルダプレート11Fのそれ以上の上方移
動が規制され、該ホルダプレート11Fはその高さ位置
で略水平に保持される(図6および図7における2点鎖
線参照)。このカップホルダー展開状態におけるホルダ
プレート11Fの高さは、該ホルダプレート11Fの内
側に缶類Wjやカップ類Wc等を挿通させ保持させた際
に、これらWc,Wjを安定保持するに足る高さとなるよ
うに、各部の形状・寸法が設定されている。
【0019】尚、以上の説明は、前側カップホルダーリ
ッド6F及び前側カップホルダー10Fについてのもの
であったが、後側カップホルダーリッド6R及び後側カ
ップホルダー10Rについては、上記前側のもの6F,
10Fと、前後方向における方向が逆になるだけで基本
的には同一の構成を備えているので、その詳細な説明は
省略する。
【0020】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、コンソールリッド2の上面に設けられた互いに背中
合わせに開動作し得る前後のカップホルダーリッド6
F,6Rをそれぞれ開くことにより、前後のカップホル
ダー10F,10Rを各々所定の使用状態に展開させる
ことができる。すなわち、カップホルダーリッド6F,
6Rは互いに背中合わせに開かれるので、前席と後席か
ら共に支障なくカップホルダー10F,10Rを利用す
ることができるのである。この場合において、コンソー
ルリッド2自体は開く必要なしに、カップホルダーリッ
ド6F,6Rのみを背中合わせに開いてカップホルダー
10F,10Rを利用できるので、カップホルダー使用
時にリッドがコンソールボックス1の外方に張り出すこ
とはなく、外観性が特に損なわれることはない。
【0021】また、各カップホルダー10F,10Rは
カップホルダーリッド6F,6Rの開動作に連動して展
開されて所定の使用状態に保持されるので、良好な操作
性を確保することができるのである。更に、カップホル
ダリッド6F,6Rは、その閉時には、各プッシュボタ
ン7F,7Rに設けられた係止フック26によって係止
されており、開時にはスプリング25の付勢力によって
自動的に開かれるので、ワンタッチ・オープン/クロー
ズ操作を実現することができ、より一層良好な操作性を
得ることができる。また、更に、前後のカップホルダー
リッド6F,6Rは互いに独立して操作できるので、前
席および後席のいずれか一方からのみ使用する際には片
側だけを開けば良く、コンソールリッド全体を開くよう
にした従来のものに比べて、利便性をより高めることが
できる。
【0022】尚、上記実施例(以下、これを第1実施例
という。)では、ホルダプレート11F,11Rのカップ
ホルダーリッド6F,6R側の端部が、上記軸部14,1
4およびガイド溝31,31を介して、カップホルダリ
ッド6F,6Rに対して係合されるように構成されてい
たが、この部分を互いにフリーな構造とすることもでき
る。次に、本発明の第2実施例について説明する。尚、
以下の説明において、上記第1実施例における場合と同
じものには同一の符号を付し、それ以上の説明は省略す
る。図8は本実施例に係るカップホルダー60F,60
Rの使用状態をカップホルダーリッド56F,56Rの
図示を省略して示した平面説明図、図9は本実施例に係
るホルダプレート61Fの斜め前下方から見て示した斜
視図、また、図10および図11は、本実施例に係る前
側カップホルダーリッド56F,前側カップホルダー6
0Fの図6および図7とそれぞれ同じ方向における縦断
面説明図である。尚、以下の説明においては、第1実施
例の場合と同じく、前側と後側とを特に区別する必要が
ない場合には構成部品の名称のみを記載し、前側あるい
は後側の表示は省略する。
【0023】図8から良く分かるように、本実施例に係
るカップホルダー60Fでは、ホルダプレート61F
は、上記第1実施例の場合と同様に略矩形枠状に形成さ
れており、図9に示すように、その前側下面の左右部分
には2枚1組のブラケット72,72が固定され、これ
らブラケット72,72に、図示しない枢支軸を介し
て、左右一対の支持アーム62Fの前端部が係止されて
いる。これら各支持アーム62Fの枢支軸(不図示)には
スプリング73が装着され、該スプリング73の一端
は、支持アーム62Fの軸穴62aよりも後方に設けら
れた小孔62bに係止される一方、他端はホルダプレー
ト61Fの下面に設けられたフック部74に係止されて
いる。一方、ホルダプレート61Fの後端側は、カップ
ホルダーリッド56F等に拘束されることなく、フリー
な状態に保たれている。
【0024】上記各支持アーム62Fの後端側は二股状
に分岐しており、図10にも示すように、分岐した一端
側の筒部62cには、カップホルダーリッド56Fの枢
支軸22の端部が挿通され、該枢支軸22に回動自在に
支持されている。また、上記支持アーム62F後端の分
岐した他端側には、内側に折り曲げられた突起部62d
が設けられており、該突起部62dは、図12および図
13に詳しく示すように、コンソールリッド2の上面の
ベース23の外側面に形成された略矩形状の凹部76内
に位置している。一方、支持アーム62Fの後端の上記
筒部62cは、カップホルダーリッド56Fの側面の内
側に設けられた溝部77内に位置している。
【0025】以上の構成において、上記ホルダプレート
61Fおよび支持アーム62F,62Fを主要部とする
カップホルダー60Fは、図10および図11において
実線および破線で示されるように、カップホルダーリッ
ド56Fの裏面側に折り畳み状態で格納されている。こ
のとき、ホルダプレート61Fは、上記スプリング73
によってその前側が開き方向に付勢されている。また、
支持アーム62Fの後端側については、図13から良く
分かるように、筒部62cが溝部77内の後上部に位置
し、突起部62dが凹部76の比較的下部に位置してい
る。そして、プッシュボタン7Fを押し操作することに
より、第1実施例の場合と同様にして、カップホルダー
リッド56Fが枢支軸22を中心にして後方へ向かって
回動され、略90度の開度まで開かれる。このとき、図
12から良く分かるように、支持アーム62Fの後部
(分岐部の近傍)がカップホルダーリッド56Fの端部に
よって上方へ持ち上げられる結果、支持アーム62Fに
図12における右回りのモーメントが作用し、上記突起
部62dが凹部76の上端に当て止められるまで、支持
アーム62Fが右回りに回動させられる。
【0026】また、このとき、ホルダプレート61Fに
は、スプリング73の付勢力によって図12における左
回りのモーメントが作用する。支持アーム62Fの前端
上面側には所定長さの平坦部62eが形成されており、
支持アーム62Fがその停止位置まで回動した状態で、
この平坦部62eにホルダプレート61Fの下面が当て
止められることにより、ホルダプレート61Fが略水平
に維持されるように、各部の寸法および位置関係等が設
定されている。このようにして、上記ホルダプレート6
1Fは、カップホルダーリッド56Fに対して何等係合
することなく、フリーな状態で展開され、水平状態に保
持されるようになっている。
【0027】尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るコンソールボック
スのコンソールリッド閉時における斜視図である。
【図2】 上記コンソールボックスのコンソールリッド
開時における斜視図である。
【図3】 上記コンソールボックスのカップホルダー使
用状態を示す斜視図である。
【図4】 上記カップホルダーの使用状態における平面
説明図である。
【図5】 上記カップホルダーリッドの開閉機構および
カップホルダーの展開機構を示す分解斜視図である。
【図6】 前側のカップホルダーリッドおよびカップホ
ルダーの図1におけるA−A線方向における縦断面説明
図である。
【図7】 前側のカップホルダーリッドおよびカップホ
ルダーの図1におけるB−B線方向における縦断面説明
図である。
【図8】 本発明の第2実施例に係るカップホルダーの
使用状態における平面説明図である。
【図9】 上記第2実施例に係るカップホルダーのホル
ダプレート及び支持アームの分解斜視図である。
【図10】 上記第2実施例に係る前側のカップホルダ
ーリッドおよびカップホルダーの図6と同じ方向におけ
る縦断面説明図である。
【図11】 上記第2実施例に係る前側のカップホルダ
ーリッドおよびカップホルダーの図7と同じ方向におけ
る縦断面説明図である。
【図12】 上記第2実施例に係るカップホルダーの開
動作を説明するための側面説明図である。
【図13】 上記第2実施例に係る支持アームのカップ
ホルダー閉時における格納状態を説明するための側面説
明図である。
【符号の説明】
1…コンソールボックス 2…コンソールリッド 3…収納部 6F,56F…前側カップホルダーリッド 6R,56R…後側カップホルダーリッド 10F,60F…前側カップホルダー 10R,60R…後側カップホルダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンソールボックスの収納部の上方を開
    閉可能に覆うコンソールリッドに配設されてなるカップ
    ホルダーであって、 上記コンソールリッドの上面には互いに背中合わせに開
    動作し得る前後のカップホルダーリッドが設けられてお
    り、不使用時においてはこれら各カップホルダーリッド
    の裏面側に折り畳み状態で格納される一方、使用時、上
    記カップホルダーリッドが開かれた際には、この開動作
    に連動して展開されて所定の使用状態に保持されること
    を特徴とするカップホルダー。
JP28184194A 1994-11-16 1994-11-16 カップホルダー Pending JPH08142761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28184194A JPH08142761A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 カップホルダー

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JP28184194A JPH08142761A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 カップホルダー

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JP28184194A Pending JPH08142761A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 カップホルダー

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JP (1) JPH08142761A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6427960B1 (en) * 2000-10-07 2002-08-06 Collins & Aikman Products Co. Container holding assembly
US6719344B2 (en) * 2001-12-12 2004-04-13 Mazda Motor Corporation Center console of vehicle
JP2011037319A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Toyoda Gosei Co Ltd カップホルダ
JP2017137028A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 テイ・エス テック株式会社 ホルダ装置
JP2019209903A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 小島プレス工業株式会社 コンソールボックス

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