JP2011225155A - カップホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト化、組立性や簡易性を維持してカップをより安定保持可能にする。
【解決手段】固定側ベース1と、ベースに対して重ねられる閉位置と開位置とに切り換えられるカップの底受兼用の蓋体2と、ベース又は蓋体にアーム3を介し支持されて、蓋体の回動に連動して前記蓋体の閉位置でベースとの間に収まる収納状態と開位置で使用状態に切り換えられるカップの周囲拘束用の保持穴45を有したホルダ4とを備えたカップホルダ5において、アーム3は、ホルダ4の使用状態において、保持穴45に挿入されるカップ9の周囲に当接可能となるよう形成された支持部35を有していることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車,電車,船舶,飛行機等に装備されて、カップ(これには缶,コップ,紙パックやボトルなどを含む)を保持するカップホルダに関する。
図8はカップホルダの従来例を示し、同(a)は特許文献1に開示のもの、同(b)は特許文献2に開示のものである。各図のカップホルダ1は、固定側ベース2又は10と、前記ベースに対して重ねられる閉位置と開位置とに回動により切り換えられるカップ底受兼用の蓋体3又は20と、前記ベース2又は蓋体20の一方にアーム4,4又はアーム30を介し支持され、前記蓋体の回動に連動して閉位置で前記ベースとの間に収まる収納状態と開位置で使用状態に切り換えられるカップ周囲拘束用の保持穴を有したホルダ5又は40とを備えている。
また、同(a)において、アーム4は、基端がベース2に設けられた突片7に支軸9を介して枢支され、先端がホルダ5の対応部に回動可能に連結されている。また、アーム4は、蓋体3との間に介在された不図示のねじりコイルばね(第1の付勢部材)により立ち上げられる方向に付勢されている。ホルダ5は、アーム4との間に介在された不図示のねじりコイルばね(第2の付勢部材)により使用状態の方向に付勢されている。これに対し、同(b)において、アーム30は、基端が蓋体20に設けられた支持片部23に軸部33を介して枢支され、先端がホルダ40の対応部に回動可能に連結されている。また、このホルダ40は、アーム30との間に介在されたばね部材4により使用状態の方向に付勢されている。
特許第2861801号公報 特開2002−3375595
上記各特許文献のカップホルダでは、ホルダが蓋体上に配置された使用状態において、カップをホルダ側保持穴から蓋体上に受け止めるとともに、カップ周囲をホルダの保持穴により倒れないよう拘束支持する構成である。ところで、カップを安定保持する上では次のような構成が好ましい。蓋体の保持面としては、滑り防止用リブを付設したりカップ底面と対応して浅い凹状部を形成しカップの動きを規制することである。ホルダの保持穴としては、カップ周囲と当接可能な保持面をできるだけ幅広く形成することである。前者の構成は容易に採用可能であるが、後者の構成は以下の理由により制約される。すなわち、ホルダとしては、例えば上下に長い筒状や半筒状に設定して保持穴の保持面を幅広に形成すると、ベースに対する蓋体の閉位置で両者の間に収まらなくなったり、全体の厚さが蓋体をベースに対して重ねた閉位置で分厚くなるため、保持穴の保持面を幅広にするといってもコンパクト化から採用困難となる。
本発明は以上のような背景に鑑みなされたものである。その目的は、コンパクト化、組立性や簡易性を維持してカップをより安定して保持できるようにすることにある。
上記目的を達成するため本発明は、図示した形態の例で特定すると、 固定側ベース1と、前記ベースに対して重ねられる閉位置と開位置とに切り換えられるカップの底受兼用の蓋体2と、前記ベース又は前記蓋体にアーム3を介し支持されて、前記蓋体の回動に連動して前記蓋体の閉位置でベースとの間に収まる収納状態と開位置で使用状態に切り換えられるカップの周囲拘束用の保持穴45を有したホルダ4とを備えたカップホルダ5において、前記アーム3は、前記ホルダ4の使用状態において、前記保持穴45に挿入されるカップ9の周囲に当接可能となるよう形成された支持部35を有していることを特徴としている。
以上の本発明は、請求項2〜4のごとく具体化されることがより好ましい。すなわち、(1)前記支持部35は、前記保持穴45を区画している穴部分の一部とほぼ同じ円弧状となっている構成である(請求項2)。
(2)前記アーム3は、前記ホルダ4の対応部に回動可能に連結される枢支部36と、前記ベースもしくは前記蓋体の対応部に回動可能に連結される枢支部37とを前記支持部35を挟んだ両側に有しているとともに、前記支持部35を弾性変位可能な薄肉形状に形成している構成である(請求項3)。ここで、枢支部は、軸部又はその軸部と嵌合する軸孔の何れかである。
(3)前記支持部35は、前記ホルダ4の使用状態において、前記保持穴45より下方に位置して前記カップ周囲のうち、前記保持穴と前記蓋体との間に配置される周囲部分に当接可能となっている構成である(請求項4)。
請求項1の発明では、アームがカップの周囲に当接可能に形成された支持部を有しているため、図3に示したごとくカップをホルダ側保持穴に挿入した状態において、カップ周囲が保持穴による拘束に加え、保持穴と離間した箇所でアーム側支持部にも拘束される。その結果、本発明のカップホルダは、例えば、同図のごとくカップが衝撃などによって通常態様から傾くようなときに傾き度合いを規制してカップをより安定保持でき、しかも部材数及び組立工数を増やすことなく保持特性を向上できる。
請求項2の発明では、アーム側支持部が保持穴を区画している穴部分の一部とほぼ同じ円弧状となっているため、特にカップが上下同一径のものだとカップ周囲を保持穴と同時にカップの異なる箇所の一部を拘束可能となり安定保持に寄与できる。
請求項3の発明では、図7に例示されるごとくアームがホルダ側への枢支部と、ベースもしくは蓋体側への枢支部とを支持部を挟んだ両側に有している場合、支持部を薄肉形状にして弾性変位可能になっていると、相手側の枢支部(軸孔又は軸部)に対して対応する枢支部(軸部又は軸孔)を嵌合する際、支持部の弾性変位を伴って容易に嵌合操可能となって組立性を向上できる。
請求項4の発明では、例えば、アーム側支持部がホルダの使用状態において、保持穴より下方に位置して見え難くなるため、上記した安定保持を見栄えを損なうことなく実現できる。
本発明形態のカップホルダを示し、(a)は蓋体の開位置での斜視図、(b)は蓋体の閉位置での斜視図である。 図1のカップホルダの細部を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 上記カップホルダを示す図2(a)のA−A線拡大断面図である。 (a)は図2(a)のB部を一部破断して拡大した模式拡大図、(b)は組立要領を説明するための模式説明図である。 (a)は図2(a)のC−C線に沿った模式拡大断面図、(b)は係止解除操作を説明するための模式説明図である。 上記カップホルダの構成部材同士の関係を示す模式分解図である。 上記カップホルダを構成しているホルダとアームとの関係を示し、(a)は模式分解図、(b)は連結状態を示す模式図である。 特許文献1と2のカップホルダを示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。この説明では、カップホルダ構造、構成部材の組立、係止手段、作動の順に詳述する。
(カップホルダ構造)形態のカップホルダ5は、被取付部8に対し縦方向に取り付けられる縦型タイプであり、被取付部8に取り付けられるベース1と、ベース1に対し枢支されてベース1に重ねられる閉位置及びベース1を露出する開位置とに切り換えられるカップの底受兼用の蓋体2と、蓋体2にアーム3を介し支持され、蓋体2の回動に連動して蓋体閉位置でベース1との間に収まる収納状態と蓋体開位置で略水平となる使用状態に切り換えられるカップの周囲拘束用のホルダ4と、ベース1に対して蓋体2を閉位置に保つ係止手段5とを備えている。ここで、被取付部8は、縦壁であればよく、通常は車室内を構成しているドアトリム、座席、コンソールボックス、インストルメントパネルなどである。なお、ベース1、蓋体2、アーム3、ホルダ4は何れもが樹脂成形体である。但し、材質的にはこれ以外であってもよい。細部は以下の通りである。
ベース1は、図2及び図6に示されるごとく略矩形状をなしている。上左右に設けられて内外面20,11を貫通している取付孔1aと、内面10の上片側に設けられて係止手段5を組み付ける切欠部12と、内面10の下左右にそれぞれ突設されている突片部14,16と、両側の突片部16の上側に設けられたガイド溝18と、外面11に突設されて被取付部8に設けられた位置決め用孔部8aに係合される位置決め用突起19などを有している。
このうち、内面10の下側には、左右の窪み部13a,13aと、中間の窪み部13bとが設けられている。窪み部13a,13aには、突片部14,16が組として並設されている。両側の突片部14及び突片部16は、後述する蓋体側の片部26が余裕を持って収まる隙間を保って設けられ、また、一方側が突片部14,16のうち外側に配置された突片部14の側面から突片部16に向けて突出された軸部15と、他方側が突片部14,16のうち内側(窪み部13b側)に配置された突片部16の側面から突片部14に向けて突出された軸部15とを有している。突片部14の軸部15、及び突片部16の軸部15は同軸線上に設けられている。両側の突片部16は、中間の窪み部13bの両側近く設けられるとともに、上側に延びたガイド部17と連結されている。各ガイド部17は対向側面にガイド溝18を形成している。
切欠部12は、内面10側から凹状となっていて、凹状の内側に対向している係合溝12aと、凹状の底面を貫通している逃げ穴12bと、内端面から外面11の窪み部11aに貫通された取付穴12cとを形成している。そして、切欠部12には後述する係止手段5が配設される。
蓋体2は、図1及び図3並びに図6のごとく、ベース1に重ねられる大きさからなり、意匠面となる外面20と、周囲壁22で縁取りされている内面21と、周囲壁22の前側の一方角部を内側に変位している変位部23と、内面21の中央部に設けられてカップの底面を載せる浅い凹状部25と、内面21の後側の左右に立設された片部26とを有している。変位部23には、係止手段5を構成している係止爪の爪部52と係脱する係合孔24が貫通形成されている。凹状部25には複数のリブ25aが立設されている。各片部26には、同軸線上に貫通された軸孔27と、上端面にあって同軸線上に位置している上開口した軸受凹部28とが設けられている。
アーム3は、図3及び図7のごとく、両側の側部30と側部30同士の間に設けられた支持部35とを一体に形成している。両側部30は、中間板部31と、中間板部31の上側に突出されている上片部32と、中間板部31の下側に突出されている下片部33とからなる。そして、両側部30にあって、中間片部31同士の間には前記支持部35が弾性変位可能な薄肉形状に形成されているとともに、各上片部32には同軸線上に位置している軸部36及び小突起36aと、各下片部33には同軸線上に位置している軸部34とが設けられている。このうち、軸部36及び小突起36aとしては、一方上片部32は内面に軸部36を形成し、外面に小突起36aを形成している。逆に、他方上片部32は内面に小突起36aを形成し、外面に軸部36を形成している。軸部34としては、一方下片部33は外面に軸部34を形成し、他方下片部33は内面に軸部34を形成している。支持部35は、後述するホルダ側の保持穴45を区画している穴部分の一部とほぼ同じ円弧状の保持面に形成されており、図3のごとくホルダ4の使用状態において、保持穴45より下方に位置してカップ9の周囲のうち、保持穴45と蓋体側凹状部25との間に配置される周囲部分に当接可能となっている。
ホルダ4は、図3及び図7のごとく、保持穴45を形成しているメイン板部40、及びメイン板部40の後側に設けられた基部44からなる。メイン板部40は、鍔状周囲壁41で縁取りされ、かつ、保持穴45を周囲壁41と同じ高さの筒状部42で区画形成している。周囲壁41と筒状部42とは、間に所定の隙間43を保っているとともに、保持穴45を二等分する箇所に一致させて同軸線上に貫通形成されている軸孔47及び軸孔48を有している。基部44の両側面には軸部46が同軸線上に設けられている。各軸部46は、ベース側の対応するガイド溝18に嵌合されてガイド溝18に沿って上下方向に摺動される。
(組立)以上の各部材は、アーム3がばね部材7と共にホルダ4に連結された後、アーム3及びホルダ4がベース1と蓋体2の対応部に組み付けられる。すなわち、前者の連結操作では、図3及び図7のごとく、アーム3がホルダ4に対し、一方側が軸孔48に軸部36を嵌合しかつ軸孔47に小突起36aを嵌合するとともに、他方側が軸孔47に軸部36を嵌合しかつ軸孔48に小突起36aを嵌合することで連結される。その際、この構造では、アーム3が支持部35を弾性変形可能に形成しているため前記した各嵌合操作を容易に行うことができる。また、ばね部材7は、軸部36に支持された状態で、一端が隙間43の対応部に係止され、他端が中間板部31の対応部に係止されることにより、アーム3とホルダ4とが図7(b)のごとくホルダ4をアーム3に対して使用状態の方向へ付勢したり、アーム3をホルダ4に対して起立する方向へ付勢する。
アーム3及びホルダ4は、図7(b)の連結状態から、図3のごとくホルダ両側の軸部46をベース側の対応するガイド溝18に嵌合した後、図4のごとくベース1を蓋体2に対して各軸部15と各軸孔27との嵌合により回動可能に連結するとともに、アーム3を蓋体2に対して各軸部34と軸受凹部28との嵌合により回動可能に連結する。この連結構造では、以上のようにベース1が蓋体2に対し、アーム3が蓋体2に対してそれぞれ連結されると、図4(a)のごとく同図の左側にあって突片部16と片部26との間の隙間にはアーム側の下片部33が挿入され、同図の右側にあって突片部14と片部26との間の隙間にはアーム側の下片部33が挿入され、これによりベース1と蓋体2とは横方向にずれなくなって前記軸部と軸孔との嵌合状態が維持される。
(係止手段)上記した係止手段5は、切欠部12に装着されるケース50と、ケース50に摺動可能に配置されるボタン51と、ボタン51にピン54を介して連携された係止爪52と、ボタン51に装着された保護用カバー53と、ボタン51をケース50の前方へ付勢しているばね部材55とを有している。
ケース50は、枠部50a及び枠部50aの底面後側に一体化された脚部50bとからなる。枠部50aは、図5から推察されるごとく、上面が大開口、下面が前側の一部を開口、前後面が同軸線上の孔により開口しているとともに、左右側面に対向して設けられた前後方向に延びたガイド溝50eを有している。そして、ケース50は、両外側面に突出したリブ50cが係合溝12aに係合した状態で切欠部12に係合される。脚部50bは、取付穴12cに対し両側面に設けた弾性爪50dを介して係合固定される。
ボタン51は、枠部50aの外に配置される押し部51aと、枠部50aの前面開口から出没される胴部51bと、枠部50aの後側開口に沿って摺動される軸部51cとを同軸線上に形成している。そして、ボタン51は、胴部51bの幅方向に装着されたピン54がその両端をケース側ガイド溝50eに嵌合しており、ガイド溝50eの長さだけ前後に摺動可能となっている。また、ボタン51は、軸部51cの廻りに配置されるばね部材55であるコイルばねの付勢力により枠部50aの前方へ付勢されている。
係止爪52は、上面52a及び両側面52bで略コ形をなし、かつ、両側面52bの前側角部同士を爪部52cにより連結した形状であり、両側面52bに設けられた斜めのカム溝52dを有している。そして、係止爪52は、枠部50a内にあって爪部52cがケース下面側の開口から外へ突出されるようにして、ボタン側胴部51b及び軸部51cを内側に配置した後、前記ピン54を一方側ガイド溝50e、一方側カム溝52d、胴部51bの孔、他方側カム溝52d、他方側ガイド溝50eに嵌合操作する。最後に、カバー53がボタン52に係合構造により一体化される。なお、カバー53は外観見栄えを良好にするものであり、係止作動的に省略しても問題はない。組立状態では、図5(a)のごとく、ボタン51がばね部材55の付勢力にて前方へ最大まで突出され、係止爪52がピン54に対するカム溝52dのカム作動により下降位置、つまり爪部52cが蓋体側の係合孔24に係止して蓋体2を閉位置に保持可能となる。
(作動)以上のカップホルダ6は、蓋体2の開位置でホルダ4が略水平となる使用状態となっており、ホルダ4の保持穴45に差し込まれるカップ9の底面を蓋体2の凹状部25内の多数のリブ25a上に受け止めて保持する。この構造では、従来構造に比べて、図3のごとくカップ9を保持穴45に挿入した状態において、カップ周囲が保持穴45による拘束と、保持穴45と離間した箇所にあるアーム側支持部35にも拘束される。そのため、例えば、同図のごとくカップが衝撃などによって通常態様から傾くようなときに傾き度合いを支持部35にて規制してカップ9をより安定保持できる。
蓋体2を回動して閉位置に切り換える過程では、ホルダ4が蓋部2で押されつつ各軸部46をガイド溝18aに沿って下移動して傾き、同時に、ばね部材7の付勢力に抗してアーム3との間の開き角度を次第に狭める。最終的には、蓋体2がベース1に重ねられ、かつ係止手段5の係止爪の爪部52cが係合孔24に弾性係合され、それにより蓋体2が閉位置に保持される。蓋体2の閉位置では、アーム3が枢支部を介して、ベース1と蓋体2の間にあってホルダ4の収納状態となる方向へ傾いた態様で収納されている。このため、この構造では、蓋体2を再び閉位置から開位置へ切り換える際、アーム3を介し行われるホルダ4の使用状態への切換作動を良好にでき、また、ばね部材7の付勢力をアーム3及びホルダ4を介し蓋体2の開位置方向への付勢としても利用可能となり、部品点数を抑えて蓋体2の切換作動を向上できる。
詳述すると、カップホルダ6を再び使用する場合は、図5(b)のごとくボタン51がカバー53を介して矢印方向へ押されると、係止爪52がピン54に対するカム溝52dのカム作動により上昇位置、つまり爪部52cが蓋体側の係合孔24から係止解除して蓋体2を開位置に切換可能となる。この係止解除により、蓋体2は、アーム3及びホルダ4がばね部材7で互いに離間する方向へ付勢されているため、ホルダ4の水平方向への移動に連動して軸部15を支点として自動的に開位置へ回動され、連動してホルダ4が軸部46をガイド溝18を下から上へ移動しつつアーム3を介して図3のごとく略水平となる使用状態に切り換えられる。
なお、本発明は、以上の形態に制約されるものではなく、請求項で特定される技術要素を備えておればよく、細部については種々変形したり展開可能なものである。その一例としては、外観特性及び操作性に優れた係止手段5に代えて特許文献1や2に記載のような簡易な構成に変更することである。また、本発明を特許文献2に示されるような複数のカップを保持するタイプにも展開することである。
1…ベース(14と16は突片部、15は軸部、18はガイド溝)
2…蓋体(25は凹状部、26は片部、27と28は枢支部用軸孔と軸受凹部)
3…アーム(30は側部、34と36は枢支部用軸部、35は支持部)
4…ホルダ(45は保持穴、46はガイド用軸部、47と48は枢支部用軸孔)
5…係止手段(50はケース、51はボタン、52は係止爪、54はピン)
6…カップホルダ
7…ばね部材
8…被取付部(8aは位置決め用孔部)
9…カップ

Claims (4)

  1. 固定側ベースと、前記ベースに対して重ねられる閉位置と開位置とに切り換えられるカップの底受兼用の蓋体と、前記ベース又は前記蓋体にアームを介し支持されて、前記蓋体の回動に連動して前記蓋体の閉位置でベースとの間に収まる収納状態と開位置で使用状態に切り換えられるカップの周囲拘束用の保持穴を有したホルダとを備えたカップホルダにおいて、
    前記アームは、前記ホルダの使用状態において、前記保持穴に挿入されるカップの周囲に当接可能となるよう形成された支持部を有していることを特徴とするカップホルダ。
  2. 前記支持部は、前記保持穴を区画している穴部分の一部とほぼ同じ円弧状となっていることを特徴とする請求項1に記載のカップホルダ。
  3. 前記アームは、前記ホルダの対応部に回動可能に連結される枢支部と、前記ベースもしくは前記蓋体の対応部に回動可能に連結される枢支部とを前記支持部を挟んだ両側に有しているとともに、前記支持部を弾性変位可能な薄肉形状に形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のカップホルダ。
  4. 前記支持部は、前記ホルダの使用状態において、前記保持穴より下方に位置して前記カップ周囲のうち、前記保持穴と前記蓋体との間に配置される周囲部分に当接可能となっていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のカップホルダ。
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