JP5976624B2 - ホルダ部材 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートなどの乗物内装材に固定されるホルダ部材(例えばカップなどの容器類を収容可能な部材)に関する。
この種のホルダ部材として、センターコンソールに取付けられる容器ホルダが公知である(特許文献1を参照)。
ここでセンターコンソールには、容器ホルダ(直方体状)の外形に倣った取付凹部が形成される。取付凹部の上部一側(一方の長辺部分)は段差状に一段広くされており、一対の孔部が適宜の間隔で形成される。また取付凹部の両短辺部分には、内側に向けて突出する平板片(被係合部)が設けられる。
そして容器ホルダは、上面側に開口部を有する本体(直方体状の箱体)と、開口部を被覆可能な蓋体(平板状)を備える。
本体の上縁(一方の長辺と両短辺にかけての部分)はフランジ状とされて外方に張出しており、一対の突起部と、一対の爪部と、一対のクッション材を有する。一対の突起部は、それぞれ円柱状の部位であり、本体の上縁裏面(一方の長辺側)から突出して取付凹部の孔部に挿入可能に配置する。また一対の爪部は、それぞれ略J字状の平板部位であり、本体の上縁裏面(両短辺側)から突出して各被係合部に係合可能に配置する。そして一対のクッション材は、それぞれ円柱状の部位であり、本体の上縁表面(一方の長辺側)から適宜の間隔で突出して閉じ状態の蓋体に当接可能に配置する。
公知技術では、容器ホルダを取付凹部に嵌合わせつつ、本体の上縁一側(フランジ状)を段差部分にあてがう。この状態で各突起部を各孔部に挿入して位置決めしつつ、各被係合部に各爪部を係合することで、容器ホルダを取付凹部に係止することができる。
そして容器ホルダは、本体に対する蓋体の回転動作により、開き状態と、閉じ状態の間で変位可能である。
公知技術では、蓋体が、本体の他側(他方の長辺側)に回転可能に取付けられており、開口部を覆う状態から、本体他側に配置する状態に変位可能である。そして開き状態の容器ホルダでは、本体他側に蓋体が退くことで、本体の開口部が露出して容器類を収容可能な状態となる。
また閉じ状態の容器ホルダでは、蓋体が、本体一側に向けて回転しつつ、開口部を覆いながら本体の上縁一側(一方の長辺側)に当接する。このとき公知技術では、上縁表面から突出する一対のクッション材により、蓋体が当接する際の衝撃を緩和するなどして、本体と蓋体の接触が原因の異音発生を極力回避できる。
特開2002−87168号公報
ところで公知技術では、被係合部と爪部の係合にて、容器ホルダを取付凹部に係止して取付けるため、取付け安定性にやや欠ける構成であった。
もっとも容器ホルダを、ビス材等を介して取付凹部に強固に固定することもできる。このとき容器ホルダの見栄えなどを考慮して、ビス材等を他部材で隠蔽するべきであるが、そうすると容器ホルダの部品点数が増加する。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、部品点数の増加を抑制しつつ、ホルダ部材を性能良く固定することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明のホルダ部材は、箱型の本体部材と、本体部材の一側から他側にかけて開口する開口部と、本体部材の他側に回転可能に連結されて開口部を開閉する蓋部材とを有する。
本発明のホルダ部材は、乗物用シートなどの乗物内装材にビス等の固定部材を介して固定される。そしてホルダ部材は、本体部材に対する蓋部材の回転動作により、本体部材の他側に蓋部材が配置して開口部が露出する開き状態から、本体部材の一側に蓋部材が当接しつつ開口部を覆う閉じ状態となる。この種の構成では、部品点数の増加を抑制しつつ、ホルダ部材を性能良く(例えば見栄えの悪化や異音発生を極力回避しつつ)固定できることが望ましい。
そこで本発明では、本体部材が、その内外に連通して固定部材が挿設される孔部と、孔部に嵌装されて固定部材を被覆するキャップ部材とを有する。そしてキャップ部材が、本体部材よりも柔らかい素材で形成されて、開口部を閉じ状態とする際に、本体部材の一側において蓋部材に最初に当接する位置に配設される。
本発明では、ホルダ部材を、ビス等の固定部材を介して乗物内装材により強固に固定することができる。このときキャップ部材にて、固定部材を被覆して隠蔽することができる。さらにキャップ部材が、閉じ状態時に最初に蓋部材に当接してその衝撃を吸収するため、蓋部材の開閉動作に伴う(蓋部材との接触が原因の)異音発生を防止又は低減することができる。
第2発明のホルダ部材は、第1発明のホルダ部材であって、キャップ部材が、固定部材を被覆可能な被覆部と、被覆部から突設して孔部に挿設可能な柱状の挿設部と、挿設部の外面から突出する平板状のリブ部とを有する。
本発明では、固定部材を被覆部にて被覆しつつ、リブ部を弾性的に撓ませながら挿設部を孔部に挿入するとともに、リブ部が弾性的に元に戻ろうとする力で挿設部が孔部に保持される構成である。
本発明では、キャップ部材を、リブ部によって比較的強固に孔部に取付けることができる。
第3発明のホルダ部材は、第1発明又は第2発明のホルダ部材において、キャップ部材が、固定部材を被覆可能な円盤状の被覆部と、被覆部から突設して孔部に挿設可能な柱状の挿設部とを有する。
そして本発明では、被覆部が、端部側から中央に向かうにつれて次第に肉厚とされ、固定部材を被覆部にて被覆しつつ、挿設部を孔部に挿設する構成である。
本発明では、キャップ部材を見栄え良く取付ける(例えば本体部材内を見下ろした場合に被覆部が略平坦に見えるように取付ける)ことができる。
本発明に係る第1発明によれば、部品点数の増加を抑制しつつ、ホルダ部材を性能良く固定することができる。また第2発明によれば、ホルダ部材を、キャップ部材の取付け安定性を向上させつつ固定することができる。そして第3発明によれば、ホルダ部材を、キャップ部材を見栄え良く取付けつつ固定することができる。
乗物用シート及びセンターコンソールの斜視図である。 ホルダ部材の斜視図である。 ホルダ部材の基本構成を分解して示す概略斜視図である。 ホルダ部材の縦断面図である。 ホルダ部材の横断面図である。 キャップ部材の斜視図である。 キャップ部材の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DWを付す。
図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8と、一対のアームレスト9を有し、例えばセンターコンソールCCに隣接して乗物室内に配設される。
ここでシートバック6は、シートクッション4に起倒可能に連結する。またヘッドレストは、シートバック6上に配設される。そして一対のアームレスト9は、それぞれ角柱状の部材であり、第一状態と、第二状態の間で変位可能である。第一状態のアームレスト9は、シートバック6に対して倒れた状態となり、シート着座側に向けて突出する。また第二状態のアームレスト9は、シートバック6に対して起立した状態となり、シートバック6側面に対面配置する。
本実施例では、一方のアームレスト9にホルダ部材10が固定されて、例えばカップ等の容器類を収容可能に配置される(図1及び図2を参照)。
ここで一方のアームレスト9は、先端側が段差状とされて一段低くされており(取付け凹部9aが形成されており)、一対の取付け孔部9hを有する(図1を参照)。本実施例では、後述するように各取付け孔部9hに、固定部材BM(ビス状)を介してホルダ部材10を比較的強固に固定する。ここで本実施例の固定部材BMは、円盤状の頭部2bと、周面に螺旋状の溝部を有する円柱状の胴部4bを有する(図4及び図5を参照)。
[ホルダ部材]
そしてホルダ部材10は、略直方体状の部材であり、本体部材20と、蓋部材40と、キャップ部材60と、ロック機構RMと、操作機構OMを有する(各部材の詳細は適宜後述、図2〜図4を参照)。
本実施例では、後述するようにホルダ部材10が、本体部材20に対する蓋部材40の回転動作により、閉じ状態と、開き状態の間で変位可能である(図4を参照)。開き状態のホルダ部材10では、本体部材20の他側に蓋部材40が配置して開口部20dが露出する(容器類等を収容可能な状態となる)。また閉じ状態のホルダ部材10では、本体部材20の一側に蓋部材40が当接しつつ開口部20dを覆う。
この種の構成では、部品点数の増加を抑制しつつ、ホルダ部材10を性能良く(見栄えの悪化や異音発生を極力回避しつつ)取付け凹部9aに固定できることが望まれる。
そこで本実施例では、後述の構成(キャップ部材60)にて、部品点数の増加を抑制しつつ、ホルダ部材10を性能良く固定することとした。以下、各構成について詳述する。
(本体部材)
本体部材20は、直方体状の箱体であり、容器類を載置可能な底面部20aと、第一側部20bと、一対の第二側部20cと、開口部20dを有する(図2〜図5を参照)。ここで本体部材20の材質は、後述のキャップ部材60との関係で適宜選定可能であり、典型的に各種の硬質樹脂(ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニルなど)を用いることができる。
そして底面部20aは、一側で平坦であり、他側で段差状とされて一側よりも低くされる(図2を参照)。また第一側部20bは、本体部材20の一側(一方の長辺部分)をなす部位であり、底面部20aの一側縁端から立設する。また一対の第二側部20cは、それぞれ本体部材20の短辺部分をなす部位であり、底面部20aを挟んで対面状に配置する。本実施例の各第二側部20cは、側面視で略横L字状をなしており、底面部20aの一側から他側にかけて配置する(図3を参照)。そして各第二側部20cの他側(下部)には、軸受け部22(貫通孔及びその周縁から突出する平板部)が設けられて、後述の蓋部材40を回転可能に取付けることができる。
そして開口部20dは、本体部材20の一側から他側にかけて形成されており、本体部材20の上面と他側面に相当する部分で開口する。
そして本実施例の本体部材20は、上記構成とともに、フランジ部24と、サポート部26と、一対の孔部28(後述)を有する(図2〜図5を参照)。
フランジ部24は、開口部20dの周縁に沿って取付けられる平板部材であり、取付け状態時を基準に開口部20dから外方に向けて張出す(図2を参照)。
またサポート部26は、第一側部20bに取付けられて本体部材20内に張出す平板部材であり、張出し端側に、容器類の外形に倣った半円状(上方視)の一対の窪み箇所が形成される(図2及び図3を参照)。本実施例では、サポート部26を、第一側部20bに回転可能に取付けつつ、張出し端側を脚部27にて支持する(開き状態でサポート部26が略水平に張出す構成とする)。脚部27は、底面部20aに対して起倒可能に取付けられる平板部材であり、図示しない付勢部材にて起立方向に付勢される。そしてサポート部26が、閉じ状態時に蓋部材40(後述の第一壁部41)にて押圧されて、脚部27を倒しながら第一側部20bの内面側に向けて倒れる構成とされる。
(孔部)
そして一対の孔部28は、それぞれ底面部20aの貫通孔であり、本体部材20の内外に連通する(図3〜図5を参照)。
本実施例の各孔部28は、略円柱状の貫通孔であり、第一挿入部31と、第二挿入部32と、第一留置部34aと、第二留置部34bを有する(図4を参照)。
第一挿入部31は、底面部20a側に形成される部位(比較的径大)であり、後述のキャップ部材60を嵌装可能である。第一挿入部31は、その開口側が段差状をなして一段径大とされており(第一留置部34aが形成されており)、後述のキャップ部材60(被覆部)を留置き可能である。
また第二挿入部32は、第一挿入部31に連通しつつ本体部材20の裏面に開口する部位(比較的径小)であり、固定部材BMの胴部4bを挿設可能である。そして第一挿入部31と第二挿入部32の境は略逆円錐状となるよう次第に径小とされており(第二留置部34bが形成されており)、固定部材BMの頭部2bを留置き可能である。
本実施例では、孔部28を、底面部20a一側の両隅(第一側部20bと第二側部20cで形成される隅)にそれぞれ形成して、アームレスト9の取付け孔部9hに対面可能に配置する。
(蓋部材)
蓋部材40は、開口部20dを被覆可能な平板材であり、本体部材20の他側に回転可能に取付けられる(図2〜図5を参照)。なお蓋部材40の材質は特に限定しないが、典型的に各種の硬質樹脂(ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニルなど)を用いることができる。
本実施例の蓋部材40(外面側)は、開口部20dの外形に倣って略L字状(断面視)をなしており、第一部位40aと、第一部位40aから湾曲しつつ連結する第二部位40bを有する(図2及び図4を参照)。第一部位40aは、閉じ状態を基準として、開口部20dの一部(本体部材20の上面)を被覆可能であり、第二部位40bは、開口部20dの他側(本体部材20の他方の長辺部分)を被覆可能である。
また蓋部材40(内面側)は、容器類の外形に倣った凹凸状であり、閉じ状態を基準として本体部材20内に張出す複数の壁部(第一壁部41,一対の第二壁部42)が形成される(図3〜図5を参照)。
第一壁部41は、第一部位40a(長辺側)の端部に沿って形成されて、閉じ状態時に本体部材20の第一側部20bに対面状に配置する(図4を参照)。
また一対の第二壁部42は、略L字状(側面視)をなしており、第一部位40aと第二部位40b(短辺側)の端部に沿って形成される。各第二壁部42の一側は、第一部位40aに沿って配置しつつ、閉じ状態を基準としてそれぞれ本体部材20の第二側部20cに対面状に配置する(図5を参照)。そして本実施例では、各第二壁部42の一側が、比較的長尺とされて(張出し量が大きくされて)、閉じ状態時に底面部20a(孔部28)側に大きく張出しつつ後述のキャップ部材60に当接可能に配置する(図4及び図5を参照)。
また各第二壁部42の他側は、第二部位40bに沿って配置しており、その端部側に円柱状の軸部43が形成される(図3を参照)。軸部43は、第二部位40bの端部(凹み箇所)から外方に突出しており、本体部材20の軸受け部22に挿入可能である。
[蓋部材の取付け作業]
図2〜図4を参照して、本体部材20の他側に蓋部材40を回転(開閉)可能に取付ける。このとき蓋部材40を略L字状として(第一部位40aを起立させるとともに第二部位40bを寝かせて)本体部材20の他側に配置する。
この状態で各第二壁部42の端部(軸部43)を、第二側部20cの他側(軸受け部22)にあてがう。そして軸部43を、軸受け部22に回転可能に挿入しつつ、付勢部材44(トーションバネ状)を介装することにより、蓋部材40を開き方向に付勢する。そして軸受け部22側からカバー部材CVを嵌装して、軸部43や付勢部材44を隠蔽する。
こうして蓋部材40の軸部43を回転中心とした回転動作により、ホルダ部材10が、開き状態と閉じ状態の間で変位可能となる(詳細後述)。
(ロック機構)
ここでロック機構RMは、本体部材20に蓋部材40を係止する(閉じ状態を保持する)機構であり、係止部2rと、被係止部4rを有する(図2及び図3を参照)。
係止部2rは、略矩形(正面視)の平板材であり、一側に爪部3rを有して、本体部材20内に取付けられる。係止部2rの他側は、第一側部20b(中央の取付け凹部)側に起倒可能に取付けられる。そして係止部2rが起立するに従って、爪部3rが、本体部材20内に侵入する。
また被係止部4rは、爪部3rを挿入状態で係止可能な凹み部位であり、蓋部材40(第一壁部41の略中央)に設けられる。そして本実施例では、閉じ状態を基準として、第一壁部41が第一側部20bに対面状に配置する。この状態で係止部2rを起立させつつ、爪部3rを、(サポート部26の孔部を通しつつ)被係止部4rに挿入して係止することにより、蓋部材40の閉じ状態が維持されることとなる。
(操作機構)
また操作機構OMは、係止部2rを被係止部4rから係脱させる(開き状態に変位可能とする)機構であり、ボタン部材2oと、平板状の押圧部材4oを有する(図2及び図3を参照)。
本実施例では、ボタン部材2oをその付勢力(コイルバネ3o)に抗して押圧する(操作部材を操作する)ことにより、本体部材20の第一側部20bに取付けられた押圧部材4oが下方に移動する。そして押圧部材4oが下方移動しつつ係止部2rを倒すことにより、爪部3rが、本体部材20外に退く。こうして被係止部4rから係止部2rが係脱することにより、蓋部材40が、閉じ状態から開き状態に変位可能となる。
(キャップ部材)
キャップ部材60は、孔部28に嵌挿されて固定部材BMを被覆する部材であり、被覆部62と、挿設部64と、リブ部66を有する(図4〜図7を参照)。
そしてキャップ部材60は、本体部材20よりも柔らかい素材で形成される。この種の素材として、硬度98未満(好ましくは50〜80)のエラストマを例示できる。この種のエラストマとして、スチレン系エラストマ(SBC)、オレフィン系エラストマ(TPO)、ポリ塩化ビニル系エラストマ(TPVC)、ウレタン系エラストマ(TPU)、ポリエステル系エラストマ(TPEE)、ポリアミド系エラストマ(TPAE)を例示できる。
またキャップ部材60の素材として、上述のエラストマで例示した硬度のゴム(天然ゴム,合成ゴム)を例示できる。この種の合成ゴムとして、ウレタンゴム,ブタジエンゴム,天然ゴム,二トリルゴム,クロロプレンゴム,ブチルゴム,スチレンゴム,エチレンプロピレンゴム,シリコンゴム,フッ素ゴムを例示できる。
(被覆部)
そして被覆部62は、略円盤状の部位(稠密)であり、孔部28(第一挿入部31)に嵌挿可能である(図6及び図7を参照)。
本実施例の被覆部62は、端部側から中央に向かうにつれて次第に肉厚とされる(図7を参照)。また被覆部62の径寸法は、第一留置部34aに嵌装可能な寸法であり、第一挿入部31よりも径大である。
そして本実施例では、後述するように被覆部62が、第一挿入部31側(第一留置部34a)に嵌装されて底面部20aの表面から突出する(図4及び図5を参照)。こうすることでキャップ部材60が、後述の閉じ状態への変位時に、蓋部材40(第二壁部42)に最初に当接する位置に配置されることとなる。
なお底面部20aに対する本体部材20の突出量(最大突出量)は、蓋部材40の開閉動作を許容できる限り特に限定しないが、典型的に1mm〜2mmである。
(挿設部・リブ部)
また挿設部64は、被覆部62から突設される円柱状の部位(中空)であり、孔部28(第一挿入部31)に挿入可能である(図6及び図7を参照)。本実施例の挿設部64は、第一挿入部31よりも径小であるとともに、第二挿入部32よりも径大である。
そしてリブ部66は、挿設部64の周面から突出する平板状の部位であり、後述する孔部28への挿入時に撓み変形可能である。本実施例では、挿設部64の周縁に等間隔で四つのリブ部66が突設されており(断面視で略十字状に配置しており)、それぞれ被覆部62から挿設部64の端部に向けて延びる。
[ホルダ部材(キャップ部材)の配設作業]
図1、図4及び図5を参照して、ホルダ部材10を、固定部材BMを介してアームレスト9に固定したのち、本体部材20に各キャップ部材60を配設する。
本実施例では、一対の固定部材BM(頭部2bと胴部4bを有するビス状の部材)を用いる。そしてアームレスト9の先端側(取付け凹部9a内方)に本体部材20を配置しつつ、各孔部28を、それぞれ取付け孔部9hに位置合わせする(図4及び図5を参照)。
この状態で固定部材BMを、各孔部28側から取付け孔部9hに挿設する。このとき胴部4bを、第二挿入部32を通して取付け孔部9hに挿入(螺合)しつつ、頭部2bが、第二留置部34bに留め置かれるまでネジ込むことで、本体部材20を、アームレスト9に比較的強固に固定できる。
つぎにキャップ部材60(挿設部64)を各孔部28に挿入しつつ、固定部材BMを被覆部62にて被覆する。このとき本実施例では、リブ部66を弾性的に撓ませながら挿設部64を第一挿入部31に挿入したのち、リブ部66が弾性的に元に戻ろうとする力にて挿設部64が第一挿入部31内に保持される(取付け安定性に優れる構成である)。そして被覆部62が、固定部材BM(頭部2b)を覆いながら第二留置部34bに留め置かれて底面部20aから突出することとなる。
[蓋部材の開閉動作]
ここで開き状態時のホルダ部材10では、本体部材20の他側に蓋部材40が配置して(退いて)、開口部20dから本体部材20内が露出する(図2及び図4の実線状態を参照)。
このとき本実施例では、各固定部材BMが、それぞれキャップ部材60(被覆部62)にて被覆されて外部に露出しない構成である(見栄えの良い構成である)。
さらに本実施例では、被覆部62が、端部側から中央に向かうにつれて次第に肉厚とされる。このため例えば本体部材20内を見下ろした場合に、被覆部62が略平らに見える(更に見栄えの良い構成である)。
そして本実施例では、開き状態時の蓋部材40が略L字状とされて、第一部位40aが起立するとともに第二部位40bが寝た状態となる(図2を参照)。そして第一部位40aが、本体部材20の他側(他方の長辺部分)を補完し、第二部位40bが、底面部20a(段差部分)に嵌め付けられながらその他側を補完する。そして各第二壁部42が、第二側部20cの他側から先の部分を補完することで(蓋部材40と本体部材20によって)、ホルダ部材10内に比較的大きな収納空間が形成されることとなる。
そして軸部43を回転中心とした蓋部材40の回転動作にて、ホルダ部材10を、開き状態から閉じ状態に変位させる(図4の二点破線状態及び図5を参照)。この種の構成では、本体部材20と蓋部材40が接触して異音が発生することが懸念される。
そこで本実施例では、各キャップ部材60を、開口部20dを閉じ状態とする際に、本体部材20の一側において蓋部材40(各第二壁部42)に最初に当接する位置に配設した。そして蓋部材40の回転動作に伴って、各第二壁部42が、次第に底面部20aに近接しつつ、各キャップ部材60(比較的柔らかい部材)に最初に当接する。このとき蓋部材40が当接する際に受ける衝撃を、各キャップ部材60(比較的やわらかい部材)が弾性的に変形しつつ吸収することで、蓋部材40の開閉動作時の(蓋部材40との接触が原因の)異音発生を防止又は低減できる。
そしてホルダ部材10の閉じ状態が、ロック機構RMを介して維持されることとなる。なお開き状態に変位する場合は、操作機構OMを操作してロック機構RMを解除することで、蓋部材40が、付勢部材44の付勢力にて回転しながら本体部材20の他側に退くこととなる。
以上説明したとおり本実施例によれば、ホルダ部材10を、固定部材BMを介してアームレスト9により強固に固定できる。このとき各キャップ部材60にて、固定部材BMを被覆して隠蔽することができる。さらに各キャップ部材60が、閉じ状態時に最初に蓋部材40に当接してその衝撃を吸収するため、蓋部材40の開閉動作に伴う(蓋部材との接触が原因の)異音発生を防止又は低減することができる。
このように各キャップ部材60が複数の機能を有する(兼用構成とされる)ことで、部品点数の増加を抑えてホルダ部材10の製造コストを低減しつつ、その配設作業を簡略化することができる。また本実施例のキャップ部材60は比較的シンプルな形状のため、それを成形する際の型の構成を簡略化することができる(製造コストの低減に資する構成である)。
また本実施例では、各キャップ部材60を、リブ部66を介して比較的強固に孔部28に取付けることができる。
そして本実施例では、各キャップ部材60を見栄え良く取付ける(例えば本体部材20内を見下ろした場合に被覆部62が略平らに見えるように取付ける)ことができる。
このため本実施例によれば、部品点数の増加を抑制しつつ、ホルダ部材10を性能良く固定することができる。
本実施形態のホルダ部材は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、キャップ部材60の構成(形状,寸法,配設位置,配設数など)を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。例えばキャップ部材(被覆部の一部等)が、孔部の配設位置から蓋部材の当接位置に張出す構成とすることができる。またキャップ部材は、ホルダ部材の構成に応じて3以上配設することができる。
また被覆部は、円盤状のほか各種の形状を取ることができ、表面側が略平坦であってもよい。また挿設部の形状も孔部の形状に合わせて適宜変更可能である。そしてリブ部は、挿設部に3以上の適宜の数を設けることができ、また挿設部の周面に沿って螺旋状に設けられていてもよい(この場合には単数又は2以上設けることができる)。なおリブ部は適宜省略することもできる。
(2)また本実施形態では、固定部材BMの取付け位置(孔部や取付け孔部の形成位置)を例示したが、同部材の取付け位置等を限定する趣旨ではない。例えば本体部材の第一側部又は第二側部に固定部材の取付け位置を設けることができる。この場合には蓋部材の構成を適宜変更することにより、キャップ部材が、蓋部材の適宜の位置(第一壁部や第二壁部等)に最も先に当接する構成とすることができる。
また固定部材として、ビス状の部材のほか、孔部に挿設可能なボルトとナット等の各種の締結具を用いることができる。
(3)また本実施形態では、ホルダ部材10(本体部材20,蓋部材40)の基本構成を例示したが、これら部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば本体部材から、サポート部とフランジ部の少なくとも一方を省略することができる。また蓋部材の構成も、本体部材に合わせて適宜変更可能である。またロック機構と操作機構の構成も適宜変更可能であり、これら機構を適宜省略することもできる。
(4)また本実施形態では、ホルダ部材10をアームレスト9の端部に取付ける例を説明したが、ホルダ部材の取付け位置を限定する趣旨ではない。ホルダ部材は、例えばシートバックやシートクッション等のシート構成部材や、センターコンソールなどの乗物内装材に適宜取付けることができる。なお本実施例の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
9 アームレスト
9a 取付け凹部
9h 取付け孔部
10 ホルダ部材
20 本体部材
20a 底面部
20b 第一側部
20c 第二側部
20d 開口部
28 孔部
31 第一挿入部
32 第二挿入部
34a 第一留置部
34b 第二留置部
40 蓋部材
60 キャップ部材
62 被覆部
64 挿設部
66 リブ部
BM 固定部材
OM 操作機構
RM ロック機構
CC センターコンソール

Claims (3)

  1. 箱型の本体部材と、前記本体部材の一側から他側にかけて開口する開口部と、前記本体部材の他側に回転可能に連結されて前記開口部を開閉する蓋部材とを有し、
    乗物用シートなどの乗物内装材にビス等の固定部材を介して固定されるとともに、前記本体部材に対する前記蓋部材の回転動作により、前記本体部材の他側に前記蓋部材が配置して前記開口部が露出する開き状態から、前記本体部材の一側に前記蓋部材が当接しつつ前記開口部を覆う閉じ状態となる構成のホルダ部材において、
    前記本体部材が、その内外に連通して前記固定部材が挿設される孔部と、前記孔部に嵌装されて前記固定部材を被覆するキャップ部材とを有し、
    前記キャップ部材が、前記本体部材よりも柔らかい素材で形成されて、前記開口部を閉じ状態とする際に、前記本体部材の一側において前記蓋部材に最初に当接する位置に配設されるホルダ部材。
  2. 前記キャップ部材が、前記固定部材を被覆可能な被覆部と、前記被覆部から突設して前記孔部に挿設可能な柱状の挿設部と、前記挿設部の外面から突出する平板状のリブ部とを有し、
    前記固定部材を前記被覆部にて被覆しつつ、前記リブ部を弾性的に撓ませながら前記挿設部を前記孔部に挿入するとともに、前記リブ部が弾性的に元に戻ろうとする力で前記挿設部が前記孔部に保持される構成の請求項1に記載のホルダ部材。
  3. 前記キャップ部材が、前記固定部材を被覆可能な円盤状の被覆部と、前記被覆部から突設して前記孔部に挿設可能な柱状の挿設部とを有し、前記被覆部が、端部側から中央に向かうにつれて次第に肉厚とされ、
    前記固定部材を前記被覆部にて被覆しつつ、前記挿設部を前記孔部に挿設する構成の請求項1又は2に記載のホルダ部材。
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