JP2008094261A - クッションクリップ - Google Patents

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晴久 神谷
Toshio Iwahara
利夫 岩原
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Abstract

【課題】 緩衝性能に優れるとともに、エンジンフード等の開閉蓋からの長期的な荷重が作用した場合であっても、座屈変形しにくく、復元性に優れるクッションクリップを提供することを課題とする。
【解決手段】 衝撃を吸収するクッション部材30と、該クッション部材30を取付孔10に取付けるための取付部材50とを備え、前記クッション部材30は、中空円筒状に形成されており、前記取付部材50は、前記取付孔10に挿入される挿入部位80と、前記クッション部材30が装着される部位であるクッション装着部位60とを有しており、前記クッション装着部位60は、前記クッション部材30の内周面を支持する内周支持部62と、前記クッション部材30の外周面を支持する外周支持部70とを有している、クッションクリップ。
【選択図】 図2

Description

本発明はクッションクリップに関する。より詳しくは、車体等の固定部材とエンジンフード等の開閉蓋のうち少なくとも一方に取付けられ、前記固定部材と前記開閉蓋との間に位置して、前記開閉蓋を閉めた際の衝撃を吸収するクッションクリップに関する。
クッションクリップは、例えば、特許文献1に開示されているように、衝撃を吸収するクッション部材と、このクッション部材を車体へ取付けるための係止部とを備えている。このようなクッションクリップは、車体に設けられた取付孔に係止部を差し込むことにより、容易に着脱が可能であるため、広く用いられている。
また、特許文献2には、エラストマ等の弾性材料により略円筒状に形成されたクッション部材の外周に対して、螺旋状の溝部が形成されたクッション部材が開示されている。このクッション部材は、該クッション部材の外周に形成された螺旋状の溝部を、車体に設けられた取付孔の周縁部に係合させてねじ込むことにより、車体に取付けられる。このクッション部材は、取付作業が若干面倒であるものの、クッション部材のねじ込み量を調整することにより、相対高さを調節することができる。
しかし、このような従来のクッション部材は、クッション部材が円筒形状であるために、開閉蓋からの衝撃を受けた際に座屈変形によって折れ曲がりやすいという欠点を持っている。この場合、衝撃を十分吸収できないだけでなく、クッション部材が永久変形を起こして元の形状に戻りにくくなり、緩衝性能が低下するという問題があった。
特開2002−178861号公報 特開2001−233250号公報
そこで本発明は、緩衝性能に優れるとともに、エンジンフード等の開閉蓋からの長期的な荷重が作用した場合であっても、座屈変形しにくく、復元性に優れるクッションクリップを提供することを課題とする。
第1の発明は、車体等の固定部材とエンジンフード等の開閉蓋のうち少なくとも一方に設けられている取付孔に対して取付けられ、前記固定部材と前記開閉蓋との間に位置して、前記開閉蓋を閉めた際の衝撃を吸収するクッションクリップであって、衝撃を吸収するクッション部材と、該クッション部材を前記取付孔に取付けるための取付部材とを備え、前記クッション部材は、中空円筒状に形成されており、前記取付部材は、前記取付孔に挿入される挿入部位と、前記クッション部材が装着される部位であるクッション装着部位とを有しており、前記クッション装着部位は、前記クッション部材の内周面を支持する内周支持部と、前記クッション部材の外周面を支持する外周支持部とを有している、クッションクリップである。
第1の発明に係るクッションクリップによれば、中空円筒状に形成されたクッション部材が、クッション装着部位に設けられている内周支持部及び外周支持部の間に挟持された状態となる。このため、クッション部材は、衝撃を受けても横方向に折れ曲がることが防止され、主として軸方向に弾性変形することにより衝撃を効率的に吸収することができる。その結果、緩衝性能に優れ、且つ復元性に優れたクッションクリップを実現することができる。
第2の発明は、上記第1の発明に記載のクッションクリップであって、前記内周支持部には、前記クッション部材の内周面に形成されている螺旋状の溝に螺合するネジ山が形成されており、前記外周支持部には、前記クッション部材の外周面に形成されている螺旋状の溝に螺合するネジ山が形成されている、クッションクリップである。
第2の発明に係るクッションクリップによれば、クッション部材を回しながらねじ込むことによって装着が可能であり、クッション部材をクッション装着部位に装着する作業が容易である。
第3の発明は、上記第2の発明に記載のクッションクリップであって、前記クッション部材の螺合回転により軸方向に相対高さ変位可能であることを特徴とする、クッションクリップである。
第3の発明に係るクッションクリップによれば、車体等の固定部材とエンジンフード等の開閉蓋との間の距離が異なる場合であっても、クッション部材の固定部材からの相対高さを調整することが可能であるために、容易に対応させることが可能である。この結果、例えば1種類のクッションクリップによって、複数の異なる箇所に適用可能な汎用性のあるクッションクリップを実現することができる。
第4の発明は、上記第1の発明から第3の発明のうちいずれかに記載のクッションクリップであって、前記外周支持部は、前記クッション部材の外周面の全周のうち、一部のみを支持できるように形成されている、クッションクリップである。
第4の発明に係るクッションクリップによれば、クッション部材の外周面の全周のうち、一部のみが外周支持部によって支持されている。したがって、外周支持部を形成するための材料を少なくすることができるので、より低コストでクッションクリップを製造することができる。
第5の発明は、上記第1の発明から第4の発明のうちいずれかに記載のクッションクリップであって、前記クッション部材は、エラストマからなり、前記取付部材は、前記クッション部材よりも剛性の高い樹脂からなることを特徴とする、クッションクリップである。
第5の発明に係るクッションクリップによれば、クッション部材は、弾性に優れたエラストマからなるため、より緩衝性能に優れている。また、取付部材は、クッション部材より剛性の高い樹脂からなるため、クッション部材をより確実に支持することができる。そのため、クッション部材は、横方向に折れ曲がることが防止され、主として軸方向に弾性変形することにより効率的に衝撃を吸収することができる。したがって、より緩衝性能に優れ、且つ復元性に優れたクッションクリップを実現することができる。
本発明によれば、緩衝性能に優れるとともに、エンジンフード等の開閉蓋からの長期的な荷重が作用した場合であっても、座屈変形しにくく、復元性に優れるクッションクリップを実現することが可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、車体におけるクッションクリップの取り付け位置を示した図である。本実施の形態に係るクッションクリップ20は、例えば、エンジンルーム8内にエンジンを配置し、エンジンフード6でエンジンルーム8内を保護する車体2において、車体2を構成している車体側パネル4に取付けられる。エンジンフード6が、本発明における「開閉蓋」に対応しており、車体側パネル4が、本発明における「固定部材」に対応している。クッションクリップ20は、エンジンフード6を閉じた状態において、エンジンフード6と車体側パネル4の間に位置する。クッションクリップ20は、エンジンフード6を閉じた際にエンジンフード6を弾性支持し、衝撃を吸収することができる。
図2は、本実施の形態に係るクッションクリップ20の斜視図であり、図3は図2に示すクッションクリップ20を車体側パネル4に取り付けた状態におけるIII−III線断面図である。クッションクリップ20は、車体側パネル4に設けられている略四角形の取付孔10に取付けられる。クッションクリップ20は、エンジンフード6に当接してそのエンジンフード6を弾性的に支持するクッション部材30と、そのクッション部材30を車体側パネル4に設けられた取付孔10に取付けるための取付部材50とを備えている。取付部材50は、大別すると、クッション部材30を装着する部位であるクッション装着部位60と、取付孔10に挿入される部位である挿入部位80とからなる。クッション部材30がクッション装着部位60に装着されることによって、クッション部材30と取付部材50とが一体となり、クッションクリップ20をなしている。挿入部位80は、係止爪82を有しており、挿入部位80を取付孔10に挿入すると、係止爪82が取付孔10の縁部に係合する。これにより、クッションクリップ20は、車体側パネル4に設けられた取付孔10に取付けられる。
図4は、クッション部材30の斜視図であり、図5は、図4に示すクッション部材のV−V線断面図である。図4,図5に示すように、クッション部材30は、中空円筒状に形成されており、その内周面及び外周面には、螺旋状の溝32,34が形成されている。
図6は、取付部材50の斜視図であり、図7は、図6に示す取付部材50のVII−VII線断面図である。図6,図7に示すように、取付部材50は、クッション装着部位60と挿入部位80とが一体に形成されている部材である。
図6、図7に示すように、クッション装着部位60は、クッション部材30の内周面の少なくとも一部を支持する内周支持部62と、クッション部材30の外周面の少なくとも一部を支持する外周支持部70とを備えている。
内周支持部62は、中空円筒状のクッション部材30にほぼ内接する外径を有する円柱状の形状を有しており、取付部材50のほぼ軸中心に設けられている。内周支持部62の外周面には、クッション部材30の内周面に形成された螺旋状の溝32に螺合するネジ山64が設けられている。
外周支持部70は、内周支持部62を中心としてほぼ一定の距離を空けながら周壁状に形成されており、外周支持部70の内周面には、クッション部材30の外周面に形成された螺旋状の溝34に螺合するネジ山72が設けられている。
クッション部材30をクッション装着部位60にねじ込むことによって、クッション部材30の内周面に形成された溝32に対して内周支持部62に形成されたネジ山64が螺合するとともに、クッション部材30の外周面に形成された溝34に対して外周支持部70に形成されたネジ山72が螺合する。これにより、クッション部材30と取付部材50とが一体となり、クッションクリップ20をなしている。このとき、図3に示すように、クッション部材30は、内周支持部62と外周支持部70に螺合した状態で、内周支持部62と外周支持部70の間に狭持された状態となる。
挿入部位80は、クッション装着部位60の底部から突出するように一体に形成されており、その両側部に一対の係止爪82を備えている。この挿入部位80が車体側パネル4に形成された取付孔10に挿入されることによって、一対の係止爪82が取付孔10の孔縁部に弾性的に係止する。これにより、挿入部位80は、クッションクリップ20を車体側パネル4に取付けるための係止クリップとしての機能を果たしている。
次に各部材を構成する材料について説明する。
クッション部材30には、常温で弾性を有する各種の合成樹脂やゴム類を用いることができ、中でもエラストマが好適である。エラストマとは、ゴム類のように弾力の顕著な高分子材料を指し、例えば、スチレン系エラストマ(SBC)、オレフィン系エラストマ(TPO)、塩ビ系エラストマ(TPVC)、ウレタン系エラストマ(TPU)、ポリエステル系エラストマ(TPEE)、ポリアミド系エラストマ(TPAE)、フッ素系エラストマ、塩素化エチレンンコポリマー架橋体アロイ(アルクリン)、塩素化ポリエチレン(CPF)などがある。
取付部材50には、各種の合成樹脂を用いることができ、クッション部材30よりも剛性の高い樹脂を用いるのが好ましい。例えば、ポリアセタール(POM)、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリル・スチレン共重合体(AS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂などの熱硬化性樹脂を使用することができる。上述の樹脂は、単独で使用してもよく、二種類以上使用してもよい。中でも、ポリアセタール(POM)は、強度が大きく、優れた弾性を有するため好適である。
次にクッションクリップ20の製造方法について説明する。
クッションクリップ20は、公知の各種の成形法により製造することができる。例えば、クッション部材30と取付部材50をそれぞれ射出成形法にて製造し、クッション部材30を取付部材50に取付けて、クッションクリップ20を得ることができる。また、二色射出成形法やインサート成形法を用いれば、クッション部材30と取付部材50の一体品を得ることができる。二色射出成形法によれば、まず、一次成形用の金型に溶融した取付部材用の樹脂を注入し、冷却、固化して取付部材50を成形する。次に、二次成形用の金型に取付部材50を嵌め込み、それを型として、溶融したクッション部材用の樹脂を注入し、冷却、固化して、クッション部材30を成形する。インサート成形法によれば、まず、クッション部材30を射出成形法にて成形し、そのクッション部材30を金型に装填する。次に溶融した取付部材用の樹脂を金型に注入し、クッション部材30を包み込んだ状態で冷却、固化し、取付部材50を成形する。これらの方法によれば、クッション部材30と取付部材50の一体品を得ることができ、クッション部材30を取付部材50に装着する作業をすることなく、クッションクリップ20を得ることができる。
次にクッションクリップ20の作用及び効果について説明する。
クッション部材30は、エンジンフード6を閉じた際に、エンジンフード6に当接して、衝撃を吸収する。このとき、クッション部材30は、内周支持部62と外周支持部70との間に挟持されているため(図3参照)、横方向(図3の左右方向)への座屈変形が防止され、主として軸方向への弾性変形によって衝撃を吸収することができる。したがって、クッション部材30は、優れた緩衝性能を発揮するとともに、エンジンフード6からの長期的な荷重が作用した場合であっても、元の形状への回復性能に優れるという効果がある。
また、クッション部材30は、内周支持部62と外周支持部70に螺合した状態でクッション装着部位60に装着されている。そのため、クッションクリップ20は、クッション部材30を螺合回転させることにより、容易にその相対高さを調節することができる(ここでいう「相対高さ」とは、車体側パネル4の表面からの高さのことである)。なお、クッション装着部位60は、クッション部材30をねじ込むための、ねじ込み用スペース66を有しているのが好ましい。ねじ込み用スペース66を有することによって、クッション部材30をさらに奥までねじ込むことが可能となる。その結果、挿入長さの調節範囲が広がるので、クッションクリップ20の相対高さの調節範囲を広げることができる。なお、ねじ込み用スペース66は、例えば、二色射出成形法においては、クッション装着部位60にスリット68から平型を挿入し、クッション装着部位60を底上げした状態で二次成形用金型に嵌め込み、それを型にしてクッション部材30を成形することにより、形成することができる。
図8および図9は、図3に示すクッションクリップ20の相対高さを調節した状態を示す。図3に示すクッションクリップ20の相対高さを標準状態とすると、クッション部材30をねじ込み用スペース66にねじ込むことによって、クッションクリップ20の相対高さが低くなる(図8参照)。また、逆に、クッション部材30をねじ戻すことによって、クッションクリップ20の相対高さが高くなる(図9参照)。このように、クッション部材30を螺合回転し、クッション装着部位60への挿入長さを調節することにより、クッションクリップ20の相対高さを容易に変位させることができる。この結果、車体側パネル4とエンジンフード6の間の距離が種々異なる場合であっても、一種類のクッションクリップ20で対応することができるので、クッションクリップ20の汎用性が高まるという効果が得られる。
なお、クッションクリップ20の相対高さを調節した結果、図9に示すように、クッション部材30がクッション装着部位60の底面61に接しない状態となる場合がある。この場合においても、クッション部材30は、内周支持部62および外周支持部70に螺合した状態で、内周支持部62と外周支持部70との間に挟持されている。そのため、エンジンフード6が閉じられた際、クッション部材30に対して強い衝撃が加えられても、クッション部材30が撓んで螺が外れることがほとんどない。したがって、クッション部材30は、クッション装着部位60の奥に押しこまれることなく、その相対高さを維持したまま弾性変形することにより、エンジンフード6からの衝撃をより効率的に吸収することができる。
クッションクリップ20の相対高さの調節は、クッションクリップ20を車体側パネル4に取付ける前に行ってもよいし、取付けた後に行ってもよい。
クッションクリップ20が車体側パネル4に取付けられた状態においては、全体がほぼ角柱状に形成されている挿入部位80が、略四角形に形成されている取付孔10に対して挿入された状態となっている。このため、クッション部材30を回転させた場合に、挿入部位80がその動きに追従して供回りすることが防止される。これにより、クッション部材30を片手で回転させるだけでよいので、クッションクリップ20の相対高さの調節が容易に行えるようになっている。
また、クッション部材30は、取付部材50に対して、螺合回転により脱着可能な構造となっている。このため、長期的な使用によってクッション部材30の弾性が低下したり、破損した場合には、クッション部材30のみを交換すればよく、取付部材50はそのまま使用することが可能である。したがって、環境に優しいクッションクリップ20を実現することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、以下のようにして実施することも可能である。
図10は、クッションクリップ120の斜視図である。図11は、図10に示すクッションクリップ120のXI−XI線断面図である。図10、図11に示すクッションクリップ120は、中空円筒状に形成されたクッション部材130と、そのクッション部材130を車体側パネル104に設けられた取付孔110に取付けるための取付部材150を備えている。取付部材150は、大別すると、クッション部材130が装着される部位であるクッション装着部位160と、取付孔110に挿入される部位である挿入部位180とを備えている。クッション部材130がクッション装着部位160に装着されることによって、クッション部材130と取付部材150が一体となり、クッションクリップ120を構成する。挿入部位180が取付孔110に挿入されることによって、挿入部位180に設けられている一対の係止爪182が取付孔110の縁部に弾性的に係止する。これにより、クッションクリップ120が取付孔110に取付けられる。
図10、図11に示すクッションクリップ120において、クッション部材130が装着される部位であるクッション装着部位160には、クッション部材130の内周面を支持する内周支持部162と、クッション部材130の外周面を支持する外周支持部170が設けられている。ただし、上述の実施例で示したクッションクリップ20とは異なり、クッションクリップ120における外周支持部170は、クッション部材130の外周面の全周ではなく、その全周のうち一部のみを支持できるように部分的に形成されている。このように、外周支持部170が部分的に形成されている場合であっても、内周支持部162及び外周支持部170によってクッション部材130の座屈変形等が防止されるので、エンジンフード等からの衝撃を効率的に吸収することができる。また、外周支持部170が部分的に形成されていることによって、この外周支持部170を形成するための材料の量を少なくすることができる。このため、より低コストでかつ環境に優しいクッションクリップ120を実現することができる。
上述の実施例では、車体側パネルに取付孔が設けられ、この取付孔にクッションクリップが取付けられる例を示したが、このような態様に限定するものではない。例えば、エンジンフード側に取付孔を設けて、この取付孔にクッションクリップを取付けることも可能である。要するに、本発明に係るクッションクリップは、エンジンフード等の開閉蓋と、車体等の固定部材のうち少なくとも一方に取付孔を設けて、この取付孔に取付けられるものであればよい。
上述の実施例では、固定部材が車体側パネルであり、開閉蓋がエンジンフードである例を示したが、このような態様に限定するものではない。本発明に係るクッションクリップは、エンジンフード以外の他の開閉箇所に適用することも可能である。例えば、車両のドアやトランク、車室内のグラブボックス等の開閉箇所に適用することも可能である。
車体におけるクッションクリップの取り付け位置を示した図である。 クッションクリップの斜視図である。 図2に示すクッションクリップを車体側パネルに取り付けた状態におけるIII−III線断面図である。 クッション部材の斜視図である。 図4に示すクッション部材のV−V線断面図である。 取付部材の斜視図である。 図6に示す取付部材のVII−VII線断面図である。 図3に示すクッションクリップの相対高さを調節した状態を示す図である。 図3に示すクッションクリップの相対高さを調節した状態を示す図である。 クッションクリップの斜視図である。 図10に示すクッションクリップのXI−XI線断面図である。
符号の説明
4、104 車体側パネル
6 エンジンフード
8 エンジンルーム
10、110 取付孔
20、120 クッションクリップ
30、130 クッション部材
32,34 溝
50、150 取付部材
60、160 クッション装着部位
61 底面
62、162 内周支持部
64 ネジ山
70、170 外周支持部
72 ネジ山
80、180 挿入部位
82、182 係止爪

Claims (5)

  1. 車体等の固定部材とエンジンフード等の開閉蓋のうち少なくとも一方に設けられている取付孔に対して取付けられ、前記固定部材と前記開閉蓋との間に位置して、前記開閉蓋を閉めた際の衝撃を吸収するクッションクリップであって、
    衝撃を吸収するクッション部材と、該クッション部材を前記取付孔に取付けるための取付部材とを備え、
    前記クッション部材は、中空円筒状に形成されており、
    前記取付部材は、前記取付孔に挿入される挿入部位と、前記クッション部材が装着される部位であるクッション装着部位とを有しており、
    前記クッション装着部位は、前記クッション部材の内周面を支持する内周支持部と、前記クッション部材の外周面を支持する外周支持部とを有している、クッションクリップ。
  2. 請求項1に記載のクッションクリップであって、
    前記内周支持部には、前記クッション部材の内周面に形成されている螺旋状の溝に螺合するネジ山が形成されており、
    前記外周支持部には、前記クッション部材の外周面に形成されている螺旋状の溝に螺合するネジ山が形成されている、クッションクリップ。
  3. 請求項2に記載のクッションクリップであって、
    前記クッション部材の螺合回転により軸方向に相対高さ変位可能であることを特徴とする、クッションクリップ。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のクッションクリップであって、
    前記外周支持部は、前記クッション部材の外周面の全周のうち、一部のみを支持できるように形成されている、クッションクリップ。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のクッションクリップであって、
    前記クッション部材は、エラストマからなり、前記取付部材は、前記クッション部材よりも剛性の高い樹脂からなることを特徴とする、クッションクリップ。
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