JP2010001967A - クッションクリップ - Google Patents

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Junya Ukai
準弥 鵜飼
Toshio Iwahara
利夫 岩原
Haruhisa Kamiya
晴久 神谷
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Abstract

【課題】クッション体が圧縮力を受けて変形するときに、該クッション体がほとんど円形のままで平坦に押し潰されるようにすることで、クリープによるクッション体の塑性変形が進行しても、該クッション体の見栄えを良好に保つ。
【解決手段】固定部材に接近してくる可動部材の動きを受け止めて衝撃を吸収するために、固定部材あるいは可動部材のいずれかに形成された取付け孔に挿入して取り付けられるクリップ体20と、弾性変形によって衝撃を吸収するクッション体10とを備えたクッションクリップであって、クッション体10は、中空のドーム形状になっているとともに、その頂部10bの中央に内外に通じる円形の開口12が設けられている。そして、この開口12の周縁の肉厚が、他の部分の肉厚よりも大きく設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車のグラブボックスにおいて、そのボックス本体(固定部材)に対するドア(可動部材)の動きを受け止めて、ドアを閉めたときの衝撃を吸収するためのクッションクリップに関する。
この種のクッションクリップは、特許文献1で開示されているように硬質の樹脂材からなるクリップ体と、軟質の樹脂材からなるクッション体とを備えている。クリップ体は、例えばボックス本体に予め形成されている取付け孔に挿入することで、クッションクリップをボックス本体に取り付けることができる。一方、クッション体は、中空の円筒形状に成形され、ドアを閉めたときの衝撃を受け止めて圧縮方向へ弾性変形することにより、その衝撃を吸収する。
特開2007−225093号公報
特許文献1で開示されているクッションクリップでは、円筒形状のクッション体が衝撃に伴う圧縮力を受けて変形するとき、円筒の内径を広げる方向の力が加わることとなり、円筒の壁が外方向へ不規則な変形を起こす。その結果、クッション体が平坦に押し潰された状態では、円筒の平面形状が例えば楕円形になり、その形状がクリープによるクッション体の塑性変形によって定常化されると、ドアを開いたときのクッション体の見栄えがわるい。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、クッション体が圧縮力を受けて変形するときに、該クッション体がほとんど円形のままで平坦に押し潰されるようにすることで、クリープによるクッション体の塑性変形が進行しても、該クッション体の見栄えを良好に保つことである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、固定部材に接近してくる可動部材の動きを受け止めて衝撃を吸収するために、固定部材あるいは可動部材のいずれかに形成された取付け孔に挿入して取り付けられるクリップ体と、弾性変形によって衝撃を吸収するクッション体とを備えたクッションクリップであって、クッション体は、中空のドーム形状になっているとともに、その頂部の中央に内外に通じる円形の開口が設けられている。そして、この開口の周縁の肉厚が、他の部分の肉厚よりも大きく設定されている。
この構成において、衝撃を吸収するときのクッション体が圧縮力を受けて変形するのに伴い、開口を広げる方向の力が加わるが、開口の周縁の剛性により、その内径がほとんど変化することなく、クッション体が変形することになる。このため、クッション体がほとんど円形のままで平坦に押し潰されることになり、クリープによってクッション体の圧縮に伴う塑性変形が進行しても、該クッション体の見栄えが損なわれない。
第2の発明は、第1の発明において、硬質の樹脂材からなるクリップ体と軟質の樹脂材からなるクッション体とが個別に成形され、かつ、相互が多色成形によって一体的に結合されている。
これにより、クッション部およびクリップ体が、それぞれに適した材質で、かつ、適正に一体化される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1および図2で示すクッションクリップは、自動車のグローブボックスにおけるボックス本体30(図2)あるいはドア34(図4)のいずれかに取り付けられ、ドア34を閉めたときの衝撃を吸収する。なお、図面で示す実施の形態では、ボックス本体30にクッションクリップを取り付けた例である。そして、クッションクリップの構成は、エラストマーなどの軟質の樹脂材で成形されたクッション体10と、ポリプロピレン(PP)などの硬質の樹脂材で成形されたクリップ体20とに大別される。
クッション体10は、その全体形状が中空のドーム形状をしており、底部10aが閉ざされ、かつ、頂部10bの中央に円形の開口12が設けられている。ドーム形状を構成するクッション体10の壁部10cは、底部10a側から頂部10bに向かって肉厚T1を漸減させている(図2)。ただし、図3の拡大断面図で示すように頂部10bにおける開口12の周縁については、本来は図3の仮想線の形状であるところを周方向に連続して肉盛りされた形状としている。この結果、開口12の周縁の肉厚T2は、壁部10cのどの箇所の肉厚T1よりも大きく設定されて周縁部の剛性が高められている。また、クッション体10の壁部10cには、底部10aに近い箇所において内外に通じるエア抜き孔14が開けられている(図1)。
なお、壁部10cの肉厚T1については、開口12の周縁の肉厚T2よりも小さい値で一定寸法にすることも可能である。
クリップ体20は、その円板形状の基部20aから図の下方へ突出した船底形状の係止部20bを有する。そして、クッション体10とクリップ体20とは、個々の樹脂材による多色成形によって一体的に結合されている。すなわち、クリップ体20の基部20aがクッション体10の底部10aによって包み込まれた状態で結合されている(図2)。この多色成形により、クッション体10には衝撃吸収性に適したエラストマーなどを用い、クリップ体20には結合性に適したPPなどを用いて容易に成形することができる。なお、クリップ体20の基部20aは、その厚み方向に段差をもった円板形状をしており、その段差形状によってクッション体10の底部10aに対する引っ張り方向の結合強度が高められている。
クリップ体20の係止部20bが、図2で示すボックス本体30の取付け孔32に差し込まれると、係止部20bの両側部が内方へ撓みながら取付け孔32を通過し、該係止部20bの両肩部20cがボックス本体30の内側において取付け孔32の縁部に係止する(図2)。これによって、クリップ体20がボックス本体30に結合され、結果としてボックス本体30にクッションクリップが取り付けられる。
前述のように固定部材であるボックス本体30にクッションクリップが取り付けられ、このボックス本体30に対して可動部材であるドア34を閉ざすと、該ドア34がクッション体10によって受け止められる。このときのクッション体10は、図4で示すように頂部10bの側からドア34による圧縮荷重を受けて押し潰されるように弾性変形し、それによってドア34が閉じたときの衝撃を吸収する。
なお、クッション体10が圧縮荷重を受けて弾性変形するときに、開口12がドア34で塞がれて中空内の空気を圧縮する場合があるが、空気はエア抜き孔14から外部に排出され、クッション体10の弾性特性が阻害されることはない。
このように衝撃吸収のために弾性変形するクッション体10には、壁部10cが圧縮力を受けて湾曲するように押し撓められるため、それに伴って頂部10bの開口12を広げる方向の力が加わる。しかしながら、前述したように開口12の周縁は壁部10cにおいて最も剛性が高いので、クッション体10の弾性変形に関わらず、開口12の内径がほとんど変化しない。このことは、壁部10cが全体にわたって均等な形状に変形することになり、ドーム形状のクッション体10が図5の平面図で示すように、ほとんど円形のままで平坦に押し潰される。このため、圧縮されたときのクッション体10の形状がクリープによる塑性変形の進行によって定常化されても、ドア34を開いたときのクッション体10の見栄えがよい。
クッションクリップを表した外観斜視図。 クッションクリップを表した縦断面図。 図2の一部を拡大して表した断面図。 クッションクリップのクッション体が変形した状態を表した縦断面図。 クッションクリップのクッション体が変形した状態を表した平面図。
符号の説明
10 クッション体
10b 頂部
12 開口
20 クリップ体
30 ボックス本体(固定部材)
34 ドア(可動部材)
T1 肉厚
T2 肉厚

Claims (2)

  1. 固定部材に接近してくる可動部材の動きを受け止めて衝撃を吸収するために、固定部材あるいは可動部材のいずれかに形成された取付け孔に挿入して取り付けられるクリップ体と、弾性変形によって衝撃を吸収するクッション体とを備えたクッションクリップであって、
    クッション体は、中空のドーム形状になっているとともに、その頂部の中央に内外に通じる円形の開口が設けられており、該開口の周縁の肉厚が、他の部分の肉厚よりも大きく設定されているクッションクリップ。
  2. 請求項1に記載されたクッションクリップであって、
    硬質の樹脂材からなるクリップ体と軟質の樹脂材からなるクッション体とが個別に成形され、かつ、相互が多色成形によって一体的に結合されているクッションクリップ。
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