JP5031394B2 - クッションクリップ - Google Patents

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本発明は、クッションクリップに関し、詳しくは、自動車のスライドドアといった開閉体を閉めるときの衝撃力を緩衝するために、開閉体またはその相手側に取り付けて使用するクッションクリップに関する。
従来より、自動車のスライドドア用のクッションには、ドアを勢い良く閉めたときの跳ね返り等を防止しつつ、大きな衝撃力を緩衝するといった特性が要求されている。そのために、衝撃力を緩衝する際の初期荷重が小さく、その後に急激に荷重を大きくするといった特性のクッションが必要である。この特性を得るための手段として、スライドドアを先に受け止める側のクッション体の硬度を他方のクッション体の硬度より小さくなるようにクッション体の硬度が異なるように工夫を凝らしている。
特開2006−57283号公報
しかしながら、上述したようにクッション体の硬度に違いをもたせるためには、硬度の異なる弾性素材が必要となるため、クッションクリップを製造するための製造工程が複雑なものとなっていた。そのため、設備およびタクト面などで製造コスト高となっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、同一硬度の弾性素材を用いた場合でも、開閉体を閉ざしたときのクッショ体の変形量に応じて変化する荷重特性が二段階に切り替えることができるクッションクリップを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、衝撃力を緩衝するクッション部を有するクッション体と、該クッション体の内部に位置する基部と該クッション体の外部に位置する係止部とからなる係止脚とを備え、該係止部を開閉体またはその相手側の取付孔に挿入して結合させて該開閉体を閉ざすときの衝撃力を緩衝可能となっており、前記クッション部の先端側中央には凹部が形成されており、前記凹部の底面には前記先端面より突出した第1突出部が該クッション部と一体に成形されており、前記基部の先端面中央には凹孔が形成されており、前記クッション部の基端側中央には、前記第1突出部と反対方向に向けて突出した第2突出部が前記基部の凹孔に充填される格好で且つ該クッション部と一体に成形されているクッションクリップであって、第2突出部の外径は、第1突出部の外径より大きくなるように設定されている
この構成によれば、例えば開閉体が閉められたときに衝撃力を受けた場合、この衝撃力によって最初に両突出部が変形する。その後、クッション部が変形する。このように両突出部が変形した後に、クッション部の変形が始まると、両突出部の両端の距離に対してクッション部の上下端の距離が短いため、両突出部22、23とクッション部21の弾性素材が同一であるにも関わらず、例えば同じ寸法だけ圧縮しようとした場合、クッション部21より両突出部22、23の方が軟らかくなる。このことは、両突出部の外径に対してクッション部の外径が大きいことからも生じる要因となる。これらにより、従来技術の説明と同様に、衝撃力を緩衝する際の初期荷重が小さく、その後に急激に荷重を大きくする特性を得ることができる。つまり、両突出部の変形に基づく初期荷重は小さく、その後はクッション部の変形も加わって荷重が急激に増加する。





以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜3を用いて説明する。図1は、クッションクリップの正面図である。図2は、クッションクリップの平面図である。図3は、クッションクリップの縦断面図である。クッションクリップは、係止脚10と、この係止脚10の一部と一体的に接合(例えば、二色成形による接合)されたクッション体20とから構成されている。以下に、係止脚10およびクッション体20の構造を個別に説明する。
まず、係止脚10を説明する。係止脚10は、所定の剛性を有するポリプロピレン(PP)などの素材によって成形されている。この係止脚10の構造は、後述するクッション体20の内部に位置する略円柱形状の基部11とクッション体20の外部に位置する係止部12とからなっている(図1、3参照)。この係止部12には、一対の係止爪12aが形成されており、両係止爪12aは係止脚10の軸線(図示しない)側へ撓むことができるように、係止部12に対して弾性をもって一体化されている。
そして、図1に示すように、車両ボディー30の取付孔32に係止部12が挿入されると、両係止爪12aが撓みながら取付孔32を通過して車両ボディー30の反対側に位置することになる。これにより、係止部12が車両ボディー30に結合され、結果として車両ボディー30にクッションクリップが取り付けられる。なお、車両ボディー30はスライドドア(開閉体)の相手側であるが、このスライドドア側に取付孔を設けて、クッションクリップを取り付ける場合もある。また、図3に示すように、基部11の先端面中央には凹孔11aが形成されている。
次に、クッション体20を説明する。クッション体20は、主として開閉体を閉ざすときの衝撃力を緩衝するためのクッション部21から構成されており、その素材は、エラストマやゴムといった比較的軟質の弾性素材である。そして、既に述べたように、このクッション体20は、その内部に基部11を配置させるよう基部11の全てを覆う格好となるように基部11と一体的に接合されている。もちろん、必ずしも基部11の全てを覆う必要はない。クッション部21の先端側中央(図1、3において、上端面中央)には凹部21aが形成されている。この凹部21aの底面には、クッション部21の先端面より突出した第1突出部22がクッション体20と一体に成形されている。
また、クッション部21の基端側中央(図3において、基端面中央)には、第1突出部22と反対方向に向けて突出した第2突出部23が基部11の凹孔11aに充填される格好で且つクッション部21と一体に成形されている。
続いて、上述した構成からなるクッションクリップの作用について説明する。このクッションクリップは、既に説明したように、スライドドア(図示省略)の相手側である車両ボディー30に取り付けられており、このスライドドアが閉められたときに衝撃力を受けた場合、この衝撃力によって最初に第1突出部22が縮み方向に変形する。また、この衝撃力によって、第1突出部22と反対方向に位置する第2突出部23までも縮み方向に変形する。その後に、クッション部21が縮み方向に変形する。
このように両突出部22、23が変形した後に、クッション部21の変形が始まると、両突出部22、23の両端の距離「A」に対してクッション部21の上下端の距離「B」が短いため(図3参照)、両突出部22、23とクッション部21の弾性素材が同一であるにも関わらず、例えば同じ寸法だけ圧縮しようとした場合、クッション部21より両突出部22、23の方が軟らかくなる。このことは、両突出部22、23の外径に対してクッション部21の外径が大きいことからも生じる要因となる。これらにより、従来技術の説明と同様に、衝撃力を緩衝する際の初期荷重が小さく、その後に急激に荷重を大きくする特性を得ることができる。つまり、両突出部22、23の変形に基づく初期荷重は小さく、その後はクッション部21の変形も加わって荷重が急激に増加する。
このように、クッションクリップの初期荷重を小さくすることで、仮にスライドドアが勢いよく閉められた場合であっても、衝撃を柔らかく受け止めてドアの跳ね返り等を防止することができる。また、その後は、クッションクリップの荷重の増加により、スライドドアからの大きな衝撃力を効果的に緩衝することができる。また、スライドドアが閉ざされた位置にあるときは、第1突出部22がスライドドアの周縁部に当接しているため、スライドドアのガタツキを防止することができる。
また、このクッションクリップによれば、クッション体20の内部に基部11が配置されているため、クッション体20に必要な弾性素材の量を削減することができる。また、弾性素材量の削減により、成形時間を短縮できるため、クッションクリップの製造コストを低減させることができる。また、既に説明したように、基部11の基端側(図3において、下端側)もクッション体20によって覆われているため、クッションクリップを車両ボディーに取り付けた状態でも、基部11と車両ボディー30とが接触することがない。これにより、ドアを閉めたときに打音が生じることがない。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、開閉体がスライドドアである場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、開閉体がグローブボックスであっても構わない。
図1は、クッションクリップの正面図である。 図2は、クッションクリップの平面図である。 図3は、クッションクリップの縦断面図である。
符号の説明
10 係止脚
11 基部
11a 凹孔
12 係止部
12a 係止爪
20 クッション体
21 クッション部
21a 凹部
22 第1突出部
23 第2突出部
30 車両ボディー
32 取付孔

Claims (1)

  1. 衝撃力を緩衝するクッション部を有するクッション体と、該クッション体の内部に位置する基部と該クッション体の外部に位置する係止部とからなる係止脚とを備え、該係止部を開閉体またはその相手側の取付孔に挿入して結合させて該開閉体を閉ざすときの衝撃力を緩衝可能となっており
    前記クッション部の先端側中央には凹部が形成されており、
    前記凹部の底面には前記先端面より突出した第1突出部が該クッション部と一体に成形されており、
    前記基部の先端面中央には凹孔が形成されており、
    前記クッション部の基端側中央には、前記第1突出部と反対方向に向けて突出した第2突出部が前記基部の凹孔に充填される格好で且つ該クッション部と一体に成形されているクッションクリップであって、
    第2突出部の外径は、第1突出部の外径より大きくなるように設定されているクッションクリップ。
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