JPH10278654A - 飲料容器の保持装置 - Google Patents

飲料容器の保持装置

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JPH10278654A
JPH10278654A JP9669297A JP9669297A JPH10278654A JP H10278654 A JPH10278654 A JP H10278654A JP 9669297 A JP9669297 A JP 9669297A JP 9669297 A JP9669297 A JP 9669297A JP H10278654 A JPH10278654 A JP H10278654A
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JP
Japan
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holding frame
console box
holding
beverage container
frame
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JP9669297A
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Kazutomi Sakata
一臣 坂田
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室内の様々な活動に伴って、飲料容器の保
持装置に外力が作用されても、当該保持装置にできるだ
け変形、破損を生じさせないようにする。 【解決手段】 コンソールボックス100の後部側10
0aの下部100bに、下部100bから斜め上方に向
けて後方に突き出す状態に姿勢を維持可能とされ、且
つ、上下方向に向けて回動可能に組み付けられる保持フ
レーム1を備え、この保持フレーム1が、前記姿勢にお
いて、保持フレーム1の備え付け下方にある面Mに起立
状態に置かれる飲料容器Kの周側方を取り囲むように収
め入れる収め入れ開口1bを備えている。保持フレーム
1が、前記姿勢位置からの上方に向けた回動位置でコン
ソールボックス100に係脱可能に係合され、且つ、保
持フレーム1の下方にある面Mに接する位置まで回動可
能に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用車などの車
両におけるコンソールボックスに備えられる飲料容器の
保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンソールボックスの後部側に設
けられる飲料容器の保持装置としては、かかるコンソー
ルボックスの後部側から後方に向けてスライド状態に突
き出されるトレイ状に構成され、このトレイ上に飲料容
器を載せ置けるようにしたものや、コンソールボックス
の後部面に接した起立位置から水平位置まで回動される
トレイ状に構成され、このトレイ上に飲料容器を載せ置
けるようにしたもの、あるいはまた、かかるコンソール
ボックスの後部側から水平の向きに張り出される枠体で
あって、枠内径を保持される飲料容器の開口側の径より
も小さく構成させて、この枠体内に上方から差し入れら
れる飲料容器を吊下げ状態に保持するものなどが用いら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これら従来
の保持装置にあっては、いずれもコンソールボックスの
後部側から水平の向きに突き出され、その位置より下方
に移動することのないトレイ、枠体などにより飲料容器
を保持するものであるため、かかるトレイなどの突き出
し端部に、後部座席をフラット状態とするための後部座
席の背凭れ部の倒し込み操作に伴って当該後部座席の一
部が上方から突き当てられたり、あるいは、車室内での
活動において乗車者の足などが上方から当たったりする
と、かかる上方から下方に向けた押圧によって前記トレ
イなどの変形、破損を生じさせる不都合があった。
【0004】そこでこの発明は、かかる従来の技術の不
都合を解消すること、特に、車室内の様々な活動に伴っ
て、飲料容器の保持装置に外力が作用されても、当該保
持装置にできるだけ変形、破損を生じさせないようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、飲料容器の保持装置を、
コンソールボックス100の後部側100aの下部10
0bに、該下部100bから斜め上方に向けて後方に突
き出す状態に姿勢を維持可能とされ、且つ、上下方向に
向けて回動可能に組み付けられる保持フレーム1を備
え、この保持フレーム1が、前記姿勢において、該保持
フレーム1の備え付け下方にある面Mに起立状態に置か
れる飲料容器Kの周側方を取り囲むように収め入れる収
め入れ開口1bを備えていると共に、該保持フレーム1
が、前記姿勢位置からの上方に向けた回動位置で前記コ
ンソールボックス100に係脱可能に係合され、且つ、
前記保持フレーム1の下方にある面Mに接する位置まで
回動可能に構成してあるものとした。
【0006】かかる構成によれば、前記保持フレーム1
を前記コンソールボックス100の後部側100aの下
部100bから斜め上方に向けて後方に突き出す状態に
姿勢を維持した位置(以下、傾斜位置Xという。)にお
いて、この保持フレーム1の収め入れ開口1bに上方か
らジュース缶、コップなどの飲料容器Kを入れ込み、こ
のように入れ込まれた飲料容器Kの底面Kaを乗用車の
コンソールボックス100近傍のフロア面Maなどの前
記保持フレーム1の備え付け下方にある面Mをもって支
持すると共に、当該飲料容器Kの周側方を保持フレーム
1の開口1b部で取り囲んで、かかる飲料容器Kを起立
状態に保持することができる。
【0007】また、前記飲料容器Kの保持が必要とされ
ない場合には、前記保持フレーム1を前記傾斜位置Xか
ら、この保持フレーム1を上方に回動させて前記コンソ
ールボックス100に係脱可能に係合させた位置(以
下、起立位置Yという。)に移動させることにより、か
かる保持フレーム1を邪魔とならないように片付けてお
くことができる。
【0008】また、飲料容器Kを保持可能とする前記傾
斜位置Xににおいて、前記保持フレーム1の突き出し端
部1aに、後部座席をフラット状態とするための後部座
席の背凭れ部の倒し込み操作に伴って当該後部座席の一
部Sが上方から突き当てられたり、あるいは、車室内で
の活動において乗車者の足などが上方から当たったりし
ても、かかる突き当てなどに伴って前記保持フレーム1
を当該保持フレーム1の下方にある面Mに接する位置
(以下、倒伏位置Zという。)に向けて回動させて、こ
の突き当てなどによる力に保持フレーム1などが抗しな
いようにすることができ、かかる突き当てなどに伴って
保持フレーム1の破損などをできる限り生じさせないよ
うにすることができる。
【0009】次いで、請求項2記載の発明にあっては、
前記請求項1記載の発明にかかる保持装置におけるコン
ソールボックス100の下部から斜め上方に向けて後方
に突き出す状態(傾斜位置X)に保持フレーム1の姿勢
を維持する維持手段が、弾性変形を生じていない状態
で、該保持フレーム1と前記コンソールボックス100
との組み付け部に備えられているネジリコイルバネ20
であるものとした。
【0010】かかる構成によれば、前記起立位置Yおよ
び倒伏位置Zにおいてネジリコイルバネ20は弾性変形
を生じさせた状態とされることとなり、この結果、起立
位置Yにおいて保持フレーム1とコンソールボックス1
00との係合を解く操作をなすと当該保持フレーム1は
前記バネ20の付勢により前記傾斜位置Xまで移動さ
れ、また、前記倒伏位置Zにおいて前記保持フレーム1
をこの倒伏位置Zに移動させる力の作用がなくなると当
該保持フレーム1は前記バネ20の付勢により前記傾斜
位置Xまで移動される。
【0011】次いで、請求項3記載の発明にあっては、
前記請求項1記載の発明にかかる保持装置における保持
フレーム1の回動中心を中心とする円弧状をなすガイド
アーム3が、コンソールボックス100に設けられてい
るガイド孔101から該コンソールボックス100内に
差し入れられるように該保持フレーム1に備えられてい
ると共に、前記ガイド孔101の孔縁101aに係当
し、且つ弾性変形をしながら該ガイド孔101を通り抜
け得るストッパー体4又は前記ガイドアーム3の弾性変
形に伴って前記ガイド孔101を通り抜け得るストッパ
ー体4を備えているものとした。
【0012】かかる構成によれば、前記ガイド孔101
に前記ストッパー体4を突き当てさせる位置で保持フレ
ーム1の回動を止めることができ、この突き当てによ
り、かかる保持フレーム1の傾斜位置Xの位置決めをな
すことができる。
【0013】また、前記突き当てにより傾斜位置Xに維
持されている保持フレーム1に、この保持フレーム1を
前記倒伏位置Zに向けて回動させる力が加えられた場合
には、前記ストッパー体4を弾性変形させる等して前記
ガイド孔101を通り抜けさせて、前記保持フレーム1
を前記倒伏位置Zまで移動させることができる。
【0014】また、このように倒伏位置Zまで移動され
た前記保持フレーム1を、前記傾斜位置Xに向けて上方
に回動することに伴って再び前記ストッパー体4を弾性
変形させる等して前記ガイド孔101を通り抜けさせる
ことができ、この通り抜けによりかかる傾斜位置Xに前
記保持フレーム1を再び維持させることができる。
【0015】かかるストッパー体4は、前記ガイドアー
ム3に、当該ガイドアーム3の移動方向に亙って相互に
間隔を開けて複数個設けておいても良い。このように複
数のストッパー体4を設けておけば、前記ガイド孔10
1の孔縁101aに係合されるストッパー体4を変える
ことにより、前記保持フレーム1を異なった複数の傾斜
位置Xにおいてそれぞれ傾斜状態に維持させることがで
きる。
【0016】かかる傾斜位置Xを異ならせることによ
り、保持フレーム1とコンソールボックス100との間
の間隔を調整することができ、外径を異にする複数の飲
料容器Kを当該保持フレーム1の開口から入れ込み、保
持することができる。
【0017】前記ストッパー体4は例えば、前記ガイド
アーム3に一部を外側に弧状に張り出させた板バネを設
けることにより、あるいはまた、ガイドアーム3に設け
られ、ガイドアーム3の弾性変形により前記ガイド孔1
01を通り抜ける突起として構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図7に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態の一つについて、説
明する。
【0019】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かる保持装置の全体構成を理解し易いように、かかる保
持装置を構成する各部品を分解して斜視の状態で、示し
ている。また、図2は、かかる保持装置の使用状態を理
解し易いように、保持フレーム1を起立位置Yとする当
該装置を斜視の状態で示しており、また、図3は、保持
フレーム1を傾斜位置Xとして飲料容器Kを保持した当
該装置を斜視の状態で示している。また、図4は、保持
フレーム1を傾斜位置Xとしたかかる装置を、当該装置
の幅方向略中程の位置で縦断面の状態として、また、図
5は、図4と同じ状態にあるかかる装置を当該装置の一
側部よりの位置で縦断面の状態として、それぞれ示して
いる。また、図6は、保持フレーム1を起立位置Yとす
る前記装置を、当該装置の幅方向略中程の位置で縦断面
の状態として、さらに、図7は、保持フレーム1を倒伏
位置Zとする前記装置を、当該装置の幅方向略中程の位
置で縦断面の状態として、それぞれ示している。
【0020】この実施の形態にかかる保持装置は、コン
ソールボックス100の後部側100a、すなわち、乗
用車の前進方向と反対の側にに向けられたコンソールボ
ックス100の端部における下部100bに一端側で回
動可能に組み付けられる保持フレーム1と、この保持フ
レーム1に一端側を組み付けられ、かつ、他端側をコン
ソールボックス100の後部側100aに開設されたガ
イド孔101に差し入れたガイドアーム3とを備えてい
る。
【0021】保持フレーム1は、間隔を開けて互いに向
き合って配される一対の支持腕10、10と、この一対
の支持腕10、10の一端側に架け渡されるように一体
に設けられた連設部11とを備えている。
【0022】この保持フレーム1は、前記一対の支持腕
10、10における前記連設部11による連設側と反対
の端部をもって、前記コンソールボックス100に回動
可能に組み付けられている。 すなわち、この実施の形
態にあっては、前記コンソールボックス100における
後部側100aに、前記保持フレーム1を構成する前記
一対の支持腕10、10間および前記連設部11の内側
に収まる幅と高さを備えた大きさの張り出し部102が
設けてあり、この張り出し部102における下部端にコ
ンソールボックス100の幅方向に軸線を沿わせる向き
の軸穴103が設けてある。また、前記一対の支持腕1
0、10の前記連設側と反対の端部にそれぞれ軸穴10
aが設けてあり、前記張り出し部102の軸穴103と
支持腕10の軸穴10aとを連通させた状態で、シャフ
ト12をそれぞれの軸穴10a、103に差し通し、前
記支持腕10の外側から突き出される当該シャフト12
の端部にワッシャ13を介してナット14をそれぞれ嵌
め付けることにより、保持フレーム1はこのシャフト1
2を回動中心として、前記連設部11をコンソールボッ
クス100の後部側100aにある側面に接しさせる起
立位置Yからこのコンソールボックス100の下方にあ
るフロア面Maに接する倒伏位置Zまで、かかるコンソ
ールボックス100の後部側100aの下部100bに
回動可能に組み付けてある。
【0023】また、この実施の形態にあっては、前記保
持フレーム1における連設部11の長さ方向略中程の位
置に、この保持フレーム1の内側に向けて突き出す突部
11aが形成してあり、この突部11aを挟んだ両側に
それぞれ、飲料容器Kを収めることができる構成として
ある。
【0024】すなわち、この実施の形態にあっては、前
記保持フレーム1を、前記保持フレーム1の内側に前記
コンソールボックス100の張り出し部102を収めた
当該保持フレーム1の起立位置Yから、前記シャフト1
2を中心に前記傾斜位置Xまで回動させることにより、
当該保持フレーム1の内側に上方より飲料容器Kを入れ
込み可能な開口1bを形成させることができる。そし
て、この傾斜位置Xにおいて、前記連設部11の突部1
1aを挟んだ両側にそれぞれ入れ込まれ、かつ、前記フ
ロア面Maに底面Kaを支持された飲料容器Kを、当該
突部11aと支持腕10の内側との間で取り囲んで、倒
れないように保持することができる。
【0025】また、この実施の形態においては、前記傾
斜位置Xにおいて弾性変形を生じないように前記シャフ
ト12に巻回されたネジリコイルバネ20により、かか
る傾斜位置Xにある保持フレーム1の姿勢を、後述する
ストッパー体4によらなくても維持できるようにしてあ
る。
【0026】すなわち、この実施の形態にあっては、前
記コンソールボックス100の軸穴103の縁部と前記
保持フレーム1の支持腕10の軸穴10aの縁部との間
に巻回部21を挟み込まれるように、前記シャフト12
の両端側にそれぞれ前記バネ20が巻回されていると共
に、このバネ20の一端部がコンソールボックス100
に設けられた止着孔104に差し込み、止め付けられ、
かつ、このバネ20の他端部が前記支持腕10に設けら
れた引っ掛け部10bに引っ掛けられている。そして、
前記傾斜位置Xにおいて、このバネ20の巻回部21が
弾性変形されない構成としてある。この結果、この実施
の形態にあっては、前記傾斜位置Xから、前記起立位置
Yまたは前記倒伏位置Zのいずれの位置に向けて前記保
持フレーム1が移動される力を受けた場合であっても、
前記バネ20が弾性変形され、かかる力が解かれること
により、弾性復帰して前記傾斜位置Xに向けて前記保持
フレーム1を押し戻す力を作用させるものとされる。
【0027】また、前記傾斜位置Xにおいて保持フレー
ム1の突き出し端部1aに、この突き出し端部1aを下
方に押圧する向きの力が作用された場合には、前記バネ
20を弾性変形させながら前記シャフト12を中心に前
記フロア面Maに接する位置まで保持フレーム1を回動
させることができ、かかる力に抗した保持フレーム1の
破損・変形などを生じさせることがない。この後、かか
る力が解かれると、前記バネ20の弾性復帰により、前
記倒伏位置Zにある保持フレーム1は再び前記傾斜位置
Xに向けて回動される。
【0028】また、前記傾斜位置Xから前記起立位置Y
まで保持フレーム1を回動させることに伴っても、前記
バネ20は弾性変形される。この実施の形態にあって
は、前記保持フレーム1の連設部11における長さ方向
略中程の位置において、当該連設部11の外側面より常
時先端部を突き出す向きに付勢された係合体15が設け
てあり、一方、前記コンソールボックス100における
前記張り出し部102の上方には、前記起立位置Yまで
保持フレーム1を回動させることに伴って、前記係合体
15の先端部に突き当たってこの係合体15を前記付勢
に抗して引っ込ませる当接面105が設けてあり、さら
に、この当接面105に続く位置に、このように引っ込
まされた係合体15の先端部を前記付勢によるこの係合
体15の突き出しにより入り込ませ、引っ掛ける係合穴
106が設けてある。この結果、この実施の形態にあっ
ては、かかる係合体15と係合穴106との係合によ
り、前記起立位置Yまで回動された前記保持フレーム1
の起立状態を維持させることができる。この実施の形態
にあっては、前記保持フレーム1におけるコンソールボ
ックス100に向き合わない側に、把手16となる凹部
が形成してあり、この把手16に指などを掛けて起立状
態にある保持フレーム1を引っ張ることにより、前記係
合体15と係合穴106との係合を解かせることができ
る構成としてある。このように保持フレーム1を引っ張
ると、前記バネ20の弾性復帰により、前記保持フレー
ム1は前記傾斜位置Xに向けて回動される。
【0029】次いで、前記ガイドアーム3は、前記保持
フレーム1の回動中心、すなわち、前記シャフト12の
軸線を中心とする円弧に沿った湾曲板状に構成してあ
る。
【0030】この実施の形態にあっては、前記保持フレ
ーム1の一対の支持腕10、10のそれぞれに、かかる
ガイドアーム3の一端が回動可能に組み付けられている
と共に、前記コンソールボックス100における張り出
し部102を挟んだ両側に、このガイドアーム3がそれ
ぞれ入り込む大きさで、かつ、穴縁を巡る形状を略長方
形状とするガイド孔101が開設してある。かかるガイ
ドアーム3は、前記保持フレーム1の回動に伴って前記
ガイド孔101に対して出没され、かかるガイド孔10
1の孔縁101aに接して保持フレーム1の特に左右方
向へのガタ付きなどを防止する。
【0031】また、この実施の形態にあっては、かかる
ガイドアーム3の上縁部に、当該ガイドアーム3の出没
方向に亙って間隔を開けて二個のストッパー体4、4が
設けてある。この実施の形態にあっては、中央部で当該
ガイドアーム3に止着された板バネ材41の両端部に、
上方に弧状に突き出す湾曲部40を形成させてかかるス
トッパー体4を構成してある。かかるストッパー体4
は、前記ガイド孔101の上部孔縁101a’に係当さ
れ、かつ、前記保持フレーム1の回動に伴って弾性変形
しながらこのガイド孔101の上部孔縁101a’を通
り抜ける構成としてある。
【0032】この結果、この実施の形態にあっては、前
記保持フレーム1を異なる三つの前記傾斜位置Xでセッ
ティングできる構成としてある。すなわち、第一に、前
記ストッパー体4の二つの湾曲部40、40の一方が前
記コンソールボックス100の外側におけるガイド孔1
01の上部孔縁101a’に接し、かつ、かかる二つの
湾曲部40、40の他方が前記コンソールボックス10
0の内側におけるガイド孔101の上部孔縁101a’
に接した傾斜位置Xにおいて、前記保持フレーム1が単
純には移動しないようにセッティングすることができ
る。(図4および図5)また、第二に、前記ストッパー
体4の二つの湾曲部40、40のうち、前記ガイドアー
ム3における前記保持フレーム1との組み付け側にある
湾曲部40が、前記コンソールボックス100の内側に
おけるガイド孔101の上部孔縁101a’に接した傾
斜位置Xにおいて、前記保持フレーム1をセッティング
することができる。この位置において、前記保持フレー
ム1の連設部11内側面とコンソールボックス100後
部側100aにある側面との間の間隔はもっとも狭いも
のとされ、この位置において比較的外径の小さい飲料容
器K、例えば250ミリリットルサイズの細長いジュー
ス缶の入れ込み、保持をなすことができる。また、第三
に、前記ストッパー体4の二つの湾曲部40、40のう
ち、前記ガイドアーム3における前記コンソールボック
ス100への差し入れ端側にある湾曲部40が、前記コ
ンソールボックス100の外側におけるガイド孔101
の上部孔縁101a’に接した傾斜位置Xにおいて、前
記保持フレーム1をセッティングすることができる。こ
の位置において、前記保持フレーム1の連設部11内側
面とコンソールボックス100後部側100aにある側
面との間の間隔はもっとも広いものとされ、この位置に
おいて比較的外径の大きい飲料容器Kの入れ込み、保持
をなすことができる。
【0033】これらの各傾斜位置Xにおいて、前記保持
フレーム1の突き出し端部1aにこの保持フレーム1を
下方に押し下げる向きの押圧力が作用されると、前記コ
ンソールボックス100の内側におけるガイド孔101
の孔縁101aに前記ストッパー体4の湾曲部40が係
当されている場合にあってはこのストッパー体4が弾性
変形されてこのガイド孔101を通り抜け、かかる保持
フレーム1は前記倒伏位置Zまで回動される。
【0034】この実施の形態にあってはまた、前記ガイ
ドアーム3は、二つのアーム構成体、すなわち、第一、
第二のアーム構成体31、32を当該ガイドアーム3の
出没方向に向けてこの二つのアーム構成体31、32が
相対的に移動されるように連結させて、構成してあり、
前記保持フレーム1が前記倒伏位置Zにあるときにガイ
ドアーム3がもっとも長く、前記起立位置Yにあるとき
にガイドアーム3がもっとも短くなるように構成してあ
る。
【0035】すなわち、この実施の形態にあっては、一
端側を前記保持フレーム1に組み付けた第一のアーム構
成体31の内側に第二のアーム構成体32を配すると共
に、かかる第二のアーム構成体32に前記ガイドアーム
3の出没方向に沿った長穴32aを設け、かつ、第一の
アーム構成体31にかかる長穴32aに摺動可能に収め
入れられて、この長穴32aに組み付けられる連結桿3
1aを設けて、第一、第二のアーム構成体31、32を
連結して前記ガイドアーム3を構成している。
【0036】また、第二のアーム構成体32における前
記コンソールボックス100内に常時位置される端部に
は、前記保持フレーム1が前記傾斜位置Xから前記倒伏
位置Zに向けて回動されることに伴って、前記コンソー
ルボックス100の内側にあるガイド孔101の下部孔
縁101a”に係当してコンソールボックス100内か
らの第二のアーム構成体32の引出方向への移動を阻止
する阻止突部32bが設けてある。この阻止突部32b
による第二のアーム構成体32の移動の阻止により、前
記第一のアーム構成体31の連結桿31aは前記長穴3
2aに沿ってガイドアーム3の長さを長くさせる向きに
移動されることになり、前記保持フレーム1の倒伏位置
Zにおいてガイドアーム3はもっとも長くなる。(図
7)一方、前記保持フレーム1が前記傾斜位置Xから起
立位置Yに向けて回動させると、コンソールボックス1
00内底面Kaに前記第二のアーム構成体32における
阻止突部32bが設けてある端部が接するに至り、この
後さらに保持フレーム1が起立位置Yに向けて回動され
ることにより、前記第一のアーム構成体31の連結桿3
1aは前記長穴32aに沿ってガイドアーム3の長さを
短くする向きに移動されることになり、前記保持フレー
ム1の起立位置Yにおいて前記ガイドアーム3はもっと
も短くされる。(図6)
【0037】
【発明の効果】この発明にかかる飲料容器Kの保持装置
によれば、前記保持フレーム1の傾斜位置Xにおいて、
この保持フレーム1の収め入れ開口1bに上方からジュ
ース缶、コップなどの飲料容器Kを入れ込み、このよう
に入れ込まれた飲料容器Kの底面Kaを乗用車のコンソ
ールボックス100近傍のフロア面Maなどの前記保持
フレーム1の備え付け下方にある面Mをもって支持する
と共に、当該飲料容器Kの周側方を保持フレーム1の開
口1b部で取り囲んで、かかる飲料容器Kを起立状態に
保持することができる。特に、この発明にかかる保持装
置によれば、飲料容器Kの底面Kaの支持を前記フロア
面Maなどによってなすことから、簡易な構造をもっ
て、確実な飲料容器Kの保持が可能とされる。
【0038】また、前記飲料容器Kの保持が必要とされ
ない場合には、前記保持フレーム1を前記傾斜位置Xか
ら起立位置Yに移動させることにより、かかる保持フレ
ーム1を邪魔とならないように片付けておくことができ
る。
【0039】また、飲料容器Kを保持可能とする前記傾
斜位置Xにおいて、前記保持フレーム1の突き出し端部
1aに、後部座席をフラット状態とするための後部座席
の背凭れ部の倒し込み操作に伴って当該後部座席の一部
Sが上方から突き当てられたり、あるいは、車室内での
活動において乗車者の足などが上方から当たったりして
も、かかる突き当てなどに伴って前記保持フレーム1を
倒伏位置Zまで回動させて、この突き当てなどによる力
に保持フレーム1などが抗しないようにすることがで
き、かかる突き当てなどに伴って保持フレーム1の破損
などをできる限り生じさせないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】保持装置の分解斜視図
【図2】保持装置の使用状態を示す斜視図(保持フレー
ム1起立位置Y)
【図3】保持装置の使用状態を示す斜視図(保持フレー
ム1傾斜位置X)
【図4】保持装置の縦断面図(保持フレーム1傾斜位置
X)
【図5】保持装置の縦断面図(保持フレーム1傾斜位置
X)
【図6】保持装置の縦断面図(保持フレーム1起立位置
Y)
【図7】保持装置の縦断面図(保持フレーム1倒伏位置
Z)
【符号の説明】
100 コンソールボックス 100a 後部側(コンソールボックス100の) 100b 下部(コンソールボックス100の後部側1
00aの) 1 保持フレーム 1b 開口 M 面(保持フレーム1の下方にある) K 飲料容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンソールボックスの後部側の下部に、
    該下部から斜め上方に向けて後方に突き出す状態に姿勢
    を維持可能とされ、且つ、上下方向に向けて回動可能に
    組み付けられる保持フレームを備え、 この保持フレームが、前記姿勢において、該保持フレー
    ムの備え付け下方にある面に起立状態に置かれる飲料容
    器の周側方を取り囲むように収め入れる収め入れ開口を
    備えていると共に、 該保持フレームが、前記姿勢位置からの上方に向けた回
    動位置で前記コンソールボックスに係脱可能に係合さ
    れ、且つ、前記保持フレームの下方にある面に接する位
    置まで回動可能に構成してあることを特徴とする飲料容
    器の保持装置。
  2. 【請求項2】 コンソールボックスの下部から斜め上方
    に向けて後方に突き出す状態に保持フレームの姿勢を維
    持する維持手段が、弾性変形を生じていない状態で、該
    保持フレームと前記コンソールボックスとの組み付け部
    に備えられているネジリコイルバネであることを特徴と
    する請求項1記載の飲料容器の保持装置。
  3. 【請求項3】 保持フレームの回動中心を中心とする円
    弧状をなすガイドアームが、コンソールボックスに設け
    られているガイド孔から該コンソールボックス内に差し
    入れられるように該保持フレームに備えられていると共
    に、前記ガイド孔の孔縁に係当し、且つ弾性変形をしな
    がら該ガイド孔を通り抜け得るストッパー体又は前記ガ
    イドアームの弾性変形に伴って前記ガイド孔を通り抜け
    得るストッパー体を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の飲料容器の保持装置。
JP9669297A 1997-03-31 1997-03-31 飲料容器の保持装置 Pending JPH10278654A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025893A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Nifco Inc 容器ホルダー
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KR100428079B1 (ko) * 2001-05-23 2004-04-27 현대자동차주식회사 자동차 콘솔 박스용 다용도 트레이
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