JP4037837B2 - 貨物車両用荷台側板の固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貨物車両における荷台側板の開閉動作を円滑かつ良好な操作により行うことができる貨物車両用荷台側板の固定装置に関する。
従来、トラックなどの荷台へ回動自在に設けた側板を垂直に畳んだときにその姿勢を固定させる装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−198866号公報
このものは、荷台に取り付けた側板の開放にあって、固定リンクとレバー操作により中間柱を倒したとき、このレバーが上部の軸を中心に略垂直方向へ垂れ下がり、ブラブラした状態となる。
したがって、前記中間柱などのわずかな揺れによりこの固定リンクやレバーが回動を起こし、トラックシャーシー等に備え付けたサイドバンパーへ干渉して、そのたびに異音を発生したりする不都合があった。
また、この装置は、構成部品が多点となるため、コストアップとなるばかりか繰り返し側板の開閉操作を行う該装置は、早期に各部材が摩耗して立て付け等の不良を生ずるおそれがある。
本発明は前記した問題点を解決するためになされたもので、貨物車両本体へ取付体を取り付け、この取付体へ縦方向へ荷台側板を起立状態に保持させる保持体を回動自在に取り付けて、この保持体へその一端部を取付軸により支持体を回動自在に取り付け、該支持体へその一側部を回動軸により作動体を回動自在に取り付けると共に、この作動体の他側部に貨物車両本体側に係合して支持体の回動を固定させる固定手段を設けてなり、支持体は、保持体が傾倒状態へ回動するとき、該保持体に係合してその回動姿勢を規制させる規制手段を設けることにより、貨物車両における荷台側板の開閉動作を円滑かつ確実で良好な操作により行うことができる貨物車両用荷台側板の固定装置を提供することを目的としている。
前記した目的を達成するための本発明の手段は、貨物車両本体における荷台へ回動自在に取り付けた荷台側板を固定する貨物車両用荷台側板の固定装置にあって、前記貨物車両本体へ取り付けた取付体と、この取付体へ縦方向へ回動自在に取り付けて前記荷台側板を起立状態に保持させる保持体と、この保持体へその一端部を取付軸により回動自在に取り付けた支持体と、該支持体へその一側部を回動軸により回動自在に取り付けた作動体と、この作動体の他側部に設けて前記貨物車両本体側に係合して前記支持体の回動を固定させる固定手段と前記支持体は、前記保持体が傾倒状態へ回動するとき、該保持体に係合してその回動姿勢を規制させる規制手段を設け、前記作動体は、その一端部に設けて前記貨物車両本体側に取り付けた受け部材へ係脱自在となる係止部材と、該作動体の他端部に設けたレバー体とを有し、前記受け部材は、前記係止部材が出し入れ自在となる挿入口と、この挿入口と連接された前記係止部材が納まる空洞部と、前記回動軸により前記作動体が回動し、前記空洞部に前記係止部材が納まったとき、該係止部材の前記空洞部からの抜け出しを防止する止め部材とを設け前記固定手段は、前記作動体の他側部へその一側部を支軸により回動自在に取り付けたロック本体と、このロック本体へ取り付けて前記貨物車両本体側の係止受体に係合する係合子と、前記ロック本体に設けて常時は、前記係合子を前記係止受体側へ付勢させる付勢手段と、前記ロック本体へ取り付けて該ロック本体を回動させるハンドル体とを有するものである。
また、請求項2記載の貨物車両用荷台側板の固定装置は、貨物車両本体における荷台へ回動自在に取り付けた荷台側板を固定する貨物車両用荷台側板の固定装置にあって、
前記貨物車両本体へ取り付けた取付体と、この取付体へ縦方向へ回動自在に取り付けて前記荷台側板を起立状態に保持させる保持体と、この保持体へその一端部を取付軸により回動自在に取り付けた支持体と、該支持体へその一側部を回動軸により回動自在に取り付けた作動体と、この作動体の他側部に設けて前記貨物車両本体側に係合して前記支持体の回動を固定させる固定手段と、前記支持体は、前記保持体が傾倒状態へ回動するとき、該保持体に係合してその回動姿勢を規制させる規制手段を設け、前記作動体は、その一端部をその作動体における本体へ支軸により回動自在に取り付け、他端部を前記貨物車両本体か前記取付体かに固着した係止フックへ係脱自在となる連結部材と、該作動体における本体の他端部に設けたレバー体とを有し、前記固定手段は、前記作動体の他側部へその一側部を支軸により回動自在に取り付けたロック本体と、このロック本体へ取り付けて前記貨物車両本体側の係止受体に係合する係合子と、前記ロック本体に設けて常時は、前記係合子を前記係止受体側へ付勢させる付勢手段と、前記ロック本体へ取り付けて該ロック本体を回動させるハンドル体とを有するものである。
前述のように構成される本発明は、荷台に取り付けた側板の開放にあって、保持体を回動限まで回動したとき、該保持体を固定するための支持体や作動体,固定手段等が荷台下部の内方へ格納されるため、荷台に対する荷役作業等に邪魔になることがなく、しかも、これら支持体や作動体などが自重によりぶら下がっていないため、保持体などに揺れ等を生じても、貨物車両本体等に備え付けたサイドバンパーへ干渉して、異音を発生したりすることがない。
また、構成部品が可及的少ないため、製作にあってコストダウンとなり、繰り返し側板の開閉操作を行っても、早期に各部材が摩耗して立て付け等の不良を生ずるおそれがない。
次に、本発明に関する貨物車両用荷台側板の固定装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図5および図9,図11および図14においてAは、貨物車両本体bにおける荷台b1へ回動自在に取り付けた荷台側板cを固定する貨物車両用荷台側板の固定装置Aであって、取付体1と、保持体2と、支持体3と、作動体4と、固定手段5とにより基本的に構成される。
なお、荷台側板cは、貨物車両本体bの前後方向において複数枚に分割されていて、その接合部に、貨物車両本体bにおいて床枠b2などの側部より中間ポスト6を立設して、この分割された荷台側板c,cの側端部をこの中間ポスト6により荷台b1内方への力を受ける。
そして、図1〜図5および図9において示される例にあっては、前記した取付体1は、中間ポスト6に対応して、貨物車両本体bにおいて床枠b2へ取り付けてある。
前記した保持体2は、取付体1に縦方向へヒンジを介して枢軸7により回動自在に取り付けてあるもので、荷台側板cが回動し荷台b1の上部へ垂直状に起立した(閉じた)ときは、枢軸7を中心として回動し起立して、該荷台側板cを中間ポスト6側へ押し付けてその起立状態を保持させるものであり、荷台側板cが回動し荷台b1の下部へ垂直状に傾倒する(開いた)ときは、枢軸7を中心として回動し傾倒して垂下されるものである。
なお、この保持体2は、荷台側板cを押さえる保持本体2aと接続体2bとに分割して、取付体1の枢軸7へ回動自在に設けた前記した接続体2bを介して、該接続体2bとのビス止め等により構成しても、接続体2bを用いずに直接に取付体1と前記した保持本体2aとを枢軸7を介して構成してもよい。
前記した支持体3は、保持体2へその一端部(上端部)を保持体2における接続体2bの軸受体8に固着した取付軸9により回動自在に取り付けてあって、後記する作動体4や固定手段5と協働して保持体2を起立した垂直状態を保持させる。
そして、この支持体3は、保持体2が起立した垂直状態から傾倒状態へ回動するとき、該保持体2(保持体2における保持本体2a,接続体2bあるいは軸受体8などを含む)に係合して、その回動姿勢を規制させる規制手段10を設けてある。
すなわち、この規制手段10は、その上端部を取付軸9により連結された支持体3を、保持体2の回動に伴って取付軸9を中心に鉛直状に垂下する状態を、ある回動角度からその回動姿勢を規制させて、保持体2と支持体3とが一体状態で回動させるものである。
該規制手段10は、例えば、図6等に示すように、接続体2bに取り付けた軸受体8の平滑状の第一当接部材8aと、支持体3の一端部における平滑状の第二当接部材3aとからなるもので、図6において実線で示す、保持体2が起立している状態にあっては、支持体3における取付軸9への取付部8bは、突状に形成されていて、この取付部8bに設けた第一当接部材8aは保持体2の垂直状態に合わせて略垂直面にある。また、支持体3の第二当接部材3aは、該支持体3の略起立状態により略水平状態にあるので、これら第一当接部材8aと第二当接部材3aとは全く干渉(当接)しない。
この状態から、同図において矢印pで示すように、傾倒すると、支持体3は取付軸9に支持された状態でフリーとなるので、その自由端側(下側)は揺動自在となって、取付軸9を中心として自重により略垂直状態となる。そして、保持体2が、更に、図6において仮想線で示す位置(例えば、回動角度80゜〜100゜)まで回動すると、略起立状態を維持される支持体3の第二当接部材3aに対して、回動する保持体2における軸受体8の第一当接部材8aが接近し、ついには、該第二当接部材3aへこの第一当接部材8aが当接する。
これにより、保持体2が更に下方へ回動すると、支持体3は第一当接部材8aと第二当接部材3aとが一体的となるので、自重により取付軸9を中心とした更なる回動が規制され、該支持体3は、図4に示すように、この規制された姿勢を維持されながら保持体2と一体的な回動移動を行う。
したがって、保持体2が完全に略180゜回動して開放限に達したときは、支持体3や作動体4,固定手段5は、貨物車両本体bにおける床枠b2の内方へ格納され、かつ、支持体3の回動が規制されていると共に、例え、貨物車両本体bの適所にサイドバンパー11が設けられていても、このサイドバンパー11にこれら支持体3や作動体4,固定手段5が干渉することはない。
なお、前記した規制手段10にあっては、他の構成も採用することができるもので、例えば、図8(a)に示すように、接続体2bに取り付けた軸受体8において突設させた突状の第一当接部材8aと、この第一当接部材8aに噛み合うように設けた支持体3の一端部における凹状の第二当接部材3aとからなる。
また、図8(b),(c)に示す場合は、接続体2bに取り付けた軸受体8において縁部に設けた鈎状の第一当接部材8aと、この第一当接部材8aへ係合するように設けた支持体3の一端部から突設させた突状の第二当接部材3aとからなる。
更に、図8(c),(d)に示す場合は、第一当接部材8aは、接続体2bの外面部であってもよく、この場合、第二当接部材3aは、図8(a)に示すように、支持体3の先端面に設ける。
図8(e)に示す場合は、支持体3における取付軸9への取付部8bが凹状に形成されてその両突部が軸着されるもので、接続体2bに取り付けた軸受体8に設けた平面状の第一当接部材8aと、この第一当接部材8aへ係合するように設けた支持体3の先端部に設けた平面状の突状の第二当接部材3aとからなる。
更にまた、図8(f)に示す場合は、接続体2bに取り付けた軸受体8においてその一端部より所定角度(本実施例にあっては略直角状)に折曲させて設けた第一当接部材8aと、この第一当接部材8aへ係合するように設けた支持体3の先端部に設けた第二当接部材3aとからなるもので、いずれの場合も、支持体3が規制された姿勢を維持されながら保持体2と一体的な回動移動を行う構成の手段であれが任意のものが採用し得る。
前記した作動体4は、図2,図3,図9等に示すように、支持体3へその一側部を回動軸12により回動自在に取り付けてあるもので、支持体3の下側中間部に設けた切り欠き部3b内に納まるように設けられている。
そして、その本体13の一端部へ一体的に設けて、貨物車両本体b側に、例えば、床枠b2に取り付けた受け部材14へ係脱自在となる係止部材15と、該作動体4における本体13の他端部に設けたレバー体16とを有している。
前記した受け部材14は、係止部材15が出し入れ自在となる挿入口17と、この挿入口17と連接された係止部材15が納まる空洞部18と、回動軸12により作動体4が回動し、空洞部18に係止部材15が納まったとき、該係止部材15の空洞部18からの抜け出しを防止する止め部材19とを設けてある。
すなわち、係止部材15は、その長さ方向の寸法が空洞部の高さ方向の寸法より短い略同寸法に形成されていて、該係止部材15の長さ方向の全体が空洞部18の高さ方向に納まったとき、この係止部材15の先端部は、受け部材14の止め部材19に対応して、支持体3の回動方向への移動が妨げられるように構成されている。更に、この係止部材15の内端部15aは、前記のように空洞部18に納まったとき、該空洞部18の底部に接するもので、この空洞部18と、特には該底部との摺動性や滑動性を良好とするため、円弧状に形成してある。
なお、作動体4の本体13は、係止部材15の受け部材14への係合に際しておよび回動に際して邪魔にならない空間部13aを設けてある。
前記した固定手段5は、図2,図3,図9,図10等に示すように、作動体4における本体13の他側部に設けて、貨物車両本体b1側に係合して支持体3の回動を固定させるもので、作動体4における本体13の他側部へその一側部を支軸20により回動自在に取り付けたロック本体21と、このロック本体21へ取り付けて貨物車両本体b1側の係止受体22に係合する係合子23と、ロック本体21に設けて常時は、係合子23を係止受体22側へ付勢させる弾性を有するコイルばね等の付勢手段24と、ロック本体21へ取り付けて該ロック本体21を回動させるハンドル体25とを有する。
なお、係止受体22は取付基部22aより前方下方へ折曲させた傾斜片22bを延出してあるもので、係合子23が傾斜片22bに係止されたときは、ロック本体21は、すなわち、これと連接される支持体3の回動(前方への移動)が規制される。
したがって、保持体2の固定時にあって、支持体3を取付軸9を中心に床枠b2側へ向かって回動して、作動体4の係止部材15を受け部材14に係合させつつ、該作動体4を回動軸12を中心に床枠b2側へ向かって回動させると、支持体3および作動体4はその回動限に達すると略垂直状態となる。
と同時に、固定手段5におけるロック本体21の係合子23が係止受体22における傾斜片22bの先端部に当たりながら、かつ、弾性を有する付勢手段24によって該ロック本体21が戻りつつ、この係合子23における前当接面の円弧面23aに沿って、傾斜片22bの内面部へ入り込んでこの係合子23の先端部が係合する。
このとき、係合子23の先端部は、ロック本体21の回動中心となる支軸20と水平方向において略同位置に位置するため、作動体4(支持体3)に床枠b2側とは逆の方向へ回動しようとしたとき、ロック本体21が支軸20を中心として持ち上がろうとする力(図10において矢印m方向の力)が働き、付勢手段24との協働により一層係合子23の係止受体22における傾斜片22bからの離脱が防止される。
したがって、前記のように構成される本発明実施例の貨物車両用荷台側板の固定装置Aは、以下に述べる作用を奏する。
貨物車両bの荷台b1に対する荷物等の搬入出にあっては、該荷台b1の側部に設けた側板cを、図7に示すように、側方へ展開して行われる。この動作に際して、まず、図1,図2および図3において実線で示すように、保持体2を貨物車両b側に固定した状態において、固定手段5におけるロック本体21のハンドル体25を掴んで、手前側(図3において矢印n方向)へ引くと、該ロック本体21は、付勢手段24の弾性力に抗して支軸20を中心として回動する。
そのため、このロック本体21の係合子23は、係止受体22における傾斜片22bの内面部を沿って移動し、図10において仮想線で示す位置まで移動するので、該係合子23の先端部と傾斜片22bの下端部との係合が解除される。
この状態で、作動体4のレバー体16により更に手前側(図3において矢印n方向)へ引くと、該作動体4は回動軸12を中心として前記手前側に回動する。
したがって、作動体4における先端部の係止部材15は、この回動に沿ってその先端部が受け部材14における空洞部18の後壁に当接案内されながら、図3において仮想線で示す上方回動しつつ、該係止部材15を略水平姿勢の位置まで移動させる。
すると、係止部材15は、受け部材14の挿入口17からの離脱が可能となって、係止部材15と受け部材14との係合が解除される。ここで、保持体2を枢軸7を中心として手前側(図4,図5において矢印r方向)に回動させる。
該保持体2は図4において仮想線で示す回動軌跡により回動するもので、この保持体2が略水平状態まで回動したとき(図5および図6参照)、保持体2から取付軸9を中心に自重により略垂直状態に姿勢を変化させつつぶら下がっていた支持体3は、規制手段10により自重による姿勢変化が規制され、この支持体3はその規制された姿勢を維持されながら、図6において仮想線で示すように、保持体2と一体的な回動移動が行われる。
そして、ついには、保持体2が完全に略180゜回動して開放限に達したときは、支持体3や作動体4,固定手段5は、貨物車両本体bにおける床枠b2の内方へ格納されるもので、この状態で、側板cを中間ポスト6から外し、略180゜回動することで、図7に示すように、該側板cは、開放状態となり所定の作業を行うことができる。このとき、保持体2は自重により略垂直状態に姿勢が保持される。
また、この開放状態から、側板cを畳んで、該側板cが回動しないように貨物車両b側に固定するときは、保持体2を枢軸7を中心として手前に引き起こし、図4において実線で示す位置から同図において仮想線で示す回動軌跡をたどり、図1〜3および図9等に示すように、元の略180゜の閉塞限まで回動する。
保持体2が略垂直状態に起立されると支持体3もその自重により略垂直状態となるもので、作動体4のレバー体16を持って、作動体4の係止部材15の先端部を受け部材14における挿入口17へ係合させつつ、図3において仮想線で示す回動軌跡に沿って、この作動体4を回動軸12を中心に床枠b2側へ向かって回動させると、支持体3および作動体4はその回動限に達すると略垂直状態となる。
と同時に、固定手段5におけるロック本体21の係合子23が係止受体22における傾斜片22bの先端部に当たりながら、かつ、弾性を有する付勢手段24によって該ロック本体21が戻りつつ、この係合子23における前当接面の円弧面23aに沿って、傾斜片22bの内面部へ入り込んでこの係合子23の先端部が係合する。
これにより、保持体2は、床枠b2に対して、受け部材14と支持体3の作動体4とが、および、係止受体22と作動体4の固定手段5とがそれぞれ連結されることで、保持体2の手前側への回動が防止されて確実に中間ポスト6を介して貨物車両b側に固定されることで、側板cを保持体2によりこの中間ポスト6へ押し付けることができる。
図11においてAは、貨物車両本体bにおける荷台b1へ回動自在に取り付けた荷台側板cを固定する貨物車両用荷台側板の固定装置の他の実施例を示すものである。
すなわち、貨物車両本体bへ取り付けた取付体1と、この取付体1へ縦方向へ回動自在に取り付けて荷台側板cを起立状態に保持させる保持体2と、この保持体2へその一端部を取付軸9により回動自在に取り付けた支持体3と、該支持体3へその一側部を回動軸12により回動自在に取り付けた作動体4と、この作動体4の他側部に設けて貨物車両本体b側に係合して支持体3の回動を固定させる固定手段5とを備える。
そして、この例にあっては、支持体3を貨物車両本体b側へ押さえ付ける、あるいは押圧解除を行う作動体4の構成が、前記実施例と異なるもので、前記した作動体4は、その一端部をその作動体4における本体13へ支軸30により回動自在に取り付け、他端部を貨物車両本体bか取付体1かに固着した係止フック31へ係脱自在となる連結部材32と、作動体4における本体13の他端部に設けたレバー体16とを有する。
前記した係止フック31は、図13に示すように、貨物車両本体bの床枠b2へ固定枠33によって挟み付けるようにボルト・ナット等の止着部材34により固着してあって、その内側係合部を下向き傾斜となるテーパー状に形成してある。
前記した連結部材32は、その一端部が本体13に対して作動体4の長さ方向に対して支軸30を介して移動自在に取り付けられていて、その先端部の係合部32aが係止フック31に係合したとき、支軸30と本体13内の受け部材35とに設けたばね部材36によって、その係合状態を緊締させる方向へ付勢させている。
なお、前記した固定手段5は、前記実施例と同様に構成されるもので、作動体4の他側部へその一側部を支軸20により回動自在に取り付けたロック本体21と、このロック本体21へ取り付けて貨物車両本体b側の係止受体22に係合する係合子23と、ロック本体21に設けて常時は、係合子23を係止受体22側へ付勢させるばね等の付勢手段24と、ロック本体21へ取り付けて該ロック本体21を回動させるハンドル体25とを有する。
したがって、この例にあっても、前記した実施例と同様に作用されるもので、特に、貨物車両用荷台側板の固定装置Aの解除作動にあっては、図14に示すように、保持体2の回動に伴って、回動する保持体2における軸受体8の第一当接部材8aが接近し、ついには、該第二当接部材3aへこの第一当接部材8aが当接する。
これにより、保持体2が更に下方へ回動すると、支持体3は第一当接部材8aと第二当接部材3aとが一体的となるので、自重により取付軸9を中心とした更なる回動が規制され、該支持体3は、この規制された姿勢を維持されながら保持体2と一体的な回動移動を行う。
したがって、保持体2が、図14に示すように、完全に略180゜回動して開放限に達したときは、支持体3や作動体4,固定手段5は、貨物車両本体bにおける床枠b2の内方へ格納され、かつ、支持体3の回動が規制されていると共に、例え、貨物車両本体bの適所にサイドバンパー11が設けられていても、このサイドバンパー11にこれら支持体3や作動体4,固定手段5が干渉することはない。
本発明の貨物車両用荷台側板の固定装置の一実施例を示す要部の正面図である。 図1における貨物車両用荷台側板の固定装置を示す側面図である。 図1における貨物車両用荷台側板の固定装置の作動体の作動状態を示す説明図である。 図1における貨物車両用荷台側板の支持体の作動状態を示す説明図である。 図1における貨物車両用荷台側板の固定装置の支持体の固定状態を示す斜視図である。 図5における貨物車両用荷台側板の固定装置の支持体の固定状態を示す要部の断面図である。 図1における貨物車両用荷台側板の固定装置を採用した貨物車両を示す斜視図である。 図1における貨物車両用荷台側板の固定装置の規制手段の他の各例を示す説明図である。 図1における貨物車両用荷台側板の固定装置の作動体の作動開始状態を示す要部の断面図である。 図1における貨物車両用荷台側板の固定装置の固定手段の作動状態を示す要部の断面図である。 本発明の貨物車両用荷台側板の固定装置の他の実施例を示す要部の正面図である。 図11における貨物車両用荷台側板の固定装置を示す縦断側面図である。 図11における貨物車両用荷台側板の固定装置の作動体の作動状態を示す説明図である。 図1における貨物車両用荷台側板の支持体の作動状態を示す説明図である。
符号の説明
A…貨物車両用荷台側板の固定装置.b…貨物車両本体.b1…荷台.c…側板.1…取付体.2…保持体.3…支持体.4…作動体.5…固定手段.6…取付軸.10…規制手段.14…受け部材.15…係止部材.16…レバー体.17…挿入口.18…空洞部.19…止め部材.20…支軸.21…ロック本体.22…係止受体.23…係合子.24…付勢手段.25…ハンドル体.

Claims (2)

  1. 貨物車両本体における荷台へ回動自在に取り付けた荷台側板を固定する貨物車両用荷台側板の固定装置にあって、
    前記貨物車両本体へ取り付けた取付体と、この取付体へ縦方向へ回動自在に取り付けて前記荷台側板を起立状態に保持させる保持体と、この保持体へその一端部を取付軸により回動自在に取り付けた支持体と、該支持体へその一側部を回動軸により回動自在に取り付けた作動体と、この作動体の他側部に設けて前記貨物車両本体側に係合して前記支持体の回動を固定させる固定手段と
    前記支持体は、前記保持体が傾倒状態へ回動するとき、該保持体に係合してその回動姿勢を規制させる規制手段を設け
    前記作動体は、その一端部に設けて前記貨物車両本体側に取り付けた受け部材へ係脱自在となる係止部材と、該作動体の他端部に設けたレバー体とを有し、
    前記受け部材は、前記係止部材が出し入れ自在となる挿入口と、この挿入口と連接された前記係止部材が納まる空洞部と、前記回動軸により前記作動体が回動し、前記空洞部に前記係止部材が納まったとき、該係止部材の前記空洞部からの抜け出しを防止する止め部材とを設け
    前記固定手段は、前記作動体の他側部へその一側部を支軸により回動自在に取り付けたロック本体と、このロック本体へ取り付けて前記貨物車両本体側の係止受体に係合する係合子と、前記ロック本体に設けて常時は、前記係合子を前記係止受体側へ付勢させる付勢手段と、前記ロック本体へ取り付けて該ロック本体を回動させるハンドル体とを有する ことを特徴とする貨物車両用荷台側板の固定装置。
  2. 貨物車両本体における荷台へ回動自在に取り付けた荷台側板を固定する貨物車両用荷台側板の固定装置にあって、
    前記貨物車両本体へ取り付けた取付体と、この取付体へ縦方向へ回動自在に取り付けて前記荷台側板を起立状態に保持させる保持体と、この保持体へその一端部を取付軸により回動自在に取り付けた支持体と、該支持体へその一側部を回動軸により回動自在に取り付けた作動体と、この作動体の他側部に設けて前記貨物車両本体側に係合して前記支持体の回動を固定させる固定手段と
    前記支持体は、前記保持体が傾倒状態へ回動するとき、該保持体に係合してその回動姿勢を規制させる規制手段を設け、
    前記作動体は、その一端部をその作動体における本体へ支軸により回動自在に取り付け、他端部を前記貨物車両本体か前記取付体かに固着した係止フックへ係脱自在となる連結部材と、該作動体における本体の他端部に設けたレバー体とを有し、
    前記固定手段は、前記作動体の他側部へその一側部を支軸により回動自在に取り付けたロック本体と、このロック本体へ取り付けて前記貨物車両本体側の係止受体に係合する係合子と、前記ロック本体に設けて常時は、前記係合子を前記係止受体側へ付勢させる付勢手段と、前記ロック本体へ取り付けて該ロック本体を回動させるハンドル体とを有することを特徴とする貨物車両用荷台側板の固定装置。
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