JPH017631Y2 - - Google Patents

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JPH017631Y2
JPH017631Y2 JP1983139684U JP13968483U JPH017631Y2 JP H017631 Y2 JPH017631 Y2 JP H017631Y2 JP 1983139684 U JP1983139684 U JP 1983139684U JP 13968483 U JP13968483 U JP 13968483U JP H017631 Y2 JPH017631 Y2 JP H017631Y2
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seat cushion
latch plate
slit
bearing
seat
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JP1983139684U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は乗用自動車・貨客自動車等の車両にお
けるシート、特にシートクツシヨンとその前下部
を支点にして起立あるいは反転させ、シートバツ
クを前に倒すことにより車室空間を拡張できるよ
うにした主にリヤシートに実施されるシートクツ
シヨンの取付装置に関するものである。
第1図において1はシートクツシヨン、2はシ
ートバツク、3はボデーフロア、4は荷室フロア
部で、シートクツシヨン1はその前下部の支点軸
5でボデーフロア3に取付けられていて、鎖線示
1Aのように略90度起立、更に鎖線示1Bのよう
に略180度反転させることができる。シートバツ
ク2は、その下端の軸6で荷室フロア部4の前端
に取付けられていて、傾斜角度調節機構7・8の
操作でリクライニングができる。また該機構7・
8の解放で鎖線示2Aのように、前方に略水平に
倒すことができる。
上記の構成の車両用シートにはシートクツシヨ
ン1を起立状態1Aに保持する機構が要る。また
シートクツシヨン1を起立状態1Aからさらに反
転させてシートバツク2を前に倒したとき、鎖線
示1B・2Aのように、シートクツシヨンの底面
とシートバツクの背面を荷室フロア部4に揃える
必要がある。
シートクツシヨン回りを清掃・点検するとき、
あるいはフロントシートのシートバツクを後方に
略水平に倒して、前方に略水平に倒したリヤシー
トのシートバツク2と揃えることにより車室内に
広い平面を形成する場合、リヤシートクツシヨン
1を取外さなければならないので、シートクツシ
ヨン1の軸支箇所は容易に脱着できる構造のもの
が望ましい。
本出願人は、車両用シートのシートクツシヨン
に必要な上記の各機能を一つのヒンジ機構に具備
させたコンパクトで操作性の良いシートクツシヨ
ン取付装置を提案(特願昭57−233800号)した。
上記取付装置は、第1図・第2図に示すように
シートクツシヨン1に固定する第1アーム91
と、下端をボデーフロア3に第1支点軸5で回動
可能に支持させる第2アーム92とを第2支点軸
10で連結した略90度屈伸可能のヒンジアーム9
によつてシートクツシヨン1の前下部とボデーフ
ロア3を結合し、上記ヒンジアーム9を通常は屈
折状態に保つが、解放により略90度伸張を可能に
する第1ロツク機構11・12を第1アーム91
と第2アーム92に関係的に設け、シートクツシ
ヨン1を略90度立てると自動掛合してその起立状
態を保持する第2ロツク機構13・14を第2ア
ーム92とボデーフロア3とに関係的に設けてい
る。
シートクツシヨン1が使用位置すなわち水平の
ときは、第2図実線示のようにヒンジアーム9は
屈折し、第1ロツク機構(フツクとピン)11・
12が掛合してその屈折状態を保持している。
シートクツシヨン1の後部を抱え上げるとシー
トクツシヨン1は第1支点軸5を中心にして回動
し、鎖線示1Aのように略90度起立したところで
第3図実線示のように第2ロツク機構(フツクと
切欠部)13・14がばね15(第5図示)の作
用で自動的に掛合し、シートクツシヨン1の重心
が第1支点軸5より前に移るため、第2ロツク機
構13・14の掛合関係が維持されて前倒れを止
めている。起立しているシートクツシヨン1Aの
後方への倒れは、水平に倒したシートバツク2A
(第1図示)の上端がシートクツシヨン1Aの背
面に当接して阻止している。
シートクツシヨンが立つている第3図実線示1
Aの状態において、シートクツシヨン底面の操作
子16を引くことによりロツド17・レバー21
を介して第1ロツク機構11・12を鎖線示11
Aのように解放し、シートクツシヨン1Aを前方
に押すと、シートクツシヨン1Aは第1支点軸5
より高い位置にある第2支点軸10を中心にして
回動し、鎖線示1Bのように反転して、第1図の
ようにその底面と水平に倒れているシートバツク
2Aの背面と荷室フロア部4とが平らに揃う。
さらに上記提案のシートクツシヨン取付装置
は、第3図のシートクツシヨン起立状態から第2
ロツク機構13・14を解放してシートクツシヨ
ン1Aを第1支点軸5を中心に前傾させて、第4
図1Cのようにシートクツシヨンの前縁をボデー
フロア3に当接させ、その後当接点Pを支点にし
てシートクツシヨン1Cを前傾させると、第1支
点軸5が軸受穴18から脱出してシートクツシヨ
ンを取外すことができるように、上記軸5がたど
る軌跡に沿つて軸受穴18の内外を通じるスリツ
ト19をボデーフロア3上の軸受金具20に形成
している。
第1支点軸5の周面は、軸受穴18との嵌合を
確実にすると共に、スリツト19を通しての出入
りを容易にするため直径方向と直角の2平面で切
欠かれていて、スリツト19の幅を上記軸5の平
行2面間の幅より若干大きくしている。第2ロツ
ク機構13・14の一方を成す切欠部14は軸受
金具20の一部を利用して形成されている。
以上の構成のシートクツシヨン取付装置は操作
容易な脱着機能を持つていて便利であるが、車両
の仕向地によつては、シートクツシヨンが脱着で
きる構造であつてはならない場合がある。
その場合脱着機能を持たない軸受部品を別に用
意すればよいが、そうすると屈伸可能のヒンジを
構成する部品の内少なくとも一部の部品は2種類
用意しなければならず、コストが割高となる。
そこで本考案は、全体構造は脱着機能を有する
構造にしておいて、脱着機能を必要としない場合
には、軸受部分に支点軸の脱出を阻止する部材を
付加し、工具や面倒な作業なしでシートクツシヨ
ンの取付けができるようにしたものである。
第5図に示すように、第1支点軸5を支持する
脱出スリツト19付軸受穴18を形成した軸受金
具20の側面に、軸受穴18を横切る方向に揺動
可能の二また形ラツチプレート22を重ねて軸2
3で止め、そのラツチプレート22の形状を、一
方の脚片221で軸受穴18のスリツト19を閉
鎖し、またスリツト19の開放状態では他方の脚
片222が軸受穴18内に臨むように形成し、そ
のラツチプレート22と軸受金具20の重合面相
互に、ラツチプレート22のスリツト閉鎖状態を
固定するストツパ24・25を設けたことを要旨
とする。
ラツチプレート22は例えばばね鋼板で作り、
軸受金具20と摩擦接触するように軸23をかし
める。ストツパ24・25の構造は任意である
が、実施例はラツチプレート22の一部に重合面
側に折れ曲つた爪24を形成し、軸受金具20に
その爪24が係合する穴25を設けている。ラツ
チプレート22に凹部を形成し、軸受金具20に
その凹部にはまる凸部を設けてもよい。
第6図はラツチプレート22が上方に回つて軸
受穴18の脱出スリツト19を開放している状態
にして、ラツチプレート22は、その一部に形成
した小突起26と軸受金具20の凹部27との係
合によつてその位置に仮止めされている。この仮
止めは摩擦によつて行つてもよい。
上記第6図の状態において、シートクツシヨン
1の第1支点となる軸5をスリツト19を通して
軸受穴18の中に入れると、その穴18の中に臨
んでいるラツチプレートの一方の脚片222に軸
5が当り、仮止め26・27が外れてラツチプレ
ート22は下方に回り込む。
そうすると第8図に示すようにラツチプレート
22の他方の脚片221が軸5の上に出てきてス
リツト19を閉鎖し、同時に第9図のように爪2
4が穴25に引つ掛つてラツチプレート22を固
定する。従つて第1支点軸5の脱出すなわち一旦
取付けたシートクツシヨン1は取外すことができ
ない。
修理交換等のためシートクツシヨン1を取外さ
なければならない場合は、ドライバ等の工具でス
トツパ24・25の係合を解けば、ラツチプレー
ト22はスリツト開放側に回動可能となり、軸5
を軸受穴18から脱出させることができる。
本考案シートクツシヨン取付装置は上記のよう
に、屈伸可能のヒンジの全体構造はシートクツシ
ヨン脱着機能を備えた構造と同様で、その軸受金
具20に支点軸5の脱出を阻止するラツチプレー
ト22を付加するのみであるから、構成部品のす
べてを脱着機能を有するものと共用できてコスト
が低減する。
そして軸受穴18にスリツト19を通して支点
軸5を入れるとき、穴18に臨んでいるラツチプ
レート22の一方の脚片222を軸5で押下げ
て、他方の脚片221でスリツト19を閉じるの
で、ラツチプレートによるスリツトの閉鎖に工具
や特別な作業を必要としないもので、シートクツ
シヨンの取付けが簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図はリヤシートの側面図、第2図はシート
クツシヨン脱着機能を備えたシートクツシヨン取
付装置の側面図、第3図はシートクツシヨンを起
立させた状態の取付装置の側面図、第4図はシー
トクツシヨンを取外す要領を示す取付装置の側面
図、第5図は本考案を実施したヒンジアームの分
解斜視図、第6図は本考案装置の支点軸を軸受穴
に入れる状態を示す拡大側面図、第7図はその場
合のストツパの非係合状態を示す縦断面図、第8
図は支点軸が軸受穴に拘束された状態の拡大側面
図、第9図はその場合のストツパの係合状態を示
す縦断面図。 1はシートクツシヨン、2はシートバツク、3
はボデーフロア、5は第1支点軸、9はヒンジア
ーム、91は第1アーム、92は第2アーム、1
0は第2支点軸、11・12は第1ロツク機構、
13・14は第2ロツク機構、18は軸受穴、1
9はスリツト、20は軸受金具、22はラツチプ
レート、221・222は脚片、23は軸、2
4・25はストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨンをその前下部を支点にして起
    立あるいは反転させ、シートバツクを前に倒すこ
    とにより車室空間を拡張できるようにした車両用
    シートにおいて、起したシートクツシヨンをさら
    に一定角度前傾させた位置で支点軸を出し入れで
    きるように軸受穴の内外を通じるスリツトをボデ
    ーフロア上の軸受金具に形成し、その軸受金具の
    側面に、軸受穴を横切る方向に揺動可能の二また
    形ラツチプレートを重ねて軸止めし、そのラツチ
    プレートの一方の脚片で軸受穴のスリツトを閉鎖
    し、スリツト開放状態では他方の脚片が軸受穴内
    に臨むようにラツチプレートを形成し、そのラツ
    チプレートと軸受金具の重合面相互にラツチプレ
    ートのスリツト閉鎖状態を固定するストツパを設
    けた車両用シートにおけるシートクツシヨン取付
    装置。
JP1983139684U 1983-09-09 1983-09-09 車両用シ−トにおけるシ−トクツシヨン取付装置 Granted JPS6046443U (ja)

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JP1983139684U JPS6046443U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 車両用シ−トにおけるシ−トクツシヨン取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS6046443U JPS6046443U (ja) 1985-04-01
JPH017631Y2 true JPH017631Y2 (ja) 1989-03-01

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