JPH0426613Y2 - - Google Patents

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JPH0426613Y2
JPH0426613Y2 JP1985203558U JP20355885U JPH0426613Y2 JP H0426613 Y2 JPH0426613 Y2 JP H0426613Y2 JP 1985203558 U JP1985203558 U JP 1985203558U JP 20355885 U JP20355885 U JP 20355885U JP H0426613 Y2 JPH0426613 Y2 JP H0426613Y2
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は開閉蓋のロツク装置、詳しくは開閉蓋
と該開閉蓋ロツクするロツク部材との一方に固定
したベースプレートと、該ベースプレートに揺動
自由に支持したキヤツチハンドルと、該キヤツチ
ハンドルに枢着され且つ前記開閉蓋とロツク部材
との他方に設けたフツクに係合するキヤツチ環と
からなるロツク装置に関する。
(従来技術) 一般にキヤブオーバ型の自動車は、車体フロア
の下方にエンジンを配置していることから、車室
内のフロアパネルに、前記エンジンを点検修理す
るためのサービスホールを形成して、該ホールに
開閉蓋を開閉自由に支持すると共に、この開閉蓋
と前記サービスホールとの間にロツク装置を設
け、該ロツク装置の解除操作により前記開閉蓋を
開放して前記エンジンの点検修理を行い、またエ
ンジンの点検修理時以外には、前記開閉蓋を前記
ロツク装置でロツクし、この開閉蓋で前記サービ
スホールを閉鎖するごとくしている。
しかして従来のロツク装置は、例えば実開昭59
−62166号公報に記載されているごとく、前記開
閉蓋の自由端にフツクを取付けると共に前記フロ
アパネルにベースプレートを固定して、該ベース
プレートにキヤツチハンドルを揺動自由に支持す
る一方、このキヤツチハンドルに前記フツクと係
合するキヤツチ環を枢着しており、斯くして前記
開閉蓋のロツク時には、前記キヤツチハンドルを
前記ベースプレートに対し起立状に揺動させ、こ
の状態で前記キヤツチ環を前記フツクに係合さ
せ、しかる後前記キヤツチハンドルを前記ベース
プレートに対し倒伏状に揺動させることにより、
前記キヤツチ環に引張方向のモーメントを付与
し、このキヤツチ環に付与される引張モーメント
により前記開閉蓋を閉鎖状態に保持するごとくし
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記従来のロツク装置では、自動車の
衝突時などに前記ベースプレートを介し前記キヤ
ツチハンドルに衝撃がかかつたような場合に、該
キヤツチハンドルが前記ベースプレートに対し起
立状に揺動されて、前記キヤツチ環の前記フツク
に対するロツク状態が簡単に解除され、前記開閉
蓋が開放したりする不具合が考えられる。
本考案は以上のごとき問題点に鑑みて開発した
もので、その目的は、極めて簡単な構成により、
自動車の衝突などでキヤツチハンドルに衝撃がか
かることがあつても、該キヤツチハンドルの勝手
な揺動を許すことなく、キヤツチ環とフツクとの
ロツク状態を確実に保持することが出来ながらし
かもロツク解除時の操作性も優れたロツク装置を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上の目的を達成するために、開閉蓋
と該開閉蓋をロツクするロツク部材との一方に固
定したベースプレートと、該ベースプレートに枢
支軸を介して揺動自由に枢着したキヤツチハンド
ルと、該キヤツチハンドルに枢着され且つ前記開
閉蓋とロツク部材との他方に設けたフツクに係合
するキヤツチ環とから成るロツク装置であつて、
前記ベースプレートに係合部を設けると共に、前
記キヤツチハンドルの遊端側に、前記係合部に係
止可能な弾性部材から成る係止体を設ける一方、
前記キヤツチハンドルの遊端側に補助ハンドル
を、前記キヤツチハンドルの枢支軸と同方向の枢
支軸を介して揺動自由に枢着して、この補助ハン
ドルに、前記係止体における前記キヤツチハンド
ルの枢着側背面に対向し、前記補助ハンドルの前
記キヤツチハンドルによるロツク解除方向と同方
向への揺動に伴い、前記係止体を弾性変形させて
前記係合部との係合を解除する解除部を設けたの
である。
(作用) 本考案によれば、前記開閉部材の前記ロツク部
材へのロツク時に、前記キヤツチハンドルに衝撃
がかかることがあつても、前記係止体と前記係合
部との係合により、前記キヤツチハンドルが不用
意に揺動することなく、前記フツクとキヤツチ環
との係合状態を保持することが出来るのであり、
又前記開閉蓋とロツク部材とのロツク解除時に
は、前記補助ハンドルを前記キヤツチハンドルに
対して揺動させるだけで、前記解除部を介して前
記係止体と係合部との係合を即座に解除すること
が出来るのである。しかも前記キヤツチハンドル
の遊端側に弾性材料から成る係止体を設けると共
に、前記キヤツチハンドルの遊端側に枢着した補
助ハンドルに、前記係止体における前記キヤツチ
ハンドルの枢着側背面に対向する解除部を設け
て、補助ハンドルの前記キヤツチハンドルに対す
る揺動操作により、前記解除部を介して前記係止
体の前記係合部に対する係止を解除するようにし
たので、前記係止体の弾発力を弱くすることで、
前記補助ハンドルによる前記係止体の弾性変形を
行い易くして、該補助ハンドルによるロツク解除
操作が軽く行えるようにしても、ロツク時におけ
る前記係止体の前記係合部への係合力を充分確保
することが出来るのである。
(実施例) 以下本考案にかかる開閉蓋のロツク装置を図面
の実施例によつて説明する。
第1図の実施例では、フロアパネルbに形成し
たサービスホールcとの対向位置に、開閉蓋aを
開閉自由に枢支すると共に、前記フロアパネルb
を前記開閉蓋aのロツク部材bとして用い、この
ロツク部材bと前記開閉蓋aとの間に本考案にか
かるロツク装置を介装させ、該ロツク装置で前記
開閉蓋aの自由端側を前記ロツク部材bにロツク
可能としている。
前記ロツク装置の基本的構造は、既知のごと
く、前記ロツク部材bに固定ボルト(図示せず)
で固定された平板状のベースプレート1と、該ベ
ースプレート1に枢支軸2を介して上下揺動自由
に支持された断面コ字形状のキヤツチハンドル3
と、該キヤツチハンドル3の両側壁31,32に
枢着されて前記開閉蓋aの自由端側に取付けたフ
ツク4に係合するキヤツチ環5とから構成され、
該キヤツチ環5を前記フツク4に係合させて、前
記キヤツチハンドル3を前記枢支軸2を中心に前
記ベースプレート1側に倒伏状に揺動させること
により、前記開閉蓋aを前記ロツク部材bにロツ
クするごとくしている。
しかして前記のごときロツク装置において、前
記ベースプレート1における前記キヤツチハンド
ル3の枢着部とは反対側端部に係合部6を形成す
るのであつて、具体的には該ベースプレート1の
端部を上方に屈曲すると共に、その屈曲端部を更
に斜め下方に向けて屈曲し、この斜め下方に傾斜
する屈曲部位を前記係合部6と成している。
また前記キヤツチハンドル3の遊端側の左右側
壁31,32に、弾性部材から成り前記係合部6
に係止する係止体7を設けると共に断面ほぼコ字
形状として補助ハンドル8を、前記キヤツチハン
ドル3の枢支軸2と同方向に延びる枢支軸80を
介して揺動可能に支持している。
第1図から第5図に示す実施例では、前記係止
体7を金属線材から形成しているのであつて、具
体的には、該金属線材をほぼC字状に屈曲して、
前記係合部6に係止される係止部71と該係止部
71の両端から屈曲して平行に延びる第1及び第
2脚部72,73とを形成すると共に、前記第1
脚部72の長さを前記第2脚部73の長さよりも
長く形成して、第4図に示すごとく、これら両脚
部72,73の先端を前記キヤツチハンドル3の
左右両側壁31,32に枢着して、該係止体7の
自由状態が前記キヤツチハンドル3の長さ方向に
対し直交する方向となるように成し、懸かる状態
から前記係止体7の前記キヤツチハンドル3に対
する揺動により、該係止体7に自由状態に戻ろう
とする捩力を発生させるごとく成している。
また前記補助ハンドル8の一方の側壁81を下
方に延長して、該延長端を他方の側壁82方向に
屈曲して、該屈曲部位の前記係合部6側端部を、
前記係止体7における前記キヤツチハンドル3の
枢着側背面と対向する解除部9と成して、前記補
助ハンドル8の前記キヤツチハンドル3によるロ
ツク解除方向と同方向(第2図時計方向)への揺
動に伴い、前記解除部9を介して前記係止体7を
揺動させて前記係合部6との係合を解除させるよ
うに成している。
尚以上の実施例においては、前記ベースプレー
ト1をロツク部材b側に取付けたが、このベース
プレート1は前記開閉蓋a側に取付けることも可
能である。
尚、図中12は前記ベースプレート1に形成し
た前記開閉蓋aもしくはロツク部材bへの取付孔
である。
次に以上の構成からなるロツク装置の作用を説
明する。
先ず前記開閉蓋aのロツク部材bへのロツク時
には、前記キヤツチハンドル3を前記ベースプレ
ート1に対し起立状に揺動させて、前記キヤツチ
環5を前記フツク4に係合させ、しかる後前記キ
ヤツチハンドル3を伴いながら、前記補助ハンド
ル6を前記ベースプレート1側に向けて倒伏状に
揺動させると、その揺動終端近くで前記係止体7
の係止部71が前記係合部6に当接し、かかる状
態からさらに前記補助ハンドル8及びキヤツチハ
ンドル3を下方に向けて揺動させると、該係合部
6の斜め下方に傾斜する上面で案内されて、前記
係止体7が前記キヤツチハンドル3に対し第2図
時計方向に揺動する。
そして前記係止体7の係止部71が前記係合部
6の先端を乗り越えた位置で、該係止体7に生じ
る捩力の作用により、該係止体7は第2図反時計
方向に揺動して、該係止体7の係止部71が前記
係合部6に係合するのであり、斯くすることによ
り自動車の衝突時などに前記キヤツチハンドル3
に衝撃がかかることがあつても、前記係止体7と
前記係合部6との係合によつて、前記キヤツチハ
ンドル3が勝手に揺動することはなく、前記フツ
ク4とキヤツチ環5とが係合状態に保持されて、
前記開閉蓋aのロツク部材bに対するロツクが確
実に行なわれるのである。
一方前記開閉蓋aとロツク部材bとのロツク解
除時には、第5図に示すごとく、前記補助ハンド
ル8を前記キヤツチハンドル3に対し上方に揺動
させることにより、該補助ハンドル8に形成した
解除部9で前記係止体7の第2脚部73を前記係
合部6から離脱する方向(第2図左方向)に強制
的に揺動させることで、該係止体7と前記係止部
6との係合を解除し、この状態から更に前記キヤ
ツチハンドル3を、前記補助ハンドル8と共に前
記ベースプレート1に対し上方に起立状に揺動さ
せるのであり、斯くすることにより前記キヤツチ
環5の前記フツク4からの離脱が可能となり、前
記開閉蓋aのロツク部材bからのロツク解除が行
われるのである。
以上の実施例では前記係止体7を金属線材から
形成したが、これに限定されるものではなく、例
えば第6図に示すごとく係止体70を板ばねから
形成してもよい。
即ち第6図に示す係止体70は、板ばねをL字
状に屈曲して、その一端を前記キヤツチハンドル
3の一端側上壁33にねじ75で固定すると共
に、他端側に前記係合部6が嵌合する嵌合溝76
を形成している。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、開閉蓋と該開閉蓋をロ
ツクするロツク部材との一方に固定したベースプ
レートと、該キヤツチハンドルに枢着され且つ前
記開閉蓋とロツク部材との他方に設けたフツクに
係合するキヤツチ環とから成るロツク装置であつ
て、前記ベースプレートに係合部を設けると共
に、前記キヤツチハンドルの遊端側に、前記係合
部に係止可能な弾性部材から成る係止体を設ける
一方、前記キヤツチハンドルの遊端側に補助ハン
ドルを、前記キヤツチハンドルの枢支軸と同方向
の枢支軸を介して揺動自由に枢着して、この補助
ハンドルに、前記係止体における前記キヤツチハ
ンドルの枢着側背面に対向し、前記補助ハンドル
の前記キヤツチハンドルによるロツク解除方向と
同方向への揺動に伴い、前記係止体を弾性変形さ
せて前記係合部との係合を解除する解除部を設け
たことにより、前記開閉部材の前記ロツク部材へ
のロツク時、前記キヤツチハンドルに衝撃がかか
つても、前記係止体と前記係合部との係合によ
り、前記キヤツチハンドルの不用意な揺動を許す
ことなく、前記フツクとキヤツチ環との係合状態
を確実に維持して、前記開閉蓋のロツク部材に対
するロツクを確実に行うことが出来るのは勿論の
こと、前記開閉蓋とロツク部材とのロツク解除に
際しては、前記補助ハンドルを、ロツク解除方向
に揺動させるだけのワンモーシヨンで、前記係止
体と前記係合部との係合を解除して、前記キヤツ
チハンドルをロツク解除方向に揺動させることが
出来、従つてロツク解除の操作性に優れている。
しかも本考案によれば、前記キヤツチハンドル
の遊端側に弾性材料かせ成る係止体を設けると共
に、前記キヤツチハンドルの遊端側に枢着した補
助ハンドルに、前記係止体における前記キヤツチ
ハンドルの枢着側背面に対向する解除部を設け
て、補助ハンドルの前記キヤツチハンドルに対す
る揺動操作により、前記解除部を介して前記係止
体の前記係合部に対する係止を解除するようにし
たので、前記係止体の弾発力を弱くすることで、
前記補助ハンドルによる前記係止体の弾性変形を
行い易くして、該補助ハンドルによるロツク解除
操作が軽く行えるようにしても、ロツク時におけ
る前記係止体の前記係合部への係合力を充分に確
保することが出来、全体として、ロツク時、前記
キヤツチハンドルが不用意に揺動するのを確実に
阻止することが出来ながら、しかもロツク解除
時、解除操作がワンモーシヨンで且つ小さな操作
力でもつてスムーズに行うことが出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロツク機構による開閉蓋のロ
ツク状態を示す側面図、第2図はロツク機構要部
の側面図、第3図は同底面図、第4図は同斜面
図、第5図は前記係止体と係合部との係合を解除
した状態を示す側面図、第6図は別の実施例を示
す要部の側面図である。 1……ベースプレート、3……キヤツチハンド
ル、4……フツク、5……キヤツチ環、6……係
合部、7……係止体、8……補助ハンドル、9…
…解除部、a……開閉蓋、b……ロツク部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉蓋と該開閉蓋をロツクするロツク部材との
    一方に固定したベースプレートと、該ベースプレ
    ートに枢支軸を介して揺動自由に枢着したキヤツ
    チハンドルと、該キヤツチハンドルに枢着され且
    つ前記開閉蓋とロツク部材との他方に設けたフツ
    クに係合するキヤツチ環とから成るロツク装置で
    あつて、前記ベースプレートに係合部を設けると
    共に、前記キヤツチハンドルの遊端側に、前記係
    合部に係止可能な弾性部材から成る係止体を設け
    る一方、前記キヤツチハンドルの遊端側に補助ハ
    ンドルを、前記キヤツチハンドルの枢支軸と同方
    向の枢支軸を介して揺動自由に枢着して、この補
    助ハンドルに、前記係止体における前記キヤツチ
    ハンドルの枢着側背面に対向し、前記補助ハンド
    ルの前記キヤツチハンドルによるロツク解除方向
    と同方向への揺動に伴い、前記係止体を弾性変形
    させて前記係合部との係合を解除する解除部を設
    けたことを特徴とする開閉蓋のロツク装置。
JP1985203558U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0426613Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985203558U JPH0426613Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP1985203558U JPH0426613Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS62110468U JPS62110468U (ja) 1987-07-14
JPH0426613Y2 true JPH0426613Y2 (ja) 1992-06-25

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ID=31169000

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JP1985203558U Expired JPH0426613Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942266B2 (ja) * 1980-11-20 1984-10-13 三菱電機株式会社 高調波成分含有率検出回路

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689652U (ja) * 1979-12-12 1981-07-17
JPS5942266U (ja) * 1982-08-11 1984-03-19 タキゲン製造株式会社 締付金具

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JPS62110468U (ja) 1987-07-14

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