JPH049821Y2 - - Google Patents

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JPH049821Y2
JPH049821Y2 JP9881185U JP9881185U JPH049821Y2 JP H049821 Y2 JPH049821 Y2 JP H049821Y2 JP 9881185 U JP9881185 U JP 9881185U JP 9881185 U JP9881185 U JP 9881185U JP H049821 Y2 JPH049821 Y2 JP H049821Y2
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striker
main latch
latch
hood
tension spring
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JP9881185U
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、車両のフード(ボンネツト)のロツ
ク装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 従来のフードロツク装置として、安全性の観点
から、フードに固定したストライカをメインラツ
チとセカンダリラツチの両者によつて係止する二
重ロツク構造を用いたものが知られている。メイ
ンラツチは、ポールによつてロツク位置に係止さ
れるものであり、ポールは室内の操作ハンドルに
連なる操作ケーブルを介して操作される。他方セ
カンダリラツチは、メインラツチが解除されたと
きストライカと係合してフードをハーフロツク状
態とするもので、操作者が手でロツク解除位置に
回動させる。
このようなフードロツク装置では一般に、メイ
ンラツチとポールとセカンダリラツチとが、それ
ぞれ別々の引張ばねにより付勢されて機能してい
た。すなわち、メインラツチは第1の引張ばねに
よりロツク解除方向に付勢され、ポールは第2の
引張りばねによりメインラツチをロツク位置に係
止する方向に付勢され、セカンダリラツチは第3
の引張りばねによりフードをハーフロツクする方
向に付勢されていた。
しかし、このように上記三部材がそれぞれ別々
の引張ばねにより付勢される構造の従来のフード
ロツク装置では、三個の引張りばねとともに、こ
れらの引張りばねをそれぞれ支持する支持部(部
材)も必要とされるため、部品点数が多く、構造
が極めて複雑であつた。
そこで、特開昭58−168772号により、メインラ
ツチとポールの間に、このメインラツチをロツク
解除方向に、およびポールをメインラツチを係合
するロツク方向に回動付勢する共用引張ばねを張
設し、さらにこの引張共用ばねとは別の引張りば
ねにより、セカンダリラツチをロツク方向に回動
付勢するように構成したフードロツク装置が提案
されている。
ところが、この装置によれば、上述の三個の引
張りばね用いるフードロツク装置と同じ機能を二
個の引張りばねによつて実現させ、構造を簡略化
させることができるが、その反面、共用引張ばね
に異常が生じてその付勢力が小さくなると、メイ
ンラツチとポール間で互いに引きあう力が弱くさ
れてしまう。このため、走行時の振動により、メ
インラツチとポールの間でガタが発生する等、乗
車時のフイーリングが損なわれてしまう。
「考案の目的」 本考案は、従来のフードロツク装置のこれらの
問題点を解消し、共用引張ばねに異常が生じて
も、メインラツチとポール間でガタが発生する不
具合を防止することができ、かつ構造が簡単なフ
ードロツク装置を得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、上記目的を達成するため、車体に開
閉可能に設けたフードのストライカを保持開放す
るフードロツク装置において、車体に固定するベ
ースに、上記ストライカを保持開放するメインラ
ツチと;このメインラツチに係合してこれをスト
ライカロツク位置に保持する、室内の操作ハンド
ルと連動するポールと;メインラツチのロツク解
除状態において上記ストライカを保持開放する、
手動操作可能なセカンダリラツチとを枢着し、上
記メインラツチとセカンダリラツチ間に、該メイ
ンラツチをロツク解除方向に、セカンダリラツチ
をロツク方向に回動付勢する共用引張ばねを張設
し、さらに該共用引張ばねとは別のばね手段によ
り、ポールをメインラツチと係合するロツク方向
に回動付勢したことを特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。車
両11のフード12は、第6図に示すように、そ
の後部を中心に開閉可能であり、その裏面先端に
ストライカ13が固定されている。他方車両側に
は、このストライカ13を保持開放する、本考案
の対象とするフードロツク装置20のベース21
が固定されている。
ベース21は、第1図ないし第5図に示すよう
に、車体に固定するための固定孔22と、ストラ
イカ13の進入開口23を有し、進入開口23の
両側部に、ピン24と25でメインラツチ26と
ポール27が枢着されている。メインラツチ26
には、ストライカ13を保持する保持凹部28
と、ポール27の係止爪29と係脱するロツク部
30が形成され、またピン24の位置より下方
に、ばね掛け腕31が曲折形成されている。ポー
ル27にも同様にピン25の位置より下方にばね
掛け腕32が曲折形成されている。
ベース21にはさらに、メインラツチ26とポ
ール27の枢着面とは反対側の車両前部側に、ピ
ン33でセカンダリラツチ34が枢着されてい
る。このセカンダリラツチ34は、メインラツチ
26より上側に位置する係止爪35と、これを手
動で回動させるための把手36が設けられてい
る。把手36は、フード12が僅かに開いたと
き、フード12の先端下面と車体の間から手を入
れて操作することができる位置にある。係止爪3
5の上面は、フード12を締めるときストライカ
13が当接する傾斜ガイド面37となつている。
このセカンダリラツチ34に一体に曲折形成した
ばね掛け腕38は、ベース21に穿けた通孔39
を通つて、メインラツチ26およびポール27の
枢着面側に突出している。ばね掛け腕38はピン
33より上方に位置している。
そしてこのばね掛け腕38と、メインラツチ2
6の上記ばね掛け腕31との間には、共用引張ば
ね40が張設されている。このためメインラツチ
26は、第1図ないし第4図においてピン24を
中心に反時計方向に回動するように、つまりその
保持凹部28がストライカ13を開放するロツク
解除方向に回動付勢され、セカンダリラツチ34
は、同じくピン33を中心に反時計方向に回動す
るように、つまりその係止爪35が進入開口23
上に突出するロツク方向に回動付勢されている。
さらにポール27のばね掛け腕32には、この
共用引張ばね40とは別の引張ばね41の一端が
掛け止められ、引張ばね41の他端は、ベース2
1に設けたばね掛け部42に掛け止められてい
る。このためポール27は、第1図ないし第4図
において、ピン25を中心に時計方向に回動する
ように、つまり係止爪29がメインラツチ26に
係合可能なロツク方向に回動付勢されている。こ
のポール27の下端部には、引張ばね41の力に
抗してこれを回動させる操作ケーブル43の一端
が接続され、この操作ケーブル43の他端部は、
車両室内に設けた操作ハンドル44(第6図)に
接続されている。
上記構成の本フードラツチ装置は、次のように
作動する。まずフード12を開いている状態で
は、メインラツチ26のロツク部30と、ポール
27の係止爪29との噛み合いが外れているた
め、共用引張ばね40の力によつて、メインラツ
チ26はストライカ13を開放するロツク解除位
置にあり、セカンダリラツチ34はその係止爪3
5が進入開口23上に突出するロツク位置にあ
る。またポール27は引張ばね41の力を受け
て、その係止爪29がメインラツチ26をロツク
可能な位置にある。
この状態において、フード12を閉じると、ス
トライカ13がまずセカンダリラツチ34の係止
爪35の上面の傾斜ガイド面37に衝突する。す
るとセカンダリラツチ34は傾斜ガイド面37の
傾斜によつて、第1図のように一旦ロツク解除方
向に回動し、次いでストライカ13が係止爪35
部分を通過すると再びロツク位置に復帰する。そ
してストライカ13が進入開口23に進入してメ
インラツチ26に衝突すると、メインラツチ26
は図の時計方向(ロツク方向)に回動して、やが
てそのロツク部30がポール27の係止爪29と
噛み合う。するとストライカ13が保持凹部28
に保持され、フード12が閉状態にロツクされる
(第2図)。この際には、ポール27は引張ばね4
1によつてロツク方向に付勢されているので、メ
インラツチ26のロツク部30の下部が一旦これ
をロツク解除方向に回動させ、その後第2図のロ
ツク状態に移行することとなる。
次にこのロツク状態からフード12をハーフロ
ツク状態にするには、室内の操作ハンドル44を
引く。すると操作ケーブル43を介し、ポール2
7が引張ばね41の力に抗して図の反時計方向
(ロツク解除方向)に回動し、係止爪29とロツ
ク部30の係合が解かれる。このためメインラツ
チ26は共用引張ばね40の力により図の反時計
方向(ロツク解除方向)に回動し、保持凹部28
に保持していたストライカ13を開放するととも
にこれを上方に押して、フード12を開方向に押
し上げる(ホツプアツプさせる)。しかしフード
12の開き位置は、第3図に鎖線で示すように、
ストライカ13が、共用引張ばね40によつてロ
ツク位置にあるセカンダリラツチ34の係止爪3
5に当接する位置で規制され、フード12はハー
フロツク状態に保持される。
フード12を完全に開くには、さらにフード1
2の先端下面と車体との間に手を入れて把手36
を持ち上げ、セカンダリラツチ34を図の時計方
向(ロツク解除方向)に回動させ、第4図のよう
に係止爪35とストライカ13との係合を解く。
この状態で初めてフード12を開放することがで
きるわけである。
そして本考案装置によると、仮に共用引張ばね
40にヘタリ等の異常が発生して引張力が小さく
なつた場合でも、別の引張りばね41によつて付
勢されているポール27がメインラツチ26を確
実に保持することができるから、走行時の振動に
より両者間でガタが発生する等の不具合は発生し
ない。
逆に引張ばね41に異常が発生して引張力が小
さくなると、メインラツチ26およびポール27
によるフード12のロツクの信頼性が低くなる
が、共用引張ばね40によつてセカンダリラツチ
34がロツク位置に保持されているため、ハーフ
ロツク状態を維持できる。すなわち本考案による
と、共用引張ばね40と、引張ばね41の2つの
ばねによる相互補完的な作用により、走行時のガ
タの発生をなくし、またフード12のロツクが解
除してしまう危険をなくすことができる。
なお上記実施例では、ポール27をロツク方向
に付勢するばねとして引張ばね41を用いたが、
他のばね、例えばピン25部分に巻回したトーシ
ヨンコイルばねによつてポール27をロツク方向
に回動付勢してもよい。
「考案の効果」 以上のように本考案によれば、共用引張ばねに
異常が生じても、別のばね手段によつて付勢され
ているポールがメインラツチを確実に保持するか
ら、走行時に両者間でガタが発生する不具合を確
実に防止することができるフードロツク装置を提
供することができる。またメインラツチとセカン
ダリラツチを一個のストライカともに係合させる
ことができるから、構造が極めて簡単なフードロ
ツク装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案のフードロツク装
置の実施例を示す、互いに異なる作動状態の正面
図、第5図は同分解斜視図、第6図はフードのス
トライカとフードロツク装置の関係を示す車両の
前部の側面図である。 11……車両、12……フード、13……スト
ライカ、20……フードロツク装置、21……ベ
ース、23……進入開口、24,25,33……
ピン、26……メインラツチ、27……ポール、
28……保持凹部、29……係止爪、30……ロ
ツク部、31,32,38……ばね掛け腕、34
……セカンダリラツチ、35……係止爪、36…
…把手、40……共用引張ばね、41……引張ば
ね、43……操作ケーブル、44……操作ハンド
ル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体に開閉可能に設けたフードのストライカを
    保持開放するフードロツク装置において、 車体に固定するベースに、上記ストライカを保
    持開放するメインラツチと;このメインラツチに
    係合してこれをストライカロツク位置に保持す
    る、室内の操作ハンドルと連動するポールと;上
    記メインラツチのロツク解除状態において上記ス
    トライカを保持開放する、手動操作可能なセカン
    ダリラツチとを枢着し、 上記メインラツチとセカンダリラツチ間に、該
    メインラツチをロツク解除方向に、セカンダリラ
    ツチをロツク方向に回動付勢する共用引張ばねを
    張設し、さらにこの共用引張ばねとは別のばね手
    段により、上記ポールをメインラツチと係合する
    ロツク方向に回動付勢したことを特徴とするフー
    ドロツク装置。
JP9881185U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH049821Y2 (ja)

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JP9881185U JPH049821Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JPS627560U JPS627560U (ja) 1987-01-17
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5912485B2 (ja) * 2011-12-14 2016-04-27 株式会社城南製作所 フードロック装置
JP5514357B1 (ja) * 2013-08-01 2014-06-04 株式会社増田製作所 薄型フードロック装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168772A (ja) * 1982-03-29 1983-10-05 日産自動車株式会社 フ−ドのセカンダリロツク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58168772A (ja) * 1982-03-29 1983-10-05 日産自動車株式会社 フ−ドのセカンダリロツク装置

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JPS627560U (ja) 1987-01-17

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