JPH0237986Y2 - - Google Patents
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- JPH0237986Y2 JPH0237986Y2 JP1983068218U JP6821883U JPH0237986Y2 JP H0237986 Y2 JPH0237986 Y2 JP H0237986Y2 JP 1983068218 U JP1983068218 U JP 1983068218U JP 6821883 U JP6821883 U JP 6821883U JP H0237986 Y2 JPH0237986 Y2 JP H0237986Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- door
- lever
- key lever
- spring member
- extension spring
- Prior art date
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- 230000007306 turnover Effects 0.000 claims description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は開扉時における施錠操作を阻止した自
動車用ドアロツク装置の改良に関する。
動車用ドアロツク装置の改良に関する。
従来の自動車用ドアロツク装置としては、ドア
開扉状態にて車室内のロツクノブを施錠操作した
後に、アウトサイドハンドルを開扉操作しながら
ドアを閉じるとキーを使用しないで施錠すること
が出来る所謂キーレスロツク操作をしうるもの
と、ドア開扉状態にてロツクノブの施錠操作を阻
止してキーレスロツク操作を出来ないようにした
所謂ノブブロツク機構とが存在している。
開扉状態にて車室内のロツクノブを施錠操作した
後に、アウトサイドハンドルを開扉操作しながら
ドアを閉じるとキーを使用しないで施錠すること
が出来る所謂キーレスロツク操作をしうるもの
と、ドア開扉状態にてロツクノブの施錠操作を阻
止してキーレスロツク操作を出来ないようにした
所謂ノブブロツク機構とが存在している。
しかしながら、前者におけるキーレスロツク操
作が出来るものは、施錠操作を簡単に出来る反
面、キーを車室内に忘れてしまい再度開扉するこ
とが出来なくなつてしまうという事故を生じ易い
問題点がある。してみると、車室内へのキー忘れ
を防止する上では、後者におけるキーレスロツク
操作ができないものが有効的であるが、このドア
ロツク装置では開扉状態においてロツクノブに連
結部材を介して連結されるノブレバーをラツチま
たはオープンレバーに係合させることによつて、
ロツクノブの施錠方向への動きを拘束する構造な
ので、開扉状態においてロツクノブを誤つて施錠
操作すると、ロツクノブとロツク装置とを連結す
る連結部材や、ロツク装置内のノブレバーやキー
レバー等に過大な負荷が加わり、連結部材やノブ
レバー等が変形したりする問題点がある。
作が出来るものは、施錠操作を簡単に出来る反
面、キーを車室内に忘れてしまい再度開扉するこ
とが出来なくなつてしまうという事故を生じ易い
問題点がある。してみると、車室内へのキー忘れ
を防止する上では、後者におけるキーレスロツク
操作ができないものが有効的であるが、このドア
ロツク装置では開扉状態においてロツクノブに連
結部材を介して連結されるノブレバーをラツチま
たはオープンレバーに係合させることによつて、
ロツクノブの施錠方向への動きを拘束する構造な
ので、開扉状態においてロツクノブを誤つて施錠
操作すると、ロツクノブとロツク装置とを連結す
る連結部材や、ロツク装置内のノブレバーやキー
レバー等に過大な負荷が加わり、連結部材やノブ
レバー等が変形したりする問題点がある。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、キー忘れ防止に有効的である開
扉時における施錠操作を阻止した構造として、開
扉時におけるロツクノブの誤操作による過大負荷
を吸収することにより上記問題点を解決すること
を目的としている。
なされたもので、キー忘れ防止に有効的である開
扉時における施錠操作を阻止した構造として、開
扉時におけるロツクノブの誤操作による過大負荷
を吸収することにより上記問題点を解決すること
を目的としている。
かかる目的を達成するために、本考案において
は、施錠位置乃至解錠位置に反転可能なキーレバ
ーを有しており、ラツチを係止するポールの停止
位置を閉扉位置と開扉位置とで異ならしめ、開扉
位置に拘束されるポールにより該キーレバーの解
錠位置から施錠位置への反転を阻止し、キーレス
ロツク操作ができないようにした自動車用ドアロ
ツク装置において、 ポールと一体に回動するオープンレバーと、前
記キーレバーとの間に、該キーレバーを反転保持
するターンオーバースプリングより大きな付勢力
を有する伸張バネ部材を、開扉時にキーレバーを
解錠位置に保持すべく架設し、 前記オープンレバーとキーレバーとのいずれか
一方に前記伸張バネ部材の一端を固結し、他方
に、該伸張バネ部材の他端を、引張方向でのみ当
接するよう係合させ、該他方からは該伸張バネ部
材の伸張方向にのみ動作伝達可能で逆方向は逃げ
るよう連結して成る自動車用ドアロツク装置とし
たものである。
は、施錠位置乃至解錠位置に反転可能なキーレバ
ーを有しており、ラツチを係止するポールの停止
位置を閉扉位置と開扉位置とで異ならしめ、開扉
位置に拘束されるポールにより該キーレバーの解
錠位置から施錠位置への反転を阻止し、キーレス
ロツク操作ができないようにした自動車用ドアロ
ツク装置において、 ポールと一体に回動するオープンレバーと、前
記キーレバーとの間に、該キーレバーを反転保持
するターンオーバースプリングより大きな付勢力
を有する伸張バネ部材を、開扉時にキーレバーを
解錠位置に保持すべく架設し、 前記オープンレバーとキーレバーとのいずれか
一方に前記伸張バネ部材の一端を固結し、他方
に、該伸張バネ部材の他端を、引張方向でのみ当
接するよう係合させ、該他方からは該伸張バネ部
材の伸張方向にのみ動作伝達可能で逆方向は逃げ
るよう連結して成る自動車用ドアロツク装置とし
たものである。
開扉時に施錠操作をするとキーレバーは一旦は
解錠位置から施錠位置に反転するがオープンレバ
ーは動作しない。すなわち、開扉時にはポールは
開扉位置に拘束されていてオープンレバーは不動
であり、キーレバーは伸張バネ部材を伸ばし、そ
の付勢力に抗して解錠位置から施錠位置に反転す
る。したがつて、施錠操作をそめると、伸張バネ
部材の付勢力によりキーレバーは施錠位置から解
錠位置に反転する。
解錠位置から施錠位置に反転するがオープンレバ
ーは動作しない。すなわち、開扉時にはポールは
開扉位置に拘束されていてオープンレバーは不動
であり、キーレバーは伸張バネ部材を伸ばし、そ
の付勢力に抗して解錠位置から施錠位置に反転す
る。したがつて、施錠操作をそめると、伸張バネ
部材の付勢力によりキーレバーは施錠位置から解
錠位置に反転する。
閉扉時にポールが開扉位置から閉扉位置に反転
するときオープンレバーが一体に反転すると、伸
張バネ部材の両端を連結した部位は伸張バネ部材
を圧縮するように変位する。
するときオープンレバーが一体に反転すると、伸
張バネ部材の両端を連結した部位は伸張バネ部材
を圧縮するように変位する。
伸張バネ部材の他端は引張方向でのみ当接する
よう係合して伸張方向にのみ動作伝達可能で逆方
向は逃げるよう連結されているので、圧縮方向の
変位に対しては伸張バネの他端が逃げ、動作上で
干渉することはない。
よう係合して伸張方向にのみ動作伝達可能で逆方
向は逃げるよう連結されているので、圧縮方向の
変位に対しては伸張バネの他端が逃げ、動作上で
干渉することはない。
動作上の干渉が生じないので、開扉時でのロツ
クノブの操作等による過負荷がキーレバー等に加
わることなく開扉時でのキーレスロツク操作を阻
止することができる。
クノブの操作等による過負荷がキーレバー等に加
わることなく開扉時でのキーレスロツク操作を阻
止することができる。
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
る。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示してお
り、ドアロツク装置1のボデイ−本体10の一側
にはベースプレート11が固着されており、内部
にはボデイ−本体10に枢着されたフオーク形状
のラツチL及びポールPが設けられている。
り、ドアロツク装置1のボデイ−本体10の一側
にはベースプレート11が固着されており、内部
にはボデイ−本体10に枢着されたフオーク形状
のラツチL及びポールPが設けられている。
第3図、第4図に示すように、ラツチLには、
開扉状態においてポールPを第3図の開扉位置に
保持する係止面L1と、ハーフラツチ位置でポー
ルPの先端係止部P1により錠止されるハーフラ
ツチ用係合部L2と、フルラツチ位置で先端係止
部P1により錠止されるフルラツチ用係合部L3
と、車体側に固着されたストライカSと係脱する
U字状係合部L4とが形成されており、かつラツ
チLはラツチ解除方向(時計方向)に付勢されて
おり、該ラツチ解除位置にてフルラツチ用係合部
L3がボデイ−本体10に固設されたストツパ1
2に当接している。
開扉状態においてポールPを第3図の開扉位置に
保持する係止面L1と、ハーフラツチ位置でポー
ルPの先端係止部P1により錠止されるハーフラ
ツチ用係合部L2と、フルラツチ位置で先端係止
部P1により錠止されるフルラツチ用係合部L3
と、車体側に固着されたストライカSと係脱する
U字状係合部L4とが形成されており、かつラツ
チLはラツチ解除方向(時計方向)に付勢されて
おり、該ラツチ解除位置にてフルラツチ用係合部
L3がボデイ−本体10に固設されたストツパ1
2に当接している。
第1図、第2図に示すように、ベースプレート
11側には、ポールPと一体にボデイ−本体10
に枢支され、バネ21によりストツパ用係合部2
2がベースプレート11に形成されたストツパ1
3に当接する方向(反時計方向)に付勢されたオ
ープンレバー2が設けられている。該オープンレ
バー2は、開扉状態においては、ポールPの先端
係止部P1がラツチLの係止面L1により係止さ
れているので、前記ストツパ用係合部22がスト
ツパ13から離間した開扉位置(第1図に示す位
置)にあり、先端係止部P1がハーフラツチ用係
合部L2及びフルラツチ用係合部L3を錠止した
閉扉状態においては、ストツパ用係合部22がス
トツパ13に当接した閉扉位置(第5図および第
6図に示す位置)にある。
11側には、ポールPと一体にボデイ−本体10
に枢支され、バネ21によりストツパ用係合部2
2がベースプレート11に形成されたストツパ1
3に当接する方向(反時計方向)に付勢されたオ
ープンレバー2が設けられている。該オープンレ
バー2は、開扉状態においては、ポールPの先端
係止部P1がラツチLの係止面L1により係止さ
れているので、前記ストツパ用係合部22がスト
ツパ13から離間した開扉位置(第1図に示す位
置)にあり、先端係止部P1がハーフラツチ用係
合部L2及びフルラツチ用係合部L3を錠止した
閉扉状態においては、ストツパ用係合部22がス
トツパ13に当接した閉扉位置(第5図および第
6図に示す位置)にある。
第1図に示すように、前記ベースプレート11
には、ドアの外側面に設けられたアウトサイドハ
ンドル(図示省略)の開扉操作によつて時計方向
に回動可能なアウトサイドレバー3が枢支されて
おり、該アウトサイドレバー3には、ベースプレ
ート11上をアウトサイドレバー3の回動に連動
して上下方向に摺動可能なサブレバー4が連結さ
れている。該サブレバー4は、アウトサイドレバ
ー3の時計方向への回動により、フルラツチ状態
(第4図に示す状態)にあるポールPの先端係止
部P1をラツチLのフルラツチ用係合部L3から
退避させるように作動突起部41がオープンレバ
ー2の折曲げ部23に係合可能な解錠位置(第1
図および第5図に示す位置)と、前記作動突起部
41が折曲げ部23との係合軌跡外に退避して、
折曲げ部23と係合不能となる施錠位置(第6図
に示す位置)とに変位可能である。さらに、サブ
レバー4は、アウトサイドレバー3を反時計方向
に付勢するバネ31によつて係止部42がベース
プレート11に形成されたストツパ14に当接し
た位置(第1図に示した位置)に付勢されてい
る。
には、ドアの外側面に設けられたアウトサイドハ
ンドル(図示省略)の開扉操作によつて時計方向
に回動可能なアウトサイドレバー3が枢支されて
おり、該アウトサイドレバー3には、ベースプレ
ート11上をアウトサイドレバー3の回動に連動
して上下方向に摺動可能なサブレバー4が連結さ
れている。該サブレバー4は、アウトサイドレバ
ー3の時計方向への回動により、フルラツチ状態
(第4図に示す状態)にあるポールPの先端係止
部P1をラツチLのフルラツチ用係合部L3から
退避させるように作動突起部41がオープンレバ
ー2の折曲げ部23に係合可能な解錠位置(第1
図および第5図に示す位置)と、前記作動突起部
41が折曲げ部23との係合軌跡外に退避して、
折曲げ部23と係合不能となる施錠位置(第6図
に示す位置)とに変位可能である。さらに、サブ
レバー4は、アウトサイドレバー3を反時計方向
に付勢するバネ31によつて係止部42がベース
プレート11に形成されたストツパ14に当接し
た位置(第1図に示した位置)に付勢されてい
る。
さらに、ベースプレート11には、キー操作に
よつて解錠位置と施錠位置との間で揺動可能なキ
ーレバー5が枢支されており、該キーレバー5
は、先端部に植設されたピン51がサブレバー4
に形成された長孔43に嵌込まれることによつて
サブレバー4に連結されており、それによつてキ
ーレバー5はキー操作によりサブレバー4を前記
施錠位置及び解錠位置に変位させるように構成さ
れている。また、キーレバー5は、車室内に設け
られたロツクノブ(図示省略)の施解錠操作によ
つてもベースプレート11の側壁面15に枢支さ
れたノブレバー7を介して前記施錠位置と解錠位
置とに反転可能である。
よつて解錠位置と施錠位置との間で揺動可能なキ
ーレバー5が枢支されており、該キーレバー5
は、先端部に植設されたピン51がサブレバー4
に形成された長孔43に嵌込まれることによつて
サブレバー4に連結されており、それによつてキ
ーレバー5はキー操作によりサブレバー4を前記
施錠位置及び解錠位置に変位させるように構成さ
れている。また、キーレバー5は、車室内に設け
られたロツクノブ(図示省略)の施解錠操作によ
つてもベースプレート11の側壁面15に枢支さ
れたノブレバー7を介して前記施錠位置と解錠位
置とに反転可能である。
前記キーレバー5にはターンオーバースプリン
グ52が設けられており、該スプリング52はキ
ーレバー5を、死点を中心に解錠位置側および施
錠位置側にそれぞれ付勢して、反転保持するよう
にキーレバー5とベースプレート11とに架設さ
れている。
グ52が設けられており、該スプリング52はキ
ーレバー5を、死点を中心に解錠位置側および施
錠位置側にそれぞれ付勢して、反転保持するよう
にキーレバー5とベースプレート11とに架設さ
れている。
前記キーレバー5のバネ掛け部53とオープン
レバー2のバネ掛け部24との間には、ターンオ
ーバースプリング52より大きな付勢力を有する
伸張バネ部材6が、前記開扉時においてキーレバ
ー5を解錠位置に保持すべく架設されている。
レバー2のバネ掛け部24との間には、ターンオ
ーバースプリング52より大きな付勢力を有する
伸張バネ部材6が、前記開扉時においてキーレバ
ー5を解錠位置に保持すべく架設されている。
前記伸張バネ部材6の一端61は、オープンレ
バー2のバネ掛け部24に、進退いずれに動作し
た場合でも(図中において左右のいずれの方向に
も)動作伝達可能に固結されている。すなわち、
オープンレバー2が第1図に示す開扉位置から第
5図に示す閉扉位置に向つて反時計方向に回動す
る際には、伸張バネ部材6は右方向に動かされ、
逆にオープンレバー2が閉扉位置から開扉位置に
向つて時計方向に回動する際には、伸張バネ部材
6は左方向に動かされるように前記一端61はバ
ネ掛け部24に連結されている。
バー2のバネ掛け部24に、進退いずれに動作し
た場合でも(図中において左右のいずれの方向に
も)動作伝達可能に固結されている。すなわち、
オープンレバー2が第1図に示す開扉位置から第
5図に示す閉扉位置に向つて反時計方向に回動す
る際には、伸張バネ部材6は右方向に動かされ、
逆にオープンレバー2が閉扉位置から開扉位置に
向つて時計方向に回動する際には、伸張バネ部材
6は左方向に動かされるように前記一端61はバ
ネ掛け部24に連結されている。
前記伸張バネ部材6の他端62は、キーレバー
5のバネ掛け部53に、該バネ掛け部53からは
伸張バネ部材6の伸張方向にのみ動作伝達可能で
逆方向は逃げるよう、引張方向でのみ当接するよ
う引つ掛けて係合されている。すなわち、前記開
扉位置から閉扉位置に向つてオープンレバー2が
回動する際には、前記他端62がバネ掛け部53
内を右方向に設定量だけ遊動して逃げ、その結果
閉扉位置においては、他端62の折り曲げ部62
aがバネ掛け部53の係合端53aから設定量だ
け離間するように他端62がバネ掛け部53に連
結されていると共に、第1図に示す開扉位置にお
いて、ロツクノブによる施錠操作により解錠位置
にあるキーレバー5を施錠位置に向つて時計方向
へ回動させると、バネ掛け部53の係合端53a
が他端62の折り曲げ部62aを右方向へ引張
り、伸張バネ部材6を伸張するように他端62が
バネ掛け部53に連結されている。
5のバネ掛け部53に、該バネ掛け部53からは
伸張バネ部材6の伸張方向にのみ動作伝達可能で
逆方向は逃げるよう、引張方向でのみ当接するよ
う引つ掛けて係合されている。すなわち、前記開
扉位置から閉扉位置に向つてオープンレバー2が
回動する際には、前記他端62がバネ掛け部53
内を右方向に設定量だけ遊動して逃げ、その結果
閉扉位置においては、他端62の折り曲げ部62
aがバネ掛け部53の係合端53aから設定量だ
け離間するように他端62がバネ掛け部53に連
結されていると共に、第1図に示す開扉位置にお
いて、ロツクノブによる施錠操作により解錠位置
にあるキーレバー5を施錠位置に向つて時計方向
へ回動させると、バネ掛け部53の係合端53a
が他端62の折り曲げ部62aを右方向へ引張
り、伸張バネ部材6を伸張するように他端62が
バネ掛け部53に連結されている。
前記設定量は、閉扉状態において、キーレバー
5が解錠位置から施錠位置に完全に反転するまで
の間、前記折り曲げ部62aが前記係合端53a
と係合しないように設定されている。
5が解錠位置から施錠位置に完全に反転するまで
の間、前記折り曲げ部62aが前記係合端53a
と係合しないように設定されている。
上記構成を有する自動車用ドアロツク装置1で
は、開扉位置においては、第1図および第3図に
示すようにラツチLの係止面L1がポールPの先
端係止部P1を係止しているので、オープンレバ
ー2は、ストツパ用係合部22がストツパ13か
ら離れた開扉位置にある。該開扉位置にオープン
レバー2が位置している時には、伸張バネ部材6
の他端62の折り曲げ部62aは、バネ掛け部5
3の係合端53aに係合している。
は、開扉位置においては、第1図および第3図に
示すようにラツチLの係止面L1がポールPの先
端係止部P1を係止しているので、オープンレバ
ー2は、ストツパ用係合部22がストツパ13か
ら離れた開扉位置にある。該開扉位置にオープン
レバー2が位置している時には、伸張バネ部材6
の他端62の折り曲げ部62aは、バネ掛け部5
3の係合端53aに係合している。
該開扉状態において、ロツクノブを誤つて施錠
操作した際には、キーレバー5が施錠位置側に向
つて時計方向へ回動するので、バネ掛け部53が
他端62を右方向へ引張り、伸張バネ部材6は伸
長され、かつロツクノブを離せば、伸長した前記
バネ部材6の引張力がターンオーバースプリング
52の付勢力より大きいので、キーレバー5は前
記引張力によつて施錠位置から解錠位置側に戻さ
れる。
操作した際には、キーレバー5が施錠位置側に向
つて時計方向へ回動するので、バネ掛け部53が
他端62を右方向へ引張り、伸張バネ部材6は伸
長され、かつロツクノブを離せば、伸長した前記
バネ部材6の引張力がターンオーバースプリング
52の付勢力より大きいので、キーレバー5は前
記引張力によつて施錠位置から解錠位置側に戻さ
れる。
すなわち、開扉状態においてロツクノブを誤つ
て施錠操作しても、伸張バネ部材62が伸長され
るだけで、ロツクノブを離せば伸張バネ部材62
の引張力によつてキーレバー5は施錠位置から解
錠位置側に戻されるので、開扉状態における施錠
操作が阻止されている。
て施錠操作しても、伸張バネ部材62が伸長され
るだけで、ロツクノブを離せば伸張バネ部材62
の引張力によつてキーレバー5は施錠位置から解
錠位置側に戻されるので、開扉状態における施錠
操作が阻止されている。
次に、第4図および第5図に示す閉扉状態にお
いては、ポールPは、先端係止部P1がフルラツ
チ用係合部L3を錠止した位置まで第3図に示す
開扉位置から回動していので、オープンレバー2
は、ストツパ用係合部22がストツパ13に当接
した閉扉位置にある。該閉扉位置にオープンレバ
ー2が位置している時には、前記他端62の折り
曲げ部62aは、バネ掛け部53の係合端53a
から前記設定量だけ離間している。
いては、ポールPは、先端係止部P1がフルラツ
チ用係合部L3を錠止した位置まで第3図に示す
開扉位置から回動していので、オープンレバー2
は、ストツパ用係合部22がストツパ13に当接
した閉扉位置にある。該閉扉位置にオープンレバ
ー2が位置している時には、前記他端62の折り
曲げ部62aは、バネ掛け部53の係合端53a
から前記設定量だけ離間している。
該閉扉状態において、ロツクノブを施錠操作し
た時には、前記折り曲げ部62aが前記係合端5
3aから前記設定量だけ離間しているので、キー
レバー5は、伸張バネ部材6を伸長させることな
く施錠位置側に反転し、ターンオーバースプリン
グ52の作用によつて施錠位置側に保持される。
た時には、前記折り曲げ部62aが前記係合端5
3aから前記設定量だけ離間しているので、キー
レバー5は、伸張バネ部材6を伸長させることな
く施錠位置側に反転し、ターンオーバースプリン
グ52の作用によつて施錠位置側に保持される。
なお、上記実施例における伸張バネ部材6の一
端61および他端62を、上記実施例とは逆にオ
ープンレバー2およびキーレバー5に連結しても
よいことは言うまでもない。
端61および他端62を、上記実施例とは逆にオ
ープンレバー2およびキーレバー5に連結しても
よいことは言うまでもない。
本考案に係る自動車用ドアロツク装置によれ
ば、開扉状態において誤つてロツクノブを施錠操
作してもキーレバーとオープンレバー間に架設さ
れた伸張バネ部材が伸長されるだけで、ロツクノ
ブを離せば伸長した伸張バネ部材の引張力によつ
てキーレバーは施錠位置から解錠位置側に戻され
るので、ロツクノブとロツク装置とを連結する連
結部材や、ロツク装置内のキーレバー、ノブレバ
ー等にはロツクノブの誤操作に帰因する過負荷が
加わることがなく、開扉状態におけるロツクノブ
による施錠操作を阻止して、キー忘れを防止する
ことができる。
ば、開扉状態において誤つてロツクノブを施錠操
作してもキーレバーとオープンレバー間に架設さ
れた伸張バネ部材が伸長されるだけで、ロツクノ
ブを離せば伸長した伸張バネ部材の引張力によつ
てキーレバーは施錠位置から解錠位置側に戻され
るので、ロツクノブとロツク装置とを連結する連
結部材や、ロツク装置内のキーレバー、ノブレバ
ー等にはロツクノブの誤操作に帰因する過負荷が
加わることがなく、開扉状態におけるロツクノブ
による施錠操作を阻止して、キー忘れを防止する
ことができる。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図は平面図、第2図は第1図の矢視
図、第3図および第4図は第1図の内部の動作説
明図、第5図および第6図は動作説明図である。 1……ドアロツク装置、2……オープンレバ
ー、5……キーレバー、6……伸張バネ部材、5
2……ターンオーバースプリング、61……一
端、62……他端、L……ラツチ、P……ポー
ル。
り、第1図は平面図、第2図は第1図の矢視
図、第3図および第4図は第1図の内部の動作説
明図、第5図および第6図は動作説明図である。 1……ドアロツク装置、2……オープンレバ
ー、5……キーレバー、6……伸張バネ部材、5
2……ターンオーバースプリング、61……一
端、62……他端、L……ラツチ、P……ポー
ル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 施錠位置乃至解錠位置に反転可能なキーレバー
を有しており、ラツチを係止するポールの停止位
置を閉扉位置と開扉位置とで異ならしめ、開扉位
置に拘束されるポールにより該キーレバーの解錠
位置から施錠位置への反転を阻止し、キーレスロ
ツク操作ができないようにした自動車用ドアロツ
ク装置において、 ポールと一体に回動するオープンレバーと、前
記キーレバーとの間に、該キーレバーを反転保持
するターンオーバースプリングより大きな付勢力
を有する伸張バネ部材を、開扉時にキーレバーを
解錠位置に保持すべく架設し、 前記オープンレバーとキーレバーとのいずれか
一方に前記伸張バネ部材の一端を固結し、他方
に、該伸張バネ部材の他端を、引張方向でのみ当
接するよう係合させ、該他方からは該伸張バネ部
材の伸張方向にのみ動作伝達可能で逆方向は逃げ
るよう連結して成る自動車用ドアロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983068218U JPS59173865U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | 自動車用ドアロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983068218U JPS59173865U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | 自動車用ドアロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59173865U JPS59173865U (ja) | 1984-11-20 |
JPH0237986Y2 true JPH0237986Y2 (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=30198400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983068218U Granted JPS59173865U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | 自動車用ドアロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59173865U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108019101A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-05-11 | 武汉佳特轿车零部件有限公司 | 用于重卡轻卡商用车上的一体式车门锁 |
-
1983
- 1983-05-06 JP JP1983068218U patent/JPS59173865U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108019101A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-05-11 | 武汉佳特轿车零部件有限公司 | 用于重卡轻卡商用车上的一体式车门锁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59173865U (ja) | 1984-11-20 |
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