JP5912485B2 - フードロック装置 - Google Patents
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Description
このようなフードロック装置は、車体に固定したベースプレートと、ベースプレートに枢支されたラッチ及び解除レバーとを備え、フードを閉じるとフードに固定したストライカがラッチに衝突し、その衝撃でラッチが回転してストライカと係合すると共に、解除レバーがラッチに係合してラッチの逆転を阻止し、フードを車体に対して閉状態でロックする。
そして、解除レバーに接続したケーブルを運転席で引張操作すると、解除レバーがラッチから離脱し、ラッチがストライカを解放してフードが開くようになっている。
しかし、上記従来のフードロック装置は、ベースプレートの外面にセーフティーレバーが装着されると共に、ベースプートの外部に設置されたバネでセーフティーレバーがフード保持位置へ付勢されているので、狭い隙間から手を差し込んでセーフティーレバーを操作しようとすると、バネのフック部分に手を引っ掛ける恐れがある。
前記ベースプレートの下辺に、前記バネ取付片を回り込ませるための切欠き部を形成し、該切欠き部の両側端を、前記バネ取付片の両側縁に当接して前記セーフティーレバーの回動範囲を規制するストッパとしている。
バネ取付片とベースプレートの下辺に形成する横長の切欠き部を利用してセーフティーレバーの回動範囲を規制することができるので、別途回動範囲規制用の部材を設ける必要が無く、さらに横長の切欠きは周囲が囲まれた長孔などに比べセーフティーレバーの装着に作業性がよいので、セーフティーレバーのバネ取付け片や受けフック部などの設計に自由度が高くなる。また、構造が簡略化される。
本実施例のフードロック装置は、図1に示すように、車体1のエンジンルームの開口部に開閉可能に取り付けられたフード2を車体1に対して閉状態でロックする装置であって、図1〜図4に示すように、フード2の前端部下面に固定されたストライカ3と、車体1のエンジンルーム内に取り付けられたベースプレート4と、ベースプレート4にそれぞれ回動可能に装着されたラッチ5、オープンレバー6及びセーフティーレバー7とを備える。
ベースプレート4は、閉鎖されたフード2のストライカ3と対応する位置に取り付けられ、ベースプレート4の車体取付側の面(後面)にラッチ5及びオープンレバー6が軸着されると共に、逆側の面(前面)にセーフティーレバー7が軸着されている。
また、ベースプレート4の上端には上方に開口したストライカ受け入れ溝10が形成され、フード2を閉じるとストライカ3がストライカ受け入れ溝10に進入するようになっている。
また、ラッチ5はバネ14で付勢され、常態では、係合溝11がストライカ受け入れ溝10の開口部に向けて開口し、ストライカ衝突面12がストライカ受け入れ溝10を横切っている。この位置は非係合位置であって、ストライカ3がストライカ受け入れ溝10に進入しても、ラッチ5の係合溝11とストライカ3とは係合することができない。
ラッチ5が、バネ14の力に抗して回動し、ストライカ衝突面12がストライカ受け入れ溝10から退避して、係合溝11の開口部がストライカ受け入れ溝10の側縁に向くと、ストライカ受け入れ溝10に進入したストライカ3とラッチ5の係合溝11とが係合可能となる。
オープンレバー6は、ラッチ5がストライカ3と係合する位置へ回動した時、ラッチ抑え部がラッチ5と係合してラッチ5が非係合位置へ回動するのを規制するラッチ係合位置と、ラッチ抑え部がラッチ5から離脱する離脱位置との間を回動し、ラッチ係合位置に向けて付勢されている。
また、オープンレバー6の下端部にはケーブル連結部15が形成され、ケーブル連結部15にオープンレバー6を開操作するためのケーブル8の一端が連結されている。ケーブル8の他端は、運転席で操作されるフードオープナーに連結されている。
また、セーフティーレバー7は、フック部16がストライカ受け入れ溝10の開口部の上方を横切る開放規制位置と、フック部16がストライカ受け入れ溝10の上方から退避する開放位置との間を回動する。
さらに、セーフティーレバー7は付勢バネ18によって開放規制位置に向けて付勢され、操作片17の先端部を押し上げると、セーフティーレバー7が付勢バネ18の付勢力に抗して開放位置へ回動するようになっている。
すると、その衝撃でラッチ5が回動し、ラッチ5の係合溝11がストライカ3を深く引き込んで係合すると共に、ラッチ5がオープンレバー6のラッチ抑え部と係合し、ラッチ5の非係合位置への回動が規制される。
この時、フード2はエンジンルームを完全に閉鎖した状態で車体1に対してロックされる。
すると、バネ14で付勢されているラッチ5が非係合位置に回動し、ストライカ3がストライカ受け入れ溝10から脱出する。
しかし、ストライカ3はストライカ受け入れ溝10の上方を横切るフック部16に引っかかるので、フード2は僅かに開いた状態でいったん停止する。
そこで、僅かに開いたフード2と車体1との隙間に手を差し込んで、セーフティーレバー7の操作片17を押し上げると、セーフティーレバー7が回動してフック部16がストライカ受け入れ溝10の上方、即ち、ストライカ3の軌道から退避するので、フード2は上昇して完全に開く。
以上の構造及び作用は、従来のものと同様である。
付勢バネ18は、図2及び図5に示すように、コイルバネの両端にフック20が形成されて成る。
セーフティーレバー7の下端部はベースプレート4の下辺において回り込むように後方へ屈曲され、さらにその前端部が側方へ屈曲されてバネ取付片19となっており、バネ取付片19の先端には受けフック部21が形成されている。
そして、付勢バネ18の一方のフック20がバネ取付片19の受けフック部21に係合され、付勢バネ18の他方のフック20がオープンレバー6の係止フック部22に係合され、これにより、セーフティーレバー7が開放規制位置に向けて付勢されると共に、オープンレバー6がラッチ係合位置に向けて付勢されている。
切欠き部23の両側端は、バネ取付片19の両側縁に当接してセーフティーレバー7の回動範囲を規制するストッパとなっており、常態では、バネ取付片19の一側縁が切欠き部23の一側端に当接してセーフティーレバー7が開放規制位置にあり、操作片17を手動操作してセーフティーレバー7を回動させると、セーフティーレバー7は開放位置に移動し、バネ取付片19の他側縁が切欠き部23の他側端に当接して停止する。
また、横長の切欠きは周囲が囲まれた長孔などに比べセーフティーレバー7の装着に作業性がよいので、セーフティーレバー7のバネ取付け片19や受けフック部21などの設計に自由度が高くなる。
例えば、セーフティーレバーのフック部は、フードに固定されたストライカ以外の規制部材に係止して、フードを僅かに開いた状態でロックするものであってもよい。この場合、常態では、セーフティーレバーのフック部が規制部材の軌道上に位置する。
また、セーフティーレバーとオープンレバーとを、それぞれ別のバネで付勢することも可能である。
2 フード
3 ストライカ
4 ベースプレート
5 ラッチ
6 オープンレバー
7 セーフティーレバー
8 ケーブル
10 ストライカ受け入れ溝
11 係合溝
12 ストライカ衝突面
14 バネ
15 ケーブル連結部
16 フック部
17 操作片
18 付勢バネ
19 バネ取付片
20 フック
21 受けフック部
22 係止フック部
23 切欠き部
Claims (1)
- 車体の開口部を開閉するフードを僅かに開いた状態でロックする開放規制位置と、フードの全開を許容する開放位置との間を回動するセーフティーレバーと、該セーフティーレバーを開放規制位置へ向けて付勢する付勢バネとを備え、前記セーフティーレバーが、車体に取り付けられたベースプレートの車体取付側と逆側の面に装着され、前記セーフティーレバーに、手動操作によって該セーフティーレバーを開放位置へ回動させる操作片を設けたフードロック装置において、前記セーフティーレバーにバネ取付片を前記ベースプレートの下辺に設けた切欠き部からベースプレートと車体との間に回り込ませて一体に形成し、このバネ取付片の先端に前記付勢バネを連結してあり、前記切欠き部の両側端は前記バネ取付片の両側縁が当接して前記セーフティーレバーの回動範囲を規制するストッパとしてあることを特徴とするフードロック装置。
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