JP2017053119A - フードラッチ装置のラッチ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能なフードラッチ装置のラッチ機構を得る。【解決手段】ストライカ進入溝を有するベースプレートと、このベースプレートに枢着した、上記ストライカを把持開放するフック及びこのフックの回動を規制するラチェットと、常時はストライカの拘束位置にあり開放操作によってストライカの開放位置に移動するセカンダリラッチと、を有するラッチ機構において、単一のねじりコイルばねによって、上記セカンダリラッチを上記ストライカ拘束位置方向に回動付勢し、上記ラチェットを上記フックとの噛合方向に回動付勢したフードラッチ装置のラッチ機構。【選択図】図3

Description

本発明は、乗用車のフード(ボンネットあるいはトランク)のラッチ(ロック)装置のラッチ機構に関する。
前部フード(ボンネット)を例にとると、前部フードは車両ボディに開閉可能に枢着されており、この前部フードにはストライカが設けられ、車両ボディにはこのストライカを把持開放するラッチ機構が設けられる。ラッチ機構は、ストライカの進入溝を有するベースプレートに、該進入溝の両側に位置させてフック及びラチェットを互いに平行な軸で枢着しており、前部フードが閉じる力でそのストライカによりフックが一定角度以上回動させられると、ラチェットがフックをロック位置に把持する。この構成は、ドアロック装置等の他のロック装置も同様であるが、前部フードのうち、特に前開きタイプは、走行中に開くと視界の妨げになり不用意に開いた場合の危険度が高いため、ストライカを把持するフックとラッチに加えて、さらに、セカンダリラッチが設けられている。セカンダリラッチは、常時はストライカの拘束位置にあり開放操作によってストライカの開放位置に移動するものであり、前部フードが閉じた状態においてフックとラチェットがストライカを開放しても、前部フードが全開状態に移動するのを防ぐ(特許文献1)。
特開2006-299627号公報
この特許文献1のフードラッチ装置(ラッチ機構)では、セカンダリラッチとラチェットとの間に、単一の引張コイルばねを張設し、セカンダリラッチをストライカ把持位置方向に、ラチェットをフックとの係合位置方向に回動付勢している。フックは、別のばね(ねじりコイルばね(トーションばね))により、ストライカ開放方向に付勢している。
しかしながら、コイルばねは平面的に大きな設置スペースを要するため、フードラッチ装置(ラッチ機構)の小型化の障害になっていた。また従来、セカンダリラッチとラチェットとの間に張設するコイルばねは、ストライカ進入溝の延長方向の両側に延長せざるを得ず(両端部をストライカ進入溝の延長方向の両側に位置させざるを得ず)、この点も小型化の妨げになっていた。
本発明は、以上の問題意識に基づき、小型化が可能なフードラッチ装置のラッチ機構を得ることを目的とする。
本発明は、開閉可能としたフードと車両ボディの一方と他方に、ストライカと、このストライカを把持開放するラッチ機構を設けたフードラッチ装置の上記ラッチ機構であって、ストライカ進入溝を有するベースプレートと、このベースプレートに枢着した、上記ストライカを把持開放するフック及びこのフックの回動を規制するラチェットと、常時はストライカの拘束位置にあり開放操作によってストライカの開放位置に移動するセカンダリラッチと、を有するラッチ機構において、単一のねじりコイルばねによって、上記セカンダリラッチを上記ストライカ拘束位置方向に回動付勢し、上記ラチェットを上記フックとの噛合方向に回動付勢したことを特徴としている。
上記ねじりコイルばねは、軸部に支持されるコイル部と、このコイル部の両端部からコイル部の径方向外方に突出する一対の非同一形状の脚部とを有していて、その一対の脚部の一方は上記セカンダリラッチに係止されるセカンダリラッチ係止脚であり、他方は上記ラチェットに係止されるラチェット係止脚である。
上記ラチェットと上記セカンダリラッチ係止脚は、上記ラチェットの回動軸方向の位置が異なっていることが好ましい。
上記セカンダリラッチ係止脚は、好ましい一実施形態では、上記ラチェットと上記ベースプレートの間に配置される。
上記ラチェットには、車両前後方向から見たとき、常時セカンダリラッチ係止脚とオーバラップする干渉防止板部を形成することが望ましい。
上記ねじりコイルばねのコイル部及び一対の脚部は、車両前後方向から見たとき、上記ストライカ進入溝の中心延長線に関して左右の一方の側に位置させるのがよい。
本発明のフードラッチ装置のラッチ機構によると、ラチェットとセカンダリラッチを回動付勢する付勢部材としてねじりコイルばねを使用したので、平面的な専有面積が小さくても十分な付勢力が得られ、フードラッチ装置のラッチ機構の小型化が可能になった。
本発明によるフードラッチ装置のラッチ機構の分解斜視図である。 同ラッチ機構のロック状態の背面図である。 (A)は同ラッチ機構のロック解除状態(セカンダリラッチによるロック状態)を示す背面図、(B)は同ラッチ機構のメインロック及びセカンダリラッチのロック解除状態を示す背面図である。 (A)は同ラッチ機構のセカンダリラッチのロック腕の車外側にストライカが位置する状態を示す背面図、(B)は同ラッチ機構のセカンダリラッチによるロック直前の状態の背面図である。 ラチェットとねじりコイルばねとベースプレートの前後(上下)位置関係を模式的に示す断面図である。 本発明のフードラッチ装置を適用した前方フードを有する車両(乗用車)の側面図である。 ラチェットとねじりコイルばねとベースプレートの前後(上下)位置関係の別の実施形態を示す、図5に対応する模式断面図である。
本実施形態は、前開きタイプの前方フードのラッチ装置に本発明を適用した実施形態を示している。なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印方向を基準としている。図6に示すように、乗用車10の前方エンジンルーム11を開閉する前方フード12は、後方の軸13により車両ボディ14に枢着されている。この前方フード12の前方下面には、コ字状をなすストライカ15が固定されており、車両ボディ14には、このストライカ15を把持開放するラッチ機構20が固定されている。ストライカ15は、前方フード12の下面から下方に延びる一対の縦部15aとこの一対の縦部15aの先端を結合した前後部15bとを有するコ字状をなしている。すなわち、ストライカ15は車両前後方向の縦平面内に位置している。
ラッチ機構20は、図1ないし図4に示すように、車両ボディ14に固定されるベースプレート21を有する。ベースプレート21は、車両左右方向の縦壁からなる平板部21aと、この平板部21aの周縁から車両ボディ14側(後方)に延びる縦壁21bと、この縦壁21bの一部から平板部21aと平行に延びる固定壁21cとを有し、固定壁21cには、固定ねじ挿入穴21dが形成されている。図2ないし図4は、ラッチ機構20を後方から見た図である。
ベースプレート21の平板部21aには、上方の開放された上下方向に長いストライカ進入溝22が形成されている。平板部21aには、このストライカ進入溝22の両側に位置させてそれぞれ、互いに平行な軸23、24でフック25とラチェット26が枢着されている。また平板部21aには、ストライカ進入溝22の中心延長線22c上に位置する軸27でセカンダリラッチ28が枢着されている。フック25とラチェット26は、平板部21aの縦壁21b(固定壁21c)側の面(後面)に位置し、セカンダリラッチ28は、反対の前面に位置している。
ベースプレート21にはまた、軸23と軸24に跨がらせて、平板部21aとの間にフック25とラチェット26を挟持する補助ストライカ受け29が固定されている。補助ストライカ受け29には、ストライカ進入溝22から進入したストライカ15(前後部15b)が当接する緩衝ゴム29aが固定されている。
フック25は、ストライカ把持溝25aとロック突起25bを有し、このストライカ把持溝25aにストライカ15(の前後部15b)が進入すると、軸23を中心にロック方向R(図1ないし図4の時計方向)に回転する。フック25は軸23に同軸に設けたねじりコイルばね25cによりロック方向Rと反対のアンロック方向(ストライカ開放方向、反時計方向)に回動付勢されており、その回動端は、ストッパ面25sが縦壁21bの一部のストッパ壁21b1に当接する位置で規制されている(図3、図4)。フック25がこの回動付勢端にあるときストライカ15(前後部15b)はストライカ把持溝25a内に自由に進退できる。ねじりコイルばね25cは、コイル部25c1が軸23に嵌められ、コイル部25c1の一端部(車両前後方向の前方端部)から径方向に突出させた脚部25c2がフック25のばね掛け孔25eに掛け止められ、他端部(同後方端部)から径方向に突出させた脚部25c3がベースプレート21(縦壁21bと固定壁21cの境界部)のばね掛け凹部21b2に掛け止められている。
一方、ラチェット26は、ベースプレート21の平板部21aに沿うロック板部26aと、このロック板部26aの一部に突出形成した先端係止爪26bと、ロック板部26aの両端部から車両後方に突出形成した操作ワイヤ係止腕26cと、ばね係止腕26dとを有している。ロック板部26aには、軸24に相対回動可能に嵌まる回動中心孔26a1が穿設され、操作ワイヤ係止腕26cには、ワイヤ係止溝26c1が形成され、ばね係止腕26dには、ばね係止溝26d1が形成されている。また、ラチェット26には、ロック板部26aと平行で、ロック板部26aより車両前後方向の後方に位置する(オフセットした)干渉防止板部26eが形成されており、この干渉防止板部26eには、ストライカ進入溝22の中心延長線22cから離間する方向に突出する干渉防止舌片26e1が形成され、また、同中心延長線22cに近い側に、操作ワイヤ係止腕26cが後方に屈曲形成されされている。
セカンダリラッチ28は、ロック腕28aと、操作腕28bとを有しており、ロック腕28aの先端部には、ストライカ進入溝22の出入口位置に進退するロック突起28cが形成されている。操作腕28bは、乗用車10のフロントグリル14F(図6)の前方から突出しており、操作者がセカンダリラッチ28をアンロック方向に回動操作するための操作平面部(着力部)28b1が形成されている。セカンダリラッチ28にはまた、軸27の近傍に、ベースプレート21の平板部21aに形成した円弧状長孔21eを通ってベースプレート21の後方に延びるばね掛け腕28dが形成されており、このばね掛け腕28dにはばね係止溝28d1が形成されている。
軸24には、ねじりコイルばね(トーションコイルばね)30のコイル部30aが嵌められている。ねじりコイルばね30は、コイル部30aの後端部から径方向に突出するラチェット係止脚30bと、前端部から径方向に突出するセカンダリラッチ係止脚30cを有している。そして、ラチェット係止脚30bの先端に形成した鈎型部30b1は、ラチェット26のばね係止溝26d1に掛け止められ、セカンダリラッチ係止脚30cの先端に形成した鈎型部30c1は、セカンダリラッチ28のばね係止溝28d1に掛け止められている。このように、ねじりコイルばね30のコイル部30aが軸24に嵌められ、ラチェット係止脚30bとセカンダリラッチ係止脚30cがそれぞれ、ばね係止溝26d1とっばね係止溝28d1に掛け止められる結果、ラチェット26は、その先端係止爪26bがフック25の外周面に当接する方向(図1ないし図4の時計方向)に回動付勢され、セカンダリラッチ28は、そのロック突起28cがストライカ進入溝22の出入口上に突出するストライカ拘束位置方向に回動付勢されている。セカンダリラッチ28の回動端は、ばね掛け腕28dが円弧状長孔21eの一端部に当接する位置で規制され、このときセカンダリラッチ28のロック突起28cはストライカ進入溝22の出入口を塞ぐストライカ拘束位置に位置する。
ラチェット26のワイヤ係止溝26c1には、図5に示すように、操作ワイヤ41のインナケーブル41bの先端の係止突起41bが係止されている。操作ワイヤ41は、アウタケーシング41aの端部が縦壁21bに形成されたアウタケーシング溝21b3に係合され、アウタケーシング41aの端部から延出されたインナケーブル41bの先端部がラチェット26のワイヤ係止溝26c1に係合されている。操作ワイヤ41の他端部は車両内の操作レバー(図示略)に接続されていて、操作レバーが開放操作されると、インナケーブル41bが引かれて(アウタケーシング41a内に引込まれて)、ラチェット26がフック25のロック突起25bから外れるロック解除方向に回動し、ロック解除される。
以上のねじりコイルばね30の配置構造において、ねじりコイルばね30のラチェット係止脚30bはラチェット26のばね係止溝26d1に係止され、セカンダリラッチ係止脚30cはセカンダリラッチ28のばね係止溝28d1に係止される結果、ねじりコイルばね30(コイル部30a)の軸方向位置は安定しており、ねじりコイルばね30を軸24から抜け止めるための特別な抜止機構は不要である。また、図5に示すように、ラチェット26とセカンダリラッチ係止脚30cは、ラチェット26の回動軸24方向の位置が異なっており、ラッチ機構20のロック状態に拘わらず、セカンダリラッチ係止脚30cは、ベースプレート21の平板部21aと干渉防止板部26eの中間に位置している(すなわち、セカンダリラッチ係止脚30は、ラチェット26の回動平面と交差しない位置にある)ため、ラチェット26の回動に際し、セカンダリラッチ係止脚30cと干渉して作動不良を起こすおそれがない。つまり、セカンダリラッチ係止脚30cとラチェット26の干渉防止板部26eとの車両前後方向の平面位置は異なっていて、かつ車両前後方向から見たとき、干渉防止板部26eは常時セカンダリラッチ係止脚30cとオーバラップしているため、セカンダリラッチ係止脚30cとラチェット26とが干渉することがない。さらに、仮にセカンダリラッチ係止脚30cの製造上または組立上のばらつきにより、ラチェット26の干渉防止板部26eの図5の下面(ラチェット26の回動軸24と直交する面)aが同係止脚30cに摺接することがあっても、干渉防止板部26eの横面(端面、ラチェット26の回動軸24と平行な面)bが同係止脚30cに干渉することはないので、ラチェット26の動作不良は生じない。
また、ねじりコイルばね30(コイル部30a)、ラチェット係止脚30b及びセカンダリラッチ係止脚30cは全てが、ストライカ進入溝22の中心延長線22cに関し、左右の一方の側に位置している(図1、図2乃至図4の右方に位置している)ため、ラチェット26とセカンダリラッチ28の付勢機構を小型にすることができる。そして、ストライカ進入溝22の中心延長線22cに関し、ねじりコイルばね30が位置する側と反対側にできたスペースには、ロック状態検知スイッチ31を位置させ、平板部21aに固定している。
ロック状態検知スイッチ31は、フック25がストライカ15(前後部15b)を把持するロック位置まで回転して検知突起25dにより可動アーム31dが押圧されたときフック25がストライカ15(前後部15b)をラッチしたことを検知し(図2参照)、フック25がロック位置からロック解除方向に回動して検知突起25dが可動アーム31dから離反したときフック25がストライカ15(前後部15b)を開放(リリース)したことを検知する(図3(A)、(B)、図4(A)(B)参照)。
以上のフードラッチ装置の全体動作は次の通りである。開いている前方フード12を閉じると、セカンダリラッチ28のロック突起28cの上面傾斜面28c1が、ストライカ15(前後部15b)によって押される結果(図4(A))、セカンダリラッチ28はねじりコイルばね30の力に抗してアンロック位置に移動する(図4(B))。次いでストライカ15(前後部15b)がベースプレート21のストライカ進入溝22に進入し、フック25のストライカ把持溝25aと係合して、ねじりコイルばね30の力に抗してフック25をロック位置に回動させる(図3(B))。すると、ラチェット26は、先端係止爪26bがロック突起25bにより押されて図3(A)の反計方向に回動し、先端係止爪26bがロック突起25bを超えると、ねじりコイルばね30の力により時計方向に回動してロック突起25bと係合し、フック25をロック位置に把持する。以上がロック状態である(図2)。
図2のロック状態において、ラチェット26の操作ワイヤ係止腕26c(ワイヤ係止溝26c1)に操作ワイヤ41を介して結合されている図示しない操作レバーを開放操作してラチェット26を時計方向に回動させると、フック25によるストライカ15(前後部15b)の把持が開放される(図3(A))。しかし、ロック突起28cがストライカ15(前後部15b)の通過経路(ストライカ拘束位置)に位置しているので、前方フード12を開放することはできない。操作者が操作腕28b(操作平面部28b1)を介してセカンダリラッチ28をアンロック位置に回動させることで、ロック突起28cがストライカ15(前後部15b)の通過経路(ストライカ拘束位置)から外れてストライカ開放位置に移動し、初めて前方フード12の開放ができる(図3(B))。
以上の実施形態によれば、ラチェット26とセカンダリラッチ28を回動付勢する付勢部材として引張りコイルに代えてねじりコイルばね30を使用したので、平面的な専有面積が小さくても大きな付勢力が得られ、フードラッチ装置(ラッチ機構20)の小型化が可能になった。
また、図示実施形態では、車両前後方向から見たとき、ストライカ進入溝22の中心延長線22cの左右の領域の一方の領域内に、ねじりコイルばね30のコイル部30a、ラチェット係止脚30b及びセカンダリラッチ係止脚30cの全てが位置しているので、フードラッチ装置(ラッチ機構20)の小型化が可能になった。また、その結果、ストライカ進入溝22の中心延長線22cの左右領域の他方の領域にロック状態検知スイッチ31を配置することができた。尤も、ねじりコイルばね30の一部、例えばセカンダリラッチ係止脚30cの先端一部を、ストライカ進入溝22の中心延長線22cの左右領域の他方の領域内に延長して配置の自由度を選択することも可能である。
図7は、ねじりコイルばね30のセカンダリラッチ係止脚30cより前方に、ラチェット26の干渉防止板部26eを形成した実施形態である。
ねじりコイルばね30のコイル部30aは、以上の実施形態のように、ラチェット26の軸24に嵌めるのが実際的であるが、セカンダリラッチ28の軸27を長軸としてこれに嵌めることも可能である。
以上の実施形態では前方エンジンルーム11を開閉する前方フード12のフードラッチ装置に適用したが、本発明のフードラッチ装置はボンネットあるいはトランクなどに適用することができる。
10 乗用車
11 前方エンジンルーム
12 前方フード
13 軸
14 車両ボディ
14 固定部材
15 ストライカ
15a 一対の縦部
15b 前後部
20 ラッチ機構
21 ベースプレート
21a 平板部
21b 縦壁
21c 固定壁
21d 固定ねじ挿入穴
21e 円弧状長孔
22 ストライカ進入溝
22c 中心延長線
23 24 27 軸
25 フック
25a ストライカ把持溝
25b ロック突起
25c ねじりコイルばね
25c1 コイル部
25c2 25c3 脚部
25d 検知突起
25s ストッパ面
26 ラチェット
26a ロック板部
26b 先端係止爪
26c 操作ワイヤ係止腕
26d ばね係止腕
26e 干渉防止板部
26e1 干渉防止舌片
28 セカンダリラッチ
28a ロック腕
28b 操作腕
28c ロック突起
28c1 上面傾斜面
28d ばね掛け腕
29 補助ストライカ受け
30 ねじりコイルばね
30a コイル部
30b ラチェット係止脚(脚部)
30c セカンダリラッチ係止脚(脚部)
31 ロック状態検知スイッチ

Claims (6)

  1. 開閉可能としたフードと車両ボディの一方と他方に、ストライカと、このストライカを把持開放するラッチ機構を設けたフードラッチ装置の上記ラッチ機構であって、
    ストライカ進入溝を有するベースプレートと、
    このベースプレートに枢着した、上記ストライカを把持開放するフック及びこのフックの回動を規制するラチェットと、
    常時はストライカの拘束位置にあり開放操作によってストライカの開放位置に移動するセカンダリラッチと、
    を有するラッチ機構において、
    単一のねじりコイルばねによって、上記セカンダリラッチを上記ストライカ拘束位置方向に回動付勢し、上記ラチェットを上記フックとの噛合方向に回動付勢したことを特徴とするフードラッチ装置のラッチ機構。
  2. 請求項1記載のフードラッチ装置のラッチ機構において、
    上記ねじりコイルばねは、軸部に支持されるコイル部と、このコイル部の両端部からコイル部の径方向外方に突出する一対の脚部とを有し、
    上記一対の脚部の一方は上記セカンダリラッチに係止されるセカンダリラッチ係止脚であり、他方は上記ラチェットに係止されるラチェット係止脚であるフードラッチ装置のラッチ機構。
  3. 請求項2記載のフードラッチ装置のラッチ機構において、
    上記ラチェットと上記セカンダリラッチ係止脚は、上記ラチェットの回動軸方向の位置が異なっているフードラッチ装置のラッチ機構。
  4. 請求項3記載のフードラッチ装置のラッチ機構において、
    上記セカンダリラッチ係止脚は、上記ラチェットと上記ベースプレートの間に位置しているフードラッチ装置のラッチ機構。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のフードラッチ装置のラッチ機構において、
    上記ラチェットには、車両前後方向から見たとき、常時セカンダリラッチ係止脚とオーバラップする干渉防止板部が形成されているフードラッチ装置のラッチ機構。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項記載のフードラッチ装置のラッチ機構において、
    上記ねじりコイルばねのコイル部及び一対の脚部は、車両前後方向から見たとき、上記ストライカ進入溝の中心延長線に関して左右の一方の側に位置しているフードラッチ装置のラッチ機構。
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