JP7319317B2 - 車両用ロック装置 - Google Patents
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Description
また、本発明は、上記目的を達成するため、車両に設けられた開口部を開閉する蓋体を、閉状態でロックする車両用ロック装置であって、ストライカが進入する進入溝が形成されたベースと、前記ストライカを拘束する拘束位置及び、前記ストライカを解放し且つ前記ストライカの進入を受け入れる解放位置の間で揺動するラッチと、前記ラッチと係合して前記ラッチを前記拘束位置に保持するロックレバーと、第1のアーム部が前記ストライカに接触して前記ストライカを進入方向の後方に付勢すると共に、前記第1のアーム部が前記ラッチと係合して前記ラッチに対して前記解放位置への弾性力を付与するトーションバネと、を備え、前記トーションバネは、前記ストライカによって前記第1のアーム部が前記進入方向に押し下げられたとき、前記第1のアーム部と前記ラッチとの係合が解除され、前記第1のアーム部は、前記トーションバネの巻回部から引き出され、前記ラッチと係合するラッチ係合部と、前記ラッチ係合部の先端側に連なり、前記ストライカが接触するストライカ接触部と、を有していることを特徴とする車両用ロック装置を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、車両に設けられた開口部を開閉する蓋体を、閉状態でロックする車両用ロック装置であって、ストライカが進入する進入溝が形成されたベースと、前記ストライカを拘束する拘束位置及び、前記ストライカを解放し且つ前記ストライカの進入を受け入れる解放位置の間で揺動するラッチと、前記ラッチと係合して前記ラッチを前記拘束位置に保持するロックレバーと、第1のアーム部が前記ストライカに接触して前記ストライカを進入方向の後方に付勢すると共に、前記第1のアーム部が前記ラッチと係合して前記ラッチに対して前記解放位置への弾性力を付与するトーションバネと、を備え、前記トーションバネは、前記ストライカによって前記第1のアーム部が前記進入方向に押し下げられたとき、前記第1のアーム部と前記ラッチとの係合が解除され、前記ラッチは、前記ストライカが前記第1のアーム部を押し下げたときの前記第1のアーム部の回動方向の手前側において前記第1のアーム部と接触して前記第1のアーム部と係合する被係合部を有することを特徴とする車両用ロック装置を提供する。
図1に示すように、車両用ロック装置1は、ストライカSが進入する進入溝22が形成されたベース11と、ベース11の前面右側において揺動自在に支持され、ストライカSを拘束するフック状のラッチ12と、ベース11の前面左側において揺動自在に支持され、ラッチ12をロックするロックレバー13(ポール)と、ラッチ12の前側に隣接して配設され、ストライカSを進入方向D後方に押し上げるトーションバネ14と、を備えている。ラッチ12は、揺動軸を成すラッチピン15によって、ベース11に対し、ストライカSを拘束する拘束位置A1(図1(b)参照)と、ストライカSを解放すると共にストライカSの進入を受け入れる解放位置A2(図1(a)参照)と、の間で揺動自在に支持されている。また、ロックレバー13は、揺動軸を成すロックピン16によって、ベース11に対し、ラッチ12を拘束位置A1でロックするロック位置B1(図1(b)参照)と、ラッチ12のロックを解除するアンロック位置B2(図6(a)参照)と、の間で揺動自在に支持されている。
次に図4乃至図6を参照して、車両用ロック装置1におけるフード閉動作(フード閉塞方法)及びフード開動作(フード開放方法)について説明する。なお、図4乃至図6では、ストライカSにおける図中手前側の腕部S2を省略するものとする。
以上、上記実施形態の構成によれば、第1のアーム部52がストライカSと接触すると共にラッチ12と係合するトーションバネ14を有し、ストライカSによって第1のアーム部52が押し下げられたとき、ラッチ12とトーションバネ14との係合が解除される構成であるため、トーションバネ14によってストライカSを介してフードを押し上げるときや、トーションバネ14に抗してフードを押し下げるとき、ラッチ12とトーションバネ14とが係合しない。そのため、当該フードの押上げ時及び押下げ時において、ラッチ12とトーションバネ14との係合部分で摺動抵抗が生じることがなく、フードの押上げ力及び押下げ力が損失するのを抑制することができる。これにより、フードを押し上げるとき(フード開時)に必要な力や、フードを押し下げるとき(フード閉時)に必要な力を少なくすることができる。特に、フードを押し上げるときに必要な力が少なくなることで、バネ力(弾性力、バネ定数)が小さい小型のトーションバネ14を選択することができる。そのため、車両用ロック装置1の軽量化や小型化、コストダウンを図ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記した実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
Claims (3)
- 車両に設けられた開口部を開閉する蓋体を、閉状態でロックする車両用ロック装置であって、
ストライカが進入する進入溝が形成されたベースと、
前記ストライカを拘束する拘束位置及び、前記ストライカを解放し且つ前記ストライカの進入を受け入れる解放位置の間で揺動するラッチと、
前記ラッチと係合して前記ラッチを前記拘束位置に保持するロックレバーと、
第1のアーム部が前記ストライカに接触して前記ストライカを進入方向の後方に付勢すると共に、前記第1のアーム部が前記ラッチと係合して前記ラッチに対して前記解放位置への弾性力を付与するトーションバネと、を備え、
前記トーションバネは、前記ストライカによって前記第1のアーム部が前記進入方向に押し下げられたとき、前記第1のアーム部と前記ラッチとの係合が解除され、
前記ロックレバーは、前記ラッチを前記拘束位置で保持するロック位置及び、前記ラッチの保持を解放するアンロック位置の間で揺動し、
前記トーションバネは、第2のアーム部が前記ロックレバーと係合して前記ロックレバーを前記ロック位置に付勢することを特徴とする車両用ロック装置。 - 車両に設けられた開口部を開閉する蓋体を、閉状態でロックする車両用ロック装置であって、
ストライカが進入する進入溝が形成されたベースと、
前記ストライカを拘束する拘束位置及び、前記ストライカを解放し且つ前記ストライカの進入を受け入れる解放位置の間で揺動するラッチと、
前記ラッチと係合して前記ラッチを前記拘束位置に保持するロックレバーと、
第1のアーム部が前記ストライカに接触して前記ストライカを進入方向の後方に付勢すると共に、前記第1のアーム部が前記ラッチと係合して前記ラッチに対して前記解放位置への弾性力を付与するトーションバネと、を備え、
前記トーションバネは、前記ストライカによって前記第1のアーム部が前記進入方向に押し下げられたとき、前記第1のアーム部と前記ラッチとの係合が解除され、
前記第1のアーム部は、
前記トーションバネの巻回部から引き出され、前記ラッチと係合するラッチ係合部と、
前記ラッチ係合部の先端側に連なり、前記ストライカが接触するストライカ接触部と、を有していることを特徴とする車両用ロック装置。 - 車両に設けられた開口部を開閉する蓋体を、閉状態でロックする車両用ロック装置であって、
ストライカが進入する進入溝が形成されたベースと、
前記ストライカを拘束する拘束位置及び、前記ストライカを解放し且つ前記ストライカの進入を受け入れる解放位置の間で揺動するラッチと、
前記ラッチと係合して前記ラッチを前記拘束位置に保持するロックレバーと、
第1のアーム部が前記ストライカに接触して前記ストライカを進入方向の後方に付勢すると共に、前記第1のアーム部が前記ラッチと係合して前記ラッチに対して前記解放位置への弾性力を付与するトーションバネと、を備え、
前記トーションバネは、前記ストライカによって前記第1のアーム部が前記進入方向に押し下げられたとき、前記第1のアーム部と前記ラッチとの係合が解除され、
前記ラッチは、前記ストライカが前記第1のアーム部を押し下げたときの前記第1のアーム部の回動方向の手前側において前記第1のアーム部と接触して前記第1のアーム部と係合する被係合部を有することを特徴とする車両用ロック装置。
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