JP2020165086A - 車両用ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタに対するケーブルの挿抜作業が容易な車両用ロック装置を提供する。【解決手段】車両用フードロック装置100は、板状の基部10を有するベース1と、ベース1の基部に回動可能に取り付けられたラッチ2と、ラッチ2の拘束位置X及び解放位置Yを検出するためのスイッチ7と、を備え、スイッチ7は、検出信号を送信するためのケーブル900が接続されるコネクタ70を有し、スイッチ7は、ベース1の外縁部に取り付けられ、基部10の板厚方向に沿って見た場合に、少なくとも、コネクタ70がベース1と重ならない位置に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ロック装置に関する。
従来の技術として、車両の開口部を開閉するフードの開状態及び閉状態を検知するためのスイッチであって、コネクタを有するスイッチを備えた車両用ロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用ロック装置は、蓋部材としてのフードをロックするフードロック装置であり、板状のベース(取付部材)と、ストライカを拘束する拘束位置及びストライカを解放する解放位置との間を回動するラッチ(フォーク)と、電気ケーブルが接続されるコネクタ(ケース)を有するスイッチ(ロータリースイッチ)と、を備えている。コネクタは、ラッチの回転軸上に配置され、かつ、ラッチから離れる側に開口して、ベースに取り付けられている。
特開2009−84994号公報
特許文献1に記載の車両用ロック装置において、例えば、スイッチの動作確認や、修理点検の際にコネクタにケーブルを挿抜することがある。しかし、車両用フードロック装置はエンジンルーム周辺の限られたスペースに固定されているので、ケーブルを挿抜する際に、ケーブルとロック装置の部品あるいは周辺部品と干渉してしまい、作業性において改善の余地があった。
そこで、本発明では、コネクタに対するケーブルの挿抜作業が容易な車両用ロック装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、板状の基部を有するベースと、前記ベースの前記基部に取り付けられて、ストライカを拘束する拘束位置及び前記ストライカを解放する解放位置との間を回動するラッチと、前記ラッチの前記拘束位置及び前記解放位置を検出するためのスイッチと、を備え、前記スイッチは、検出信号を送信するためのケーブルが接続されるコネクタを有し、前記スイッチは、前記ベースの外縁部に取り付けられ、前記基部の板厚方向に沿って見た場合に、少なくとも、前記コネクタが前記ベースと重ならない位置に設けられている、車両用ロック装置を提供する。
本発明に係る車両用ロック装置によれば、コネクタに対するケーブルの挿抜作業が容易である。
図1は、第1の実施の形態に係る車両用フードロック装置が車体に固定された状態を示す説明図である。 図2(a)は、車両用フードロック装置の構成を示す斜視図であり、図2(b)は、スイッチが取り外された車両用フードロック装置の構成を示す斜視図である。 図3(a)〜(d)は、車両用フードロック装置の構成を示す平面図である。 図4(a)〜(d)は、スイッチの構成を示す平面図である。 図5は、ラッチ及びスイッチの動作を示す説明図である。 図6(a)は、第2の実施の形態に係る車両用フードロック装置の構成を示す斜視図であり、図6(b)は、第2の実施の形態に係るスイッチが取り外された車両用フードロック装置の構成を示す斜視図である。 図7は、第2の実施の形態に係る車両用フードロック装置の構成を示す背面図である。 図8(a)は、第3の実施の形態に係る車両用フードロック装置の構成を示す斜視図であり、図8(b)は、第3の実施の形態に係るスイッチが取り外された車両用フードロック装置の構成を示す斜視図である。 図9(a)は、第4の実施の形態に係る車両用フードロック装置の構成を示す斜視図であり、図9(b)は、第4の実施の形態に係るスイッチが取り外された車両用フードロック装置の構成を示す斜視図である。
[第1の実施の形態]
本実施の形態に係る車両用ロック装置として車両用フードロック装置100を例に説明する。車両用フードロック装置100は、例えば、車両9の車体90に形成されたエンジンルーム等の開口部を開閉するフードを閉鎖位置でロック及びアンロックする。
図1は、第1の実施の形態に係る車両用フードロック装置が車体に固定された状態を示す説明図である。図1では、車両9を鉛直方向の上から下へ見下ろした場合の車両前方側におけるエンジンルーム及びその周辺部を示している。
図1に示すように、車両9の車体90におけるエンジンルームの車両前方側には、ラジエータ91を支持するためのラジエータサポート92が搭載されている。本実施の形態に係る車両用フードロック装置100は、車体90の前方側に設けられたフロントバンパー93と、ラジエータサポート92との間に位置し、ラジエータサポート92に形成された凹部92aに固定されている。なお、図1に示すラジエータサポート92及びフロントバンパー93の形状及び配置に関してはあくまで一例であり、エンジンルーム周辺の構造はこれに限定されない。
(車両用フードロック装置の全体構成)
図2(a)は、車両用フードロック装置100の構成を示す斜視図であり、図2(b)は、スイッチ7が取り外された車両用フードロック装置100の構成を示す斜視図である。図3は、車両用フードロック装置100の構成を示す平面図であり、(a)は正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は背面図であり、(d)は底面図である。なお、図2及び図3に示される車両用フードロック装置100は、図略のストライカを拘束したロック状態を示し、車両用フードロック装置100のアンロック状態におけるラッチ2を二点鎖線で示している。
車両用フードロック装置100は、図略のストライカが進入する進入溝10aが形成された板状のベース1と、ベース1に取り付けられ、ストライカを拘束する拘束位置Xとストライカを解放する解放位置Y(二点鎖線で示す)との間を回動するラッチ2と、ラッチ2に対して解放位置Yの方向の弾性力を発生するトーションバネ3と、ラッチ2を拘束位置Xに保持するロックレバー4と、操作者の操作によって回動されるセフティレバー5と、セフティレバー5を所定の方向に付勢するコイルバネ6と、ラッチ2の拘束位置X及び解放位置Yを検出するためのスイッチ7と、を備えている。
ベース1は、例えば金属製の部材であり、前述の進入溝10aが形成された板状の基部10と、基部10の左右両端に設けられた第1及び第2側部11,12と、車体90に固定される第1及び第2固定片13,14と、を一体に有している。
基部10には、ラッチ2、ロックレバー4、及びセフティレバー5が、それぞれ回動可能に取り付けられている。また、ベース1の端部としての基部10の下端には、図2(b)に示すように、スイッチ7を支持する支持片15が形成されている。支持片15は、基部10の板厚方向に沿って見た形状が略矩形状であり、基部10の下端から下方向に延伸して形成されている。支持片15の中心部には、板厚方向に貫通した貫通孔15aが形成されている。
第1側部11は、基部10の右端部(図3(a)における右側の端部)から基部10の板厚方向に張り出して形成されている。第2側部12は、基部10の左端部(図3(a)における左側の端部)から基部10の板厚方向に張り出して形成されている。
第1及び第2固定片13,14には、ベース1を車体90に固定するための固定部材が取り付けられる取付穴13a,14aが形成されている。
図3(d)に示すように、第1固定片13は、ラジエータサポート92の端面92bに接触する固定面13bを有している。同様に、第2固定片14は、ラジエータサポート92の端面92bに接触する第2固定面14bを有している。
ラッチ2及びロックレバー4は、ラジエータサポート92の端面92bと対向する基部10の対向面側に取り付けられている。セフティレバー5は、ラジエータサポート92の端面92bと対向する基部10の対向面とは反対側の面に取り付けられている。
ラッチ2及びロックレバー4、及びトーションバネ3は、ベース1における基部10とラジエータサポート92との間に挟まれた空間10cに配置されている。
図3(b)及び(d)に示すように、スイッチ7のコネクタ70は、基部10の板厚方向(車両9の前後方向)において、基部10と第1及び第2固定片13,14との間に位置している。
ラッチ2は、基部10に対して回転軸Oを中心として回動可能に支持されている。また、ラッチ2には、拘束位置Xにおいて、ストライカを拘束する拘束溝2aが形成されている。ラッチ2の回転軸O上には、トーションバネ3が取り付けられている。
トーションバネ3の一端31は、ラッチ2に形成されたバネ孔2b(後述する図5に示す)に連結し、他端32は、後述するロックレバー4のバネ連結部41に連結されている。トーションバネ3は、ラッチ2に対して解放位置Yの方向(図3(c)における反時計回り方向)の弾性力を付与すると共に、ロックレバー4に対して図3(c)における時計回り方向の弾性力を付与している。
ロックレバー4は、上下に延びる板状の部材であり、基部10に対して回転軸O(後述する図5に示す)を中心として回動可能に支持されている。ロックレバー4には、トーションバネ3の他端32が連結されるバネ連結部41が設けられている。
ロックレバー4の下端には、ロック状態を解除するための解除ケーブル8の一端が連結されるケーブル接続部42が設けられている。この解除ケーブル8の他端は、車室内に設けられた解除レバーに連結されており、操作者が解除レバーを操作すると、解除ケーブル8が図3(c)における右方向に移動して、ロックレバー4が反時計回り方向に回動する。
セフティレバー5は、基部10に対して回転可能に支持される本体部50と、本体部50から上方向に延びた腕部51と、腕部51の先端に設けられてストライカと係合可能な係合部52と、セフティレバー5を操作するための操作部53と、を一体に有している。
セフティレバー5は、回転軸Oを中心として回動可能に設けられている。また、セフティレバー5には、コイルバネ6の一端が係止するバネ係止部54が設けられている。コイルバネ6の他端は、ベース1における基部10に連結され、セフティレバー5に対して図3(a)における時計回り方向の弾性力を付与している。
次にスイッチ7の構成について図2乃至図5を参照して説明する。図4は、スイッチ7の構成を示す平面図であり、(a)は、上面図であり、(b)は正面図であり、(c)は底面図であり、(d)は右側面図である。図5は、スイッチ7の動作を示す説明図である。図5では、解放位置Yにあるラッチ2を二点鎖線で示している。
スイッチ7は、検出信号を送信するためのケーブル900(図3において二点鎖線で示す)が接続される接続口70aが形成されたコネクタ70と、基部10の支持片15に支持される被支持部71と、被支持部71から上側に延在する延在部72と、延在部72の上面に取り付けられたボタン部73と、ボタン部73を押圧する板バネ74と、を有している。
スイッチ7は、ベース1の外縁部に取り付けられ、基部10の板厚方向に沿って見た場合に、コネクタ70がベース1と重ならない位置に設けられている(図3(a)及び(b)参照)。さらに言えば、スイッチ7のコネクタ70は、基部10の進入溝10aの中心軸を対称軸とした左右方向(車両9の車幅方向)における片側(図3(a)における右側)における下端に位置している。ここで、基部10の板厚方向に沿って見た場合に、コネクタ70がベース1の基部10と重ならない位置に設けられていればよく、ベース1のその他の部分と重なる位置に設けられていてもよい。
ベース1にスイッチ7が取り付けられた状態において、コネクタ70の接続口70aは、車両の車幅方向の一側(本実施の形態では図3(a)における右側)に開口している。コネクタ70の接続口70aは、基部10の板厚方向と交差する方向に開口していればよく、例えば接続口70aが下方に開口していてもよい。
図3(a)及び(d)に示すように、ケーブル900は、その端部がコネクタ70の接続口70aに嵌合する。したがって、ケーブル900をコネクタ70に接続する際には、ケーブル900を車両9の車幅方向に沿って移動させる。つまり、ケーブル900の挿抜方向(矢印B方向)は、基部10の板厚方向と交差する。なお、ケーブル900はコネクタ70に接続されるだけでなく、例えば、スイッチ7の動作試験あるいは修理点検の場合などにコネクタ70から引き抜かれることがある。
図2(b)に示すように、スイッチ7をベース1に取り付ける際には、支持片15の延伸方向(図2(b)における矢印A方向)に沿ってスライドして、スイッチ7を支持片15の貫通孔15aに係止爪710を係止させることにより、ベース1に取り付けられる。なお、支持片15は、第1及び第2側部11,12の何れか一方に形成されていてもよく、支持片15は、第1及び第2側部11,12の何れか一方の一部を切り起こして、車両9の車幅方向に延伸して形成されていてもよい。
本実施の形態では、図2(b)及び図3(a)に示すように、スイッチ7のコネクタ70に対するケーブル900の挿抜方向と、スイッチ7のベース1に対する取付方向とが交差している。つまり、ケーブル900の挿抜方向が、基部10の板厚方向と交差するように、スイッチ7のコネクタ70がベース1に取り付けられている。
スイッチ7の被支持部71には、支持片15の貫通孔15aに係止する係止爪710が形成されている。係止爪710は、ケーブル900の挿抜方向に交差する方向であって、下側に延びている。
また、被支持部71には、ベース1の支持片15が嵌合する嵌合穴71aが形成されている。スイッチ7をベース1に取り付ける際には、支持片15を被支持部71の嵌合穴71aにスライドさせて嵌合させる。つまり、スイッチ7は、支持片15の延伸方向に沿ってスライドして、ベース1に取り付けられる。
スイッチ7の延在部72の上面72aは、車両9の車幅方向(紙面の左右方向)のロックレバー4に近づくほど下方に傾く傾斜面である。ボタン部73は、この傾斜面上に配置されており、ラッチ2の拘束位置Xにおいて、板バネ74に接触して押圧されている。
コネクタ70とボタン部73との間には、第1乃至第3の端子7a〜7cが配置されている(図3(c)に示す)。第1の端子7aは例えば信号線であり、第2の端子7bは例えば電源線であり、第3の端子7cは例えばアース線である。延在部72は、第1乃至第3の端子7a〜7cを接続口70aからボタン部73まで導出している。
板バネ74は、長板状であり、延在部72のその一端74aが延在部72の上面72aに固定され、その他端74bは延在部72の上面72aから離れている。板バネ74は、一端74aから長手方向に沿って遠ざかるほど、他端74bが延在部72の上面72aからの距離が大きくなるように傾斜している。また、板バネ74の他端74bは、ラッチ2の回転軸Oに沿って見た形状が、ラッチ2側に凸となるように湾曲した円弧状である。なお、板バネ74は、自然状態において、他端74bがボタン部73から離れている。
次に、スイッチ7の動作について図5を参照して説明する。図5は、スイッチ7の動作を示す説明図である。
ロックレバー4は、回転中心Oを含む長板部40と、長板部40の上端側に設けられた前述のバネ連結部41と、長板部40の下端側に設けられて解除ケーブル8(図3(c)に示す)の先端が係止されるケーブル連結部42と、を一体に有している。また、ロックレバー4には、拘束位置Xにあるラッチ2に係合する係合部40aが設けられている。
スイッチ7のボタン部73は、ラッチ2の回動に伴って押圧状態(オン状態)と非押圧状態(オフ状態)とが切り替わる。本実施の形態では、ラッチ2が拘束位置Xにあるときは、ボタン部73は板バネ74に押圧されてオン状態となる。ただし、ラッチ2の位置とボタン部73のオン状態及びオフ状態との対応関係はこれに限定されず、例えばラッチ2が拘束位置Xにあるときにボタン部73がオフ状態となるようにしてもよい。
より詳細には、ラッチ2が拘束位置Xにあるときには、ロックレバー4の係合部40aがラッチ2の被係合部2cに係合しているので、ラッチ2が拘束位置Xに保持されている。この際、板バネ74の他端74bは、ラッチ2に形成された押圧部2dによって押圧されており、ボタン部73はオン状態である。
解除ケーブル8の操作によってロックレバー4が回転軸Oを中心に反時計回り方向に回転すると、ラッチ2とロックレバー4との係合が解除されてラッチ2がトーションバネ3の弾性力によってラッチ2が拘束位置Xから解放位置Yの方向に回動する。
そうすると、ラッチ2の押圧部2dが板バネ74を押圧しない位置に移動するので、板バネ74の他端74bが延在部72の上面72aから遠ざかるように弾性変形する。これにより、スイッチ7のボタン部73がオフ状態となる。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態によれば、以下の作用及び効果を得ることができる。
(1)本実施の形態では、スイッチ7がベース1の外縁部に取り付けられ、基部10の板厚方向に沿って見た場合に、コネクタ70がベース1と重ならない位置に設けられているので、コネクタ70に対するケーブル900の挿抜作業が容易である。例えば、特許文献1に記載のフードロック装置の場合には、コネクタがラッチの回転軸上に配置されているので、ケーブル900をコネクタに挿抜する際にラッチ2あるいはベースまたは、車体の一部あるいは車体に取り付けられている部品が作業者の手やケーブル900に当たってしまうことがある。これに対して、本実施の形態では、コネクタ70がベース1の外縁に位置しているので、ケーブル900をコネクタ70に挿抜しやすい。
(2)本実施の形態では、スイッチ7のコネクタ70に対するケーブル900の挿抜方向が、ベース1における基部10の板厚方向と交差するように、スイッチ7が取り付けられている。これにより、ベース1に対するスイッチ7の取付方向とスイッチ7のコネクタ70にケーブル900を挿抜する方向とが異なるので、ケーブル900のコネクタ70に対する挿抜に伴って、スイッチ7が外れることが防止される。例えば、特許文献1に記載のフードロック装置のようにコネクタの取付方向とベースの板厚方向が同方向である場合には、ケーブルを抜く際にコネクタに取付方向と同方向の力が働くため、コネクタの抜け防止のための部品が必要となる他、コネクタにガタが生じやすく、コネクタが抜けてしまうおそれがある。本実施の形態では、挿抜方向と交差する方向に延伸する支持片15によって、その延伸方向に沿って支持片15がスイッチ7の被支持部71の嵌合穴71aに収容されているので、スイッチ7のガタや外れが防止されている。
(3)本実施の形態によれば、コネクタ70の接続口70aが、基部10の板厚方向と交差する方向に開口しているので、ケーブル900を挿抜する作業がし易い。図1に示すように、車両用フードロック装置100が固定されるスペースは限られており、特に車両9の前後方向(基部10の板厚方向)の空間は狭い場合には、特許文献1に記載のものではコネクタの開口が車両前後方向に開口しているのでケーブルを接続しづらい。本実施の形態では、ケーブル900をコネクタ70に挿抜する際には、車両9の車幅方向に沿ってケーブル900を移動させることにより、コネクタ70にケーブル900を接続できる。
(4)本実施の形態によれば、ベース1には、ベース1の下端から延伸してスイッチ7を支持する支持片15が形成されているので、スイッチ7をベース1に取り付ける際に支持片15の視認性がよい。これにより、スイッチ7の取付性が向上される。
(5)本実施の形態によれば、スイッチ7は、支持片15の延伸方向に沿ってスライドしてベース1に取り付けられるので、スイッチ7のベース1に対する取付が容易である。
(6)本実施の形態によれば、スイッチ7の被支持部71には、ベース1の支持片15に形成された貫通孔15aに係止する係止爪710が形成されているので、スイッチ7のベース1に対する取付強度が向上する。なお、貫通孔15aは、ベース1の基部10に形成されていてもよい。
(7)スイッチ7のコネクタ70は、基部10の板厚方向(車両9の前後方向)において、基部10と第1及び第2固定片13,14との間に位置しているので、特許文献1に記載のフードロック装置のようにコネクタが板厚方向に沿って開口している場合に比較して、基部10の板厚方向における寸法を小さくできる。つまり、車両用フードロック装置100の薄型化が可能である。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る車両用フードロック装置100について図6及び図7を参照して説明する。第2の実施の形態に係る車両用フードロック装置100は、そのスイッチ7Aの構成及びスイッチ7Aのベース1に対する取付構造が第1の実施の形態と異なる。
以下の第2の実施形態についての説明では、第1の実施の形態と共通する構成及び動作については説明を省略し、第1の実施の形態との異なる点について重点的に説明する。また、第2の実施の形態において、第1の実施の形態について説明したものと共通する機能を有する構成要素については、同一の又は対応する符号及び名称を付してその説明を省略する。
図6(a)は、第2の実施の形態に係る車両用フードロック装置100の構成を示す斜視図であり、図6(b)は、第2の実施の形態に係るスイッチ7Aが取り外された車両用フードロック装置100の構成を示す斜視図である。図7は、第2の実施の形態に係る車両用フードロック装置100の構成を示す背面図である。
スイッチ7Aは、コネクタ70と、基部10の支持片15に支持される被支持部75と、被支持部75の上面に取り付けられたボタン部73と、ボタン部73を押圧する板バネ74と、を有している。
スイッチ7Aの被支持部75には、支持片15の貫通孔15aに係止する第1及び第2係止部751,752と、基部10に形成された貫通孔10bに係止する第3係止部753とを有している。第2係止部752は被支持部75の下端側に位置し、第3係止部は被支持部75の上端側に位置し、第1係止部751は、第2及び第3係止部752,753の間に位置している。
図7に示すように、スイッチ7Aの被支持部75は、サブプレート18によって支持されている。スイッチ7Aの被支持部75の背面には、サブプレート18に支持される突起が形成されている。これにより、スイッチ7Aのベース1に対する取付強度が向上して、スイッチ7Aのベース1からの外れが防止されている。
スイッチ7Aは、ベース1の外縁部に取り付けられ、基部10の板厚方向に沿って見た場合に、コネクタ70がベース1と重ならない位置に設けられている。コネクタ70に対するケーブル900の挿抜方向が、ベース1における基部10の板厚方向と交差するように、コネクタ70が取り付けられている。コネクタ70の接続口70aが、基部10の板厚方向と交差する方向に開口している。
ベース1には、ベース1の下端から延伸してスイッチ7Aを支持する支持片15が形成されているので、スイッチ7Aをベース1に取り付ける際に支持片15の視認性がよい。
スイッチ7Aの被支持部75には、ベース1に係止する複数の係止部として第1乃至第3係止部751〜753が形成されているので、スイッチ7Aのベース1に対する取付強度が向上する。
以上より、第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態に係る車両用フードロック装置100について図8を参照して説明する。第3の実施の形態に係る車両用フードロック装置100は、そのスイッチ7Bの構成及びベース1の支持片の構成が第1の実施の形態と異なる。
以下の第3の実施形態についての説明では、第1の実施の形態と共通する構成及び動作については説明を省略し、第1の実施の形態との異なる点について重点的に説明する。また、第3の実施の形態において、第1の実施の形態について説明したものと共通する機能を有する構成要素については、同一の又は対応する符号及び名称を付してその説明を省略する。
ベース1の基部10の下端には、スイッチ7Bを支持する第1及び第2支持片16,17が形成されている。第1及び第2支持片16,17は、基部10の下端から下方向に延伸して形成されている。
スイッチ7Bは、コネクタ70と、基部10の第1及び第2支持片16,17に支持される被支持部76と、被支持部76の上面に取り付けられたボタン部73と、ボタン部73を押圧する板バネ74とを有している。
スイッチ7Bの被支持部76には、基部10の貫通孔10bに係止する一対の係止爪763が形成されている。また、被支持部76には、第1支持片16が挿入される挿入穴761aが形成された第1挿入部761と、第2支持片17が挿入される挿入穴762aが形成された第2挿入部762と、が形成されている。
スイッチ7Bをベース1に取り付ける際には、第1及び第2支持片16,17の延伸方向に沿ってスイッチ7Bをスライドさせ、ベース1の第1及び第2支持片16,17をスイッチ7Bの第1及び第2挿入部761,762に挿入することによりベース1に取り付けられるので、取付作業が容易である。
ベース1には、ベース1の下端から延伸してスイッチ7Bを支持する第1及び第2支持片16,17が形成されているので、スイッチ7Bをベース1に取り付ける際に第1及び第2支持片16,17の視認性がよい。
スイッチ7Bは、ベース1の外縁部に取り付けられ、基部10の板厚方向に沿って見た場合に、コネクタ70がベース1と重ならない位置に設けられている。コネクタ70に対するケーブル900の挿抜方向が、ベース1における基部10の板厚方向と交差するように、コネクタ70が取り付けられている。コネクタ70の接続口70aが、基部10の板厚方向と交差する方向に開口している。
以上より、第3の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態に係る車両用フードロック装置100について図9を参照して説明する。第4の実施の形態に係る車両用フードロック装置100は、そのスイッチ7Cの構成が第3の実施の形態と異なる。
以下の第4の実施形態についての説明では、第3の実施の形態と共通する構成及び動作については説明を省略し、第3の実施の形態との異なる点について重点的に説明する。また、第4の実施の形態において、第1の実施の形態について説明したものと共通する機能を有する構成要素については、同一の又は対応する符号及び名称を付してその説明を省略する。
スイッチ7Cは、コネクタ70と、基部10の第1及び第2支持片16,17に支持される被支持部77と、被支持部77から上側に延在する延在部78と、延在部78の上面に取り付けられたボタン部73と、ボタン部73を押圧する板バネ74とを有している。
被支持部77には、第1及び第2支持片16,17を収容可能な収容孔77aが形成されている。また、被支持部77には、コイルバネ6の他端が連結されるバネ係止部770が突出して設けられている。延在部78には、基部10の貫通孔10bに係止する一対の係止爪780が形成されている。
スイッチ7Cをベース1に取り付ける際には、第1及び第2支持片16,17の延伸方向に沿ってスイッチ7Cをスライドさせ、ベース1の第1及び第2支持片16,17をスイッチ7Cの被支持部77の収容孔77aに挿入することによりベース1に取り付けられるので、取付作業が容易である。
ベース1には、ベース1の下端から延伸してスイッチ7Cを支持する第1及び第2支持片16,17が形成されているので、スイッチ7Cをベース1に取り付ける際に第1及び第2支持片16,17の視認性がよい。
スイッチ7Cは、ベース1の外縁部に取り付けられ、基部10の板厚方向に沿って見た場合に、コネクタ70がベース1と重ならない位置に設けられている。コネクタ70に対するケーブル900の挿抜方向が、ベース1における基部10の板厚方向と交差するように、コネクタ70が取り付けられている。コネクタ70の接続口70aが、基部10の板厚方向と交差する方向に開口している。
以上より、第4の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。以上、第1乃至第4の実施の形態において、車両用ロック装置として車両用フードロック装置を例に説明したが、車両用ロック装置はこれに限られない。例えば、フード以外の車両の蓋としてのバックドア、サイドドア、フューエルリッド等のロック装置においても、本発明の車両用ロック装置に係るスイッチ7の取付構造を適用することが可能である。また、車両の蓋以外に用いるラッチを有する車両用ロック装置においても、スイッチ7の取付構造を適用することが可能である。例えばシートラッチ等である。これらの車両用ロック装置も限られたスペースに固定されるため、スイッチ7の取付構造を適用することで、第1乃至第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…ベース
2…ラッチ
4…ロックレバー
5…セフティレバー
6…コイルバネ
7,7A,7B,7C…スイッチ
9…車両
10…基部
15…支持片
15a…貫通孔
16…第1支持片
17…第2支持片
70…コネクタ
70a…接続口
71,75,76,77…被支持部
90…車体
100…車両用フードロック装置
710,763,780…係止爪
900…ケーブル

Claims (6)

  1. 板状の基部を有するベースと、
    前記ベースの前記基部に取り付けられて、ストライカを拘束する拘束位置及び前記ストライカを解放する解放位置との間を回動するラッチと、
    前記ラッチの前記拘束位置及び前記解放位置を検出するためのスイッチと、を備え、
    前記スイッチは、検出信号を送信するためのケーブルが接続されるコネクタを有し、
    前記スイッチは、前記ベースの外縁部に取り付けられ、
    前記基部の板厚方向に沿って見た場合に、少なくとも、前記コネクタが前記ベースと重ならない位置に設けられている、
    車両用ロック装置。
  2. 前記コネクタに対する前記ケーブルの挿抜方向が、前記ベースにおける前記基部の板厚方向と交差するように、前記スイッチが取り付けられている、
    請求項1に記載の車両用ロック装置。
  3. 前記コネクタの接続口が、前記基部の板厚方向と交差する方向に開口している、
    請求項1又は2に記載の車両用ロック装置。
  4. 前記ベースには、前記ベースの端部から延伸して前記スイッチを支持する支持片が形成されている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用ロック装置。
  5. 前記スイッチは、前記ベースの前記支持片に支持される被支持部を有し、
    前記スイッチは、前記支持片の延伸方向に沿ってスライドして、前記ベースに取り付けられる、
    請求項4に記載の車両用ロック装置。
  6. 前記スイッチの前記被支持部には、前記ベースの前記基部又は前記支持片に形成された貫通孔に係止する係止爪が形成されている、
    請求項5に記載の車両用ロック装置。
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