JPS58168772A - フ−ドのセカンダリロツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車用フードロック装置のうちセカンダ
リロック装置に関するものである。

一般に、自動車用フードロック装置にあっては、プライ
マリ（王）ロック機構とセカンダリ（剛）ロック機構の
二つのロック機１１１を備え１例えばプライマリロック
横溝がロン２解除するとリターンスプリング等によって
付勢されているセカンダリロック機構のラッチ本体のフ
ック部がフードインナパネルに形成された掛止部と係合
し、さらに手動によりラッチ本体と掛止部との保合を解
除してフードを開けるようにしている。しかしこのよう
なセカンダリロック機構は車体側にリターンスプリング
によ、す、掛止部との保合方向に付勢されつつラッチ本
体が回動固定されているため、このラッチ本体の枢支軸
に錆が発生したり、リターンスプリングが折損したりす
るとラッチ本体が回動不能になり、フード開時にフック
部が掛止部と係合せず、プライマリ機構が完全に作動し
ていない場曾には走行中不用意にフードが開いてしまい
、前方視界が遮断される可能性があり危険であった。

このλめ、従来、フード閉時の責合力をラッチ本体に伝
えて、ラッチ本体に形成され九フック部が掛止部と係合
しうる位置にラッチ本体を強制（ロ）動する技術が、各
槽提案されている。例えば、実公昭５５−３５３８２号
における考案は、セカンダリロックの掛止部に受片を形
成し、他方ラッチ本体にフード閉作動時、前記受片と衝
合し、ラッチ本体のフック部を掛止部と係合し得る位置
に強制回動させるための衝合片を形成する構成となって
いる。しかしながら、上記考案においても明らかなよう
に、従来のラッチ本体の強制回動機構にあっては、ラッ
チ本体の強制回動を受片あるいは衝合片等の追加部材を
介しておこなうため、部品点数、組付工数の増加により
原価コストが増加するという欠点がある。この発明は、
セカンダリラッチ本体の一端に形成され、セカンダリロ
ックの開操作には不可欠の手動操作部とフードインナパ
ネルとを衝合させ、フードの閉作動とともにラッチ本体
の他端に形成されたフック部が、フードインナパネルに
形成された掛止部と係合しうる位置にラッチ本体を強制
回動させる構成とすることにより、コスト上有利でしか
も確実なフードのセカンダリロック装置を提供すること
を目的としている。

以下、図面に示す実施例にもとついてこの発明を興体的
に説明する。第１図及び第２図は、この発明の一実施例
を示す図であり１図において、１は、プライマリロック
機構およびセカンダリロック機構からなるフードロック
装置を示し、２はボルトによ妙単体のラジェータコアサ
ポート上部（図示せず）に固定される前記ロック装置の
ベースプレートで、該ベースプレート２には、略Ｖ字形
状のセカンダリラッチ本体３が軸支５１されており、該
セカンダリラッチ本体３の一端には手動操作部４が、他
端にはフック部５がそれぞれ形成されている。６ａは、
フードインナパネル７に設けられ前記フック部５が遊嵌
する係合孔であり、この係合孔の縁部でフックｓ５と係
合する掛止部６を形成している、１８はベースプレート
２に軸支されるロッキングレバでその一端は、アウター
ケーシング２０１に被櫟され、フードオープナ−（図示
せず）に結合するインナ・ケーブル２ｏに連結されてお
り、中央部に設けられた爪部８１によって、　　　　　
１プライマリラツチｌＯをロック状態に固定している。

９はフードインナパネル１に固定され、プライマリラッ
チｌＯと係合するプライマリラッチストライカである。

又、ｌｉｔまプライマリロック解除時にプライマリラッ
チ１０をプライマリラッチストライカ９と係合可能位置
に保持するためのプライマリラッチリターンスプリング
、１２は、同じくセカンダリラッチ本体３を常時掛止ｓ
６方向に付勢するためのセカンダリラッチリターンスプ
リングである。このセカンダリラッチ本体３のベースプ
レート２上における軸支５１点および軸支５１点を中心
点とする手動操作部４とキャッチ部５との開度角は、第
１図に示すように、セカンダリラッチリターンスプリン
グ１２が正常に作動している場合ＫＦｉ第１図中一点鎖
線で示すようにセカンダリラッチ本体３の手動操作部４
は、フードインナパネル７と一定間隔ｊをもって保持さ
れるように設定されており、この場合にはフック部５は
掛止部６と噛合代すをもって保合可能となっている。

しかしながら、前述のようにリターンスプリング１２が
折損したりして上記のような正常状態にセカンダリラッ
チ本体３が復帰できないような場合にあっては、フード
閉作動時にフードインナパネル７と手動操作部４とが当
接し、フード閉作動にともなって、手動操作部４がフー
ドインナパネル７に押下げられてフードが全閉となった
状態にあっては、フック部５は掛止部６と噛合代ａをも
って保合可能な位置に保持されるように設定されている
。また、この際フードが若干のオーバーストロークを起
こした場合には、上記噛合代は更に大きくなる。

そして、このように保合可能な状態に保持されたフード
を開けるには、まず、プライマリロック機構を解除した
後、第２図に示すようにセカンダリロック機構の手動操
作部７を押上げてフック部５と掛止部６との係合を解除
してやればよい。

尚、ベースプレート２にセカンダリラッチ本体３の回転
範囲を規制するストッパーを上記ベースプレート２にエ
ンボス等して一体に、もしくは別部材を付加して設けて
もよい。

この発明は、以上述べたような構成作用を有するので、
特別な機能を有する部材あるいは、追加部材を要するこ
となく、構造が簡単で安価でありしかも確実にセカンダ
リロック機構を作動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本願発明に係るセカンダリロック装
置の作動説明図である。 ２・・・・・・・・・ペースプレート ３・・・・・・・・・ラッチ本体 ４・・・・・・・・・手動操作部 ５・・・・・・・・・フック部 ６・・・・・・・・・掛止部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フードインナパネルに設けられた掛止部と、車体側に軸
   支され、共動するフック部および手動操作部を有するラ
   ッチ本体とから成るフードのセカンダリロック装置にお
   いて、フード閉作動時に、フードインナパネルが上記手
   動操作部に衝合するとともに蚊閉作動にともなって上記
   ラッチ本体が強制回動させられ、フード全閉状態で、上
   記フック部と１紀掛止部とが係合する位置にラッチ本体
   が保持されるように構成されたことを特徴とするフード
   のセカンダリロック装置。