JPH0547224Y2 - - Google Patents

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JPH0547224Y2
JPH0547224Y2 JP4107889U JP4107889U JPH0547224Y2 JP H0547224 Y2 JPH0547224 Y2 JP H0547224Y2 JP 4107889 U JP4107889 U JP 4107889U JP 4107889 U JP4107889 U JP 4107889U JP H0547224 Y2 JPH0547224 Y2 JP H0547224Y2
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retainer plate
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panel
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のドアアウトサイドハンドル装置
に関し、特に組付時の誤差を良好に吸収できるド
アアウトサイドハンドル装置に関する。
[従来の技術] 考案者は先に、ハンドル本体の軽量化とコンパ
クト化が可能であるとともに取付け作業性にも優
れたドアアウトサイドハンドル装置を提案した。
その概略を第5図で説明すると、車両ドアの開放
端に近いアウタパネル6には皿状凹所61が形成
されて、この部分のパネル外面に沿つてハンドル
ケース1が固定してある。そして、該ハンドルケ
ース1には、一端をこれに軸支せしめて外方へ引
出し回動自在にハンドル体2が設けてある。
上記ハンドルケース1からは車両内方に向けて
リテーナ板3が突設され、その先端をドアインナ
パネル7にボルト71により締結してある。かく
して、ハンドルケース1のリテーナ板3をドアイ
ンナパネル7に締結したことにより、ハンドル体
操作時の荷重はインナパネルに伝達されてここで
確実に支持される。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記ハンドル装置において、上記リ
テーナ板3の長さl1と、インナおよびアウタの各
パネル6,7の間隔l2は、製造時や組立時の誤差
等により、これらを適正な値に設定することは困
難であり、例えば、l1が大きく、l2が小さい場合
には、ハンドルケース1がアウタパネル6より浮
くという問題を生じ、一方、l1が小さく、l2が大
きい場合には、ハンドルケース1に押されて上記
アウタパネル6に歪みを生じるという問題があ
る。
本考案は、かかる課題を解決するもので、組付
時に誤差があつても、ハンドルケースの浮きやア
ウタパネルの歪みを生じることがない車両のドア
アウトサイドハンドル装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の構成を図で説明すると、車両ドアパネ
ル6(第1図)に固定したハンドルケース1に外
方へ引出し回動自在にハンドル体2を設け、該ハ
ンドル体2の回動先端に連動するベルクランク4
を介してドアロツクの解除をなすアウトサイドハ
ンドル装置は、上記ハンドルケース1を車両ドア
のアウタパネル6外面に固定するとともに、上記
アウタパネル6に設けた開口62を介して車両ド
アのインナパネル7に対向するハンドルケース面
1aには、上記インナパネル7に向けて延びるリ
テーナ板3の基端31を保持して、車両上下方向
および車両前後方向への上記リテーナ板3の動き
を規制するとともに車両内外方への動きを所定範
囲内で許す保持部11,12(第2図)を形成
し、上記リテーナ板3はその先端32を上記イン
ナパネル7に固着するとともに、該リテーナ板3
に上記ベルクランク4を枢着支持せしめ、かつ、
ベルクランク4を当接せしめてその回転を規制す
るストツパ面3aを上記リテーナ板3に形成して
ある。
[作用] ハンドルケース1をアウタパネル6外面に固定
した状態で、上記ハンドルケース面1aとインナ
パネル7との対向間隔は組付時の誤差により変動
する。ここにおいて、上記リテーナ板3は車両内
外方への動きを所定範囲内で許されているから、
その先端32がインナパネル7面に当接するよう
に移動せしめられ、ここに固着される。
かくして、組付時の誤差等によりインナとアウ
タのパネル間隔l2が変動しても、リテーナ板3の
移動によりこれを吸収してその先端32を確実に
インナパネル7に固着でき、ハンドルケース1の
浮きやアウタパネル6の歪みを生じることはな
い。
固着された上記リテーナ板3にはベルクランク
4が支持され、これはハンドル体2の引出し回動
に連動して回転するが、一定以上の引出し量でス
トツパ面3aに当接して回転が規制される。そし
て、この時のハンドル操作力は上記ストツパ面3
aを介してリテーナ板3よりインナパネル7に伝
達され、該パネル7で受けられる。しかして、ハ
ンドルケース1には殆ど荷重が印加されず、その
肉厚を薄くできて、装置全体の軽量コンパクト化
が実現される。
[実施例] 第1図において、車両ドア端縁に近いアウタパ
ネル6は車両内方(図の下方)へ陥没する皿状凹
所61となつており、該凹所の外面にはハンドル
ケース1が配設されて、該ケース1には一端をこ
れに軸支して外方へ引出し回動自在(図中鎖線)
にハンドル体2が設けてある。上記ハンドルケー
ス1は一端をボルト73によりアウタパネル6に
固定し、他端はボルト72によりインナパネル7
に固定してある。
上記凹所61には開口62が形成され、この開
口62を介してハンドルケース1の背面1aが内
方のインナパネル7に対向している。なお、上記
開口62に近い凹所61面とインナパネル7の間
隔はl2となつている。
上記ハンドルケース1の背面には詳細を後述す
る保持壁11,12が形成され、これら保持壁1
1,12に基端31を保持せしめてリテーナ板3
がインナパネル7に向けて延び、その先端はボル
ト71によりインナパネル7に固着してある。ま
た、上記ハンドル体2の回動先端22はハンドル
ケース1の開口13を挿通してアウタパネル6内
方に位置し、その先端面からはインナパネル7に
向けて突片23が設けてある。
リテーナ板3およびそれの保持構造を第2図で
詳述すると、リテーナ板3は、基端31と先端3
2がそれぞれ反対方向へ直角に屈曲するZ状をな
し、上記基端31には端面と屈曲部に取付開口3
3,34が形成してある。また、上記取付開口3
4縁にバネ係止片35が、リテーナ板3の上側縁
にガイド片36がそれぞれ形成され、さらにリテ
ーナ板3の中央上縁に取付穴37、先端面にはネ
ジ穴38がそれぞれ設けてある。また、リテーナ
板の基端に近い下縁はストツパ面3aとなつてい
る。
上記各保持壁11,12は開口13に近いハン
ドルケース背面1aに形成してあり、上下位置に
間隔をおいて一対の保持壁12が形成され、これ
らの中央位置に鉤形の保持壁11が形成されて、
その直角に屈曲する先端111は弾性を有して上
記背面1aに小間隙で対向している。しかして、
図中鎖線の矢印方向より上記保持壁12の間へリ
テーナ板3の基端31を挿入し、保持壁先端11
1を押し拡げてさらに押し込むと、上記先端11
1は取付開口34を経て原形に復しつつ上記取付
開口33に嵌入する。
この状態で、上記リテーナ板3の車両上下方向
への動きは、リテーナ基端31の上下の側縁が保
持壁12に当接して阻止され、また、リテーナ板
3の車両前後方向への動きは、保持壁先端111
が取付開口33に嵌入していることにより阻止さ
れる。そして、車両内外方への移動のみが、保持
壁先端111をガイドとして一定範囲で可能であ
る。
かかるリテーナ板3には、取付穴37にピン部
材44を固定してベルクランク4が軸支され(第
3図)、上記ピン部材44周りに巻回したコイル
バネ45は、一端をベルクランク4に当接せしめ
るとともに他端はリテーナ板3のバネ係止片35
に係止せしめてある。上記ベルクランク4の一端
41には、図略のドアロツク機構に至るロツク解
除アームの一端を連結する連結部材46(第2
図)が取り付けられ、他端42には結合ピン43
が立設してある。
上記リテーナ板3の近くにこれとほぼ平行に位
置しているハンドル体先端22の突片23には、
取付穴24が設けられ、これにフツク体5がピン
部材51で軸支してある。そしてこのフツク体5
を、上記ベルクランク4の係合ピン43に係合せ
しめてある(第4図)。上記突片23の先端は二
股状としてあり、リテーナ板3のガイド片36を
これに挿通せしめてある。
上記構造のドアアウトサイドハンドル装置にお
いて、ハンドル体2を外方へ引出し回動すると、
突片23のフツク体5に係合ピン43が係合して
いるベルクランク4が、コイルバネ45の付勢力
に抗して回転し、ロツク解除アームを介してドア
ロツク機構がアンロツクされる。この時、上記突
片23の先端がリテーナ板3のガイド片36で案
内されることにより、ハンドル体操作時の上下の
ガタが防止される。
そして、ベルクランク4の回転は係合ピン43
が上記ストツパ面3aに当接して止む。この時、
ハンドル体2に加えられている操作力は、リテー
ナ板3を介してインナパネル7に伝達し、ここで
受けられる。
かくして、ハンドル体2の操作力がハンドルケ
ース1に印加されることはなく、ハンドルケース
1を薄肉として装置の軽量小形化を実現できる。
さて、上記間隔l2(第1図)は、ドア組付時の
誤差等により変動する。したがつて、ハンドルケ
ース1をアウタパネル6に固定した状態で、リテ
ーナ板先端31とインナパネル7間には間隔が変
動する隙間を生じる。なお、この状態で、上記リ
テーナ板3はその係止片35に係止されたコイル
バネ45の反力により、ハンドルケース1の背面
1aに接する後退位置にある。
しかして、この状態でインナパネル7の通孔よ
りボルト71を挿入し、リテーナ板先端32のネ
ジ穴38に螺入せしめて締付けると、リテーナ板
3は上記先端32がインナパネル7に当接売るま
で引き寄せられてここに固定される。
このようにして、リテーナ板3の移動によりパ
ネル取付け誤差が吸収され、アウタパネル6の変
形やハンドルケース1の浮きは防止される。
[考案の効果] 以上の如く、本考案のドアアウトサイドハンド
ル装置によれば、車両内外方へのみ移動可能に設
けたリテーナ板によりドア組付時の誤差を吸収す
ることができ、ハンドルケースの浮きやアウタパ
ネルの変形を生じることはない。
そして、インナパネルに固定された上記リテー
ナ板によりハンドル操作力を受けるから、ハンド
ルケースを小形軽量として装置全体のコンパクト
化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、第1図はハンドル装置の全体水平断面図、第
2図はその分解斜視図、第3図および第4図はリ
テーナ板を中心とした斜視図で、それぞれ第1図
のA矢視図およびB矢視図、第5図は従来例を示
すハンドル装置の概略水平断面図である。 1……ハンドルケース、1a……背面(ハンド
ルケース面)、11,12……保持壁(保持部)、
2……ハンドル体、22……回動先端、23……
突片、3……リテーナ板、3a……ストツパ面、
31……基端、32……先端、38……ネジ穴、
4……ベルクランク、5……フツク体、6……ア
ウタパネル、61……凹所、7……インナパネ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両ドアパネルに固定したハンドルケースに外
    方へ引出し回動自在にハンドル体を設け、該ハン
    ドル体の回動先端に連動するベルクランクを介し
    てドアロツクの解除をなすアウトサイドハンドル
    装置において、上記ハンドルケースを車両ドアの
    アウタパネル外面に固定するとともに、上記アウ
    タパネルに設けた開口を介して車両ドアのインナ
    パネルに対向するハンドルケース面には、上記イ
    ンナパネルに向けて延びるリテーナ板の基端を保
    持して、車両上下方向および車両前後方向への上
    記リテーナ板の動きを規制するとともに車両内外
    方への動きを所定範囲内で許す保持部を形成し、
    上記リテーナ板はその先端を上記インナパネルに
    固着するとともに、該リテーナ板に上記ベルクラ
    ンクを枢着支持せしめ、かつ、ベルクランクを当
    接せしめてその回転を規制するストツパ面を上記
    リテーナ板に形成したことを特徴とする車両のド
    アアウトサイドハンドル装置。
JP4107889U 1989-04-07 1989-04-07 Expired - Lifetime JPH0547224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4107889U JPH0547224Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4107889U JPH0547224Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07

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JPH02130964U JPH02130964U (ja) 1990-10-30
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ID=31551433

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JP4107889U Expired - Lifetime JPH0547224Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07

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JPH108788A (ja) * 1996-06-22 1998-01-13 Honda Lock Mfg Co Ltd アウトハンドル装置のシール構造

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JPH02130964U (ja) 1990-10-30

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