JP3102272B2 - スライド装置のロック機構 - Google Patents

スライド装置のロック機構

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JP3102272B2 JP06176064A JP17606494A JP3102272B2 JP 3102272 B2 JP3102272 B2 JP 3102272B2 JP 06176064 A JP06176064 A JP 06176064A JP 17606494 A JP17606494 A JP 17606494A JP 3102272 B2 JP3102272 B2 JP 3102272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の座席シートを
任意の位置にスライドさせ固定するためのシートスライ
ド装置に関し、さらに詳細には、アッパーレールをロア
レールに対してより強くロックすることのできるスライ
ド装置のロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車体床面に固設され
たロアレールと、座席シートに固設されたアッパーレー
ルを用いて座席シート位置を前後に移動可能とするシー
トスライド装置が使用されている。一般にシートスライ
ド装置には、アッパーレールをロアレールに対してロッ
クするためのロック機構が設けられている。図5は、従
来のシートスライド装置の斜視図である。図6は、図5
のロック機構の詳細構成を示すA−A線縦断面図であ
る。図5において、ロアレール111は上面の長手方向
にスリットが形成された中空の角筒状をなして、その両
端が車体床面の前後に固設されている。アッパーレール
118は、L字状に折り曲げられた2枚の鋼板118
a,118aを背中合わせに互いに接合することによ
り、逆T字状に形成されている。
【0003】図6に示すように、ロアレール111の上
片115とアッパーレール118の下片120との間に
は、回転ボール122が転動可能に保持されている。ま
た、ロアレール111の基片113と、アッパーレール
118の下片120との間には、ローラ128が転動可
能に保持されている。これにより、アッパーレール11
8は、ロアレール111に対して、前後方向に摺動でき
るようになっている。ロアレール111の上片115に
は、一定ピッチで上方を向いている多数の係合爪117
aが形成されたロック爪板117が溶接されている。ア
ッパーレール118には、操作軸124が回転可能に取
り付けられている。操作軸124には、ロック孔板12
5の一端部が溶接されている。ロック孔板125には、
ロック爪板117の係合爪117aに係合するためのロ
ック孔が先端部に形成されている。操作軸124は、ア
ッパーレール118に平行に配置されており、その一端
が座席シートの前端に位置し、その一端にロック操作を
行うハンドル124aが設けられている。また、操作軸
124には、ロック孔板125を係合爪117aに係合
させる方向に付勢するコイルバネ(図示せず)が取り付
けられている。
【0004】以上のような構成により、シートスライド
装置のスライドレールのロック機構が構成され、次のよ
うに作用する。座席シート使用者が、ハンドル124a
を引くことにより、操作軸124は時計方向に回動され
る。これにより、ロック孔板125が、コイルバネの付
勢力に抗して、操作軸124を中心に回転する。ロック
孔板125が回転することにより、ロック孔が上方に移
動され、係合爪117aから離脱される。これにより、
アッパーレール118とロアレール111のロックが解
除され、座席シートをロアレール111に沿って前後に
移動させることができる。次に、座席シート使用者は、
座席シートを固定したい位置付近でハンドル124aを
引くのを止める。すると、ロック孔板125が、コイル
バネにより、係合爪117aと係合される方向に付勢さ
れ、ロック孔が係合爪117aと再度係合して、アッパ
ーレール118がロアレール111に対してロックされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記説明した従来のシ
ートスライド装置のロック機構には、次のような問題点
があった。 (1)近年ワンボックスカーにおいて、シートベルトを
車体本体ではなくて座席シートに取り付けることが行わ
れている。このとき、シートベルトにかかる荷重が、ロ
ック状態において、アッパーレール118を上方向に持
ち上げる力として作用する。このとき、従来のシートス
ライド装置のロック機構では、アッパーレール118が
上方向に移動したときに、ロックプレートのロック孔が
係合爪117aから外れる恐れがあった。そして、ロッ
ク機構が外れた場合には、シートが前後方向にフリーな
状態となり、問題であった。特に、ワンボックスカーの
後部座席では、2人席で6tonもの荷重がかかる可能
性があるため問題であった。
【0006】(2)上記問題が発生するとき、ロック機
構が外れないようにするため、アッパーレール118が
回転ボール122を介して、ロアレール111に係合さ
れている。しかし、上向きの強い力がアッパーレール1
18に作用したとき、ロアレール111のスリット部が
開いて、アッパーレール118が上方向に移動し、ロッ
ク機構が外れる恐れがあった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決して、シート
に上方向の荷重がかかった場合でも、ロックが外れるこ
とのない安定したシートスライド装置のロック機構を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスライド装置の
ロック機構は、上面長手方向にスリットが形成され車体
床面に固設されたロアレールと、座席シートに固設され
るとともに下部が前記スリットよりロアレール内に入り
込みロアレールに沿って移動可能なアッパーレールと、
アッパーレールに設けられロアレールに対してアッパー
レールをロアレール上の任意の位置でロックするロック
手段とを有するスライド装置のロック機構において、ロ
アレールが、スリットを形成する端面に下方を向いたロ
ック爪を有し、ロック手段が、下端部がスリットよりロ
アレール内に入り込む垂直の摺動部および摺動部の下端
より両側方へ水平に延出して先端が下方に垂直に折り曲
げられるとともに水平部分のロック爪に対向する位置に
ロック孔が形成されたロック孔板よりなるロックプレー
トと、ロックプレートをアッパーレールに対して上下に
摺動する摺動手段とを有し、摺動手段によりロックプレ
ートが上向きに摺動されることにより、ロックプレート
のロック孔がロック爪と係合して、アッパーレールを、
ロックプレートを介して、ロアレールにロックすること
を特徴とする。
【0009】また、本発明のスライド装置のロック機構
は、上記機構において、前記ロアレールの前記スリット
の両側に一対のロック爪が形成され、前記ロックプレー
トに前記一対のロック爪と同時に係合する一対のロック
孔が形成されていることを特徴とする。また、本発明の
スライド装置のロック機構は、上記機構において、前記
ロックプレートのロック孔がスリット長手方向におい
て、複数の前記ロック爪と同時に係合することを特徴と
する。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明のスライド装置のア
ッパーレールは、座席シートに固定される一方、車体床
面に固設されたロアレールに対して摺動自在に係合され
ており、使用者は、ロック機構を解除することにより、
ロアレールに対してアッパーレールを摺動させ、座席シ
ートを任意の位置に移動させることができる。座席シー
トを任意の位置に移動した後、使用者は、ロックレバー
を操作してロック機構が入る状態とする。すなわち、摺
動手段により、ロックプレートを上向きに摺動させる。
これにより、ロックプレートに形成されたロック孔が、
ロアレールのスリットが形成された端面に下方を向いて
形成されたロック爪と係合する。ここで、アッパーレー
ルのロック孔がロアレールのロック爪に対して下から上
向きに係合しているので、アッパーレールに対して上向
きの荷重がかかった場合でも、ロックプレートのロック
孔がロアレールのロック爪と係合を強める方向に作用さ
れる。
【0011】さらに、アッパーレールのロックプレート
に形成された一対のロック孔が、ロアレールのスリット
の両側に下向きに形成された一対のロック爪と同時に係
合するので、アッパーレールに上向きの荷重が加わりロ
アレールのスリット部にスリットを開く力が作用したと
きに、ロックプレートに形成されたロック孔がロアレー
ルのスリットの両側に形成されたロック爪と係合してい
るため、スリットが開くことがなく、アッパーレールと
ロアレールとの係合が維持できる。さらに、ロックプレ
ートのロック孔がスリット長手方向において、複数の前
記ロック爪同時に係合しているので、アッパーレールに
前後方向に強い力が作用した場合でも、ロックプレート
のロック孔とロック爪との係合を安定して維持すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化したシートスライド装
置のロック機構を図面を用いて詳細に説明する。本実施
例のシートスライド装置のスライドレールのロック機構
は、座席シートの両端に設けられているが、左右対称な
ためその一方を示して説明する。図2は、本発明のシー
トスライド装置の斜視図であり、図1は、シートスライ
ド装置のロック機構のロック状態の詳細構成を示す図2
におけるB−B線縦断面図である。一対のロアレール1
が、上面の長手方向にスリット2が形成された中空の角
筒状をなして、その両端が車体床面に固設されている。
ロアレール1は、底板を形成する水平の基片3と、基片
3の両側部に起立する側片4と、両側片4の上端で互い
に内側に向かって折り曲げられた上片5を備え、左右の
上片5,5の間にはスリット2が形成されている。上片
5の先端は、下方に折り曲げられており、一定間隔で台
形形状のロック爪16が形成されている。
【0013】図示しない座席シートに固設されたアッパ
ーレール6は、L字状に折り曲げられた2枚の鋼板を背
中合わせに互いに接合することにより、逆T字状に形成
されている。アッパーレール6は、ロアレール1におけ
るスリット2よりロアレール1内に入り込んでおり、上
方に延出する垂直の縦片7と、縦片7の下端でロアレー
ル1の基片3と平行をなして両側方に折り曲げられた下
片8と、下片8の先端に設けた起立片9とから構成され
ている。
【0014】一方、図3に図1のC−C縦断面図で示す
ように、アッパーレール6の両端部には、ブラケット1
4の取り付けられたローラ15が前後2箇所に配設され
ている。また、アッパーレール6の起立片9の上側及び
側面を覆うようにしてコの字状の形をした樹脂がライナ
ー13として、はめ込み固定されている。ライナー13
は、アッパーレール6とほぼ同程度の長さを有してい
て、ロアレール1の上片5及び側片4の内面と接触して
おり、アッパーレール6の上下方向及び左右方向の動き
を制限している。従来のシートスライド装置では、アッ
パーレール6の上下方向及び左右方向の動きを、アッパ
ーレール6とロアレール1との間にボールを保持するこ
とにより行っていたため、アッパーレール6とロアレー
ル1との間に少しガタが存在したが、本実施例のシート
スライド装置では、ライナー13を装着しているので、
アッパーレール6とロアレール1のガタを少なくするこ
とができる。
【0015】また、アッパーレール6は、ローラ15の
真上に配置されている。これにより、アッパーレール6
は、ロアレール1に対して、前後方向に摺動できるよう
になっている。従来のシートスライド装置では、ローラ
15をブラケットで支持せずに直接アッパーレール6の
底面と接触させていたため、長時間の使用により座席シ
ートの摺動抵抗が大きくなり、使い勝手が悪くなること
があったが、本実施例のシートスライド装置では、ロー
ラ15をアッパーレール6に固定されたブラケット14
により保持しているので、常に摺動抵抗の小さくするこ
とができる。
【0016】次に、ロック機構の構造について、図1と
図4に基づいて説明する。図1は、ロック機構によりア
ッパーレール6がロアレール1に対してロックされてい
る状態を示している。また、図4は、ロック機構を解除
した状態を示している。図1及び図4において、ロック
プレート10は、L字状のように折り曲げられた2枚の
鋼板を背中合わせに互いに接合することにより、逆T字
状のように形成されている。このロックプレート10
は、ロアレール1におけるスリット2よりロアレール1
内に入り込む垂直の摺動部11と、摺動部11の下端よ
りロアレール1の基片3と平行をなして両側方に延出す
るロック孔板12とから構成され、ロック孔板12の先
端は下方に垂直に折り曲げられている。ロック孔板12
の水平部分のロック爪16に対向する位置には、ロック
孔17が、左右2箇所ずつの合計4箇所設けられてい
る。
【0017】ロックプレート10の摺動部11は、アッ
パーレール6に固設されたロックプレートガイド18に
より上下方向に摺動可能に保持されている。ロックプレ
ート10は、図示しないロックばねにより常に上向きに
付勢されている。また、使用者が図示しないロック解除
レバーを操作することにより、ロックプレート10は、
ロックばねに反して下向きに摺動され、ロックが解除さ
れる。
【0018】次に、以上説明した本実施例のシートスラ
イド装置のロック機構の作用について説明する。最初
に、座席シート使用者は、図示されていないロック解除
レバーを操作する。それにより、ロックばねの付勢力に
反してロックプレート10がロックプレートガイド18
にガイドされて下向きに摺動される。ロックプレート1
0が下向きに摺動されることにより、ロックプレート1
0に形成されているロック孔17が、ロアレール1のロ
ック爪16から離脱される。これにより、ロックプレー
ト10とロアレール1のロックが解除され、使用者は、
座席シートをロアレール1に沿って前後方向の任意の位
置に移動させることができる。次に、座席シート使用者
は、座席シートをロックしたい位置付近で、ロック解除
レバーから手を離す。それにより、ロックばねの付勢力
でロックプレート10がロックプレートガイド18に沿
って上向きに摺動される。ロックプレート10のロック
孔板12がロック爪16に当接する。そして、座席シー
トを少し前後に動かすことにより、ロック孔板12に形
成されたロック孔17が、ロック爪16と係合される。
【0019】図1はロック孔17がロック爪16に係合
している状態を示している。本実施例では、ロックプレ
ート10に形成されたロック孔17が上向きに摺動し
て、ロアレール1のスリット2に下向きに形成されたロ
ック爪16と係合しているので、座席シートに取り付け
られたシートベルトに大きな荷重が上向きにかかって、
アッパーレール6が上向きに強い力で持ち上げられた場
合でも、ロックプレート10に形成されたロック孔17
が、ロアレール1に形成されたロック爪16とより強く
係合するため、ロックが解除される恐れがない。
【0020】また、アッパーレール6が上向きに強い力
で持ち上げられた場合に、アッパーレール6がライナー
13を介して、ロアレール1のスリット2を開く方向に
作用する。そして、スリット2が開かれると、ロック爪
16が傾斜するためロック孔17とロック爪16の係合
する力が弱くなる恐れがある。しかし、本実施例では、
ロックプレート10のロック孔板12に形成されたロッ
ク孔17が、ロアレール1のスリット2の両側に形成さ
れたロック爪16と同時に係合しているので、スリット
2を開こうとする力に対抗しているため、ロック孔17
とロック爪16との係合する力を安定して強く維持でき
る。また、ロック孔板12が、ロック孔17が形成され
た位置より先端部で下向きに折り曲げられているので、
係合しているロック爪16によりロック孔17に前後方
向に強い力が作用した場合でも、ロック孔17の周囲が
めくれ上がったりして変形することがないため、ロック
爪16とロック孔17との係合する力を安定して維持す
ることができる。
【0021】以上詳細に説明したように、本実施例のシ
ートスライド装置のロック機構は、ロアレール1がスリ
ット2を形成する上片5に下方を向いたロック爪16を
有し、ロック手段がロック爪16に対向する位置にロッ
ク孔17が形成されたロックプレート10とロックプレ
ート10を上下に摺動するロックプレートガイド18、
ロック解除レバー、ロックばねとを有し、ロック解除レ
バー等によりロックプレート10が上向きに摺動される
ことにより、ロック爪16がロック孔17と係合して、
アッパーレール6をロアレール1にロックするので、シ
ートベルトを座席に付設した場合等でアッパーレール6
に上向きに強い力が作用しても、ロックが解除されて座
席シートが前後方向でフリーになる恐れがない。
【0022】また、本実施例のスライド装置のロック機
構は、ロアレール1のスリット2の両側に一対のロック
爪16が形成され、ロックプレート10に一対のロック
爪16の同時に係合する一対のロック孔17が形成され
ているので、アッパーレール6に上向きに強い力が作用
してロアレール1のスリット2を開く方向に力がかかっ
ても、ロックプレート10がスリット2が開くのを防止
することができる。また、本実施例のスライド装置のロ
ック機構は、ロックプレート10のロック孔17がスリ
ット2の長手方向において、複数のロック爪16と同時
に係合しているので、ロック爪16とロック孔17に個
別にかかる力を分散しているため、ロック爪16及びロ
ック孔17が変形されることが少なく、安定したロック
力を提供できる。
【0023】以上本発明の一実施例について詳細に説明
したが、本発明は、この実施例に限定されることなく色
々な変更が可能である。例えば、本実施例では、ロアレ
ール1の端部にそのままロック爪16を形成している
が、ロック爪16を形成した板を溶接等しても同様であ
る。また、本実施例では、座席シートのスライド装置に
ついて説明したが、座席シート以外のスライド装置に使
用しても同様である。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したことから明らかなよう
に、本発明のシートスライド装置のロック機構は、ロア
レールが、スリットを形成する端面に下方を向いたロッ
ク爪を有し、ロック手段が、下端部が前記スリットより
前記ロアレール内に入り込む垂直の摺動部および摺動部
の下端より両側方へ水平に延出して先端が下方に垂直に
折り曲げられるとともに水平部分のロック爪に対向する
位置にロック孔が形成されたロック孔板よりなるロック
プレートと、ロックプレートをアッパーレールに対して
上下に摺動する摺動手段とを有し、摺動手段によりロッ
クプレートが上向きに摺動されることにより、ロックプ
レートのロック孔がロック爪と係合して、アッパーレー
ルを、ロックプレートを介して、ロアレールにロックす
るので、シートベルトを座席に付設した場合等でアッパ
ーレールに上向きに強い力が作用しても、ロックが解除
されて座席シートが前後方向でフリーになる恐れがな
い。
【0025】また、本発明のスライド装置のロック機構
は、ロアレールのスリットの両側に一対のロック爪が形
成され、ロックプレートに一対のロック爪の同時に係合
する一対のロック孔が形成されているので、アッパーレ
ールに上向きに強い力が作用してロアレールのスリット
を開く方向に力がかかっても、ロックプレートがスリッ
トが開くのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスライド装置のロック
機構のロック状態での構成を示す断面図である。
【図2】シートスライド装置の斜視図である。
【図3】図2における、C−C線縦断面図である。
【図4】ロックを解除した状態でのロック機構の構成を
示す断面図である。
【図5】従来のシートスライド装置の斜視図である。
【図6】図5のロック機構の構成を示すA−A線縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ロアレール 6 アッパーレール 10 ロックプレート 12 ロック孔板 13 ライナー 15 ローラ 16 ロック爪 17 ロック孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面長手方向にスリットが形成され車体
    床面に固設されたロアレールと、座席シートに固設され
    るとともに下部が前記スリットよりロアレール内に入り
    込みロアレールに沿って移動可能なアッパーレールと、
    アッパーレールに設けられロアレールに対してアッパー
    レールをロアレール上の任意の位置でロックするロック
    手段とを有するスライド装置のロック機構において、 前記ロアレールが、前記スリットを形成する端面に下方
    を向いたロック爪を有し、 前記ロック手段が、下端部が前記スリットより前記ロア
    レール内に入り込む垂直の摺動部および前記摺動部の下
    端より両側方へ水平に延出して先端が下方に垂直に折り
    曲げられるとともに水平部分の前記ロック爪に対向する
    位置にロック孔が形成されたロック孔板よりなるロック
    プレートと、前記ロックプレートを前記アッパーレール
    に対して上下に摺動する摺動手段とを有し、 前記摺動手段により前記ロックプレートが上向きに摺動
    されることにより、前記ロックプレートの前記ロック孔
    が前記ロック爪と係合して、前記アッパーレールを、前
    記ロックプレートを介して、前記ロアレールにロックす
    ることを特徴とするスライド装置のロック機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものにおいて、 前記ロアレールの前記スリットの両側に一対のロック爪
    が形成され、 前記ロックプレートに前記一対のロック爪と同時に係合
    する一対のロック孔が形成されていることを特徴とする
    スライド装置のロック機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するもの
    において、 前記ロックプレートのロック孔がスリット長手方向にお
    いて、複数の前記ロック爪と同時に係合することを特徴
    とするスライド装置のロック機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101609608B1 (ko) 2015-06-24 2016-04-06 크리스탈에코(주) 유기폐기물 탈수기

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KR101609608B1 (ko) 2015-06-24 2016-04-06 크리스탈에코(주) 유기폐기물 탈수기

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