JP3083981B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
車両用シートスライド装置Info
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Description
イド装置、特に車両フロアに設けて前後方向に伸びるロ
ングスライドレールの前後位置に複数のシートをスライ
ド可能に支持させ、かつ複数のシートの間隔が所定以下
となるのを防ぐ手段を備えたシートスライド装置に関す
るものである。
方向に伸びる左右一対のロングスライドレールを設け、
このレール上に複数のシートを前後にスライド可能に支
持せしめ、車内のレイアウトの多様化をはかったシート
スライド装置がある。この種のシートスライド装置で
は、レールへのシートのロックを解除した状態および半
ロック状態で車両が走行すると、車両の急加減速時に前
後のシートがスライドして近接しすぎることがあるの
で、前後のシート間に後席シートの着座者分の間隔を保
持するストッパ装置が設けてある(特開平6−3361
31号)。
(A)に示すように第1および第2のシート2,3をス
ライド可能に支持せしめたロングスライドレール1上の
第1のシート2の後方に、第1のシート2の後方へのス
ライドを規制する第1のストッパ44が設けてあり、第
1のストッパ44の後方にこれと所定の間隔をおいて、
第2のシート3の前方へのスライドを規制する第2のス
トッパ45が設けてある。
レール1は、長いロアレール11上に、前後のシートを
それぞれ支持するアッパレール12をスライド自在に設
けた構造としてあり、ロアレール11に所定の間隔で切
欠き112を設け、これに断面コ字形のストッパ44
(45)を着脱可能に取り付けるようになっている。そ
して、断面コ字形のストッパ44(45)のフランジ部
がアッパレール12の下端部の内側に曲げられたフラン
ジ部に当接して該アッパレールの前後方向のスライドを
規制している。
来構造では、ストッパの取付け位置がロアレール上の一
定の位置に決められており、ストッパを取付けた状態で
は、シートのスライド量が規制され、車内のレイアウト
の自由度が小さい。また、各レールについて二個のスト
ッパを取付け取外ししなければならない。そこで本発明
は、ストッパ取付け状態でもシートの移動の規制が少な
く、従って、車室レイアウトの自由度が大きい、しかも
ストッパの取扱いが容易なシートスライド装置を実現す
ることを課題としてなされたものである。
よび図3に示すように、車両のフロアに前後方向に設け
た左右一対のロングスライドレール1上に第1のシート
2と第1のシート2の後方に第2のシート3をそれぞれ
スライド可能に支持する。上記第1および第2のシート
2,3の間に、一端が両シート2,3のうちいずれか一
方のシートに連結して一方のシートのスライドに追従し
て上記レール1上を移動し、他端が他方のシートに当接
して両シート2,3間に第2のシート3の着座者のスペ
ースを確保するのに必要な所定の間隔に保持するストッ
パ4A(4B)を、上記レール1より取り外し可能に設
ける(請求項1)。
アレール11と、上記第1および第2のシート2,3を
それぞれ支持しロアレール11に沿ってスライド可能な
第1のアッパレール12Aおよび第2のアッパレール1
2Bとよりなり、上記ストッパは、上記所定の間隔に対
応する長さで、上記ロアレール11にスライド可能かつ
取り外し可能に嵌合せしめられるストッパ4Aとし、そ
の両端の少なくとも一方に切欠き40を設け、該切欠き
40を、第1のアッパレール12Aの後端、または第2
のアッパレール12Bの前端に設けたピン52に着脱可
能に係合せしめる(請求項2)。
ングスライドレール1は長尺のロアレール11と、上記
第1および第2のシート2,3をそれぞれ支持しロアレ
ール11に沿ってスライド可能な第1のアッパレール1
2Aおよび第2のアッパレール12Bとよりなり、上記
ストッパは、上記所定の間隔に対応する長さで、上記ロ
アレール11にスライド可能かつ取り外し可能に嵌合せ
しめられるストッパ4Bとし、その前端または後端を、
上記第1のアッパレール12Aの後端、または第2のア
ッパレール12Bの前端にはね上げ自在に軸支せしめる
構造とする(請求項3)。
第1および第2のシート2,3のうちいずれか一方のシ
ートに追従して移動するために、ストッパ4A(4B)
の取付け状態でもシート2,3の移動の規制が少なく車
室レイアウトを自由におこなうことができ、かつ、各レ
ール1に対して一つのストッパ4A(4B)で第1およ
び第2のシート2,3間に第2のシートの着座者分の間
隔を保持するので、ストッパ4A(4B)の取扱が容易
なシートスライド装置となる。
1、図2、図3に基づいて説明する。図3に示すよう
に、左右に並べたセパレート式の第1のシート2を一対
のスライドレール1Aと、その外側の一対のロングスラ
イドレール1とでそれぞれスライド可能に支持せしめる
とともに、上記ロングスライドレール1で第1のシート
2の後方に位置する第2のシート3をスライド可能に支
持せしめる。
側面を示すもので、車両のフロアFに設けた前後方向に
伸びる左右一対のロングスライドレール1(図はその一
方のみを示す)は、長尺のロアレール11と、該ロアレ
ール11にスライド自在に設けた前後のアッパレール1
2A,12Bとよりなり、第1のシート2は第1のアッ
パレール12Aにより、第2のシート3は第2のアッパ
レール12Bによりそれぞれ支持せしめてある。そし
て、第1のシート2と第2のシート3の間のロアレール
11上には、第2のシートのアッパレール12Bの前端
に連結し、第1および第2のシート2,3の間隔を第2
のシート3の着座者のスペースを確保するのに必要な間
隔に保持するストッパ4Aが設けてある。
すように、上記ストッパ4Aは前後に伸びる板材で、そ
の長さは第1のシート2と第2のシート3との間に第2
シート3の着座者に必要な空間と同等な長さとし、その
高さは、上記ロアレール11とほぼ同じ高さとしてあ
る。ストッパ4Aの上縁の前端および後端には、それぞ
れ一方の側へ突出するフランジ41が形成してある。ス
トッパ4Aの下縁には、その前端および後端にそれぞれ
切欠き40が形成してある。切欠き40はストッパ4A
の下縁の前端および後端よりそれぞれ内側斜め上方に向
けて形成してある。
のほぼ中心に開口111が設けてある。そしてロアレー
ル11は車両フロアFに設けた溝F1に収納してあり、
上記溝F1の左右の開口縁には、断面ほぼT字形のカバ
ー部材6が設けてある。
面ほぼ逆T字形で下方に移動部材5が連結してあり、移
動部材5がロアレール11の底面に支持されるととも
に、上記逆T字形の上部がロアレール11の開口111
に遊嵌して、アッパレール12A,12Bはロアレール
11上をスライドする構造としてある。
レール12Bには、その移動部材5の前端に突出部51
が前方へ向けて突設してある。突出部51は移動部材5
の前端から左右一対の板体を突出せしめたもので、その
先端に左右の板体を架けわたすピン52が幅方向に設け
てある。
1の開口111内に差し込み、その下縁をロアレール1
1の底面に当接せしめるとともに、ストッパ4Aの上部
のフランジ41をロアレール11上縁に載せて、フラン
ジ41の側縁をカバー部材6の側縁と対向せしめてあ
る。さらに上記ストッパ4Aの後端の切欠き40を上記
ピン52に係合せしめてストッパ4Aと第2のアッパレ
ール12Bとを取り外し可能に連結せしめてある。
および第2のシート2,3をスライドさせるためシート
のロック機構(図略)を解除したときや、誤操作による
半ロック状態のときに、車両が急加減速して、第1およ
び第2のシート2,3が必要以上にスライドしても、第
2のシート3のアッパレール12Bの先端に設けたスト
ッパ4Aの先端と第1のシート2のアッパレール12A
の後端とが互いに突き当たり、第1および第2のシート
2,3の間隔が、ストッパ4Aの長さ、即ち第2のシー
ト3の着座者のスペースを確保するのに必要な所定の間
隔に保持される。
レール上を移動するため、第1および第2のシート2,
3は、両シート2,3間の間隔が上記所定の間隔以下に
ならない配置で設定でき、ストッパに規制されることな
く車内のレイアウトの自由度が大きくなる。さらに、上
記ストッパ4Aを第2のシート3のアッパレール12B
との係合を解除してロアレール11より抜き取れば、第
2のシート3のシートクッションを跳ね上げ収納して、
第2のシート3を第1のシート2の直後に隙間なく移動
せしめ、荷室スペースを拡大せしめることができる。
4Aは、切欠き40をストッパ4Aの前後の両端に設け
たので、ストッパ4Aは、前後の方向性なくロアレール
11に嵌め込み、アッパレール12Bと連結することが
できる。
4Aの上縁の前端および後端のフランジ41を互いに相
反する逆の方向へ伸びる構造のストッパ4Cとしてもよ
い。この構造とすることでストッパ4Cの前後のフラン
ジ41がそれぞれロアレール11の開口111の両側縁
に載るので、ストッパ4Cがロアレール11の内部に落
ち込むことがない。
1のアッパレール12Aの後端にピンを設けてこれに連
結する構造としてもよい。
て説明する。基本構造は上述の第1の実施の形態のそれ
とほぼ同じで、以下、相違点を中心に説明する。
のアッパレール12Bの先端にストッパ4Bを起立方向
回動自在に軸支せしめる。即ち、ストッパ4Bの後端
は、第2のシート3のアッパレール12Bの移動部材5
の前端から突出した突出部51のピン52に起立方向回
動自在に軸支せしめてある。従って、ストッパ4Bは、
上記ピン52を中心に回動して起立状態とし、ロアレー
ル11より抜き取ることができる。また、上記ピン52
を中心に回動して倒すと、ストッパ4Bの下縁がロアレ
ール11の底面に至り、その上部のフランジ41がロア
レール11上縁に載る。
ッパ4Bをロアレール11内に倒しておけば、第1の実
施の形態と同様な効果が得られる。また、上記ストッパ
4Bを第2のシート3のアッパレール12Bのピン52
を中心に回動して起立状態にしてロアレール11より抜
き取れば、第2のシート3のシートクッションを跳ね上
げ収納して、第2のシート3を第1のシート2の直後に
隙間なく移動せしめ、荷室スペースを拡大せしめること
ができる。この場合、ストッパ4Bはロアレール11よ
り抜き取り、アッパレール12Bの前端に起立状態に引
き起こした状態がストッパ4Bの収納状態となり、脱着
収納の手間をはぶくことができる。
ッパレール12Aの後端に跳ね上げ回動自在に連結する
構造としてもよい。
第2のシートのうちいずれか一方のシートに追従して移
動するため、両シートのスライドに制約を受けることが
なくなり車室レイアウトの自由度を大きくすることがで
き、かつ、両シートの間隔が着座者のスペースに必要な
空間以下になることがない。また、第1および第2のシ
ートのスライドロックを解除した状態および半ロック状
態において車両の急加減速によりシートがスライドして
も、ストッパと他方のシートを載設したアッパレールが
当接して両シート間に着座者のスペースに必要な空間を
確実に確保できる。さらに、一対のロングスライドレー
ルそれぞれに対して第1および第2のシート間に一つの
ストッパを脱着せしめる構造としたのでストッパの取扱
いが容易なシートスライド装置となる。
トスライド装置の概略側面図、図1(B)は本発明の第
1の実施の形態のストッパ装置の側面図、図1(C)は
図1(B)のIC−IC線に沿う断面図である。
るストッパの斜視図、図2(B)本発明の第1の実施の
形態に用いる他のストッパの斜視図である。
面図である。
置の図1(B)に対応する側面図である。
のシートおよび第2のシートの支持構造を示す概略側面
図、図5(B)は従来のストッパ装置の拡大斜視図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のフロアに前後方向に設けた左右一
対のロングスライドレール上に第1のシートと該第1の
シートの後方に第2のシートをそれぞれスライド可能に
支持せしめたシートスライド装置において、上記第1お
よび第2のシートの間に、一端が両シートのうちいずれ
か一方のシートに連結して一方のシートのスライドに追
従して上記レール上を移動し、他端が他方のシートに当
接して両シートの間隔を第2のシートの着座者のスペー
スを確保するのに必要な所定の間隔に保持するストッパ
を、上記レールより取り外し可能に設けたことを特徴と
する車両用シートスライド装置。 - 【請求項2】 上記各ロングスライドレールは長尺のロ
アレールと、上記第1および第2のシートをそれぞれ支
持し、ロアレールに沿ってスライド可能な第1のアッパ
レールおよび第2のアッパレールとよりなり、上記スト
ッパは、上記所定の間隔に対応する長さで、上記ロアレ
ールにスライド可能かつ取り外し可能に嵌合せしめら
れ、その両端の少なくとも一方に切欠きを有し、該切欠
きを、第1のアッパレールの後端、または第2のアッパ
レールの前端に設けたピンに着脱可能に係合せしめた請
求項1記載の車両用シートスライド装置。 - 【請求項3】 上記各ロングスライドレールは長尺のロ
アレールと、上記第1および第2のシートをそれぞれ支
持し、ロアレールに沿ってスライド可能な第1のアッパ
レールおよび第2のアッパレールとよりなり、上記スト
ッパは、上記所定の間隔に対応する長さで、上記ロアレ
ールにスライド可能かつ取り外し可能に嵌合せしめら
れ、その前端または後端を、上記第1のアッパレールの
後端、または第2のアッパレールの前端にはね上げ自在
に軸支せしめた請求項1記載の車両用シートスライド装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07219877A JP3083981B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 車両用シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0939615A JPH0939615A (ja) | 1997-02-10 |
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Family
ID=16742465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07219877A Expired - Fee Related JP3083981B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 車両用シートスライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3083981B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102057985B1 (ko) * | 2013-07-01 | 2019-12-20 | 주식회사 위니아딤채 | 냉장고 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5400436B2 (ja) * | 2009-03-13 | 2014-01-29 | デルタ工業株式会社 | シートの接触防止装置 |
US9937821B2 (en) * | 2015-05-22 | 2018-04-10 | AISIN Technical Center of America, Inc. | Center seat stopper control |
-
1995
- 1995-08-03 JP JP07219877A patent/JP3083981B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102057985B1 (ko) * | 2013-07-01 | 2019-12-20 | 주식회사 위니아딤채 | 냉장고 |
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