JP5400436B2 - シートの接触防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、前後にスライド可能に設けられた前後2つのシート同士の接触を防止する自動車等のシートの接触防止装置に関するものである。
従来から、いわゆるワンボックスカーにおいては、例えば第1列を構成する運転席や助手席の後方側に配設された第2列側の第1シートに、第1走行ローラを有する第1支持部材を固定する。又、その第1シートの後方側に配設された第3列側の第2シートに、第2走行ローラを有する第2支持部材を固定する。そして、これらの第1走行ローラと第2走行ローラとの夫々を、車両のフロアに固定された長尺状のフロアレールに沿って走行させることにより、第1シート及び第2シートとを同一のフロアレールに沿って移動させることができるようにしたものが提案されている。
又、このように、同じフロアレールに沿って第1シ−トと第2シ−トとが移動すると、両者の相対移動に際して両者が接触し、その接触によって両シ−トに傷がついてしまう場合がある。そのため、従来、例えば両シ−トの夫々における接触する部分に、傷が付かないようにラバー等を付設し、接触した場合でも傷が付かないようにしている場合も多い。しかし、ラバー等を付設したのでは、ラバー等を付設していないものに比べて外観的に劣る場合が多いとともに、ラバー等を付設する工程が必要となってしまう。
一方、例えば、特許文献1には、第1シ−トと第2シ−トとを配設したフロアレール(レール部材)における第1シ−トと第2シ−トと間に、着脱自在にストッパーを取り付けるようにしたものが提案されている。このようなストッパーによっても第1シ−トと第2シ−トとの互いの接触を防止することもできる(特許文献1)。
特許3400066号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のストッパーでは、そのストッパーによって、第1シ−トまたは第2シ−トの移動が規制されるため、第1シ−トまたは第2シ−トの移動に際し、その都度、適宜位置に取り付けし直さなければならず、ストッパーの取り付け作業が面倒である。又、ストッパーを外しておくと、消失してしまうおそれがあるという問題点を有する。
本発明は、シートにラバー等を付設する必要が無いものであって、第1シ−トまたは第2シ−トの移動に際してその都度、取り付け作業を行う必要のないシートの接触防止装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、第1シ−トに、第1支持部材を介して装着された第1走行ローラと、前記第1シ−トの後方側に配設された第2シ−トに、第2支持部材を介して装着された第2走行ローラとが夫々、車両のフロアに固定された同じフロアレールを走行することによって互いに近接・退行するように移動する第1シ−トと第2シ−トとの両者の接触を防止するシ−トの接触防止装置であって、前記第1走行ローラと第2走行ローラとの間に、それらが互いに一定の距離以下に近接するのを防止するローラ近接防止部材を備え、前記第1走行ローラと第2走行ローラとは、それぞれ、ローラ支持軸によって支持され、前記ローラ近接防止部材は、本体片と、前記第1支持部材又は第2支持部材に連結される連結片とを備え、前記本体片は、その前端に、前記第1走行ローラに当接する第1ローラ当接部を、その後端に、第2走行ローラに当接する第2ローラ当接部を、夫々備え、前記連結片は、軸受容孔を備え、この軸受容孔が前記第1走行ローラを支持したローラ支持軸又は前記第2走行ローラを支持したローラ支持軸を受容することにより、前記ローラ近接防止部材が前記第1支持部材又は第2支持部材に連結されてフロアレールに対し移動可能に配設され、前記軸受容孔は、前記第1ローラ当接部または第2ローラ当接部が前記第1走行ローラまたは第2走行ローラに当接可能な当接位置から当接不能な非当接位置まで移動できるように、前記ローラ支持軸の径よりも大きく形成され、前記第1ローラ当接部と第2ローラ当接部とは、互いの距離が、第1シ−トと第2シ−トとが接触した際における第1走行ローラと第2走行ローラとの距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とするシ−トの接触防止装置を提供する。
請求項2の発明は、請求項1に係るシ−トの接触防止装置もおいて、前記第1ローラ当接部は、前記第1走行ローラの外周よりも曲率半径の大きい円弧形状に形成され、前記第2ローラ当接部は、前記第1走行ローラの外周よりも曲率半径の大きい円弧形状に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1によれば、ローラ近接防止部材の第1ローラ当接部と第2ローラ当接部とは、互いの距離が、第1シ−トと第2シ−トとが接触した際における第1走行ローラと第2走行ローラとの距離よりも長くなるように構成されている。
これにより、第1シ−トと第2シ−トとが接触するに先立って、第1走行ローラと第2走行ローラとの夫々を当接させ、第1走行ローラに対する第2走行ローラのそれ以上の走行を止めることができる。
従って、第1走行ローラに対する第2走行ローラの走行に伴う第1シ−トと第2シ−トとの相対移動に際して両者の接触を防止でき、両シ−トに傷等を付けるおそれのないものできる。
又、その際、ローラ近接防止部材が、第1支持部材又は第2支持部材に連結されているため、第1シ−トまたは第2シ−トの移動に際して、ローラ近接防止部材を共に移動させることができる。これにより、従来のように、第1シ−トまたは第2シ−トの移動に際し、その都度、適宜位置にストッパーを取り付けし直すような作業を不要にできるとともに、取り外した際に消失してしまうようなことを防止できる。
更に、ローラ近接防止部材を、第1支持部材又は第2支持部材に常時連結させておけば良いため、取り外し作業を考慮する必要のないものにできる。従って、例えばフロアレール内に収納して外部から見えないようにすることもでき、外観的に優れたものにできる。
又、ローラ近接防止部材は、第1ローラ当接部または第2ローラ当接部が、第1走行ローラまたは第2走行ローラとの当接位置から非当接位置まで移動できるように、第1支持部材又は第2支持部材に連結されている。
これにより、第1走行ローラまたは第2走行ローラが転がり走行するに際して、ローラ近接防止部材の第1ローラ当接部または第2ローラ当接部からかかる抵抗を小さくできる。これにより、第1シ−トまたは第2シ−トの移動を円滑に行うことができる。
本発明の接触防止装置を有するスライド装置を用いたシートの斜視図である。 図1のシートの側面図である。 本発明の接触防止装置の側面図である。 図3の平面図である。 本発明の接触防止装置を有するスライド装置の一部を断面にした要部拡大側面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII―VII線断面図である。 ローラ近接防止部材の第1ローラ当接部に第1走行ローラが、第2ローラ当接部に第2走行ローラが、夫々当接した状態の説明図である。 図8の状態における第1シ−トと第2シ−トとの位置関係を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の接触防止装置を有するスライド装置を用いたシートの斜視図、図2は、図1のシートの側面図である。又、図3は、本発明の接触防止装置の側面図、図4は、図3の平面図である。
この実施形態では、図1、図2に示すように、車両としての自動車のシートのスライド装置は、図示しない運転席や助手席の第1列側のシートの後方側に配設された第2列側の左右一対の2つの第1シート110と、第1シート110の後方側の第3列側の1つの第2シート111とを前後方向にスライドするように構成されている。そして、スライド装置は、フロアレール1と、支持部材2、3と、本発明のシートの接触防止装置4とを備えている。
フロアレール1は、この実施形態では、左右方向に平行に配設された4つから構成されており、図1における左側の2つは、左側の第1シート110に使用され、右側の2つは、右側の第2シート111に使用される。又、第2シート111に対しては、全部のフロアレール1が使用される。
これらのフロアレール1は、同構成を採っており、夫々は、長尺状のものからなり、図7に示すように、内部に、後述の支持部材2の走行ローラを収納して走行させ得るローラ収納部11を備えている。
そして、これらのフロアレール1は、図1に示すように、夫々、自動車のフロアに、その長手方向を前後方向に沿わせるようにして固定部材120を介して固定されている。
支持部材2、3は、第1シート110夫々に取り付けられる計4つの第1支持部材2と、第2シート111に取り付けられる計4つの第2支持部材3とから構成されている(図2に、第1支持部材2と第2支持部材3とを夫々1つだけ表している)。
第1支持部材2は、図2に示すように、それぞれ、長尺状の板状部21と、板状部21に取り付けられた第1走行ローラ22、23a、23b(図6、図7参照)とを備えている。
第1走行ローラ22、23a、23bは、この実施形態では、板状部21の長手方向の両端夫々に設けられた前部第1走行ローラ22と後部第1走行ローラ23a、23bとを備えている。
後部第1走行ローラ23a、23bは、図6、図7に示すように左右一対の左後部第1走行ローラ23aと右後部第1走行ローラ23bとから構成されている。これらの左後部第1走行ローラ23aと右後部第1走行ローラ23bとは、板状部21に、左右両側に突出するように設けられたローラ支持軸24に回転自在に支持されている。
前部第1走行ローラ22は、上記後部第1走行ローラ23a、23bと同様に、ローラ支持軸(図示せず)に回転自在に支持された左右一対の左後部第1走行ローラ22と右後部第1走行ローラ(図示せず)とから構成されている。
尚、これらの4つの第1走行ローラ22、23a、23bは、同じ径のものから構成されている。
以上のように構成された第1支持部材2は、夫々、その板状部21が第1シート110夫々の下面に、隣接する2つのフロアレール1夫々に対応するように固定されている。これにより、前部第1走行ローラ22と後部第1走行ローラ23a、23bとが、第1支持部材2を介して第1シート110に転がり可能に取り付けられている。
また、この状態で、前部第1走行ローラ22と後部第1走行ローラ23a、23bとが、フロアレール1のローラ収納部11に、前部第1走行ローラ22が後部第1走行ローラ23a、23bの前方になるようにしてローラ収納部11を転がり走行可能に収納されている。
そして、これらの前部第1走行ローラ22と後部第1走行ローラ23a、23bとがローラ収納部11を長手方向(前後方向)に沿って転がり走行することにより、第1シート110夫々がフロアレール1の前端から後端までの範囲を前後方向に移動するようになっている。
第2支持部材3は、それぞれ、上記第1支持部材2とほぼ同構成を採っている。詳しくは、図2に示すように第2支持部材3は、板状部31と、板状部31の長手方向の両端夫々に設けられた左右一対の前部第2走行ローラ32と左右一対の後部第2走行ローラ33とを備えている。
又、これらの前部第2走行ローラ32及び後部第2走行ローラ33は、夫々、上記後部第1走行ローラ23a、23bと同構成を採っており、図示しないローラ支持軸に回転自在に支持されている。
そして、第2支持部材3は、その板状部31が第2シート111の下面に、4つのフロアレール1夫々に対応するように固定されている。これにより、前部第2走行ローラ32と後部第2走行ローラ33とが、第2シート111に転がり可能に取り付けられている。
また、この状態で、前部第2走行ローラ32と後部第2走行ローラ33とが、それらのフロアレール1のローラ収納部11に、前部第2走行ローラ32が後部第2走行ローラ33の前方、且つ、上記後部第1走行ローラ23a、23bの後方側になるようにしてローラ収納部11に、転がり走行可能に収納されている。
そして、これらの前部第2走行ローラ32と後部第2走行ローラ33とがローラ収納部11を長手方向(前後方向)に沿って転がり走行することにより、第2シート111がフロアレール1における後部第1走行ローラ23a、23bの後方位置から後端位置までの範囲を前後方向に、第1シート110とは別個独立に移動するようになっている。
尚、図示しないが、この実施形態のスライド装置には、フロアレール1と、第1支持部材2及び第2支持部材3とを係止・係止解除する係止・係止解除装置が設けられている。
そして、この係止・係止解除装置によってフロアレール1と、第1支持部材2または第2支持部材3とが係止することによって、第1シート110又は第2シート111がロック状態になり、前後移動不能状態になる。
一方、係止・係止解除装置の解除操作によってフロアレール1と、第1支持部材2または第2支持部材3との係止が解除されることによって、第1走行ローラ22、23a、23bまたは第2走行ローラ32、33がフロアレール1を走行可能状態になる。そして、この状態で、第1シート110又は第2シート111を移動操作することにより、前後移動させることができる。
次に、シートの接触防止装置4について説明する。このシートの接触防止装置4は、第1シート110と第2シート111とが移動するに際して互いに接触するのを防止するためのもので、この実施形態では、各第1支持部材2夫々に取り付けられ各フロアレール1の収納部11に収納された4つのローラ近接防止部材40(図2に1つだけ表している)を備えている。
これらのローラ近接防止部材40は、図3〜図8に示すように、夫々、左片5と、右片6との2つから構成されている。
左片5は、本体片51と、連結片52とを備えている。本体片51は、合成樹脂製の長尺状のものから構成されており、その長手方向の一端側の前端(図では、左側)に、左後部第1走行ローラ23aに当接する第1ローラ当接部51aを備えているとともに、その長手方向の他端側の後端に、左前部第2走行ローラ33に当接する第2ローラ当接部51bを備えている。
これらの第1ローラ当接部51aと第2ローラ当接部51bとの距離Lは、第1シ−ト110と第2シ−ト111とが接触した際における後部第1走行ローラ23a、23bと前部第2走行ローラ32との距離(間隔)よりも長く設定されている。
又、この実施形態では、第1ローラ当接部51a及び第2ローラ当接部51bは、図8に示すように左後部第1走行ローラ23a、左前部第2走行ローラ33夫々の外周よりも曲率半径の大きい湾曲(円弧)形状に形成されている。これにより、第1ローラ当接部51a及び第2ローラ当接部51bに、左後部第1走行ローラ23a、左前部第2走行ローラ33夫々が当接した際に、点接触するようになっている。
連結片52は、ローラ近接防止部材40を第1支持部材2に連結するためのもので、図3、図4に示すように本体片51と一体的に、本体片51から前方側に突設されている。又、この連結片52は、ローラ支持軸24を受容する軸受容孔52aを備えている。
この実施形態の軸受容孔52aは、下方が開口されてローラ支持軸24を下方側から受容できるようになっている。又、軸受容孔52aは、ローラ支持軸24の径より大きく形成されており、受容されたローラ支持軸24が、軸受容孔52a内を前後方向に移動できるようになっている(図5参照)。
右片6は、左片5とほぼ左右対称に形成されており、左片5と同様に、本体片61と、軸受容孔62aを有する連結片62とを備えている。又、本体片61は、その長手方向の一端に、右後部第1走行ローラ23bに当接する第1ローラ当接部61aを備え、他端に、右前部第2走行ローラ33(図示せず)に当接する第2ローラ当接部61bを備えている。
このように構成された右片6と左片5とは、次のようにして、第1シート110の第1支持部材2に連結されている。
図5、図6に示すように、左片5及び右片6夫々の連結片52、62の軸受容孔52a、62bに、第1支持部材2における後部第1走行ローラ23a、23bを支持したローラ支持軸24を受容させる。そして、この状態で、左片5と右片6とが、連結軸51cを介して連結されている。
より詳しくは、左片5における長手方向の中間部に、連結軸51cが、左片5と一体的に右側方に突出するように形成されている。そして、この連結軸51cが、右片6に設けられた軸挿入孔61cに入れられ、これにより、左片5と右片6とが連結されている。
これにより、左片5と右片6とで1つのローラ近接防止部材40が形成されるとともに、ローラ近接防止部材40の本体片51、61が第1支持部材2の後部第1走行ローラ23a、23bの後方側に連結される。
又、この状態で、左片5の第1ローラ当接部51a及び右片6の第1ローラ当接部61aは、後部第1走行ローラ23a、23bに当接した当接位置から、第1支持部材2のローラ支持軸24が軸受容孔52aの前内壁52b、62bに当接し後部第1走行ローラ23a、23bの後方側に離れて後部第1走行ローラ23a、23bに当接しない非当接位置(図5中において、第1ローラ当接部51aに対して後部第1走行ローラ23a、23bを一点鎖線で示した位置)までの範囲を移動できるようになっている。
又、このようにして第1支持部材2に連結されたローラ近接防止部材40は、第1支持部材2の第1走行ローラ22、23a、23bがフロアレール1のローラ収納部11に収納される際に、そのローラ収納部11に収納され、第1支持部材2と共に、ローラ収納部11内を前後方向に移動する。
次に、本実施形態のシートの接触防止装置4の動作について説明する。例えば図2に示す状態から、第1シート110を後方側に押圧する。これにより、第1走行ローラ22、23a、23bがフロアレール1を走行し、第1シート110を後方側に移動させることができる。
また、第1支持部材2の後部第1走行ローラ23a、23bが走行する際、図5、図6に示すように、後部第1走行ローラ23a、23bとローラ近接防止部材40の第1ローラ当接部51a、61aとが当接しながら走行し、後部第1走行ローラ23a、23bが第1ローラ当接部51a、61aから抵抗を受ける。
しかし、この実施形態では,後部第1走行ローラ23a、23bと第1ローラ当接部51a、61aとが点接触するため、上記抵抗を極力小さいものにでき、第1シ−ト110の移動を、ローラ近接防止部材40を設けていない場合とほぼ同程度の力で行うことができる。
尚、第1シート110を前方側に移動させる場合には、第1支持部材2のローラ支持軸24が軸受容孔52aの前内壁52bに当接しローラ近接防止部材40の第1ローラ当接部51a、61aが非当接位置に配置される。従って、後部第1走行ローラ23a、23bとローラ近接防止部材40の第1ローラ当接部51a、61aとが当接せず、後部第1走行ローラ23a、23bは、第1ローラ当接部51a、61aから抵抗を受けることなく、円滑に走行する。
第1シート110を、更に、後方側に押圧し、第2シート111に近づけていくと、図8に示すようにローラ近接防止部材40の第2ローラ当接部51bと後部第1走行ローラ32とが当接する。
又、この状態で、図9に示すように第1シート110と第2シート111とが未だ互いに接触していない状態になる。
そして、上記当接によって、後部第1走行ローラ23a、23bがそれ以上、走行できず、後部第1走行ローラ23a、23bと前部第2走行ローラ32とが、それ以上、互いの距離が短くなって近接するのを防止できる。
従って、第1シート110と第2シート111とは、その間に一定の隙間を隔てた状態になり、第1シート110と第2シート111との接触(衝突)を防止でき、両シ−トに傷等を付けるおそれのないものできる。
又、その際、ローラ近接防止部材40が、第1支持部材2に連結されているため、第1シート110の移動に際して、共に移動させることができる。これにより、第1シート110の移動に際し、ローラ近接防止部材40を何ら操作する必要の無いものにでき、第1シート110の移動操作が複雑になるのを防止できる。
更に、ローラ近接防止部材40を、フロアレール1のローラ収納部11に収納して外部から見えないようにでき、外観的に優れたものにできる。
尚、上記実施形態では、ローラ近接防止部材40を、第1シート110に固定された第1支持部材2に連結させているが、この形態のものに限らず、第2シート111に固定された第2支持部材3に連結させても良い。
詳しくは、ローラ近接防止部材40を第2支持部材3に、ローラ近接防止部材40の第2ローラ当接部51b、61bが、第2支持部材3の前部第2走行ローラ32の前方側に配設するようにして連結する。
また、上記実施形態では、ローラ近接防止部材40を、2つの第1シート110夫々と第2シート111との間に2つずつ、設けているが、この形態のものに限らず、各第1シート110と第2シート111との間に、少なくとも1つ、設ければ良く、適宜変更できる。
又、上記実施形態では、ローラ近接防止部材40を、左片5と右片6とから構成しているが、この形態のものに限らず、左片5と右片6とのいずれか一方から構成しても良く、適宜変更できる。
また、上記実施形態では、ローラ近接防止部材40を合成樹脂から構成しているが、ローラ近接防止部材40の材質は特に限定されず、例えば合成ゴム等の弾性を有する弾性体から構成することもでき、適宜変更し得る。
又、第1ローラ当接部51a、61a、第2ローラ当接部51b、61bの形状は、特に限定されず、例えば第1ローラ当接部51a、61aと第2ローラ当接部51b、61bとの一方又は両方の形状を、走行ローラと同形状の円弧面に形成し、或いは、垂直面に形成する等、適宜変更できる。
1 フロアレール
2 第1支持部材
3 第2支持部材
4 シートの接触防止装置
22 前部第1走行ローラ
23a 左後部第1走行ローラ
23b 右後部第1走行ローラ
32 前部第2走行ローラ
33 後部第2走行ローラ
40 ローラ近接防止部材
51a、61a 第1ローラ当接部
51b、61b 第2ローラ当接部

Claims (2)

  1. 第1シ−トに、第1支持部材を介して装着された第1走行ローラと、前記第1シ−トの後方側に配設された第2シ−トに、第2支持部材を介して装着された第2走行ローラとが夫々、車両のフロアに固定された同じフロアレールを走行することによって互いに近接・退行するように移動する第1シ−トと第2シ−トとの両者の接触を防止するシ−トの接触防止装置であって、
    前記第1走行ローラと第2走行ローラとの間に、それらが互いに一定の距離以下に近接するのを防止するローラ近接防止部材を備え、
    前記第1走行ローラと第2走行ローラとは、それぞれ、ローラ支持軸によって支持され、
    前記ローラ近接防止部材は、本体片と、前記第1支持部材又は第2支持部材に連結される連結片とを備え、
    前記本体片は、その前端に、前記第1走行ローラに当接する第1ローラ当接部を、その後端に、第2走行ローラに当接する第2ローラ当接部を、夫々備え、
    前記連結片は、軸受容孔を備え、この軸受容孔が前記第1走行ローラを支持したローラ支持軸又は前記第2走行ローラを支持したローラ支持軸を受容することにより、前記ローラ近接防止部材が前記第1支持部材又は第2支持部材に連結されてフロアレールに対し移動可能に配設され、
    前記軸受容孔は、前記第1ローラ当接部または第2ローラ当接部が前記第1走行ローラまたは第2走行ローラに当接可能な当接位置から当接不能な非当接位置まで移動できるように、前記ローラ支持軸の径よりも大きく形成され、
    前記第1ローラ当接部と第2ローラ当接部とは、互いの距離が、第1シ−トと第2シ−トとが接触した際における第1走行ローラと第2走行ローラとの距離よりも長くなるように構成されていることを特徴とするシ−トの接触防止装置。
  2. 前記第1ローラ当接部は、前記第1走行ローラの外周よりも曲率半径の大きい円弧形状に形成され、
    前記第2ローラ当接部は、前記第1走行ローラの外周よりも曲率半径の大きい円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のシートの接触防止装置。
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