JP3731964B2 - 自動車用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リヤシートが自動車の最後部までホイルハウスにより妨げられることなくスライド移動できる自動車用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、自動車の多目的用途への適用に対応できるよう、リヤシートを荷室の最後部側まで移動することができる自動車用シートは、例えば、実開平1−152838号公報や、特開平7−108864号公報などにより既に提案されているが、従来のこの種の自動車用シートにおいては、リヤシートを自動車の最後部まで移動させる際、荷室内に出っ張っている後輪のホイルハウスの影響を受けるため、この影響を受けないようリヤシートの形状やシート案内用のレールの軌跡に制限が課せられるという問題点があり、また、前記ホイルハウスを完全に回避するようリヤシートをスライドさせるには複雑で高価な機構となるとともに煩雑な操作手順を必要とするため、一般車両への適用が困難であるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、簡単な構造で且つシート形状やレール軌跡などの制限を受けることなくリヤシートを自動車の最後部側までの長い距離をスライド移動することができるとともに、シートのスライド移動の操作も容易な手順で行うことができる自動車用シートを提供することを目的として完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の自動車用シートは、タイヤハウスが側面より内側に向け膨出されている荷室のボディフロア面に前後方向に延びるガイドレールを敷設してこのガイドレールにシート取付板を前後移動自在に設け、該シート取付板の前端縁および後端縁にはシート取付板を挟んだ断面コ字状のスライドブラケットを横方向にスライド自在に取付けてこれにシートクッションを装着し、一方、前記シート取付板の下面にはタイヤハウスから離間方向である横方向に伸縮自在なパンタグラフ式のリンク機構を設けて該リンク機構の先端部にあるスライドジョイントをシートクッションの下部に連結してシートクッションを横方向にスライド可能としたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を図示したタイヤハウス21が両側面より内側に向け膨出されている荷室のボディフロア面20に荷室の最後部側まで移動できる左右の各リヤシートについて詳細に説明する。
図中1、1はタイヤハウス21の内側に一方が配置されるようにボディフロア面20に2組敷設された左右一対のガイドレール、2は各組のガイドレール1、1の上面に取り付けられるシート取付板であり、このシート取付板2はローラ3を介してガイドレール1上を前後自在に移動するもので、このシート取付板2がガイドレール1に沿って前後動することによりシート取付板2に載置されたシートクッション30が前後自在にスライド移動するという構成は従来のこの種のスライド式自動車用シートと基本的に同じである。
【0006】
そして本発明においては、前記シートクッション30の後方または前方への移動に伴いシートクッション30がタイヤハウス21の出っ張りを自動的に回避しつつスライド移動する点に特徴を有するものである。
具体的には、前記シート取付板2の前端縁および後端縁にシート取付板2を挟んで横方向にスライド自在な断面コ字状のスライドブラケット4がそれぞれ2個ずつ左右に取付けられており、該スライドブラケット4にはシートクッション30が左右の下端側縁に装着されたシート取付バー31を介して装着されたものとなっている。一方、前記シート取付板2の下面には内側をヒンジ5bで固定されて外側に向け伸縮動する横方向に対し伸縮自在なパンタグラフ式のリンク機構5が設けられており、該リンク機構5の先端部にあるスライドジョイント5aが前記シートクッション30の下部の外側のシート取付バー31に連結されてシートクッション30を内側から外側に向け横方向にスライド可能にしたものとされている。
【0007】
なお、前記パンタグラフ式のリンク機構5はバネ6により常に折り畳む方向、即ち、外側から内側に向け付勢された状態となっている。また、前記シート取付板2には、スライドジョイント5aを内側から外側に向けて案内するガイド孔2aが形成されており、スライドジョイント5aがガイド孔2a内を移動することによりシートクッション30が横方向にスライドする構造となっている。更に、ボディフロア面20のシート最前列移動部側および最後列移動部側には、常時は折り畳まれているリンク機構5を伸長するためのストッパ7が設けられており、また、この伸長状態を保持するためのロック機構8と、該ロック機構8を解除するためのレバー式解除機構9が設けられている。このロック機構8は、ロックレバー8aをスライドブラケット4に設けられたロックピン4aにバネ8bの弾性で係合して固定する方式のものであり、また、これを解除するレバー式解除機構9は前記ロックレバー8aをケーブル9aで揺動レバー9bに連結するとともに、該揺動レバー9bを牽引レバー9cで牽引揺動してロック状態を解除するものである。
【0008】
このように構成されたものは、ガイドレール1に沿ってシート取付板2に載置されたリヤシートを自在かつ任意の位置に前後動するものである点は従来のこの種のスライド式自動車用シートと基本的に同じであるが、本発明では前記シート取付板2の前端縁および後端縁にはシート取付板2を挟んで横方向にスライド自在な断面コ字状のスライドブラケット4を取付け、一方、前記シート取付板2の下面には横方向に伸縮自在なパンタグラフ式のリンク機構5を設けるとともに、該リンク機構5の先端部にあるスライドジョイント5aをシートクッション30の下部に連結してシートクッション30を横方向にスライド可能とした構造となっているので、図2に示されるように、シートの最前列移動部側および最後列移動部側においては、パンタグラフ式のリンク機構5がストッパ7に当接してバネ6の弾力に反しスライドブラケット4を外側へ移動した状態を保持することとなり、リヤシートを最適位置に保持できることとなる。
【0009】
一方、図3に示されるように、リヤシートを前後にスライド移動する場合は、解除機構9の牽引レバー9cを牽引してロック機構8のロック状態を解除すると、バネ6によりパンタグラフ式のリンク機構5が折り畳む方向、即ち外側から内側に向けスライド移動し、この状態でシートを移動すればタイヤハウス21の部分を通過する際にはシートクッション30は内側へ移動した状態となっているので、タイヤハウス21の出っ張りに何ら妨げられることなく自由に前後動できることとなる。更に、シートが最前列移動部側あるいは最後列移動部側までスライドすると、リンク機構5がストッパ7に当接して自動的に伸長しバネ6の弾力に反しスライドブラケット4を外側へ移動してリヤシートを最適位置に保持するとともに、ロック機構8を作動してこの状態を保持できることとなる。
この結果、図5に示されるように、リヤシートはタイヤハウス21の出っ張りを避けて横方向への移動をしつつスライド移動し、タイヤハウス21を通過後は再び車両外部側へ復帰することとなり、シートの最前列移動部側および最後列移動部側において最適位置で使用に供されることとなる。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は簡単な構造でかつシート形状やレール軌跡などの制限を受けることなくリヤシートを自動車の最後部側までの長い距離をスライド移動することができるとともに、シートのスライド移動の操作も容易な手順で行うことができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃した自動車用シートとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるシートの固定状態の要部の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるシートの移動状態の要部の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるシートの移動を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール
2 シート取付板
2a ガイド孔
4 スライドブラケット
5 リンク機構
5a スライドジョイント
6 バネ
7 ストッパ
8 ロック機構
9 解除機構
20 ボディフロア面
21 タイヤハウス
30 シートクッション

Claims (5)

  1. タイヤハウス(21)が側面より内側に向け膨出されている荷室のボディフロア面(20)に前後方向に延びるガイドレール(1) 、(1) を敷設してこのガイドレール(1) 、(1) にシート取付板(2) を前後移動自在に設け、該シート取付板(2) の前端縁および後端縁にはシート取付板(2) を挟んだ断面コ字状のスライドブラケット (4) を横方向にスライド自在に取付けてこれにシートクッション(30)を装着し、一方、前記シート取付板(2) の下面にはタイヤハウス (21) から離間方向である横方向に伸縮自在なパンタグラフ式のリンク機構(5) を設けて該リンク機構(5)の先端部にあるスライドジョイント(5a)をシートクッション(30)の下部に連結してシートクッション(30)を横方向にスライド可能としたことを特徴とする自動車用シート。
  2. パンタグラフ式のリンク機構(5) がバネ(6) により常に折り畳む方向に付勢されている請求項1に記載の自動車用シート。
  3. シート取付板(2) にはスライドジョイント(5a)を案内するガイド孔(2a)が形成されている請求項1または2に記載の自動車用シート。
  4. シートの最前列移動部側および最後列移動部側においてリンク機構(5) を伸長するためのストッパ(7) と、この伸長状態を保持するロック機構(8) が設けられている請求項1または2または3に記載の自動車用シート。
  5. ロック機構解除用のレバー式解除機構(9) が設けられている請求項4に記載の自動車用シート。
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