JPH10203207A - 自動車用シート - Google Patents
自動車用シートInfo
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- JPH10203207A JPH10203207A JP1372697A JP1372697A JPH10203207A JP H10203207 A JPH10203207 A JP H10203207A JP 1372697 A JP1372697 A JP 1372697A JP 1372697 A JP1372697 A JP 1372697A JP H10203207 A JPH10203207 A JP H10203207A
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Abstract
スにより妨げられることなくスライド移動できる自動車
用シートを提供すること。 【解決手段】 荷室のボディフロア面20に前後方向に
延びるガイドレール1、1を敷設してこのガイドレール
1、1にシート取付板2を前後自在に設け、該シート取
付板2の前端縁および後端縁にはシート取付板2を挟ん
で横方向にスライド自在な断面コ字状のスライドブラケ
ット4を取付けてこれにシートクッション30を装着
し、一方、前記シート取付板2の下面には横方向に伸縮
自在なパンタグラフ式のリンク機構5を設けて該リンク
機構5の先端部にあるスライドジョイント4をシートク
ッション30の下部に連結してシートクッション30を
横方向にスライド可能とした。
Description
車の最後部までホイルハウスにより妨げられることなく
スライド移動できる自動車用シートに関するものであ
る。
に対応できるよう、リヤシートを荷室の最後部側まで移
動することができる自動車用シートは、例えば、実開平
1−152838号公報や、特開平7−108864号
公報などにより既に提案されているが、従来のこの種の
自動車用シートにおいては、リヤシートを自動車の最後
部まで移動させる際、荷室内に出っ張っている後輪のホ
イルハウスの影響を受けるため、この影響を受けないよ
うリヤシートの形状やシート案内用のレールの軌跡に制
限が課せられるという問題点があり、また、前記ホイル
ハウスを完全に回避するようリヤシートをスライドさせ
るには複雑で高価な機構となるとともに煩雑な操作手順
を必要とするため、一般車両への適用が困難であるとい
う問題点があった。
従来の問題点を解決して、簡単な構造で且つシート形状
やレール軌跡などの制限を受けることなくリヤシートを
自動車の最後部側までの長い距離をスライド移動するこ
とができるとともに、シートのスライド移動の操作も容
易な手順で行うことができる自動車用シートを提供する
ことを目的として完成されたものである。
めになされた本発明の自動車用シートは、タイヤハウス
が側面より内側に向け膨出されている荷室のボディフロ
ア面に前後方向に延びるガイドレールを敷設してこのガ
イドレールにシート取付板を前後自在に設け、該シート
取付板の前端縁および後端縁にはシート取付板を挟んで
横方向にスライド自在な断面コ字状のスライドブラケッ
トを取り付けてこれにシートクッションを装着し、一
方、前記シート取付板の下面には横方向に伸縮自在なパ
ンタグラフ式のリンク機構を設けて該リンク機構の先端
部にあるスライドジョイントをシートクッションの下部
に連結してシートクッションを横方向にスライド可能と
したことを特徴とするものである。
形態を図示したタイヤハウス21が両側面より内側に向
け膨出されている荷室のボディフロア面20に荷室の最
後部側まで移動できる左右の各リヤシートについて詳細
に説明する。図中1、1はタイヤハウス21の内側に一
方が配置されるようにボディフロア面20に2組敷設さ
れた左右一対のガイドレール、2は各組のガイドレール
1、1の上面に取り付けられるシート取付板であり、こ
のシート取付板2はローラ3を介してガイドレール1上
を前後自在に移動するもので、このシート取付板2がガ
イドレール1に沿って前後動することによりシート取付
板2に載置されたシートクッション30が前後自在にス
ライド移動するという構成は従来のこの種のスライド式
自動車用シートと基本的に同じである。
ション30の後方または前方への移動に伴いシートクッ
ション30がタイヤハウス21の出っ張りを自動的に回
避しつつスライド移動する点に特徴を有するものであ
る。具体的には、前記シート取付板2の前端縁および後
端縁にシート取付板2を挟んで横方向にスライド自在な
断面コ字状のスライドブラケット4がそれぞれ2個ずつ
左右に取付けられており、該スライドブラケット4には
シートクッション30が左右の下端側縁に装着されたシ
ート取付バー31を介して装着されたものとなってい
る。一方、前記シート取付板2の下面には内側をヒンジ
5bで固定されて外側に向け伸縮動する横方向に対し伸
縮自在なパンタグラフ式のリンク機構5が設けられてお
り、該リンク機構5の先端部にあるスライドジョイント
5aが前記シートクッション30の下部の外側のシート
取付バー31に連結されてシートクッション30を内側
から外側に向け横方向にスライド可能にしたものとされ
ている。
はバネ6により常に折り畳む方向、即ち、外側から内側
に向け付勢された状態となっている。また、前記シート
取付板2には、スライドジョイント5aを内側から外側
に向けて案内するガイド孔2aが形成されており、スラ
イドジョイント5aがガイド孔2a内を移動することに
よりシートクッション30が横方向にスライドする構造
となっている。更に、ボディフロア面20のシート最前
列移動部側および最後列移動部側には、常時は折り畳ま
れているリンク機構5を伸長するためのストッパ7が設
けられており、また、この伸長状態を保持するためのロ
ック機構8と、該ロック機構8を解除するためのレバー
式解除機構9が設けられている。このロック機構8は、
ロックレバー8aをスライドブラケット4に設けられた
ロックピン4aにバネ8bの弾性で係合して固定する方
式のものであり、また、これを解除するレバー式解除機
構9は前記ロックレバー8aをケーブル9aで揺動レバ
ー9bに連結するとともに、該揺動レバー9bを牽引レ
バー9cで牽引揺動してロック状態を解除するものであ
る。
ル1に沿ってシート取付板2に載置されたリヤシートを
自在かつ任意の位置に前後動するものである点は従来の
この種のスライド式自動車用シートと基本的に同じであ
るが、本発明では前記シート取付板2の前端縁および後
端縁にはシート取付板2を挟んで横方向にスライド自在
な断面コ字状のスライドブラケット4を取付け、一方、
前記シート取付板2の下面には横方向に伸縮自在なパン
タグラフ式のリンク機構5を設けるとともに、該リンク
機構5の先端部にあるスライドジョイント5aをシート
クッション30の下部に連結してシートクッション30
を横方向にスライド可能とした構造となっているので、
図2に示されるように、シートの最前列移動部側および
最後列移動部側においては、パンタグラフ式のリンク機
構5がストッパ7に当接してバネ6の弾力に反しスライ
ドブラケット4を外側へ移動した状態を保持することと
なり、リヤシートを最適位置に保持できることとなる。
を前後にスライド移動する場合は、解除機構9の牽引レ
バー9cを牽引してロック機構8のロック状態を解除す
ると、バネ6によりパンタグラフ式のリンク機構5が折
り畳む方向、即ち外側から内側に向けスライド移動し、
この状態でシートを移動すればタイヤハウス21の部分
を通過する際にはシートクッション30は内側へ移動し
た状態となっているので、タイヤハウス21の出っ張り
に何ら妨げられることなく自由に前後動できることとな
る。更に、シートが最前列移動部側あるいは最後列移動
部側までスライドすると、リンク機構5がストッパ7に
当接して自動的に伸長しバネ6の弾力に反しスライドブ
ラケット4を外側へ移動してリヤシートを最適位置に保
持するとともに、ロック機構8を作動してこの状態を保
持できることとなる。この結果、図5に示されるよう
に、リヤシートはタイヤハウス21の出っ張りを避けて
横方向への移動をしつつスライド移動し、タイヤハウス
21を通過後は再び車両外部側へ復帰することとなり、
シートの最前列移動部側および最後列移動部側において
最適位置で使用に供されることとなる。
明は簡単な構造でかつシート形状やレール軌跡などの制
限を受けることなくリヤシートを自動車の最後部側まで
の長い距離をスライド移動することができるとともに、
シートのスライド移動の操作も容易な手順で行うことが
できるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃
した自動車用シートとして、産業の発展に寄与するとこ
ろは極めて大である。
の要部の平面図である。
の要部の平面図である。
明する平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 タイヤハウス(21)が側面より内側に向け
膨出されている荷室のボディフロア面(20)に前後方向に
延びるガイドレール(1) 、(1) を敷設してこのガイドレ
ール(1) 、(1) にシート取付板(2) を前後自在に設け、
該シート取付板(2) の前端縁および後端縁にはシート取
付板(2) を挟んで横方向にスライド自在な断面コ字状の
スライドブラケット(4) を取付けてこれにシートクッシ
ョン(30)を装着し、一方、前記シート取付板(2) の下面
には横方向に伸縮自在なパンタグラフ式のリンク機構
(5) を設けて該リンク機構(5) の先端部にあるスライド
ジョイント(5a)をシートクッション(30)の下部に連結し
てシートクッション(30)を横方向にスライド可能とした
ことを特徴とする自動車用シート。 - 【請求項2】 パンタグラフ式のリンク機構(5) がバネ
(6) により常に折り畳む方向に付勢されている請求項1
に記載の自動車用シート。 - 【請求項3】 シート取付板(2) にはスライドジョイン
ト(5a)を案内するガイド孔(2a)が形成されている請求項
1または2に記載の自動車用シート。 - 【請求項4】 シートの最前列移動部側および最後列移
動部側においてリンク機構(5) を伸長するためのストッ
パ(7) と、この伸長状態を保持するロック機構(8) が設
けられている請求項1または2または3に記載の自動車
用シート。 - 【請求項5】 ロック機構解除用のレバー式解除機構
(9) が設けられている請求項4に記載の自動車用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01372697A JP3731964B2 (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 自動車用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01372697A JP3731964B2 (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 自動車用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203207A true JPH10203207A (ja) | 1998-08-04 |
JP3731964B2 JP3731964B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=11841257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01372697A Expired - Fee Related JP3731964B2 (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 自動車用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3731964B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008285098A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Mazda Motor Corp | 車両用シートスライド装置 |
JP2008285091A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Mazda Motor Corp | 車両用シートスライド装置 |
US7677629B2 (en) | 2005-07-14 | 2010-03-16 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Movement device for vehicle seat |
JP2015205530A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company | 乗り物用シート構造 |
-
1997
- 1997-01-28 JP JP01372697A patent/JP3731964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7677629B2 (en) | 2005-07-14 | 2010-03-16 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Movement device for vehicle seat |
JP2008285098A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Mazda Motor Corp | 車両用シートスライド装置 |
JP2008285091A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Mazda Motor Corp | 車両用シートスライド装置 |
JP2015205530A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company | 乗り物用シート構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3731964B2 (ja) | 2006-01-05 |
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