JPH0423707Y2 - - Google Patents

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JPH0423707Y2
JPH0423707Y2 JP1986052872U JP5287286U JPH0423707Y2 JP H0423707 Y2 JPH0423707 Y2 JP H0423707Y2 JP 1986052872 U JP1986052872 U JP 1986052872U JP 5287286 U JP5287286 U JP 5287286U JP H0423707 Y2 JPH0423707 Y2 JP H0423707Y2
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seat
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用シート、例えばバン型自動
車等の後部座席において、前部が床に枢着された
起倒式のシートの後部に係止装置に関する。
(従来の技術) 例えば、従来のバン型自動車の後部座席は、シ
ートを前方に起立させて、そのあと背もたれを前
方に倒し、背もたれ上にも荷を積みうるようにな
つている。
第6図及び第7図は、このような型の従来の自
動車の後部座席(実公昭53−20093号公報参照)
を示すもので、51は自動車の床、52は下面前
端部が床51に枢着されたシート、53は前倒さ
せうるように、後面下端部が床51に枢着された
背もたれである。
シート52の下面後部には、ホルダ54をもつ
てラツチ55が枢支され、ラツチ55はばね56
の付勢により、床51に立設されたストライカ5
7に係合するようになつている。
ラツチ55の後部には、ベルト58の下端が止
着され、ベルト58の上部は、シート52と背も
たれ53の間を通過して、シート52の上面後部
に露呈している。
この装置によれば、シート52の水平時は、ラ
ツチ55がストライカ57に係合しているので、
シート52の後部が浮き上がることはないが、ベ
ルト58の上端を引張ると、ラツチ55が回動し
て、ストライカ57より離脱するので、シート5
2を起立させることができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしこの装置は、起立させたシート52を、
ベルト58を持つて水平に倒すと、ベルト58が
シート52と背もたれ53の当接するA部に挾ま
り、その摩擦抵抗のため、ラツチ55がばね56
の付勢力によつても回動せず、シート52がロツ
クされないおそれがある。
また、ラツチ55が回動式のため、ストライカ
57との係合代を十分に取つても、床51とシー
ト52との相互位置の誤差により、係合が緩くな
る。
さらに、シート52側にラツチ55が取り付け
られているので、起立させた時に、ラツチ55が
後方に突出して危険であり、また他物の衝突によ
りラツチ55を損傷するおそれがある。
そこで、本考案は、シートが確実にロツクさ
れ、かつシート起立時、係止手段を安全状態で維
持できるようにした自動車用シートの係止装置を
提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、係止装置を、 前部が自動車の床に枢着され、かつ後部が水平
状態と起立状態とに起倒自在のシートの後部に形
成された係合部と、 前記シートの後部に対向する床側に、水平移動
可能として設けられ、かつ、前記係合部に係合す
ることにより、シートを水平状態で係止するとと
もに、前記係合部に係合する方向に常時付勢され
た係止部材と、 前記シートの後部に枢着され、かつ、一端に連
結されたベルトを引張ることにより、他端部で、
前記係止部材を係合部から離脱する方向に押動可
能で、常時は不作動位置に向けて付勢されてお
り、さらに他端が、前記シートの起立状態から水
平状態への回動時に、前記係止部材と当接して、
不作動位置に復帰させられるようになつている解
除部材と をもつて構成して、上述の問題点の解決を図つた
ものである。
(作用) 本考案の装置は、水平状態のシートのベルトを
引張ると、解除部材が回動して、係合部と係合し
ている係止部材を、係合部から離脱する方向に押
動し、係合部と係止部材との係合が解除されるの
で、シートを起立させることができる。
起立させたシートを水平に倒す際に、万一ベル
トがシートと背もたれとの間に挾まつたとして
も、解除部材の他端が係止部材又は床の一部と当
接して、解除部材が強制的に不作動位置に復帰さ
せられるので、シートを水平としたとき、シート
が係止されないままとなるという危険性を確実に
防止することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、第1図乃至第5図
に基づいて説明する。
1はバン型自動車の床、2は下面前端部(第1
図左端)が床1に枢着された(図示略)シート、
3は前倒させうるように後面下端面が床1に枢着
された背もたれである。
第1図に示すように、ほぼ水平をなすシート2
の下面後部には、前面開口する支持箱4が垂設さ
れ、支持箱4内には、前後方向を向く解除部材5
が、左右方向を向く枢軸6をもつて枢設され、解
除部材5は、その後部とシート2の下面との間に
縮設された圧縮ばね7の付勢力により、常時は前
上方に向かつて傾斜する不作動位置で停止してい
る。
解除部材5の後端には、シート2と背もたれ3
との間を挿通する引き上げ用のベルト8の下端が
止着され、ベルト8の上端は、シート2の上面後
部に露呈している。
床1における支持箱4の直前には、前後方向を
向いて前後両面開口する案内ケース9が固着さ
れ、案内ケース9の前面には、下端より立上片9
aが曲設され、同じく後端には、前上方に向かう
傾斜辺9bが切設されている。
床1における案内ケース9の後方には、クツシ
ヨンゴム10が立設され、上記支持箱4を介し
て、シート2の後端を支持している。
案内ケース9内には、前後長が案内ケース9よ
り長寸の箱状の係止部材11が、前後摺動自在に
嵌合し、係止部材11の後面には、上記傾斜辺9
bと平行に前上方に傾斜する傾斜面11aが形成
され、案内ケース9より上方に突出する傾斜面1
1aの上端には、若干前方に向かつた後下方に向
かう垂下片11bが曲設され、上面前端には左右
1対の上向ストツパ12が曲設されている。
係止部材11は、その垂下片11bと案内ケー
ス9の立上片9aとの間に設けた圧縮ばね13に
より、後方に向けて付勢され、後端が、第1図に
示すように、クツシヨンゴム10上の支持箱4の
下縁により形成された係合部4aの上面に係合す
ることにより、シート2の後部を係止している。
なお、係止部材11は、ストツパ12が案内ケー
ス9の前端に当接することにより、それ以上の後
方への移動が阻止され、第1図に示す位置で停止
するようになつている。
解除部材5と係止部材11とは、次のような関
係となるようにしてある。
すなわち、第1図に示すようなシート2の係止
状態において、ベルト8を引張ることにより、第
3図に示すように、解除部材5の前端部で、係止
部材11の傾斜面11aを前下方に向けて押圧
し、係止部材11を、係合部4aから離脱するま
で前方に押動することができ、かつ、第4図及び
第5図に示すように、シート2を起立状態(図示
略)から水平状態に倒す際に、解除部材5の前端
が係止部材11の後部上面に当接し、シート2の
重量により、解除部材5が不作動位置まで強制的
に回動させられるような関係としてある。
本実施例は、上述のような構成としてあるの
で、第1図に示す状態から、第3図に示すよう
に、ベルト8の上端を引張ると、上述のように、
解除部材5の前端部により、係止部材11が前方
に推されて、係合部4aとの係合が解除され、シ
ート2を起立させることができる。
ついで係止部材11は、圧縮ばね13の付勢力
により、後限まで突出する。
また、ベルト8より手を離せば、解除部材5は
圧縮バネ7の付勢力により、第1図に示す状態に
復帰する。
この状態から、起立させたシート2を水平に倒
すと、第5図に示すように、係合部4aが係止部
材11の傾斜面11aに摺接し、係止部材11を
圧縮ばね13の付勢力に抗して若干前方に向けて
押動し、係合部4aが係止部材11の後端を下方
に通過すると、圧縮ばね13の付勢力により、係
止部材11が後方に移動し、その後端が係合部4
aの上面に係合して、シート2は水平状態で再度
係止される。
なお、このとき、支持箱4の下面はクツシヨン
ゴム10に当接し、シート2の荷重が支えられ
る。
シート2を倒す時に、万一ベルト8がシート2
と背もたれ3との間に挾まれて引張られた場合
や、又はベルト8を持つたままでシート2をゆつ
くりと倒す場合等においては、第4図に示すよう
に、解除部材5が圧縮ばね7の付勢力に抗して回
動させられたままとなつている。
この状態で、シート2が水平状態近くまで回動
すると、第5図に示すように、解除部材5の前端
が、係止部材11の後部上面に当接して、はね上
げられ、不作動位置まで強制的に復帰させられ
る。
したがつて、ベルト8がシート2と背もたれ3
との間に挾まつても、シート2の自重により、あ
るいはシート2を強制的に押し下げることによ
り、解除部材5が係止部材11の後部上面によ
り、強制的に回動させられるので、シートが確実
に係止され、従来のような係止されないままとな
る危険性を確実に防止することができる。
(考案の効果) 以上から明らかなように、本考案の装置は、従
来の装置と同様に簡単な操作により、シートを起
立させたり水平状態で係止したりすることがで
き、しかも、シートを水平状態まで倒す際、万一
ベルトが、シートと背もたれとの間に挾まれて、
解除部材が望ましくない位置まで回動させられて
いたとしても、解除部材を不作動位置まで強制的
に回動させて、シートを水平状態で確実に係止す
ることができ、安全性を向上することができる。
また従来のラツチ55に相当する係止部材を自
動車の床側に設け、かつ従来のストライカ57に
相当する係合部と、薄型化の可能な解除部材とを
シート側に設けたので、シートの後部下面の出つ
張りをできるだけ少なくすることができ、バン型
自動車の後部座席に適用して甚だ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例におけるシート係
止時の状況を示す要部縦断側面図、第2図は、同
じく正面図、第3図は、同じく、シートの係止を
解除した時の状況を示す要部縦断側面図、第4図
は、同じく、シートを倒す際の途中の状況を示す
要部縦断側面図、第5図は、同じく、シートの係
止直前の状況を示す要部縦断側面図、第6図は、
従来のバン型自動車の後部座席の斜視図、第7図
は、従来のシートの係止装置を示す側面図であ
る。 1……床、2……シート、3……背もたれ、4
……支持箱、4a……係合部、5……解除部材、
7,13……圧縮ばね、8……ベルト、9……案
内ケース、11……係止部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前部が自動車の床に枢着され、かつ後部が水平
    状態と起立状態とに起倒自在のシートの後部に形
    成された係合部と、 前記シートの後部に対向する床側に、水平移動
    可能として設けられ、かつ、前記係合部に係合す
    ることにより、シートを水平状態で係止するとと
    もに、前記係合部に係合する方向に常時付勢され
    た係止部材と、 前記シートの後部に枢着され、かつ、一端に連
    結されたベルトを引張ることにより、他端部で、
    前記係止部材を係合部から離脱する方向に押動可
    能で、常時は不作動位置に向けて付勢されてお
    り、さらに他端が、前記シートの起立状態から水
    平状態への回動時に、前記係止部材と当接して、
    不作動位置に復帰させられるようになつている解
    除部材と を備えることを特徴とする自動車用シートの係止
    装置。
JP1986052872U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0423707Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986052872U JPH0423707Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JP1986052872U JPH0423707Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JPS62165136U JPS62165136U (ja) 1987-10-20
JPH0423707Y2 true JPH0423707Y2 (ja) 1992-06-03

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