JPH08230530A - 車両用シートのシートスライド装置 - Google Patents

車両用シートのシートスライド装置

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JPH08230530A
JPH08230530A JP3999995A JP3999995A JPH08230530A JP H08230530 A JPH08230530 A JP H08230530A JP 3999995 A JP3999995 A JP 3999995A JP 3999995 A JP3999995 A JP 3999995A JP H08230530 A JPH08230530 A JP H08230530A
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seat
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seat cushion
lower rail
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Shigeo Tsunoda
茂雄 角田
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートを前方へスライド移動させるのみで自
動的にシートクッションをシートバック側への跳ね上げ
を可能とする。 【構成】 シートバック25に対してシートクッション
27の前端部がシートバック25側へ跳ね上げ可能に設
けられたシート15において、車体側に固定されるロア
レール1と、シート15側に固定され前記ロアレール1
に対して前後にスライド移動可能なアッパレール3とを
有し、前記アッパレール3側に係合フック部43を設け
る一方、シートクッション27側に、前記係合部43と
係脱自在に係合し、シートクッション27をほぼ水平な
使用状態に保持する被係合部47を設け、前記シート1
5が前方へ所定距離移動した時に、係合部43と連繋
し、係合部43と被係合部47との係合を解除する係合
解除部55を、前記ロアレール1側に設けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、後方のシートが前方
へのスライド移動を可能とする車両に好適な車両用シー
トのシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワンボックス車両等において、後
方のシートを前方のシートにあたるまで一杯にスライド
移動させて、フロアを広く活用するものが知られてい
る。
【0003】この場合、後方のシートクッションを、ほ
ぼ水平な使用状態から、シートバック側へ跳ね上げたほ
ぼ垂直な被使用状態とすることで、後方のシートは前方
のシートと重り合うため、その分、フロアを広く活用で
きる。
【0004】このために、従来にあっては、図10に示
す如く後方のシート101に設けられたシートクッショ
ン解除レバー103を操作してシートクッション105
を矢印の如く跳ね上げた後、続いて、シートスライドラ
ッチ解除レバー107を操作し、前方のシート109ま
で一杯に移動させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来手段にあっては、
シートの前方へのスライド移動にあたって、シートスラ
イドラッチ解除レバー107の操作と、シートクッショ
ン解除レバー103の2操作が必要となる。
【0006】また、操作手順をまちがえると、前方へス
ライド移動した後、シートクッションを跳ね上げる手順
となるため、さらに、前方のシート109との距離をつ
める必要があり、再度、シートスライドラッチ解除レバ
ー107を操作し、前方のシート109まで一杯に移動
させる等、操作性の面で望ましくなかった。
【0007】そこで、この発明は、操作性の向上が図れ
ると共に、構造が簡単な車両用シートのシートスライド
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、シートバックに対してシートクッショ
ンの前端部がシートバック側へ跳ね上げ可能に設けられ
たシートにおいて、車体側に固定されるロアレールと、
シート側に固定され前記ロアレールに対して前後にスラ
イド移動可能なアッパレールとを有し、前記アッパレー
ル側に係合部を設ける一方、シートクッション側に、前
記係合部と係脱自在に係合し、シートクッションをほぼ
水平な使用状態に保持する被係合部を設け、前記シート
が前方へ所定距離移動した時に、係合部と連繋し、係合
部と被係合部との係合を解除する係合解除部を、前記ロ
アレール側に設ける。
【0009】
【作用】かかるシートスライド装置によれば、シートを
前方へ所定距離移動させると、係合部は、ロアレール側
に設けられた係合解除部と連繋し、被係合部との係合が
解除される。この結果、シートクッションは自動的にシ
ートバック側に跳ね上がるから、そのまま前方へスライ
ド移動させることで前方へ一杯に寄せられるようにな
る。したがって、シートクッションをシートバック側へ
跳ね上げる操作が不要となる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図9の図面を参照しながらこ
の発明の実施例を具体的に説明する。
【0011】図1において、1はロアレール、3はアッ
パレールをそれぞれ示している。
【0012】ロアレール1は、上面にガイド溝5を有す
る断面上向きのC形状に形成され、前後に設けられたブ
ラケット7,7を介して車体フロア9に取付けられるよ
うになっている。
【0013】アッパレール3は、図2,図3に示す如く
2枚のアングル状のプレートを重ね合わせ結合すること
で形成され、ロアレール1内に臨む水平部11と水平部
11からガイド溝5を介して上方へ立上がる垂直部13
とから成り、垂直部13はシート15のベースフレーム
17側に固定支持されている。水平部11は、ロアレー
ル1内を摺動可能な左右の滑動子19,19によって左
右方向の動きが規制されると共に、ロアレール1内に配
置された前後のローラ21により、ロアレール1の長手
方向に沿って移動自在に支持されている。
【0014】シート15は、図1に示す如くベースフレ
ーム17に回動可能なアームブラケット23を介して支
持されたシートバック25とシートクッション27とか
ら成り、シートクッション27は、ほぼ水平な使用状態
(図1鎖線a)と、ベースフレーム17のフレーム軸2
9を支点として前端側がシートバック25側へ跳ね上が
る被使用状態(図4実線b)とに回動自在に支持されて
いる。
【0015】シート15のベースフレーム17には、図
5に示す如く付勢ばね35により常時矢印方向に付勢さ
れた支持ロッド32にシートスライド解除レバー31が
設けられ、支持ロッド32には、ロアレール1の上面に
設けられた係合孔37と噛み合う係合爪33aを有する
係合部材33が連動連結し、係合爪33aが係合孔37
と噛み合うことでシート15の拘束状態が得られるよう
になっている。また、シートスライド解除レバー31を
上方へ操作すると係合爪33aと係合孔37との噛み合
いが外れ、拘束解除状態が得られるようになる。なお、
係合孔37は、図4に示す如くロアレール1の前方のd
領域と後方のdIの領域の外に途中にもそれぞれ設けら
れている。
【0016】シートクッション27は、付勢ばね39に
より常時、被使用状態bに付勢されると共に、ロック機
構41によって使用状態aに拘束されている。
【0017】付勢ばね39は、一端がシートクッション
27側に、他端が、アッパレール3の垂直部13側にそ
れぞれ係止されている。
【0018】ロック機構41は、係合部となる係合フッ
ク部43と、係合フック部43のフック部45と係脱自
在に係合し合う被係合部となる係合ストライカ部47と
から成り、係合ストライカ部47の取付フランジ49は
シートクッション27側に固定支持されている。
【0019】係合フック部43は、上下に長いアーム状
に形成され、ほぼ中間部位はフック軸51によりアッパ
レール3の垂直部13に回動自在に支持されている。係
合フック部43の上端部は前記した如くフック部45と
なっていて、上面は誘導面53となっている。誘導面5
3は、図1鎖線で示す如く、係合フック部43がほぼ垂
直姿勢にある時、実線位置にあるシートクッション27
を下方へ強制的に回動させた時に、係合ストライカ部4
7によって係合フック部43を無理なく後退させるよう
機能し、誘導面53を越えると同時に、復帰するフック
部45と係合ストライカ部47の係合状態が得られるよ
うになる。
【0020】また、係合フック部43の下端部は後述す
る係合解除部55と連繋可能な連繋部57となってい
て、前記係合フック部43は、付勢ばね59により、図
1時計方向、即ち、フック部45が係合ストライカ部4
7と常時係合状態に付勢され、ストッパ61によってほ
ぼ垂直姿勢に保持されるようになっている。なお、付勢
ばね59の一端は、ベースフレーム17側に、他端はフ
ック軸51より上方の係合フック部43側にそれぞれ係
止されている。
【0021】係合解除部55は、図2に示す如く帯板状
に形成されロアレール1の前方領域Lで、かつ、ガイド
溝5の一方の内壁面に沿って固着されている。これによ
り、ガイド溝5の溝巾を垂直部13が通過可能な溝巾ま
で狭くすることで、段差部63が形成され、ガイド溝5
に沿ってスライド移動してくる係合フック部43の連繋
部57が、溝巾が狭くなる前記段差部63と当接し合う
ことで、反時計方向に回動し、係合ストライカ部47か
らフック部45が外れるようになっている。
【0022】この場合、係合解除部55を、図6と図7
に示す実施例としてもよい。即ち、ロアレール1の上面
に、ロアレール1の強度剛性を確保するメモリープレー
ト65を設け、メモリプレート65に、ロアレール1の
ガイド溝5と対応する第1のガイド溝67と、前方領域
Lで第1のガイド溝67の溝巾より狭く、アッパレール
3の垂直13が通過できる溝巾とした第2のガイド溝6
9によって形成される係合解除部55を形成する。これ
により、溝巾が狭くなることで、段差部71が形成さ
れ、第1のガイド溝67に沿ってスライド移動してくる
係合フック部43の連繋部57が前記段差部71と当接
し合うことで、反時計方向に回動し、係合ストライカ部
47からフック部45が外れるようにしてもよい。
【0023】あるいは、図8と図9に示す実施例として
もよい。即ち、ロアレール1のガイド溝5の前方領域L
の溝巾を、垂直部13が通過できる溝巾とした噛み合い
解除部55を形成するロアレール一体形状タイプとす
る。これにより、溝巾が狭くなることで、段差部73が
形成され、ガイド溝5に沿ってスライド移動してくる係
合フック部43の連繋部57が前記段差部73と当接し
合うことで、反時計方向に回動し、係合ストライカ部4
7からフック部45が外れるようにしてもよい。
【0024】このように構成されたシートスライド装置
によれば、シートクッション27は、係合フック部43
と係合ストライカ部47との噛み合いによってほぼ水平
な使用状態aに保持されるようになる。
【0025】次に、シートスライドロック解除レバー3
1を操作し、係合爪33aと係合孔37との噛み合いを
解除し、シート15を前方へ移動させると、係合フック
部43の連繋部57は、係合解除部55の段差部63と
当接した後、その上面に乗って移動する。これにより、
フック部45は係合ストライカ部47から外れ、外れた
解除姿勢が保持されると同時に、シートクッション27
は付勢ばね39によってシートバック25側に跳ね上が
る被使用状態bとなるから、前方のシート15aまで一
杯に前進させると、付勢ばね35によって係合爪33a
と係合孔37が噛み合い、前進位置で拘束されるように
なる。
【0026】次に、シート15を元に戻すには、スライ
ドロック解除レバー31を操作して係合爪33aと係合
孔37との噛み合いを解除し、シート15を後方へスラ
イド移動し、元の位置へ復帰させた後、跳ね上がった状
態にあるシートクッション27を下方へ回動させれば、
係合ストライカ部47はフック部45と自動的に係合し
合いシートクッション27の使用状態が得られる。
【0027】これら一連の動作において、シートクッシ
ョン27は、シート15を前方へスライド移動させる操
作のみで、シートバック25側への跳ね上げを可能とす
る。しかも、シートクッション27は、構造簡単な係合
フック部43と係合ストライカ部47によって使用状態
aに保持されるようになる。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、シートを前方へスライド移動させる操作でシートク
ッションを跳ね上げることができるようになり、操作性
の向上が図れる。また、シートクッションは、係合部と
被係合部とで使用状態に保持されるようになり、複雑な
構造を招来することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したシートスライド装置の説明
図。
【図2】係合解除部と係合部と被係合部との関係を示し
た説明図。
【図3】図2のA−A線切断面図。
【図4】後方のシートを前方へスライド移動させた動作
説明図。
【図5】シートスライドロック解除レバーの全体の説明
図。
【図6】係合解除部の別の実施例を示した図2と同様の
説明図。
【図7】図6のB−B線切断面図。
【図8】係合解除部の別の実施例を示した図2と同様の
説明図。
【図9】図8のC−C線切断面図。
【図10】従来例を示した図4と同様の動作説明図。
【符号の説明】
1 ロアレール 3 アッパレール 15 シート 25 シートバック 27 シートクッション 43 係合部 47 被係合部 55 係合解除部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックに対してシートクッション
    の前端部がシートバック側へ跳ね上げ可能に設けられた
    シートにおいて、車体側に固定されるロアレールと、シ
    ート側に固定され前記ロアレールに対して前後にスライ
    ド移動可能なアッパレールとを有し、前記アッパレール
    側に係合部を設ける一方、シートクッション側に、前記
    係合部と係脱自在に係合し、シートクッションをほぼ水
    平な使用状態に保持する被係合部を設け、前記シートが
    前方へ所定距離移動した時に、係合部と連繋し、係合部
    と被係合部との係合を解除する係合解除部を、前記ロア
    レール側に設けたことを特徴とする車両用シートのシー
    トスライド装置。
JP7039999A 1995-02-28 1995-02-28 車両用シートのシートスライド装置 Expired - Lifetime JP3014941B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5711505A (en) * 1996-09-30 1998-01-27 Tachi-S Co., Ltd. Slide rail device for jump seat
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