JP4121663B2 - あおり支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はあおり支持装置に関し、特にトラックの側部及び後部あおり支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
市販の大型トラックやトレーラにおいては、側あおりを分割し、分割された側あおりの間に中柱を配し、この中柱を抜き差し可能に車台に取り付けたものがある。荷台を全面開放する際には、分割された側あおりと中柱の緊締を解除し、次に中柱を車台に取り付けられた箱から抜き去る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の中柱抜き差し操作を要するあおり支持装置によれば、荷台を全面開放する際に中柱を取り外す必要があるため、取り外しを行った場所に中柱を忘れてしまうおそれがある。加えて、特に巨大なトラックなどにおいては、中柱も巨大化しているため、中柱の抜き差し操作が一層困難なものとなっている。
【0004】
本発明の目的は、あおりの倒立状態を安定的に維持させることができ、さらに耐久性の高い簡素な構造を有するあおり支持装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点においてあおり支持装置は、ストッパにその一端が枢支されたガイドアームと、ガイドアームの他端に設けられ、ストッパの枢動に伴い滑動する滑動手段と、基台ないし車台に対して固定され、前記滑動手段の滑動を案内する案内手段と、を有する。そして、中柱を基台外方へ向かって枢動させるにつれて、ストッパとガイドアームとが互いに折り畳まれつつストッパが基台下部内方へ引き込まれていく。
【0006】
このあおり支持装置においては、あおりを全面開放した際に、ストッパが積み卸し作業の妨げにならないように、ストッパが内側へ引き込まれる。また、ストッパに連結(枢支)され、このストッパの他側を支えている手段が中柱の枢動に伴って滑動するため、特に中柱操作時、この手段に大きな荷重が加わることが防止され、この結果、装置の耐久性が向上されている。加えて、滑動手段を所定位置で係止することによってストッパの基台内方(逆方向)への倒れ込みを抑止することができる。また、案内手段だけを基台に対して固定すれば十分であるため、装置の取り付け性が向上されている。
【0007】
本発明の第2の視点においてあおり支持装置は、ストッパに中柱を支えさせるロック機構が、回転操作される操作部と、操作部の回転操作に伴いストッパ内を移動可能な係合部と、を備えている。そして、係合部内において水平方向両側に後退面が形成され、及び両後退面の係合部移動方向一側に両後退面間の空間より水平方向に幅広な空間が形成されている。水平方向両側に延在する幅広部を備えた突出部が前記基台に対して固定されている。そして、幅広部が両後退面の間から突出し、幅広部背面と両側後退面とが水平方向に沿って当接することにより、ロック機構を介して該ストッパが前記基台に対して倒立状態で係止される。一方、操作部の回転操作により、係合部と突出部とが相対移動して、突出部が備える幅広部が水平方向に幅広な空間に位置することにより、ロック機構と突出部材との係合が解除される。
【0008】
このあおり支持装置においては、水平方向に面と面とが当接することによりストッパが倒立状態で基台に係合されるため、鉛直方向に面と面とが当接する場合に比べて、鉛直方向に沿って倒立状態にあるストッパの回転接線方向により大きなモーメント(基台内方向へ向かうモーメント)が作用して、安定的にストッパの倒立状態が維持される。また、水平方向両側に当接面が設けられているため、係合状態においてロック機構の水平方向のガタツキが抑制されている。この結果、装置の耐久性が向上されている。
【0009】
本発明の第3の視点においてあおり支持装置は、中柱の外面の、垂下状態においてロック機構と係合可能な突出部と対向する位置周辺に、該突出部の進入を許容する窓が形成されている。かつ、この窓は、中柱の倒立状態において基台より鉛直方向に沿って高い位置にあるよう形成されている。
【0010】
このあおり支持装置においては、あおり支持装置と基台を含めた全体構成がコンパクト化される。さらに、中柱の倒立状態において、窓が基台より十分に高方に位置しているため、窓とロック機構と係合可能な突出部が同じ高さ位置になく、窓を介して塵芥や水が流入して突出部近傍に侵入していくことが防止されている。この結果、装置の耐久性が向上されている。
【0011】
本発明の第4の視点においてあおり支持装置は、ストッパに内蔵されたロック機構を有する。このロック機構は、回転操作される操作部と、操作部の回転操作に伴いストッパ内を移動して、基台に対して固定され該ストッパ内に進入している突出部と係合又は係合解除される係合部と、を備えている。斯くして、このロック機構は、基台に対してストッパを倒立状態で解除可能に係止し、この係止状態において中柱が基台外方へ倒れ込まないようストッパに該中柱を支えさせることができる。このロック機構は、特に、基台に対してその一端が枢支されたあおりと、基台に対してその一端が枢支された中柱と、あおりと中柱を連結する手段と、中柱に対して枢支され、中柱の倒立状態が維持されるよう倒立して該中柱を支えるストッパと、を有する装置に適用される。
【0012】
このあおり支持装置によれば、ロック機構本体がストッパに内蔵されているため、特にこの装置がトラックのあおりに適用された場合、ロック機構が中柱操作時又は荷物積み卸し時に邪魔にならず、他との干渉のおそれが低い。さらに、ロック装置がストッパ構成部材によって覆われているため、ロック機構が損傷する可能性が低く、その耐久性が向上されている。また、このあおり支持装置においては、ロック機構がストッパに内蔵されているため、装置全体の構成がコンパクトにされ、又取り付け作業も容易化されている。また、装置取り付けのため基台に施す加工が少なくされる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
【0014】
本発明のあおり支持装置はその好ましい実施の形態において、各要素を下記のように構成する。ストッパの枢動に伴い滑動する手段として、ガイドアームの他端にピンを介してコロが装着される。このような滑動手段を案内する手段ないし案内面として、あおり支持装置を基台に取り付けるためのブラケットに斜面を形成する。
【0015】
本発明のあおり支持装置はその好ましい実施の形態において、案内手段上に、中柱の倒立状態において滑動手段が基台外方へ向かって滑動することを係止する手段が設けられ、この係止する手段によってストッパが基台内方へ向かって倒れ込むことが防止される。
【0016】
好ましくは、ロック機構が、その一端がストッパの他端より突出し、ストッパに対してその中間部が枢支されているハンドルと;ハンドルの一端とストッパに対する枢支点との間にその一端が枢支された第1中間レバーと;第1中間レバーの他端にその一端が枢支された第2中間レバーと;第2中間レバーの他端に枢支されたフック係合レバーと;フック係合レバーとストッパとの間で作用するよう弾装され、ストッパの係止状態においてハンドルに対しこの係止状態が維持されるような回転操作方向に働くモーメントを及ぼす弾性手段と;を有する。一方、ロック装置と係合する手段として、基台から外方へ突出して、フック係合レバーと解除可能に係合するフック手段(突出部)が設けられる。
【0017】
また好ましくは、ロック機構が、ストッパの内側にその一端が枢支されたハンドル連結レバーと;その一端がストッパの他端より突出し、その中間部がハンドル連結レバーの他端に枢支され、その他端に鈎部を備えたハンドルと;鈎部とその一端が解除可能に係合する連結レバーと;連結レバーの他端にその一端が枢支されたフック係合レバーと;フック係合レバーとストッパとの間で作用するよう弾装され、ストッパの係止状態においてハンドルに対しこの係止状態が維持されるような回転操作方向に働くモーメントを及ぼす弾性手段と;を有する。一方、ロック装置と係合する手段として、基台から外方へ突出して、フック係合レバーと解除可能に係合するフック手段(突出部)が設けられる。
【0018】
本発明のあおり支持装置はその好ましい実施の形態において、あおり支持装置取り付け用ブラケットと、ロック機構と係合する突出部が同時に基台(車台)に対して固定されている。また、本発明によるあおり支持装置は外方から取り付けられるよう構成することが容易である。
【0019】
本発明のあおり支持装置はその好ましい実施の形態において、分割された側あおりの間、或いは、あおり同士が交差する隅部に設けられ、中柱、側あおり及び後あおり等を支持する。
【0020】
本発明のあおり支持装置はその好ましい実施の形態において、中柱とあおりを連結する手段として、いわゆるエビ型ハンドルとコイルばねを用いた周知のロック機構、止め金と止め棒若しくはその他の公知手段を用いることもできる。
【0021】
本発明のあおり支持装置はその好ましい実施の形態において、トラックやトレーラ等の車両の車台、その他あおり状の扉が取り付けられた基台に取り付けられる。
【0022】
【実施例】
以上説明した本発明の実施の形態をさらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施例に係るあおり支持装置の外観正面図である。図1を参照すると、車台1にあおり2,2の一端が回動自在に取り付けられている。中柱3の一端が車台1に締結されたブラケット7に蝶番8及びピン9を介して枢着されている。ストッパ4の一端が蝶番10及びピン11を介して中柱3の中間部に枢支されている。ブラケット7の内側には、ストッパ4を引き込むための機構が内蔵されている。ストッパ4には、ロック機構5が内蔵され、ロック機構5が車台1に固定されたフック22(突出部)と係合していることにより、ストッパ4の枢動、さらには中柱3の枢動がロックされている。中柱3の上部両側には、あおり2,2と中柱3を連結するための連結装置(緊締手段)6,6が設けられている。よって、ロック機構5とフック22の係合及び連結装置6,6によるあおり2,2と中柱3の締結により、結局あおり2,2の回動が制止されている。
【0024】
[ロック機構]
次に、ロック機構5の構造を詳細に説明する。図2は、図1に示した装置からストッパを取り除いた様子を示す正面図であり、ストッパのロック状態を示している。
【0025】
図2を参照すると、ロック機構5においては、ハンドル12の中間部が、ピン14を介して、ストッパ4の内側プレート部(図6の4b)に固着されたハンドル取付板13に枢支されている。ハンドル12の一端に形成された取っ手部は、ストッパ4の他側開口より突出している。一方、ハンドル12の他端側には三つ又部が形成されている。三つ又部のうち、両側の二つには前記ピン14が挿通され、中央の一つの端部にはピン16を介して第1中間レバー15の一端が枢支されている。第1中間レバー15はストッパ4内を図中上方へ延在し、第1中間レバー15の他端には、ピン17を介して第2中間レバー18の一端が枢支されている。第2中間レバー18はストッパ4内を図中上方へ延在し、第2中間レバー18の他端には、ピン20を介して四角環状のフック係合レバー19の一端フレーム部が枢支されている。フック係合レバー19の他端部内側には、ストッパ4の内側プレート部4b側(図6参照)へ後退している門状段部が形成されている。この門状段部は、水平方向両側に後退面19a,19aを有し、これらの後退面19,19の図中下方には、後退面19a,19a間の空間幅より水平方向に幅広の空間が形成されている。
【0026】
一方、後退面19a,19a間から車台1及びブラケット7(図6参照)に対して固定手段(ボルト、ナット)33により固定されたフック22が突出している。フック22の先端には水平方向に延在する幅広部が形成されている。特に図9を参照して、ロック状態においては、フック係合レバー19の水平方向両側後退面19a,19aと、フック22が備える水平方向両側の幅広部背面22a,22aとが水平方向に沿って当接することにより、フック係合レバー19とフック22が互いに係合される。これによって、ストッパ4の車台1外方への倒れ込みがロックされている。
【0027】
また、ハンドル取付板13の中間部と、四角環状のフック係合レバー19の一端フレーム部とからは、円筒状のばね受が互いに近接するようそれぞれ延在されている。そして、スプリング21が、これらのばね受けにその両端部が支持されることにより、ストッパ4に固定されたハンドル取付板13と、フック係合レバー19との間に圧縮状態で介装されている。ストッパ4のロック状態において、スプリング21は、フック係合レバー19を図中上方へ付勢していることにより、第2中間レバー18を介して第1中間レバー15が上方へ付勢されている(図6参照)。しかし、このロック状態において、第1中間レバー15の第2中間レバー18との枢支点(ピン17)と、同じくハンドル12との枢支点(ピン16)を結ぶ直線より、ハンドル12の車台1に対する枢支点(ピン14)が、図中左方に位置しているから、結局、ハンドル12はスプリング21によって図中反時計方向に回転するよう付勢されている。この結果、フック係合レバー19とフック22の係合状態が安定的に維持される。
【0028】
図3は、図2に示したロック装置の部分拡大図であり、ロック解除状態を示している。図3を参照して、ストッパ4のロック状態(図2参照)から、フック係合レバー19が図2中上方へ移動されることにより、後退面19a,19aと幅広部背面22a,22aの当接状態が解除され、フック22の幅広部が後退面19a,19aの図中下方にある水平方向に幅の広い空間を通じて脱出することにより、フック係合レバー19とフック22の係合が解除される。
【0029】
[ストッパ引き込み機構]
次に、ストッパ4を車台1の内側下方上部に引き込むための機構について詳細に説明する。図4は、図1に示した装置の側面図である。図5は、図4の動作図である。図6は、図2のVI−VI断面図である。図7は、図2のVII−VII断面図である。図8は、図5のVIII−VIII断面図である。図9は、図6のIX−IX断面図である。
【0030】
特に図4及び図5を参照すると、このストッパ引き込み機構において、ストッパ4が備える内側プレート部4a(図6参照)他端内側にはストッパ4の延在方向とほぼ直交する方向に沿って車台1側へ突出する軸受部25が形成されている。軸受部25にはピン26を介してガイドアーム27の一端が枢支されている。ガイドアーム27は、ストッパ4のロック状態(あおり倒立状態)において、ブラケット7の底面に沿って、車台1の内方へ延在している。このブラケット7の底面は水平方向より車台1の内側へ向かって図中上方へ僅かに傾斜した斜面とされている。一方、ブラケット7の底面中央部には、ストッパ4及びガイドアーム27の枢動が許容されるようスリット32が形成されている。
【0031】
このガイドアーム27の他端両側には、コロ28がピン29を介して装着され(図5及び図9参照)、ガイドアーム27の枢動に伴って、ガイドアーム27の他端と共にコロ28が、ブラケット7の底面上を回転しながら移動する。また、ブラケット7の底面中間部には、スリット32を挟んでコロ係止用リブ31,31が形成されている。ロック状態においては、コロ係止用リブ31,31にコロ28が係止されていることによって、コロ28及びガイドアーム27が車台1外方に向かって移動することが防止されている。この結果、ストッパ4の車台1内方への倒れ込みも防止されている。
【0032】
以下、図1〜図9を参照して、両方のあおり2,2及び中柱3を枢動させて、荷台を全面開放する場合における、このあおり支持装置の動作ないし操作方法を説明する。
【0033】
まず、図1を参照して、あおり2,2と中柱3を緊締している連結装置6,6をそれぞれ解除し、あおり2,2を車台1の外方へ枢動させる(外方へ倒す)。
【0034】
次に、図6を参照して、ストッパ4のロック状態においては、スプリング21によってハンドル12が図中反時計方向に回転するよう付勢されている。したがって、フック係合レバー19とフック22の係合状態が安定的に保持されている。そこで、操作者がハンドル12を図中時計方向に所定角度範囲を超えて回転操作すると、今度は、スプリング21の付勢力がハンドル12を図中時計方向に回転させるよう作用する。よって、以降は、比較的小さな操作力でハンドル12を図中時計方向に回転操作することができ、この結果、図7に示すように、フック係合レバー19とフック22の係合状態が解除され、ストッパ4及び中柱3の枢動が許容される。以上のロック機構5の解除操作は、ワンタッチで行うことができる。
【0035】
次に、図4及び図5を参照して、操作者が中柱3を図中反時計方向に枢動させると(外側へ倒すと)、中柱3に枢支されているストッパ4もピン11を支点として図中反時計方向に枢動しながら、図中右方へスライドしていく。このストッパ4の枢動及び移動に伴って、ガイドアーム27の他端が、コロ28を介して、ブラケット7の底面上を、コロ係止面30に向かって移動していくことにより、ガイドアーム27とストッパ4は互いに折り畳まれるように、車台1の下において内方上部へ引き込まれていく。そして、図5を参照して、中柱3が垂下した状態で、コロ28がコロ係止面30に当接して、ガイドアーム27などの移動が阻止される。この中柱3の枢動操作においては、ブラケット7の底面(斜面)によって、ガイドアーム27などを介しストッパ4及び中柱3の自重が支えられているため、中柱3が急激に倒れることが防止されている。斯くして、あおり2,2(図1参照)、中柱3が共に垂下され、荷台が全面開放される。中柱3を倒立状態に復帰させるには、以上説明した操作を反対に行えばよい。
【0036】
[実施例2]
次に、本発明の実施例2に係るあおり支持装置を説明する。なお、本実施例2の説明においては、本実施例2に係る装置が有する要素が、前記実施例1に係る装置が有する要素と、実質的に同様の形状及び機能を備えている場合には、基本的に、前記実施例1と同様の名称で称呼し、同様の参照符号を付与するものとする。また以下の説明においては、主として本実施例2と前記実施例1との相違点を説明し、同様の構成並びに機能を有し及び同様に動作する点については、記載の重複を避けるため、前記実施例1の記載を適宜参照することができるものとする。
【0037】
図10は、本発明の実施例2に係るあおり支持装置の側断面図である。図10を参照すると、このあおり支持装置においては、中柱36の外面に、中柱36の垂下状態においてフック(突出部)22と対向する位置周辺に窓36aが形成され、フック22が窓36aを通って中柱36内部に進入することが可能とされている。
したがって、前記実施例1に係る装置と比べて(図5参照)、中柱36が垂下された状態で、中柱36をより車台1の方へ寄せることができる。これによって、車両の外方幅を減少させることができ、その分内方幅すなわち荷台容積を増加させることができる。
【0038】
また、中柱の倒立状態(図10中仮想線で示す)において、窓36aが車台1の基面より高い位置にある。これによって、塵芥や水が窓36aを介してフック22と固定手段33の隙間などに侵入していくことが防止されている。
【0039】
[実施例3]
次に、本発明の実施例3に係るあおり支持装置を説明する。なお、本実施例3の説明においては、本実施例3に係る装置が有する要素が、前記実施例1に係る装置が有する要素と、実質的に同様の形状及び機能を備えている場合には、基本的に、前記実施例1と同様の名称で称呼し、同様の参照符号を付与するものとする。また以下の説明においては、主として本実施例3と前記実施例1との相違点を説明し、同様の構成並びに機能を有し及び同様に動作する点については、記載の重複を避けるため、前記実施例1の記載を適宜参照することができるものとする。
【0040】
図11は、本発明の実施例3に係るあおり支持装置の、ストッパを取り除いた様子を示す正面図である。図12は、図11に示した装置のXII−XII断面図である。図13は、図12の動作図である。図14は、図13に引き続く動作図である。
【0041】
まず、このあおり支持装置のロック機構を説明する。図11及び図12を参照すると、ロック機構50においては、ハンドル55の中間部がピン57を介して二又状のハンドル連結レバー56の一端に枢支されている。ハンドル連結レバー56の他端がピン63を介してハンドル取付板58の下部に設けられた軸受部に枢支されている。ハンドル55の一端に形成された取っ手部が、ストッパ54の他側開口より突出されている。ハンドル55は図中上方へ延在され、その他端には鈎部55aが形成されている。ハンドル55の図中上方には、連結レバー59が延在している。連結レバー59の一端にはブリッジ部59aが設けられている。ストッパ54のロック状態においては、鈎部55aがブリッジ部59aに係合している。連結レバー59の他端には、ピン61を介して四角環状のフック係合レバー60が枢支されている。フック係合レバー60には、前記実施例1と同様な後退面60a,60aが形成され、後退面60a,60aとフック22の幅広部背面22a,22aとが当接することにより、フック係合レバー60とフック22が係合して、ストッパ4のロック状態が維持される。
【0042】
ハンドル取付板58の他端には、ストッパ4のロック状態において水平方向に延在するばね受けプレート部58aが形成されている。ばね受けプレート部58aと、フック係合レバー60の一端の間には、スプリング62が圧縮介装されている。ストッパ54のロック状態において、フック係合レバー60及び連結レバー59を介してハンドル55は図中上方へ付勢されている。また、ストッパ54のロック状態において、ハンドル55は実施例1と同様に図中反時計方向へ回動するよう付勢されている。
【0043】
次に、図11〜図14を参照して、このあおり支持装置の動作ないし操作方法を説明する。特に図12を参照して、ストッパ54のロック状態において、ブリッジ部59aとピン57を結ぶ線分より、ピン63が図中左方に位置していることにより、ハンドル55はスプリング21によって図中反時計方向に回転するよう付勢されている。
【0044】
特に図13を参照して、ハンドル55を図中時計方向に所定角度回転操作すると、今度はハンドル55がスプリング21によって図中時計方向に回転するよう付勢される。よって、ハンドル55を比較的小さな操作力で回転させることができる。ハンドル55が図13に示した回転位置に到達すると、次に、ハンドル55を図中反時計方向に回転操作して、鈎部55aとブリッジ部59aとの係合を解除し、図14に示すように鈎部55aをブリッジ部59aの図中下方へ位置させる。このとき、フック係合レバー60とフック22の係合は解除されている。斯くして、ロック装置50の解除が完了する。以下は、前記実施例1と同様の動作によりあおり及び中柱3が枢動され、荷台が全面開放される。
【0045】
【発明の効果】
本発明によるあおり支持装置は、あおりをその倒立状態でより安定的に維持することができる。加えて、本発明のあおり支持装置は耐久性の高い簡素な構造を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るあおり支持装置の外観正面図である。
【図2】図1に示した装置からストッパを取り除いた様子を示す正面図である。
【図3】図2に示したロック装置の部分拡大図であり、ロック解除状態を示している。
【図4】図1に示した装置の側面図である。
【図5】図4の動作図である。
【図6】図2のVI−VI側面図である。
【図7】図2のVII−VII側面図である。
【図8】図5のVIII−VIII断面図である。
【図9】図6のIX−IX断面図である。
【図10】本発明の実施例2に係るあおり支持装置の側断面図である。
【図11】本発明の実施例3に係るあおり支持装置の、ストッパを取り除いた様子を示す正面図である。
【図12】図11のXII−XII断面図である。
【図13】図12の動作図である。
【図14】図13に引き続く動作図である。
【符号の説明】
1 車台
2 あおり
3 中柱
4 ストッパ
4a 外側プレート部
4b 内側プレート部
4c 係止用リブ
5 ロック機構
6 連結装置
7 ブラケット
8 蝶番
9 ピン
10 蝶番
11 ピン
12 ハンドル
13 ハンドル取付板
14 ピン
15 第1中間レバー
16 ピン
17 ピン
18 第2中間レバー
19 フック係合レバー
19a 後退面
20 フック
21 スプリング
22 フック
22a 幅広部背面
25 軸受部
26 ピン
27 ガイドアーム
28 コロ
29 ピン
30 コロ係止面
31 コロ係止用リブ
32 スリット
33 固定手段
36 中柱
36a 窓
37 蝶番
50 ロック機構
54 ストッパ
54a 外側プレート部
54b 内側プレート部
55 ハンドル
55a 鈎部
56 ハンドル連結レバー
57 ピン
58 ハンドル取付板
58a ばね受けプレート部
59 連結レバー
59a ブリッジ部
60 フック係合レバー
61 ピン
62 スプリング
63 ピン

Claims (4)

  1. 基台に対してその一端が枢支されたあおりと、
    前記基台に対してその一端が枢支された中柱と、
    前記あおりと前記中柱を連結する手段と、
    前記中柱に対してその一端が枢支され、前記中柱の倒立状態が維持されるよう倒立して該中柱を支えるストッパと、
    操作手段であって、前記基台に対して前記ストッパを倒立状態で解除可能に係止し、該係止状態において前記中柱が前記基台外方へ倒れ込まないよう該ストッパに該中柱を支えさせるロック機構と、
    前記ストッパにその一端が枢支されたガイドアームと、
    前記ガイドアームの他端に設けられ、前記ストッパの枢動に伴い滑動する滑動手段と、
    前記基台に対して固定ないし一体化され、前記滑動手段の滑動を案内する案内手段と、
    を有し、
    前記中柱を前記基台外方へ向かって枢動させるにつれて、前記ストッパと前記ガイドアームとが互いに折り畳まれつつ該ストッパが前記基台下部内方へ引き込まれていくこと、
    を特徴とするあおり支持装置。
  2. 前記案内手段上に、前記中柱の倒立状態において前記滑動手段が前記基台外方へ向かって滑動することを係止する手段が設けられ、
    前記係止する手段によって、前記ストッパが前記基台内方へ向かって倒れ込むことが防止されていること、
    を特徴とする請求項1記載のあおり支持装置。
  3. 基台に対してその一端が枢支されたあおりと、
    前記基台に対してその一端が枢支された中柱と、
    前記あおりと前記中柱を連結する手段と、
    前記中柱に対してその一端が枢支され、前記中柱の倒立状態が維持されるよう倒立して該中柱を支えるストッパと、
    前記ストッパに内蔵された操作手段であって、前記基台に対して前記ストッパを倒立状態で解除可能に係止し、該係止状態において前記中柱が前記基台外方へ倒れ込まないよう該ストッパに該中柱を支えさせるロック機構と、
    を有し、
    前記ロック機構が、回転操作される操作部と、該操作部の回転操作に伴い前記ストッパ内を移動可能な係合部と、を備え、該係合部内において水平方向両側に後退面が形成され、及び該両後退面の該係合部移動方向一側に該両後退面間の空間より水平方向に幅広な空間が形成されていること、
    水平方向両側に延在する幅広部を備えた突出部が前記基台に対して固定ないし一体化されていること、
    前記幅広部が前記両後退面の間から突出し、該幅広部背面と前記両側後退面とが水平方向に沿って当接することにより、前記ロック機構を介して前記ストッパが前記基台に対して倒立状態で係止されること、
    前記操作部の回転操作により、前記係合部と前記突出部とが相対移動して、該突出部が備える前記幅広部が前記水平方向に幅広な空間に位置することにより、前記ロック機構と前記突出部との係合が解除されること、
    を特徴とするあおり支持装置。
  4. 基台に対してその一端が枢支されたあおりと、
    前記基台に対してその一端が枢支された中柱と、
    前記あおりと前記中柱を連結する手段と、
    前記中柱に対して枢支され、前記中柱の倒立状態が維持されるよう倒立して該中柱を支えるストッパと、
    前記ストッパに内蔵された操作手段であって、回転操作される操作部と、該操作部の回転操作に伴い前記ストッパ内を移動し、前記基台に対して固定ないし一体化され且つ該ストッパ内に進入している突出部と係合又は係合解除される係合部と、を備え、前記基台に対して該ストッパを倒立状態で解除可能に係止し、該係止状態において前記中柱が前記基台外方へ倒れ込まないよう該ストッパに該中柱を支えさせるロック機構と、
    を有し、
    前記中柱の外面の、垂下状態において前記突出部に対向する位置周辺に該突出部の進入を許容する窓が形成されていること、
    前記中柱の倒立状態において、前記窓が前記基台より鉛直方向に沿って高い位置にあること、
    を特徴とするあおり支持装置。
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