JPH0958323A - カップホルダ装置 - Google Patents

カップホルダ装置

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JPH0958323A
JPH0958323A JP21882795A JP21882795A JPH0958323A JP H0958323 A JPH0958323 A JP H0958323A JP 21882795 A JP21882795 A JP 21882795A JP 21882795 A JP21882795 A JP 21882795A JP H0958323 A JPH0958323 A JP H0958323A
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Hidehiro Murakami
英広 村上
Yasunori Hiramitsu
靖典 平光
Kentaro Okamoto
健太郎 岡本
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Toyota Motor Corp
Kojima Industries Corp
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Kojima Press Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用のばね部材を用いることなく、トレ−を
下向きに弾発してそのトレ−のガタ付きを防止する。 【解決手段】 リテ−ナ1と、ホルダ体11と、トレ−21
と、サポ−ト体31と、弾性部材41と、を備えたカップホ
ルダ装置であって、サポ−ト体31を張出方向に弾発して
いる弾性部材41には、トレ−21を下向きに弾発する弾発
力が付与されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主として車両のイ
ンストルメントパネル,コンソ−ルボックス,シ−トバ
ック等の内装部材に装着されるカップホルダ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカップホルダ装置におい
て、図7と図8に示すように、車両の内装部材に組込ま
れるリテ−ナ101 には、その収納室の左右両側部に取付
けられた案内レ−ル105 に案内されてホルダ体111 が出
入可能に収納されている。前記ホルダ体111 には、その
上板部112 に缶容器,カップ等のカップ類が差込まれる
保持孔115 が貫設されている。前記ホルダ体111 の左右
の両側板部の間には、トレ−121 が、そのア−ム122の
基端部寄りにおいて軸123 を中心として回動可能に組付
けられている。さらに、トレ−121 の両ア−ム122 の先
端部にはカップ類の底面を受承するカップ受け部124 が
設けられている。そして、リテ−ナ101 に対し、ホルダ
体111 が図7に示す使用位置まで引出されることで、ト
レ−121 が自重によって下向きに回動されてカップ類の
底面を受承可能なカップ受承位置に配置され、図8に示
すように、リテ−ナ101 に対し、ホルダ体111 の元の位
置まで押込まれることで、トレ−121 の両ア−ム122 が
リテ−ナ101 の案内レ−ル105 の前端縁に接しながら元
の格納位置まで回動されるようになっている。
【0003】また、前記ホルダ体111 の上板部112 下面
には、同ホルダ体111 の保持孔115に差込まれるカップ
類の外径に応じて保持孔115 の一側に張出されるサポ−
ト体131 が、その一端部寄りにおいて軸132 を中心にし
て回動可能に支持されている。そして、前記サポ−ト体
131 の軸132 の回りには、サポ−ト体131 が略水平状を
なしてホルダ体111 の上板部112 下面に当接する張出端
位置に向けて弾発するばね部材141 が組付けられてい
る。前記したように構成されるカップホルダ装置におい
て、リテ−ナ101 に対し、ホルダ体111 を軽快に出入操
作するために、図8に示すように、ホルダ体111 が収納
位置まで押込まれた状態において、トレ−121 のカップ
受け部124 の上縁部とホルダ体111 の上板部112 の下面
との間には所定の隙間Sが設定されている。さらに、車
両の走行震動によってトレ−121 が前記隙間においてガ
タ付くことを防止するために、専用のばね部材161 によ
ってトレ−121 のア−ム122 を下向きに弾発し、そのア
−ム122 の先端部下面122aをリテ−ナ101 の案内レ−ル
105に押し当てていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のものに
おいて、トレ−121 を下向きに弾発してガタ付きを防止
するために、専用のばね部材161 を製作し、そのばね部
材161 をビス162 などによってホルダ体111 の上板部11
2 下面(又はガイドレ−ル)に組付けなければならず、
その分だけ部品点数や組付け工数が増加し、コスト高と
なる問題点があった。この発明の目的は、専用のばね部
材を用いることなく、トレ−を下向きに弾発してホルダ
体がリテ−ナに収納されたときにそのトレ−のガタ付き
を防止することができるカップホルダ装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るカップホルダ装置は、リテ−
ナと、前記リテ−ナに出入可能に収納されかつカップ類
が差込まれる保持孔を有するホルダ体と、前記リテ−ナ
に対し前記ホルダ体が収納位置まで押込まれたときに前
記リテ−ナに接しながら前記ホルダ体に格納される格納
位置と、前記リテ−ナに対し前記ホルダ体が使用位置ま
で引出されたときに同ホルダ体に対し下向きに回動され
て前記カップ類の底面を受承可能なカップ受承位置とに
配置切換えされるトレ−と、前記保持孔に差込まれるカ
ップ類の外径に応じて同保持孔の一側に対し張出可能に
軸支されたサポ−ト体と、前記サポ−ト体を張出方向に
弾発する弾性部材と、を備え、前記弾性部材には、前記
トレ−を下向きに弾発する弾発力が付与されている。
【0006】したがって、リテ−ナに対しホルダ体が使
用位置まで引出されると、トレ−はその自重と弾性部材
の弾発力によって下向きに回動されてカップ受承位置に
配置される。ここで、ホルダ体の保持孔に差込まれたカ
ップ類の底面は、トレ−によって受承される。さらに、
ホルダ体の保持孔の一側に対し前記弾性部材の弾発力に
よって張出されたサポ−ト体によってカップ類の外周面
の一側が押圧され、同カップ類の外周面の他端が保持孔
の他側に押付けられるため、カップ類の外径が大小異な
る場合においてもカップ類がガタ付くことなく安定よく
保持される。前記リテ−ナに対し、ホルダ体が元の収納
位置まで押込まれると、トレ−は、リテ−ナに接しなが
ら、弾性部材の弾発力に抗して元の格納位置に配置され
る。前記ホルダ体が収納位置まで押込まれ、トレ−が格
納位置に配置された状態において、トレ−は、前記弾性
部材の弾発力によって下向きに弾発され、リテ−ナに当
接保持されるため、車両の走行振動によってトレ−が上
下方向にガタ付く不具合が解消される。
【0007】また、請求項2の発明に係るカップホルダ
装置は、請求項1に記載のカップホルダ装置において、
弾性部材は、その略中央部とばね蓄積部を有し、同ばね
蓄積部の一端部が前記サポ−ト体に係合され、同ばね蓄
積部の他端部がトレ−に係合されることで、前記サポ−
ト体を張出方向に弾発する弾発力とが、前記ばね蓄積部
に付与されている。したがって、サポ−ト体を張出方向
に弾発している弾性部材のばね蓄積部に対し、トレ−を
下向きに弾発力を容易に付与することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明の実施の形態1を図1〜図4
にしたがって説明する。図1と図2において、車両のイ
ンストルメントパネル,コンソ−ルボックス,シ−トバ
ック等の内装部材に取付けられるリテ−ナ1は、上板部
2と左右両側壁3とその両側壁の下縁部には折返し状に
形勢された折返し片4とを一体に備え、ホルダ体11を出
入可能に収納するための収納室が形成されている。
【0009】リテ−ナ1の収納室の左右両側部には断面
略コの字状をなす案内レ−ル5がそれぞれ対向状に固定
されている。そして、リテ−ナ1の収納室には前記案内
レ−ル5に案内されてホルダ体11が出入可能に収納され
ている。ホルダ体11は、上板部12と、該上板部12の左右
両側縁に下向きの直角状をなして突設された左右の両側
板部13と、前記上板部12及び両側板部13の前縁にわたっ
て形成されかつ取手を兼務する前板部14とを一体に備え
ている。そして、上板部12には、外径が異なるカップ類
のうち、大径のカップ類が差込み可能な大きさの保持孔
15が貫設されている。
【0010】前記ホルダ体11の両側板部13の間の奥側寄
りには、トレ−21がその左右一対のア−ム22の基端部寄
りにおいて軸23を中心として回動可能に組付けられてい
る。前記トレ−21の左右一対のア−ム22の先端部に跨っ
て、カップ類の底面を受承するカップ受け部24が形成さ
れている。そして、図4に示すように、リテ−ナ1に対
し、ホルダ体11が収納位置まで押込まれたときに、トレ
−21の両ア−ム22がリテ−ナ1の両案内レ−ル5の前端
縁に接しながら軸23を中心として上向きに回動されるこ
とで、トレ−21がホルダ体11に格納される格納位置に配
置される一方、図2に示すように、リテ−ナ1に対しホ
ルダ体11が使用位置まで引出されたときには、トレ−21
が軸23を中心として下向きに回動されカップ類の底面を
受承可能なカップ受承位置に配置されるようになってい
る。
【0011】また、図2に示すように、トレ−21が前記
カップ受承位置に配置されたときには、同トレ−21の両
ア−ム22の基端面をストッパ面25として、ホルダ体11の
上板部12下面に当接することで、これ以上のトレ−22の
回動が止められるようになっている。
【0012】ホルダ体11の上板部12の下面には、その保
持孔15の一側(奥側)において、サポ−ト体31が軸32を
中心として回動可能に組付けられている。図2と図3に
示すように、前記サポ−ト体31は弾性部材41によって保
持孔15の一側に張出す方向に弾発され、その張出端位置
においてホルダ体11の上板部12下面に当接して略水平状
に保持されるようになっている。前記サポ−ト体31を張
出方向に張発する弾性部材41には、前記トレ−21を下向
きに弾発する弾発力が付与されている。
【0013】この実施の形態1において、弾性部材41
は、サポ−ト体31の軸32の回りに巻回されたコイルスプ
リングよりなるばね蓄積部42を略中央部に有し、そのば
ね蓄積部42の一端から延出された第1係合片43がサポ−
ト体31の下面に接して係合され、同ばね蓄積部42の他端
から延出された第2係合片44がトレ−21の両ア−ム22の
基端部に跨がる支持片26に湾曲状に屈曲されて係合され
ている。
【0014】この実施の形態1は上述したように構成さ
れる。したがって、図2に示すように、リテ−ナ1に対
しホルダ体11が使用位置まで引出されると、トレ−21
は、その自重と弾性部材41の弾発力によって軸23を中心
として下向きに回動され、同トレ−21のカップ受け部24
が略水平状をなすカップ受承位置に配置される。前記し
たように、ホルダ体11が使用位置に引出されトレ−21が
カップ受承位置に配置された状態のもとで、図3に示す
ように、ホルダ体11の保持孔15にカップ類Cが差込ま
れ、そのカップ類Cの底面がトレ−21のカップ受け部24
に受承されてカップ類Cが保持される。
【0015】前記ホルダ体11の保持孔15にカップ類Cが
差込まれる際、張出端位置に配置されたサポ−ト体31は
前記カップ類Cの外径に応じ、かつカップ類Cの外周面
に接しながら弾性部材41の弾発力に抗して下向きに回動
される。そして、カップ類Cの底面がカップ受け部24に
受承されたときには、前記弾性部材41の弾発力の作用を
受けたサポ−ト体31によって前記カップ類Cの外周面の
一側が押圧され、同カップ類Cの外周面の他側が保持孔
15の他側に押付けられる。これによってカップ類Cの外
径が大小異なる場合においてもカップ類Cがガタ付いた
り傾くことなく安定よく保持される。
【0016】図4に示すように、前記リテ−ナ1に対
し、ホルダ体11が元の収納位置まで押込まれると、トレ
−21は、その両ア−ム22において、リテ−ナ1の両案内
レ−ル5の前端縁に接しながら弾性部材41の弾発力に抗
して、元の格納位置まで回動される。前記したように格
納位置に配置されたトレ−21は、前記弾性部材41の弾発
力によって下向きに弾発され、その両ア−ム22の先端部
下面が案内レ−ル5に圧接保持される。このため、車両
の走行振動によってトレ−21が上下方向にガタ付く不具
合が防止される。
【0017】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図5にしたがって説明すると、この実施の形態
2において、弾性部材41は板ばねによって構成され、そ
の一端部の第1係合片43がサポ−ト体31の基端寄り下面
に接して係合され、他端部の第2係合片44がトレ−21の
両ア−ム22の支持片26に接して係合され、略中央部には
湾曲状に屈曲されたばね蓄積部42が形成されている。さ
らに、弾性部材41の離脱を防止するために、弾性部材21
の第1,第2の係合片43,44のうち少なくとも一方、こ
の実施の形態2では第1係合片43がサポ−ト体31の下面
にビス等によって止着されている。その他の構成は実施
の形態1とほぼ同様にして構成されるため、同一部分及
び部材に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
したがって、この実施の形態2においても実施の形態1
とほぼ同様の作用・効果を奏する。
【0018】(実施の形態3)次に、この発明の実施の
形態3を図6にしたがって説明すると、この実施の形態
3においては、ホルダ体11に対しトレ−21とサポ−ト体
31とが同軸又は同一中心線上に配設された軸52を中心と
して回動可能に組付けられている。そして、弾性部材41
は、前記軸52の回りに巻回されたコイルスプリングより
なるばね蓄積部42と、そのばね蓄積部42の一端から延出
されてサポ−ト体31の下面に圧接して係合する第1係合
片43と、ばね蓄積部42の他端から延出されかつトレ−21
の支持片27に係合する第2係合片44とを備えている。そ
の他の構成は実施の形態1とほぼ同様に構成されるた
め、同一部分及び部材に対し同一符号を付記してその説
明は省略する。したがって、この実施の形態3において
も実施の形態1とほぼ同様の作用・効果を奏する。な
お、前記実施の形態1〜3では、ホルダ体11に対しサポ
−ト体31を回動可能に軸支したが、これに限るものでは
なく、トレ−21に対しサポ−ト体31を回動可能に軸支し
てもよい。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ホルダ体の保持孔の一側に対しサポ−ト体を張出方向に
弾発している弾性部材によってトレ−を下向きに弾発す
ることができるため、従来と異なり、専用のばね部材を
製作して組付ける必要性を解消してコスト低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1におけるカップホルダ
装置のホルダ体が使用位置まで引出された状態を示す斜
視図である。
【図2】同じく側断面図である。
【図3】同じくカップ類を保持した状態を示す側断面図
である。
【図4】同じくホルダ体を収納位置まで押込んだ状態を
示す側断面図である。
【図5】この発明の実施の形態2を示す側断面図であ
る。
【図6】この発明の実施の形態3を示す側断面図であ
る。
【図7】従来のカップホルダ装置のホルダ体を使用位置
まで引出した状態を示す側断面図である。
【図8】同じくホルダ体を収納位置まで押込んだ状態を
示す側断面図である。
【符号の説明】
1 リテ−ナ 5 案内レ−ル 11 ホルダ体 15 保持孔 21 トレ− 22 ア−ム 24 カップ受け部 31 サポ−ト体 41 弾性部材 42 ばね蓄積部 43 第1係合片 44 第2係合片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 健太郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リテ−ナと、 前記リテ−ナに出入可能に収納されかつカップ類が差込
    まれる保持孔を有するホルダ体と、 前記リテ−ナに対し前記ホルダ体が収納位置まで押込ま
    れたときに前記リテ−ナに接しながら前記ホルダ体に格
    納される格納位置と、前記リテ−ナに対し前記ホルダ体
    が使用位置まで引出されたときに同ホルダ体に対し下向
    きに回動されて前記カップ類の底面を受承可能なカップ
    受承位置とに配置切換えされるトレ−と、 前記保持孔に差込まれるカップ類の外径に応じて同保持
    孔の一側に対し張出可能に軸支されたサポ−ト体と、 前記サポ−ト体を張出方向に弾発する弾性部材と、を備
    え、 前記弾性部材には、前記トレ−を下向きに弾発する弾発
    力が付与されていることを特徴とするカップホルダ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカップホルダ装置にお
    いて、弾性部材は、その略中央部にばね蓄積部を有し、
    同ばね蓄積部の一端部が前記サポ−ト体に係合され、同
    ばね蓄積部の他端部がトレ−に係合されることで、前記
    サポ−ト体を張出方向に弾発する弾発力と前記トレ−を
    下向きに弾発する弾発力とが、前記ばね蓄積部に付与さ
    れていることを特徴とするカップホルダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110013155A (zh) * 2019-05-10 2019-07-16 铁力山(北京)控制技术有限公司 一种控制台用水杯托
WO2019235488A1 (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 いすゞ自動車株式会社 カップホルダ
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