JP2005067364A - 自動車用内装部品のポケット構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポケットカバーを開閉した際騒音を発生することがない自動車用内装部品のポケット構造を提供する。
【解決手段】 車室内を内装する内装部品本体1と、内装部品本体1に設けられたポケット3と、ポケット3の前面に開閉自在に設けられたポケットカバー5と、ポケットカバー5を開閉方向へ付勢する付勢手段7とを備えた自動車用内装部品のポケット構造であって、ポケットカバー5が閉鎖端に達する手前で、ポケット3側とポケットカバー5側の相対動を抑制することにより、ポケットカバー5の閉鎖速度を減速する緩衝手段8を設けたことから、ポケットカバー5を閉鎖した際打撃音が発生することがないので、高級感が増すと共に、騒音の低減が図れる。
【選択図】 図4

Description

本発明は自動車の車室内を内装する内装部品に設けられたポケット構造に関する。
従来自動車の車室内は、樹脂により成形された内装部品により内装されているが、ドアの内側は、ドアトリムと呼ばれる内装部品により内装されている。
ドアトリムは、通常ドアを開閉する際に手を掛けたり、楽な姿勢を取るため肘を掛けたりするアームレストが一体に形成されているが、アームレストの下方には、地図等の小物類を入れるためのポケットが設けられている。
このポケットは、ドアトリムを車室側へ膨出させることにより形成されていて、上面に小物類を出し入れするための開口部が開口されているが、この開口部よりポケット内へ小物類を出し入れしやすくするため、ポケットの前面に開閉自在なポケットカバーを設けた内装部品が例えば特許文献1で提案されている。
特開2002−362232号公報(段落0010,0012)。
前記従来の内装部品は、下端側がヒンジ軸により支承された開閉自在なポケットカバーより突設したガイド軸に、ガイド溝との摺動抵抗を軽減する摺動抵抗軽減手段を設けたもので、ポケットカバーのどこを持って開閉しても、摺動抵抗軽減部材がガイド軸とガイド溝との摺動抵抗を軽減するため、常に円滑な開閉が行える効果を有している。
一方ポケットに設けられたポケットカバーの開閉が円滑に行えるようにするため、例えば図19及び図20に示すようにポケットaの内側面cとポケットカバーbの側壁の間にギヤダンパdを設けた内装部材も公知である。
前記内装部材は、下部が軸ピンeによりポケットaの内側面cに支承されたポケットカバーbの外側面に、ギヤダンパdを取り付けたもので、ギヤダンパdのギヤfは、ポケットaの内側面に突設された円弧状のラックgに噛合されている。
ポケットカバーbは、トグルばねよりなる付勢手段hにより開方向及び閉方向に付勢されていて、ポケットカバーbが開放した状態及び閉鎖した状態に保持されるようになっており、付勢手段hによりポケットカバーbが急激に開放されたり、急激に閉鎖されるのを、ラックgにより回転されるギヤfの回転を抑制することにより、ギヤダンパdが緩衝するように構成されている。
しかし前記特許文献1に記載の内装部品では、摺動抵抗軽減手段によりポケットカバー開放時の操作力を軽減することができるが、逆に付勢手段によるポケットカバー閉鎖時の速度が増すため、ポケットカバーを閉じた際に内装材本体と衝突して打撃音が発生し、高級感を損ねる等の問題がある。
一方図19及び図20に示す従来の内装部品では、ギヤダンパdのコストが高いため、部品コストが上ると共に、ギヤダンパdに使用されている油は、温度により粘度が変化するため、気温が高いときにはダンパ効果が低下して、ポケットカバーbを閉じた際打撃音が発生して高級感が損なわれる上、気温が低いときには、ポケットカバーbの開閉速度が遅くなる等の問題がある。
また内装材本体の剛性が低い場合、ポケットカバーbの端部を持って開閉した際、ポケットカバーbにねじれ変形が発生しギヤfとラックgの噛合部に歯飛びが発生して操作フィーリングが損なわれると共に、ギヤダンパd内の油の粘性や量等により減衰量が決まってしまうため、ポケットカバーbの開閉速度を自由に調整できない等の問題もある。
本発明は前記従来の問題を改善するためになされたもので、ポケットカバーを開閉した際騒音を発生することがない自動車用内装部品のポケット構造を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため本発明の自動車用内装部品のポケット構造は、車室内を内装する内装部品本体と、内装部品本体に設けられたポケットと、ポケットの前面に開閉自在に設けられたポケットカバーと、ポケットカバーを開閉方向へ付勢する付勢手段とを備えた自動車用内装部品のポケット構造であって、ポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、ポケット側とポケットカバー側の相対動を抑制することにより、ポケットカバーの閉鎖速度を減速する緩衝手段を設けたものである。
前記構成により、閉鎖端の手前でポケットカバーの閉鎖速度が減速されるため、ポケットカバーを閉鎖した際打撃音が発生することがないので、高級感が増すと共に、騒音の低減が図れるようになる。
前記目的を達成するため本発明の自動車用内装部品のポケット構造は、緩衝手段を、ポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、ポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸の外周面に圧接される板ばねより形成したものである。
前記構成により、従来のギヤダンパに比べて部品コストが半減するため、内装部品を安価に提供できると共に、温度により緩衝効果が変化することもないため、気温が高いときにはダンパ効果が低下したり、気温が低いときにはドアポケットの開閉速度が遅くなることもない。
また内装材本体の剛性が低い場合でも、ギヤダンパのような歯飛びが発生することがないため、操作フィーリングが向上すると共に、板ばねの形状や板厚、材質、取り付け位置等を変えるだけでポケットカバーの閉鎖速度を自由に調整できるため、操作フィーリングの調整も容易に行えるようになる。
前記目的を達成するため本発明の自動車用内装部品のポケット構造は、緩衝手段を、径方向に弾性を有し、かつポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸に嵌着された緩衝リングと、緩衝リングが摺動自在に嵌合されたガイド溝の端部に形成された弾性を有する緩衝リブとから構成したものである。
前記構成により、緩衝リングの径方向の弾性と緩衝リブの弾性による相乗効果によりポケットカバーの閉鎖速度が効率よく減速されるため、ポケットカバーを閉鎖した際の打撃音の発生を確実に防止することができる。
前記目的を達成するため本発明の自動車用内装部品のポケット構造は、緩衝手段を、径方向に弾性を有し、かつポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸に嵌着された緩衝リングと、緩衝リングが摺動自在に嵌合されたガイド溝の端部近傍に突設され、かつ緩衝リングに圧接される緩衝リブとから構成したものである。
前記構成により、緩衝リングの径方向の弾性と緩衝リブの弾性による相乗効果によりポケットカバーの閉鎖速度が効率よく減速されるため、ポケットカバーを閉鎖した際の打撃音の発生を確実に防止することができる。
本発明は、ポケットの前面に開閉自在に設けられたポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、ポケット側とポケットカバー側の相対動を抑制することにより、ポケットカバーの閉鎖速度を減速する緩衝手段を設けたことから、ポケットカバーを閉鎖した際打撃音が発生することがないので、高級感が増す上、騒音の低減が図れると共に、ポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、ポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸の外周面に圧接される板ばねより緩衝手段を形成したことから、従来のギヤダンパに比べて部品コストが半減するため、内装部品が安価に提供できる。
また温度により緩衝効果が変化することもないため、気温が高いときにはダンパ効果が低下したり、気温が低いときにはドアポケットの開閉速度が遅くなることもない上、内装部品本体の剛性が低い場合でも、ギヤダンパのような歯飛びが発生することがないため、操作フィーリングが向上すると共に、板ばねの形状や板厚、材質、取り付け位置等を変えるだけでポケットカバーの閉鎖速度を自由に調整できるため、操作フィーリングの調整も容易に行えるようになる。
さらに緩衝手段を、径方向に弾性を有し、かつポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸に嵌着された緩衝リングと、緩衝リングが摺動自在に嵌合されたガイド溝の端部に形成された弾性を有する緩衝リブや、緩衝リングに圧接される緩衝リブとから構成すれば、緩衝リングの径方向の弾性と緩衝リブの弾性による相乗効果によりポケットカバーの閉鎖速度が効率よく減速されるため、ポケットカバーを閉鎖した際の打撃音の発生を確実に防止することができる。
本発明を自動車用内装部品であるドアトリムに実施した第1の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1はドアトリムの斜視図、図2はポケットカバーを開放した状態のドアトリムの斜視図、図3はポケットカバーを外した状態の分解斜視図、図4は図1のA−A線に沿う断面図、図5は図4のB−B線に沿う断面図、図6は付勢手段付近の分解斜視図、図7は緩衝手段付近の分解斜視図、図8ないし図10は作用説明図である。
図1及び図2に示すドアトリムよりなる内装部品本体1は、全体が樹脂により一体成形されていて、図示しないドアの車室側面にクリップやビス等の止着手段により取り付けられている。
内装部品本体1のほぼ中間部には、アームレスト2が車室側へ突出するよう一体成形されていて、アームレスト2の下方には、上面に開口部3aを有するポケット3が、そしてアームレスト2の斜め下方には、放音孔4aを有するスピーカ収納部4が一体成形されている。
ポケット3は、地図やその他の小物類を収納するためのもので、比較的大きな地図や雑誌等でも容易に出し入れできるように、前面に開閉自在なポケットカバー5が設けられている。
ポケット3は図3に示すように、両側に側壁3bが、そして底部に底板3cが内装部品本体1と一体成形されていて、ポケットカバー5の下部両側がピン6により両側壁3bの下部に枢着されており、ポケットカバー5の上部側がピン6を中心に車室内側に開閉できるようになっている。
ポケットカバー5の両側内面には、ポケット3の両側壁3b前面に形成されたスリット3dより両側の内側に出入自在な側板5aが突設されていて、両側板5aと側壁3bの間には、枢着部の斜め上方に付勢手段7が設けられ、各付勢手段7の近傍には、緩衝手段8が設けられている。
付勢手段7はポケットカバー5を開放位置及び閉鎖位置に付勢して、走行中の振動によりポケットカバー5がガタつくのを防止すると同時に、ポケットカバー5の開閉がスムーズに行えるようにするもので、図4ないし図6に示すようにポケット3の両側壁3b内面より水平方向に突設された円筒状のガイド軸7aの先端が、ポケットカバー5の両側板5aに形成されたガイド溝5bに嵌挿されている。
ガイド溝5bはポケットカバー5の開放位置を規定するもので、ピン6を中心とする円弧状に形成されており、ガイド軸7aの先端側に、つる巻きばねよりなるトグルばね7bの一端側が嵌合され、ガイド軸7aの先端に螺着されたビスよりなるストッパ7cにより抜け止めされている。
トグルばね7bの中間部はガイド軸7aの下方へ突出されていると共に、他端部はガイド軸7aの後方において、ポケットカバー5の両側板5aより突設された係止部7dにより係止されている。
一方付勢手段7の近傍に設けられた緩衝手段8は、ポケットカバー5を閉鎖した際、ポケットカバー5の閉鎖速度を減速して、ポケットカバー5が両側壁3bに衝突することにより発生する打撃音を低減するもので、図4及び図5に示すようにガイド軸7aの外周面に当接する板ばね8aよりなる。
板ばね8aの両端側には、円弧状部8bと、円弧状部8bを外側へ折り曲げることにより形成された取り付け部8cが、ガイド溝5bの上端部側に沿って設けられている。
取り付け部8cは図7に示すようにほぼコ字形に形成されていて、ポケットカバー5の両側板5aに形成されたガイド溝5bの近傍に位置するよう両側板5aより突設された突起5cに取り付け部8cが嵌着されており、ポケットカバー5を閉鎖した際、ガイド軸7aの外周面が板ばね8aに圧接されるようになっている。
次に前記構成された自動車用内装部品のポケット構造の作用を図8ないし図10を参照して詳述する。
内装部品本体1に設けられたポケット3の前面を覆うポケットカバー5は、通常図1に示すように閉鎖位置にあり、このときポケット3の両側壁3bより突設されたガイド軸7aは、ポケットカバー5の両側板5aに設けられたガイド溝5bの上端側に図4に示すように位置しており、またこのとき付勢手段7のトグルばね7bによりポケットカバー5が閉鎖方向へ付勢されているため、走行中の振動等によりポケットカバー5がガタつくことがない。
次にポケット3内に比較的大きな例えば地図や雑誌等を出し入れすべく、ポケットカバー5の上端側を手前へ引くと、ピン6を中心にポケットカバー5が図8に示すように車室側へ開放するため、地図や雑誌等の出し入れが容易になると共に、ポケットカバー5の開放時は、ガイド軸7aが図9に示すようにガイド溝5bの下端側に位置して、ポケットカバー5が開放位置に停止され、同時にトグルばね7bがポケットカバー5を開放位置に付勢しているため、走行中の振動等によりポケットカバー5がガタつくことがない。
一方開放状態にあるポケットカバー5を閉鎖すべくポケットカバー5の上部をドアトリム本体1側へ押圧すると、ポケットカバー5がほぼ半分以上閉鎖されたときからトグルばね7bによりポケットカバー5が閉鎖方向へ付勢されるため、ポケットカバー5は勢いを増して閉じようとするが、ポケットカバー5が閉鎖位置の手前でガイド軸7aが図10に示すように緩衝手段8の板ばね8aに圧接される。
これによって板ばね8aが弾性変形しながらポケットカバー5の閉鎖速度を減速するため、ポケットカバー5がポケット3の両側壁3bに衝突する際に発生する打撃音が低減される。
これによってポケットカバー5が閉鎖される際の騒音を低減することができるため、高級感が損なわれることがない。
なお前記第1の実施の形態では、板ばね8aをガイド溝5bに沿って設けたが、図11に示す変形例のように、ガイド溝5bの上端側とほぼ直交するように設置して、ポケットカバー5が閉鎖される直前にガイド軸7aをこの板ばね8aに当接させることにより、ポケットカバー5が閉鎖される際発生する打撃音を低減するようにしてもよい。
一方図12ないし図18は、第2の実施の形態を示すもので、次にこれを説明する。なお前記第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付して、その説明を省略する。
図12ないし図15に示す第2の実施の形態では、緩衝手段8を付勢手段7に設けた構成となっている。
すなわち付勢手段7を構成するガイド軸7aの先端に小径部7eが形成されていて、この小径部7eに樹脂により成形した緩衝リング8dが嵌合されている。
緩衝リング8dは、ガイド溝5bの長辺側内面に摺接しながらガイド溝5b内を移動自在となっており、径方向に弾性を付与するため、図14に示すように外周面側にほぼ凸字形の抜き溝8eが複数個所形成されていて、径方向に圧縮された状態でガイド溝5b内に嵌挿されている。
またガイド溝5bの両端側には、側板5aをほぼ半月状に切り欠くことにより、アーチ状の緩衝リブ8fが形成されている。
次に前記第2の実施の形態の作用を説明する。
前記第2の実施の形態では、ポケットカバー5の側板5aに形成されたガイド溝5b内に緩衝リング8dが圧入されていて、ポケットカバー5を開閉する毎に緩衝リング8dがガイド溝5b内を移動する際、ガイド溝5bの長辺側内面と緩衝リング8dとの摺接摩擦により適度の抵抗がポケットカバー5に加わるため、ポケットカバー5を滑らかに開閉することができる。
またポケットカバー5が開放端や閉鎖端に達すると、緩衝リング8dがガイド溝5bの両端に設けられたアーチ状の緩衝リブ8fに当接するため、緩衝リブ8fの弾性と、緩衝リング8dの径方向の弾性によりポケットカバー5の開放時及び閉鎖時の速度が減速され、これによってポケットカバー5を開放端および閉鎖端で減速停止させることができると共に、閉鎖時にはポケットカバー5と側壁3bが衝突する際に発生する打撃音を低減することができる。
なお図16ないし図18は変形例を示すもので、この変形例では、ガイド溝5bの両端側に設けたアーチ状の緩衝リブ8fの代りに、ガイド溝5bの上端側両側に、ハの字形に緩衝リブ8gを設けたものである。
これによってポケットカバー5が閉鎖端近傍に達すると、ガイド溝5b内を移動中の緩衝リング8dがハの字形の緩衝リブ8g間に挟入され、このとき緩衝リブ8gにより緩衝リング8dが径方向に圧縮される際にポケットカバー5の閉鎖速度が減速されるため、ポケットカバー5が閉鎖するときの打撃音を低減することができる。
なお前記第1、第2の実施の形態及び変形例では、ポケット3の側壁3bにガイド軸7aを突設し、ポケットカバー5の側板5a側にガイド溝5bを形成したが、ポケット3の側壁3b側にガイド溝5bを、そしてポケットカバー5の側板5a側にガイド軸7aを突設しても勿論よい。
また前記第1、第2の実施の形態及び変形例では、内装部品をドアトリムとした場合について説明したが、ポケット及びポケットカバーを有する内装部品全般に適用することができる。
本発明に係るポケット構造は、ポケットの前面に開閉自在に設けられたポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、ポケット側とポケットカバー側の相対動を抑制することにより、ポケットカバーの閉鎖速度を減速する緩衝手段を設けたことから、ポケットカバーを閉鎖した際打撃音が発生することがないので、高級感が増す上、騒音の低減が図れると共に、ポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、ポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸の外周面に圧接される板ばねより緩衝手段を形成したことから、従来のギヤダンパに比べて部品コストが半減するため、内装部品が安価に提供できる等の効果を奏し、自動車の車室内を内装する内装部品に設けられたポケット構造等に好適である。
本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造を採用したドアトリムの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造を採用したドアトリムのポケットカバーを開放した状態の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造の分解斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した付勢手段の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した緩衝手段の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造の作用説明図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造の作用説明図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造の作用説明図である。 本発明の第1の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した緩衝手段の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した緩衝手段の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した緩衝手段の断面図である。 本発明の第2の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造の作用説明図である。 本発明の第2の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造の作用説明図である。 本発明の第2の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した緩衝手段の変形例を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した緩衝手段の変形例の作用説明図である。 本発明の第2の実施の形態になる自動車用内装部品のポケット構造に採用した緩衝手段の変形例の作用説明図である。 従来の自動車用内装部品のポケット構造の分解斜視図である。 従来の自動車用内装部品のポケット構造の断面図である。
符号の説明
1 内装部品本体
3 ポケット
5 ポケットカバー
5b ガイド溝
7 付勢手段
7a ガイド軸
8 緩衝手段
8a 板ばね
8d 緩衝リング
8f 緩衝リブ
8g 緩衝リブ

Claims (4)

  1. 車室内を内装する内装部品本体と、前記内装部品本体に設けられたポケットと、前記ポケットの前面に開閉自在に設けられたポケットカバーと、前記ポケットカバーを開閉方向へ付勢する付勢手段とを備えた自動車用内装部品のポケット構造であって、前記ポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、前記ポケット側と前記ポケットカバー側の相対動を抑制することにより、前記ポケットカバーの閉鎖速度を減速する緩衝手段を設けたことを特徴とする自動車用内装部品のポケット構造。
  2. 前記緩衝手段を、前記ポケットカバーが閉鎖端に達する手前で、前記ポケット側または前記ポケットカバー側より突設されたガイド軸の外周面に圧接される板ばねより形成してなる請求項1に記載の自動車用内装部品のポケット構造。
  3. 前記緩衝手段を、径方向に弾性を有し、かつ前記ポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸に嵌着された緩衝リングと、前記緩衝リングが摺動自在に嵌合されたガイド溝の端部に形成された弾性を有する緩衝リブとから構成してなる請求項1に記載の自動車用内装部品のポケット構造。
  4. 前記緩衝手段を、径方向に弾性を有し、かつ前記ポケット側またはポケットカバー側より突設されたガイド軸に嵌着された緩衝リングと、前記緩衝リングが摺動自在に嵌合されたガイド溝の端部近傍に突設され、かつ前記緩衝リングに圧接される緩衝リブとから構成してなる請求項1に記載の自動車用内装部品のポケット構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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